曜「善子ちゃん、花丸ちゃん」

花丸「？」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

曜「一つ確認しておきたいんだけど」

善子「何？」

曜「奴って誰かな？」

善子「知らねーのかよ」

ルビィ「・・・」

ルビィ「！！」ﾊﾟｱｧ

チャラ男「悪ぃなルビィ。待った？」

ルビィ「ううん、今来たとこだよ！」

チャラ男「マジ？良かったーw実は電車がさー」




ダイヤ「ふざけやがって・・・ルビィは貴方が来るまで1時間以上待ってたのですわよ」

ダイヤ「人の妹の1時間。貴方の残りの人生で償って貰いましょう」ｼﾞｬｷ

ダイヤ「善子さん！貴方ちょっと土台になりなさい」

善子「待たんかい」

善子「え、何？奴ってあれ？ルビィの彼氏？」

ダイヤ「彼氏じゃねえええ！！あんなのお姉ちゃんは認めませんわ」

善子「私も貴方が先輩だなんて認めたくないわよ」

花丸「善子ちゃん、マルも善子ちゃんが堕天使ヨハネ(笑)なんて絶対認めないずら」

善子「アンタは黙ってて」

善子「やってらんないわよこんなの。わざわざ部活休んでまで来たのに」

善子「私帰るわ」

ダイヤ「ちょっと待ちなさい。別にわたくしはこのデートをぶち壊してほしいなんて思っておりません」

ダイヤ「ただあの男を抹殺してほしいだけですわ」

善子「もっとできるか」

善子「曜さんこのバカに何とか言ってやって」

曜「誰が曜さんだって？」

善子「？」

曜「殺し屋ヨーソロー13と呼べ」ｼﾞｬｷ

善子「・・・何してんのよアンタ」

曜「私にとってルビィちゃんは妹みたいなものだよ」

曜「あんな軟弱な男にはやれない」

ダイヤ「曜さん・・・」

曜「！！」

曜「ダイヤさん、二人が遊園地の中にはいってくよ！」

ダイヤ「わたくしたちも行きますわよ！」ﾀﾞｯ

曜「了解！」ﾀﾞｯ

善子「ちょ、二人とも！」

善子「まずいわね・・・ずら丸、止めに行くわよ」

花丸「誰がずら丸ずら」

花丸「マルは殺し屋ずら丸13」ｼﾞｬｷ

善子「は？」

花丸「面白そうだから行ってくるずら～」ﾀﾞｯ

善子「勘弁しなさいよ・・・」

曜「くそ・・・照準が定まらない」

ダイヤ「あの男中々やりますわね・・・まさかこれを選ぶとは」

花丸「というかこれはいつになったら追い付けるずら？さっきから一向に距離が縮まらないよ」

善子「縮まるわけないでしょ！これはメリーゴーランドなんだから！」

善子「この土台ごと回ってんのよ！」

善子「・・・というかそんな物騒な物持たないでも他に方法はいくらでもあるでしょ？」

善子「要はこのデートぶち壊せばいいんだから」

曜「何なの善子ちゃん仲間に入りたいの？殺し屋同盟に入りたいの？」

善子「アンタたちが物騒なことしないか見張りに来たの！」

善子「大体私は見た目だけであの男を判断しないわよ」

曜「どう見たって悪い奴だよあいつ！ピアスとかしてんじゃん！」

曜「人間って元々穴だらけなのにさらに穴開けるとか訳分かんないよ！」

善子「アンタの理屈が良く分からないわよ」

花丸「あれくらいの歳の娘はね、ちょっと悪そうな奴にコロッと行ってしまうずら」

花丸「それでちょっとヤケドして大人になっていくずら」

善子「アンタ年いくつ？」

善子「まぁ恋だの愛だのってのは平たく言えば全部幻想ってことよ」

善子「ルビィもあの男にあらぬ幻想を抱いているようだけど・・・」

善子「幸い、ここはうってつけね」ﾆｯ

ルビィ「チャラ男くん！次はあれ乗ろうよ！」

チャラ男「オイオイ、ジェットコースターかよ」

ルビィ「もしかして恐いの？」

チャラ男「恐いっつーか気持ち悪くなるみたいな」

チャラ男「お前一人で乗ってこいよ、見ててやるから」

ルビィ「えぇー、一緒に乗ろうよぉ」

花丸「つべこべ言わずにさっさと乗るずらホルスタイン野郎」

チャラ男「！」

花丸「騒いだらもう１つ穴が増えるずら」ｼｬｷﾝ

ルビィ「チャラ男くん？どうかした？」

チャラ男「や、やっぱ乗るか一緒に」

ルビィ「ホント！？」

ダイヤ「花丸さん大丈夫なんですの？」ｶﾁｬ

善子「大丈夫よあいつけっこうSだから」ｶﾁｬ

ｼｰﾄﾍﾞﾙﾄｵｼﾒｸﾀﾞｻｰｲ



花丸「・・・しろ」

チャラ男「え？」

花丸「ウンコしろ」

花丸「ジェットコースターが戻ってくるまでにしてなかったら殺すずら」

チャラ男「えええええええ！？」

ルビィ「チャラ男くんどうしたの？やっぱり降りる？」

花丸「降りたら殺す」

チャラ男「う、うるせぇ！乗るっつってんだろうが！！」

ｸﾞｯ ｺﾞｵｵｵｵ

ルビィ「キャアアアアア！」

チャラ男「あああああああ！」

ダイヤ「思ったよりキツイですわああああ！」

善子「状況はどう！？」

花丸「ずらああああああ！！」ﾊﾞｯ

ダイよし「ええええええええ！？」

ｶﾞﾂｯ

善子「ぐはっ！！」

善子「ちょっとアンタ何してんの！！！」

花丸「ベルト閉めるの忘れた！ベルト閉めるの忘れた！」

善子「はああああ！？」

花丸「はわわわわわわわ」

ダイヤ「ちょっと何ですのこの娘！さっきと別人ですわ！！」

花丸「たたた助けてぇ善子ちゃん！！」ｶﾞｯ

善子「髪引っ張んなー！！」

ﾌﾟｼｭｰ

ルビィ「楽しかったー！」

ルビィ「チャラ男くん大丈・・・」

チャラ男「・・・」

ルビィ「チャラ男・・・くん？座高が高く・・・」

チャラ男「やっべー・・・お前絶対引くわやっべー・・・」

チャラ男「・・・俺ちょっと漏らしちゃった」

ルビィ「！！！」

善子(悪いわね、チャラ男)

善子(アンタに恨みは無いけどここは・・・)

ルビィ「良かったー！」

善子「！？」

ルビィ「実はルビィもなの・・・ルビィだけだったらどうしようかと思ったよぉ」

ダイよし(えええええええ！？)

チャラ男「マジで！？すげぇ！奇跡じゃん！！」

ルビィ「やっぱりルビィたち何かで結ばれてるのかな///」

チャラ男「なになに？腸で結ばれてる的な？w」

ルビィ「やだもー！」



ダイヤ「オイどうなってるんですか！！更に仲良くなってるではありませんか！！！」

善子「アンタの妹こそどうなってんだ！普通漏らすか！？どういう教育してんのよ！！」

善子「あ、やばい！次のアトラクション行っちゃう！」

ダイヤ「花丸さん起きなさい！気絶してる場合ではありませんわ！」

善子「曜さんも早く！」

曜「・・・」

善子「曜さん？」

善子(あれ・・・座高が・・・)

曜「・・・私もルビィちゃんと結ばれてるのかな」

善子(ええええええええ)

ダイヤ「何てことです・・・ここまでやっても駄目とは」

ダイヤ「それに脱糞までして・・・」

善子「ダイヤさん心配しないで。ルビィは漏らしてなんかいないわ」

善子「見て。あの男は着替えたのにルビィはそのまま」

善子「ルビィは男を傷つけないために嘘ついたのよ」

ダイヤ「お尻に挟めたまま歩いてるのではないのですか」

善子「なわけないでしょ、アンタ自分の妹が信じられないの」

曜「もしかしてアレかな善子ちゃん」

善子「善子ちゃんは私が漏らしてドン引きしたのに、ルビィちゃんはそういうとこも含めてあの男を愛してるってことなのかな」

花丸「曜さん、マルも引いてるずら」

善子「」ｺｸ

善子「多分、ルビィは本気で・・・」

花丸「！」

花丸「ダイヤさん！あれ見るずら！」

ダイヤ「？」

花丸「二人とも観覧車に乗ろうとしてる」

花丸「間違いない、チューする気ずら」

ダイヤ「そうなのですか！？」

花丸「観覧車っていったらチューずら、チューするために作られたずらよアレ」

曜「そーなの！？そーなの！？ルビィちゃんが危ない！」ﾀﾞｯ

ダイヤ「行きますわよ！」ﾀﾞｯ



善子「・・・」

津島さん、津島さん

津島さんってキレイだし可愛いしけっこうモテるでしょ？

・・・そうでもないわよ

嫌だなぁ嘘ばっかり




津島さん、津島さん

あれ？何食べてるの？


堕天使の涙、食べる？

・・・

善子「ふふっ」

善子「愛なんて幻想だと思ってたのにね」

チャラ男「いやーでもルビィすげーなお前」

チャラ男「彼氏がもらしたら引くぜ普通」

ルビィ「そんなの全然気にしないよぉ」

ルビィ「チャラ男くんだって引かなかったじゃん」

チャラ男「それはお前、お前のことが・・・」

ルビィ「ルビィのことが？」

チャラ「す・・・」

ババババババババ

ルビィ「！？」

チャラ男「な、何だアレ！？ヘリコプター！？」

ｳｨｰﾝ

曜「私達は殺し屋アイドル13」ｼﾞｬｷ

ダイまる「お命頂戴する」ｼﾞｬｷ

チャラ男「はああああ！？」

ルビィ「だ、誰か助けてー！！」

ルビィ「！？」

ルビィ「あれは・・・」

ようダイまる「善子ちゃん(さん)！？」


善子「善子ぉ？誰それ」

善子「私は愛の戦士ヨハネ13」ｶﾞﾁｬ

善子「人の恋路を邪魔するバカは」

善子「消え去れ！」ﾄﾞﾝ

ようダイまる「ぎゃあああああ！！」ﾄﾞｶｧ


チャラ男「ヨハネ13・・・」

ルビィ「かっこいい・・・」

善子「・・・二人いつまでも仲良くやりなさい」

善子「じゃあね」

ルビィ「あの！」

善子「？」

ルビィ「もうこんな脱糞野郎とは別れるからルビィと付き合って下さい！」

善子「えっ」

おわり
昔の銀魂見返してたら面白かったので書きました
ちなみに曜ちゃん推しです