1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/05/11(木) 00:36:57.825 ID:xjWSQVC+0.net
俺「じゃーん!見ろよハムスターだぞ!今日からお前の部屋に置いていいってお父さんにも許可貰ったからな!」
妹「ハムスター…」
俺「えっ」
妹「私ダックスフンドが良かった…」
俺「そ、そうか…ごめん」
妹「いやありがとうお兄ちゃん、ごめんこんなこと言っちゃって…」
俺「いやお兄ちゃんが悪かった…確認するべきだったよ」
ガラガラ
母「あんた…犬が欲しかったのかい…?」
妹「ハムスター…」
俺「えっ」
妹「私ダックスフンドが良かった…」
俺「そ、そうか…ごめん」
妹「いやありがとうお兄ちゃん、ごめんこんなこと言っちゃって…」
俺「いやお兄ちゃんが悪かった…確認するべきだったよ」
ガラガラ
母「あんた…犬が欲しかったのかい…?」
4: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/05/11(木) 00:39:14.061 ID:xjWSQVC+0.net
妹「お母さん…うん…でもいいの」
母「分かった、いいわ…飼ってあげる」
妹「え!ほんとに!」
父「ああ。父さんが許そう」
俺「父さん!ありがとう!」
父「じゃあさっそくついてくるんだ」
妹「え、さっそく!」
父「ああ、久々家族みんなでドライブついでだ!」
妹「わーい!」
母「分かった、いいわ…飼ってあげる」
妹「え!ほんとに!」
父「ああ。父さんが許そう」
俺「父さん!ありがとう!」
父「じゃあさっそくついてくるんだ」
妹「え、さっそく!」
父「ああ、久々家族みんなでドライブついでだ!」
妹「わーい!」
6: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/05/11(木) 00:42:34.080 ID:xjWSQVC+0.net
車ブ-ン
妹「るんるんるん」
俺「少し眠たいし寝るよ。ついたら起こして」
妹「はーい」
俺「zzz」
………
妹「お兄ちゃん!お兄ちゃん!」
俺「…ん?妹…着いたのか…」
俺「は!」
俺「どうして縛られた上に目隠しされているんだ妹!」
父「やっと目を覚ましたか」
妹「るんるんるん」
俺「少し眠たいし寝るよ。ついたら起こして」
妹「はーい」
俺「zzz」
………
妹「お兄ちゃん!お兄ちゃん!」
俺「…ん?妹…着いたのか…」
俺「は!」
俺「どうして縛られた上に目隠しされているんだ妹!」
父「やっと目を覚ましたか」
11: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/05/11(木) 00:46:56.008 ID:xjWSQVC+0.net
俺「なに…!なんだ、ここはどこだ!」
父「見てわかる通り砂漠さ」
俺「どこのだよ!伊豆か?」
父「ここはサハラ砂漠だ」
俺「なんだと」
父「お前は20時間眠っていたんだ」
俺「なんでこんなとこに連れてきた…妹に何をしたんだ…!それに母さんは!」
父「父さんな…借金をしているんだ…」
俺「は?」
父「見てわかる通り砂漠さ」
俺「どこのだよ!伊豆か?」
父「ここはサハラ砂漠だ」
俺「なんだと」
父「お前は20時間眠っていたんだ」
俺「なんでこんなとこに連れてきた…妹に何をしたんだ…!それに母さんは!」
父「父さんな…借金をしているんだ…」
俺「は?」
15: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/05/11(木) 00:51:35.967 ID:xjWSQVC+0.net
父「父さんは表向きお堅いけど誠実な父親らしい感じのお父さんを演じていたがほんとはただの女好きだ」
父「キャバクラで2億円の借金を背負っている」
俺「な、なんだって」
父「だから俺たちはここで終わりだ…」
俺「なに言ってんだよ、意味が分からないよ」
父「元気でな」パア-ン!
俺「なにぃい!父さんが自分の頭を拳銃で撃った!?」
バダッ
俺「父さん!どうなっているんだ!何もかも説明してくれ!」
父「うっ…まだちょっとだけ意識があるから話せそうだ…」
俺「頼むよ…」
父「キャバクラで2億円の借金を背負っている」
俺「な、なんだって」
父「だから俺たちはここで終わりだ…」
俺「なに言ってんだよ、意味が分からないよ」
父「元気でな」パア-ン!
俺「なにぃい!父さんが自分の頭を拳銃で撃った!?」
バダッ
俺「父さん!どうなっているんだ!何もかも説明してくれ!」
父「うっ…まだちょっとだけ意識があるから話せそうだ…」
俺「頼むよ…」
22: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/05/11(木) 00:56:38.058 ID:xjWSQVC+0.net
父「父さんが昔会社をクビになった時…公園の砂場で遊んでいた父さんを見つけてくれたのが母さんなんだ」
父「母さんは父さんが作った砂の山を潰してこう言った…サハラ砂漠ならもっと良質な砂がある…って」
父「それですごい砂山作りましょうって…」グス
父「しかし母さんと結婚しても結局仕事も見つからないしな」
父「せめてこのサハラの海で溺れて死にたいって思ったんだ…」
俺「母さんは?」
父「母さんは来る途中に一目オーロラが見たいって降りていったよ」
俺「そんな…母さん…」
父「母さんは父さんが作った砂の山を潰してこう言った…サハラ砂漠ならもっと良質な砂がある…って」
父「それですごい砂山作りましょうって…」グス
父「しかし母さんと結婚しても結局仕事も見つからないしな」
父「せめてこのサハラの海で溺れて死にたいって思ったんだ…」
俺「母さんは?」
父「母さんは来る途中に一目オーロラが見たいって降りていったよ」
俺「そんな…母さん…」
23: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/05/11(木) 00:59:25.704 ID:xjWSQVC+0.net
妹「うぐぐ…」
俺「妹!今外してやるからな!」
妹「ぷはぁ!…はぁ…はぁ…はぁ…」
妹「父さん…話は聞いたわ…」
妹「犬は?ダックスフンドは!?」
父「犬か…」
父「犬は…居ぬ!」
俺「おい父さん…何言ってんだよ!」
俺「とうさ…死んでる…!」
妹「うっ…うっ…うええええええええええええん!!」
俺「妹…!」
俺「妹!今外してやるからな!」
妹「ぷはぁ!…はぁ…はぁ…はぁ…」
妹「父さん…話は聞いたわ…」
妹「犬は?ダックスフンドは!?」
父「犬か…」
父「犬は…居ぬ!」
俺「おい父さん…何言ってんだよ!」
俺「とうさ…死んでる…!」
妹「うっ…うっ…うええええええええええええん!!」
俺「妹…!」
28: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/05/11(木) 01:04:03.222 ID:xjWSQVC+0.net
俺「俺が何とかこいつを守らなくては…俺にしか妹は守れない」
俺「妹!このサハラから脱出したいか!」
妹「え?」
俺「俺が外に連れてってやる!おんぶしてやるから乗れ」
妹「そんな!お兄ちゃんが死んじゃうよ」
俺「いいから乗れ!」
妹「うん」
2ヶ月ご
俺「なんだ全然出口が見当たらないぞ」
妹「サハラ砂漠といえば全長約1000㎢あってアフリカの実に三分の一を占めてるっていうからね…」
妹「真ん中の方に連れてこられたのかもしれない」
俺「お父さんめ…!」
俺「妹!このサハラから脱出したいか!」
妹「え?」
俺「俺が外に連れてってやる!おんぶしてやるから乗れ」
妹「そんな!お兄ちゃんが死んじゃうよ」
俺「いいから乗れ!」
妹「うん」
2ヶ月ご
俺「なんだ全然出口が見当たらないぞ」
妹「サハラ砂漠といえば全長約1000㎢あってアフリカの実に三分の一を占めてるっていうからね…」
妹「真ん中の方に連れてこられたのかもしれない」
俺「お父さんめ…!」
33: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/05/11(木) 01:07:27.961 ID:xjWSQVC+0.net
俺「ダメだもう力がでない」ばた
妹「きゃっ痛い」
俺「すまん妹、しかし聞いてくれ」
俺「お腹が空いてもう力が入らないんだ」
妹「…」
俺「妹…お前は大丈夫なのか」
妹「私はお兄ちゃんに貰ったハムスター持ってきてたから大丈夫」
俺「ははは、そうか、どれ久しぶりに見せてくれよ」
妹「いやお腹空いてもう食べちゃったよ」
俺「あっ…そっか」
妹「ヴォエ!」ゲロゲロゲロ
俺「妹!?」
妹「きゃっ痛い」
俺「すまん妹、しかし聞いてくれ」
俺「お腹が空いてもう力が入らないんだ」
妹「…」
俺「妹…お前は大丈夫なのか」
妹「私はお兄ちゃんに貰ったハムスター持ってきてたから大丈夫」
俺「ははは、そうか、どれ久しぶりに見せてくれよ」
妹「いやお腹空いてもう食べちゃったよ」
俺「あっ…そっか」
妹「ヴォエ!」ゲロゲロゲロ
俺「妹!?」
38: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/05/11(木) 01:15:15.311 ID:xjWSQVC+0.net
妹「お前がそんな話振るから気持ち悪くなっちまったじゃねえか」
俺「えっごめん!」
妹「今更謝ったって…ヴォエ!…止まらない…!ヴォエ…」
俺「お…俺どうしたらいい?」
妹「自分で考えろよ…ヴォエ…」
妹「内臓まで食べちまったのが良くなかった」
妹「それに1週間ほど食を補うために口の中で転がしてたのも良くなかった」
俺「ハムスターは強い刺激を与え続けるとすぐ病気になるって聞いたことがある」
俺「だがもっと危ないのは俺がプレゼントしたのはハムスターじゃなくてネズミなんだ」
妹「なっ…!?」
俺「ごめん…ほんとは金がなくって…排水溝にいたどぶネズミを妹にプレゼントしてしまった…」
妹「…ヴォロロロロロロ」
俺「えっごめん!」
妹「今更謝ったって…ヴォエ!…止まらない…!ヴォエ…」
俺「お…俺どうしたらいい?」
妹「自分で考えろよ…ヴォエ…」
妹「内臓まで食べちまったのが良くなかった」
妹「それに1週間ほど食を補うために口の中で転がしてたのも良くなかった」
俺「ハムスターは強い刺激を与え続けるとすぐ病気になるって聞いたことがある」
俺「だがもっと危ないのは俺がプレゼントしたのはハムスターじゃなくてネズミなんだ」
妹「なっ…!?」
俺「ごめん…ほんとは金がなくって…排水溝にいたどぶネズミを妹にプレゼントしてしまった…」
妹「…ヴォロロロロロロ」
40: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/05/11(木) 01:23:16.283 ID:xjWSQVC+0.net
妹「吐血っ!」
俺「…」
妹「おい!突っ立ってないで早く何とかしろ!お前のせいだぞ!」
俺「クククク…」
妹「!」
俺「あれはぁ…二年前のことかなぁ」ニタァ
俺「俺が何気なく買った宝くじがさぁ…当選したって話…聞いたことないよなぁ」
妹「なに…」
俺「二億だったよ…今も俺だけが知っている場所に保管してある」
俺「でもさぁ、それだけの大金っていうのは誰かに見つかると…人間って奴は」
俺「一番俺が恐れていたのはお前らさ…一生生きていける金を持っているのにさぁ」
妹「独り占めしたかった…だと」
俺「俺だよ…父さんの就職を邪魔していたのは」
俺「…」
妹「おい!突っ立ってないで早く何とかしろ!お前のせいだぞ!」
俺「クククク…」
妹「!」
俺「あれはぁ…二年前のことかなぁ」ニタァ
俺「俺が何気なく買った宝くじがさぁ…当選したって話…聞いたことないよなぁ」
妹「なに…」
俺「二億だったよ…今も俺だけが知っている場所に保管してある」
俺「でもさぁ、それだけの大金っていうのは誰かに見つかると…人間って奴は」
俺「一番俺が恐れていたのはお前らさ…一生生きていける金を持っているのにさぁ」
妹「独り占めしたかった…だと」
俺「俺だよ…父さんの就職を邪魔していたのは」
43: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/05/11(木) 01:27:09.799 ID:xjWSQVC+0.net
俺「母さんや父さんを追い込んだのも、そして今お前がどぶネズミを食し死を目前にしていることもな」
俺「全ての絶望は俺が生み出していたのさ」
妹「…」
俺「言葉も出ないようだな」
妹「ペッ」
俺「汚いなぁ…なに唾を飛ばしてるんだ!いやもう血になっているか」
俺「いや…待てよ、これは…この臭いは血じゃない!」
妹「…知ってたわ」
俺「全ての絶望は俺が生み出していたのさ」
妹「…」
俺「言葉も出ないようだな」
妹「ペッ」
俺「汚いなぁ…なに唾を飛ばしてるんだ!いやもう血になっているか」
俺「いや…待てよ、これは…この臭いは血じゃない!」
妹「…知ってたわ」
45: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/05/11(木) 01:31:30.016 ID:xjWSQVC+0.net
妹「あれは私がまだ幼稚園に通っていたころよ」
妹「そう、その頃小さな隕石が私達の街に落ちたのを覚えている?」
妹「私は唯一その隕石の放射線を浴びた人間…そして唯一宇宙エネルギーを身にまとった人間なの」
俺「なんだと」
妹「だから私が念のために毒まで入れたどぶネズミを食べたところで、腹が満たされる以外の感覚はないの」
妹「そして」
俺「なんだあああああ!俺の体から煙が上がっている!」
妹「私は口から硫酸を出す能力があるわ」
俺「何ぃいいいいい体が溶けるうううあああああ」
妹「そう、その頃小さな隕石が私達の街に落ちたのを覚えている?」
妹「私は唯一その隕石の放射線を浴びた人間…そして唯一宇宙エネルギーを身にまとった人間なの」
俺「なんだと」
妹「だから私が念のために毒まで入れたどぶネズミを食べたところで、腹が満たされる以外の感覚はないの」
妹「そして」
俺「なんだあああああ!俺の体から煙が上がっている!」
妹「私は口から硫酸を出す能力があるわ」
俺「何ぃいいいいい体が溶けるうううあああああ」
48: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/05/11(木) 01:36:27.057 ID:xjWSQVC+0.net
俺「妹おおおお」ジュワア
そしてケネディ暗殺の犯人である俺の人生は幕を閉じた
妹「お兄ちゃん…!お兄ちゃん!待って!」
妹「お兄ちゃああああああああああああん」
妹「神様どうか私の大好きなお兄ちゃんを生き返らせて」
神様「仕方ないなぁ」
俺「あれ?生き返った…いやヴォエ!苦しい!苦しい!」
妹「あはははははお兄ちゃんを生き返らせる代わりに硫酸を喰らった時の苦しみを常に味わう力を手に入れたわ!」
俺「やめろwwwwwwwww」
おわり
そしてケネディ暗殺の犯人である俺の人生は幕を閉じた
妹「お兄ちゃん…!お兄ちゃん!待って!」
妹「お兄ちゃああああああああああああん」
妹「神様どうか私の大好きなお兄ちゃんを生き返らせて」
神様「仕方ないなぁ」
俺「あれ?生き返った…いやヴォエ!苦しい!苦しい!」
妹「あはははははお兄ちゃんを生き返らせる代わりに硫酸を喰らった時の苦しみを常に味わう力を手に入れたわ!」
俺「やめろwwwwwwwww」
おわり
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