千代「ああっ、愛里寿ちゃん！こんな『大洗のヨハネスブルク』なんて場所に迷いこむなんて！きっと今頃
アレをナニされてるに違いないわ！」

メグミ「アレをナニって…」

千代「きっとボコの着ぐるみを着用してハイエースに乗った変態にさらわれたんだわ！」

ルミ「艦底にハイエースは入らないと思いますが…」

千代「きっとそうよ！『んほぉぉぉぉっ！ボコのボコ、大っきいぃぃぃっ！』てな感じで…」

アズミ「薄い本の読み過ぎです」

千代「私にはわかるのよ！弟子や娘を差し置いてしぽりんと一緒に薄い本の中で　　されまくってる私には！」

メグミ「ええ…」

千代「愛里寿ちゃんが大人の階段を３段飛ばしで駆け上がって、　　開脚で　　　ダブルピースの動画を送ってきたりしたら…、
あなたたちにはわからないのよ！薄い本も３人まとめてのやつばっかりでピンの本なんて見たこともないあなたたちには！」

メグミ（こ…このＢＢＡ…）

アズミ（隊長の母親だと思って下手に出てりゃつけあがりやがって…）

ルミ（自分だって母娘ペアか西住流家元と抱き合わせやつばっかりのくせに…）

メグミ「そうこうしているうちに着きましたね」

アズミ「ＢＡＲどん底…、ここですね」

ルミ「なんかヤバそうな雰囲気なんだけど…」

千代「愛里寿ちゃん！今いくわ！」

フリント「放～尿放尿放尿女の子～♪青い海へと～出してきた～♪
放～尿放尿放尿ふくらんだ～♪まん丸膀胱の女の子～♪…って誰？」

ラム「うほっ、また変なのが来やがったぜ」

ムラカミ「それよりお前何歌ってんだよ…」

フリント「タイトルは『崖の上から放尿』」

千代「愛里寿ちゃん！助けに来たわ！」

愛里寿「あっ！お母さま！」

千代「愛里寿ちゃんを素直に返せばよし、さもなくば…」

お銀「さもなくばなんだい？まるで海賊討伐に来たイギリス海軍みたいな物言いだねえ。イギリス海軍に
討伐されたことなんてないけどね」

千代「さもなくばこの３人が黙ってないわ！」

メグミ「おい！」

アズミ「ちょっと待てやゴルぁぁぁっ！」

ルミ「丸投げかよ！」

千代「黙りなさい！愛里寿ちゃんの安全が最優先よ！あなたたちの犠牲は忘れないわ！我々親子はその間に逃げるから！」

メグミ「犠牲になることが前提なんですか…」

愛里寿「待ってくださいお母さま！この人たちは私を助けてくれたんです！」

千代「えっ？」

愛里寿「この人たち、こんな怖い場所に迷い込んだ私を保護してくれて、迎えが来るまで私が怖がらないように
クリームソーダやプリン出してくれたり、『おかあさんといっしょ』の歌を歌ってくれたり…」

メグミ「いや、１３歳の子に『おかあさんといっしょ』って…」

愛里寿「私もそう思ったんだけどご厚意だったし…」

千代「愛里寿ちゃん…、大人になったわね…」

フリント「がらぴこぷ～♪」

カトラス「さあさあ、仲直りってことで。飲んで飲んで」

ラム「ささ、お一つ」

千代「うーん…、でもノンアルのやつばっかりねえ…」

メグミ「いや、ここ高校ですから…」

カトラス「大丈夫、大人向けのやつはこっちの棚に隠してあるから」

ルミ「いいのかなあ…」

アズミ「隊長はソフトドリンクで」

千代「あるじゃないの♡バーテンダーさん！私は百年の孤独ね！」

メグミ「じゃあ私はバーボンダブルで」

アズミ「赤ワインをボトルで」

ルミ「私、ヴァルハラ！」

カトラス「ごめんなさい、ウオッカはズブロッカしかなくて」

ルミ「ええ…」

千代「お姉さーん！マイク貸してー！」

メグミ「おっ、そろそろ出るわね、師範の十八番」

千代「ダイナマイトがよほぉぉぉっ♪ダイナマイトが百五十屯んんんっ♪」

ラム「いいぞー」

ムラカミ「やれやれー」

愛里寿「…///」

～６時間後～


千代「いやー悪いわね、愛里寿ちゃんを助けてもらった上にこんなご馳走になっちゃって」

ムラカミ「いえいえ、こっちこそ楽しかったっす」

ラム「親分、この人たちだったら…」

お銀「ああ」

お銀「あの！頼みがあるんです！」

千代「何かしら？私に出来ることなら聞いてあげるわ」

お銀「あたしらの大切な人が留年しそうなんです！」

千代「…詳しい話を聞かせてもらえる？」

無限軌道杯１回戦当日…

お銀「桃さーん！すごい助っ人を連れてきましたよー！海の忍者、ナマコさんチームの皆さんです！」

ＭｋⅣの後に続いて現れるセンチュリオン（内臓を吐き出すナマコのエンブレム付き）。

愛里寿（車長）「みほさん、よろしく」

みほ「う…うん…」

千代（操縦士）「愛里寿ちゃんと同じ戦車に乗って戦える日が来るなんて…、お母さんもう嬉しくて嬉しくて…。
見てなさい！忍者戦法と呼ばれた島田流の神髄を見せてあげるわ！」

メグミ（砲手）「それはいいんですが、この格好はちょっと…」

アズミ（装填手）「元カレがこういうの好きだったのよねえ」

ルミ（通信手）「どんなのと付き合ってたのよ…」

※全員対魔忍のコスチューム着用

杏「いやー、流石に負ける気がしないねー」

柚子「いいんでしょうか…？」

桃「ま…またこのパターン…」


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　終

【おまけ】


Ｍ３リーを運転していた桂利奈は誤って褐色塗の高級菱形戦車に追突してしまう。
桂利奈に代わって責任をとることになった梓に、暴力団員ムラカミが出した示談の条件とは…

ムラカミ「ヨツンヴァイになるんだよ　あくしろよ」

ラム「３回だよ３回」


華「てな感じでまた薄い本書いてみたんですがどうでしょう？」

優花里「いいですね、悪くないですよ。こりゃ私も負けてられませんね、私の新刊は前作の続編、『綱紀粛正　　　！野獣と化した風紀委員の先輩！』
です。これは冷泉殿の遅刻や早退にブチ切れたそど子殿が『規則と処女膜は破るためにあるのよ！』の決めゼリフとともに３人掛かりで冷泉殿のアレを
ナニする　　物で…」

麻子「おーい！それもはや私に対するイジメだろ！」

みほ（もうやだ…）

ヴーッ、ヴーッ

みほ「あ、お姉ちゃんから電話だ」

まほ『大変だみほ！お父さまが西住流家元　　本を大量にコレクションしてるのがお母さまにバレて、いま夫婦が離婚の危機なんだ！』

みほ「…知らんがな」



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　完