1: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/09/05(水) 22:06:24.283 ID:RSPwLQB4a.net
俺「やってないよ」
彼女「え……w?今やったじゃん」
俺「世界五分前仮説って知ってる?」
彼女「なんて?」
俺「この世界は実は5分前に出来ていて、それ以前の記憶や記録は5分前に既に植え付けられた状態で何もかも誕生しているっていう思考実験だよ。
だから俺が君に水を掛けたっていうのも君がそう『記憶している』だけで本当は事実として起こってはいないのさ。だから僕は君に水を掛けていない」
彼女「でもお前水掛けたの1分前じゃん」ドスッ
俺「グホァッッ!!」
……To be continued
彼女「え……w?今やったじゃん」
俺「世界五分前仮説って知ってる?」
彼女「なんて?」
俺「この世界は実は5分前に出来ていて、それ以前の記憶や記録は5分前に既に植え付けられた状態で何もかも誕生しているっていう思考実験だよ。
だから俺が君に水を掛けたっていうのも君がそう『記憶している』だけで本当は事実として起こってはいないのさ。だから僕は君に水を掛けていない」
彼女「でもお前水掛けたの1分前じゃん」ドスッ
俺「グホァッッ!!」
……To be continued
10: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/09/05(水) 22:12:30.353 ID:RSPwLQB4a.net
帰宅彼女「ただいまー」
タンスに隠れ俺「おかえりー」
彼女「あれっ俺君どこー?」
俺「果たして俺は存在しているか?」
彼女「なんて?」
俺「俺の存在を証明するのは簡単だ。俺を見つければ良いだけの話だからな。だが俺が存在していない事を証明するのはほぼ不可能だ。
何故なら『ない』という証明は全ての時間と空間とあらゆる可能性を見落としなく隅々まで完璧に調べた結果、どのような場面においても有り得ないと確かめなければならないからだ。
これを悪魔の証明という。神でもない限り存在しない証明は不可能なのさ」
彼女「でもここに居るじゃん」ガチャ
俺「ひいぃ」
……To be continued
タンスに隠れ俺「おかえりー」
彼女「あれっ俺君どこー?」
俺「果たして俺は存在しているか?」
彼女「なんて?」
俺「俺の存在を証明するのは簡単だ。俺を見つければ良いだけの話だからな。だが俺が存在していない事を証明するのはほぼ不可能だ。
何故なら『ない』という証明は全ての時間と空間とあらゆる可能性を見落としなく隅々まで完璧に調べた結果、どのような場面においても有り得ないと確かめなければならないからだ。
これを悪魔の証明という。神でもない限り存在しない証明は不可能なのさ」
彼女「でもここに居るじゃん」ガチャ
俺「ひいぃ」
……To be continued
15: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/09/05(水) 22:18:04.630 ID:RSPwLQB4a.net
早起き俺「ふぁあ」
彼女「おはよー!見て見て綺麗な青空!」
俺「本当だー」
彼女「すごい晴れたねー」
俺「果たして君の見てる景色と俺の見てる景色は同じかな?」
彼女「なんて?」
俺「クオリア、つまり感覚質という物は他者の持ちうるその状態を確認する事が出来ない。
俺が『青』として教育されてきたその色は君にとって『赤』と教えられてきたものかもしれない。
しかしどんな色であれ互いにこの空を『青』として認識しているから、俺達はその感覚を共有した気になっているのさ。実際に見えている景色は別物かもしれないと言うのに」
彼女「でも綺麗という感覚は同じじゃん」ドゴォ
俺「グヘァッ!!」
……To be continued
彼女「おはよー!見て見て綺麗な青空!」
俺「本当だー」
彼女「すごい晴れたねー」
俺「果たして君の見てる景色と俺の見てる景色は同じかな?」
彼女「なんて?」
俺「クオリア、つまり感覚質という物は他者の持ちうるその状態を確認する事が出来ない。
俺が『青』として教育されてきたその色は君にとって『赤』と教えられてきたものかもしれない。
しかしどんな色であれ互いにこの空を『青』として認識しているから、俺達はその感覚を共有した気になっているのさ。実際に見えている景色は別物かもしれないと言うのに」
彼女「でも綺麗という感覚は同じじゃん」ドゴォ
俺「グヘァッ!!」
……To be continued
17: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/09/05(水) 22:24:21.152 ID:RSPwLQB4a.net
デート帰り彼女「今日は楽しかったねー」
俺「そうだね」
彼女「また行こうね!」
俺「果たして俺達は本当にデートしたのか?」
彼女「なんて?」
俺「水槽の脳という思考実験がある。俺達は実は水槽に浸けられた脳で、それに繋がれた装置によって現実を経験した気になっている。マトリックスの様な世界観に近いな。
とにかく俺達が過ごしているこの日常は本来脳に与えられる0と1の電気信号によって成る無機質なもので、
本当は僕らはどこにも行ってないし何もしてないのかもしれない。全ては偽物かもしれないのだ」
彼女「でも脳が経験したという事実は本物じゃん?」パシッ
俺「イタァイッ」
……To be continued
俺「そうだね」
彼女「また行こうね!」
俺「果たして俺達は本当にデートしたのか?」
彼女「なんて?」
俺「水槽の脳という思考実験がある。俺達は実は水槽に浸けられた脳で、それに繋がれた装置によって現実を経験した気になっている。マトリックスの様な世界観に近いな。
とにかく俺達が過ごしているこの日常は本来脳に与えられる0と1の電気信号によって成る無機質なもので、
本当は僕らはどこにも行ってないし何もしてないのかもしれない。全ては偽物かもしれないのだ」
彼女「でも脳が経験したという事実は本物じゃん?」パシッ
俺「イタァイッ」
……To be continued
18: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/09/05(水) 22:31:52.999 ID:RSPwLQB4a.net
かけっこ俺「俺は足が遅いからハンデな」
スタートライン彼女「そんなに先のほうから始めなくてもー」
俺「よーいスタート!」
彼女「ちょちょちょ!」タタッ
俺「君は絶対に俺に追いつけないよ」
彼女「」タタタッ
俺「アキレスと亀というパラドックスがある。亀はかなり前の方からスタートし、アキレスは普通に走る。
しかしアキレスが亀のスタートした場所にたどり着いている時、亀は少し進んでいるはずだ。
そして次にアキレスがその亀の位置に辿り着く時、またしても亀は少し進んでいる。これは永遠に繰り返される。
つまりアキレスは亀を追い越す事が出来ないのさ」
すぐ横彼女「なんて?」
俺「ンノァッッ!!」
……To be continued
スタートライン彼女「そんなに先のほうから始めなくてもー」
俺「よーいスタート!」
彼女「ちょちょちょ!」タタッ
俺「君は絶対に俺に追いつけないよ」
彼女「」タタタッ
俺「アキレスと亀というパラドックスがある。亀はかなり前の方からスタートし、アキレスは普通に走る。
しかしアキレスが亀のスタートした場所にたどり着いている時、亀は少し進んでいるはずだ。
そして次にアキレスがその亀の位置に辿り着く時、またしても亀は少し進んでいる。これは永遠に繰り返される。
つまりアキレスは亀を追い越す事が出来ないのさ」
すぐ横彼女「なんて?」
俺「ンノァッッ!!」
……To be continued
19: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/09/05(水) 22:36:50.555 ID:RSPwLQB4a.net
俺「……」
彼女「どうしたの?」
俺「…………」
彼女「ねえー、どうしたのって?」
俺「虚無主義という思想がある」
彼女「なんて?」
俺「この世界にも人生にも本来意味は無い」
彼女「そうだね」
俺「……!そう、俺は生きている意味など無いのだ。こんな事を言うのもなんだが、君も……」
彼女「でも人生に意味を付け足すのは自分じゃん?」ポン
俺「…………!ウフゥン……」
The END
彼女「どうしたの?」
俺「…………」
彼女「ねえー、どうしたのって?」
俺「虚無主義という思想がある」
彼女「なんて?」
俺「この世界にも人生にも本来意味は無い」
彼女「そうだね」
俺「……!そう、俺は生きている意味など無いのだ。こんな事を言うのもなんだが、君も……」
彼女「でも人生に意味を付け足すのは自分じゃん?」ポン
俺「…………!ウフゥン……」
The END
引用元: ・海水浴俺「あっはっはwww」バシャバシャ 彼女「わー!やったなー!www」俺「やってないよ」彼女「え?」
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