1: 名無しで叶える物語◆J6suxPaK★ 2025/01/16(木) 21:17:50 ID:???00
—浦の星女学院・2年生教室—
千歌「えー、前回のCYaRon!作戦会議でお菓子パーティを開いて、ダイヤちゃんにしこたま叱られたので今日は真面目にいきます!」
曜「おー!」
ルビィ「おー!」
千歌「でもさでもさ!ダイヤちゃん厳しくない!?お菓子ぐらいでさー」
曜「まぁ、曲作りがメインの作戦会議だからね。仕方ないよ」
千歌「いんや!厳しいと思います!みーんなに厳しいもん」プンスコ
曜「みんなではないよね、ルビィちゃん?」
ルビィ「うんうん。ルビィには優しいよ?」
曜「それと先月付き合い始めた果南ちゃんにも甘々なんだって。まさかダイヤさんが甘えん坊になるとはねぇ」
千歌「私たちが恥ずかしくなるくらいアツアツだもんね」
曜「鞠莉ちゃんにはバカップルなんて言われてたし」
千歌「あーあ。私も黒澤みかんとか、松浦ちかになったら優しくしてくれるかなぁ。どう思う、ルビィちゃん?」
ルビィ「ルビィは、えっと、あはは……」アセアセッ
千歌「ねね、ダイヤちゃんってお家でもあんな感じなの?いっつもこわーい感じ?」
ルビィ「そうでもない、かな」
曜「あれ?そうなの?」
千歌「お家でもこらー!とかぶっぶーですわ!って厳しくされてないの?」
ルビィ「うん。お家ではどっちかと言うと、面白いお姉ちゃんなんだ。ルビィだけのお姉ちゃんなの」ニコニコ
千歌「えー、うそだぁ」
曜「それはちょっと想像できないかも」
ルビィ「ほんとだもんっ。先月もね……」
千歌「えー、前回のCYaRon!作戦会議でお菓子パーティを開いて、ダイヤちゃんにしこたま叱られたので今日は真面目にいきます!」
曜「おー!」
ルビィ「おー!」
千歌「でもさでもさ!ダイヤちゃん厳しくない!?お菓子ぐらいでさー」
曜「まぁ、曲作りがメインの作戦会議だからね。仕方ないよ」
千歌「いんや!厳しいと思います!みーんなに厳しいもん」プンスコ
曜「みんなではないよね、ルビィちゃん?」
ルビィ「うんうん。ルビィには優しいよ?」
曜「それと先月付き合い始めた果南ちゃんにも甘々なんだって。まさかダイヤさんが甘えん坊になるとはねぇ」
千歌「私たちが恥ずかしくなるくらいアツアツだもんね」
曜「鞠莉ちゃんにはバカップルなんて言われてたし」
千歌「あーあ。私も黒澤みかんとか、松浦ちかになったら優しくしてくれるかなぁ。どう思う、ルビィちゃん?」
ルビィ「ルビィは、えっと、あはは……」アセアセッ
千歌「ねね、ダイヤちゃんってお家でもあんな感じなの?いっつもこわーい感じ?」
ルビィ「そうでもない、かな」
曜「あれ?そうなの?」
千歌「お家でもこらー!とかぶっぶーですわ!って厳しくされてないの?」
ルビィ「うん。お家ではどっちかと言うと、面白いお姉ちゃんなんだ。ルビィだけのお姉ちゃんなの」ニコニコ
千歌「えー、うそだぁ」
曜「それはちょっと想像できないかも」
ルビィ「ほんとだもんっ。先月もね……」
2: 名無しで叶える物語◆J6suxPaK★ 2025/01/16(木) 21:18:19 ID:???00
—先月—
ルビィ「ここがこうなって……あれ?間違えちゃった」カキカキ
ダイヤ「大変ですわ!」
ルビィ「ぴぎぃぃっ!?」
ダイヤ「どうしたのです。そんなかわいい悲鳴なんてあげて」
ルビィ「お姉ちゃんのせいだよぉ。いきなり大声上げちゃうからびっくりしちゃった」
ダイヤ「そんなことより聞いてください!一大事です!」
ルビィ「どしたの?」キョトン
ダイヤ「これをご覧になってください」
ルビィ「うん?なんて書いてあるの?」
ダイヤ「そうなのです!このネット記事によれば、実はアボガドではなく、アボカドなそうで」
ルビィ「えっ」
ルビィ「ここがこうなって……あれ?間違えちゃった」カキカキ
ダイヤ「大変ですわ!」
ルビィ「ぴぎぃぃっ!?」
ダイヤ「どうしたのです。そんなかわいい悲鳴なんてあげて」
ルビィ「お姉ちゃんのせいだよぉ。いきなり大声上げちゃうからびっくりしちゃった」
ダイヤ「そんなことより聞いてください!一大事です!」
ルビィ「どしたの?」キョトン
ダイヤ「これをご覧になってください」
ルビィ「うん?なんて書いてあるの?」
ダイヤ「そうなのです!このネット記事によれば、実はアボガドではなく、アボカドなそうで」
ルビィ「えっ」
3: 名無しで叶える物語◆J6suxPaK★ 2025/01/16(木) 21:18:47 ID:???00
ダイヤ「本当はアボカドなんて知りませんでしたわ。日本国民の9割は知らない新事実だと思いますの。そこでとりあえずルビィと情報共有しようと思いまして」
ルビィ「あー、うん?」
ダイヤ「そうでしょうそうでしょう。驚きますわよね。昔から信じていたことが音を立てて崩れ落ちる。しかしルビィ、安心してください。貴方にはこの私が、」
ルビィ「知ってたよ?」
ダイヤ「え?あ、あの、緑色で、森のバターで、サラダによく合う?」
ルビィ「うん」
ダイヤ「そ、そんな!私はてっきりアボガドだと思っていて、ルビィも同じ間違いをしているものとばかり……」
ルビィ「1文字違いだから、間違えやすいよね」
ダイヤ「で、では!シロクマが1匹残らず左利きであったり、カタツムリの歯が25000本あったり、切手を舐めると2キロカロリーを摂取できることもご存知で!?」
ルビィ「え、知らなかったけど、どうでも、うん」
ダイヤ「そう、ですか。どうでもいいですものね……」
ルビィ「あー、うん?」
ダイヤ「そうでしょうそうでしょう。驚きますわよね。昔から信じていたことが音を立てて崩れ落ちる。しかしルビィ、安心してください。貴方にはこの私が、」
ルビィ「知ってたよ?」
ダイヤ「え?あ、あの、緑色で、森のバターで、サラダによく合う?」
ルビィ「うん」
ダイヤ「そ、そんな!私はてっきりアボガドだと思っていて、ルビィも同じ間違いをしているものとばかり……」
ルビィ「1文字違いだから、間違えやすいよね」
ダイヤ「で、では!シロクマが1匹残らず左利きであったり、カタツムリの歯が25000本あったり、切手を舐めると2キロカロリーを摂取できることもご存知で!?」
ルビィ「え、知らなかったけど、どうでも、うん」
ダイヤ「そう、ですか。どうでもいいですものね……」
4: 名無しで叶える物語◆J6suxPaK★ 2025/01/16(木) 21:19:19 ID:???00
ルビィ「へ、へぇー!知らなかった!そうなの?お姉ちゃんはやっぱり物知りさんだね♪」アセアセッ
ダイヤ「ほ、本当ですか?」
ルビィ「それにね、ルビィね、最近までネズミに水のことを、みみずに水って思ってたの!」
ダイヤ「ふふっ、もう。ルビィ、それは寝耳に水ですわ」ニコニコ
ルビィ「あ、間違えちゃった♪お姉ちゃん、これからももっといろんなこと教えてね♪」
ダイヤ「ええ、もちろんですわ!では私、ルビィの知らないことを探してきますわ!」ダダダ…
ルビィ「あ、お姉ちゃん、走っちゃあぶな、」
ズルッピギャアアアアアアア!
ルビィ「お姉ちゃん!?」
—回想終わり—
ダイヤ「ほ、本当ですか?」
ルビィ「それにね、ルビィね、最近までネズミに水のことを、みみずに水って思ってたの!」
ダイヤ「ふふっ、もう。ルビィ、それは寝耳に水ですわ」ニコニコ
ルビィ「あ、間違えちゃった♪お姉ちゃん、これからももっといろんなこと教えてね♪」
ダイヤ「ええ、もちろんですわ!では私、ルビィの知らないことを探してきますわ!」ダダダ…
ルビィ「あ、お姉ちゃん、走っちゃあぶな、」
ズルッピギャアアアアアアア!
ルビィ「お姉ちゃん!?」
—回想終わり—
5: 名無しで叶える物語◆J6suxPaK★ 2025/01/16(木) 21:19:46 ID:???00
ルビィ「——ってことがあったの」
ようちか「……」
ルビィ「あれ?2人とも?」
ようちか「ホントカナ?( 。 ・ω・)(・ω・ 。 )ドウダロネ」
ルビィ「ほんとだもん~!」
千歌「だってさー、あのダイヤちゃんがそんな雑学ではしゃぐかなぁ?」
曜「うんうん。いつも厳格でビシッ!っとしてる姿しか見た事ないもん」
千歌「でも雑学はためになったかな。私ね、ずっとアボカボだと思ってたし」
曜「そこ間違えるの千歌ちゃんだけだよ」
千歌「えー?でもアボカボの方がかわいくない?」
曜「まぁ、かわいさで言えば」
千歌「ほらね。ということでアボカボが正式名称ということで」
ルビィ「わー♪」パチパチ
曜「めでたいねぇ」
ようちか「……」
ルビィ「あれ?2人とも?」
ようちか「ホントカナ?( 。 ・ω・)(・ω・ 。 )ドウダロネ」
ルビィ「ほんとだもん~!」
千歌「だってさー、あのダイヤちゃんがそんな雑学ではしゃぐかなぁ?」
曜「うんうん。いつも厳格でビシッ!っとしてる姿しか見た事ないもん」
千歌「でも雑学はためになったかな。私ね、ずっとアボカボだと思ってたし」
曜「そこ間違えるの千歌ちゃんだけだよ」
千歌「えー?でもアボカボの方がかわいくない?」
曜「まぁ、かわいさで言えば」
千歌「ほらね。ということでアボカボが正式名称ということで」
ルビィ「わー♪」パチパチ
曜「めでたいねぇ」
6: 名無しで叶える物語◆J6suxPaK★ 2025/01/16(木) 21:20:15 ID:???00
ルビィ「それで2人とも、お姉ちゃんが面白いって信じてくれた?」
千歌「いや、全然?」
曜「信じてない、かな」
ルビィ「えー!?」
千歌「1つのエピソードで信じるほど純粋じゃないもんね!大人のみかんだから渋いんだよー?」
曜「言ってる意味わかんないけど、かわいいからとりあえず撫でとこ」ナデナデ
千歌「えへへ///」
ルビィ「むぅ。他にもお姉ちゃんのお話あるもんっ。この前もね……」
千歌「いや、全然?」
曜「信じてない、かな」
ルビィ「えー!?」
千歌「1つのエピソードで信じるほど純粋じゃないもんね!大人のみかんだから渋いんだよー?」
曜「言ってる意味わかんないけど、かわいいからとりあえず撫でとこ」ナデナデ
千歌「えへへ///」
ルビィ「むぅ。他にもお姉ちゃんのお話あるもんっ。この前もね……」
7: 名無しで叶える物語◆J6suxPaK★ 2025/01/16(木) 21:21:00 ID:???00
—この前—
ルビィ「ふむふむ。これがスクールアイドルの今の流行りかぁ」メモメモ
ダイヤ「ルビ太郎、ルビ太郎~」スタスタ…
ルビィ「へ?」
ダイヤ「いるではありませんか、ルビ太郎」
ルビィ「えっ、えっと、ルビィのこと?」
ダイヤ「他にルビ太郎がいますか?」
ルビィ「いたら見てみたいかも」
ダイヤ「今日からルビィをルビ太郎と呼ぶことにします」
ルビィ「ど、どうして?」
ダイヤ「か、かわいいから……ですわ///」
ルビィ「( ゚д゚)?」
ダイヤ「良い響きとは思いませんか?ルビ太郎」
ルビィ「なんだかハムスターみたいだね」
ダイヤ「へけっ?」
ルビィ「へけっ」
ダイヤ「か、かわいすぎですわ♡」
ルビィ「ふむふむ。これがスクールアイドルの今の流行りかぁ」メモメモ
ダイヤ「ルビ太郎、ルビ太郎~」スタスタ…
ルビィ「へ?」
ダイヤ「いるではありませんか、ルビ太郎」
ルビィ「えっ、えっと、ルビィのこと?」
ダイヤ「他にルビ太郎がいますか?」
ルビィ「いたら見てみたいかも」
ダイヤ「今日からルビィをルビ太郎と呼ぶことにします」
ルビィ「ど、どうして?」
ダイヤ「か、かわいいから……ですわ///」
ルビィ「( ゚д゚)?」
ダイヤ「良い響きとは思いませんか?ルビ太郎」
ルビィ「なんだかハムスターみたいだね」
ダイヤ「へけっ?」
ルビィ「へけっ」
ダイヤ「か、かわいすぎですわ♡」
8: 名無しで叶える物語◆J6suxPaK★ 2025/01/16(木) 21:21:40 ID:???00
ルビィ「えへへ♡ありがとお姉ちゃん♡でもほんと、どうして急に?」
ダイヤ「いつもルビィと呼んでいますが、たまには趣向を変えてみようかと思いまして。ルビ太郎の他にもいろいろと考えましたのよ?」
ルビィ「たとえば?」
ダイヤ「ルビ太郎と最後まで覇権争いをした『たそ』や『ルビ山田さん』などもありますよ」
ルビィ「お姉ちゃん頭打ったの?かなり強めに」
ダイヤ「いたって健康ですが何か?」
ルビィ「そっか……えと、どうしてたそなのか聞いてもいい?」
ダイヤ「えぇ。アイドル界隈では好きな人、推しのことを~たそと呼ぶことがあるのですがご存知で?」
ルビィ「うんうん」
ダイヤ「ルビィは私の好きな人。ですからたそです」
ルビィ「短い説明なのに全然わかんなくてびっくりしちゃった」
ダイヤ「たそ~♡」
ルビィ「え、あ、はーい」テフリフリ
ダイヤ「きゃー///」
ルビィ「てへっ」ウィンク
ダイヤ「ひゅーひゅー///」
ルビィ「何だか楽しくなってきちゃった♪」
ダイヤ「ルビ山田さんの方も、由来をお聞きになりますか?」ソワソワ
ルビィ「ううん。そっちは別いいかな」
ダイヤ「いつもルビィと呼んでいますが、たまには趣向を変えてみようかと思いまして。ルビ太郎の他にもいろいろと考えましたのよ?」
ルビィ「たとえば?」
ダイヤ「ルビ太郎と最後まで覇権争いをした『たそ』や『ルビ山田さん』などもありますよ」
ルビィ「お姉ちゃん頭打ったの?かなり強めに」
ダイヤ「いたって健康ですが何か?」
ルビィ「そっか……えと、どうしてたそなのか聞いてもいい?」
ダイヤ「えぇ。アイドル界隈では好きな人、推しのことを~たそと呼ぶことがあるのですがご存知で?」
ルビィ「うんうん」
ダイヤ「ルビィは私の好きな人。ですからたそです」
ルビィ「短い説明なのに全然わかんなくてびっくりしちゃった」
ダイヤ「たそ~♡」
ルビィ「え、あ、はーい」テフリフリ
ダイヤ「きゃー///」
ルビィ「てへっ」ウィンク
ダイヤ「ひゅーひゅー///」
ルビィ「何だか楽しくなってきちゃった♪」
ダイヤ「ルビ山田さんの方も、由来をお聞きになりますか?」ソワソワ
ルビィ「ううん。そっちは別いいかな」
9: 名無しで叶える物語◆J6suxPaK★ 2025/01/16(木) 21:22:24 ID:???00
ダイヤ「……」
ルビィ「と思ったけど聞きたーい!」アセアセッ
ダイヤ「まったく。素直ではないのですから///」
ルビィ「お姉ちゃんの方が素直じゃないと思うよ?」
ダイヤ「ルビ山田さんの由来、それは……」
ルビィ「うんうん」
ダイヤ「何となくですわ」
ルビィ「えー!?」
ダイヤ「音の響きだけで命名いたしました。どうですか?侘び寂びでしょう?」
ルビィ「千利休も腰抜かしてると思うなぁ」
ダイヤ「さぁさぁ、どちらがいいですか?お選びくださいっ」
ルビィ「え、えーっと……ルビィって呼ばれる方が嬉しい、かな」
ダイヤ「私の付けた名前は……嫌ですか?」
ルビィ「待って、そうじゃなくて……さっきの名前も素敵だけど、お姉ちゃんがルビィの名前を呼ぶ時、すごく嬉しそうだからそのお顔をずっと見ていたくて」
ダイヤ「……私が間違っておりました。最愛の名前を呼ぶのに、飾りなど必要ないですものね」
ルビィ「うんっ」
ダイヤ「ルビィ、ルビィ♪」
ルビィ「お姉ちゃん♪お姉ちゃん♪」
—回想終わり—
ルビィ「と思ったけど聞きたーい!」アセアセッ
ダイヤ「まったく。素直ではないのですから///」
ルビィ「お姉ちゃんの方が素直じゃないと思うよ?」
ダイヤ「ルビ山田さんの由来、それは……」
ルビィ「うんうん」
ダイヤ「何となくですわ」
ルビィ「えー!?」
ダイヤ「音の響きだけで命名いたしました。どうですか?侘び寂びでしょう?」
ルビィ「千利休も腰抜かしてると思うなぁ」
ダイヤ「さぁさぁ、どちらがいいですか?お選びくださいっ」
ルビィ「え、えーっと……ルビィって呼ばれる方が嬉しい、かな」
ダイヤ「私の付けた名前は……嫌ですか?」
ルビィ「待って、そうじゃなくて……さっきの名前も素敵だけど、お姉ちゃんがルビィの名前を呼ぶ時、すごく嬉しそうだからそのお顔をずっと見ていたくて」
ダイヤ「……私が間違っておりました。最愛の名前を呼ぶのに、飾りなど必要ないですものね」
ルビィ「うんっ」
ダイヤ「ルビィ、ルビィ♪」
ルビィ「お姉ちゃん♪お姉ちゃん♪」
—回想終わり—
10: 名無しで叶える物語◆J6suxPaK★ 2025/01/16(木) 21:23:01 ID:???00
ルビィ「——ってことがあったの」
千歌「ダイヤちゃん、いつもの100倍はじけてるね」
曜「ギャップでかわいく見えちゃいそう」
千歌「それはたしかに。ねね、私もルビィちゃんのこと、たそって呼んでもいい?」
曜「えー?じゃあ私は、千歌山田さんって呼んじゃう?」
千歌「おぉ~。それじゃあ一緒に呼んでみよう!」
曜「ルビィ山田さーん」
千歌「たそ!」
ルビィ「はーい」
曜「ルビ山田さーん」
千歌「たそ!」
ルビィ「わー」
曜「……普通にルビィちゃんの方がいいね」
千歌「うん。そっちの方がかわいいし」
ルビィ「えへへ///」
曜「それにしてもダイヤさんがたそって呼んだり、ルビ山田さんって呼ぶのかなぁ」
ルビィ「ほんとだよ?お姉ちゃんが言ってたもん」
千歌「もう少しこう、パンチの効いたダイヤちゃん面白エピソード欲しいかな」
曜「うんうん。そうしたら信じちゃうかも?」
ルビィ「もっとパンチが——あっ!それじゃあね、ちょっと前なんだけど……」
千歌「ダイヤちゃん、いつもの100倍はじけてるね」
曜「ギャップでかわいく見えちゃいそう」
千歌「それはたしかに。ねね、私もルビィちゃんのこと、たそって呼んでもいい?」
曜「えー?じゃあ私は、千歌山田さんって呼んじゃう?」
千歌「おぉ~。それじゃあ一緒に呼んでみよう!」
曜「ルビィ山田さーん」
千歌「たそ!」
ルビィ「はーい」
曜「ルビ山田さーん」
千歌「たそ!」
ルビィ「わー」
曜「……普通にルビィちゃんの方がいいね」
千歌「うん。そっちの方がかわいいし」
ルビィ「えへへ///」
曜「それにしてもダイヤさんがたそって呼んだり、ルビ山田さんって呼ぶのかなぁ」
ルビィ「ほんとだよ?お姉ちゃんが言ってたもん」
千歌「もう少しこう、パンチの効いたダイヤちゃん面白エピソード欲しいかな」
曜「うんうん。そうしたら信じちゃうかも?」
ルビィ「もっとパンチが——あっ!それじゃあね、ちょっと前なんだけど……」
11: 名無しで叶える物語◆J6suxPaK★ 2025/01/16(木) 21:24:10 ID:???00
—ちょっと前—
ルビィ「お姉ちゃん、ついさっきまで部屋にいたのに、どこ行っちゃったんだろ」
ニャーオ
カワイイデチュネェ♡
ルビィ(この声は……)
ダイヤ「お~よちよち♡ここが気持ちいいのですね」
猫「みゃー」ゴロゴロ
ダイヤ「きゃわわ♡かわいいでちゅねぇ♡食べちゃいたいですわ♡」
猫「みぃー」ゴロゴロ
ダイヤ「好き好きちゅっちゅっ♡うふふふふ♡」
ルビィ「お姉ちゃん?その猫さんどうしたの?」
ダイヤ「ぴぎゃ!?る、ルビィ!?」
ルビィ「独り占めなんてずるいよぉ。ルビィにも見せて見せてっ」
ダイヤ「え、えぇ。庭の隅にいるのを見付け、水を与えたら懐かれてしまったようでして」
ルビィ「お姉ちゃん、ついさっきまで部屋にいたのに、どこ行っちゃったんだろ」
ニャーオ
カワイイデチュネェ♡
ルビィ(この声は……)
ダイヤ「お~よちよち♡ここが気持ちいいのですね」
猫「みゃー」ゴロゴロ
ダイヤ「きゃわわ♡かわいいでちゅねぇ♡食べちゃいたいですわ♡」
猫「みぃー」ゴロゴロ
ダイヤ「好き好きちゅっちゅっ♡うふふふふ♡」
ルビィ「お姉ちゃん?その猫さんどうしたの?」
ダイヤ「ぴぎゃ!?る、ルビィ!?」
ルビィ「独り占めなんてずるいよぉ。ルビィにも見せて見せてっ」
ダイヤ「え、えぇ。庭の隅にいるのを見付け、水を与えたら懐かれてしまったようでして」
12: 名無しで叶える物語◆J6suxPaK★ 2025/01/16(木) 21:24:40 ID:???00
ルビィ「そうなんだ。ルビィも撫でていい?」
ダイヤ「もちろん。さぁ、どうぞ」
猫「?」
ルビィ「こ、こんにちは。少しなでなでさせてね」
猫「なーぉ」
ルビィ「わぁ……ふわふわ///お人形さんみたい」
猫「んなぁ」ゴロゴロ
ダイヤ「ふふ。貴方にも懐いたようですね」
ルビィ「えへへ♡かわいい♡」
ダイヤ「おや、お腹まで見せるなんて。ひょっとしたら同じ猫だと思われているのかもしれませんわね」
ルビィ「ルビィが?」
ダイヤ「えぇ。貴方の自由奔放なところを感じ取ったのでしょう」
ルビィ「そうかなぁ。でも猫さんかわいいから、いっか♪」
ダイヤ「そ、そろそろ私にも撫でさせてくださいっ」
ルビ「それじゃあ2人でなでなでしよ。なでなで~♡」
ダイヤ「な、なでなで♡」
—回想終わり—
ダイヤ「もちろん。さぁ、どうぞ」
猫「?」
ルビィ「こ、こんにちは。少しなでなでさせてね」
猫「なーぉ」
ルビィ「わぁ……ふわふわ///お人形さんみたい」
猫「んなぁ」ゴロゴロ
ダイヤ「ふふ。貴方にも懐いたようですね」
ルビィ「えへへ♡かわいい♡」
ダイヤ「おや、お腹まで見せるなんて。ひょっとしたら同じ猫だと思われているのかもしれませんわね」
ルビィ「ルビィが?」
ダイヤ「えぇ。貴方の自由奔放なところを感じ取ったのでしょう」
ルビィ「そうかなぁ。でも猫さんかわいいから、いっか♪」
ダイヤ「そ、そろそろ私にも撫でさせてくださいっ」
ルビ「それじゃあ2人でなでなでしよ。なでなで~♡」
ダイヤ「な、なでなで♡」
—回想終わり—
13: 名無しで叶える物語◆J6suxPaK★ 2025/01/16(木) 21:25:30 ID:???00
ルビィ「——ってね、猫さんをなでなでするお姉ちゃん、かわいかったんだ♡」
千歌「あのダイヤちゃんが猫語……実際に見たらびっくりし過ぎて頭真っ白になるかも」
ルビィ「お外だとあんな姿、滅多に見ないもんね」
千歌「でもダイヤちゃんの気持ちわかるなぁ。私もしいたけがいるけど、たまに猫を飼いたくなっちゃうもん」
ルビィ「かわいいもんね。でもでもっ、猫語のお姉ちゃんもかわいいんだよ?」
千歌「猫語のダイヤちゃんと猫……たしかに選べないかも!」
ルビィ「ふふ、でしょー?」
曜「……」
千歌「どしたのよーちゃん?」
曜「あ、えっと、ちょっと考え事してて」
千歌「猫語のダイヤちゃん想像してたんでしょー?」
曜「まぁ、そんな感じ。猫の前じゃあダイヤさんもふにゃふにゃになるの、仕方ないかもね」
ルビィ「ということは信じてくれるの?」
千歌「んー、もう一声!」
曜「千歌ちゃん欲張りさんだねぇ」
ルビィ「んーと、えっと、それじゃあ先週のお話なんだけど……」
千歌「あのダイヤちゃんが猫語……実際に見たらびっくりし過ぎて頭真っ白になるかも」
ルビィ「お外だとあんな姿、滅多に見ないもんね」
千歌「でもダイヤちゃんの気持ちわかるなぁ。私もしいたけがいるけど、たまに猫を飼いたくなっちゃうもん」
ルビィ「かわいいもんね。でもでもっ、猫語のお姉ちゃんもかわいいんだよ?」
千歌「猫語のダイヤちゃんと猫……たしかに選べないかも!」
ルビィ「ふふ、でしょー?」
曜「……」
千歌「どしたのよーちゃん?」
曜「あ、えっと、ちょっと考え事してて」
千歌「猫語のダイヤちゃん想像してたんでしょー?」
曜「まぁ、そんな感じ。猫の前じゃあダイヤさんもふにゃふにゃになるの、仕方ないかもね」
ルビィ「ということは信じてくれるの?」
千歌「んー、もう一声!」
曜「千歌ちゃん欲張りさんだねぇ」
ルビィ「んーと、えっと、それじゃあ先週のお話なんだけど……」
14: 名無しで叶える物語◆J6suxPaK★ 2025/01/16(木) 21:28:00 ID:???00
—先週—
ダイヤ「ガチャガチャ、欲しくありませんこと?」
ルビィ「がちゃ、がちゃ?」
ダイヤ「そう、ガチャガチャ」
ルビィ「あのカプセルに入ってるやつ?」
ダイヤ「そうです。100円を入れるだけで未知との遭遇、迸る脳汁、鼻息すら荒くなる中毒性……まさに禁断の果実ですわ!」
ルビィ「言い過ぎな気がするけど……お姉ちゃん欲しいの?」
ダイヤ「いやっ、そんなそんな。私が欲しいわけではありませんわ。ルビィが欲しいか聞いているのです」
ルビィ「今はいらないかな」
ダイヤ「欲しいですか?」
ルビィ「ううん」
ダイヤ「欲しいですよね?」
ルビィ「ううん」
ダイヤ「欲しくて堪りませんわよね?」
ルビィ「お姉ちゃん欲しいの?」
ダイヤ「いえ?ぜーんぜん?」
ルビィ「とっても欲しそうに見えるけど……」
ダイヤ「ガチャガチャ、欲しくありませんこと?」
ルビィ「がちゃ、がちゃ?」
ダイヤ「そう、ガチャガチャ」
ルビィ「あのカプセルに入ってるやつ?」
ダイヤ「そうです。100円を入れるだけで未知との遭遇、迸る脳汁、鼻息すら荒くなる中毒性……まさに禁断の果実ですわ!」
ルビィ「言い過ぎな気がするけど……お姉ちゃん欲しいの?」
ダイヤ「いやっ、そんなそんな。私が欲しいわけではありませんわ。ルビィが欲しいか聞いているのです」
ルビィ「今はいらないかな」
ダイヤ「欲しいですか?」
ルビィ「ううん」
ダイヤ「欲しいですよね?」
ルビィ「ううん」
ダイヤ「欲しくて堪りませんわよね?」
ルビィ「お姉ちゃん欲しいの?」
ダイヤ「いえ?ぜーんぜん?」
ルビィ「とっても欲しそうに見えるけど……」
15: 名無しで叶える物語◆J6suxPaK★ 2025/01/16(木) 21:29:31 ID:???00
ダイヤ「気のせいですわっ」
ルビィ「そっかぁ。ちなみに、気になってるものとかあるの?」
ダイヤ「えぇありますとも!これです!ご当地スクールアイドルラバーストラップ!北は北海道から南は沖縄までありとあらゆるスクールアイドルを網羅したガチャガチャでラインナップは総勢120名!その中でも一際輝くエリーチカ様を当てなければ一生の悔いが残るというもの!不肖黒澤ダイヤ、エリーチカ様のためにこの身を捧げる所存ですわ!」
ルビィ「お姉ちゃんガチャガチャ欲しいの?」
ダイヤ「ぜーんぜん」
ルビィ「素直じゃないなぁ」
ダイヤ「私としては気になっているだけですが、ルビィがどうしても、どーしても!というのであれば東海道を東奔西走するつもりです」
ルビィ「ふむふむ」
ダイヤ「それで、その、どうでしょう」
ルビィ「……なんだかルビィも欲しくなっちゃった。お姉ちゃんも一緒に探しに行かない?」
ダイヤ「!」
ルビィ「ルビィも花陽ちゃんが当たるまで頑張ルビィするよ!もちろん、エリーチカさんもちゃんと当てなきゃね♪」
ダイヤ「その意気ですわ!そうだ、この機にスクールアイドルのことを、この私が伝授しますわ!きっとルビィにもエリーチカ様のような推しスクールアイドルが見付かるはずです!」
ルビィ「うんうん♪楽しみだね!」
—回想終わり—
ルビィ「そっかぁ。ちなみに、気になってるものとかあるの?」
ダイヤ「えぇありますとも!これです!ご当地スクールアイドルラバーストラップ!北は北海道から南は沖縄までありとあらゆるスクールアイドルを網羅したガチャガチャでラインナップは総勢120名!その中でも一際輝くエリーチカ様を当てなければ一生の悔いが残るというもの!不肖黒澤ダイヤ、エリーチカ様のためにこの身を捧げる所存ですわ!」
ルビィ「お姉ちゃんガチャガチャ欲しいの?」
ダイヤ「ぜーんぜん」
ルビィ「素直じゃないなぁ」
ダイヤ「私としては気になっているだけですが、ルビィがどうしても、どーしても!というのであれば東海道を東奔西走するつもりです」
ルビィ「ふむふむ」
ダイヤ「それで、その、どうでしょう」
ルビィ「……なんだかルビィも欲しくなっちゃった。お姉ちゃんも一緒に探しに行かない?」
ダイヤ「!」
ルビィ「ルビィも花陽ちゃんが当たるまで頑張ルビィするよ!もちろん、エリーチカさんもちゃんと当てなきゃね♪」
ダイヤ「その意気ですわ!そうだ、この機にスクールアイドルのことを、この私が伝授しますわ!きっとルビィにもエリーチカ様のような推しスクールアイドルが見付かるはずです!」
ルビィ「うんうん♪楽しみだね!」
—回想終わり—
16: 名無しで叶える物語◆J6suxPaK★ 2025/01/16(木) 21:31:00 ID:???00
ルビィ「——って事があって、先週のお休みはお姉ちゃんと電車であちこち巡ったんだ」
千歌「さすがダイヤちゃん。エリーチカさんのことになると目の輝きが違うよね」
ルビィ「そうそう♪お姉ちゃんは一途だから、好きになったらとことん好き好きしちゃうんだ」
千歌「熱量が違うもんね。だからこそ練習でもアツくなっちゃうし、ちゃんとみんなのこと考えてくれるもん」
ルビィ「な、なんだかお姉ちゃんが褒められると恥ずかしくなっちゃう///」
千歌「よっ!ダイヤちゃん日本一!」
ルビィ「てへ///」
千歌「沼津の誇り!」
ルビィ「恥ずかしいよぉ///」
千歌「でも怒ったら怖い!」
ルビィ「そうなんだよねぇ」
千歌「ルビィちゃんのテンションの差が1番面白いかも。ところでお目当てのラバストは見付かったの?」
ルビィ「うん!お姉ちゃんね、何回もガチャガチャを回してエリーチカさんのラバストを当てて、泣いて喜んでたよー」
千歌「さすがダイヤちゃん。エリーチカさんのことになると目の輝きが違うよね」
ルビィ「そうそう♪お姉ちゃんは一途だから、好きになったらとことん好き好きしちゃうんだ」
千歌「熱量が違うもんね。だからこそ練習でもアツくなっちゃうし、ちゃんとみんなのこと考えてくれるもん」
ルビィ「な、なんだかお姉ちゃんが褒められると恥ずかしくなっちゃう///」
千歌「よっ!ダイヤちゃん日本一!」
ルビィ「てへ///」
千歌「沼津の誇り!」
ルビィ「恥ずかしいよぉ///」
千歌「でも怒ったら怖い!」
ルビィ「そうなんだよねぇ」
千歌「ルビィちゃんのテンションの差が1番面白いかも。ところでお目当てのラバストは見付かったの?」
ルビィ「うん!お姉ちゃんね、何回もガチャガチャを回してエリーチカさんのラバストを当てて、泣いて喜んでたよー」
17: 名無しで叶える物語◆J6suxPaK★ 2025/01/16(木) 21:31:40 ID:???00
千歌「そりゃあ120分の1だもん。気持ちすっごくわかるなぁ」
曜「ルビィちゃんは、ガチャガチャ回したの?」
ルビィ「あ、それがね、ちょっと金欠で……お姉ちゃんについて行くだけになっちゃった」
曜「そっか。ルビィちゃんの推しって花陽さん?だよね?」
ルビィ「そだよ?」
千歌「よーちゃんも花陽ちゃん気になっちゃった?かわいいもんね。しかも脳トロボイスでふわ~ってなるし」
曜「まぁ、そんなとこ。ルビィちゃん、よかったらもっとダイヤさんとのお話聞かせてくれる?」
ルビィ「まだ、信じてくれないの……?」
曜「ううん、そうじゃなくてさ。2人の仲良しエピソードをまだまだ聞きたくて」
千歌「私も私もっ。かわいいダイヤちゃん聞きたーい」
ルビィ「それならじゃあ、そうだなぁ。昨日の夜、一緒に眠った時なんだけどね……」
曜「ルビィちゃんは、ガチャガチャ回したの?」
ルビィ「あ、それがね、ちょっと金欠で……お姉ちゃんについて行くだけになっちゃった」
曜「そっか。ルビィちゃんの推しって花陽さん?だよね?」
ルビィ「そだよ?」
千歌「よーちゃんも花陽ちゃん気になっちゃった?かわいいもんね。しかも脳トロボイスでふわ~ってなるし」
曜「まぁ、そんなとこ。ルビィちゃん、よかったらもっとダイヤさんとのお話聞かせてくれる?」
ルビィ「まだ、信じてくれないの……?」
曜「ううん、そうじゃなくてさ。2人の仲良しエピソードをまだまだ聞きたくて」
千歌「私も私もっ。かわいいダイヤちゃん聞きたーい」
ルビィ「それならじゃあ、そうだなぁ。昨日の夜、一緒に眠った時なんだけどね……」
18: 名無しで叶える物語◆J6suxPaK★ 2025/01/16(木) 21:32:30 ID:???00
—昨日—
ルビィ「…zzZ」
ダイヤ「…zzZ」
ルビィ「…zzZ」
ダイヤ「……ルビィ、ルビィ」
ルビィ「ほぇ……おねぇたゃ、……?」
ダイヤ「あの」
ルビィ「う……ん」
ダイヤ「私、この洋服を着るのは、初めてで……」
ルビィ「………………え、それで?」
ダイヤ「…………おやすみなさい」
ルビィ「へ?」
ダイヤ「…zzZ」
ルビィ「ちょっ、お姉ちゃん?ねぇっ、ねえってばぁ」
ダイヤ「ルビィ……」
ルビィ「うん?」
ダイヤ「アボガドではなくアボカドですわ……」
ルビィ「まだ言ってるのそれ!?」
ダイヤ「ルビィ……」
ルビィ「?」
ダイヤ「愛して、いますわ……」
ルビィ「……ルビィも///」
ルビィ「…zzZ」
ダイヤ「…zzZ」
ルビィ「…zzZ」
ダイヤ「……ルビィ、ルビィ」
ルビィ「ほぇ……おねぇたゃ、……?」
ダイヤ「あの」
ルビィ「う……ん」
ダイヤ「私、この洋服を着るのは、初めてで……」
ルビィ「………………え、それで?」
ダイヤ「…………おやすみなさい」
ルビィ「へ?」
ダイヤ「…zzZ」
ルビィ「ちょっ、お姉ちゃん?ねぇっ、ねえってばぁ」
ダイヤ「ルビィ……」
ルビィ「うん?」
ダイヤ「アボガドではなくアボカドですわ……」
ルビィ「まだ言ってるのそれ!?」
ダイヤ「ルビィ……」
ルビィ「?」
ダイヤ「愛して、いますわ……」
ルビィ「……ルビィも///」
19: 名無しで叶える物語◆J6suxPaK★ 2025/01/16(木) 21:33:25 ID:???00
—回想終わり—
千歌「これはいいこと聞いちゃった♪あのダイヤちゃんが寝ぼけちゃうなんてね」ニヤニヤ
ルビィ「小さい頃から寝言はあったけど、寝ぼけちゃうのは初めてで新鮮だったんだ」
千歌「私も直に見てみたかったなー。なんだっけ、初めてのお洋服だっけ?」
ルビィ「うん。いつも着てるパジャマなのに」
千歌「完全に寝ぼけちゃってるね。ダイヤちゃんのこと、かわいく見えてきたかも」
ルビィ「お姉ちゃんは面白くてかわいいお姉ちゃんだもん。当然だよっ」エッヘン
千歌「うちの美渡姉ぇとは大違いだよぉ。ねね、ダイヤちゃんと交換しない?」
ルビィ「だめ」
千歌「だよねー……って曜ちゃん?どうしたの?」
曜「……ルビィちゃん、」
ピロリンッ
千歌「あ、ちょっとごめんね……げっ!2人とも大変!もう集合時間過ぎてるよ!」
ルビィ「もうそんな時間?」
千歌「いつの間にか19時回ってたみたい。えとえと、今日の作戦会議は……あれ?」
ルビィ「何も決まってない、ね」
千歌「ダイヤちゃんにしこたま叱られる……!」ガタガタ
千歌「これはいいこと聞いちゃった♪あのダイヤちゃんが寝ぼけちゃうなんてね」ニヤニヤ
ルビィ「小さい頃から寝言はあったけど、寝ぼけちゃうのは初めてで新鮮だったんだ」
千歌「私も直に見てみたかったなー。なんだっけ、初めてのお洋服だっけ?」
ルビィ「うん。いつも着てるパジャマなのに」
千歌「完全に寝ぼけちゃってるね。ダイヤちゃんのこと、かわいく見えてきたかも」
ルビィ「お姉ちゃんは面白くてかわいいお姉ちゃんだもん。当然だよっ」エッヘン
千歌「うちの美渡姉ぇとは大違いだよぉ。ねね、ダイヤちゃんと交換しない?」
ルビィ「だめ」
千歌「だよねー……って曜ちゃん?どうしたの?」
曜「……ルビィちゃん、」
ピロリンッ
千歌「あ、ちょっとごめんね……げっ!2人とも大変!もう集合時間過ぎてるよ!」
ルビィ「もうそんな時間?」
千歌「いつの間にか19時回ってたみたい。えとえと、今日の作戦会議は……あれ?」
ルビィ「何も決まってない、ね」
千歌「ダイヤちゃんにしこたま叱られる……!」ガタガタ
20: 名無しで叶える物語◆J6suxPaK★ 2025/01/16(木) 21:34:00 ID:???00
ルビィ「だ、大丈夫だよ千歌ちゃん。ルビィがね、お姉ちゃんにお願いしてみるからっ」
千歌「ほんとに?」
ルビィ「まっかせて!ルビィとお姉ちゃんは仲良しだから、きっとわかってくれるよ!先に行ってお話してくるね!」タッタッタ…
千歌「ルビィちゃんの背中が大きく見える……いつの間にか成長したんだねぇ」シミジミ
曜「……」
千歌「よーちゃん?顔色悪いけど、もしかしてどこか痛い?」
曜「そうじゃないけど、その」
千歌「?」
曜「ルビィちゃんの話、変じゃなかった?」
千歌「まだ疑ってるのー?私はあの話、ほんとだと思うけどなぁ。それにさ、面白いダイヤちゃんなんてキャラ、ギャップがあっていいと思わない?」
曜「そうじゃない、そうじゃなくて」
千歌「え?」
曜「ルビィちゃんって、本当にダイヤさんと話したのかな」
千歌「ほんとに?」
ルビィ「まっかせて!ルビィとお姉ちゃんは仲良しだから、きっとわかってくれるよ!先に行ってお話してくるね!」タッタッタ…
千歌「ルビィちゃんの背中が大きく見える……いつの間にか成長したんだねぇ」シミジミ
曜「……」
千歌「よーちゃん?顔色悪いけど、もしかしてどこか痛い?」
曜「そうじゃないけど、その」
千歌「?」
曜「ルビィちゃんの話、変じゃなかった?」
千歌「まだ疑ってるのー?私はあの話、ほんとだと思うけどなぁ。それにさ、面白いダイヤちゃんなんてキャラ、ギャップがあっていいと思わない?」
曜「そうじゃない、そうじゃなくて」
千歌「え?」
曜「ルビィちゃんって、本当にダイヤさんと話したのかな」
21: 名無しで叶える物語◆J6suxPaK★ 2025/01/16(木) 21:34:57 ID:???00
千歌「話したも何も、話したからさっきのエピソードがあるわけでしょ?」
曜「それにしては変なの。途中途中、話が噛み合ってなかったり、ルビィちゃんはスクールアイドルが大好きなのにダイヤさんに伝授するって言われたり」
千歌「それは、ほら、記憶違いとか言い間違いとか、いろいろ?」
曜「猫の話もおかしかったんだって」
千歌「どの辺が?」
曜「ルビィちゃんのことを自由奔放なんて言っていたけど、私たちのイメージとは違くない?」
千歌「お家でのルビィちゃんは自由奔放とか?」
曜「その可能性も、もちろんあるけど……1番決定的なのが最後の話なの」
千歌「ダイヤちゃんが寝ぼけてたやつ?」
曜「そう。今朝ね、バス停で果南ちゃんと会って、校門まで一緒に歩いて来たの。千歌ちゃんと梨子ちゃんは寝坊してたから、2人で走って来てたよね?」
千歌「うんうん。まさか家から走るなんて思わなかったけど」
曜「それでその時、果南ちゃんに聞いたんだ」
千歌「何を?」
曜「ルビィちゃんが話してた話と、全く同じ内容の話を」
曜「それにしては変なの。途中途中、話が噛み合ってなかったり、ルビィちゃんはスクールアイドルが大好きなのにダイヤさんに伝授するって言われたり」
千歌「それは、ほら、記憶違いとか言い間違いとか、いろいろ?」
曜「猫の話もおかしかったんだって」
千歌「どの辺が?」
曜「ルビィちゃんのことを自由奔放なんて言っていたけど、私たちのイメージとは違くない?」
千歌「お家でのルビィちゃんは自由奔放とか?」
曜「その可能性も、もちろんあるけど……1番決定的なのが最後の話なの」
千歌「ダイヤちゃんが寝ぼけてたやつ?」
曜「そう。今朝ね、バス停で果南ちゃんと会って、校門まで一緒に歩いて来たの。千歌ちゃんと梨子ちゃんは寝坊してたから、2人で走って来てたよね?」
千歌「うんうん。まさか家から走るなんて思わなかったけど」
曜「それでその時、果南ちゃんに聞いたんだ」
千歌「何を?」
曜「ルビィちゃんが話してた話と、全く同じ内容の話を」
22: 名無しで叶える物語◆J6suxPaK★ 2025/01/16(木) 21:35:40 ID:???00
千歌「はぇ?」
曜「昨日ダイヤさんの部屋に泊まって、寝ぼけて起こされて寝不足だって果南ちゃんが話してた」
千歌「いやでもそれは、ルビィちゃんが……」
曜「だから変なの。どうして果南ちゃんの話を、ルビィちゃんが話していたのかなって」
千歌「ルビィちゃんも一緒の部屋で眠ってたとか?」
曜「それならどうしてルビィちゃんは、果南ちゃんの名前を出さなかったの?」
千歌「そんなこと言われても……何でだろね?」
曜「それがわからなくて、ずっと考えてたの」
千歌「それならルビィちゃんに直接聞いてみる?」
曜「みんなの前だとアレだし、今度2人きりで聞いてみようかな」
ピロリンッ
千歌「ん……ひぇっ!ダイヤちゃんが早く来なさいって!曜ちゃん走るよ!」ダダダ…!
曜「あっ、待って千歌ちゃん!教室の戸締り忘れてるよー!」
曜「昨日ダイヤさんの部屋に泊まって、寝ぼけて起こされて寝不足だって果南ちゃんが話してた」
千歌「いやでもそれは、ルビィちゃんが……」
曜「だから変なの。どうして果南ちゃんの話を、ルビィちゃんが話していたのかなって」
千歌「ルビィちゃんも一緒の部屋で眠ってたとか?」
曜「それならどうしてルビィちゃんは、果南ちゃんの名前を出さなかったの?」
千歌「そんなこと言われても……何でだろね?」
曜「それがわからなくて、ずっと考えてたの」
千歌「それならルビィちゃんに直接聞いてみる?」
曜「みんなの前だとアレだし、今度2人きりで聞いてみようかな」
ピロリンッ
千歌「ん……ひぇっ!ダイヤちゃんが早く来なさいって!曜ちゃん走るよ!」ダダダ…!
曜「あっ、待って千歌ちゃん!教室の戸締り忘れてるよー!」
23: 名無しで叶える物語◆J6suxPaK★ 2025/01/16(木) 21:36:34 ID:???00
—数時間後・黒澤家—
ルビィ「お姉ちゃん。お風呂上がったよ」コンコンッ
ダイヤ『えっ、あっ!少しお待ちになって!』
ルビィ「……」
ガラガラッ
ダイヤ「部屋にまで声をかけに来てくれたのですか?わざわざありがとう、ルビィ」アセアセッ
ルビィ「……うん」
果南「さっすがルビィだね。気がきくところなんかダイヤにそっくり」ヒョッコリ
ダイヤ「そうでしょうそうでしょう♪ルビィは将来、黒澤家を背負うのですから、当然のことですわ」
果南「ダイヤは背負わないの?」
ダイヤ「私はその、果南さんのお家に///……ってもう!何を言わせるのです!」
果南「ダイヤが言ったくせにー」
ルビィ「お姉ちゃん、お風呂は?」
ダイヤ「あぁ、そうでしたね。今入りますわ」
果南「私もついでに入っちゃおっと」
ルビィ「お姉ちゃん。お風呂上がったよ」コンコンッ
ダイヤ『えっ、あっ!少しお待ちになって!』
ルビィ「……」
ガラガラッ
ダイヤ「部屋にまで声をかけに来てくれたのですか?わざわざありがとう、ルビィ」アセアセッ
ルビィ「……うん」
果南「さっすがルビィだね。気がきくところなんかダイヤにそっくり」ヒョッコリ
ダイヤ「そうでしょうそうでしょう♪ルビィは将来、黒澤家を背負うのですから、当然のことですわ」
果南「ダイヤは背負わないの?」
ダイヤ「私はその、果南さんのお家に///……ってもう!何を言わせるのです!」
果南「ダイヤが言ったくせにー」
ルビィ「お姉ちゃん、お風呂は?」
ダイヤ「あぁ、そうでしたね。今入りますわ」
果南「私もついでに入っちゃおっと」
24: 名無しで叶える物語◆J6suxPaK★ 2025/01/16(木) 21:36:56 ID:???00
ダイヤ「ふ、2人でなんてもぅ、そんな///」
果南「昔はよく入ってたよね。懐かしい」
ルビィ「……今日もお泊まり?」
果南「うん。ダイヤが泊まっていけってさ」
ダイヤ「夜も遅いことですし、帰り道で何かあってもいけませんからね」
果南「ありがと。それじゃあルビィ、ちょっとお風呂行ってくるね」
ダイヤ「ルビィ、それでは」
ルビィ「……いってらっしゃい」
果南「昔はよく入ってたよね。懐かしい」
ルビィ「……今日もお泊まり?」
果南「うん。ダイヤが泊まっていけってさ」
ダイヤ「夜も遅いことですし、帰り道で何かあってもいけませんからね」
果南「ありがと。それじゃあルビィ、ちょっとお風呂行ってくるね」
ダイヤ「ルビィ、それでは」
ルビィ「……いってらっしゃい」
25: 名無しで叶える物語◆J6suxPaK★ 2025/01/16(木) 21:37:37 ID:???00
—ルビィ部屋—
ルビィ「……」テクテク…ストンッ
ルビィ「イヤホン……あぁ、あった」スッ
ルビィ「お姉ちゃん。今日もいっぱいお話しようね」
ピッ
ダイヤ『調べあげて来ましたわ!』
果南『調べたって何を?』
ダイヤ『以前言ったでしょう?果南さんの知らない雑学を調べてくると』
果南『言ったっけ?』
ダイヤ『覚えていないのですか?』
果南『ぜーんぜん』
ダイヤ『むぅ。せっかく調べて来たのに』
果南『ごめんごめん。聞かせてもら』
ピッ
ルビィ「……」
ルビィ「……」テクテク…ストンッ
ルビィ「イヤホン……あぁ、あった」スッ
ルビィ「お姉ちゃん。今日もいっぱいお話しようね」
ピッ
ダイヤ『調べあげて来ましたわ!』
果南『調べたって何を?』
ダイヤ『以前言ったでしょう?果南さんの知らない雑学を調べてくると』
果南『言ったっけ?』
ダイヤ『覚えていないのですか?』
果南『ぜーんぜん』
ダイヤ『むぅ。せっかく調べて来たのに』
果南『ごめんごめん。聞かせてもら』
ピッ
ルビィ「……」
26: 名無しで叶える物語◆J6suxPaK★ 2025/01/16(木) 21:38:28 ID:???00
ピッ
ダイヤ『調べあげて来ましたわ!』
ルビィ「お姉ちゃん、何を調べたの?」
ダイヤ『以前言ったでしょう?果南さんの知らない雑学を調べてくると』
ルビィ「そうだっけ?」
ダイヤ『覚えていないのですか?』
ルビィ「忘れちゃった♪」
ダイヤ『むぅ。せっかく調べて来たのに』
ルビィ「ごめんね。せっかくだから聞かせてお姉ちゃん」
ダイヤ『えぇ。実はですね、鉛筆1本で線をかける距離は、なんと56kmだそうです』
ルビィ「そんなに書けちゃうの!?えんぴつさんすごいね♪」
ダイヤ『すごいでしょう♪果南さんに聞かせたくて調べて来たのですよ』
ルビィ「ルビィのために?ありがとうお姉ちゃん♪大好き♡」
ダイヤ『そんな、愛してるだなんて///その、今夜も泊まっていかれますか?よければ一緒の布団で///』
ルビィ「ルビィでよかったらもちろん!一緒にお話しながら眠ろうね♪」
ダイヤ『え?今?そんな、いけませんわ。ルビィがお風呂に入っているとはいえ……ちょっと果南さんっ』
ルビィ「……」
ルビィ『お姉ちゃん。お風呂上がったよ』コンコンッ
ダイヤ『えっ、あっ!少しお待ちになって!』
ピッ
ルビィ「……お姉ちゃんは、ルビィのだもん」
ルビィ「ルビィだけが、みんなの知らないお姉ちゃんを知ってるの」
ルビィ「これからも……いっぱいいっぱい大好きしようね♡」
ルビィ「ずっとずっとずぅーっと♡」
ルビィ「ルビィだけのお姉ちゃん♡」
完
ダイヤ『調べあげて来ましたわ!』
ルビィ「お姉ちゃん、何を調べたの?」
ダイヤ『以前言ったでしょう?果南さんの知らない雑学を調べてくると』
ルビィ「そうだっけ?」
ダイヤ『覚えていないのですか?』
ルビィ「忘れちゃった♪」
ダイヤ『むぅ。せっかく調べて来たのに』
ルビィ「ごめんね。せっかくだから聞かせてお姉ちゃん」
ダイヤ『えぇ。実はですね、鉛筆1本で線をかける距離は、なんと56kmだそうです』
ルビィ「そんなに書けちゃうの!?えんぴつさんすごいね♪」
ダイヤ『すごいでしょう♪果南さんに聞かせたくて調べて来たのですよ』
ルビィ「ルビィのために?ありがとうお姉ちゃん♪大好き♡」
ダイヤ『そんな、愛してるだなんて///その、今夜も泊まっていかれますか?よければ一緒の布団で///』
ルビィ「ルビィでよかったらもちろん!一緒にお話しながら眠ろうね♪」
ダイヤ『え?今?そんな、いけませんわ。ルビィがお風呂に入っているとはいえ……ちょっと果南さんっ』
ルビィ「……」
ルビィ『お姉ちゃん。お風呂上がったよ』コンコンッ
ダイヤ『えっ、あっ!少しお待ちになって!』
ピッ
ルビィ「……お姉ちゃんは、ルビィのだもん」
ルビィ「ルビィだけが、みんなの知らないお姉ちゃんを知ってるの」
ルビィ「これからも……いっぱいいっぱい大好きしようね♡」
ルビィ「ずっとずっとずぅーっと♡」
ルビィ「ルビィだけのお姉ちゃん♡」
完
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