1: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/09/10(月) 01:21:48.366 ID:ix7T+uP1d.net
妹「ねぇ、おにぃ」
兄「なんだ?」
妹「お母さん達いない時、おにぃが料理作ってくれるのはいいんだけど、いっつもあんまり美味しくない」
兄「そうか、まぁあんまり料理得意じゃないからな」
妹「おにぃはもう食べたの?」
兄「あぁ、外で食べてきたからな」
妹「そっか」モグモグ
兄「食べ終わったら呼んでくれ、食器洗うから」
妹「うん」
妹「(風味が臭い)」モグモグ
妹「(嘘ばっかり、入れてるからでしょ)」モグ…モグ…
兄「なんだ?」
妹「お母さん達いない時、おにぃが料理作ってくれるのはいいんだけど、いっつもあんまり美味しくない」
兄「そうか、まぁあんまり料理得意じゃないからな」
妹「おにぃはもう食べたの?」
兄「あぁ、外で食べてきたからな」
妹「そっか」モグモグ
兄「食べ終わったら呼んでくれ、食器洗うから」
妹「うん」
妹「(風味が臭い)」モグモグ
妹「(嘘ばっかり、入れてるからでしょ)」モグ…モグ…
16: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/09/10(月) 01:33:05.693 ID:ix7T+uP1d.net
兄「風呂空いたぞ」
妹「うん、今入る」
─────
妹「はぁ、頭洗お」
妹「……また、リンスの首のとこキツく締められてる」
妹「……」カシュンカシュン
妹「うん、今入る」
─────
妹「はぁ、頭洗お」
妹「……また、リンスの首のとこキツく締められてる」
妹「……」カシュンカシュン
18: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/09/10(月) 01:36:47.067 ID:ix7T+uP1d.net
兄「洗濯機回していいか?」
妹「うん、いいよ」
兄「はいよ」トタトタ
──────────
妹「何十分経ったかな」
妹「いつまで洗濯機の前にいるんだろ」
妹「うん、いいよ」
兄「はいよ」トタトタ
──────────
妹「何十分経ったかな」
妹「いつまで洗濯機の前にいるんだろ」
19: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/09/10(月) 01:47:07.046 ID:ix7T+uP1d.net
妹「(最初は分からなかった、知識も想像もつかなかったから)」
妹「(纏わり付く匂い……でも最近分かったの、いつもおにぃがそこにいたから)」
妹「(口も鼻も髪も肌も服もおにぃの匂いが染み込まれてしまった)」
兄「洗濯回してきたぞ」
妹「(なんでおにぃは普通の顔して私に話し掛けて来られるのかな)」
妹「うん、ありがと」
妹「(纏わり付く匂い……でも最近分かったの、いつもおにぃがそこにいたから)」
妹「(口も鼻も髪も肌も服もおにぃの匂いが染み込まれてしまった)」
兄「洗濯回してきたぞ」
妹「(なんでおにぃは普通の顔して私に話し掛けて来られるのかな)」
妹「うん、ありがと」
21: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/09/10(月) 01:54:03.450 ID:ix7T+uP1d.net
妹「(なのになんで私も普通の顔してるんだろう、慣れてしまったから?今更取り返しようがないから?面倒だから?この仲を壊したくないから?)」
妹「(分からない、分からない)」
兄「どうした?元気ないな」
妹「何でもないよ、ちょっと疲れてるだけ……あはは、おにぃに家事やってもらっちゃってごめんね」
兄「お、おう(顔が笑ってないな)」
妹「部屋に戻るね」
妹「(分からない、分からない)」
兄「どうした?元気ないな」
妹「何でもないよ、ちょっと疲れてるだけ……あはは、おにぃに家事やってもらっちゃってごめんね」
兄「お、おう(顔が笑ってないな)」
妹「部屋に戻るね」
22: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/09/10(月) 02:01:31.508 ID:ix7T+uP1d.net
妹「……」バタン
妹「(部屋に逃げてもおにぃの匂いが私についてくる)」
妹「(私はどうしたらいいの?)」
妹「(どうしたら、この染み付いたものを取り除けるの?)」
妹「……」
妹「(部屋に逃げてもおにぃの匂いが私についてくる)」
妹「(私はどうしたらいいの?)」
妹「(どうしたら、この染み付いたものを取り除けるの?)」
妹「……」
23: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/09/10(月) 02:09:03.404 ID:ix7T+uP1d.net
バタン
兄「妹か、洗濯終わったぞ……て、おい、何持ってるんだよ……」
妹「私迷ってた訳でも諦めたつもりもなかったみたい」
兄「なんだよ……何するつもりだ!」
妹「決断が出来なかったから、それだけ」
兄「やめろ……」
妹「ねぇ、おにぃのせいで私鈍くなったみたい、鼻も心も」ザクッザクッ
兄「……」
妹「おにぃの血の匂い」
刺殺end
兄「妹か、洗濯終わったぞ……て、おい、何持ってるんだよ……」
妹「私迷ってた訳でも諦めたつもりもなかったみたい」
兄「なんだよ……何するつもりだ!」
妹「決断が出来なかったから、それだけ」
兄「やめろ……」
妹「ねぇ、おにぃのせいで私鈍くなったみたい、鼻も心も」ザクッザクッ
兄「……」
妹「おにぃの血の匂い」
刺殺end
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