学校

友「おいっす！」

男「おう」

幼馴染「おはよー」

友「毎日絶対一緒だな」

男「こいつがうちに来るからなぁー」

幼馴染「なによ？起こしてあげてるんだから感謝してよ」

男「ありがてぇありがてぇ」

幼馴染「全然思ってない！！」

友「幼ちゃんはこんなのほっといて彼氏作ろうぜ？俺立候補する！」

幼馴染「えー？友くんー？」

友「あからさまに不満だとショックなんだけど……」

男「幼馴染は高望みだから彼氏なんて無理無理」

幼馴染「高望みなんてしてない！」

男「じゃあ好み言ってみ」

幼馴染「えー？私より背が高くて優しいなら別にいーよ」

男「嘘つけ、顔も性格もイケメン陽キャじゃないとダメなくせして」

幼馴染「そんな事ないよ！」

男「友ならお前より高くて優しいぞ？陽キャ面もある。彼氏できたな」

友「あれれ！彼女出来ちゃった！？」

幼馴染「友くんはなー？ちょっと違うナー」

友「あー顔かこれ。顔かこれ！！」

男「顔だこれ」

幼馴染「違うよー！顔じゃなくて友達だしそういうじゃないんだよなー」

男「よくある言い訳だわこれ」

友「よく聞くはそれ……」

幼馴染「だから嫌だとかそういうんじゃなくてさー」

幼馴染「そんな事ばっかりしてると、また成績落ちるよ？」

男「余計なお世話だ」

幼馴染「もう！知らないからね！？」

男「なるようにならぁな」

幼馴染「大学行けなくても知らないからね！」

男「そしたら働くよ」

幼馴染「ねぇ！ちゃんとしてよね！」

男「大丈夫だって、ほら遅刻すっぞ」

幼馴染「あ！まってよ！」

昼休み

友「飯食おうぜ！」

男「はー、やっと昼か」

友「あれ？幼ちゃんは？」

男「部活のなんちゃら」

友「そっか」

男「んー」

友「……お前さ、幼ちゃんと付き合わないの？」

男「あー？またそれか。付き合わないし付き合えないだろ」

友「なんで」

男「月とすっぽんだろ」

友「まぁ……、可愛いよなぁ幼ちゃん」

男「なんか俺のフォローしろよ」

友「事実だし、仕方ないだろ」

男「そーですね」

友「冗談はいいとして本当に？」

男「俺は冗談でもないけどな」

友「待ってると思うけどなぁ」

男「ないない、この学年の半分フラれてるんだぜ？」

友「お前じゃないからだろ」

男「違うって、俺じゃ無理無理」

順番間違えた
てか落ちるの早くね

友「だってよ？女子人気高い奴も降られてんだぜ？」

男「あいつはミーハーなの嫌うところあるからなぁ」

友「だからお前を待ってるんだって！」

男「……そんなに言うんならよ」

友「え？」

男「告って見てやろうか？」

友「え！！マジで！！」

男「ああ」

友「よっしゃ！行けって！行けるって！」

男「フラれるだけだろうけどな」

友「んなことないって！もう確定だろこれ！」

男「……」

放課後

友「今日いくのか！今日か？！」

男「今日はあいつ忙しいから無理だよ」

友「何だよ！！早くしろよ！」

幼馴染「何が？」

友「えっ！？あ！」

男「なんでもない」

幼馴染「なにぃ？隠さないでよー」

男「隠してない」

友「そーそー！隠してない！」

幼馴染「友くん変。絶対なんか隠してる」

男「いつも変だろ」

友「そーだよ！いつも変っておい！人を変態見たいにいうな！」

男「はいはい、変態変態」

友「ばっか！お前コラ！」

幼馴染「もー！早く教えてよ！」

男「部活遅れっぞ」

幼馴染「あー！もう！後で教えてよ！」

男「後でな」

幼馴染「忘れないでよね！」

さっき立てたけど書いてたら落ちてたから

友「ふー！」

男「ふー！じゃねーよ馬鹿たれ」

友「つか隠さなくても良かったのか？善は急げだろ！」

男「はぁ……んまぁ結果は変わらないだろうけど」

友「……それさ」

男「ん？」

友「なんでそんなに自身なさげにいうんだ？

男「自身はあるぞ。フラれるな」

友「それだよ！自身ねーじゃん！」

男「自身はある」

友「違うだろ！！」

男「あるゾー自身」

友「……」

男「わかったわかったって、ちゃんと言うから」

友「ふざけんなよ？」

男「真面目に告白するよ」

帰り道

男「とは言ったものの」

男（本当に言うべきか）

男（俺が言ったら受け入れてくれそうな事もない）

男（……なんて自意識過剰か）

男（……俺とじゃ釣り合わないだろ）

男（容姿端麗とかまさにあいつの事だし）

男（勉強はまぁまぁだが俺よりは出来るし）

男（高校までたまたま一緒に居たけど）

男（この先はわからないしなぁ

男（はぁ……告白するなんて言うんじゃなかった）

男「あー……あー……」

女「……」

男「あーあーおーおー」

女「……」

男「うーうーえーえー」

女「……ねぇ」

男「いーおーえーあー」

女「ねぇ」

男「あーいうえーおー」

女「うっさい！！！！」

男「！！」ﾋﾞｸｯ

女「うっさい！！！！」

男「ごっごめん……」

女「あーとか、えーとか、もーうるさい！頭おかしいんじゃないの？」

男「あーいやー、ボーッとしててつい」

>>20
そうなんか
スレ立てとかひさびさでわからんかった

女「……で？」

男「え？」

女「こんな所で黄昏ながら何してんの？」

男「あー、何でもないです……」

女「ならどっか行ってくれます？静かに本読みたいんで」

男「す、すませーん」

女「ふぅ」

男「……あの」

女「ん？なに？」

男「告白ってされたらうれしいですか？」

女「はぁ？……えっ？なに？私に？///」

男「あっ違います」

女「……」

男「されたらうれしいですか？」

女「自分で考えなさいよバカ！」

男「えー……まぁ初対面の人に聞くべきじゃないか」

男「あーあ、すっかり暗くなっちまった」

男（考えれば考えるほど後悔しかない）

男（よくよく考えて、告ったら今後意識して自然体でいられないんじゃないか？）

男（言うべきじゃ無いんじゃないか？）

男（友に謝って無かったことにすれば万事解決では？）

男「そうだ！そうしよう！」

幼馴染「なにを？」

男「なんとぉおおお！！」

幼馴染「うわぁ！！」

男「幼馴染！なにやってんだよ！」

幼馴染「部活終わったから帰ってる……」

男「あー、そんな時間か。そりゃそうか」

幼馴染「男こそなにやってんの？」

男「ちょっとな」

幼馴染「えー？なにぃ？また隠し事ー？やめてよねー」

男「隠してないぞ、言ってないだけだ」

幼馴染「隠してんじゃん！」

男「はっはっは」

幼馴染「元気ならいいけど」

男「なんだよそれ」

幼馴染「元気なさそーに座ってたから」

男「そうか？今は？」

幼馴染「元気そう」

男「じゃあ元気だわ」

幼馴染「えー？なにそれー？！」

男「元気元気！！はっはっはー！」

幼馴染「あー！ちょっとまってよー！」

男「部活順調か？大会も近いんだろ？」

幼馴染「順調だよ。みんなのモチベーションも高いし」

男「大会勝てるといいなぁ」

幼馴染「今回はいい線行くと思うんだ。優勝しちゃったりして」

男「ほぉ？大きく出るな」

幼馴染「だって、目指すは優勝ありきでしょ？」

男「そりゃそうだ」

幼馴染「勝つために練習沢山したからね、行けるよ今回は！」

男「応援するわ」

幼馴染「うわぁテキトーだなぁ」

男「いやいや、真面目にな？」

幼馴染「ほんとにぃ？本当に応援してくれたらもっと頑張れそうだけどなぁ」

男「頑張れ頑張れイケルイケル！！」

幼馴染「ねぇやだそれー！」

幼馴染「はぁー……」

男「……大丈夫か？」

幼馴染「んーどうだろ」

男「なんだ、部活しんどいのか？」

幼馴染「部活じゃないんだ。後しんどい訳でもない」

男「じゃぁ……あれか」

幼馴染「んー」

男「今度は？」

幼馴染「後輩くんだったなー」

男「知ってる奴？」

幼馴染「うちの部の男子だから知っては居るけど……話したことは無いかなぁ」

男「そっか……それで？」

幼馴染「そりゃ……断ったよ……」

男「その子は？」

幼馴染「半泣きだった」

男「フラれたら泣くかそりゃ」

幼馴染「でも言えて良かったですぅって」

男「ほぉ……」

幼馴染「出来たら忘れないでくださいぃって」

男「割りと図々しいな」

幼馴染「結構みんなそういうよ」

男「まぁフラれるのはわかってる所あるだろうからな」

幼馴染「えー？」

男「何がえー？だ。一回でも誰かと付き合ったか？」

幼馴染「無いけど……」

男「ほれみろ。思い出造りだよ」

幼馴染「えー！！私弄ばれてるぅ！？」

男「むしろお前が弄んでるだろ」

幼馴染「そっかぁーすごいなぁ」

男「ん？」

幼馴染「ダメ元でもみんな言えるんだね」

男「そうだな」

幼馴染「ダメかもって思ったら私は出来ないと思うなぁ」

男「失敗は成功の元だとか言うし、失敗してもいいんじゃないか？」

幼馴染「そっかなぁ？」

男「どうだろうな」

幼馴染「えー？」

男「時と場合によるだろう」

幼馴染「結局どっちなのさー」

幼馴染「あーやっと我が家よ」

男「遅くなっちまったな」

幼馴染「男と帰るといっつもこうだよ」

男「なんだよ、俺のせいか？」

幼馴染「そうそう男と居るといっつも帰りが遅くなる」

男「お前がちゃっちゃと歩かないからだろ」

幼馴染「えー男が遅いんだよ！私は運動してるから歩くの早いし」

男「背は低いけどなぁ」

幼馴染「なぁにそれ？脚が短いって？」

男「そんな事言ってないだろ」

幼馴染「ふん！どうせ短足ですよーだ！バイバイ」

男「おいおい……はぁ、じゃあな」

幼馴染「…………男！」

男「ん？」

幼馴染「おやすみ～！また明日ね！」

男「はは、おやすみまた明日」

翌日学校

友「どうよ？」

男「なにが」

友「言うんだろ」

男「あー……昨日さ、あいつまた告られてたよ」

友「えっ？それで？」

男「断ったってよ」

友「だろうな！だからフィニッシュ決めてこいって！」

男「お前は他人事だからってそんな……」

友「端から見てたらムズいんだよ！ムズムズすんの！」

男「つってもいざとなったらなんか怖くなって」

友「大丈夫だって！」

男「んー……」

友「今日は短縮だから部活後でも余裕あるぞ！チャンスチャンス！」

帰り道

男「……」ﾁﾗｯ

女「……」

男「ハッヒッフッヘホー！」

女「わざとやってるでしょ？」

男「あれ、すいません。また居たんですね」

女「ﾁﾗｯて見てたでしょ！白々しい！！うるさいからどっか行け！！」

男「すいません、告白されたらうれしいですか？」

女「ムカつく！あんたムカつくわぁ……」

男「すいません……」

女「はぁ……何？告白でもすんの？」

男「しようか悩んでます」

女「したら？多分、告白されて悪い気なんかしないんじゃない？うまく行くかはしらないけど」

男「そうですかね……」

女「ここでうじうじしてても私にはどうにもできませんよー」

男「……ありがとうございます」

女「お礼なんか良いから早く行ってよ」

男「騒いですいませんした」

女「……うまく行くと良いねー！がんばれー！」

幼馴染「あれ……」

男「おっす」

幼馴染「どうしたの？」

男「どうも？たまたまな」

幼馴染「ふーん」

男「元気無いな？」

幼馴染「うーん、友達がね？」

男「どした？」

幼馴染「彼氏と別れちゃって」

男「なんでまた」

幼馴染「わかんないけど、喧嘩したみたい」

男「喧嘩かー」

幼馴染「昨日まで仲良くしてたのに……」

男「まぁそういうこともあらぁな」

幼馴染「でも付き合ってたんだよ？ちょっとした喧嘩で終わりなの？」

男「そんなの当人しかわかんないよ」

幼馴染「そうだけど……」

幼馴染「……」

男「……」

幼馴染「……」

男「……」

幼馴染「なんかごめんね」

男「なにが」

幼馴染「暗くて」

男「そんな時もあらぁな」

幼馴染「……」

男「……」 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:1341adc37120578f18dba9451e6c8c3b)

三点使いすぎか

男「本当はさ」

幼馴染「ん？」

男「今日はお前待ってたんだ」

幼馴染「え？なんで？」

男「隠し事」

幼馴染「あー！教えてくれるの？」

男「良いのか？聞いたら後戻り出来んぞ？」

幼馴染「えー！なんで！闇の組織に狙われちゃう！？」

男「いや、そんな事はないけど」

幼馴染「なんだぁ」

男「大したことじゃないんだけどな」

幼馴染「早く教えてよー！」

男「幼馴染」

幼馴染「なに？」

男「お前が好きだ」

幼馴染「…………え？」

男「好きだ」

幼馴染「やっやだ、嘘？え？なんで？」

幼馴染「なっなんで！？なんで！？」

男「おっおい？」

幼馴染「やだ、そんなのやだ、だめだよ」

男「そっそんなに嫌か……」

幼馴染「……ぅ、やだなんで？なんで今なの？やだ！やだよ！！」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞｯ

男「あっ！おい！……やっぱ」

翌日学校

友「あれ？！幼ちゃんは！？」

男「……遅れるって」

友「体調悪いのか？」

男「いや、多分俺が……」

友「え？言ったのか？」

男「ああ」

友「それで？」

男「ダメだった」

友「は？本当に？」

男「やだって」

友「ほっ本当に？」

男「泣きながらやだって」

友「え、あー、えー……？」

男「言ったろ？フラれるって。はぁ」

授業中
ｶﾞﾗｯ
幼馴染「遅れてすいません」

友「あっ幼ちゃん」

幼馴染「……」

男（幼馴染……）

幼馴染「おはよ二人とも」

友「おっおは！」

男「ああ」

幼馴染「……」

男「……」

帰り道

男「はぁー」

『回想』

部活女子『幼馴染？』

部活女子2『なんか今日は帰るって行っちゃったよ』

男「はぁー……」

女「ため息うっさい！！！！」

男「あっすません」

女「なんだ？ダメだったか？いい君だわ！はっ！」

男「……」

女「ちょっとマジでへこまないでよ！」

男「いや、わかってた結果なんで」

女「へー？じゃあ終わりなんだ」

男「え？」

女「もうその子とは終わりなんだ」

男「多分……」

女「へーそんなもんか」

女「大して好きじゃ無いんだね」

男「だってあいつと俺じゃ月とすっぽんだし」

女「好きじゃ無いんだ」

男「……好きですよ」

女「すっぽんの癖に？月が？」

男「好きです……」

女「すっぽん君」

男「はい」

女「すっぽんってしつこいって知ってた？」

男「はい？」

女「噛んだら離さないらしいよ」

男「……」

女「すっぽんにもなれないの？」

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

幼馴染「……」

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

幼馴染「お母さん居ないのかな？」

ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

幼馴染「あっこれ、男だ……」

ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

幼馴染「……」

ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

幼馴染「うるさい」

ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

幼馴染「あーあーうるさい」

ﾋﾟﾋﾟﾝﾋﾟﾝﾋﾟﾝﾎﾟビー！ビー！

幼馴染「あっ壊した」 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:1341adc37120578f18dba9451e6c8c3b)

ｶﾞﾁｬ

男「ごっごめん、ベル壊しちった」

幼馴染「……」

男「あっ、あのさ？」

幼馴染「……入る？」

男「あっああ、お邪魔します」

男「ひっひーさしぶりだな！幼の部屋は！」

幼馴染「そだね」

男「なんだかいい匂いだぞーこれ！深呼吸が捗るなこれ！」

幼馴染「どうしてきたの？」

男「あっあのですね……」

男「昨日の明確な返事をですね？いてだきたく」

幼馴染「いてだきたく……」

男「かっ噛んだんだよ！」

幼馴染「ふふ」

男「！へっ返事を！」

幼馴染「返事はダメ……かな」

男（終わった）

男（オレ ザ ジ エンド）

男（所詮すっぽんよ）

男（水面に映る月にゃ噛みつけないのさ）

男「そっそうか、やっぱそうだよな！はは！」

幼馴染「あっあのね、でもね……」

男「はっはは……邪魔したな！」

幼馴染「！？まっ！待って！」

男「いや、もうこれはさ？長居は無用だろ？ごめん」

幼馴染「まって！」

男（待てるかよ、こんな情けない）

幼馴染「待てってば！もう！捕まえた！」

男「……離してくれよ」

幼馴染「ばかぁ！最後まで聞けぇ！」

男「なんだよ」

幼馴染「私だって……私だって男の事好きなの！！」

男「ええ？」

幼馴染「でもね卒業したら、私お父さんの所に行くから……男とは一緒になれないから」

高校卒業ご幼馴染は親父さんの所にいった
俺は地元の大学へ進学
大学卒業後
俺は幼馴染を迎えに行き幸せになった

完