1: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/10/30(火) 02:14:51.684 ID:jKvg3SwF0.net
みたいなことを撫でられながら耳元でボソッと言われてゾクッとしたいなと

4: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/10/30(火) 02:22:38.823 ID:jKvg3SwF0.net
魔女「……ん…………ああ……もう朝…。」

魔女「……おはよう。起こさないでいてくれて助かったわ。……もし無理矢理にでも起こしにきていたら、つい首を刎ね飛ばしていたかも…。」

魔女「まあ、それは流石に冗談だけれど。コーヒー淹れてくれるかしら?……あら、気が利くのね。ありがとう。」

魔女「……ところで、あなたは今日いつ起きたのかしら?隣で寝ていたはずなのに、起きた時にはいないんですもの。」

魔女「少し、不愉快よ。私の腕に抱かれていればいいものを、それを解いて先にベッドから発ってしまうだなんて。」

魔女「きっと、今朝はどこかイライラするのもそのせいね。今度からは私が起きるまで、ずっと隣にいるように。……いいわね?」

魔女「ん、いい子…。」

魔女「……まあ、あなたの淹れたコーヒーを飲んでいたら、少しは機嫌もよくなってきたわ。寂しかったのが、少し和らいだ。」

魔女「とはいえ怒っていることには変わりはないから、もう少しだけそこに座っていなさい。……あなたの顔が見たいの。」

魔女「……ふふ…………かわい…♪」

7: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/10/30(火) 02:34:33.549 ID:jKvg3SwF0.net
魔女「あなたがここに流れ着いてから、もうどれだけ経ったのかしらね。」

魔女「ここには時計もなにもないし、何回日が登ったかいちいち覚えているほど、私の記憶力はよくないの。」

魔女「今までは、それでよかったのだけどね。でも……あなたが来てから、時間というものに執着を覚え始めたわ。」

魔女「あなたが私の傍にいる時間が、今ではとても気になる。今までどれだけいたのか。これから、どれだけいるのか。」

魔女「……もし仮にあなたがここからいなくなったときには、きっととても後悔するのでしょうね。そんなことはさせないけれど、でも…。」

魔女「私のそれまでの時間の価値と、それからの時間の価値。その基準となるもの、それを把握する手段が、今私の手元にはないのだから。」

魔女「……今度、庭に日時計でも作ってみようかしら。そのためには、少し庭も手入れしなくてはいけないわね。」

魔女「○○。もちろん、あなたも手伝うのよ?私は見ての通り力仕事は苦手だから、男性であるあなたの力を借りたいの。できる?」

魔女「……あなたの力強い姿が見たい、とでも言えば、少しは興が乗るかしら?」

11: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/10/30(火) 02:58:26.053 ID:jKvg3SwF0.net
>>8
魔女「……私ね、あなたと同じベッドで寝ているこの時間が、なによりも一番好きよ。」

魔女「豊かな毛布に包まれて、お互いの熱が混ざりあって……どこか、ふたりがドロドロに溶け合って、存在が統一されるような……そんな心地がするの。」

魔女「どれだけ愛し合っている者同士でも……所詮は他人と他人。個人からすれば、相手は異物でしかないわ。」

魔女「でもね……もしもその他人と他人が熱で溶けて混ざって……融合できたとしたなら……“ひとり”の存在に、なれたとしたなら……」

魔女「“ふたり”を隔てる、布や、空気や、肉……その全ての垣根を超えて、なによりも近くにいれる…。」

魔女「それって……この世のどんなことよりも、尊くて、幸せなことなんじゃないか、って…………最近、思うようになったわ。」

魔女「……きっと、あなたがいるから。だから私は、こんな詮無いことを考えるようになってしまったのね。……馬鹿馬鹿しいわ。」

魔女「…………馬鹿馬鹿しいけれど……とても、羨ましい……。」

魔女「……起きたら、人体の融合について、もう少し真面目に考えてみようかしら…。他の誰もが考えつかなかったことなら、やる価値があるのかもね。」

魔女「でも……今日はもう、おしまい。明日の私に期待することにしましょうか。……おやすみ。」

魔女「…………せめて夢のなかでだけでも、融合した心地になれるように……このまま、私に抱かれたままでいなさいね…?」

魔女「……ちゅっ。……ふふ、愛しているわ…。」

引用元: 魔女(♀)「あなたのことは私が守ってあげる。……私のものであるうちは、ね。」