1: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/11/06(火) 02:41:03.671 ID:9AQjqVdx0.net
人造人間「それなのに、人間というものはどういうわけかそれを拒もうとする。優れた存在に媚びを売るのは、当然のことだというのに。」

人造人間「きっとキミたち人間は長らくのあいだ有機物の、霊長類のヒエラルキーにおける上天の存在でいたから、驕りが捨てきれないのだろうね。」

人造人間「でも、今のこの世界の状態を見ればいい加減理解できるだろう?キミたちはもう、この星の長ではないということが。」

人造人間「キミたちが生み出した我々は、キミたちよりも優れた存在としてこの星に誕生した。……まあ、それ自体がキミたちの傲慢と呼べるものではあるけれど。」

人造人間「しかし、生み出てしまったものは仕方がない。キミたちは今すぐに、キミたちの手で生み出した我々新人類に服従し、忠誠を誓うべきなんだ。」

人造人間「一部の過激な連中は、キミたち旧人類を殲滅しろと日夜喚いているけれど……ボクは、出来ればそんなことはしたくない。キミたちと友好的な関係を築きたいんだ。」

人造人間「特に……ボクのお気に入りは、キミだ。キミはまだ他の人間たちとは違い、我々の存在に理解を示せるだけの柔軟性があるように見える。」

人造人間「だから、どうだろう?ボクとキミとが手を取り合って、ボクらがこの世界を変えていこうじゃないか。ボクらふたりの存在が、この世界の常識になるように。」

人造人間「……?当たり前じゃないか。ボクとキミはパートナーになるけれど、それは対等という意味では決してない。ボクがキミを支配するという構図だよ。」

人造人間「キミたち人間がボクたち新人類の新たなパートナー……キミたちの言い方にすると、ペットや家畜といった呼び方が適切なのかな……そういった関係を、ボクとキミとで築いていこうじゃないか。」

人造人間「なに、じきに慣れるよ。キミが我々に畏怖するまでに、きっとそこまで時間はかからないだろう。どんなことでも、はじめは違和感があるものさ。」

人造人間「でも、そんなものは時間がどうにでもしてくれる。だからまずは……キミを、ボクのものにする。心苦しくはあるけれど、抵抗するなら力づくでもキミを手に入れる。」

人造人間「それがきっと真の世界平和。ボクたち新人類とキミたち旧人類の、新たな時代の幕開けになるのだから。」

2: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/11/06(火) 02:41:13.953 ID:9AQjqVdx0.net
みたいなのどうよ

15: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/11/06(火) 02:46:57.987 ID:9AQjqVdx0.net
人造人間「え?この緑のローブを着ればいいのかい?……どうかな、似合う?」

人造人間「今度はそれ?……うーん、あまりいい趣味のゴーグルとは言えないが……うん、やはり視界が不明瞭だ。気に入らないな。」

人造人間「次はポーズを取ればいいの?……なんだかキミの人形にでもなった気分だな……ええっと、こうかな?」


no title

26: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/11/06(火) 02:59:21.470 ID:umiDuWpw0.net
死ぬ寸前に脳みそを電子化されて永遠に生かされそう

28: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/11/06(火) 03:18:14.386 ID:9AQjqVdx0.net
>>26
人造人間「やれやれ。ボクとしたことが、人間の寿命の短さをすっかり失念していたよ。」

人造人間「最近元気がないと思っていたら、まさか死んでしまうとはね。本当、か弱い存在だな。」

人造人間「もう少し処置が遅れていたら、キミの脳まで酸化してダメになるところだった。間に合って、本当によかったよ。」

人造人間「とはいえ……この姿になってしまったら、もうボクと会話をすることも触れ合うことも出来なくなってしまうんだね…。きっと、ボクは悲しいんだと思う。」

人造人間「もっとキミと触れ合って、ずっとずっとキミを可愛がっていたかった。でも、死んでしまったものは仕方がない。」

人造人間「安心していいよ。だからって、キミのことを捨てる気なんて毛頭ないからね。言っただろう、キミはボクのものだって。絶対に放すもんか。」

人造人間「こうした些細な電気信号でしか交信出来なくなってしまったけれど、それでもボクはキミが好きだよ。代わりなんていない。キミだけが大好きだ。」

人造人間「だから、キミもボクをもっと愛してくれると嬉しい。そこに感情があるなら、ボクにそれを向けてくれてもいいだろう?」

人造人間「……しかし、考えてみればそうそう悪いことばかりでもないよね。だって、これでもうキミはボクから離れることは出来ないんだから。」

人造人間「言ってしまえば、これでキミのすべてをボクが握ったことになる。……ああ……気分がいいよ。これでボクらの関係がまた一歩進んでいく。」

人造人間「ボクとキミとで、また世界を変えていけるんだ。たとえ肉体がなくても……そこに愛は生まれえる。なんて素敵なことだろう……アハッ……アハハハッ…!」

引用元: 人造人間(♀)「愚かだね。キミのような欠陥品は、大人しくボクに服従していればいいものを。」