部長「ではこの資料早速頼んだよ！」

ぼく「はい？」

部長「ああすまん！ そのパソコン使ってくれ！」

ぼく「パソコン…？」

数日前 家

父さん「このパソコンでここクリアできないからやってくれ！」

ぼく「うん！」

母さん「いい加減ファミコンをパソコンっていうのやめなさいよ」

父さん「ハイテク機器だから別にパソコンでも間違いないだろ！」

ぼく「どこをクリアできないのか教えていただけないと…」

部長「クリア…？（もしかして専門用語か？私には手に終えぬ！）」

部長「とりあえずやっといてくれ！」

部長がいなくなる

ぼく「パソコンどこだよぉ…」

別室

部長「いやぁ！君の息子はすごいなぁ！私には手に終えないよ！早速専門用語で圧倒されちゃったよ！」

父さん「そうでしょ！あいつにかかればどんなものもクリアできますからね！」

部長「ああ！それだよそれ！私もクリアできるようにしないとな！！」

家

父さん「お前の評価かなりいいぞ！ 部長がべた褒めしてたぞ！ まさかこんな才能ある奴がニートでくすぶってたとはな！このこの～！」

ぼく「あはは やめてよぉ～」

母さん「私も才能あるとは思ってたのよ きっといつかこういい日が来るってわかってた「

ぼく「あはははははははは」

会社

部長「仕事ははかどってるかい？」

ぼく「すみません、僕のやつ持ってきてもいいですか？ちょっとこれじゃ仕事にならなくて」

部長「やっぱり君みたいな人は普段使い慣れてる奴しか受け付けないんだな！ 君がそれでいいなら私は一向にかまわん！ 好きにしてくれい！」

ぼく「ありがとうございます！」

別室

部長「やっぱりうちのパソコンじゃ扱いにくいんだと！ 君の息子はとんでもない大物だ！しっかり自分の力を最大限発揮できるものを自ら用意してくれるんだと！」

父さん「やっぱり使い慣れてるものが一番ですからね！」

会社

部長「おっ自分のもってきたかい！」

ぼく「ピコピコ」

部長「なに勤務中にゲームしてるんだこのドアホ！！」ｺﾞﾂﾝｯ

ぼく「！？！？！？」

ぼく「パワハラで訴えてやる！」

部長「おうやってみろ！お前が悪いんだろ！」

ぼく「僕は真面目に仕事をしてるだけだ！何も悪くない！！」

裁判所

裁判官「有罪！」

部長「！？私は何も悪くなあああああい！！！」

ぼく「やった！」

父さん「お前は大変な目にあったな 部長がまさかあんな人だったなんて思わなかったよ でもよかった！ お前は何も悪くないことが証明されて本当によかったよ！」


第一部　完