1: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/11/17(土) 01:11:55.534 ID:0Dv5g9iW0.net
男「暇だな…」

男「なんか面白いことねーかな…」

神「こんにちは」

男「うわっ! 頭の中で突然声が!」

神「私は神です」

男「なんだ神か」

神「暇でしたら今から私が出す指示に従ってください」

男「>>4

4: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/11/17(土) 01:12:27.224 ID:AZbu2/470.net
殺すぞクズ

9: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/11/17(土) 01:18:11.727 ID:0Dv5g9iW0.net
男「殺すぞクズ」

神「素直に言うことを聞いておればよかったものを…」

男「黙れクズ! てめえが俺を思い通りに動かすなんざ一億年はえーんだよ!」

神「愚かな…」

男「なんだと?」

神「どうも頭に血が昇りやすいと見える、もう一度だけチャンスをやろう…お前は先程、なんと言った?」

男「殺すぞクズって言ったんだよ、クソ野郎!」

神「そうか、では>>14

14: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/11/17(土) 01:20:17.424 ID:cvljbEuyd.net
死んでやるよこのやろーう!

16: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/11/17(土) 01:24:18.729 ID:0Dv5g9iW0.net
神「そうか、では死んでやるよこのやろーう!」

男「え?」

神「」グサッ

神「あああああ!!! 死ぬううううううううう!!!!!」バタッ

神「…」チーン

男「…」

神「…」

男「昼飯はどうしようか」

男「>>20にするか…」

20: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/11/17(土) 01:27:04.000 ID:qnfdE56E0.net
シュールストレミング

21: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/11/17(土) 01:36:43.236 ID:0Dv5g9iW0.net
男「シュールストレミングにするか…」ゴソゴソ

男「あった、ちょっと心配だが開けてみるか」プシュ

男(ッ! こ、これは…)

男(腐った卵を、百倍ひどくしたような、匂いが…)バタッ

男「…」チーン

神「…」

男「…」


男「ハッ! ここは!?」

天使「ここは死後の世界です」

男「俺は…死んだのか…」

天使「はい」

男「これから俺は…どうなる…?」

天使「>>24

24: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/11/17(土) 01:39:08.122 ID:pQG51un0p.net
ハエに転生

25: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/11/17(土) 01:47:42.387 ID:0Dv5g9iW0.net
天使「ハエに転生」

男「え?」

天使「神に楯突いた罰として、ハエに転生してもらうことになりました」

男「横暴にも程がある…」

天使「うるせえッ! とっとと転生しろよゴミクズッ!」ピカー

男(光…? なんだこれは、意識が呑まれる…)


ハエ「…」プーン

ハエ(体が思うように動かんな…光の方へ向かっているのか?)

ハエ(意識はそのままか…どうしろってんだ…)

ハエ(クソがッ…)

26: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/11/17(土) 01:56:17.730 ID:0Dv5g9iW0.net
ハエ(暇だな…)

ハエ(なんか面白いことねーかな…)

神「こんにちは」

ハエ(うわっ! 頭の中で突然声が!)

神「私は神です」

ハエ(なんだ神か)

神「暇でしたら今から私が出す指示に従ってください」

ハエ(>>28

28: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/11/17(土) 01:57:08.953 ID:cvljbEuyd.net
殺すぞクズ

30: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/11/17(土) 02:11:37.984 ID:0Dv5g9iW0.net
ハエ(殺すぞクズ)

神「素直に言うことを聞いておればよかったものを…」

ハエ(黙れクズ! てめえが俺を思い通りに動かすなんざ一億年はえーんだよ!)

神「次にお前は『なんだと?』と言う」

ハエ(なんだと? …ハッ!)

神「ははは」

ハエ(てめえ…なんだって俺をハエなんぞに転生させやがった!)

神「転生…? そんなものは幻想でしかない、生命は死んだらそれっきりだ」

ハエ(あぁ? じゃあ俺はどうして死後も…)

神「簡単なことだ、お前は死んでなんていなかったんだ」

ハエ(なん…だと…)

神「お前は初めて生を受けた時からハエだったのさ、胡蝶の夢ならぬコバエの夢だ」

ハエ(おかしいだろ…ハエがこんなに…)

神「こんなに知能が高いわけはない、そう思っているのかい?」

ハエ(ハエなんて所詮、光に向かっていくだけの…………光に、向かっていく?)

神「あらゆるハエは高度な知能を有している…しかし体が思うように動かないことから、その事実は誰にも窺い知ることができない」

31: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/11/17(土) 02:21:48.139 ID:0Dv5g9iW0.net
神「本人、いや本バエ以外は、な」

ハエ(じゃあ神は…てめえは一体なんなんだよ…なんなんだよ…)

神「神さ…それ以外の何者でもない」

ハエ(なんなんだよ…畜生…)


男「…ハッ!」

男「匂いがひどすぎて寝込んでしまっていたらしいな…」

男「それにしても、なにやら長い夢を見ていた気がするな…」

男「はぁ…とんでもなく臭いがもう開けちまったし、食べるしかねーか…」

男「あれ? そういえば神は…」

男「…神? なんだって神の死体が転がってるなんて馬鹿な考えを? どうも寝ぼけてるらしいな」

これは男の見た夢なのか、はたまたハエの見る夢なのか…
すべてを忘れ去った男にそれを知る術はないが、この事件は一つだけ男に変化をもたらした…
男はこれ以来、ハエを気楽に潰すことができなくなったという…

END

引用元: 神「今から私が出す指示に従ってください」 男「>>4」