1: 2018/11/14(水) 21:56:35.240 ID:Oj31AfkR0.net
士郎「今さっきごちそうさまをしたじゃないか……」


セイバー「でも、ほらっ! 現に私のお腹はまだ鳴ってます!」グゥゥゥ


士郎「なんでさ……」


セイバー「せーのっ! 衛宮さん家の今日のご飯っ! 衛宮さん家の今日のご飯っ!」


士郎「いや、もう振る舞ったつもりだったんだが……」


セイバー「申し訳無いのですが、もう一度振る舞ってください!」


士郎「しょうがないなぁ、セイバーは……じゃあ>>2でも振る舞うよ」

3: 2018/11/14(水) 22:01:43.632 ID:Oj31AfkR0.net
士郎「   でも振る舞うよ」ボロン


セイバー「なっ///!?」ボンッ


士郎「調理も不要な食材だ、遠慮なく食べてくれ!」ニコッ


セイバー「し、シロウ! 落ち着いてください! 熱でもあるのですか!? 早くそれをしまって……」カァァァ


士郎「どうした? 食べないのか?」ブランブラン


セイバー「えーっと……た、確かにそれでも魔力補給はできますけど……そ、その……もう少し時間帯というものを考えて……」カァァァ


セイバー「いや! 食べるぶんには……その、いいのです! で、でも……まだお昼ですし……リンやサクラ達も帰ってくるかも……」アタフタ

7: 2018/11/14(水) 22:05:52.694 ID:Oj31AfkR0.net
士郎「何だと? セイバーは俺の用意したウィンナーが食べられないっていうのか?」ムカッ


セイバー「いや、だからそうではなく……時と場所を……」


士郎「昔からお残しは許さない性分なんだ……! 食わず嫌いは許さないぞ! 令呪を持って命ずる!! セイバー!! 俺の   を食べろ!!」ピカーーーーー


セイバー「っ!? し、シロウ……何てことを……! 止めてください!」プルプル


士郎「重ねて令呪を持って命ずる!! セイバーッ!! 俺の   をぉぉぉぉっ!! 食べろぉぉぉぉぉっ!!!」ピカーーーーー


セイバー「う、ぐっ……! あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」ガバッ


グチャッ

9: 2018/11/14(水) 22:13:03.945 ID:Oj31AfkR0.net
士郎「…………」ドサッ


セイバー「…………」ムシャムシャムシャムシャ


セイバー「っ」ゴックン


セイバー「………………」


セイバー「ヴォェェァァァァ!!」オロロロロロロロロ


セイバー「グルォォァァァァァッ!!!」ジタバタジタバタ


セイバーは、   のあまりの不味さと、不快さと、臭さと、己がマスターを殺したという事実に、ひたすらもがき苦しんだ。

セイバー「ァァ……シロウ……」シュゥゥゥゥ

そうして苦しみもがいてから約5分後、マスターを失ったことでセイバーは光の粒子となって姿を消した。
結局、士郎が何故あんな行動を取ったのか、セイバーには最後の瞬間まで分からなかった。

セイバー「……ごめんなさい」シュゥゥゥゥ


そうして、悲しい事件は幕を閉じたのである。

HAPPY END

引用元: セイバー「シロウ、とってもお腹が空いたのですが」 士郎「嘘だろ?」