サイコキネシス

俺「サイコキネシスメモリ……念動力か。良い買い物したぜ」

俺「このメモリで金をがっぽり儲けて……くくく！俺は地球の重力から解き放たれるんだ！」＼ｻｲｺｷﾈｼｽ／

サイコキネシスドーパント「さあてと、宇宙旅行の費用を稼ぎますか」

サイコキネシスドーパント「念動力で>>11すれば大金が手に入るはずだ」

盗撮

サイコキネシスドーパント「あんまり派手に動き回ると仮面ライダーに目を付けられるって聞いたからな。ここは地道に稼ぐぜ」

サイコキネシスドーパント「この小型カメラを俺の念動力で操ればどんなお宝映像だろうとちょちょいのちょいよ」

サイコキネシスドーパント「まずは>>15の映像でも狙うとするぜ」

ボビーオロゴンの私生活

サイコキネシスドーパント「……いきなり女性の盗撮とかは良心が痛むし、ここは手始めにボビーの私生活でも撮ってみるか。確か最近風都に越してきたはずだし」

ボビー邸

小型カメラ「」ｼﾞｼﾞｼﾞ ﾌﾖﾌﾖ

サイコキネシスドーパント「トレーニングルームにプールまであるのか、良い暮らししてるぜ」

ボビー「ちょっと出掛けてくるぞ」ｶﾞﾁｬｯ

サイコキネシスドーパント「家を出たな。尾行してみよう」

ボビー「……」ｷｮﾛｷｮﾛ ｳｨｰﾝ

サイコキネシスドーパント「随分周りを気にしてたな……む？ここは>>18じゃないか」

俺の家

サイコキネシスドーパント「ここは俺の家じゃないか！なぜボビーがうちに！？」

サイコキネシスドーパント「……仕方ない、ここは一旦変身を解いて本人に聞いてみるか」ｼｭｳｳｳﾝ

ボビー「……」ｷｮﾛｷｮﾛ

俺「あのー……うちに何かご用ですか？」

ボビー「>>21」

ヘンシン

ボビー「ヘンシン……」ﾎﾟﾁｯ＼>>26／

俺「そ、それはガイアメモリ！？」

ボビー「そうだ、俺の>>26メモリの力でお前には消えてもらう」

俺「な、なんで俺がボビーに狙われなきゃならないんだよ！」＼ｻｲｺｷﾈｼｽ／

ボビー

ボビー「俺クラスの有名人になると地球の記憶としてメモリになる。そして個人メモリは本人が使用することで……」＼ﾎﾞﾋﾞｰ!／

ボビードーパント「その性能は何十倍にも跳ね上がる……！フシュウウウウウウ……！！」

サイコキネシスドーパント「て言うか何さっきから普通に喋ってるんだよ！？ボビーと言えば片言だろ！？」

ボビードーパント「何十年日本に住んでると思ってる？あれはテレビ用の芝居だ。さあ死ぬ覚悟はいいな」ｽﾞﾝ ｽﾞﾝ ｽﾞﾝ

サイコキネシスドーパント「くっそ！念動力を食らえ！！」ﾐｮﾐｮﾐｮﾐｮ……

ボビードーパント「鬱陶しいな、このやろー」ｽﾞﾝ ｽﾞﾝ ｽﾞﾝ

サイコキネシスドーパント「げぇーっ！？全然効いてない！？なんつー筋力だよ！？……こうなったら>>32だ！」

テレキネシス

サイコキネシスドーパント「サイコキネシスで動きが抑えられないなら……えいやっ！！」ﾋﾞﾋﾞﾋﾞﾋﾞﾋﾞ……

ボビードーパント「うおっ！？」フワァァ

サイコキネシスドーパント「しばらく浮いといてくれ！アディオス！！」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞｯ

ボビードーパント「待てっ！」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ

路地裏

俺「はぁ……はぁ……ここまで来れば大丈夫だろ。しかしなぜボビーは俺を消そうとしたんだ？」

俺「……こういう時は>>37に相談してみよう」

島田紳助

俺「……」ﾎﾟﾁﾎﾟﾁ ﾄｩﾙﾙﾙﾙ ﾄｩﾙﾙﾙﾙ

島田紳助『おう、なんや俺か』

俺「あっ、紳助さんご無沙汰です。ガイアメモリの件ではお世話になりました」

島田紳助『あーかまへんかまへん、あれも俺のビジネスの一つやから。で、何の用や？』

俺「それがですね今日ボビーが家にやって来たと思ったらいきなり襲われまして……紳助さんなら何か知ってるんじゃないかと思いまして」

島田紳助『ほぉーボビーが……それはあれや、>>40が原因やな』

俺「ええっ！？」

エルニーニョ現象

島田紳助『それはエルニーニョ現象が原因やな』

俺「ええっ！？あの高校の頃に習った気がする気象現象が！？どういうことですか！？」

島田紳助『メモリ扱ってる組織でも原因は解明できてないらしいんやけど……エルニーニョ現象が起きる年は凶暴化したメモリ使用者同士の殺し合いが多発するやと。地球の記憶と関係してるんかなぁ』

俺「ええ……ってことはどっかから俺がメモリを買ったってことがボビーの耳に入っちゃったってことですか」

島田紳助『せやなぁ……ま、襲ってくるのがボビーだけとも限らんけど頑張りーや』ﾌﾞﾂｯ

俺「ちょっ！？……ヤバいぞこりゃ」

>>43「話が聞こえたけど、お前メモリ使用者なんだってな？」

俺「ヒィッ！？」

えなりかずき

えなりかずき「偶然通りすがりで聞いちゃったけど……ふーん」

俺「え、えなりくん！？(ま、まさかえなりくんもメモリ使用者なのか！？……いやまだ決まったわけじゃない)」

俺「……だとしたらどうすると言うんです？」

えなりかずき「別に、ただ>>45するだけさ」

えなりかずき「うっ……！」　ｯ ﾊﾞﾀﾞｯ

俺「えなりくん！？……駄目だ死んでる(いきなり　　　ブレイクした？……メモリの力か！？)」

俺「罪の無いえなりくんを……！こ、この町は狂ってやがる……！」

俺「このままじゃいつ俺も殺されるか分かったものじゃない……こうなったら最終手段！>>47するしかない！！」

俺「んんん゛っ！！」　

俺「へ、へへへへ～……どうせ俺は殺されるんだぁ～……」＼ｻｲｺｷﾈｼｽ!／

サイコキネシスドーパント「みーんなみんな宇宙に行こうよぉぉぉ！」ﾐｮﾐｮﾐｮﾐｮ……

「ば、化け物だっ！！」「体が浮くっ！？」「ママー！怖いよー！！」「お願い！どうか娘だけは……！！」「う、うわああああああっ！！空に落ちるうううううううう！！！」

サイコキネシスドーパント「あ、あははははは！！ははははははは！！！！！」

俺(こうして俺もメモリも狂気に飲まれてしまい、何人もの命を宇宙に打ち上げていった)

俺(だがそれももう終わる……薄れゆく意識のなか、この町を守る正義のヒーローのバイクのエンジン音が鼓膜に響いた)

俺(……もしやり直せるならメモリになんかに手を出さず、今からでも宇宙飛行士を目指したい。最後にそう思った)

BAD END