1: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/04(火) 22:08:03.064 ID:vGwfVeLK0.net
松山「ほら!」
翼「俺がトモダチを差別したりするわけないだろ?」
松山「してんじゃねーか、現に今!」
翼「考えすぎだよ松山」
松山「また呼び捨てにした!?」
若林「どうした、なんの話をしてるんだ?」
松山「おお若林。いや、翼が仲間を贔屓してるんじゃないかって話してたんだ」
若林「翼がそんな奴だとは思わないが・・・」
松山「いや、たしかにこいつはサッカー上手いやつは君付けして、下手なやつは呼び捨てにしてるぞ。間違いない」
翼「誤解だって。そう思うだろ、若林くん」
若林「ああ、翼がそんな事するわけねえよ」
松山「おい!」
翼「俺がトモダチを差別したりするわけないだろ?」
松山「してんじゃねーか、現に今!」
翼「考えすぎだよ松山」
松山「また呼び捨てにした!?」
若林「どうした、なんの話をしてるんだ?」
松山「おお若林。いや、翼が仲間を贔屓してるんじゃないかって話してたんだ」
若林「翼がそんな奴だとは思わないが・・・」
松山「いや、たしかにこいつはサッカー上手いやつは君付けして、下手なやつは呼び捨てにしてるぞ。間違いない」
翼「誤解だって。そう思うだろ、若林くん」
若林「ああ、翼がそんな事するわけねえよ」
松山「おい!」
8: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/04(火) 22:11:42.847 ID:vGwfVeLK0.net
松山「いま、たしかに!『若林くん』ってそう言ったよな!?」
翼「それがどうしたんだい松山。若林くんは若林くんじゃないか」
松山「呼び捨て!呼び捨て!」
翼「?」
松山「不思議そうな顔してんじゃねえええええ!!!」
若林「そういや翼は小学校からずっと俺のこと君付けで呼ぶよな」
翼「そりゃあ若林くんはSGGK(スーパーグレートゴールキーパー)だし」
松山「そこはせめて幼馴染だし、とでも言えよ!」
森崎「おいおい、何を揉めてるんだ翼」
翼「松山がさあ、ひどいこと言うんだ。若林くんみたいに上手いやつだけ君付けして、森崎みたいな下手糞は呼び捨てにしてるって」
森崎「そりゃひどいな。翼がそんな事するわけないよ」
松山「今まさにやったじゃねーか!気づけよ!」
森崎「松山、翼はいいやつだぞ。昔、日向に殺されかけて怯えた俺に『ボールは友達、こわくない』って教えてくれたし、
カミソリシュートを打たれたときに『逆にとべ!』って指示してくれたし、
練習中にも『森崎!こんなシュート若林くんなら軽くキャッチしてるぞ!』って言ってくれたし」
松山「最後のやつはかなりひどくないか?」
翼「それがどうしたんだい松山。若林くんは若林くんじゃないか」
松山「呼び捨て!呼び捨て!」
翼「?」
松山「不思議そうな顔してんじゃねえええええ!!!」
若林「そういや翼は小学校からずっと俺のこと君付けで呼ぶよな」
翼「そりゃあ若林くんはSGGK(スーパーグレートゴールキーパー)だし」
松山「そこはせめて幼馴染だし、とでも言えよ!」
森崎「おいおい、何を揉めてるんだ翼」
翼「松山がさあ、ひどいこと言うんだ。若林くんみたいに上手いやつだけ君付けして、森崎みたいな下手糞は呼び捨てにしてるって」
森崎「そりゃひどいな。翼がそんな事するわけないよ」
松山「今まさにやったじゃねーか!気づけよ!」
森崎「松山、翼はいいやつだぞ。昔、日向に殺されかけて怯えた俺に『ボールは友達、こわくない』って教えてくれたし、
カミソリシュートを打たれたときに『逆にとべ!』って指示してくれたし、
練習中にも『森崎!こんなシュート若林くんなら軽くキャッチしてるぞ!』って言ってくれたし」
松山「最後のやつはかなりひどくないか?」
11: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/04(火) 22:15:59.772 ID:vGwfVeLK0.net
松山「くそ、こうなったら皆を集めて証明してやる」
松山「おいみんな来てくれ!」
日向「ん?」
岬「なに?」
三杉「なんだい?」
早田「おう」
次藤「タイ」
石崎「おっ」
岬「どうしたんだい松山くん」
松山「翼のやつが仲間を差別するんだ。これはキャプテンとして許されるのか?」
日向「なんだと?本当なのか翼」
翼「まさか、松山の誤解だよ日向くん」
日向「なんだそうか」
岬「翼くんがトモダチを差別するはずないもんね」
翼「そのとおりさ岬くん。みんな俺の大事なトモダチだよ」
三杉「ぼくは翼くんを信じていたよ」
翼「ありがとう三杉・・・くん」
三杉「ほら、やっぱり勘違いじゃないか」
松山「いや今の間!三杉、おまえ値踏みされてたぞ!」
松山「おいみんな来てくれ!」
日向「ん?」
岬「なに?」
三杉「なんだい?」
早田「おう」
次藤「タイ」
石崎「おっ」
岬「どうしたんだい松山くん」
松山「翼のやつが仲間を差別するんだ。これはキャプテンとして許されるのか?」
日向「なんだと?本当なのか翼」
翼「まさか、松山の誤解だよ日向くん」
日向「なんだそうか」
岬「翼くんがトモダチを差別するはずないもんね」
翼「そのとおりさ岬くん。みんな俺の大事なトモダチだよ」
三杉「ぼくは翼くんを信じていたよ」
翼「ありがとう三杉・・・くん」
三杉「ほら、やっぱり勘違いじゃないか」
松山「いや今の間!三杉、おまえ値踏みされてたぞ!」
17: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/04(火) 22:19:09.130 ID:vGwfVeLK0.net
早田「てゆーか松山。お前だって翼のこと呼び捨てにしてるじゃねーか」
翼「そうだよ。早田の言うとおりだ」
松山「俺は全員に対してこうだからいいんだよ。翼みたいに実力のあるなしで露骨に呼び方を変えるのが問題なんだ」
翼「松山、それは被害妄想だよ」
日向「まあ松山はガキの頃からつまんねー事を根に持つタイプだったからな」
次藤「男のくせに器の小さいやつタイ」
翼「だよね、日向くん、次藤」
松山「ああああああああああああああああ!!!」
松山「・・・・・・いや、ちょっと待てよ」
松山「翼、おまえ昔は俺のことも君付けで呼んでなかったか?」
翼「中学の頃かな?」
松山「そうだよ!あのころは松山くんって呼ばれてたのに!」
翼「だってあの頃の君は俺と互角に戦ってたけど、その後は差が開く一方だから・・・」
松山「語るに落ちてるじゃねーか!やっぱ差別してんだろーが!!!」
翼「そうだよ。早田の言うとおりだ」
松山「俺は全員に対してこうだからいいんだよ。翼みたいに実力のあるなしで露骨に呼び方を変えるのが問題なんだ」
翼「松山、それは被害妄想だよ」
日向「まあ松山はガキの頃からつまんねー事を根に持つタイプだったからな」
次藤「男のくせに器の小さいやつタイ」
翼「だよね、日向くん、次藤」
松山「ああああああああああああああああ!!!」
松山「・・・・・・いや、ちょっと待てよ」
松山「翼、おまえ昔は俺のことも君付けで呼んでなかったか?」
翼「中学の頃かな?」
松山「そうだよ!あのころは松山くんって呼ばれてたのに!」
翼「だってあの頃の君は俺と互角に戦ってたけど、その後は差が開く一方だから・・・」
松山「語るに落ちてるじゃねーか!やっぱ差別してんだろーが!!!」
19: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/04(火) 22:24:43.906 ID:vGwfVeLK0.net
松山「よし、今度こそはっきりさせてやる」
松山「みんな、そこに実力順で一列に並べ!」
岬「実力順・・・」
三杉「翼くんを抜けば、まあこんなかんじだろうね」
若林 日向 岬 三杉 松山 次藤 早田 森崎 石崎
翼「一体なにするんだい松山?」
松山「翼、ここにいる奴らの名前を前から順に言ってみな」
翼「若林くん、日向くん、岬くん、三杉くん、松山、次藤、早田、・・・・・・」
若林「なにィ!?」
日向「おいおい、マジじゃねえか。三杉・松山を境界にして露骨に君付けと呼び捨てに別れてるぜ」
早田「翼テメエ・・・」
松山「これではっきりしたな。やっぱり翼の本性はサッカーサイコパス・・・」
翼「・・・森崎、石崎くん」
松山「なにィ!?」
松山「みんな、そこに実力順で一列に並べ!」
岬「実力順・・・」
三杉「翼くんを抜けば、まあこんなかんじだろうね」
若林 日向 岬 三杉 松山 次藤 早田 森崎 石崎
翼「一体なにするんだい松山?」
松山「翼、ここにいる奴らの名前を前から順に言ってみな」
翼「若林くん、日向くん、岬くん、三杉くん、松山、次藤、早田、・・・・・・」
若林「なにィ!?」
日向「おいおい、マジじゃねえか。三杉・松山を境界にして露骨に君付けと呼び捨てに別れてるぜ」
早田「翼テメエ・・・」
松山「これではっきりしたな。やっぱり翼の本性はサッカーサイコパス・・・」
翼「・・・森崎、石崎くん」
松山「なにィ!?」
22: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/04(火) 22:29:00.153 ID:vGwfVeLK0.net
若林「おい、翼のやつ石崎を君付けしたぞ!?」
早田「どういうことだ!下手糞はもれなく呼び捨てされるんじゃなかったのか!?ヤツは多分この中で一番下手だぞ!」
石崎「どうもこうも、俺は子供の頃からずっと翼から君付けされてるぞ」
松山「なにィ!?」
翼「ほら、俺はサッカーの実力でトモダチ差別なんてしてないだろ?」
森崎「やっぱりな。翼はそんな 奴じゃないって信じてたよ」
石崎「ああ、翼がそんな事するもんかよ」
翼「ありがとう石崎くん。あと森崎も」
松山「くっ・・・」
早田「どういうことだ!下手糞はもれなく呼び捨てされるんじゃなかったのか!?ヤツは多分この中で一番下手だぞ!」
石崎「どうもこうも、俺は子供の頃からずっと翼から君付けされてるぞ」
松山「なにィ!?」
翼「ほら、俺はサッカーの実力でトモダチ差別なんてしてないだろ?」
森崎「やっぱりな。翼はそんな 奴じゃないって信じてたよ」
石崎「ああ、翼がそんな事するもんかよ」
翼「ありがとう石崎くん。あと森崎も」
松山「くっ・・・」
23: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/04(火) 22:33:52.896 ID:vGwfVeLK0.net
松山「いや、これはなにかの間違いだ。石崎だけは例外なんだ。イレギュラーだ・・・」ブツブツ
岬「・・・もうやめようよ」
松山「えっ」
岬「こんなふうに仲間割れするのはやめようよ。悲しくなるよ」
松山「岬・・・」
岬「松山くん、僕たちはサッカーでつながった仲間じゃないか」
松山「・・・そうだな、済まなかった。確かに俺はつまらないことにこだわり過ぎていたかもしれない」
岬「わかってくれたんだね松山くん」
岬「翼くん。松山くんも悪気があったわけじゃないんだ。許してあげてよ」
翼「もちろんさ岬くん!ちっとも気にしてないって」
若林「・・・一時はどうなることかと思ったが、岬のおかげで険悪なムードがなくなったな。さすが聖人岬だ」
三杉「うん、彼がいるだけで場が和むな」
岬「若林くん、三杉くん。照れるよ」
日向「よし、じゃあみんな!気を取り直して練習だぜ!」
岬「そうだね小次郎」
日向(なにィ!?)
岬「・・・もうやめようよ」
松山「えっ」
岬「こんなふうに仲間割れするのはやめようよ。悲しくなるよ」
松山「岬・・・」
岬「松山くん、僕たちはサッカーでつながった仲間じゃないか」
松山「・・・そうだな、済まなかった。確かに俺はつまらないことにこだわり過ぎていたかもしれない」
岬「わかってくれたんだね松山くん」
岬「翼くん。松山くんも悪気があったわけじゃないんだ。許してあげてよ」
翼「もちろんさ岬くん!ちっとも気にしてないって」
若林「・・・一時はどうなることかと思ったが、岬のおかげで険悪なムードがなくなったな。さすが聖人岬だ」
三杉「うん、彼がいるだけで場が和むな」
岬「若林くん、三杉くん。照れるよ」
日向「よし、じゃあみんな!気を取り直して練習だぜ!」
岬「そうだね小次郎」
日向(なにィ!?)
24: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/04(火) 22:34:38.756 ID:vGwfVeLK0.net
おわり
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