1: 名無しで叶える物語(湖北省) 2019/01/13(日) 02:56:01.31 ID:Fw5nR0/9
とある日の昼…
にこ「…」テクテク
にこ(ふふふ…!)
にこ(待ちに待った昼休憩…!)
にこ(突入…!ランチタイム…!)ギラン
にこ(いかにアイドルと言えど、一社会人…)
にこ(そんな社会人に訪れる安息…!安らぎの時間…!)
にこ(普段ならパスタやパンケーキで軽く済ませる所だけど…)テクテク
にこ(今日は稀に見る空腹なのよね!)グゥウウウ…
にこ(どこかにたくさん食べれそうなお店は…)キョロキョロ
にこ「ん?」チラッ
看板『 ボリュームかつ丼 “かつ澤” 』ドンッ
にこ「カツ丼ねぇ…」
にこ(アイドルの私なら普段は絶対に入らない店だけど…)
にこ(たまには行ってみましょうか!今日だけはガッツリとね…!)フフ
にこ(マネージャーは別行動だから、一応サングラスで変装して…)スチャ
ガラッ…
店員A「いらっしゃっせー!」
にこ「…」テクテク
にこ(ふふふ…!)
にこ(待ちに待った昼休憩…!)
にこ(突入…!ランチタイム…!)ギラン
にこ(いかにアイドルと言えど、一社会人…)
にこ(そんな社会人に訪れる安息…!安らぎの時間…!)
にこ(普段ならパスタやパンケーキで軽く済ませる所だけど…)テクテク
にこ(今日は稀に見る空腹なのよね!)グゥウウウ…
にこ(どこかにたくさん食べれそうなお店は…)キョロキョロ
にこ「ん?」チラッ
看板『 ボリュームかつ丼 “かつ澤” 』ドンッ
にこ「カツ丼ねぇ…」
にこ(アイドルの私なら普段は絶対に入らない店だけど…)
にこ(たまには行ってみましょうか!今日だけはガッツリとね…!)フフ
にこ(マネージャーは別行動だから、一応サングラスで変装して…)スチャ
ガラッ…
店員A「いらっしゃっせー!」
2: 名無しで叶える物語(湖北省) 2019/01/13(日) 02:57:29.57 ID:Fw5nR0/9
にこ「よいしょっと」スッ
にこ「…ん?」チラッ
客A「パクパク…」モグモグ
にこ(あれがここのカツ丼ね。なるほど、確かにボリューミーではあるけど…)
にこ(案外月並みね。今の私には物足りないくらいだわ!)フフン
にこ「あの、注文いいですか?」
店員A「はい!何にしましょう?」
にこ「ふふ…じゃあ…」
にこ「カツ丼ひとつ!大盛りで!」ビシッ
店員A「えっ…!?」ザワ…
店員B「大盛り…!?」ザワ…
客B「ざわ…ざわ…!」
にこ「? どうかしたの?」
にこ「…ん?」チラッ
客A「パクパク…」モグモグ
にこ(あれがここのカツ丼ね。なるほど、確かにボリューミーではあるけど…)
にこ(案外月並みね。今の私には物足りないくらいだわ!)フフン
にこ「あの、注文いいですか?」
店員A「はい!何にしましょう?」
にこ「ふふ…じゃあ…」
にこ「カツ丼ひとつ!大盛りで!」ビシッ
店員A「えっ…!?」ザワ…
店員B「大盛り…!?」ザワ…
客B「ざわ…ざわ…!」
にこ「? どうかしたの?」
3: 名無しで叶える物語(湖北省) 2019/01/13(日) 02:58:05.97 ID:Fw5nR0/9
店員A「あ、あの大丈夫ですか?大盛りで…」
にこ「なによ?女の私には多すぎるって言いたいの?」
にこ「この宇宙ナンバーワン美少女の私には食べられないとでも?」キッ
店員A「い、いえ!そういうワケでは!」アセアセ
にこ「ナメないでよね!いいから早く持ってきなさいよ!大盛り!」バンッ
店員A「は、はいっ!ただ今…!」タタタ…
にこ「なによ?女の私には多すぎるって言いたいの?」
にこ「この宇宙ナンバーワン美少女の私には食べられないとでも?」キッ
店員A「い、いえ!そういうワケでは!」アセアセ
にこ「ナメないでよね!いいから早く持ってきなさいよ!大盛り!」バンッ
店員A「は、はいっ!ただ今…!」タタタ…
4: 名無しで叶える物語(湖北省) 2019/01/13(日) 02:59:05.06 ID:Fw5nR0/9
数分後…
店員A「お、お待たせしましたー!」ドンッ
にこ(おっ、きたわね。どれどれ量は…)
大盛りカツ丼『ドーーーーーーン!』ヤマモリ
にこ「…」
にこ「!?!?!?」
大盛りカツ丼『ズドーーーーーーン!』ヤマモリ
にこ「ぬあっ…!?がっ…!?!?」ザワ…
にこ(ななな、なんなのよ!?この圧倒的量はっ!?!?)ザワ…ザワ…
にこ(隣の人のが並盛りなら…大盛りの量がいくらなんでも多過ぎる…!)
にこ(バカっ…!普通ならもっと刻むでしょうが!増量の段階を! )
にこ(並盛り→中盛り→大盛り→特盛り…とか!)
にこ(…い、いや違う!メニューを見ると確かに刻んでいるわ…!)バッ
店員A「お、お待たせしましたー!」ドンッ
にこ(おっ、きたわね。どれどれ量は…)
大盛りカツ丼『ドーーーーーーン!』ヤマモリ
にこ「…」
にこ「!?!?!?」
大盛りカツ丼『ズドーーーーーーン!』ヤマモリ
にこ「ぬあっ…!?がっ…!?!?」ザワ…
にこ(ななな、なんなのよ!?この圧倒的量はっ!?!?)ザワ…ザワ…
にこ(隣の人のが並盛りなら…大盛りの量がいくらなんでも多過ぎる…!)
にこ(バカっ…!普通ならもっと刻むでしょうが!増量の段階を! )
にこ(並盛り→中盛り→大盛り→特盛り…とか!)
にこ(…い、いや違う!メニューを見ると確かに刻んでいるわ…!)バッ
5: 名無しで叶える物語(湖北省) 2019/01/13(日) 02:59:53.75 ID:Fw5nR0/9
~カツ丼メニュー~
・キッズ(プリン付き)
ワンパク食べ盛りのお子様へ!
・レディース
カロリーの気になる方!他店の並盛りくらいです。
・小盛り
今日1食で済ませたい方へ。
・並盛り
さながらK2(カツ)!登破するのは命がけ!
・大盛り
ようこそ新世界へ…!
~~~~~
にこ(この店は並より下を刻んでいる…!サイズ的に隣が食べてるのは並盛りでも小盛りでもない…!)
にこ「ぐっ…!頼むんじゃないわよっ!その図体でレディースサイズを!」クワッ
客A「!?」ビクッ
・キッズ(プリン付き)
ワンパク食べ盛りのお子様へ!
・レディース
カロリーの気になる方!他店の並盛りくらいです。
・小盛り
今日1食で済ませたい方へ。
・並盛り
さながらK2(カツ)!登破するのは命がけ!
・大盛り
ようこそ新世界へ…!
~~~~~
にこ(この店は並より下を刻んでいる…!サイズ的に隣が食べてるのは並盛りでも小盛りでもない…!)
にこ「ぐっ…!頼むんじゃないわよっ!その図体でレディースサイズを!」クワッ
客A「!?」ビクッ
6: 名無しで叶える物語(湖北省) 2019/01/13(日) 03:00:55.36 ID:Fw5nR0/9
店員A「あの、すいません」
にこ「え?」
店員「大盛り挑戦者には撮影をお願いしてるんですが…後ほど撮ってもいいですか?」
にこ「撮影って…」チラッ
にこ「! あの写真は…!?」ハッ
苦しそうなラグビー部員の写真『かつ澤さんヤバイっす…! “◯◯大学ラグビー部敗北…!”』
にこ(ぬあっ…!?)ガーン
にこ(ら、ラグビー部員でも完食不可能だというの…!?)
にこ(ぐっ…!安息のランチタイムのはずが…どうして…)ワナワナ…
にこ(どうしてこんなことに…!)ガクッ
にこ「え?」
店員「大盛り挑戦者には撮影をお願いしてるんですが…後ほど撮ってもいいですか?」
にこ「撮影って…」チラッ
にこ「! あの写真は…!?」ハッ
苦しそうなラグビー部員の写真『かつ澤さんヤバイっす…! “◯◯大学ラグビー部敗北…!”』
にこ(ぬあっ…!?)ガーン
にこ(ら、ラグビー部員でも完食不可能だというの…!?)
にこ(ぐっ…!安息のランチタイムのはずが…どうして…)ワナワナ…
にこ(どうしてこんなことに…!)ガクッ
7: 名無しで叶える物語(湖北省) 2019/01/13(日) 03:01:43.22 ID:Fw5nR0/9
にこ(…でも大見得を切った以上、今さら引き下がることはできないわ…!)
にこ「ふ、ふふふ…!」ククク…
にこ「逃すんじゃないわよ…?」
にこ「新たな伝説の瞬間…!刹那のシャッターチャンスを…!」ニヤリ
店員たち「お…おおっ!ヤル気まんまんですね!」ワー!
客たち「行けー!お嬢ちゃん!」ワー!
にこ「いざっ…!」バッ
にこ(決死のダイブ…!カツの海っ…!)
ガツガツガツガツ…!
――――
――
―
にこ「ふ、ふふふ…!」ククク…
にこ「逃すんじゃないわよ…?」
にこ「新たな伝説の瞬間…!刹那のシャッターチャンスを…!」ニヤリ
店員たち「お…おおっ!ヤル気まんまんですね!」ワー!
客たち「行けー!お嬢ちゃん!」ワー!
にこ「いざっ…!」バッ
にこ(決死のダイブ…!カツの海っ…!)
ガツガツガツガツ…!
――――
――
―
8: 名無しで叶える物語(湖北省) 2019/01/13(日) 03:02:20.71 ID:Fw5nR0/9
とある場所…
にこのマネージャー「…」
マネージャー「ずいぶん遅いわね…にこのランチタイム…」
マネージャー「何かあったのかしら…」
にこ「…」テクテク
マネージャー「あ、にこ!どこに行ってたの!心配してたのよ!」
にこ「近づかないで!」
マネージャー「!?」ビクッ
にこ「どうなっても知らないわよ…!今の私に触ったら…!」キッ
にこ「うっぷ…!」ヨロヨロ
マネージャー(な…?)ザワ…
マネージャー(何があったの…!このランチタイムに…!?)ザワ…ザワ…
おわり?
にこのマネージャー「…」
マネージャー「ずいぶん遅いわね…にこのランチタイム…」
マネージャー「何かあったのかしら…」
にこ「…」テクテク
マネージャー「あ、にこ!どこに行ってたの!心配してたのよ!」
にこ「近づかないで!」
マネージャー「!?」ビクッ
にこ「どうなっても知らないわよ…!今の私に触ったら…!」キッ
にこ「うっぷ…!」ヨロヨロ
マネージャー(な…?)ザワ…
マネージャー(何があったの…!このランチタイムに…!?)ザワ…ザワ…
おわり?
9: 名無しで叶える物語(湖北省) 2019/01/13(日) 03:03:37.77 ID:Fw5nR0/9
別の日の昼…
にこ「…」テクテク
にこ(ふふふ…突入!ランチタイム…!)ギラン
にこ(今日の腹具合は…まあまあね…!)グゥ…
にこ「…」ピタッ
看板『 ボリュームかつ丼 “かつ澤” 』ドンッ
にこ(ふふ…思い出すわね。最初この店に来た時は…)
にこ(圧倒的ボリュームのカツ丼を頼んで…大失敗…!)
にこ(でもそれも今やビギナー時代の話よ!)
にこ(またバレないようにサングラスをかけて、と…)スチャ
ガラッ…
店員A「いらっしゃっせー!」
にこ「…」テクテク
にこ(ふふふ…突入!ランチタイム…!)ギラン
にこ(今日の腹具合は…まあまあね…!)グゥ…
にこ「…」ピタッ
看板『 ボリュームかつ丼 “かつ澤” 』ドンッ
にこ(ふふ…思い出すわね。最初この店に来た時は…)
にこ(圧倒的ボリュームのカツ丼を頼んで…大失敗…!)
にこ(でもそれも今やビギナー時代の話よ!)
にこ(またバレないようにサングラスをかけて、と…)スチャ
ガラッ…
店員A「いらっしゃっせー!」
10: 名無しで叶える物語(湖北省) 2019/01/13(日) 03:04:29.80 ID:Fw5nR0/9
にこ「よいしょっと」スッ
店員A「お決まりですか?」
にこ「ふふ…じゃあ…」ニヤリ
にこ「カツ丼ひとつ…!キッズサイズ(プリン付き)で…!」ビシッ
店員A「はい!キッズひとつでー!」
店員B「あいよー!」
にこ(そう、この店のカツ丼は並より下にサイズを刻んでいる…その並でさえ圧倒的な大ボリューム…)
にこ(それを知らずに大盛りでも頼もうものなら…まさに地獄…!ありふれた悲しみの果て…!)フフ
にこ(だから今日みたいな小腹が空いた日には、多少頼むのが恥ずかしくても…!)
にこ(キッズサイズで充分なのよ!)ギラン
???「すみませーん!」
店員A「はいよ!注文ですか?」
???「カツ丼の大盛りで!」
にこ「…」ザワ…
にこ「あ…?」ザワ…ザワ…
店員A「お決まりですか?」
にこ「ふふ…じゃあ…」ニヤリ
にこ「カツ丼ひとつ…!キッズサイズ(プリン付き)で…!」ビシッ
店員A「はい!キッズひとつでー!」
店員B「あいよー!」
にこ(そう、この店のカツ丼は並より下にサイズを刻んでいる…その並でさえ圧倒的な大ボリューム…)
にこ(それを知らずに大盛りでも頼もうものなら…まさに地獄…!ありふれた悲しみの果て…!)フフ
にこ(だから今日みたいな小腹が空いた日には、多少頼むのが恥ずかしくても…!)
にこ(キッズサイズで充分なのよ!)ギラン
???「すみませーん!」
店員A「はいよ!注文ですか?」
???「カツ丼の大盛りで!」
にこ「…」ザワ…
にこ「あ…?」ザワ…ザワ…
11: 名無しで叶える物語(湖北省) 2019/01/13(日) 03:05:19.76 ID:Fw5nR0/9
???「千歌ちゃん!カツ丼の大盛りなんて大丈夫なの!?」
千歌「平気だよ曜ちゃん!今日はガッツリ食べたいから、イケる気がするのだ!」エッヘン
店員A「い、いいんですか?ウチの大盛りは…」
千歌「大丈夫ですよ!お腹すかせてきたので!」ドヤァ
店員A「は、はあ…ではお連れ様は…」
曜「私はレディースサイズにしようかな」
店員A「分かりました。大盛りとレディースですね…」
千歌「普段カツ丼屋さん来ないから楽しみだねー!」ワクワク
曜「残したりしちゃダメだよー?」
千歌「だいじょぶだいじょぶー♪」
ワイワイ…
にこ(ふふ…まったく呆れたものね)クス
にこ(どうもこの様子は知らないわね、ここの大盛りのこと…!)
にこ(以前の私のようにね…!)ニヤニヤ
千歌「平気だよ曜ちゃん!今日はガッツリ食べたいから、イケる気がするのだ!」エッヘン
店員A「い、いいんですか?ウチの大盛りは…」
千歌「大丈夫ですよ!お腹すかせてきたので!」ドヤァ
店員A「は、はあ…ではお連れ様は…」
曜「私はレディースサイズにしようかな」
店員A「分かりました。大盛りとレディースですね…」
千歌「普段カツ丼屋さん来ないから楽しみだねー!」ワクワク
曜「残したりしちゃダメだよー?」
千歌「だいじょぶだいじょぶー♪」
ワイワイ…
にこ(ふふ…まったく呆れたものね)クス
にこ(どうもこの様子は知らないわね、ここの大盛りのこと…!)
にこ(以前の私のようにね…!)ニヤニヤ
12: 名無しで叶える物語(湖北省) 2019/01/13(日) 03:06:04.61 ID:Fw5nR0/9
店員A「すみません、お客様…」
にこ「ん?」
店員A「他のお客様が大盛りを頼まれましたので…」
にこ「ふふ、分かってるわよ。大盛り優先でしょ?」
店員「はい、その後すぐにお客様のもお持ちいたしますね」
にこ(そう、かつ澤では大盛りの注文が入ったら他より優先する決まりがある…)
にこ(常識…!すっかりかつ澤に通うようになった私にはね!)ドヤァ
にこ(さてさて、お隣さんはどうなるかしらね…?)フフ
千歌「~♪」フンフーン
にこ「ん?」
店員A「他のお客様が大盛りを頼まれましたので…」
にこ「ふふ、分かってるわよ。大盛り優先でしょ?」
店員「はい、その後すぐにお客様のもお持ちいたしますね」
にこ(そう、かつ澤では大盛りの注文が入ったら他より優先する決まりがある…)
にこ(常識…!すっかりかつ澤に通うようになった私にはね!)ドヤァ
にこ(さてさて、お隣さんはどうなるかしらね…?)フフ
千歌「~♪」フンフーン
13: 名無しで叶える物語(湖北省) 2019/01/13(日) 03:06:50.44 ID:Fw5nR0/9
数分後…
店員A「お待たせしました。カツ丼の大盛りです!」ドンッ
大盛りカツ丼『ズガドーーーーーーン!』ヤマモリ
千歌・曜「…」
千歌・曜「!?!?!?」
にこ(きたきた!相変わらず圧倒的ね…!)
にこ「ん?」
千歌「~~~~~!?」アセアセ
曜「~~~~~!?」アセアセ
にこ(ぷくくく…!焦ってる焦ってる!)ククク…
店員A「お待たせしました。カツ丼の大盛りです!」ドンッ
大盛りカツ丼『ズガドーーーーーーン!』ヤマモリ
千歌・曜「…」
千歌・曜「!?!?!?」
にこ(きたきた!相変わらず圧倒的ね…!)
にこ「ん?」
千歌「~~~~~!?」アセアセ
曜「~~~~~!?」アセアセ
にこ(ぷくくく…!焦ってる焦ってる!)ククク…
14: 名無しで叶える物語(湖北省) 2019/01/13(日) 03:07:23.58 ID:Fw5nR0/9
千歌「え、えーと!ここ、これどうしようかな~…」キョロキョロ
曜「よよ、予想外だよねコレは~…」キョロキョロ
にこ(ふふ、キョロキョロしても無駄よ!頼んだからには自己責任…!)
にこ(かつ澤はいたってフェアー!メニューにある以上、“知りませんでした”では通らない…!)
にこ(ま…一度経験した私なら、メニューには無いけど頼めば出てくるソースや山椒…)
にこ(その他、様々な調味料を駆使してダマしダマし食べる裏ワザを知ってるけど…)
にこ(教えてあげないわ!そんなことは!)ドヤァ
にこ(かつ澤は甘くないのよ!勉強だと思って自分で気がつくのね♪)フフン
曜「よよ、予想外だよねコレは~…」キョロキョロ
にこ(ふふ、キョロキョロしても無駄よ!頼んだからには自己責任…!)
にこ(かつ澤はいたってフェアー!メニューにある以上、“知りませんでした”では通らない…!)
にこ(ま…一度経験した私なら、メニューには無いけど頼めば出てくるソースや山椒…)
にこ(その他、様々な調味料を駆使してダマしダマし食べる裏ワザを知ってるけど…)
にこ(教えてあげないわ!そんなことは!)ドヤァ
にこ(かつ澤は甘くないのよ!勉強だと思って自分で気がつくのね♪)フフン
16: 名無しで叶える物語(湖北省) 2019/01/13(日) 03:07:58.00 ID:Fw5nR0/9
曜「どうしよう千歌ちゃん…私も自分のぶん頼んだから協力できないかも…」アセアセ
千歌「うぅ…まさかこんな量が来るなんて思ってなかったのだ…」ガクッ
店員A「あのーすみません」
千歌「え?」
店員A「大盛り挑戦者は撮影をお願いしてるんですが、後ほどお願いできますか?」
千歌「さ、撮影って…?」
曜「あ、見て!上に挑戦者の写真が飾ってあるよ!」
苦しそうなラグビー部員の写真『かつ澤さんハンパないっす…! “◯◯大学ラグビー部リベンジ失敗…!”』
曜「うわ…ラグビー部3人でも完食できてないよ…」
千歌「わーん!どうしよう曜ちゃーん!」ビエー
千歌「うぅ…まさかこんな量が来るなんて思ってなかったのだ…」ガクッ
店員A「あのーすみません」
千歌「え?」
店員A「大盛り挑戦者は撮影をお願いしてるんですが、後ほどお願いできますか?」
千歌「さ、撮影って…?」
曜「あ、見て!上に挑戦者の写真が飾ってあるよ!」
苦しそうなラグビー部員の写真『かつ澤さんハンパないっす…! “◯◯大学ラグビー部リベンジ失敗…!”』
曜「うわ…ラグビー部3人でも完食できてないよ…」
千歌「わーん!どうしよう曜ちゃーん!」ビエー
17: 名無しで叶える物語(湖北省) 2019/01/13(日) 03:08:31.80 ID:Fw5nR0/9
にこ(ふふふ…この様子、以前の私を見ているようね)
にこ(ちょっと可哀想だけど、ゆっくり見物させてもらいましょ)
千歌「…ん?」
千歌「…」チラッ
千歌「…」
にこ「…」
にこ(…ん?)
千歌「…」ジー
にこ(な、何よこの子…急に私の方をジーっと見て…)
にこ(あっ…!まさか…!)バッ
にこ(ちょっと可哀想だけど、ゆっくり見物させてもらいましょ)
千歌「…ん?」
千歌「…」チラッ
千歌「…」
にこ「…」
にこ(…ん?)
千歌「…」ジー
にこ(な、何よこの子…急に私の方をジーっと見て…)
にこ(あっ…!まさか…!)バッ
18: 名無しで叶える物語(湖北省) 2019/01/13(日) 03:09:41.63 ID:Fw5nR0/9
大盛り完食したにこの写真『屁でもないわ…!この程度…! “ペロリ完食…!Y澤さま!”』
にこ(そうかこの子…!私の完食した写真を見て…)ハッ
千歌「あの!そのサングラス…この写真のY澤さんですよねっ!」
千歌「小柄なのにこれをペロリなんて…スゴいんですねー!」
にこ(ぐっ…話しかけてきた…!)
にこ「い、いえ…別に大した事じゃないわよ…」
千歌「あ、そうだ!」ポン
にこ(そうかこの子…!私の完食した写真を見て…)ハッ
千歌「あの!そのサングラス…この写真のY澤さんですよねっ!」
千歌「小柄なのにこれをペロリなんて…スゴいんですねー!」
にこ(ぐっ…話しかけてきた…!)
にこ「い、いえ…別に大した事じゃないわよ…」
千歌「あ、そうだ!」ポン
19: 名無しで叶える物語(湖北省) 2019/01/13(日) 03:10:05.00 ID:Fw5nR0/9
千歌「すいません!お茶碗ありますかー?」
店員A「ありますよ、はい」スッ
千歌「うんしょ、うんしょ…」モリモリ
曜「お茶碗にカツ丼よそってどうするの?」
千歌「いやー、あんなに食べれる人が横にいたから…」
千歌「良かったら私のカツ丼を少しあげますので…どうぞ!」ドンッ
にこ「…」
にこ「はい…?」
千歌「お、お代わりもあるんで…遠慮なくガッといっちゃって下さい!」
曜「ち、千歌ちゃん!知らない人に失礼だよー!」
にこ「…」
にこ「…話しかけてきたから何を言い出すかと思えば」ハァ
にこ「甘えるんじゃないわよ!自分で頼んだんでしょ大盛り!」キッ
千歌「ヒェッ…」ビクッ
店員A「ありますよ、はい」スッ
千歌「うんしょ、うんしょ…」モリモリ
曜「お茶碗にカツ丼よそってどうするの?」
千歌「いやー、あんなに食べれる人が横にいたから…」
千歌「良かったら私のカツ丼を少しあげますので…どうぞ!」ドンッ
にこ「…」
にこ「はい…?」
千歌「お、お代わりもあるんで…遠慮なくガッといっちゃって下さい!」
曜「ち、千歌ちゃん!知らない人に失礼だよー!」
にこ「…」
にこ「…話しかけてきたから何を言い出すかと思えば」ハァ
にこ「甘えるんじゃないわよ!自分で頼んだんでしょ大盛り!」キッ
千歌「ヒェッ…」ビクッ
20: 名無しで叶える物語(湖北省) 2019/01/13(日) 03:10:34.53 ID:Fw5nR0/9
にこ「自分で頼んで注文通り大盛りが来たのよ!それを今さらギャーギャーと…!」
にこ「あまりナメないことね!世間(かつ澤)を!」
千歌「う、うぅっ…!」タジ…
にこ「つべこべ言う前に食べ切ってみなさい!一人前の女なら大盛りぐらい一人で!」キッ
千歌「う~~…!わーーーん!」ビエー
曜「この人の言う通りだよ。私も食べるから頑張ろうよ!」
千歌「う、うん…わかったよ…」グス…
にこ「まったく…」ハァ
店員A「お待たせしましたー!」
店員A「カツ丼のキッズサイズとプリンセットになりまーす」トンッ
にこ「! うっ…!」ドキッ
にこ「あまりナメないことね!世間(かつ澤)を!」
千歌「う、うぅっ…!」タジ…
にこ「つべこべ言う前に食べ切ってみなさい!一人前の女なら大盛りぐらい一人で!」キッ
千歌「う~~…!わーーーん!」ビエー
曜「この人の言う通りだよ。私も食べるから頑張ろうよ!」
千歌「う、うん…わかったよ…」グス…
にこ「まったく…」ハァ
店員A「お待たせしましたー!」
店員A「カツ丼のキッズサイズとプリンセットになりまーす」トンッ
にこ「! うっ…!」ドキッ
21: 名無しで叶える物語(湖北省) 2019/01/13(日) 03:11:04.02 ID:Fw5nR0/9
千歌「…」
千歌「…ん~~?」チラッ
にこ「…!」ハッ
千歌「へ~~~…」ニヤニヤ
千歌「これはこれは…ずいぶんと大きなキッズがいたものなのだ」ププッ
千歌「さっき“大盛りぐらい”って言ってたような気がしますね~?」
にこ「い、いやそのっ!これは…!」アセアセ
千歌「あ、お先に食べてどうぞ!何ならまずプリンを食べても大丈夫ですよ?」ニヤニヤ
にこ「ぐ、ぐぬぬっ…!違うのよコレは!」
千歌「ん?何が違うのかな~?」ププッ
曜(千歌ちゃんが珍しく煽りモードだ…)
にこ「ぐぐぐ…!」ギリギリ
千歌「…ん~~?」チラッ
にこ「…!」ハッ
千歌「へ~~~…」ニヤニヤ
千歌「これはこれは…ずいぶんと大きなキッズがいたものなのだ」ププッ
千歌「さっき“大盛りぐらい”って言ってたような気がしますね~?」
にこ「い、いやそのっ!これは…!」アセアセ
千歌「あ、お先に食べてどうぞ!何ならまずプリンを食べても大丈夫ですよ?」ニヤニヤ
にこ「ぐ、ぐぬぬっ…!違うのよコレは!」
千歌「ん?何が違うのかな~?」ププッ
曜(千歌ちゃんが珍しく煽りモードだ…)
にこ「ぐぐぐ…!」ギリギリ
22: 名無しで叶える物語(湖北省) 2019/01/13(日) 03:11:31.17 ID:Fw5nR0/9
にこ「ちょっと店員さん!」キッ
店員A「は、はいっ!」
にこ「これ間違ってるわよ!早く持ってきなさい!」
にこ「注文通り…カツ丼大盛りを!」
店員A「か、かしこまりました!」
客たち「おー!Y澤がまた大盛りを頼んだぞー!」ワイワイ
千歌「さっすがー!成功者は違うのだー!」パチパチ
にこ「…」
にこ(や…)
にこ(やってしまったああああああ!)ウワァアアアア…
店員A「は、はいっ!」
にこ「これ間違ってるわよ!早く持ってきなさい!」
にこ「注文通り…カツ丼大盛りを!」
店員A「か、かしこまりました!」
客たち「おー!Y澤がまた大盛りを頼んだぞー!」ワイワイ
千歌「さっすがー!成功者は違うのだー!」パチパチ
にこ「…」
にこ(や…)
にこ(やってしまったああああああ!)ウワァアアアア…
23: 名無しで叶える物語(湖北省) 2019/01/13(日) 03:12:32.97 ID:Fw5nR0/9
店員A「はいよ!カツ丼大盛りです!」ドンッ
大盛りカツ丼『ズガガドーーーーーーン!』ヤマモリ
にこ「…」
にこ「こうなってしまっては仕方ないわ…」
にこ「もうサングラスで正体隠してる場合じゃないわね…!」スッ
にこ「見せてやるわよ!“宇宙ナンバーワンアイドル”矢澤にこの晴れ舞台をね!」ドンッ!
千歌「え…」ザワ…
千歌「えーーーーー!?」
曜「わ、Y澤さんって矢澤にこさんだったの!?」ザワ…ザワ…
にこ「米粒ひとつ残らず平らげてやるわ!覚悟しなさいよ!かつ澤!」
店員A「は、はい!あっ、ファンなので後で写真とサインを…///」
にこ「いいわよ!ど真ん中に飾りなさい!」
大盛りカツ丼『ズガガドーーーーーーン!』ヤマモリ
にこ「…」
にこ「こうなってしまっては仕方ないわ…」
にこ「もうサングラスで正体隠してる場合じゃないわね…!」スッ
にこ「見せてやるわよ!“宇宙ナンバーワンアイドル”矢澤にこの晴れ舞台をね!」ドンッ!
千歌「え…」ザワ…
千歌「えーーーーー!?」
曜「わ、Y澤さんって矢澤にこさんだったの!?」ザワ…ザワ…
にこ「米粒ひとつ残らず平らげてやるわ!覚悟しなさいよ!かつ澤!」
店員A「は、はい!あっ、ファンなので後で写真とサインを…///」
にこ「いいわよ!ど真ん中に飾りなさい!」
25: 名無しで叶える物語(湖北省) 2019/01/13(日) 03:13:16.97 ID:Fw5nR0/9
千歌「あ…!」
千歌「あの!私、μ’sの大ファンで!高海千歌って言います!」
千歌「Aqoursっていうスクールアイドルグループをやってるんです!」
千歌「さ、さっきはその…矢澤さんとは知らずに失礼なこと言ってすいません!」ペコリ
にこ「…なるほど、見たことある気がしたけどAqoursだったのね」
にこ「気にしてないわ。今はそれよりも…」
にこ「“新旧スクールアイドルカツ丼対決”…始めるわよ!」
千歌「は、はいっ!」
にこ(そして結局、私も高海千歌も…)
にこ(2人でダイブ…!カツの海へ…!)
千歌「うおーーーーー!」モグモグモグモグ
にこ「おりゃーーーーー!」モグモグモグモグ
ガツガツガツガツ…
曜「…うわぁ、ファンには見せられない絵面だなぁ」パク
曜「あ、カツ丼おいしい」パクパク
――――
――
―
千歌「あの!私、μ’sの大ファンで!高海千歌って言います!」
千歌「Aqoursっていうスクールアイドルグループをやってるんです!」
千歌「さ、さっきはその…矢澤さんとは知らずに失礼なこと言ってすいません!」ペコリ
にこ「…なるほど、見たことある気がしたけどAqoursだったのね」
にこ「気にしてないわ。今はそれよりも…」
にこ「“新旧スクールアイドルカツ丼対決”…始めるわよ!」
千歌「は、はいっ!」
にこ(そして結局、私も高海千歌も…)
にこ(2人でダイブ…!カツの海へ…!)
千歌「うおーーーーー!」モグモグモグモグ
にこ「おりゃーーーーー!」モグモグモグモグ
ガツガツガツガツ…
曜「…うわぁ、ファンには見せられない絵面だなぁ」パク
曜「あ、カツ丼おいしい」パクパク
――――
――
―
26: 名無しで叶える物語(湖北省) 2019/01/13(日) 03:14:11.92 ID:Fw5nR0/9
しばらくして…
店員A「ありがとうございましたー!」
千歌「う、うぷ…吐きそう…曜ちゃん助けて…」ヨロヨロ
にこ「ぐっ…もう少し…もう少しでイケたのに…うぷっ…」ヨロヨロ
曜「だ、大丈夫…2人とも…?」
千歌「で、でも…チカの方がにこさんより多く食べれたのだ…!」フラフラ
にこ「は、はぁ?私の方が米10粒くらい少なかったけど…!」フラフラ
千歌・にこ「ぐぬぬぬ…!」キッ
千歌・にこ「う゛っ!?」
千歌・にこ「うっぷ…!お、お腹が苦しい~~~!」ワーン
曜「…」
曜(旧スクールアイドルvs新スクールアイドル対決…)
曜(勝者…カツ丼……!)
千歌「これがキッカケで、私とにこさんは一緒にご飯を食べる仲になりましたとさ」
おわり
店員A「ありがとうございましたー!」
千歌「う、うぷ…吐きそう…曜ちゃん助けて…」ヨロヨロ
にこ「ぐっ…もう少し…もう少しでイケたのに…うぷっ…」ヨロヨロ
曜「だ、大丈夫…2人とも…?」
千歌「で、でも…チカの方がにこさんより多く食べれたのだ…!」フラフラ
にこ「は、はぁ?私の方が米10粒くらい少なかったけど…!」フラフラ
千歌・にこ「ぐぬぬぬ…!」キッ
千歌・にこ「う゛っ!?」
千歌・にこ「うっぷ…!お、お腹が苦しい~~~!」ワーン
曜「…」
曜(旧スクールアイドルvs新スクールアイドル対決…)
曜(勝者…カツ丼……!)
千歌「これがキッカケで、私とにこさんは一緒にご飯を食べる仲になりましたとさ」
おわり
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