1: 名無しで叶える物語(鮒寿司) 2019/03/04(月) 19:56:45.92 ID:V4lDfypV
曜「すたみなたろう?千歌ちゃん、なにそれ」

梨子「あ、私知ってる。焼肉とかお寿司とかが食べ放題の…」

果南「何してもいい店だよね」

10: 名無しで叶える物語(鮒寿司) 2019/03/04(月) 20:07:27.80 ID:V4lDfypV
~すたみな太郎~

カラン


花丸「うわぁ~~美味しそうな匂いがいっぱいするじゅら~」

ルビィ「ほんとだね~すごいっ」

善子「全く、なんで練習後にゾロゾロと飲食店に来なくちゃいけないのよ!」

ダイヤ「善子さん。9人全員で食事というのも大事なことですわ」


にこ「いらっしゃいま~…ゲッ」

にこ(明らかに部活帰りの高校生が9人…。即刻ご退場願いたい案件じゃないの、最悪だわ)


千歌「あっ、店員さーん!ごはん食べさせて欲しいのだ!」

15: 名無しで叶える物語(鮒寿司) 2019/03/04(月) 20:13:55.76 ID:V4lDfypV
曜「楽しみだねっ、どれも美味しそう!」

果南「はしゃぐのもいいけどちゃんと食べられる分だけにしときなよ?」

鞠莉「そ、れ、と♪店員さんに迷惑かけるのもナッシングね☆」

千歌「はーいっ!」


にこ(……でもなんか、案外しっかりしてそうな子たちね。大丈夫そう)


にこ「えーと。9人なので、5人と4人に別れてテーブルに座ってください」


梨子「グループ分け、どうしよう…?」

千歌「私が決める!」

18: 名無しで叶える物語(鮒寿司) 2019/03/04(月) 20:18:27.32 ID:V4lDfypV
~なんやかんやで、5分後~


千歌「じゃあ私、よーちゃん、花丸ちゃん、果南ちゃんと」

ダイヤ「わたくし、ルビィ、鞠莉さん、善子さん、梨子さんですわね」


『はーいっ!』


にこ「んじゃお時間90分でーす」


梨子(席がちょっと離れてるけど、大丈夫かな…)

23: 名無しで叶える物語(鮒寿司) 2019/03/04(月) 20:26:43.49 ID:V4lDfypV
ルビィ「うわぁ…。おねぃちゃあ、これ全部、食べてもいいの?」

ダイヤ「コース説明を見る限りはそうね。でも、キチンと食べられる分量ずつ持ってくるのよ?」

鞠莉「ふ~ん。アイスとかデザートもあるのね、焼肉オンリーかと思っちゃったけど」

善子「でも肉食べないと勿体ないっていうのはあるわよ、元々食べ放題なんてそれが醍醐味なんだし…」

梨子「わ、私…まずドリンク取ってこようかな。。誰か一緒に行きましょ?」

善子「フッ。この堕天使ヨハネの味覚を支配できる飲み物なんて、人間界の店に存在するのか…お手並み拝見ね」

ルビィ「ぅゆ、普通のジュースしかないんじゃ…」

26: 名無しで叶える物語(鮒寿司) 2019/03/04(月) 20:34:00.58 ID:V4lDfypV
~一方その頃~


曜「よーし!まず何からたべる?」

千歌「まずは、前菜からだよ」

曜「え、あ、うん」

花丸「食べ放題で前菜ずら?」

千歌「みとねぇに連れてってもらったお店でね、ぜんさいっていうメニューから始まったんだよ?」

果南「お待たせ。前菜、持ってきたよ」ドンッ


花丸(どこからどう見てもハラミずら)

29: 名無しで叶える物語(鮒寿司) 2019/03/04(月) 20:47:42.30 ID:V4lDfypV
曜「お肉~!!いいね、果南ちゃん!」

果南「食べ放題ってのはね、どんどん焼いてくんだよ。戦場なの」

花丸「なるほどぉ」

千歌「よーし!お肉全種類持ってきたよ!一気に焼いちゃお!」ヒョイヒョイヒョイ


ジュゥゥゥゥゥウウ!!!!!!!


客A「あの、なんかすごく焦げ臭いんですけど」

にこ「え?」

35: 名無しで叶える物語(鮒寿司) 2019/03/04(月) 20:56:00.95 ID:V4lDfypV
にこ「確かに言われてみれば焦げ臭…」

にこ(ん?あそこの方から普通の飲食店じゃ絶対見ないであろう黒煙が)


千歌「キャンプファイヤーだ!!」

曜「ね、ねぇ!お肉真っ黒だよ!?」

果南「不味い!早く消化しないと!!マル!」

花丸「まかせるずらっ…!!」ポイツ

花丸「レモネードアイスならきっと消えるはず!!」ジュゥゥゥゥ


にこ「ちょぉぉぉっっとぉ!!!」

40: 名無しで叶える物語(鮒寿司) 2019/03/04(月) 21:02:07.47 ID:V4lDfypV
千歌「え?あ、はい」

にこ「ぬぁにしてんのよ!!」

曜「ご、ご、ごめんなさい!!!」

にこ「わざとやってんなら、今すぐ追い出…」

果南「おねーさんごめんね。炎は氷で鎮火するのはわかってたんだけど。アイスも氷でしょ、だからイケると思ったんだよね」

にこ「違うわよ!!」

花丸「わぁ~ほっぺがポカポカしてあったかいずら~」キャッキャ


にこ「……はぁ。つぎ、何かほかのお客様の迷惑になるような事したら出て行ってもらいますから…」

46: 名無しで叶える物語(鮒寿司) 2019/03/04(月) 21:10:36.82 ID:V4lDfypV
梨子(なんだろう、胸騒ぎがする……。千歌ちゃんたち大丈夫かな)


ルビィ「えへへ。すたみな太郎さんのうどん、美味しいねっ」

ダイヤ「初めてラーメンを湯がきましたが…作り方も書いてありますし、誰でも出来るようになっていますのね。とても親切ですわ」

善子「ラーメンなんて誰でもインスタントで経験してるわよ…」

鞠莉「んー。でもピラフはパサパサ、お寿司はお寿司では無い何か、唐揚げは変な油のテイストがするし…ノーグッドね。」

梨子(鞠莉さんが曇ってる…。千歌ちゃんオススメのお店ってことで来てるし、ガッカリさせちゃダメだよね)


梨子「鞠莉さん、あそこにわたあめを作る機械がありますよ!」

49: 名無しで叶える物語(鮒寿司) 2019/03/04(月) 21:16:47.98 ID:V4lDfypV
鞠莉「ワッツ?わたあめって…昔ダイヤと食べたあの甘いもの?」

ダイヤ「えぇ。懐かしいですわね」

梨子「自分で作れるなんて、すたみな太郎ってすごいわよね!さぁみんなで一緒に…」


ガガガガガガッ、モクモクモクモクモク


花丸「ずらぁぁっ~!!わたあめに襲われてるじゅらぁぁ~!!」ジタバタジタバタ

千歌「ふははははっ!わたあめ星人!そのまま花丸ちゃんをベタベタにしちゃえー!」

花丸「誰かぁ、助けて~!!!」


「トゥッ!!」


曜「割り箸戦隊、割り箸ブルー!参上っ!!」

千歌「くそぉ~出たなぁ!割り箸ブルー!」


梨子(え?え??え???)

53: 名無しで叶える物語(鮒寿司) 2019/03/04(月) 21:25:16.24 ID:V4lDfypV
千歌「んははっ!そんな小さい割り箸1本で、何ができるって言うのだ!ムダなのだ!やめるのだ!」

曜「小さくたって…小さくたって!私は割り箸ブルーなんだっっ!!」クルクルクルクルッ

花丸「わぁ!こんなに大きいわたあめが割り箸に吸い取られていくずらー!」

千歌「そ、そんな…!!」


果南「はーいカットー」


にこ「ゴォラァァァァ!!!!」


果南「なんですか?砂糖全部使っちゃったけど、それはここが食べ放題だからで…」

にこ「アンタらのテーブル没収!!もうひとつのグループと一緒に食べてなさい!」

曜「あ、あれ?もしかして怒られてる…?」

千歌「わたあめ作ってただけなのに酷いのだ…」

花丸「食べ放題って難しい…」

56: 名無しで叶える物語(鮒寿司) 2019/03/04(月) 21:30:46.10 ID:V4lDfypV
曜「と、いうわけで…。狭いけど、ここで食べることになりました」

梨子(あぁ恥ずかしい……。周りの人、みんなすっごく見てるッッ…)


ダイヤ「全く!!高校生にもなって、店員さんに迷惑をかけるなんて!」

果南「まぁまぁダイヤ、落ち着いてよ。お詫びに何か取ってきてあげるからさ」

鞠莉「何かって…もうほとんど食べたんじゃない?」

善子「うーん…。まぁ、強いて言うならクレープくらいかしら。食べてないの」

ルビィ「あっ、じゃあルビィが…」

千歌「大丈夫!まかせて!カンタンだよ!」

梨子「ちょ、ちょっと待って…!ダイヤさん、クレープもラーメンみたいに作り方が貼ってあったりするんですか?」

ダイヤ「それは…確か、さっき同じようなものを見ましたが」

果南「梨子、大丈夫だよ。いくら千歌でも作り方通りに作れば失敗しないって」

花丸「まるも千歌ちゃんをお手伝いするずら!」

61: 名無しで叶える物語(鮒寿司) 2019/03/04(月) 21:34:15.21 ID:V4lDfypV
ジャ、イッテクルー


梨子(はぁ…店員さんの目が痛い)チラッ

梨子(絶対早く帰れって思ってるよね)


にこ「…………」イライライライライライラ

にこ(あと5分…。アイツらも女子高生、流石にもう食べられないでしょ)


曜「ち、千歌ちゃんたち…遅いね。」

善子「ズラ丸ってば作り方わからないんじゃないかしら…」

ルビィ「あっ!二人とも帰ってきたよ!」

果南「おかえり~、時間もないしちゃっちゃと食べちゃおうよ」

63: 名無しで叶える物語(鮒寿司) 2019/03/04(月) 21:39:40.33 ID:V4lDfypV
千歌「ごめん、時間なくて5つしか作れなかったのだ…」

曜「えぇ…!!」

ルビィ「5人しかクレープ食べられないのぉ…」

鞠莉「オゥ…それは残念ね」

善子「ま、まぁヨハネは何となく遠慮したいわね」

梨子「私も…って、言いたいところだけど、普通にいい匂いがする…」

善子「……そりゃ、クレープなんて誰が作っても同じだし」

果南「そっか。残念だけど…迷惑かけちゃったみたいだし、ダイヤ達に食べてもらおっか」

花丸「うんっ!」

千歌「千歌たちのクレープ、たべてほしいのだ」

64: 名無しで叶える物語(鮒寿司) 2019/03/04(月) 21:44:05.35 ID:V4lDfypV
梨子(…クレープの見た目はキレイだし、量も少ない)

善子(ズラ丸、なんで捨てられた子犬みたいな目してんのよ…。わかったわよ、食べればいいんでしょっ)


ルビィ「じ、じゃあ…いただきます」モグッ

ダイヤ「……ではわたくしも」モグッ

鞠莉「…あーんっ」パクリ

善子「……」モグ

梨子「…んっ。」パクッ


千歌「すたみな太郎のオススメメニューを隠し味に入れてみたんだけど、どうかなぁ」

花丸「きっと喜んでくれるはずずら~^^」

68: 名無しで叶える物語(鮒寿司) 2019/03/04(月) 21:55:05.09 ID:V4lDfypV
千歌「ダイヤさんのクレープには、大量に積み上げられたライチから美味しそうなのを激選したのと、お口直しの浅漬けを入れたよ」

花丸「善子ちゃんのにはテカテカに光ってるマグロのお寿司!結構前から置いてあった、店員さんおすすめのやつずら」

千歌「ラーメン美味しい美味しいっていってたから、ダイヤさんのには替え玉を入れておいたよ。あ、うどんの方が良かったかなぁ」

花丸「鞠莉さんはメインメニューが美味しくないっていってたから、汁物にしたよ。生地の元にすたみなカルビスープを入れて、具材は白ご飯だけ!これぞすたみなクレープずら」

千歌「梨子ちゃんのクレープは、果南ちゃんオススメの濃厚辛味噌味だれの壷漬け焼きとアップルポークをトッピングしたんだよ!」



にこ「……言ったわよね、次は無いって」


~そして、Aqours(一部)は出禁になった~

引用元: 千歌「すたみな太郎いくのだ」