1: 名無しで叶える物語(もみじ饅頭) 2019/03/11(月) 21:35:38.02 ID:pi0Lmgzz
ルビィ「お腹空いたなぁ…今日は善子ちゃんも花丸ちゃんも用事があるし、お姉ちゃんも生徒会の仕事で遅くなるし…」

ルビィ「たまには外食しよう」

ルビィ「ん?丸亀製麺?おうどん?」

3: 名無しで叶える物語(もみじ饅頭) 2019/03/11(月) 21:38:34.88 ID:pi0Lmgzz
ルビィ「花丸ちゃんが麺が苦手だから麺料理はあまり食べてないから…たまには食べよう」

ルビィ「入り口は…えっと…こっちかな?」

ガチャ

店員「いらっしゃいませー!!」

ルビィ「ピギィイイ!?お、驚いた…」

ルビィ「って、あれ?みんなお盆持って並んで…あ、セルフサービス式なんだね」

5: 名無しで叶える物語(もみじ饅頭) 2019/03/11(月) 21:42:39.67 ID:pi0Lmgzz
ルビィ「これ持って…並んで…」

店員「いらっしゃいませ!!ご注文はお決まりでしょうか!?」

ルビィ「ヒャッ!?え?め、メニュー?あ、え、えっと…ルビィ…初めてでして…」

店員「それでしたら、お好きなうどんを選んでください。次に、サイズで並、大盛、特盛。温かいうどんか冷たいうどんかを決めてください」

ルビィ「は、はい…えっと、じゃ、じゃあ、釜玉うどんで…な、並でお願いします…」

6: 名無しで叶える物語(もみじ饅頭) 2019/03/11(月) 21:46:39.57 ID:pi0Lmgzz
店員「分かりました。はい。釜玉うどんの並ですね。お次はお好きな天ぷらやおにぎりなど、お選びください」

ルビィ「わぁ…け、結構大きいね」

ルビィ「天ぷら…天ぷら…いっぱいあって選べないよぉ…」

ルビィ「あ、野菜のかき揚げは130円だけど…ちょっと大きいね…」

ルビィ「あ、エビさん!!これにする!!」

ルビィ「初めてだから、天ぷらはこれだけにして…おにぎりは…敢えてお稲荷さんにしよ!!」

7: 名無しで叶える物語(もみじ饅頭) 2019/03/11(月) 21:51:25.49 ID:pi0Lmgzz
ルビィ「次はレジだね」

店員「釜玉うどん並が1つ。海老天が1つ。稲荷が1つ。合計440円です」

ルビィ「わわ、財布財布!!」

店員「ありがとうございました!!」

ルビィ「お席はここでいいかな?」

ルビィ「よし。いただきます」

ズルっ!!ズルルル!!

ルビィ「わぁ!!初めて食べるけどおいしい!!」

サクッサクッ

ルビィ「海老天もサクサクしてる!!」

モグモグ

ルビィ「お稲荷さんもジューシー!!」

ルビィ「ごちそうさまでした!!」

9: 名無しで叶える物語(もみじ饅頭) 2019/03/11(月) 21:53:55.97 ID:pi0Lmgzz
ルビィ「あー美味しかった♡」

ルビィ「花丸ちゃんも麺が嫌いじゃなければ、一緒に食べにいけるけどなぁ…」

ルビィ「…また食べに行こう!!」

11: 名無しで叶える物語(もみじ饅頭) 2019/03/11(月) 21:57:11.72 ID:pi0Lmgzz
後日

ルビィ「えへへ。また来ちゃった♡」

ルビィ「今日はどれにしようかな♡ネットだと、ぶっかけうどんが人気だけど…。あっ!!とろ王うどんにしよう」

12: 名無しで叶える物語(もみじ饅頭) 2019/03/11(月) 22:00:12.12 ID:pi0Lmgzz
ルビィ「とろ王うどんの並の温かいのでお願いします」

店員「かしこまりました!!とろ王入りまーす!!」

ルビィ「天ぷらは…あっ!!お芋さんの天ぷら!!しかも100円!!食べよう食べよう!!」

ルビィ「おにぎりは…今日はいいかな。うゆ。今日はこれで食べよう」

16: 名無しで叶える物語(もみじ饅頭) 2019/03/11(月) 22:05:37.76 ID:pi0Lmgzz
ルビィ「温泉卵ととろろがおいしい♡」

ルビィ「芋天も外はカリッ!!中はホクホクでおいしい♡」

女性「あ、す、すみません。隣いいですか?」

ルビィ「あ、は、はい…!?」

ルビィ『何アレ!?お肉がたっぷり!!しかも、真ん中には玉子…あ、あれが牛すき釜玉うどん!!並盛690円!!』

18: 名無しで叶える物語(もみじ饅頭) 2019/03/11(月) 22:09:56.90 ID:pi0Lmgzz
ルビィ『結構食べる人だなぁ…』

ルビィ『ルビィにも食べられるかなぁ…?い、いや…さすがにあの量はちょっと…』

ルビィ「ごちそうさまでした」

店員「ありがとうございました!!」

ルビィ「うーん。花丸ちゃんや善子ちゃんも誘いたいけど…善子ちゃんはまだしも…花丸ちゃんをどうするか何だよね…」

ルビィ「丸亀製麺アプリで調べよう」

ルビィ「あ、天丼用ごはんが160円!!そうだ!!これなら!!」

21: 名無しで叶える物語(もみじ饅頭) 2019/03/11(月) 22:13:09.62 ID:pi0Lmgzz
日曜日

よしまる

22: 名無しで叶える物語(もみじ饅頭) 2019/03/11(月) 22:17:33.82 ID:pi0Lmgzz
日曜日

よしまる「えぇ!?お昼は丸亀製麺!?」

ルビィ「うん。ルビィね。最近、よく食べてるんだよ」

善子「い、いやあ。私は別にいいけど」

花丸「ま、マルは麺は…」

ルビィ「大丈夫だよ花丸ちゃん。丸亀製麺はうどん屋さんであって天ぷら屋さんでもあるんだよ」

花丸「天ぷら屋さん?」

ルビィ「天丼用のごはんがあるんだよ。しかも、天ぷらもお店によるけど10種類以上あるから、花丸ちゃんが好きな天ぷらを選べるよ」

花丸「そ、それなら…」

23: 名無しで叶える物語(もみじ饅頭) 2019/03/11(月) 22:21:58.74 ID:pi0Lmgzz
店員「いらっしゃいませー!!(って、あの赤髪の女の子また来た…しかもお友達も連れてきて)…」

ルビィ「釜玉うどんの並の温かいのでお願いします」

花丸「え、えっと…ごはん2杯お願いします…」

善子「カレーうどんをお願いします」

店員「かしこまりました!!」

24: 名無しで叶える物語(もみじ饅頭) 2019/03/11(月) 22:25:11.78 ID:pi0Lmgzz
花丸「ズラー!!天ぷらがいっぱいズラー!!」

ルビィ「ルビィは芋天。花丸ちゃん…」

花丸「かき揚げが130円でこの量!!イカ天も大きいズラ!!わっ!?コロッケもあるズラ!!食べるズラー!!」

善子「って!?全部取るの!?」

26: 名無しで叶える物語(もみじ饅頭) 2019/03/11(月) 22:31:12.45 ID:pi0Lmgzz
3人「いただきまーす」

ルビィ「おいしい♡」

善子「うーん。カレーも辛さがちょうどいいわね」

花丸「天ぷらサクサクしてておいしいズラぁ♡」

店員『珍しいことではないけど、JK3人がお昼にうどんを食べるなんて珍しいわね』

3人「ごちそうさまでした」

ルビィ「あ、2人共。レジで貰った小さい紙ちょうだいね」

花丸「これズラ?」

善子「いいけど…」

ルビィ「3枚あるとトッピングが無料なんだよ」

よしまる「へ、へぇ」

27: 名無しで叶える物語(もみじ饅頭) 2019/03/11(月) 22:37:49.04 ID:pi0Lmgzz
後日
ルビィ「今日も丸亀製麺に行こう!!」

ダイヤ「ルビィ…ちょっといいですか?」

ルビィ「お姉ちゃん?」

ダイヤ「また丸亀に行くのですか?おいしいのは分かりますが、μ'sの花陽みたいに体重増加には気をつけてくださいね」

ルビィ「大丈夫だよ。ちゃんと運動もしているからね。行ってきまーす」

ダイヤ「はぁ…」

30: 名無しで叶える物語(もみじ饅頭) 2019/03/11(月) 22:42:24.17 ID:pi0Lmgzz
果南「へ?ルビィちゃんがうどんを食べ過ぎじゃないかって?」

ダイヤ「えぇ。おいしいのは分かりますが…」

鞠莉「確かにそうね。週末はよく食べてる気がするわね」

果南「でも、よくダンスではメンバーの中でも1番練習してるから。いいんじゃない?」

鞠莉「Yes!!カロリー消費をしっかりしていれば、いいわよ!!」

ダイヤ「魚ばっかり食べてる果南さんと、高級料理ばかり食べてる鞠莉さんに言われてもちょっと…」

31: 名無しで叶える物語(もみじ饅頭) 2019/03/11(月) 22:47:31.03 ID:pi0Lmgzz
ルビィ「ふんふーん♪今日は何にしようかなぁ?お小遣い貰ったから、ちょっと贅沢しよ♪」

店員「いらっしゃ…あら、ルビィちゃん。今日も来たのね」

ルビィ「おばさん。こんにちは。今日は牛すき釜玉うどんをお願い!!」

店員「えっ!?ぎゅ、牛すき釜玉うどん!?だ、大丈夫?ちょっと女の子には量が多いわよ…」

ルビィ「大丈夫だよ。ルビィも一度食べてみたいなと思ってたから」

店員「わ、分かりました。牛すき入ります!!」

32: 名無しで叶える物語(もみじ饅頭) 2019/03/11(月) 22:52:44.97 ID:pi0Lmgzz
ルビィ「初めての牛すき釜玉うどん。うーんおいしすぎる!!すっごくおいしいルビィ♡甘辛のタレが牛肉にしっかり染みて、うどんとの相性抜群!!やっぱりうどん×お肉は最高だよぉ」

店員1「おい。ルビィちゃん全部食べてるぞ」

店員2「本当だわ…」

店員3「女子高生が食べるなんてあんまり見かけないなぁ…」

店員4「でも、あれでしょ?ルビィちゃん週末は必ず食べてるわよね」

店員5「すっごく丸亀製麺を愛してるなぁ」

35: 名無しで叶える物語(もみじ饅頭) 2019/03/11(月) 22:58:00.14 ID:pi0Lmgzz
数日後
ルビィ「あぁ。今日もうどん美味しかったなぁ…」

店員「あ、ルビィちゃん。ちょっといいかしら?」

ルビィ「はい?」

店員「実はね。このお店…来月で閉店することになったの。最近、お店に来る人が少なくなってね」

ルビィ「………うゆ?」

店員「急遽決まったのよ。私も何とかできないかなと思ったけど、本部から伝えられたのよ。ごめんね…」

ルビィ「そ、そんな…」

36: 名無しで叶える物語(もみじ饅頭) 2019/03/11(月) 22:58:59.85 ID:pi0Lmgzz
>>33
すみません。私は昔から丸亀製麺派なので…

37: 名無しで叶える物語(もみじ饅頭) 2019/03/11(月) 23:04:09.65 ID:pi0Lmgzz
翌日 学校
ルビィ「……………………………………」

花丸「ルビィちゃん!!しっかりするズラ!!」ゆさゆさ

善子「ルビィが元気ないわよ!!」

曜「ルビィちゃんのお気に入りの丸亀製麺のお店が閉店だって」

梨子『ゲッ!?同人誌ショップ近くの丸亀製麺かしら!?たまに行ってたけど…』

千歌「ルビィちゃん…」

42: 名無しで叶える物語(もみじ饅頭) 2019/03/11(月) 23:11:11.32 ID:pi0Lmgzz
花丸「しっかりするズラ!!うどんのお店はいっぱいあるズラ!!」

善子「そ、そうよ!!うどんはどのお店も同じだから!!」

曜「あ…」

梨子「あ…」

千歌「あ…」

ルビィ「なぁんだとぉ!!」ダンッ!!

善子「ヒッ!!」

51: 名無しで叶える物語(もみじ饅頭) 2019/03/11(月) 23:17:36.44 ID:pi0Lmgzz
ルビィ「丸亀製麺を詳しく知らないのにそんなこと言わないでよっ!!善子ちゃんのばかぁあああああ!!」タッタッタッタ

善子「ヨハネって、ルビィ!?」

花丸「ルビィちゃん!?」

ダイヤ「おい。善子ぉ…よくもルビィを泣かしたですね…」バキバキ

善子「ちょ!!だ、ダイヤ!?これはその…クックック。ならば、堕天使ヨハネの魔力で」

ダイヤ「レッツモーフィン!!」

change standby!!

ダイヤ「イエローバスター!!バスター!!レディー…」

善子「ゲッ!?変身した!!」

ダイヤ「Go!!」ダッシュッ!!

善子「ぎゃあああああ!!」

55: 名無しで叶える物語(もみじ饅頭) 2019/03/11(月) 23:24:27.35 ID:pi0Lmgzz
ルビィの部屋

ルビィ「善子ちゃんのバカ!!バカ堕天使!!ひどいよ…ひぐっ…あのお店のうどん美味しだけじゃないよ…お店の人たち…優しいし…ラブライブの時も…応援してくれたし…」


回想シーン

『ルビィちゃんはスクールアイドルなんだってな!!応援するぞ!!』

『がんばってるからご褒美に芋天無料にするね♡』

『いつも来てくれてありがとうね』


回想シーン終了

ルビィ「うっ…うぅ…ひぐっ…あぁ…ふああああんん!!はぁあ…んん…」


ダイヤ「ルビィ…」

59: 名無しで叶える物語(もみじ饅頭) 2019/03/11(月) 23:31:45.10 ID:pi0Lmgzz
翌日 理事長室
鞠莉「ルビィはどう?元気出た?」

ダイヤ「まだちょっと…」

鞠莉「そうね…さすがに廃校を救うのとは規模が違いすぎるわ」

ダイヤ「ルビィは…あのお店が好きでしたわ。店員さんからも応援されてて、それを励みにしてましたわ」

鞠莉「ダイヤ。あなたの気持ちはよくわかるわ。でも、こればかりは大規模な金額も関わるわ。ましてや、私たちは高校生。どこかテナント募集している企業や店舗とか契約することは私たちにできないわ…」

ダイヤ「そうです…わね…」

61: 名無しで叶える物語(もみじ饅頭) 2019/03/11(月) 23:39:27.58 ID:pi0Lmgzz
その日の夜

ルビィ「あのお店が閉店するまで1ヶ月。こればかりはルビィたちだけじゃなんとも…いや、ルビィにでもできることはあルビィ!!」

翌日

8人「えぇ!?毎日うどんを食べる!?」

ルビィ「も、もちろん…毎日食べ続けるのは健康によくないのは分かる…けど…応援してくれるお店の人たちの為にも…」

8人「…」

千歌「いいんじゃないかな?応援してくれる人へのお礼は人として大事なことだよ。ちゃんと体調管理はしてね。ルビィちゃん」

ルビィ「うん!!」

花丸『それから、ルビィちゃんは毎日、丸亀製麺に行ってうどんを食べたズラ。もちろん、オラたちもたまに食べに行ったズラ。オラは天丼や裏メニューを食べたズラ』

63: 名無しで叶える物語(もみじ饅頭) 2019/03/11(月) 23:49:29.04 ID:pi0Lmgzz
そして、閉店の日

ルビィ「こんばんわ」

店員「あらぁ!!ルビィちゃん!!」

ルビィ「おばさん。スタッフの皆さん。ルビィが最後のお客かな?」

店員「そうよ。さ、何にする?」

ルビィ「最後は…釜揚げうどん並で」

店員「…はい。釜揚げ入りまーす!!」


ルビィ「いただきます」

ズルズル もぐもぐ

ルビィ『あぁ…もちもちした麺にほのかに小麦粉の香りが口の中に広がる…』

ルビィ「ぐすっ…」

店員「…」

ルビィ「ごちそうさまでした」

店員「ありがとうございました!!」

パチパチパチパチ!!

店員「ルビィちゃん。短い間だったけど、ありがとうね!!」

ルビィ「いやあ…ルビィは…ぐすっ…」

ルビィ「ごめんなさい…」

店員「ぐすっ…いいのよ…」

ルビィ「おばさん…ありがとう…」

店員「うん…ありがとう…」

68: 名無しで叶える物語(もみじ饅頭) 2019/03/11(月) 23:58:56.14 ID:pi0Lmgzz
翌日

善子「閉店したね…」

花丸「…天ぷら美味しかったズラ」

ルビィ「…」

花丸「ルビィちゃん…」

ルビィ「えへ。しばらくはうどんとお別れだね。練習がんばろう。善子ちゃん。花丸ちゃん」

善子「ヨハネ…」

花丸「ずら」

ダイヤ「ルビィー!!」タッタッタッタ

ルビィ「お姉ちゃん?」

ダイヤ「今、鞠莉さんから連絡があって…鞠莉さんの親戚で新しい丸亀製麺がオープンしますわ」

ルビィ「え?」

ダイヤ「それで、ここの従業員さんを何名かそこで働くことを新しく契約するみたいですわ」

よしまる「それって!!」

ダイヤ「あの店員さんも候補するらしいですわ!!」

ルビィ「!!」

69: 名無しで叶える物語(もみじ饅頭) 2019/03/12(火) 00:01:50.09 ID:ogVO7kYo
ダイヤ「よかったですわね」

ルビィ「うんっ!!」

花丸『ルビィちゃんは今日も丸亀製麺に行く。単にうどんを食べるだけじゃなく、お店の人が応援すりから…』


おわり

引用元: ルビィ「丸亀製麺に行くルビィ!!」