1: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/01(金) 21:08:35.74 ID:OoWURcoH
真姫「人間には元々五感、視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚が備わっているわ」
真姫「これは古来から人や動物が外界を感知する為に備わっている感覚よ」
真姫「...けどね、私にはそれ以外にもう一つ、シックスセンスがあるの、ようは幽霊が見えたりする霊感が備わっているのよ」
真姫「他には直感が鋭かったりするわ...え?これじゃ6個以上あるんじゃないかって?....細かいことは別にいいじゃない!」
真姫「このお話はそんなシックスセンスを持った私とちょっと変わった先輩や友達とのお話よ」
真姫「これは古来から人や動物が外界を感知する為に備わっている感覚よ」
真姫「...けどね、私にはそれ以外にもう一つ、シックスセンスがあるの、ようは幽霊が見えたりする霊感が備わっているのよ」
真姫「他には直感が鋭かったりするわ...え?これじゃ6個以上あるんじゃないかって?....細かいことは別にいいじゃない!」
真姫「このお話はそんなシックスセンスを持った私とちょっと変わった先輩や友達とのお話よ」
3: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/01(金) 21:10:39.82 ID:OoWURcoH
#13
真姫「」スー....
希「!!」
凛「!真姫ちゃん!!」
花陽「真姫ちゃんが消えていく!?」
絵里「何が起きてるの....」
希「真姫ちゃん!!」スッ
スカッ....
希「...え、なんで?」
フッ...チャラン...
凛「真姫ちゃんが....」
花陽「消えた?....」
真姫「」スー....
希「!!」
凛「!真姫ちゃん!!」
花陽「真姫ちゃんが消えていく!?」
絵里「何が起きてるの....」
希「真姫ちゃん!!」スッ
スカッ....
希「...え、なんで?」
フッ...チャラン...
凛「真姫ちゃんが....」
花陽「消えた?....」
4: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/01(金) 21:14:20.50 ID:OoWURcoH
まき「~♪」
にこ「...ねぇ、貴方」
まき「なぁに?」
にこ「何をしたの?」
まき「??」
にこ「......」
絵里「この子は味方...それとも....」
希「....真姫ちゃん.....」チャラン
凛「希ちゃん....」
希「......!!」
にこ「...ねぇ、貴方」
まき「なぁに?」
にこ「何をしたの?」
まき「??」
にこ「......」
絵里「この子は味方...それとも....」
希「....真姫ちゃん.....」チャラン
凛「希ちゃん....」
希「......!!」
6: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/01(金) 21:17:30.53 ID:OoWURcoH
希「っ.......」ガシッ!!
まき「!!」ビクッ
凛「希ちゃん!?」
海未「掴めるということは実体はあるみたいですね...幽霊とかではないということでしょうか?」
希「真姫ちゃんを....」
まき「?」
希「真姫ちゃんを元に戻して!!!返して!!!」
まき「!!!」
にこ「希....」
まき「!!」ビクッ
凛「希ちゃん!?」
海未「掴めるということは実体はあるみたいですね...幽霊とかではないということでしょうか?」
希「真姫ちゃんを....」
まき「?」
希「真姫ちゃんを元に戻して!!!返して!!!」
まき「!!!」
にこ「希....」
8: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/01(金) 21:20:35.85 ID:OoWURcoH
希「.......」
まき「...ふぇ....」ウルッ
希「!」
まき「うぇーん!!!こわいよぉー!!!」
絵里「ちょ、ちょっと希、泣かしてどうするのよ」
希「あ...えっと.....」
まき「うわああああああん!!!!!」
穂乃果「あわわ...泣いちゃったよ、ど、どうしよ?」
ことり「........」スッ
海未「ことり?」
ことり「ことりに任せて?」
まき「...ふぇ....」ウルッ
希「!」
まき「うぇーん!!!こわいよぉー!!!」
絵里「ちょ、ちょっと希、泣かしてどうするのよ」
希「あ...えっと.....」
まき「うわああああああん!!!!!」
穂乃果「あわわ...泣いちゃったよ、ど、どうしよ?」
ことり「........」スッ
海未「ことり?」
ことり「ことりに任せて?」
9: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/01(金) 21:23:17.25 ID:OoWURcoH
まき「ひっく....ひっく....」
ことり「よしよし...怖かったね」ナデナデ
まき「ぐすっ....」
ことり「大丈夫...大丈夫...あのお姉さんはちょっと間違えちゃっただけから」
まき「...そ、そうなの?...ひっく....」
ことり「うん、だから泣かないで」
まき「うん...まき、泣かない....」
ことり「真姫ちゃんは強いんだね」
まき「うん...まきちゃん、強いもん!」
ことり「そっか....」なでなで
まき「えへへ....」
ことり「よしよし...怖かったね」ナデナデ
まき「ぐすっ....」
ことり「大丈夫...大丈夫...あのお姉さんはちょっと間違えちゃっただけから」
まき「...そ、そうなの?...ひっく....」
ことり「うん、だから泣かないで」
まき「うん...まき、泣かない....」
ことり「真姫ちゃんは強いんだね」
まき「うん...まきちゃん、強いもん!」
ことり「そっか....」なでなで
まき「えへへ....」
10: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/01(金) 21:26:09.69 ID:OoWURcoH
穂乃果「ことりちゃんすごい...」
海未「あっという間にあの子を泣き止ませました...」
ことり「真姫ちゃんの小さい頃は知ってるからねー」なでなで
にこ「ふーん、幼馴染ってやつね、おかげで助かったわ」
まき「~♪」
ことり「この頃の真姫ちゃんはことりの後にいつもついてきてたんだよー」
にこ「へー...あの子にもそんな時代があったのね」
ことり「可愛かったよー、今も可愛いけどねー」
海未「あっという間にあの子を泣き止ませました...」
ことり「真姫ちゃんの小さい頃は知ってるからねー」なでなで
にこ「ふーん、幼馴染ってやつね、おかげで助かったわ」
まき「~♪」
ことり「この頃の真姫ちゃんはことりの後にいつもついてきてたんだよー」
にこ「へー...あの子にもそんな時代があったのね」
ことり「可愛かったよー、今も可愛いけどねー」
11: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/01(金) 21:29:39.67 ID:OoWURcoH
希「..........」
絵里「希」
希「!...なぁに?エリチ?」
絵里「取り乱す気持ちはわかるけど冷静にね、貴方が冷静じゃなくなったら西木野さんを助けられないんだから」
希「うん.....」
絵里「今はあの子から色々と聞いてみましょう、今の状況がわかるかもしれないわ」
希「そうやね....」
にこ「.........」
絵里「希」
希「!...なぁに?エリチ?」
絵里「取り乱す気持ちはわかるけど冷静にね、貴方が冷静じゃなくなったら西木野さんを助けられないんだから」
希「うん.....」
絵里「今はあの子から色々と聞いてみましょう、今の状況がわかるかもしれないわ」
希「そうやね....」
にこ「.........」
12: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/01(金) 21:33:05.26 ID:OoWURcoH
ことり「ねぇ、一つ聞いてもいいかな?」
まき「なぁに?お姉ちゃん?」
ことり「ここってどこなの?」
まき「うーん...学校!!!」
凛「それは凛でもわかるにゃー」
まき「だって、まき、屋上から出られたの初めてなんだもん」
花陽「屋上?」
まき「うん、まきね、ずっーと学校の屋上にいたの」
絵里「なんで屋上にいたの?」
まき「わかんない!」
ことり「そっか...でも、今は屋上から出られるようになったんだね」
まき「うん!!」
まき「なぁに?お姉ちゃん?」
ことり「ここってどこなの?」
まき「うーん...学校!!!」
凛「それは凛でもわかるにゃー」
まき「だって、まき、屋上から出られたの初めてなんだもん」
花陽「屋上?」
まき「うん、まきね、ずっーと学校の屋上にいたの」
絵里「なんで屋上にいたの?」
まき「わかんない!」
ことり「そっか...でも、今は屋上から出られるようになったんだね」
まき「うん!!」
13: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/01(金) 21:35:37.84 ID:OoWURcoH
穂乃果「がおー!!」
まき「あはは!お姉ちゃん面白い!」
ことり「可愛い~♪」スリスリ
まき「お姉ちゃんくすぐったいよぉ...」
絵里「あの小さい西木野さんは一体なんなのかしら?」
海未「屋上にずっといたって言っていましたね」
にこ「そういえば...こんな噂があったわね、屋上に赤い髪をした女の子の霊が出るって」
凛「ってことはあの女の子がその噂の霊ってこと?」
花陽「でも触れていたよね?...それにあれって真姫ちゃんだよね、多分」チラッ
まき「あはは!」
絵里「自分のことをまきって言ってるし、多分そうでしょうね」
にこ「そういえば....魂がうんたらかんたらってさっきのやつが言ってたわね」
絵里「そうだったね、えっと...なんて言っていたのかしら?」
まき「あはは!お姉ちゃん面白い!」
ことり「可愛い~♪」スリスリ
まき「お姉ちゃんくすぐったいよぉ...」
絵里「あの小さい西木野さんは一体なんなのかしら?」
海未「屋上にずっといたって言っていましたね」
にこ「そういえば...こんな噂があったわね、屋上に赤い髪をした女の子の霊が出るって」
凛「ってことはあの女の子がその噂の霊ってこと?」
花陽「でも触れていたよね?...それにあれって真姫ちゃんだよね、多分」チラッ
まき「あはは!」
絵里「自分のことをまきって言ってるし、多分そうでしょうね」
にこ「そういえば....魂がうんたらかんたらってさっきのやつが言ってたわね」
絵里「そうだったね、えっと...なんて言っていたのかしら?」
14: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/01(金) 21:38:21.86 ID:OoWURcoH
希「半分の魂だったからかしら、力が不十分ね....」
絵里「希」
希「多分、うちが推測する限りではあの子は真姫ちゃんの魂の半身だと思う」
凛「魂の半身?」
希「うん、ようは真姫ちゃんの魂の片割れってことかな?」
海未「魂の片割れ?...つまり西木野さんの魂は二つあると?」
にこ「そんな馬鹿な話がある?二つも魂があるとかそもそも人間じゃなくない?それって」
希「二つある理由はうちにもわからない、でも...そうじゃなかったらあの小さい真姫ちゃんはどう説明するっていうんよ」
花陽「もしかして....いや、でも...」
凛「どうしたの?かよちん?」
花陽「!ううん!な、なんでもないよ」
絵里「........」
絵里「希」
希「多分、うちが推測する限りではあの子は真姫ちゃんの魂の半身だと思う」
凛「魂の半身?」
希「うん、ようは真姫ちゃんの魂の片割れってことかな?」
海未「魂の片割れ?...つまり西木野さんの魂は二つあると?」
にこ「そんな馬鹿な話がある?二つも魂があるとかそもそも人間じゃなくない?それって」
希「二つある理由はうちにもわからない、でも...そうじゃなかったらあの小さい真姫ちゃんはどう説明するっていうんよ」
花陽「もしかして....いや、でも...」
凛「どうしたの?かよちん?」
花陽「!ううん!な、なんでもないよ」
絵里「........」
15: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/01(金) 21:40:24.26 ID:OoWURcoH
絵里「気になるじゃない、もしかしたらヒントになるかもしれないわ、話してみて頂戴」
花陽「でも...全然違うかもしれないですし」
にこ「いいから話してみなさいよ」
花陽「は、はい...えっと...実は真姫ちゃんは入学前くらいに交通事故に遭ったらしくて」
海未「交通事故ですか?」
花陽「はい...それでその事故から目覚めたら幽霊とかが見えるようになっていたらしいんです」
希「....もしかして....」
凛「どうしたの?希ちゃん?」
希「花陽ちゃんが言いたいことがなんとなくわかった気がしてね」
花陽「........」
花陽「でも...全然違うかもしれないですし」
にこ「いいから話してみなさいよ」
花陽「は、はい...えっと...実は真姫ちゃんは入学前くらいに交通事故に遭ったらしくて」
海未「交通事故ですか?」
花陽「はい...それでその事故から目覚めたら幽霊とかが見えるようになっていたらしいんです」
希「....もしかして....」
凛「どうしたの?希ちゃん?」
希「花陽ちゃんが言いたいことがなんとなくわかった気がしてね」
花陽「........」
16: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/01(金) 21:43:46.04 ID:OoWURcoH
希「真姫ちゃんは事故に遭った、そして生死の世界をさ迷った...ようは生と死の間に立っていた訳」
絵里「まさか、死に近い体験をしたから見えるようになったってこと?」
希「可能性は高いと思う...そもそも真姫ちゃんの立ち位置自体が死寄りの生の位置だったのかもしれない.....」
にこ「え?じゃあ、あの子は幽霊だったってこと?」
希「違う!!!!」
にこ「!!」ビクッ
絵里「の、希?」
希「!...ごめん、だから...もしかしたらなんやけど、その事故が原因で真姫ちゃんと小さい真姫ちゃんの二つの魂ができてしまったんじゃないかなって思って」
海未「まぁ...可能性は否定できないですね、かなり非現実的ですが...」
にこ「今の状況自体がそもそも非現実じゃない」
海未「たしかに...先輩の言う通りですね」
絵里「まさか、死に近い体験をしたから見えるようになったってこと?」
希「可能性は高いと思う...そもそも真姫ちゃんの立ち位置自体が死寄りの生の位置だったのかもしれない.....」
にこ「え?じゃあ、あの子は幽霊だったってこと?」
希「違う!!!!」
にこ「!!」ビクッ
絵里「の、希?」
希「!...ごめん、だから...もしかしたらなんやけど、その事故が原因で真姫ちゃんと小さい真姫ちゃんの二つの魂ができてしまったんじゃないかなって思って」
海未「まぁ...可能性は否定できないですね、かなり非現実的ですが...」
にこ「今の状況自体がそもそも非現実じゃない」
海未「たしかに...先輩の言う通りですね」
18: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/01(金) 21:49:26.37 ID:OoWURcoH
絵里「じゃあ、あの小さい西木野さんを元の西木野さんに戻せば元に戻ったりするのかしら?」
海未「多分、ダメだと思います」
凛「え?なんでですか?」
海未「元々、西木野さんに入っていた魂はさっきのやつに奪われてしまっているはずです」
凛「あ...そっか....」
希「そうやね...」
海未「あの子に協力をしてもらっても元のように戻るとは思えません」
絵里「たしかに...さっきのやつから奪い返さないといけないわね」
花陽「...逃がさないって言ってたってことは...多分、あの小さい真姫ちゃんも狙われちゃうんじゃ」
にこ「そうね、逃げ出せないように学校を変えるって言ったしね」
凛「じゃあ、皆で守ってあげないと!!」
絵里「そうね、あの子が鍵なのは間違いないわね」チラッ
まき「?」
海未「多分、ダメだと思います」
凛「え?なんでですか?」
海未「元々、西木野さんに入っていた魂はさっきのやつに奪われてしまっているはずです」
凛「あ...そっか....」
希「そうやね...」
海未「あの子に協力をしてもらっても元のように戻るとは思えません」
絵里「たしかに...さっきのやつから奪い返さないといけないわね」
花陽「...逃がさないって言ってたってことは...多分、あの小さい真姫ちゃんも狙われちゃうんじゃ」
にこ「そうね、逃げ出せないように学校を変えるって言ったしね」
凛「じゃあ、皆で守ってあげないと!!」
絵里「そうね、あの子が鍵なのは間違いないわね」チラッ
まき「?」
19: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/01(金) 21:52:19.76 ID:OoWURcoH
『見つけたわよ』
海未「!」
絵里「この声は.....」
『成程、仲間に吸い寄せられたって訳ね』
まき「??」
ことり「穂乃果ちゃん!」
穂乃果「う、うん!わかったわ」スッ
まき「どうしたの?」
ことり「なんでもないよ、ちょっとね」
まき「?」
海未「!」
絵里「この声は.....」
『成程、仲間に吸い寄せられたって訳ね』
まき「??」
ことり「穂乃果ちゃん!」
穂乃果「う、うん!わかったわ」スッ
まき「どうしたの?」
ことり「なんでもないよ、ちょっとね」
まき「?」
20: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/01(金) 21:56:23.87 ID:OoWURcoH
希「真姫ちゃんは....」
『ん?』
希「真姫ちゃんは絶対に渡さない!!!」
絵里「希....」
『全く、どこまでも邪魔をしてくれるわね』
海未「西木野さんを返してもらいますよ」
凛「姿を隠してないでさっさと出て来るにゃ!!」
『そう...あくまで抵抗するっていうのね』
絵里「えぇ、返してもらうまでは諦めないわよ!」
『ん?』
希「真姫ちゃんは絶対に渡さない!!!」
絵里「希....」
『全く、どこまでも邪魔をしてくれるわね』
海未「西木野さんを返してもらいますよ」
凛「姿を隠してないでさっさと出て来るにゃ!!」
『そう...あくまで抵抗するっていうのね』
絵里「えぇ、返してもらうまでは諦めないわよ!」
21: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/01(金) 22:00:18.56 ID:OoWURcoH
『ならこっちにも考えがあるわ』
にこ「考え?」
『今はこの空間を作ったばっかりだから私自身の力は弱くなってしまっているけど』
海未「.......」
『代わりにこの私が作った空間の私の僕達が相手をしてあげるわ』
絵里「僕達?」
『ふふふ....この学校にはいいポイントがたくさんあって助かったわ』
凛「一体、何を...」
『あははは!!貴方達の相手をするのはこの学校の怪異達よ!!』
穂乃果「怪異?」
にこ「考え?」
『今はこの空間を作ったばっかりだから私自身の力は弱くなってしまっているけど』
海未「.......」
『代わりにこの私が作った空間の私の僕達が相手をしてあげるわ』
絵里「僕達?」
『ふふふ....この学校にはいいポイントがたくさんあって助かったわ』
凛「一体、何を...」
『あははは!!貴方達の相手をするのはこの学校の怪異達よ!!』
穂乃果「怪異?」
22: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/01(金) 22:04:07.43 ID:OoWURcoH
希「まさか...この学校の?」
『守れるっていうなら守ってみなさい』
凛「上等にゃ...返り討ちにしてあげるよ!」
海未「そうですね....とことんまでやってやりましょう」
『面白い、精々足掻けるだけ足掻いてみなさい!』
絵里「.........」
『あはははははあ!!!』
まき「な、なに?...」
ことり「大丈夫だよ、真姫ちゃん」
穂乃果「うん、皆が守ってあげるから」
『守れるっていうなら守ってみなさい』
凛「上等にゃ...返り討ちにしてあげるよ!」
海未「そうですね....とことんまでやってやりましょう」
『面白い、精々足掻けるだけ足掻いてみなさい!』
絵里「.........」
『あはははははあ!!!』
まき「な、なに?...」
ことり「大丈夫だよ、真姫ちゃん」
穂乃果「うん、皆が守ってあげるから」
23: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/01(金) 22:09:11.77 ID:OoWURcoH
にこ「相手はやる気満々みたいね」
絵里「って言っても...こっちはどうすればいいのかしら?」
凛「ふふふ....」スッ
花陽「凛ちゃん?」
凛「凛にはこれがあるにゃ」ブン!
穂乃果「!竹刀....」
海未「私も護身用に持ってきてましたので」スッ
ことり「海未ちゃんも!?一体どこから出したの?」
海未「細かいことは気にしないでください」
にこ「随分と頼もしそうじゃない、これは期待してもいいのかしら?」
凛「もちろん」
海未「まかせてください」
絵里「って言っても...こっちはどうすればいいのかしら?」
凛「ふふふ....」スッ
花陽「凛ちゃん?」
凛「凛にはこれがあるにゃ」ブン!
穂乃果「!竹刀....」
海未「私も護身用に持ってきてましたので」スッ
ことり「海未ちゃんも!?一体どこから出したの?」
海未「細かいことは気にしないでください」
にこ「随分と頼もしそうじゃない、これは期待してもいいのかしら?」
凛「もちろん」
海未「まかせてください」
24: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/01(金) 22:13:35.05 ID:OoWURcoH
凛「次は絶対に勝ってみせる....」
花陽「凛ちゃん?」
凛「だって、凛はこれも持ってきてたのに真姫ちゃんを助けることができなかったから...」
海未「それは私も一緒ですよ」
凛「先輩...」
海未「気にするなとは言いません、しかし気にするなら前に前進して後悔と悔しさを無くしましょう」
凛「....はい!!先輩!!」
にこ「あそこは一体何をやってるの?」
絵里「青春っぽいけどね、なんか部活的な」
にこ「にこはあーいうのは苦手だわ、パス」
絵里「もう...にこったら後輩達が頑張ろうとしてるっていうのに」
希「........」
絵里「希、ちょっといいかしら?」
花陽「凛ちゃん?」
凛「だって、凛はこれも持ってきてたのに真姫ちゃんを助けることができなかったから...」
海未「それは私も一緒ですよ」
凛「先輩...」
海未「気にするなとは言いません、しかし気にするなら前に前進して後悔と悔しさを無くしましょう」
凛「....はい!!先輩!!」
にこ「あそこは一体何をやってるの?」
絵里「青春っぽいけどね、なんか部活的な」
にこ「にこはあーいうのは苦手だわ、パス」
絵里「もう...にこったら後輩達が頑張ろうとしてるっていうのに」
希「........」
絵里「希、ちょっといいかしら?」
26: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/01(金) 22:19:00.76 ID:OoWURcoH
希「なに?エリチ?」
絵里「さっき怪異ってあいつが言っていたけど、それについて教えてくれない?」
希「ええよ、そうは言ってもうちも全部それがなにかわかるかはわからないけど」
絵里「助かるわ、敵の正体を知っていればこっちも手が打てるから」
海未「聞いておいて損はないですね」
凛「聞かせて希ちゃん」
希「うん、わかった」
穂乃果「穂乃果も聞くよ!!」
まき「まきも!!」
ことり「真姫ちゃんはだーめ」
まき「えぇー...なんで?」
絵里「さっき怪異ってあいつが言っていたけど、それについて教えてくれない?」
希「ええよ、そうは言ってもうちも全部それがなにかわかるかはわからないけど」
絵里「助かるわ、敵の正体を知っていればこっちも手が打てるから」
海未「聞いておいて損はないですね」
凛「聞かせて希ちゃん」
希「うん、わかった」
穂乃果「穂乃果も聞くよ!!」
まき「まきも!!」
ことり「真姫ちゃんはだーめ」
まき「えぇー...なんで?」
27: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/01(金) 22:23:50.44 ID:OoWURcoH
ことり「お姉ちゃん達はこれから大切なお話をするの、だからまきちゃんはことりとあっちで遊んでよ?」
まき「まきも皆とお話聞きたいー!!」
凛「この真姫ちゃんは完全に子どもなんだね」
穂乃果「そうだねーでも、可愛い」
海未「しかし、困りましたね...」
絵里「本当の話をしたら怖がらせちゃうかもしれないし」
にこ「試しに聞いてみたら?怖い話を聞いても大丈夫かって?案外、いつもみたいな感じでこの状態でも平気だったりして」
花陽「いやー...でも、さっきの感じだと...」
凛「絶対に泣きそうにゃ」チラッ
まき「?」
まき「まきも皆とお話聞きたいー!!」
凛「この真姫ちゃんは完全に子どもなんだね」
穂乃果「そうだねーでも、可愛い」
海未「しかし、困りましたね...」
絵里「本当の話をしたら怖がらせちゃうかもしれないし」
にこ「試しに聞いてみたら?怖い話を聞いても大丈夫かって?案外、いつもみたいな感じでこの状態でも平気だったりして」
花陽「いやー...でも、さっきの感じだと...」
凛「絶対に泣きそうにゃ」チラッ
まき「?」
28: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/01(金) 22:29:03.82 ID:OoWURcoH
ことり「真姫ちゃん?」
まき「なぁに?」
ことり「...言う事を聞かない悪い子は」
まき「!まき、いい子だもん!!」
ことり「本当?」
まき「本当だもん!!」
ことり「じゃあ、お姉ちゃんと一緒にあっちで遊んで待ってよ?」
まき「うん!」
ことり「偉い!サンタさんもきっと真姫ちゃんのことをきちんと見てるからね」
まき「えへへ...そうかな?」
ことり「うん、絶対に見てるよ...ね?」チラッ
希「?」
まき「うん!!」
まき「なぁに?」
ことり「...言う事を聞かない悪い子は」
まき「!まき、いい子だもん!!」
ことり「本当?」
まき「本当だもん!!」
ことり「じゃあ、お姉ちゃんと一緒にあっちで遊んで待ってよ?」
まき「うん!」
ことり「偉い!サンタさんもきっと真姫ちゃんのことをきちんと見てるからね」
まき「えへへ...そうかな?」
ことり「うん、絶対に見てるよ...ね?」チラッ
希「?」
まき「うん!!」
29: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/01(金) 22:33:15.16 ID:OoWURcoH
海未「さすが幼馴染だったってところでしょうか...上手く手懐けていますね」
絵里「心強いわね」
希「.........」
にこ「...それよりも怪異だっけ?早く教えてくれない?」
穂乃果「そうですね、敵の情報は大切だよね」
凛「弱点とか知ってたらすごく有利になれますしね!」
花陽「で、でも...怖い見た目とかだったら嫌だなぁ...」
凛「かよちん、凛がいるよ!それに先輩達もいるから大丈夫にゃ!!」
絵里「そうよ、皆で協力をして乗り切りましょう!」
「「おー!!」」
まき「!...おー!」
ことり「ふふふ....」
絵里「心強いわね」
希「.........」
にこ「...それよりも怪異だっけ?早く教えてくれない?」
穂乃果「そうですね、敵の情報は大切だよね」
凛「弱点とか知ってたらすごく有利になれますしね!」
花陽「で、でも...怖い見た目とかだったら嫌だなぁ...」
凛「かよちん、凛がいるよ!それに先輩達もいるから大丈夫にゃ!!」
絵里「そうよ、皆で協力をして乗り切りましょう!」
「「おー!!」」
まき「!...おー!」
ことり「ふふふ....」
36: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/02(土) 20:33:40.73 ID:O1Ibi35m
希「じゃあ、まずは...そうやね、あれから話そうかな?」
絵里「.......」
希「ここの学校って意外と歴史があって....この話は校舎がまだ」
海未「.....!」
穂乃果「海未ちゃん?」
海未「........」
希「ん?」
絵里「どうしたの?園田さん」
海未「....すいませんが、少し静かにしていただけますか」
にこ「え?」
海未「静かに....」
にこ「??.....」
海未「........」
絵里「.......」
希「ここの学校って意外と歴史があって....この話は校舎がまだ」
海未「.....!」
穂乃果「海未ちゃん?」
海未「........」
希「ん?」
絵里「どうしたの?園田さん」
海未「....すいませんが、少し静かにしていただけますか」
にこ「え?」
海未「静かに....」
にこ「??.....」
海未「........」
37: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/02(土) 20:35:41.90 ID:O1Ibi35m
花陽「.....!」ゾクッ
凛「かよちん?」
穂乃果「...どうしたの?海未ちゃん」
海未「...気配を感じます」
穂乃果「気配?」
海未「はい....」
花陽「なにか...来ます...」
絵里「小泉さんもなにか感じるの?」
花陽「嫌な感じがします....」
にこ「まさか...もう?」
凛「!」スッ
海未「.....」スッ
凛「かよちん?」
穂乃果「...どうしたの?海未ちゃん」
海未「...気配を感じます」
穂乃果「気配?」
海未「はい....」
花陽「なにか...来ます...」
絵里「小泉さんもなにか感じるの?」
花陽「嫌な感じがします....」
にこ「まさか...もう?」
凛「!」スッ
海未「.....」スッ
38: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/02(土) 20:38:35.85 ID:O1Ibi35m
カラ...カラン....
穂乃果「なに?この音...」
にこ「なにか金属みたいなものを引きずってる音?」
まき「??」
ことり「...真姫ちゃん、抱っこしてもいい?」
まき「まき、子供じゃないよ?」
ことり「お願い!真姫ちゃんー」
まき「うーん...わかった」
ことり「ありがとう♪」
絵里「..........」
穂乃果「なに?この音...」
にこ「なにか金属みたいなものを引きずってる音?」
まき「??」
ことり「...真姫ちゃん、抱っこしてもいい?」
まき「まき、子供じゃないよ?」
ことり「お願い!真姫ちゃんー」
まき「うーん...わかった」
ことり「ありがとう♪」
絵里「..........」
39: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/02(土) 20:41:21.98 ID:O1Ibi35m
カラン
絵里「暗くてよく見えないけど...あれって人?」
海未「どうやら上の階から降りてきたようですね」
希「....もしかして」
にこ「希、知ってるやつなの?」
希「あれは...多分、ゴートマンや」
にこ「ゴートマン?」
カラン
花陽「っ.......」
凛「かよちん?」
花陽「あれはダメ...逃げた方がいい!!」
絵里「暗くてよく見えないけど...あれって人?」
海未「どうやら上の階から降りてきたようですね」
希「....もしかして」
にこ「希、知ってるやつなの?」
希「あれは...多分、ゴートマンや」
にこ「ゴートマン?」
カラン
花陽「っ.......」
凛「かよちん?」
花陽「あれはダメ...逃げた方がいい!!」
40: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/02(土) 20:43:14.34 ID:O1Ibi35m
希「皆、逃げるんや!!」
絵里「え!?」
希「追いつかれたらまずい!!早く!!」
絵里「わ、わかったわ!」
ことり「真姫ちゃん、行くよー?それ!」ダッ
真姫「え?なに?なに?かけっこ?」
凛「っ.......」
希「凛ちゃん、早く!!」
凛「!う、うん!!」ダッ
海未「...........」タッタッタッ
絵里「え!?」
希「追いつかれたらまずい!!早く!!」
絵里「わ、わかったわ!」
ことり「真姫ちゃん、行くよー?それ!」ダッ
真姫「え?なに?なに?かけっこ?」
凛「っ.......」
希「凛ちゃん、早く!!」
凛「!う、うん!!」ダッ
海未「...........」タッタッタッ
41: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/02(土) 20:45:45.86 ID:O1Ibi35m
希「ふぅ...どうやら...まいたみたいやね...」
にこ「はぁ...はぁ...」
絵里「さっきのやつ...なんなの?」
海未「ゴートマンって言ってましたよね」
希「暗くてよく見えなかったけど...そうやと思う...」
にこ「なんなのよ、それ」
希「昔の話なんやけど、昔ここにいた生徒なんよ」
絵里「生徒?」
希「うん、うちも昔の話やから噂くらいしか知らないけどね」
にこ「いいから詳しく話しなさい」
希「...OK」
にこ「はぁ...はぁ...」
絵里「さっきのやつ...なんなの?」
海未「ゴートマンって言ってましたよね」
希「暗くてよく見えなかったけど...そうやと思う...」
にこ「なんなのよ、それ」
希「昔の話なんやけど、昔ここにいた生徒なんよ」
絵里「生徒?」
希「うん、うちも昔の話やから噂くらいしか知らないけどね」
にこ「いいから詳しく話しなさい」
希「...OK」
42: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/02(土) 20:49:43.35 ID:O1Ibi35m
希「いつの話かは具体的にはわからないけど、たしか五十年以上前の話だったかな?」
穂乃果「結構、前の話なんですね」
希「そうやね、今はないけど、その当時は化学室って教室があってそこに色んな動物の剥製が置いてあったらしいんよ」
にこ「今は剥製なんて一つにないわよね、なんか胡散臭いわね」
希「話は最後まで聞いて、ある生徒がいじめられていてね....当時の校舎は今の校舎と作りがちょっと違ってね、旧校舎ってのがあったらしいの」
花陽「旧校舎?」
絵里「!おばあ様から聞いたことがあるわ、昔は木造の校舎があったって」
希「その化学室は旧校舎にあって、でも、その当時には今の新しい方の校舎もあったから旧校舎はそんなには使われていなかったらしいんよ」
海未「成程、その人気のない旧校舎でいじめが行われていたんですね」
希「そう...そして事件が起こったんよ」
にこ「事件....」
穂乃果「結構、前の話なんですね」
希「そうやね、今はないけど、その当時は化学室って教室があってそこに色んな動物の剥製が置いてあったらしいんよ」
にこ「今は剥製なんて一つにないわよね、なんか胡散臭いわね」
希「話は最後まで聞いて、ある生徒がいじめられていてね....当時の校舎は今の校舎と作りがちょっと違ってね、旧校舎ってのがあったらしいの」
花陽「旧校舎?」
絵里「!おばあ様から聞いたことがあるわ、昔は木造の校舎があったって」
希「その化学室は旧校舎にあって、でも、その当時には今の新しい方の校舎もあったから旧校舎はそんなには使われていなかったらしいんよ」
海未「成程、その人気のない旧校舎でいじめが行われていたんですね」
希「そう...そして事件が起こったんよ」
にこ「事件....」
43: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/02(土) 20:54:08.86 ID:O1Ibi35m
希「その日も同じようにその生徒がいじめられていて、その日は化学室でやっていたらしいんよ」
絵里「......」
希「しかもその日は化学室の剥製を壊したりしてその仕業もその生徒に押し付けようとしたんよ」
海未「なんて下劣な....」
希「それで犯人にする為に山羊の剥製の壊して、それをその生徒に無理矢理被せたんよ」
にこ「犯人にするにしてもなんでわざわざ剥製なんかを破壊して被せたのよ」
希「当時は世間ではオカルトブームで...ゴートマンってのがいたんよ、頭は山羊、身体は人間の姿をしているUMA、それがゴートマン」
花陽「UMAって希ちゃんがよく言ってるあのUMA?」
希「うん...それで悪ふざけでその生徒にゴートマン風にした」
絵里「成程...それがさっきのやつってことね」
希「おそらくはね....」
絵里「......」
希「しかもその日は化学室の剥製を壊したりしてその仕業もその生徒に押し付けようとしたんよ」
海未「なんて下劣な....」
希「それで犯人にする為に山羊の剥製の壊して、それをその生徒に無理矢理被せたんよ」
にこ「犯人にするにしてもなんでわざわざ剥製なんかを破壊して被せたのよ」
希「当時は世間ではオカルトブームで...ゴートマンってのがいたんよ、頭は山羊、身体は人間の姿をしているUMA、それがゴートマン」
花陽「UMAって希ちゃんがよく言ってるあのUMA?」
希「うん...それで悪ふざけでその生徒にゴートマン風にした」
絵里「成程...それがさっきのやつってことね」
希「おそらくはね....」
44: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/02(土) 20:58:52.99 ID:O1Ibi35m
にこ「それで、その生徒はどうなったのよ、あの感じだといい話の終わり方はしなそうだけど」
希「.......」
絵里「どうしたの?希」
希「あくまでこれはうちが聞いたっていうか...噂なんだけど...」
にこ「随分と濁すわね」
希「その生徒はその剥製を被った途端に様子がおかしくなって」
穂乃果「おかしくなって?」
希「その時にいじめていた生徒の一人が持っていた金属バットを奪って、全員を殴り倒したらしいんよ」
凛「!」
希「見回りの先生が気付いた時には化学室は異様な光景が広がっていたって」
にこ「......」
希「剥製を被った生徒の周りには叫ぶことも動くこともできなくなった血まみれの生徒達が転がっていたんだって」
花陽「っ!」
希「.......」
絵里「どうしたの?希」
希「あくまでこれはうちが聞いたっていうか...噂なんだけど...」
にこ「随分と濁すわね」
希「その生徒はその剥製を被った途端に様子がおかしくなって」
穂乃果「おかしくなって?」
希「その時にいじめていた生徒の一人が持っていた金属バットを奪って、全員を殴り倒したらしいんよ」
凛「!」
希「見回りの先生が気付いた時には化学室は異様な光景が広がっていたって」
にこ「......」
希「剥製を被った生徒の周りには叫ぶことも動くこともできなくなった血まみれの生徒達が転がっていたんだって」
花陽「っ!」
45: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/02(土) 21:02:42.23 ID:O1Ibi35m
希「そしてその生徒は精神に異常をきたしたってことになって病院に送られたって話なんよ」
海未「嫌な話ですね」
希「でも、この話にはまだ続きがあってね」
絵里「まだあるの?」
希「病院を脱走したらしいんよ、その生徒が」
凛「え」
希「そして、その後行方がわからなくなったって....」
穂乃果「え?じゃあ、今でも見つかってないってこと?」
希「そうやね、でも..この話が事実だとしては相当昔の話になる訳だからね、どこまでが本当かわからないし」
にこ「仮に五十年以上も前なら最低でもそいつは70代に近いってことよね、もういい歳じゃない」
花陽「違う....」
希「.........」
花陽「あの人はそんな感じじゃなかった....そんな歳がいってるような感じじゃなかった....」
絵里「........」
海未「嫌な話ですね」
希「でも、この話にはまだ続きがあってね」
絵里「まだあるの?」
希「病院を脱走したらしいんよ、その生徒が」
凛「え」
希「そして、その後行方がわからなくなったって....」
穂乃果「え?じゃあ、今でも見つかってないってこと?」
希「そうやね、でも..この話が事実だとしては相当昔の話になる訳だからね、どこまでが本当かわからないし」
にこ「仮に五十年以上も前なら最低でもそいつは70代に近いってことよね、もういい歳じゃない」
花陽「違う....」
希「.........」
花陽「あの人はそんな感じじゃなかった....そんな歳がいってるような感じじゃなかった....」
絵里「........」
46: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/02(土) 21:05:31.29 ID:O1Ibi35m
海未「小泉さんでしたっけ?なんでそう言えるんですか?」
花陽「さっきのあの人を見た時...姿が見えたんです」
絵里「姿?私にははっきりとは見えなかったけど....」
にこ「にこも見えなかったわよ...そんなに目がいいの?貴方」
希「!そうだった、真姫ちゃんが強すぎてそこまで皆知らないと思うけど、花陽ちゃんも霊感があるんよ」
海未「!本当ですか?」
花陽「は、はい....そこまで強いわけではないんですけど...」
絵里「...驚いたわ、学校にそんな能力を持った子がもう一人いたなんて」
花陽「私は真姫ちゃんみたいに強く見えるとかわかるとかってほどじゃないですけど...なんとなく感じたり、強いとたまに見えたりするんです」
凛「かよちん、どんな姿だったの?」
花陽「...学生服に頭にはなにかを被ってました...多分さっきの剥製だと...」
穂乃果「ってことは...あの話は本当の話だってことなんだね」
花陽「あと...多分、バットを引きずって歩いてました」
にこ「あの金属音みたいな音はバットを引きずってる音だったのね」
花陽「さっきのあの人を見た時...姿が見えたんです」
絵里「姿?私にははっきりとは見えなかったけど....」
にこ「にこも見えなかったわよ...そんなに目がいいの?貴方」
希「!そうだった、真姫ちゃんが強すぎてそこまで皆知らないと思うけど、花陽ちゃんも霊感があるんよ」
海未「!本当ですか?」
花陽「は、はい....そこまで強いわけではないんですけど...」
絵里「...驚いたわ、学校にそんな能力を持った子がもう一人いたなんて」
花陽「私は真姫ちゃんみたいに強く見えるとかわかるとかってほどじゃないですけど...なんとなく感じたり、強いとたまに見えたりするんです」
凛「かよちん、どんな姿だったの?」
花陽「...学生服に頭にはなにかを被ってました...多分さっきの剥製だと...」
穂乃果「ってことは...あの話は本当の話だってことなんだね」
花陽「あと...多分、バットを引きずって歩いてました」
にこ「あの金属音みたいな音はバットを引きずってる音だったのね」
47: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/02(土) 21:08:18.28 ID:O1Ibi35m
絵里「武器を持ってる得体の知れないものを相手にしないといけないなんて厄介ね」
凛「希ちゃんなんか弱点とかないの?」
希「うちにもわからん....あと知ってることはその事件があった日の犯行時間になると旧校舎にゴートマンが現れるって話くらいしか」
海未「そうですか....」
希「ごめん皆、役に立てなくて」
絵里「何言ってるの希、相手の情報が少しでもわかってたんだから大活躍よ」
にこ「そもそも今は旧校舎もないからその噂自体も風化してるでしょ、仕方ないわ」
穂乃果「でも...あれが多分、西木野さんを狙ってるってことは」
海未「相手をしないといけないかもしれませんね」
凛「竹刀じゃ...さすがに金属バット相手にはきついかな?」
海未「そうですね...なにか、対抗策を考えておいたほうがいいかもしれません」
凛「希ちゃんなんか弱点とかないの?」
希「うちにもわからん....あと知ってることはその事件があった日の犯行時間になると旧校舎にゴートマンが現れるって話くらいしか」
海未「そうですか....」
希「ごめん皆、役に立てなくて」
絵里「何言ってるの希、相手の情報が少しでもわかってたんだから大活躍よ」
にこ「そもそも今は旧校舎もないからその噂自体も風化してるでしょ、仕方ないわ」
穂乃果「でも...あれが多分、西木野さんを狙ってるってことは」
海未「相手をしないといけないかもしれませんね」
凛「竹刀じゃ...さすがに金属バット相手にはきついかな?」
海未「そうですね...なにか、対抗策を考えておいたほうがいいかもしれません」
48: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/02(土) 21:10:47.87 ID:O1Ibi35m
希「これは余談なんやけど...山羊はというか山羊の頭はよく悪魔に使われたりすることもあるんよ」
穂乃果「悪魔?...それってあの悪魔ですか?」
希「うん、頭が山羊のような悪魔がいて、バフォメットって呼ばれているんよ」
凛「なんか融合しそうな名前にゃ」
にこ「今なんて実際に融合してるようなもんでしょ、人間と山羊が」
凛「なら融合解除をすればいいにゃ」
にこ「そう簡単にできてればこうはなってないっての」
絵里「...貴方達...今は真面目な話をしてるのよ?」ギロッ
凛 にこ「!!」
絵里「...........」
にこ「わ、悪かったわよ...絵里....」
穂乃果「悪魔?...それってあの悪魔ですか?」
希「うん、頭が山羊のような悪魔がいて、バフォメットって呼ばれているんよ」
凛「なんか融合しそうな名前にゃ」
にこ「今なんて実際に融合してるようなもんでしょ、人間と山羊が」
凛「なら融合解除をすればいいにゃ」
にこ「そう簡単にできてればこうはなってないっての」
絵里「...貴方達...今は真面目な話をしてるのよ?」ギロッ
凛 にこ「!!」
絵里「...........」
にこ「わ、悪かったわよ...絵里....」
49: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/02(土) 21:13:29.36 ID:O1Ibi35m
ガチャ!ガチャ!
海未「....ダメです、やはり開きません」
絵里「こっちもだめだわ、開かないわ」
にこ「はぁ...完全に校舎の中に閉じ込められたみたいね」
穂乃果「これからどうするんですか?早く西木野さんを助けないと」
希「あれを倒すしかないよ、多分」
にこ「やっぱりそうなる?」
希「今の感じだとそうするしかないと思うんよ」
花陽「でも倒すってどうやって....」
希「..........」
海未「....ダメです、やはり開きません」
絵里「こっちもだめだわ、開かないわ」
にこ「はぁ...完全に校舎の中に閉じ込められたみたいね」
穂乃果「これからどうするんですか?早く西木野さんを助けないと」
希「あれを倒すしかないよ、多分」
にこ「やっぱりそうなる?」
希「今の感じだとそうするしかないと思うんよ」
花陽「でも倒すってどうやって....」
希「..........」
50: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/02(土) 21:14:50.73 ID:O1Ibi35m
希「悪魔っていうなら聖水とかが効くかなって思ったりしたんやけど」
にこ「いや、そんなものはないわよ」
絵里「...十字架とかは効くのかしら?」チャラ
希「うーん...どうやろ?そもそもあれが悪魔なのかもわからんし」
にこ「随分と洒落たネックレスしてるわね、さすが生徒会長」
絵里「生徒会長は関係なくない?」
海未「...!元が剥製なら燃えるのでは?」
穂乃果「成程、そうだ!燃やせばいいんじゃないの?」
凛「えっと、お焚き上げだっけ?...効果があるんじゃないの?」
絵里「いやいや、そんなの学校が火事になるわよ!洒落にならないわ!!」
にこ「いや、そんなものはないわよ」
絵里「...十字架とかは効くのかしら?」チャラ
希「うーん...どうやろ?そもそもあれが悪魔なのかもわからんし」
にこ「随分と洒落たネックレスしてるわね、さすが生徒会長」
絵里「生徒会長は関係なくない?」
海未「...!元が剥製なら燃えるのでは?」
穂乃果「成程、そうだ!燃やせばいいんじゃないの?」
凛「えっと、お焚き上げだっけ?...効果があるんじゃないの?」
絵里「いやいや、そんなの学校が火事になるわよ!洒落にならないわ!!」
51: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/02(土) 21:18:00.15 ID:O1Ibi35m
希「いや、いい考えかもしれない」
絵里「希?」
希「火葬じゃないけど...倒すにはいいかもしれない」
絵里「...え?」
希「そもそもこの学校がうちらがいつも通ってる学校かどうかもわからないし」
凛「?どういうこと?希ちゃん?」
希「ここは異世界、いつもうちらがいる学校の世界とは違うってこと」
にこ「確証はあるの?」
希「あそこを見て」
にこ「ん?」
海未「これは.....」
絵里「希?」
希「火葬じゃないけど...倒すにはいいかもしれない」
絵里「...え?」
希「そもそもこの学校がうちらがいつも通ってる学校かどうかもわからないし」
凛「?どういうこと?希ちゃん?」
希「ここは異世界、いつもうちらがいる学校の世界とは違うってこと」
にこ「確証はあるの?」
希「あそこを見て」
にこ「ん?」
海未「これは.....」
52: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/02(土) 21:22:02.38 ID:O1Ibi35m
穂乃果「なにこれ?」
花陽「文字が裏返しになってる?」
希「ここはおそらくさっきのあいつの世界」
絵里「!鏡の世界ってこと?」
希「そこの教室の看板を見る限りだとそう考えるのが一番納得できるんやないの?」
海未「たしかに納得はしやすいですね」
希「だからあいつを倒せば真姫ちゃんも世界も元に戻る」
にこ「だからさっきのやつも倒すってこと?」
希「可能ならね、おそらくはあいつが力を与えてる存在のはずだし」
穂乃果「なんとかなりますよ!!だってこんなにいるんですから!皆が!!」
希「...そうやね!」
花陽「文字が裏返しになってる?」
希「ここはおそらくさっきのあいつの世界」
絵里「!鏡の世界ってこと?」
希「そこの教室の看板を見る限りだとそう考えるのが一番納得できるんやないの?」
海未「たしかに納得はしやすいですね」
希「だからあいつを倒せば真姫ちゃんも世界も元に戻る」
にこ「だからさっきのやつも倒すってこと?」
希「可能ならね、おそらくはあいつが力を与えてる存在のはずだし」
穂乃果「なんとかなりますよ!!だってこんなにいるんですから!皆が!!」
希「...そうやね!」
53: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/02(土) 21:22:46.46 ID:O1Ibi35m
続く
57: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/03(日) 22:17:28.95 ID:56n4ik4A
にこ「まず燃やすなら火が必要よね」
絵里「だれかライターとかなんて持ってないわよね?」
海未「仮に誰かが持っていたらそれはそれでどうなんでしょうか」
絵里「...さすがに誰も持ってないみたいね...なら、どこかで確保しないと」
穂乃果「うーん.....」
花陽「!....あ....」
希「どうしたの?花陽ちゃん?」
花陽「でも危険かも....」
絵里「危険かどうかは皆で判断するわ、なにか思いついたなら遠慮なく話して頂戴」
花陽「は、はい....」
絵里「だれかライターとかなんて持ってないわよね?」
海未「仮に誰かが持っていたらそれはそれでどうなんでしょうか」
絵里「...さすがに誰も持ってないみたいね...なら、どこかで確保しないと」
穂乃果「うーん.....」
花陽「!....あ....」
希「どうしたの?花陽ちゃん?」
花陽「でも危険かも....」
絵里「危険かどうかは皆で判断するわ、なにか思いついたなら遠慮なく話して頂戴」
花陽「は、はい....」
58: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/03(日) 22:23:23.00 ID:56n4ik4A
にこ「たしかに危険だけど....いい考えかも」
凛「かよちんさすがにゃ!!」
海未「では、行きましょう」
絵里「そうね....」
希「真姫ちゃん.....」
まき「皆、どこかに行くの?」
ことり「そうみたいだねー、真姫ちゃんも行く?」
まき「うん!!」
ことり「足元が暗いから気をつけてねー」
まき「はーい」
凛「かよちんさすがにゃ!!」
海未「では、行きましょう」
絵里「そうね....」
希「真姫ちゃん.....」
まき「皆、どこかに行くの?」
ことり「そうみたいだねー、真姫ちゃんも行く?」
まき「うん!!」
ことり「足元が暗いから気をつけてねー」
まき「はーい」
59: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/03(日) 22:28:06.64 ID:56n4ik4A
凛「........」キョロキョロ
花陽「凛ちゃんどう?」
凛「大丈夫にゃ、誰もいないにゃ」
にこ「よし、じゃあ作戦通りに分かれましょう」
絵里「不幸中の幸い、携帯に関しては外部はだめだけど、私達同士の場合は連絡が取り合えるようにはなっているみたいだから...なにかあったら連絡を頂戴」
希「OK」
絵里「くれぐれも無茶はしないでね...」
希「エリチもね」
にこ「行くわよ、絵里」
絵里「!ちょっと、待ってよにこ」
希「...さて、うちらも準備をしようか?」
花陽「はい」
凛「凛にお任せにゃ」
花陽「凛ちゃんどう?」
凛「大丈夫にゃ、誰もいないにゃ」
にこ「よし、じゃあ作戦通りに分かれましょう」
絵里「不幸中の幸い、携帯に関しては外部はだめだけど、私達同士の場合は連絡が取り合えるようにはなっているみたいだから...なにかあったら連絡を頂戴」
希「OK」
絵里「くれぐれも無茶はしないでね...」
希「エリチもね」
にこ「行くわよ、絵里」
絵里「!ちょっと、待ってよにこ」
希「...さて、うちらも準備をしようか?」
花陽「はい」
凛「凛にお任せにゃ」
60: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/03(日) 22:31:28.81 ID:56n4ik4A
絵里「..........」
にこ「...ねぇ」
絵里「なに?」
にこ「あの子達はいないんだし、そんなに無理をしなくていいんじゃないの?」
絵里「....なんのこと?」
にこ「あんた暗いのだめでしょ?大丈夫なの?」
絵里「あぁ...」
にこ「あぁ...って前、あんなに怖がってたのに...平気なの?」
絵里「...平気じゃないわよ」
にこ「やっぱり」
絵里「でも、私が怖がって足がすくんでいたりでもしたら皆も怖がってしまうでしょ?」
にこ「...あんたって本当に不器用なんだから」
絵里「にこだってそうでしょ?」
にこ「え?」
にこ「...ねぇ」
絵里「なに?」
にこ「あの子達はいないんだし、そんなに無理をしなくていいんじゃないの?」
絵里「....なんのこと?」
にこ「あんた暗いのだめでしょ?大丈夫なの?」
絵里「あぁ...」
にこ「あぁ...って前、あんなに怖がってたのに...平気なの?」
絵里「...平気じゃないわよ」
にこ「やっぱり」
絵里「でも、私が怖がって足がすくんでいたりでもしたら皆も怖がってしまうでしょ?」
にこ「...あんたって本当に不器用なんだから」
絵里「にこだってそうでしょ?」
にこ「え?」
61: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/03(日) 22:36:44.72 ID:56n4ik4A
絵里「にこだって、私が怖がってるのを知ってるから私とペアを組んでくれたんでしょ?」
にこ「...たまたまよ、絵里と付き合いが長いのは私と希くらいだし」
絵里「じゃあ、なんで希を誘わなかったの?」
にこ「希は離れないでしょ、あの子から」
絵里「...たしかにそうね」
にこ「はいはい、お喋りはおしまい、今は自分達の仕事をするのよ」
絵里「わかったわ」
凛「....よいしょっと.....」
海未「準備体操はバッチリですか?」
凛「はい、いつでもいけますよ?先輩、凛についてこれますか?」
海未「ふふふ...どうやら自信満々みたいですね」
凛「自信がなければ何事もできませんよ、特に今回は」
海未「....それもそうですね」
にこ「...たまたまよ、絵里と付き合いが長いのは私と希くらいだし」
絵里「じゃあ、なんで希を誘わなかったの?」
にこ「希は離れないでしょ、あの子から」
絵里「...たしかにそうね」
にこ「はいはい、お喋りはおしまい、今は自分達の仕事をするのよ」
絵里「わかったわ」
凛「....よいしょっと.....」
海未「準備体操はバッチリですか?」
凛「はい、いつでもいけますよ?先輩、凛についてこれますか?」
海未「ふふふ...どうやら自信満々みたいですね」
凛「自信がなければ何事もできませんよ、特に今回は」
海未「....それもそうですね」
62: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/03(日) 22:40:14.75 ID:56n4ik4A
花陽「えっと....」ゴソゴソ
穂乃果「あったよー」
花陽「あ、はい!!えっと....」
穂乃果「穂乃果でいいよ」
花陽「はい、穂乃果先輩」
穂乃果「頑張ろうね、花陽ちゃん」
花陽「はい!」
まき「ここ、なんか変なお部屋」
希「ここは普通の教室じゃないからね」
まき「....ふーん....」
ことり「真姫ちゃんここは色んな実験をするお部屋なんだよ」
まき「へー!!じっけんってなぁに?」
希「...うちと南さんとの対応の仕方違い過ぎない?」
穂乃果「あったよー」
花陽「あ、はい!!えっと....」
穂乃果「穂乃果でいいよ」
花陽「はい、穂乃果先輩」
穂乃果「頑張ろうね、花陽ちゃん」
花陽「はい!」
まき「ここ、なんか変なお部屋」
希「ここは普通の教室じゃないからね」
まき「....ふーん....」
ことり「真姫ちゃんここは色んな実験をするお部屋なんだよ」
まき「へー!!じっけんってなぁに?」
希「...うちと南さんとの対応の仕方違い過ぎない?」
63: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/03(日) 22:44:05.63 ID:56n4ik4A
穂乃果「ことりちゃん、子供の扱い上手いからねー...前に幼稚園行った時も大人気だったし」
希「そ、そっか....」
花陽「あとはもしかしたら...最初に泣かせちゃったからかも?」
穂乃果「あー...それもあるかもね」
希「.......」
ことり「真姫ちゃん」
まき「なぁに?」
ことり「お姉さん達、皆ね、真姫ちゃんのことを大切に思ってるんだよ?」
まき「そうなの?」
ことり「うん、だから仲良くしようね?」
まき「うーん.....」チラッ
希「!」
まき「..........」
希「そ、そっか....」
花陽「あとはもしかしたら...最初に泣かせちゃったからかも?」
穂乃果「あー...それもあるかもね」
希「.......」
ことり「真姫ちゃん」
まき「なぁに?」
ことり「お姉さん達、皆ね、真姫ちゃんのことを大切に思ってるんだよ?」
まき「そうなの?」
ことり「うん、だから仲良くしようね?」
まき「うーん.....」チラッ
希「!」
まき「..........」
64: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/03(日) 22:45:07.07 ID:56n4ik4A
ことり「真姫ちゃん?」
まき「あのお姉さんはまきのことをいじめるからきらい!!」
希「!!!!」
花陽「!」
穂乃果「あ、あちゃー.....」
希「うち....真姫ちゃんに嫌われた?」
まき「........」
花陽「の、希ちゃん!本物の真姫ちゃんに嫌われた訳じゃないから!」
穂乃果「そ、そうですよ!!」
希「」
花陽「し...死んでる.....」
まき「あのお姉さんはまきのことをいじめるからきらい!!」
希「!!!!」
花陽「!」
穂乃果「あ、あちゃー.....」
希「うち....真姫ちゃんに嫌われた?」
まき「........」
花陽「の、希ちゃん!本物の真姫ちゃんに嫌われた訳じゃないから!」
穂乃果「そ、そうですよ!!」
希「」
花陽「し...死んでる.....」
65: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/03(日) 22:48:15.32 ID:56n4ik4A
穂乃果「...どう?...特に音は聞こえないけど」
花陽「....嫌な気配も得には感じないです」
穂乃果「OK...鍵は....」スッ
スー...
穂乃果「開いてるね」
花陽「中に誰もいなければいいんですけど....」
穂乃果「....一応、覗いてみるね...」
花陽「はい....」
穂乃果「.........」キョロキョロ
花陽「...ごくっ.....」
穂乃果「...うん、大丈夫そう」
花陽「了解です....」
花陽「....嫌な気配も得には感じないです」
穂乃果「OK...鍵は....」スッ
スー...
穂乃果「開いてるね」
花陽「中に誰もいなければいいんですけど....」
穂乃果「....一応、覗いてみるね...」
花陽「はい....」
穂乃果「.........」キョロキョロ
花陽「...ごくっ.....」
穂乃果「...うん、大丈夫そう」
花陽「了解です....」
66: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/03(日) 22:50:22.11 ID:56n4ik4A
穂乃果「薄暗くて不気味だよねー」
花陽「そ、そうですね....」
まき「~♪」
花陽「真姫ちゃんは全く怖がってないけど...」
まき「なんか変なお部屋ー」
ことり「そうだねー」
穂乃果「ことりちゃんのおかげかもしれないけどね」
希「........」
花陽「の、希ちゃん?元気出して?」
希「うん....」
穂乃果「さてと...あれを探さないとね」
花陽「そうですね」
花陽「そ、そうですね....」
まき「~♪」
花陽「真姫ちゃんは全く怖がってないけど...」
まき「なんか変なお部屋ー」
ことり「そうだねー」
穂乃果「ことりちゃんのおかげかもしれないけどね」
希「........」
花陽「の、希ちゃん?元気出して?」
希「うん....」
穂乃果「さてと...あれを探さないとね」
花陽「そうですね」
67: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/03(日) 22:55:31.93 ID:56n4ik4A
コン!コン!
穂乃果「!」
花陽「.........」
希「誰?」
『私よ』
希「合言葉...かしこい?」
『かわいい?』
『「エリーチカ」』
ガラ...
希「お疲れにこっち、例のものはあった?」
にこ「ちゃんと調達してきたわよ....地味に重くて大変だったわ」
絵里「...ちょっと、人を合言葉に使わないでよ」
穂乃果「!」
花陽「.........」
希「誰?」
『私よ』
希「合言葉...かしこい?」
『かわいい?』
『「エリーチカ」』
ガラ...
希「お疲れにこっち、例のものはあった?」
にこ「ちゃんと調達してきたわよ....地味に重くて大変だったわ」
絵里「...ちょっと、人を合言葉に使わないでよ」
68: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/03(日) 22:57:51.08 ID:56n4ik4A
希「よし、後は凛ちゃん達に連絡をして...」
絵里「そもそも、なんでさっきのを知ってるのよ」
にこ「そうね、そっちの準備は?」
希「バッチリ」
絵里「あ、さてはにこの仕業ね、にこ?」
にこ「じゃあ、むこうに連絡を」
希「OKー」
絵里「........」イラッ
ギュッ!
にこ 希「いたたたた!!!」
絵里「........」
絵里「そもそも、なんでさっきのを知ってるのよ」
にこ「そうね、そっちの準備は?」
希「バッチリ」
絵里「あ、さてはにこの仕業ね、にこ?」
にこ「じゃあ、むこうに連絡を」
希「OKー」
絵里「........」イラッ
ギュッ!
にこ 希「いたたたた!!!」
絵里「........」
69: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/03(日) 23:00:44.68 ID:56n4ik4A
ブルッ!!
凛「....!」スッ
海未「どうしました?」
凛「向こうは準備できたみたいです」
海未「わかりました...では、我々の番ということですね」
凛「そうですね」
海未「しかし...相手の姿が見えないですね...一体どこに」
凛「たしかに....」
海未「.......」
ヒュ!!!
凛 海未「!!!!」
凛「....!」スッ
海未「どうしました?」
凛「向こうは準備できたみたいです」
海未「わかりました...では、我々の番ということですね」
凛「そうですね」
海未「しかし...相手の姿が見えないですね...一体どこに」
凛「たしかに....」
海未「.......」
ヒュ!!!
凛 海未「!!!!」
70: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/03(日) 23:04:47.86 ID:56n4ik4A
バン!!!
海未「大丈夫ですか!?」
凛「大丈夫です!」
カラン!...カラン!カラン!!
凛「...どうやら先にこっちが見つかってしまったみたいですね」
海未「いつの間にか背後を取られていたとは...うかつです」
カラン...カラン...
凛「それにしてもよく飛んできたバットを気付きましたね」
海未「貴方も気付いて避けたじゃないですか」
カラン....
凛「....見えます?相手の姿....」
海未「はい...ここまで禍々しいものを見るのは初めてです」
凛 海未「.........」
海未「大丈夫ですか!?」
凛「大丈夫です!」
カラン!...カラン!カラン!!
凛「...どうやら先にこっちが見つかってしまったみたいですね」
海未「いつの間にか背後を取られていたとは...うかつです」
カラン...カラン...
凛「それにしてもよく飛んできたバットを気付きましたね」
海未「貴方も気付いて避けたじゃないですか」
カラン....
凛「....見えます?相手の姿....」
海未「はい...ここまで禍々しいものを見るのは初めてです」
凛 海未「.........」
71: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/03(日) 23:05:35.75 ID:56n4ik4A
海未「作戦通りに行きましょう」
凛「了解です....」
ダッ!!
海未「....さてと....相手方はどう出ますか?..」
ダッ!!
凛「!」
海未「やはり追ってきますか...」
ドス!!ドス!!
海未「星空さん!!全力疾走です!!」
凛「はい!!」
凛「了解です....」
ダッ!!
海未「....さてと....相手方はどう出ますか?..」
ダッ!!
凛「!」
海未「やはり追ってきますか...」
ドス!!ドス!!
海未「星空さん!!全力疾走です!!」
凛「はい!!」
72: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/03(日) 23:09:45.24 ID:56n4ik4A
ヒュン!!
海未「!!」サッ!
バリン!!!
凛「なっ!!また、バッドを投げてきた!?何本持ってるの!?」
海未「当たったら洒落にならないですよ、上手く曲がったりして避けましょう!」
凛「はい、当たったらバッドなことになりますもんね、バットだけに」
海未「..........」
凛「....あれ?」
海未「...何を言ってるんですか?貴方は」
凛「いや、少しでも場の雰囲気を和ませようと思って」
海未「和んでる場合ではありませんよ!!!」
凛「あ、はい」
海未「!!」サッ!
バリン!!!
凛「なっ!!また、バッドを投げてきた!?何本持ってるの!?」
海未「当たったら洒落にならないですよ、上手く曲がったりして避けましょう!」
凛「はい、当たったらバッドなことになりますもんね、バットだけに」
海未「..........」
凛「....あれ?」
海未「...何を言ってるんですか?貴方は」
凛「いや、少しでも場の雰囲気を和ませようと思って」
海未「和んでる場合ではありませんよ!!!」
凛「あ、はい」
73: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/03(日) 23:11:49.58 ID:56n4ik4A
ヒュン!!!
バリン!!
凛「ひえー...硝子を割りすぎにゃ!!校舎を破壊しすぎにゃ!!」
海未「あと...もう少しです...」
凛「はい!」
海未「.........!」
穂乃果「海未ちゃん!!」
海未「穂乃果!!危険です!!早く教室の中に!!来ます!!!!」
穂乃果「!う、うん!!」
ヒュン!!
凛「!皆!!!扉から横に離れて!!」
海未「!....!!」
凛「にゃあああ!!!!」
バリン!!
凛「ひえー...硝子を割りすぎにゃ!!校舎を破壊しすぎにゃ!!」
海未「あと...もう少しです...」
凛「はい!」
海未「.........!」
穂乃果「海未ちゃん!!」
海未「穂乃果!!危険です!!早く教室の中に!!来ます!!!!」
穂乃果「!う、うん!!」
ヒュン!!
凛「!皆!!!扉から横に離れて!!」
海未「!....!!」
凛「にゃあああ!!!!」
74: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/03(日) 23:15:18.99 ID:56n4ik4A
ズサー!!!
バリン!!
花陽「ぴゃあ!!!」ビクッ
海未「扉を閉めてください!!!鍵を!!!」
穂乃果「OK!!!」
バタン!!ガチャン!!
希「皆、準備を!!」
凛「まさか、スライディングで教室に入ることになるとは思わなかったにゃ」
海未「まるで野球みたいでしたね」
絵里「あれで避けていなかったらあのバッドが当たっていたのよね...ぞっとするわね」
ことり「海未ちゃん怪我は!?ない!?大丈夫!?」
海未「大丈夫ですよ、ことり、ご心配なく」
バリン!!
花陽「ぴゃあ!!!」ビクッ
海未「扉を閉めてください!!!鍵を!!!」
穂乃果「OK!!!」
バタン!!ガチャン!!
希「皆、準備を!!」
凛「まさか、スライディングで教室に入ることになるとは思わなかったにゃ」
海未「まるで野球みたいでしたね」
絵里「あれで避けていなかったらあのバッドが当たっていたのよね...ぞっとするわね」
ことり「海未ちゃん怪我は!?ない!?大丈夫!?」
海未「大丈夫ですよ、ことり、ご心配なく」
75: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/03(日) 23:22:19.32 ID:56n4ik4A
ドン!!!ドン!!!
穂乃果「うわぁ!!!」
にこ「今にもドアが破壊されそうよ!!!」
希「作戦通りに行くよ、皆」
絵里「上手くいけばいいんだけど...」
花陽「........」シュー....
まき「!なに?なに?」
希「大丈夫だよ、まきちゃん」
まき「.......」
希「む、無視...?」
穂乃果「うわぁ!!!」
にこ「今にもドアが破壊されそうよ!!!」
希「作戦通りに行くよ、皆」
絵里「上手くいけばいいんだけど...」
花陽「........」シュー....
まき「!なに?なに?」
希「大丈夫だよ、まきちゃん」
まき「.......」
希「む、無視...?」
76: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/03(日) 23:26:33.25 ID:56n4ik4A
ドン!!!ガラン!!!
絵里「!!」
にこ「扉が...なんてやつなの!?」
『.........』
花陽「っ!!」
凛「.....」スッ
花陽「凛ちゃん.....」
凛「大丈夫...凛も....皆もいるから」
海未(...成長しましたね...)
穂乃果「うわ....これはインパクトがすごいかも...怖っ...」
絵里「!!」
にこ「扉が...なんてやつなの!?」
『.........』
花陽「っ!!」
凛「.....」スッ
花陽「凛ちゃん.....」
凛「大丈夫...凛も....皆もいるから」
海未(...成長しましたね...)
穂乃果「うわ....これはインパクトがすごいかも...怖っ...」
77: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/03(日) 23:30:55.49 ID:56n4ik4A
希「大きいね....」
絵里「っ......」
にこ「いくわよ!!」
凛「てりゃあ!!!」ヒュン!
『........』スッ
バリン!!ビチャ!
凛「あ、あれ?」
穂乃果「瓶が体をすり抜けた!?」
絵里「っ......」
にこ「いくわよ!!」
凛「てりゃあ!!!」ヒュン!
『........』スッ
バリン!!ビチャ!
凛「あ、あれ?」
穂乃果「瓶が体をすり抜けた!?」
78: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/03(日) 23:32:39.85 ID:56n4ik4A
にこ「ちょっと!どういうことよ!!」
希「....!!頭や!!頭が本体!!頭を狙って!!」
凛「OK....にゃあ!!」フッ
『!』
パリン!!ビチャ!!
絵里「当たったわ!!」
凛「もう一丁!!」ブンッ!!
バリン!!
穂乃果「ナイスコントロール!!」
希「花陽ちゃん準備は!!」
花陽「OKだよ!!」
シュー....シュー....
にこ「今よ!!絵里!!!!希!!!」
希 「これでも!」
絵里「くらいなさい!!!」
プシュー!!!
『っ.....』
希「....!!頭や!!頭が本体!!頭を狙って!!」
凛「OK....にゃあ!!」フッ
『!』
パリン!!ビチャ!!
絵里「当たったわ!!」
凛「もう一丁!!」ブンッ!!
バリン!!
穂乃果「ナイスコントロール!!」
希「花陽ちゃん準備は!!」
花陽「OKだよ!!」
シュー....シュー....
にこ「今よ!!絵里!!!!希!!!」
希 「これでも!」
絵里「くらいなさい!!!」
プシュー!!!
『っ.....』
79: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/03(日) 23:39:12.87 ID:56n4ik4A
穂乃果「うわっ!!周りが消火の粉まみれでよく見えない」
ことり「穂乃果ちゃん!!こっち!!皆も早く!!」
絵里「皆!急いで!!...この!!」ブン!!
ガン!!!
希「エリチ、消火器を投げつけるなんてバイオレンスー」
にこ「ふざけてないで急ぐわよ!!」
海未「早く外へ!!!」
凛「うー、ガス臭いにゃ」
穂乃果「けっほ!粉っぽい!!消火器ってすごいんだね...」
花陽「皆さん!急いで離れてください!!!」
絵里「全員教室からは出たわね?」
希「OKや!!エリチ!!!」
絵里「全速力で走るわよ!いい!?」
絵里「サイキック....」カチッ
希「皆!伏せて!!!」
絵里「ファイアー!!!」ブン!!
『!!』
ドーン!!!!!
海未「っ.......」
花陽「あ...アパマンショップ....」
ことり「穂乃果ちゃん!!こっち!!皆も早く!!」
絵里「皆!急いで!!...この!!」ブン!!
ガン!!!
希「エリチ、消火器を投げつけるなんてバイオレンスー」
にこ「ふざけてないで急ぐわよ!!」
海未「早く外へ!!!」
凛「うー、ガス臭いにゃ」
穂乃果「けっほ!粉っぽい!!消火器ってすごいんだね...」
花陽「皆さん!急いで離れてください!!!」
絵里「全員教室からは出たわね?」
希「OKや!!エリチ!!!」
絵里「全速力で走るわよ!いい!?」
絵里「サイキック....」カチッ
希「皆!伏せて!!!」
絵里「ファイアー!!!」ブン!!
『!!』
ドーン!!!!!
海未「っ.......」
花陽「あ...アパマンショップ....」
100: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/09(土) 23:21:14.63 ID:NQPrkSoV
パチ.....パチ....
絵里「皆!怪我はない!?」
にこ「なんとか....」
花陽「す、すごい爆発でした...」
凛「まるで映画のワンシーンだったみたいにゃ...」
希「ひゃー....教室の扉と壁の一部がなくなってるよ....」
穂乃果「さっきのやつはどうなったのかな?倒せたのかな?」
海未「...確認をしましょう、あの爆発ですからおそらくは倒したとは思いますが」
希「よし、行こう!」
絵里「皆!怪我はない!?」
にこ「なんとか....」
花陽「す、すごい爆発でした...」
凛「まるで映画のワンシーンだったみたいにゃ...」
希「ひゃー....教室の扉と壁の一部がなくなってるよ....」
穂乃果「さっきのやつはどうなったのかな?倒せたのかな?」
海未「...確認をしましょう、あの爆発ですからおそらくは倒したとは思いますが」
希「よし、行こう!」
101: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/09(土) 23:24:10.01 ID:NQPrkSoV
希「.........」ヒョコ
絵里「どう?希」
希「ちょっと....待って....!」
『』バチ...バチ....
希「見て、あそこで倒れて燃えてる」
花陽「ってことは.....」
穂乃果「やった!!上手くいった!!」
にこ「さすがアルコールとガスね」
海未「.........」
凛「よし、そのまま燃やしつくしちゃえ!!」
絵里「....これでやったのよね?」
にこ「ちょっと、フラグはやめてよ」
絵里「どう?希」
希「ちょっと....待って....!」
『』バチ...バチ....
希「見て、あそこで倒れて燃えてる」
花陽「ってことは.....」
穂乃果「やった!!上手くいった!!」
にこ「さすがアルコールとガスね」
海未「.........」
凛「よし、そのまま燃やしつくしちゃえ!!」
絵里「....これでやったのよね?」
にこ「ちょっと、フラグはやめてよ」
102: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/09(土) 23:29:27.75 ID:NQPrkSoV
『』スー...
穂乃果「見て!なんか消えていく!!」
にこ「どうやら...本当にやったみたいね」
パチ...パチ....
凛「ふぅ...これで一つ撃破ってかな?希ちゃん」
希「そうやね」
海未「こんなものがあと何人もいるのでしょうか」
穂乃果「でも海未ちゃん、一つだけわかったよね」
海未「なにがですか?」
穂乃果「頑張れば、私達でも倒せるってことだよ」
海未「!...そうですね」
にこ「あんたって...すごいポジティブ?」
穂乃果「前を見てなければ前には進めないからね!」
ことり「穂乃果ちゃん....そうだね!」
穂乃果「見て!なんか消えていく!!」
にこ「どうやら...本当にやったみたいね」
パチ...パチ....
凛「ふぅ...これで一つ撃破ってかな?希ちゃん」
希「そうやね」
海未「こんなものがあと何人もいるのでしょうか」
穂乃果「でも海未ちゃん、一つだけわかったよね」
海未「なにがですか?」
穂乃果「頑張れば、私達でも倒せるってことだよ」
海未「!...そうですね」
にこ「あんたって...すごいポジティブ?」
穂乃果「前を見てなければ前には進めないからね!」
ことり「穂乃果ちゃん....そうだね!」
103: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/09(土) 23:33:56.71 ID:NQPrkSoV
希「剥製が本体だったから...今回は本体を燃やせばどうにかなったみたいやね」
絵里「...お焚き上げっていうやつかしら?すごい強引だったけど」
希「物理攻撃をしてくるならこっちも物理的に対抗すればええんよ」
にこ「まるでゲームみたいね」
まき「.........」ボー....
ことり「真姫ちゃん?」
まき「........」
ことり「?どうしたの?真姫ちゃん?」
まき「!....ん?あれ?」
ことり「疲れちゃった?」
まき「ううん、疲れてないよ」
ことり「本当に?」
まき「うん!」
ことり「そっか」
海未「..........」
絵里「...お焚き上げっていうやつかしら?すごい強引だったけど」
希「物理攻撃をしてくるならこっちも物理的に対抗すればええんよ」
にこ「まるでゲームみたいね」
まき「.........」ボー....
ことり「真姫ちゃん?」
まき「........」
ことり「?どうしたの?真姫ちゃん?」
まき「!....ん?あれ?」
ことり「疲れちゃった?」
まき「ううん、疲れてないよ」
ことり「本当に?」
まき「うん!」
ことり「そっか」
海未「..........」
104: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/09(土) 23:36:53.14 ID:NQPrkSoV
海未「先輩」
絵里「どうしたの?園田さん」
海未「...あの小さい西木野さんには連中を倒すところは見せない方がいいかもしれません」
絵里「!そうね...たしかに小さい子供には刺激が強すぎるかも」
海未「はい」
にこ「下手に元に戻った時にトラウマの影響になったりしてもまずいからね」
『~♪』
凛「!!」ビクッ
花陽「こ、今度はなに!?」
『ザー......』
絵里「校内放送?...」
絵里「どうしたの?園田さん」
海未「...あの小さい西木野さんには連中を倒すところは見せない方がいいかもしれません」
絵里「!そうね...たしかに小さい子供には刺激が強すぎるかも」
海未「はい」
にこ「下手に元に戻った時にトラウマの影響になったりしてもまずいからね」
『~♪』
凛「!!」ビクッ
花陽「こ、今度はなに!?」
『ザー......』
絵里「校内放送?...」
105: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/09(土) 23:42:54.33 ID:NQPrkSoV
『ザー....ザー.....』
希「........」
『下校の時間になりました、校内に残っている生徒はただちに下校してください』
凛「...普通の校内放送?」
海未「いや、普通ですけど...普通じゃないですよ」
花陽「一体、誰がこの放送を....」
『下校の時間になりました、校内に残っている生徒はただちに下校してください』
まき「げこう?」
ことり「気にしなくていいよ、真姫ちゃん」
希「........」
『下校の時間になりました、校内に残っている生徒はただちに下校してください』
凛「...普通の校内放送?」
海未「いや、普通ですけど...普通じゃないですよ」
花陽「一体、誰がこの放送を....」
『下校の時間になりました、校内に残っている生徒はただちに下校してください』
まき「げこう?」
ことり「気にしなくていいよ、真姫ちゃん」
106: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/09(土) 23:46:35.17 ID:NQPrkSoV
絵里「希、これも怪異なの?」
希「...わからない」
にこ「あんた、わからないってどういうことよ」
希「さっきの怪異もそうなんだけど、今のうちが知ってる怪異と違うんよ」
凛「違う?」
希「そもそもさっきの怪異も旧校舎の話だったやん?」
絵里「えぇ、って言ってもその話自体は貴方しか知らなかったけどね」
希「それなんよ」
絵里「?」
希「さっきの話は普通の人は知らない怪異というか昔の七不思議なんよ」
希「...わからない」
にこ「あんた、わからないってどういうことよ」
希「さっきの怪異もそうなんだけど、今のうちが知ってる怪異と違うんよ」
凛「違う?」
希「そもそもさっきの怪異も旧校舎の話だったやん?」
絵里「えぇ、って言ってもその話自体は貴方しか知らなかったけどね」
希「それなんよ」
絵里「?」
希「さっきの話は普通の人は知らない怪異というか昔の七不思議なんよ」
107: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/09(土) 23:53:19.87 ID:NQPrkSoV
にこ「普通の人は知らないって普通は知らないでしょ、学校の七不思議なんて」
希「そう意味じゃなくて今の七不思議と違うんよ」
絵里「....!成程、そういうことね」
希「さすがエリチ、察しが早いね」
凛「??」
希「ようは古い七不思議、今の音ノ木坂の七不思議じゃないってこと」
にこ「古い七不思議...」
希「学校はもう旧校舎がないのに、さっきの七不思議が起きたらおかしいやん?」
海未「しかし、この学校には旧校舎がある...ということはここは過去ということでしょう?」
絵里「可能性はあるけど、この新校舎がある時点でそんなにそんなに古くはないと思うわ」
にこ「いや、この校舎は現在のはずよ」
穂乃果「なんでわかるんですか?」
にこ「そこを見てなさい」
希「そう意味じゃなくて今の七不思議と違うんよ」
絵里「....!成程、そういうことね」
希「さすがエリチ、察しが早いね」
凛「??」
希「ようは古い七不思議、今の音ノ木坂の七不思議じゃないってこと」
にこ「古い七不思議...」
希「学校はもう旧校舎がないのに、さっきの七不思議が起きたらおかしいやん?」
海未「しかし、この学校には旧校舎がある...ということはここは過去ということでしょう?」
絵里「可能性はあるけど、この新校舎がある時点でそんなにそんなに古くはないと思うわ」
にこ「いや、この校舎は現在のはずよ」
穂乃果「なんでわかるんですか?」
にこ「そこを見てなさい」
108: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/10(日) 00:00:51.96 ID:+m6VeFb4
穂乃果「学校の掲示板?」
海未「たしかにこの校舎の時間軸は今のようですね」
穂乃果「あ...本当だ!掲示物が最近のだ!逆さまだけど」
花陽「ってことは...今と過去がグチャグチャになっちゃってること?」
希「多分ね、過去の真姫ちゃんと今の真姫ちゃんがこの世界に存在してるみたいにね」チラッ
まき「?」
希「だからうちも知らない敵を相手にする可能性も高い」
にこ「厄介そうね....」
希「でもやるしかないんよ....真姫ちゃんの為にも、元の世界に変える為にも!」
海未「たしかにこの校舎の時間軸は今のようですね」
穂乃果「あ...本当だ!掲示物が最近のだ!逆さまだけど」
花陽「ってことは...今と過去がグチャグチャになっちゃってること?」
希「多分ね、過去の真姫ちゃんと今の真姫ちゃんがこの世界に存在してるみたいにね」チラッ
まき「?」
希「だからうちも知らない敵を相手にする可能性も高い」
にこ「厄介そうね....」
希「でもやるしかないんよ....真姫ちゃんの為にも、元の世界に変える為にも!」
109: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/10(日) 00:05:55.24 ID:+m6VeFb4
キー....
凛「!」
花陽「どうしたの?凛ちゃん?」
凛「なにか聞こえない?」
花陽「なにか?....」
カラ....カラ...
絵里「この音はなに?...車輪みたいな音?」
海未「.........」
穂乃果「....!」
にこ「ここって病院じゃないわよね?....」
凛「!」
花陽「どうしたの?凛ちゃん?」
凛「なにか聞こえない?」
花陽「なにか?....」
カラ....カラ...
絵里「この音はなに?...車輪みたいな音?」
海未「.........」
穂乃果「....!」
にこ「ここって病院じゃないわよね?....」
110: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/10(日) 00:12:30.57 ID:+m6VeFb4
絵里「希、あれはなんなの?」
希「うちにもわからない」
にこ「...あんたの専門分野じゃないの?」
希「うちだってパーフェクトじゃないよ」
キー...ピタッ
「!!!!!」
『...........』
凛「...と、止まった?」
花陽「そんなにさっきよりは嫌な感じはしない...もしかしてそんなに嫌な霊とかじゃないのかな?」
『.........』
海未「ことり、西木野さんを」スッ
ことり「...うん」
希「うちにもわからない」
にこ「...あんたの専門分野じゃないの?」
希「うちだってパーフェクトじゃないよ」
キー...ピタッ
「!!!!!」
『...........』
凛「...と、止まった?」
花陽「そんなにさっきよりは嫌な感じはしない...もしかしてそんなに嫌な霊とかじゃないのかな?」
『.........』
海未「ことり、西木野さんを」スッ
ことり「...うん」
111: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/10(日) 00:15:58.36 ID:+m6VeFb4
『.........』
絵里「っ.........」
にこ『ずっと、俯いているけど...もしかしてこっちに気付いてない?』コソコソ
希『どうやろ....』コソコソ
『.......』スッ!!
「!!!」ビクッ
『.........』
海未「なんて...冷たい顔をしてるんですか....」
『みーつけた.....』
花陽「!?」ゾクッ
絵里「っ.........」
にこ『ずっと、俯いているけど...もしかしてこっちに気付いてない?』コソコソ
希『どうやろ....』コソコソ
『.......』スッ!!
「!!!」ビクッ
『.........』
海未「なんて...冷たい顔をしてるんですか....」
『みーつけた.....』
花陽「!?」ゾクッ
112: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/10(日) 00:16:32.96 ID:+m6VeFb4
続く
次回は12辺りに更新します
次回は12辺りに更新します
120: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/12(火) 23:46:24.73 ID:aK0ptMrv
にこ「これは....またまたなんかやばそうな感じね」
絵里「一気に雰囲気が変わったわね」
キー....
穂乃果「!」
海未「ことり!!!」
ことり「うん!!」ダッ
まき「わっ!」
ことり「真姫ちゃんちょっと大人しくしててね!」
『!』
絵里「退避よ!!!」
にこ「もう、なんか走ってばっかりね!」
『...鬼ごっこ?...』
絵里「一気に雰囲気が変わったわね」
キー....
穂乃果「!」
海未「ことり!!!」
ことり「うん!!」ダッ
まき「わっ!」
ことり「真姫ちゃんちょっと大人しくしててね!」
『!』
絵里「退避よ!!!」
にこ「もう、なんか走ってばっかりね!」
『...鬼ごっこ?...』
121: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/12(火) 23:49:35.56 ID:aK0ptMrv
希「凛ちゃん!花陽ちゃん!!!」
凛「かよちん!」
花陽「う、うん!」
『...........』
タッタッタッ!!
『ふふふ...いいよ、鬼ごっこだね?』
絵里「皆、大丈夫?全員いる?」
にこ「はぁ...はぁ....」
希「にこっち、体力ないね」
にこ「うっさい!」
凛「かよちん!」
花陽「う、うん!」
『...........』
タッタッタッ!!
『ふふふ...いいよ、鬼ごっこだね?』
絵里「皆、大丈夫?全員いる?」
にこ「はぁ...はぁ....」
希「にこっち、体力ないね」
にこ「うっさい!」
122: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/12(火) 23:54:23.05 ID:aK0ptMrv
にこ「なんであんたらは息切れしてないのよ!」
海未「私は日々鍛錬してますので、部活などで」
絵里「私、体を動かすのは嫌いじゃないから」
凛「凛も走るの大好き!!」
花陽「私は凛ちゃんに昔から振り回されることが多かったので...」
にこ「なんなのよ、こいつら」
ことり「ふぅ....はぁ...」
穂乃果「大丈夫?ことりちゃん?」
ことり「うん」
希「にこっちだけやん、息切れしてるの」
にこ「」イラッ
海未「私は日々鍛錬してますので、部活などで」
絵里「私、体を動かすのは嫌いじゃないから」
凛「凛も走るの大好き!!」
花陽「私は凛ちゃんに昔から振り回されることが多かったので...」
にこ「なんなのよ、こいつら」
ことり「ふぅ....はぁ...」
穂乃果「大丈夫?ことりちゃん?」
ことり「うん」
希「にこっちだけやん、息切れしてるの」
にこ「」イラッ
123: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/13(水) 00:04:49.99 ID:oj5nnEvb
絵里「それでこれからどうするの?」
海未「そうですね、さっきの車椅子の方はどうしましょう」
希「まずはあれにいついて調べる必要があるみたいやね」
凛「調べるってどうやって?ネットとかで調べるの?」
絵里「さすがにこの学校の噂をネットで全部調べるなんて無理でしょ、そんな限定的な」
希「....手がないことはないよ」
にこ「当てがあるの?」
希「まぁね、うちはオカルト部の部長だよ?資料がどこにありそうかくらいはなんとなくわかるよ」
凛「さすが部長にゃ」
希「問題はそこまで無事にいければいいんだけどね」
海未「そうですね、さっきの車椅子の方はどうしましょう」
希「まずはあれにいついて調べる必要があるみたいやね」
凛「調べるってどうやって?ネットとかで調べるの?」
絵里「さすがにこの学校の噂をネットで全部調べるなんて無理でしょ、そんな限定的な」
希「....手がないことはないよ」
にこ「当てがあるの?」
希「まぁね、うちはオカルト部の部長だよ?資料がどこにありそうかくらいはなんとなくわかるよ」
凛「さすが部長にゃ」
希「問題はそこまで無事にいければいいんだけどね」
124: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/13(水) 00:08:20.62 ID:oj5nnEvb
凛「図書室?」
希「うん、ここにたくさん資料があるんよ」
絵里「...たしかにここならありそうね」
にこ「でも、あんたよくそんなことを知ってるわね」
希「伊達に部長をやってないよ」
にこ「部長関係ある?」
希「昔は一人でよくここで色々やってたからね」
にこ「ふーん....」
希「まあ、今は皆がいるから一人じゃないけどね」
ガラララ....
穂乃果「うわぁ...ここもまた雰囲気が怖い...」
海未「逆に今、怖くない場所はないのでは?」
穂乃果「それもそっか」
希「うん、ここにたくさん資料があるんよ」
絵里「...たしかにここならありそうね」
にこ「でも、あんたよくそんなことを知ってるわね」
希「伊達に部長をやってないよ」
にこ「部長関係ある?」
希「昔は一人でよくここで色々やってたからね」
にこ「ふーん....」
希「まあ、今は皆がいるから一人じゃないけどね」
ガラララ....
穂乃果「うわぁ...ここもまた雰囲気が怖い...」
海未「逆に今、怖くない場所はないのでは?」
穂乃果「それもそっか」
126: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/13(水) 00:13:43.01 ID:oj5nnEvb
希「えっと...資料...資料」
にこ「一応、扉の鍵はかけておく?」
絵里「いえ、あえてかけない方がいいと思うわ」
穂乃果「どうしてですか?」
絵里「万が一、連中が来た場合に鍵がかかっているってことは中に私達がいるっていうのを言ってるようなものだし」
穂乃果「!」
絵里「しかも外には出られないこの状況、窓からも出られない...自分から退路を塞ぐようなものよ」
凛「じゃあ、鍵をかけないってことですか?」
絵里「えぇ、その代わりに入り口に見張りを置いておきましょう」
花陽「でも誰が?」
絵里「できれば貴方にお願いしたいわ、小泉さん」
花陽「えぇ!?私!?」
にこ「一応、扉の鍵はかけておく?」
絵里「いえ、あえてかけない方がいいと思うわ」
穂乃果「どうしてですか?」
絵里「万が一、連中が来た場合に鍵がかかっているってことは中に私達がいるっていうのを言ってるようなものだし」
穂乃果「!」
絵里「しかも外には出られないこの状況、窓からも出られない...自分から退路を塞ぐようなものよ」
凛「じゃあ、鍵をかけないってことですか?」
絵里「えぇ、その代わりに入り口に見張りを置いておきましょう」
花陽「でも誰が?」
絵里「できれば貴方にお願いしたいわ、小泉さん」
花陽「えぇ!?私!?」
127: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/13(水) 00:18:35.65 ID:oj5nnEvb
絵里「貴方はこの中で霊感が一番ある、だから適任だと思うの」
にこ「バトル漫画でいう感知タイプってやつね」
絵里「お願いできるかしら?」
凛「ちょっと待って」
絵里「?」
凛「かよちんだけ危険な役目をさせるなんて先輩でも凛が許さないにゃ!!」
花陽「凛ちゃん...」
凛「......」
絵里「ごめんなさい、言葉が足りてなかったわね、もちろん見張りは一人ではさせないわ」
凛「じゃあ、凛が一緒に」
絵里「私が付くわ、小泉さんに」
にこ「バトル漫画でいう感知タイプってやつね」
絵里「お願いできるかしら?」
凛「ちょっと待って」
絵里「?」
凛「かよちんだけ危険な役目をさせるなんて先輩でも凛が許さないにゃ!!」
花陽「凛ちゃん...」
凛「......」
絵里「ごめんなさい、言葉が足りてなかったわね、もちろん見張りは一人ではさせないわ」
凛「じゃあ、凛が一緒に」
絵里「私が付くわ、小泉さんに」
128: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/13(水) 00:23:43.36 ID:oj5nnEvb
花陽「え?先輩が?」
絵里「えぇ、貴方に任せておいて私だけ安全な場所にいたらだめでしょ?」
凛「いいですよ、かよちんには凛が付きますから」
絵里「貴方にはもう一つの後ろの扉を張っててほしいのよ」
凛「でも....」
花陽「.........」
絵里「....わかったわ」
凛「!」
絵里「好きにしていいわ、任せるわ」
凛「かよちん、凛がなにかあったら守るからね」
花陽「うん...ありがとう凛ちゃん」
絵里「えぇ、貴方に任せておいて私だけ安全な場所にいたらだめでしょ?」
凛「いいですよ、かよちんには凛が付きますから」
絵里「貴方にはもう一つの後ろの扉を張っててほしいのよ」
凛「でも....」
花陽「.........」
絵里「....わかったわ」
凛「!」
絵里「好きにしていいわ、任せるわ」
凛「かよちん、凛がなにかあったら守るからね」
花陽「うん...ありがとう凛ちゃん」
129: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/13(水) 00:27:59.90 ID:oj5nnEvb
絵里「園田さん、いいかしら?」
海未「!見張りですか?」
絵里「えぇ、私と組んで欲しいわ」
海未「構いませんが...何故、私なんですか?」
絵里「貴方がこの中で感覚が鋭そうだから」
海未「そうでしょうか?」
絵里「えぇ、お願いできるかしら?」
海未「わかりました」
絵里「ありがとね」
海未「!見張りですか?」
絵里「えぇ、私と組んで欲しいわ」
海未「構いませんが...何故、私なんですか?」
絵里「貴方がこの中で感覚が鋭そうだから」
海未「そうでしょうか?」
絵里「えぇ、お願いできるかしら?」
海未「わかりました」
絵里「ありがとね」
130: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/13(水) 00:30:28.72 ID:oj5nnEvb
まき「ご本がいっぱいあるー」
ことり「そうだねー」
希「たしか...こっちだったかなー?」
穂乃果「図書室ってそんなものも置いてあったんだね、穂乃果、知らなかったよ」
にこ「にこも同じく」
希「えっと....あった!この辺だ」
にこ「見つかったの?」
希「多分、これのどれかやと思う」
穂乃果「どれかって...この分厚いやつ?全部ですか?」
希「そうだよー」
穂乃果「うへぇ...」
にこ「中々、これは骨が折れそうね」
ことり「そうだねー」
希「たしか...こっちだったかなー?」
穂乃果「図書室ってそんなものも置いてあったんだね、穂乃果、知らなかったよ」
にこ「にこも同じく」
希「えっと....あった!この辺だ」
にこ「見つかったの?」
希「多分、これのどれかやと思う」
穂乃果「どれかって...この分厚いやつ?全部ですか?」
希「そうだよー」
穂乃果「うへぇ...」
にこ「中々、これは骨が折れそうね」
131: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/13(水) 00:37:02.30 ID:oj5nnEvb
絵里「見える?」
海未「この暗さに慣れてきましたので多少は」
絵里「あの時を思い出すわね」
海未「あの時ですか?」
絵里「えぇ、亜里沙達を探しにいったあの時よ」
海未「あー...たしかにあの時と状況が似てますね」
絵里「まさかあんな体験をまたすることになるなんてね」
海未「そうですね」
絵里「鏡でもまた使おうかしら?」
海未「鏡ですか?」
海未「この暗さに慣れてきましたので多少は」
絵里「あの時を思い出すわね」
海未「あの時ですか?」
絵里「えぇ、亜里沙達を探しにいったあの時よ」
海未「あー...たしかにあの時と状況が似てますね」
絵里「まさかあんな体験をまたすることになるなんてね」
海未「そうですね」
絵里「鏡でもまた使おうかしら?」
海未「鏡ですか?」
132: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/13(水) 00:41:22.28 ID:oj5nnEvb
希「.....」ペラ
にこ「ないわね....っていうか目が悪くなりそう」
穂乃果「見づらいですか?先輩?」パー
にこ「大丈夫、大丈夫、そんなにライトを強くしなくていいから」
穂乃果「はーい」
希「.........」ペラッ
にこ「...いつになく真剣な顔をしてるわね、希」
希「..........」ペラッ
にこ(相当集中してるわね...)
穂乃果「先輩?」
にこ「なんでないわ、ちゃんと照らしてなさい」
穂乃果「はい!」
にこ「ないわね....っていうか目が悪くなりそう」
穂乃果「見づらいですか?先輩?」パー
にこ「大丈夫、大丈夫、そんなにライトを強くしなくていいから」
穂乃果「はーい」
希「.........」ペラッ
にこ「...いつになく真剣な顔をしてるわね、希」
希「..........」ペラッ
にこ(相当集中してるわね...)
穂乃果「先輩?」
にこ「なんでないわ、ちゃんと照らしてなさい」
穂乃果「はい!」
133: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/13(水) 00:46:22.44 ID:oj5nnEvb
まき「zzzzzzz」
ことり「疲れちゃったのかな?」
まき「うーん......」
ことり「本当に昔の真姫ちゃんみたい」
希「!これだ....あったよ」
にこ「見つけたの?」
希「うん、多分これ」
穂乃果「見つかってよかったぁ」
希「これに倒せるヒントがあればええんやけど...」
ことり「疲れちゃったのかな?」
まき「うーん......」
ことり「本当に昔の真姫ちゃんみたい」
希「!これだ....あったよ」
にこ「見つけたの?」
希「うん、多分これ」
穂乃果「見つかってよかったぁ」
希「これに倒せるヒントがあればええんやけど...」
134: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/13(水) 00:55:06.34 ID:oj5nnEvb
希「!これは.....」
にこ「なにかあったの?」
希「皆を集めて!あったよ、ヒントが!」
絵里「なにかわかったの?希」
希「うん、ここは学校ができる前は病院だったらしいんよ」
花陽「びょ、病院?」
希「まぁ、これもかなり古い話になるんやけどね」
にこ「なにかあったの?」
希「皆を集めて!あったよ、ヒントが!」
絵里「なにかわかったの?希」
希「うん、ここは学校ができる前は病院だったらしいんよ」
花陽「びょ、病院?」
希「まぁ、これもかなり古い話になるんやけどね」
135: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/13(水) 00:56:09.96 ID:oj5nnEvb
にこ「よく学校ができる前にお墓だの病院だのって話はよく噂話で聞いたことはあったけど...ここもそうだったってこと?」
希「そうみたいやね....でも百年以上前の話みたいだけどね、しかも問題が起きて閉鎖されたって話」
海未「問題が起きて閉鎖...ですか...」
絵里「事実は小説より奇なりってやつね」
穂乃果「じゃあ、さっきの車椅子の人は」
希「おそらくはその時の患者さんとかの霊だと思う」
にこ「そんな昔の霊がなんで今更...ってあいつの仕業か」
希「うん、今はない旧校舎があったりするくらいだからね」
穂乃果「今と過去が混ざり合っちゃってる...ってことですかね」
にこ「それで?あいつはどうすればいいの?」
希「旧校舎時代の話ではそこに慰霊碑があったとかなんとかって書いてあるんよ」
穂乃果「慰霊碑?でもそんなの見た事ないよ?穂乃果は」
にこ「にこも見たことがないわね」
希「そうみたいやね....でも百年以上前の話みたいだけどね、しかも問題が起きて閉鎖されたって話」
海未「問題が起きて閉鎖...ですか...」
絵里「事実は小説より奇なりってやつね」
穂乃果「じゃあ、さっきの車椅子の人は」
希「おそらくはその時の患者さんとかの霊だと思う」
にこ「そんな昔の霊がなんで今更...ってあいつの仕業か」
希「うん、今はない旧校舎があったりするくらいだからね」
穂乃果「今と過去が混ざり合っちゃってる...ってことですかね」
にこ「それで?あいつはどうすればいいの?」
希「旧校舎時代の話ではそこに慰霊碑があったとかなんとかって書いてあるんよ」
穂乃果「慰霊碑?でもそんなの見た事ないよ?穂乃果は」
にこ「にこも見たことがないわね」
136: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/13(水) 00:59:01.61 ID:oj5nnEvb
希「これは旧校舎にいかないとだめなかんじやね...どこかの教室に隠されてるらしいってその慰霊碑は」
海未「なんで隠すんですか、わざわざ」
希「怖がる子とかもいるかもしれないからとか?」
にこ「うわぁ...完全にやばそうなところじゃない」
穂乃果「でも行くしかないですね」
希「うん、これも持って行こう...役に立つかもしれないし」
海未「旧校舎ですか...あの嫌な雰囲気の建物ですね...」
ことり「見るからに嫌な感じだよね....」
絵里「.........」
海未「なんで隠すんですか、わざわざ」
希「怖がる子とかもいるかもしれないからとか?」
にこ「うわぁ...完全にやばそうなところじゃない」
穂乃果「でも行くしかないですね」
希「うん、これも持って行こう...役に立つかもしれないし」
海未「旧校舎ですか...あの嫌な雰囲気の建物ですね...」
ことり「見るからに嫌な感じだよね....」
絵里「.........」
142: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/14(木) 21:44:35.36 ID:+5RlfSJ2
花陽「怖いけど行くしかないよね...」
希「最悪二手とかに分かれて、何人かはここに残って」
凛「凛は行くよ!!」
穂乃果「穂乃果も!!」
ことり「ことりも!真姫ちゃんを助けないとね!」
にこ「ここまで来たらとことん付き合うわよ」
絵里「そうね」
海未「私もお供させていただきます」
希「ありがとう皆...」
まき「zzzzz」
絵里「寝ちゃったの?」
ことり「そうみたい」
穂乃果「よいしょっと!」
海未「穂乃果、大丈夫ですか?」
穂乃果「平気、平気、任せて♪」
希「最悪二手とかに分かれて、何人かはここに残って」
凛「凛は行くよ!!」
穂乃果「穂乃果も!!」
ことり「ことりも!真姫ちゃんを助けないとね!」
にこ「ここまで来たらとことん付き合うわよ」
絵里「そうね」
海未「私もお供させていただきます」
希「ありがとう皆...」
まき「zzzzz」
絵里「寝ちゃったの?」
ことり「そうみたい」
穂乃果「よいしょっと!」
海未「穂乃果、大丈夫ですか?」
穂乃果「平気、平気、任せて♪」
143: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/14(木) 21:49:09.75 ID:+5RlfSJ2
まき「zzzzzzz」
海未「穂乃果、疲れたらいつでも交代しますからね」
穂乃果「大丈夫だって!小さい頃、雪穂をよくおんぶしてたし、慣れてるから平気!」
海未「そうですか」
穂乃果「なんか懐かしいなぁー」
ガララ...
花陽「........」キョロキョロ
希「花陽ちゃんどう?」
花陽「大丈夫そうです」
凛「よし、旧校舎に向けて出発にゃ」
海未「穂乃果、疲れたらいつでも交代しますからね」
穂乃果「大丈夫だって!小さい頃、雪穂をよくおんぶしてたし、慣れてるから平気!」
海未「そうですか」
穂乃果「なんか懐かしいなぁー」
ガララ...
花陽「........」キョロキョロ
希「花陽ちゃんどう?」
花陽「大丈夫そうです」
凛「よし、旧校舎に向けて出発にゃ」
144: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/14(木) 21:54:45.04 ID:+5RlfSJ2
にこ「これは....」
海未「防火シャッターですね...降りてるのを初めて見ました」
凛「行き止まり?」
花陽「でも...窓から見るとこの先に旧校舎が繋がってるみたいだけど...」
ガチャ
絵里「ここの扉は開くわ」
希「非常ドアの部分だけが開くみたいやね」
絵里「よし、行きましょう」
海未「防火シャッターですね...降りてるのを初めて見ました」
凛「行き止まり?」
花陽「でも...窓から見るとこの先に旧校舎が繋がってるみたいだけど...」
ガチャ
絵里「ここの扉は開くわ」
希「非常ドアの部分だけが開くみたいやね」
絵里「よし、行きましょう」
145: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/14(木) 21:57:26.25 ID:+5RlfSJ2
ガチャン!
穂乃果「うへぇ...さっきより怖い雰囲気」
ことり「そ、そうだね...」
凛「くん....くん...」
花陽「凛ちゃん?」
凛「なんか古臭い匂いがするにゃ」
絵里「木の匂いって言えばいいのかしら?あとは....」
海未「もしくは少しかび臭いって感じですね」
絵里「そうね」
にこ「というかドアを開けて入ったら違う校舎って....」
希「空間も歪んでるみたいやね」
穂乃果「うへぇ...さっきより怖い雰囲気」
ことり「そ、そうだね...」
凛「くん....くん...」
花陽「凛ちゃん?」
凛「なんか古臭い匂いがするにゃ」
絵里「木の匂いって言えばいいのかしら?あとは....」
海未「もしくは少しかび臭いって感じですね」
絵里「そうね」
にこ「というかドアを開けて入ったら違う校舎って....」
希「空間も歪んでるみたいやね」
147: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/14(木) 22:03:37.62 ID:+5RlfSJ2
ギィ...ギィ...
絵里「な、なんか歩く度に床が軋んで嫌ね」
希「ここだけ完全にさっきまでと時代感が違うみたいやね」
花陽「なんだか...タイムスリップをしたみたい」
にこ「本当にそんな感じね」
凛「本当になんか夢の世界にゃ...」
海未「夢だったら覚めて欲しいですね、悪夢みたいな状態ですからね」
ことり「でも、皆が一緒だと心細くはないよね」
穂乃果「そうだね!ことりちゃん!」
絵里「な、なんか歩く度に床が軋んで嫌ね」
希「ここだけ完全にさっきまでと時代感が違うみたいやね」
花陽「なんだか...タイムスリップをしたみたい」
にこ「本当にそんな感じね」
凛「本当になんか夢の世界にゃ...」
海未「夢だったら覚めて欲しいですね、悪夢みたいな状態ですからね」
ことり「でも、皆が一緒だと心細くはないよね」
穂乃果「そうだね!ことりちゃん!」
149: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/14(木) 22:05:48.54 ID:+5RlfSJ2
絵里「い...勢いで来たのはいいけど、よく考えたら旧校舎の間取りなんて全くわからないじゃない」
凛「希ちゃんのその本には書いてあったりするの?」
希「えっと...この本によると旧校舎は3階建てやって」
にこ「広いわね...」
花陽「そして暗いです...さっきまでいた校舎よりも...」
海未「目は慣れてはきましたがこうも暗いと危ないですね」
凛「携帯のライトを使います?」
海未「悪くはない考えですが、敵に自分達の位置を教えるようなものですし...極力は避けたいですね」
希「幸いはわからないけど、窓が多いおかげで月が多少は照らしてくれてるから窓際に沿って行こうか」
絵里「そ、そうね....」
にこ「.......」
凛「希ちゃんのその本には書いてあったりするの?」
希「えっと...この本によると旧校舎は3階建てやって」
にこ「広いわね...」
花陽「そして暗いです...さっきまでいた校舎よりも...」
海未「目は慣れてはきましたがこうも暗いと危ないですね」
凛「携帯のライトを使います?」
海未「悪くはない考えですが、敵に自分達の位置を教えるようなものですし...極力は避けたいですね」
希「幸いはわからないけど、窓が多いおかげで月が多少は照らしてくれてるから窓際に沿って行こうか」
絵里「そ、そうね....」
にこ「.......」
150: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/14(木) 22:10:23.91 ID:+5RlfSJ2
ジリリリリ!!!
絵里「うわぁ!!!」ビクッ
にこ「!!」ビクッ
希「エリチ...びっくりするやん、そんないきなり大きな声を出したら」
絵里「ご、ごめんなさい...でもなんか大きな音が」
ジリリリリ!!!
穂乃果「この音はなんだろう?誰かの携帯?」
海未「携帯というよりは電話のベル音のような気がしますね」
凛「凛は電話というよりは目覚ましのような」
にこ「どっちでもいいわよ、それよりも音を止めないと連中に気付かれるわよ!」
希「そうやね、ちょっと確かめに行こうか」
絵里「うわぁ!!!」ビクッ
にこ「!!」ビクッ
希「エリチ...びっくりするやん、そんないきなり大きな声を出したら」
絵里「ご、ごめんなさい...でもなんか大きな音が」
ジリリリリ!!!
穂乃果「この音はなんだろう?誰かの携帯?」
海未「携帯というよりは電話のベル音のような気がしますね」
凛「凛は電話というよりは目覚ましのような」
にこ「どっちでもいいわよ、それよりも音を止めないと連中に気付かれるわよ!」
希「そうやね、ちょっと確かめに行こうか」
151: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/14(木) 22:14:58.23 ID:+5RlfSJ2
凛「もしかしたら罠かも...」
希「だとしても進まない限りは終わりはないから」
にこ「珍しくいいことを言うじゃない」
希「茶化さないで、にこっちうちは真面目に言ってるんだから」
にこ「はいはい」
ジリリリリリ!!!
絵里「ここで鳴ってるみたいね」
ことり「職員室?」
海未「そうみたいですね」
希「入ってみよう...」
ガラララ...
希「だとしても進まない限りは終わりはないから」
にこ「珍しくいいことを言うじゃない」
希「茶化さないで、にこっちうちは真面目に言ってるんだから」
にこ「はいはい」
ジリリリリリ!!!
絵里「ここで鳴ってるみたいね」
ことり「職員室?」
海未「そうみたいですね」
希「入ってみよう...」
ガラララ...
152: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/14(木) 22:18:18.53 ID:+5RlfSJ2
ジリリリリ!!!
希「あれやね」
絵里「これって黒電話ってやつよね、初めて現物を間近で見たわ」
凛「これって出た方がいいのかな?」
にこ「でも出ないと鳴りやまない感じよ」
希「...うちが出てみる」
絵里「希...もう少し慎重に」
スッ ガチャ
希「...もしもし?」
絵里「希!」
『ザー......』
希「.........」
希「あれやね」
絵里「これって黒電話ってやつよね、初めて現物を間近で見たわ」
凛「これって出た方がいいのかな?」
にこ「でも出ないと鳴りやまない感じよ」
希「...うちが出てみる」
絵里「希...もう少し慎重に」
スッ ガチャ
希「...もしもし?」
絵里「希!」
『ザー......』
希「.........」
153: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/14(木) 22:19:03.12 ID:+5RlfSJ2
にこ「希、どう?」
希「いや、なにも...なんかノイズだけが聞こえる...」
『ザー....』
凛「ただのこけおどしってこと?」
希「.........」
『私....メリーさん』
希「!」
絵里「どうしたの?希?」
希「ごめん、ちょっと静かにしてて」
絵里「あ、うん....」
花陽「.......」
希「いや、なにも...なんかノイズだけが聞こえる...」
『ザー....』
凛「ただのこけおどしってこと?」
希「.........」
『私....メリーさん』
希「!」
絵里「どうしたの?希?」
希「ごめん、ちょっと静かにしてて」
絵里「あ、うん....」
花陽「.......」
154: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/14(木) 22:21:23.49 ID:+5RlfSJ2
希「貴方は誰?」
『今、校門にいるの』
希「校門?」
『.........』ガチャ!
ツー...ツー...
希「切れた....」
凛「どんな電話だったの?」
希「なんかメリーさんって子が....校門にいるんだって」
花陽「!メリーさんってあの有名なメリーさんなんじゃ...」
希「かもね」
にこ「なんであんたはそんなに呑気なのよ」
『今、校門にいるの』
希「校門?」
『.........』ガチャ!
ツー...ツー...
希「切れた....」
凛「どんな電話だったの?」
希「なんかメリーさんって子が....校門にいるんだって」
花陽「!メリーさんってあの有名なメリーさんなんじゃ...」
希「かもね」
にこ「なんであんたはそんなに呑気なのよ」
155: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/14(木) 22:24:15.68 ID:+5RlfSJ2
ジリリリリ!!
絵里「!また電話?」
希「........」スッ
にこ「ちょっと、希!」
ガラララ....
凛「あれ?音が結構近い?」
希「........」スタスタ
絵里「待ちなさい、希!!」
絵里「!また電話?」
希「........」スッ
にこ「ちょっと、希!」
ガラララ....
凛「あれ?音が結構近い?」
希「........」スタスタ
絵里「待ちなさい、希!!」
156: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/14(木) 22:26:13.16 ID:+5RlfSJ2
希「..........」
ジリリリリ!!!
ことり「公衆電話が鳴ってるの初めてみたかも」
海未「たしかにかなり不気味ですね」
ジリリリリ!!!
にこ「本当に出るまで鳴りやまないみたいね、これ」
絵里「でも、出ない方が....」
希「.......」スッ
ガチャ
希「もしもし」
『....私、メリーさん』
希「........」
ジリリリリ!!!
ことり「公衆電話が鳴ってるの初めてみたかも」
海未「たしかにかなり不気味ですね」
ジリリリリ!!!
にこ「本当に出るまで鳴りやまないみたいね、これ」
絵里「でも、出ない方が....」
希「.......」スッ
ガチャ
希「もしもし」
『....私、メリーさん』
希「........」
157: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/14(木) 22:29:40.52 ID:+5RlfSJ2
『今、学校の昇降口の前にいるの』
希「ふーん.....」
『』ガチャ
ツー....ツー...
希「.........」
花陽「な、なんて言ってたの?」
希「昇降口の前にいるって」
絵里「ちょっと!!近づいてきてるじゃない!」
海未「まずいですね、これは」
希「そうやね」
にこ「そうやねってあんたねぇ...」
希「ふーん.....」
『』ガチャ
ツー....ツー...
希「.........」
花陽「な、なんて言ってたの?」
希「昇降口の前にいるって」
絵里「ちょっと!!近づいてきてるじゃない!」
海未「まずいですね、これは」
希「そうやね」
にこ「そうやねってあんたねぇ...」
158: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/14(木) 22:34:36.63 ID:+5RlfSJ2
ジリリリリ!!
ことり「!!また、電話が...」
希「さてと...慰霊碑を探そうか?」
絵里「え?」
希「いや、ほら...車椅子の子をなんとかしないといけないし」
にこ「め、メリーさんは?」
希「あぁ...無視や無視」
凛「無視?」
希「二回も出てあげたんだから充分やろ?これ以上出るメリットもないし」
海未「しかし、このままだと電話が」
希「2回ともなったけどなにかが近づいてくる感じもなさそうだし、大丈夫じゃない?」
ことり「!!また、電話が...」
希「さてと...慰霊碑を探そうか?」
絵里「え?」
希「いや、ほら...車椅子の子をなんとかしないといけないし」
にこ「め、メリーさんは?」
希「あぁ...無視や無視」
凛「無視?」
希「二回も出てあげたんだから充分やろ?これ以上出るメリットもないし」
海未「しかし、このままだと電話が」
希「2回ともなったけどなにかが近づいてくる感じもなさそうだし、大丈夫じゃない?」
159: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/14(木) 22:37:12.77 ID:+5RlfSJ2
ジリリリリ!!
にこ「大丈夫ってあんた」
希「だって出るメリットがないやん、出たってどうせストーカーのごとく現在位置をいちいち報告をしてくるだけだし」
花陽「たしかもそうかもしれないけど」
希「怨霊からの報連相なんかいらんよ」
凛「ほうれん草?」
絵里「それだと相談も入ってるわよ」
希「細かいことはええんよ」
ジリリリリ!!!
希「二回も出てかまってあげたんだから充分、充分」
海未「そ、そんな適当な感じで大丈夫なんでしょうか?」
希「出た方のがもっとまずいから大丈夫」
にこ「大丈夫ってあんた」
希「だって出るメリットがないやん、出たってどうせストーカーのごとく現在位置をいちいち報告をしてくるだけだし」
花陽「たしかもそうかもしれないけど」
希「怨霊からの報連相なんかいらんよ」
凛「ほうれん草?」
絵里「それだと相談も入ってるわよ」
希「細かいことはええんよ」
ジリリリリ!!!
希「二回も出てかまってあげたんだから充分、充分」
海未「そ、そんな適当な感じで大丈夫なんでしょうか?」
希「出た方のがもっとまずいから大丈夫」
160: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/14(木) 22:41:29.53 ID:+5RlfSJ2
ジリリリリ!!
絵里「ずっと鳴ってるわね...」
希「全く、しつこい女の子は嫌われるよー」
ジリ.......
凛「あ、止まった」
花陽「諦めたのかな?」
海未「だったらいいんですが」
穂乃果「それにしても真姫ちゃんぐっすりだね」
まき「zzzzzz」
ことり「疲れてたのかな?小っちゃいしすぐ眠くなっちゃうんじゃない?」
海未「穂乃果、そろそろ交代しましょうか?」
穂乃果「大丈夫だよ、海未ちゃん」
絵里「ずっと鳴ってるわね...」
希「全く、しつこい女の子は嫌われるよー」
ジリ.......
凛「あ、止まった」
花陽「諦めたのかな?」
海未「だったらいいんですが」
穂乃果「それにしても真姫ちゃんぐっすりだね」
まき「zzzzzz」
ことり「疲れてたのかな?小っちゃいしすぐ眠くなっちゃうんじゃない?」
海未「穂乃果、そろそろ交代しましょうか?」
穂乃果「大丈夫だよ、海未ちゃん」
161: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/14(木) 22:45:26.66 ID:+5RlfSJ2
希「さてと....慰霊碑慰霊碑」
にこ「本当にマイペース....」
~♪
ことり「!」ビクッ
絵里「今度はな、なに!?この不吉なメロディは...」
花陽「...これってどっかで聞いたことがあるような」
希「この曲はたしか...死の着信メロディ」
にこ「あー懐かしいわね、というか着メロって響き自体も懐かしいわ」
絵里「なによ!!そのヤバそうなやつ!!」
海未「というか貴方の方から聞こえるのですが」
凛「え?凛?」
~♪
凛「.......」ゴソゴソ
凛「あ、本当だ、凛の携帯だ」
にこ「本当にマイペース....」
~♪
ことり「!」ビクッ
絵里「今度はな、なに!?この不吉なメロディは...」
花陽「...これってどっかで聞いたことがあるような」
希「この曲はたしか...死の着信メロディ」
にこ「あー懐かしいわね、というか着メロって響き自体も懐かしいわ」
絵里「なによ!!そのヤバそうなやつ!!」
海未「というか貴方の方から聞こえるのですが」
凛「え?凛?」
~♪
凛「.......」ゴソゴソ
凛「あ、本当だ、凛の携帯だ」
162: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/14(木) 22:47:39.50 ID:+5RlfSJ2
花陽「凛ちゃん呪われちゃったのォ!?嘘だよね!?ねぇ!!」ガシッ!
凛「!えっと...これは...その...皆をびっくりさせようと思ってこれにしてたんだった...えっと...その」
にこ「あんたねぇ....」
凛「忘れてたんだにゃ!!設定したのも何日も前だったし!!」
~♪
海未「!...ちょっと待ってください、ここはたしか圏外...外部とは連絡は取れなくなってるはずです」
ことり「あ....」
希「凛ちゃん誰からかかってきてるん?」
凛「えっと.....」
『非通知』
凛「非通知にゃ....」
凛「!えっと...これは...その...皆をびっくりさせようと思ってこれにしてたんだった...えっと...その」
にこ「あんたねぇ....」
凛「忘れてたんだにゃ!!設定したのも何日も前だったし!!」
~♪
海未「!...ちょっと待ってください、ここはたしか圏外...外部とは連絡は取れなくなってるはずです」
ことり「あ....」
希「凛ちゃん誰からかかってきてるん?」
凛「えっと.....」
『非通知』
凛「非通知にゃ....」
163: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/14(木) 22:53:23.02 ID:+5RlfSJ2
絵里「....!まさかメリーさんなんじゃ!!」
凛「!」
希「出ちゃだめだよ、凛ちゃん」
凛「う、うん....」
希「電話切れる?凛ちゃん?」
凛「えっと...切れないにゃ!」
にこ「ふざけたことをしてるからよ」
希「...厄介やね」
凛「そんなー!」
凛「!」
希「出ちゃだめだよ、凛ちゃん」
凛「う、うん....」
希「電話切れる?凛ちゃん?」
凛「えっと...切れないにゃ!」
にこ「ふざけたことをしてるからよ」
希「...厄介やね」
凛「そんなー!」
164: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/14(木) 22:53:56.73 ID:+5RlfSJ2
希「黒電話とか公衆電話ならあれもないから勝手に通話が流れてくることはないと思ってから安心してたけど...携帯までにかけてくるとは」
穂乃果「携帯だとまずいんですか?」
希「映画のお約束でよくあるやん、勝手に留守電のメッセージが再生されるってやつ」
にこ「あー...たしかに見たことあるかも」
希「本当にしつこいなぁ...メリー」
絵里「なに知り合いにみたいに呼んでるのよ」
凛「っ......あ!」
花陽「どうしたの凛ちゃん」
凛「多分これ...大丈夫だと思うにゃ」
花陽「え?」
穂乃果「携帯だとまずいんですか?」
希「映画のお約束でよくあるやん、勝手に留守電のメッセージが再生されるってやつ」
にこ「あー...たしかに見たことあるかも」
希「本当にしつこいなぁ...メリー」
絵里「なに知り合いにみたいに呼んでるのよ」
凛「っ......あ!」
花陽「どうしたの凛ちゃん」
凛「多分これ...大丈夫だと思うにゃ」
花陽「え?」
165: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/14(木) 22:59:40.00 ID:+5RlfSJ2
凛「凛、この携帯留守電の設定をしてないにゃ」
海未「設定?」
凛「この機種に変えてから留守電の設定をしてないんで留守電は入らないようになってるにゃ」
希「あー...」
花陽「ってことは....」
凛「ずっと、コールのままにゃ」
絵里「ちゃんと設定くらいしておきなさいよ」
凛「幽霊も困らせることができる...そう、iPhoneならね」
にこ「...なんかイマイチ緊張感かけるのよね、オカルト部の部員達は」
凛「くぐってきた修羅場の数が違いますから」
にこ「...本心は?」
凛「怖いんで気を紛らわすためにやってます」
海未「設定?」
凛「この機種に変えてから留守電の設定をしてないんで留守電は入らないようになってるにゃ」
希「あー...」
花陽「ってことは....」
凛「ずっと、コールのままにゃ」
絵里「ちゃんと設定くらいしておきなさいよ」
凛「幽霊も困らせることができる...そう、iPhoneならね」
にこ「...なんかイマイチ緊張感かけるのよね、オカルト部の部員達は」
凛「くぐってきた修羅場の数が違いますから」
にこ「...本心は?」
凛「怖いんで気を紛らわすためにやってます」
172: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/15(金) 22:19:07.44 ID:eRTe39EZ
~♪
凛「もう...しつこいなぁ...凛の携帯の電池がもったいないよ」
絵里「ゆ、幽霊も大変ね...」
希「.......」
ガシャン!
にこ「!また、新手!?...」
ガシャン!
ことり「なんか重そうな音が聞こえる?」
ガシャン!!
絵里「....嘘でしょ?時間軸が完全に狂っているっていうの?」
海未「........」
凛「もう...しつこいなぁ...凛の携帯の電池がもったいないよ」
絵里「ゆ、幽霊も大変ね...」
希「.......」
ガシャン!
にこ「!また、新手!?...」
ガシャン!
ことり「なんか重そうな音が聞こえる?」
ガシャン!!
絵里「....嘘でしょ?時間軸が完全に狂っているっていうの?」
海未「........」
173: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/15(金) 22:23:09.00 ID:eRTe39EZ
花陽「あれは鎧?武者?」
凛「先輩....」
海未「やはり考えてることは同じようですね」
にこ「鎧武者って!なんでそんなのが学校にいるのよ!」
希「実は....この学校が建ってる場所はその昔、合戦があった場所で」
にこ「そんなんで出てくるんならそこいら中で超常現象が起きてるっての!!」
『.........』スッ...チャキ
希「!」
穂乃果「あれってもしかして...本物の刀?」
絵里「あー!!もう頭が追い付かないわ!!!滅茶苦茶すぎて!」
凛「先輩....」
海未「やはり考えてることは同じようですね」
にこ「鎧武者って!なんでそんなのが学校にいるのよ!」
希「実は....この学校が建ってる場所はその昔、合戦があった場所で」
にこ「そんなんで出てくるんならそこいら中で超常現象が起きてるっての!!」
『.........』スッ...チャキ
希「!」
穂乃果「あれってもしかして...本物の刀?」
絵里「あー!!もう頭が追い付かないわ!!!滅茶苦茶すぎて!」
174: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/15(金) 22:23:55.18 ID:eRTe39EZ
にこ「とにかく一旦引き返しましょう!!あんなのを相手にしたら怪我とかじゃ済まないわよ!!」
希「そうやね!」
ガシャン!!
凛「.........」
花陽「凛ちゃん!!早く!」
凛「!う、うん!!」
ヒュン!!
海未「!」
ジャラン!
海未「ぐっ...これは....」
ことり「海未ちゃん!!!」
希「そうやね!」
ガシャン!!
凛「.........」
花陽「凛ちゃん!!早く!」
凛「!う、うん!!」
ヒュン!!
海未「!」
ジャラン!
海未「ぐっ...これは....」
ことり「海未ちゃん!!!」
175: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/15(金) 22:26:51.27 ID:eRTe39EZ
絵里「!園田さん!?あれは鎖!?」
海未「このっ....」グッ
「........」ググッ
海未「っ...成程、逃がさないという訳ですね」
ことり「海未ちゃん待っててね....うーん!!」グッ
「........」グッ
ことり「きゃあ!!」ドン!
海未「ことり!!!」
ことり「~っ!!離してよ!!!海未ちゃんを!!」ググッ
穂乃果「ことりちゃん....」
海未「ことり.....」
ことり「離して!!!」
海未「このっ....」グッ
「........」ググッ
海未「っ...成程、逃がさないという訳ですね」
ことり「海未ちゃん待っててね....うーん!!」グッ
「........」グッ
ことり「きゃあ!!」ドン!
海未「ことり!!!」
ことり「~っ!!離してよ!!!海未ちゃんを!!」ググッ
穂乃果「ことりちゃん....」
海未「ことり.....」
ことり「離して!!!」
176: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/15(金) 22:28:31.95 ID:eRTe39EZ
海未「...皆さん、私を置いて先に進んでください」
絵里「!何を言っているの!?貴方は!!」
海未「メリーさんにさっきの車椅子の霊...そしてこの鎧武者...今、同時に相手をする敵が多すぎます」
穂乃果「でも!海未ちゃん!!」
海未「これの相手は私がします、他の霊の処理をお願いします」
にこ「あんた....カッコつけてる場合とかじゃないのよ!!」
海未「ここで立ち止まってる場合じゃないんです!!今はこの世界から全員で脱出をする!!ここで全員が立ち止まっていたらさらに収集が効かなくなってしまいます」
ことり「でも!!」
海未「それに....私はこの手の霊を相手にしたことがあります」
凛「!」
海未「ここは任せてください」
穂乃果「........」
絵里「!何を言っているの!?貴方は!!」
海未「メリーさんにさっきの車椅子の霊...そしてこの鎧武者...今、同時に相手をする敵が多すぎます」
穂乃果「でも!海未ちゃん!!」
海未「これの相手は私がします、他の霊の処理をお願いします」
にこ「あんた....カッコつけてる場合とかじゃないのよ!!」
海未「ここで立ち止まってる場合じゃないんです!!今はこの世界から全員で脱出をする!!ここで全員が立ち止まっていたらさらに収集が効かなくなってしまいます」
ことり「でも!!」
海未「それに....私はこの手の霊を相手にしたことがあります」
凛「!」
海未「ここは任せてください」
穂乃果「........」
177: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/15(金) 22:31:55.42 ID:eRTe39EZ
凛「凛も残ります....」
海未「!」
花陽「凛ちゃん!?」
凛「凛も残ります、先輩だけにカッコつけさせないですよ」
ことり「ことりも!!海未ちゃんを置いてなんていけない!」
海未「二人共....」
花陽「役には立てないかもしれないけど、私も残ります!」
絵里「貴方達....」
にこ「なら二手に分かれましょう」
絵里「にこ!でも!!」
にこ「後輩が頑張ってるのよ!!私達も速攻で片づけて戻ってくるわよ!!」
海未「!」
花陽「凛ちゃん!?」
凛「凛も残ります、先輩だけにカッコつけさせないですよ」
ことり「ことりも!!海未ちゃんを置いてなんていけない!」
海未「二人共....」
花陽「役には立てないかもしれないけど、私も残ります!」
絵里「貴方達....」
にこ「なら二手に分かれましょう」
絵里「にこ!でも!!」
にこ「後輩が頑張ってるのよ!!私達も速攻で片づけて戻ってくるわよ!!」
178: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/15(金) 22:35:47.95 ID:eRTe39EZ
希「っ...すぐ戻ってくるから!!」
絵里「無理は絶対にしないのよ!!」
タッタッタッ
穂乃果「海未ちゃん、穂乃果も!」
海未「穂乃果は先輩達とその子をお願いします」
穂乃果「でも!!海未ちゃん!!」
海未「お願いします、穂乃果!」
穂乃果「いや、でも!!だめだよ!!」
海未「穂乃果!!お願いします!....貴方にしかお願いできないんです....」
穂乃果「海未ちゃん....」
海未「穂乃果....お願いです....」
穂乃果「~~っ!!!.....わかった!すぐに戻ってくるから!!」ダッ
絵里「無理は絶対にしないのよ!!」
タッタッタッ
穂乃果「海未ちゃん、穂乃果も!」
海未「穂乃果は先輩達とその子をお願いします」
穂乃果「でも!!海未ちゃん!!」
海未「お願いします、穂乃果!」
穂乃果「いや、でも!!だめだよ!!」
海未「穂乃果!!お願いします!....貴方にしかお願いできないんです....」
穂乃果「海未ちゃん....」
海未「穂乃果....お願いです....」
穂乃果「~~っ!!!.....わかった!すぐに戻ってくるから!!」ダッ
179: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/15(金) 22:38:02.95 ID:eRTe39EZ
海未「...さてとお相手しましょう」
「.........」
ブン! ドン!
海未「成程、文字通り真剣勝負ということですね」
ことり「海未ちゃん....」
海未「大丈夫です、私は負けるつもりは一切ありませんので」
「.......」スッ
チャラン!
海未「ふぅ、ようやく離してくれましたか...金属は肌に合わないのでよかったです」
「.......」チャキ
海未「いいでしょう....私達を襲ってくる理由はわかりませんが来るからには容赦はしません」
凛「先輩」
海未「手出しは無用です、刀も1本しかないですし」
「.........」
海未「いざ....参ります!!!」
「.........」
ブン! ドン!
海未「成程、文字通り真剣勝負ということですね」
ことり「海未ちゃん....」
海未「大丈夫です、私は負けるつもりは一切ありませんので」
「.......」スッ
チャラン!
海未「ふぅ、ようやく離してくれましたか...金属は肌に合わないのでよかったです」
「.......」チャキ
海未「いいでしょう....私達を襲ってくる理由はわかりませんが来るからには容赦はしません」
凛「先輩」
海未「手出しは無用です、刀も1本しかないですし」
「.........」
海未「いざ....参ります!!!」
180: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/15(金) 22:42:13.39 ID:eRTe39EZ
ブン!!
海未「!早い!!」
ことり「海未ちゃん!!」
ガキン!
凛「腕で刀を防いだ!?」
花陽「先輩!!」
海未「ご心配なく、万が一に備えて防具を袖の中に仕込んでありますので、ちなみに他の防具も仕込んであります」
海未「!早い!!」
ことり「海未ちゃん!!」
ガキン!
凛「腕で刀を防いだ!?」
花陽「先輩!!」
海未「ご心配なく、万が一に備えて防具を袖の中に仕込んでありますので、ちなみに他の防具も仕込んであります」
181: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/15(金) 22:42:49.00 ID:eRTe39EZ
凛「ひやひやするから最初から言っておいてほしいにゃ」
ことり「海未ちゃん!!!」
海未「!」ビクッ
ことり「.........」
海未「す、すみません....ことり....」
花陽「!先輩!!」
海未「!!」
ガキン!!
「.........」ググッ
海未「これは中々手ごわそうですね....」
ことり「海未ちゃん!!!」
海未「!」ビクッ
ことり「.........」
海未「す、すみません....ことり....」
花陽「!先輩!!」
海未「!!」
ガキン!!
「.........」ググッ
海未「これは中々手ごわそうですね....」
182: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/15(金) 22:46:47.76 ID:eRTe39EZ
にこ「全く...どこにあるのよ!」
絵里「とにかく探すしかないわ!」
希「次はあの教室に入ってみよう!」
穂乃果「.........」ピタッ
絵里「!」
にこ「ん?どうしたのよ」
穂乃果「..........」
希「!なにか感じるの?」
穂乃果「...先輩、真姫ちゃんをお願いしていいですか?」
希「え?」
穂乃果「穂乃果、海未ちゃんやことりちゃんをやっぱり置いて行けないです」
絵里「高坂さん....」
穂乃果「先輩」スッ
希「え?....」
まき「zzzzzzzz」
穂乃果「先輩が大切な人がいるように穂乃果にも大切な人がいますので」
希「.......」
穂乃果「それじゃあ!!また後で!!」ダッ
絵里「とにかく探すしかないわ!」
希「次はあの教室に入ってみよう!」
穂乃果「.........」ピタッ
絵里「!」
にこ「ん?どうしたのよ」
穂乃果「..........」
希「!なにか感じるの?」
穂乃果「...先輩、真姫ちゃんをお願いしていいですか?」
希「え?」
穂乃果「穂乃果、海未ちゃんやことりちゃんをやっぱり置いて行けないです」
絵里「高坂さん....」
穂乃果「先輩」スッ
希「え?....」
まき「zzzzzzzz」
穂乃果「先輩が大切な人がいるように穂乃果にも大切な人がいますので」
希「.......」
穂乃果「それじゃあ!!また後で!!」ダッ
183: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/15(金) 22:50:07.65 ID:eRTe39EZ
絵里「あ!ちょっと!!!」
にこ「全く...どいつもこいつも勝手なんだから」
希「行こう...二人共」
絵里「希」
希「よいしょっと...うちらはうちらでやらないといけないことがあるから」
まき「zzzzzzzz」
にこ「はぁ....はいはい、じゃあ、行きましょうか」
絵里「希、疲れたら交代するからその時は言って頂戴ね」
希「...ありがとう、二人共、本当にありがとう...」
にこ「お礼は帰ってから、ここまで来たらとことん付き合うっての」
絵里「そうね」
にこ「その代わりに帰ったらなんか奢りなさいよ」
絵里「じゃあ、駅前のカフェのケーキなんてどうかしら?にこ」
にこ「それいいわね」
絵里「よし!決まりね!」
にこ「全く...どいつもこいつも勝手なんだから」
希「行こう...二人共」
絵里「希」
希「よいしょっと...うちらはうちらでやらないといけないことがあるから」
まき「zzzzzzzz」
にこ「はぁ....はいはい、じゃあ、行きましょうか」
絵里「希、疲れたら交代するからその時は言って頂戴ね」
希「...ありがとう、二人共、本当にありがとう...」
にこ「お礼は帰ってから、ここまで来たらとことん付き合うっての」
絵里「そうね」
にこ「その代わりに帰ったらなんか奢りなさいよ」
絵里「じゃあ、駅前のカフェのケーキなんてどうかしら?にこ」
にこ「それいいわね」
絵里「よし!決まりね!」
184: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/15(金) 22:56:01.12 ID:eRTe39EZ
ガキン!!ガキン!!
海未「てぇやぁ!!!」ブン
「........」スッ
海未「っ.....」
「..........」ブン!
海未「!」
ガキン!!
凛「あいつ...強いにゃ...」
花陽「でも先輩も負けてないよ!!」
ことり「海未ちゃん....」
凛「かよちん、先輩...いつでも逃げられるようにしておいたほうがいいかもしれないにゃ」
花陽「え?」
海未「てぇやぁ!!!」ブン
「........」スッ
海未「っ.....」
「..........」ブン!
海未「!」
ガキン!!
凛「あいつ...強いにゃ...」
花陽「でも先輩も負けてないよ!!」
ことり「海未ちゃん....」
凛「かよちん、先輩...いつでも逃げられるようにしておいたほうがいいかもしれないにゃ」
花陽「え?」
185: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/15(金) 23:00:08.20 ID:eRTe39EZ
凛「.........」
花陽「どうしたの?凛ちゃん」
凛「あいつ...先輩よりも強い...」
花陽「そ、そうなの?私から見た感じだと互角に見えるけど」
凛「先輩の攻撃を相手は躱してるけど...相手の攻撃は...」
ガキン!!
海未「ぐっ.....」
凛「なんとか...ガードをしてる感じ」
花陽「でも....」
ことり「海未ちゃんは負けないよ!!」
凛「....凛が入ったところで足手まといになるだけだし...」
花陽「凛ちゃん....」
凛「だからもしもの時は園田先輩を連れて逃げるよ、かよちんも南先輩も用意はしておいて」
ことり「海未ちゃん....」
花陽「どうしたの?凛ちゃん」
凛「あいつ...先輩よりも強い...」
花陽「そ、そうなの?私から見た感じだと互角に見えるけど」
凛「先輩の攻撃を相手は躱してるけど...相手の攻撃は...」
ガキン!!
海未「ぐっ.....」
凛「なんとか...ガードをしてる感じ」
花陽「でも....」
ことり「海未ちゃんは負けないよ!!」
凛「....凛が入ったところで足手まといになるだけだし...」
花陽「凛ちゃん....」
凛「だからもしもの時は園田先輩を連れて逃げるよ、かよちんも南先輩も用意はしておいて」
ことり「海未ちゃん....」
186: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/15(金) 23:02:08.02 ID:eRTe39EZ
海未「....この!!」ブン!!
チャッ...
海未「っ...掠った程度ですか....」
「........」ブン!
海未「!」
バキッ!!
海未「!床が!!しまった!」
凛「先輩!!!」
ことり「海未ちゃん!!!!!」
海未「!....ぐっあ!!」
ドン!!
チャッ...
海未「っ...掠った程度ですか....」
「........」ブン!
海未「!」
バキッ!!
海未「!床が!!しまった!」
凛「先輩!!!」
ことり「海未ちゃん!!!!!」
海未「!....ぐっあ!!」
ドン!!
187: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/15(金) 23:06:37.23 ID:eRTe39EZ
花陽「先輩!!!」
凛「かよちん、先輩を!!」
海未「はぁ...はぁ...防いだつもりだったのですが吹っ飛ばされてしまいました....」
ことり「海未ちゃん!怪我は!?大丈夫!?」
海未「なんとか...まさか、床が崩れるとは....」
ことり「血とかは出てない!?ねぇ!!」
海未「切られてはいません...しかし、防具が...」スッ
ガララ....
花陽「防具が粉々に...」
海未「すいません、力が及ばず...」
ことり「!腕が真っ赤だよ...もう!無理しないでよ!!」
凛「かよちん、先輩を!!」
海未「はぁ...はぁ...防いだつもりだったのですが吹っ飛ばされてしまいました....」
ことり「海未ちゃん!怪我は!?大丈夫!?」
海未「なんとか...まさか、床が崩れるとは....」
ことり「血とかは出てない!?ねぇ!!」
海未「切られてはいません...しかし、防具が...」スッ
ガララ....
花陽「防具が粉々に...」
海未「すいません、力が及ばず...」
ことり「!腕が真っ赤だよ...もう!無理しないでよ!!」
188: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/15(金) 23:09:44.00 ID:eRTe39EZ
凛「.........」スッ
「.........」
凛「まさかこうやってまた真剣を持つことになるなんてね...」
「..........」カチャ
凛「てぇやあああああ!!!」ブン!!
「.........」ブン!!
凛「おっと!!」
ドン!!
「..........」パラ...パラ...
凛「ひぇ...床が壊すくらいの腕力ってこと?...」
「.......」ブン!!
凛「っ...そんなの!!凛が受けたら洒落にならないにゃ!!」
「.........」
凛「まさかこうやってまた真剣を持つことになるなんてね...」
「..........」カチャ
凛「てぇやあああああ!!!」ブン!!
「.........」ブン!!
凛「おっと!!」
ドン!!
「..........」パラ...パラ...
凛「ひぇ...床が壊すくらいの腕力ってこと?...」
「.......」ブン!!
凛「っ...そんなの!!凛が受けたら洒落にならないにゃ!!」
189: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/15(金) 23:11:32.72 ID:eRTe39EZ
凛「かよちん、今のうちに先輩を!!」
「........」スッ
凛「!」
ガキン!! ザクッ!
凛「しまった!刀が!!」
「........」ブン!!
花陽「凛ちゃん!!」
凛「!よっと!!!」サッ
クルッ!クルッ!スタッ!!
ことり「すごい!体操選手みたい....」
凛「力では勝てないけど、身のこなしなら負けないよ!」
海未「さすがですね...」
凛「よし、距離は取れたし...撤退にゃ!」
「........」スッ
凛「!」
ガキン!! ザクッ!
凛「しまった!刀が!!」
「........」ブン!!
花陽「凛ちゃん!!」
凛「!よっと!!!」サッ
クルッ!クルッ!スタッ!!
ことり「すごい!体操選手みたい....」
凛「力では勝てないけど、身のこなしなら負けないよ!」
海未「さすがですね...」
凛「よし、距離は取れたし...撤退にゃ!」
190: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/15(金) 23:14:33.90 ID:eRTe39EZ
ことり「海未ちゃん!」
海未「はい...ぐっ...」
花陽「大丈夫ですか!?」
海未「思っていたよりダメージが....すいません」
ヒュン!
凛「!」チャキン!
花陽「凛ちゃん!!」
凛「また、この鎖....この!!」
「.........」
ガシャン...ガシャン....
海未「どうやら逃がす気は全くないようですね」
花陽「っ!!!離してよ!!凛ちゃんを!!」
海未「はい...ぐっ...」
花陽「大丈夫ですか!?」
海未「思っていたよりダメージが....すいません」
ヒュン!
凛「!」チャキン!
花陽「凛ちゃん!!」
凛「また、この鎖....この!!」
「.........」
ガシャン...ガシャン....
海未「どうやら逃がす気は全くないようですね」
花陽「っ!!!離してよ!!凛ちゃんを!!」
191: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/15(金) 23:17:19.52 ID:eRTe39EZ
バリン!
「!!」
凛「な、なに?空瓶!?」
「随分と大変なことになってるみたいだね」
ことり「!」
海未「その声は....」
穂乃果「.........」
凛「先輩!?」
海未「穂乃果、どうしてここに!!」
穂乃果「.........」チラッ
ことり「穂乃果ちゃん?」
穂乃果「...あいつがやったの?」
海未「穂乃果?」
穂乃果「海未ちゃんを傷つけたのはあいつ?」
ことり「う、うん....」
穂乃果「ふーん....」
「!!」
凛「な、なに?空瓶!?」
「随分と大変なことになってるみたいだね」
ことり「!」
海未「その声は....」
穂乃果「.........」
凛「先輩!?」
海未「穂乃果、どうしてここに!!」
穂乃果「.........」チラッ
ことり「穂乃果ちゃん?」
穂乃果「...あいつがやったの?」
海未「穂乃果?」
穂乃果「海未ちゃんを傷つけたのはあいつ?」
ことり「う、うん....」
穂乃果「ふーん....」
192: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/15(金) 23:21:07.06 ID:eRTe39EZ
スッ
海未「穂乃果!?何を!」
穂乃果「穂乃果があれの相手をする」
ことり「穂乃果ちゃん!?」
海未「そんな無茶です!!!」
穂乃果「.........」
凛「せ、先輩?」
穂乃果「........」チラッ
「........」
穂乃果「...この子を離してあげて、貴方の相手は穂乃果がしてあげる」スッ
海未「穂乃果!!」
海未「穂乃果!?何を!」
穂乃果「穂乃果があれの相手をする」
ことり「穂乃果ちゃん!?」
海未「そんな無茶です!!!」
穂乃果「.........」
凛「せ、先輩?」
穂乃果「........」チラッ
「........」
穂乃果「...この子を離してあげて、貴方の相手は穂乃果がしてあげる」スッ
海未「穂乃果!!」
193: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/15(金) 23:24:37.05 ID:eRTe39EZ
「.........」チャラ
凛「!鎖が解けた!?」
花陽「凛ちゃん!」
穂乃果「.........」スッ
凛「先輩....」
穂乃果「穂乃果の大切な人を.....」
ことり「穂乃果ちゃん.....」
穂乃果「傷つけたり...泣かせたりする人は....」
海未「穂乃果....」
穂乃果「絶対に許さない!」
凛「!鎖が解けた!?」
花陽「凛ちゃん!」
穂乃果「.........」スッ
凛「先輩....」
穂乃果「穂乃果の大切な人を.....」
ことり「穂乃果ちゃん.....」
穂乃果「傷つけたり...泣かせたりする人は....」
海未「穂乃果....」
穂乃果「絶対に許さない!」
202: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/17(日) 23:22:58.93 ID:Q+s/wRZP
ガラララ...
にこ「っ!....なに、この教室は!寒っ!」
希「せやね...見た感じ普通の教室のはずなのに....」
絵里「ろ、ロシアの寒さはこんなものじゃないわよー?」
希「え」
にこ「...絵里?」
絵里「えっと....その...和ませようと思って」
にこ「なんで、あんたまであいつらの真似してんのよ」
絵里「だって....怖いんだから仕方ないじゃない!!!私だって二人みたいにいられるんだったらそうしていたいわよ!!」
にこ「え、絵里?」
絵里「今更、暗いのが怖いなんて後輩達の前で言えると思う?二人の前でくらいなら弱いとこを見せてもいいでしょ?」
希「エリチ....」
にこ「っ!....なに、この教室は!寒っ!」
希「せやね...見た感じ普通の教室のはずなのに....」
絵里「ろ、ロシアの寒さはこんなものじゃないわよー?」
希「え」
にこ「...絵里?」
絵里「えっと....その...和ませようと思って」
にこ「なんで、あんたまであいつらの真似してんのよ」
絵里「だって....怖いんだから仕方ないじゃない!!!私だって二人みたいにいられるんだったらそうしていたいわよ!!」
にこ「え、絵里?」
絵里「今更、暗いのが怖いなんて後輩達の前で言えると思う?二人の前でくらいなら弱いとこを見せてもいいでしょ?」
希「エリチ....」
203: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/17(日) 23:33:55.44 ID:Q+s/wRZP
まき「ん........」ブルッ
希「あ」
絵里「!ご、ごめんなさい...起こしちゃったかしら?」
まき「寒い......」
希「真姫ちゃんおはようさん、寒いん?」
まき「ん....寒い....」
希「じゃあ、うちの上着を貸してあげる...ぶかぶかだけど少しは暖かいと思うから」
まき「....んー.....」
絵里「なんか寝ぼけてるわね」
希「にこっち上着を脱ぐから真姫ちゃんを」
にこ「あぁ、希は大丈夫なの?」
希「真姫ちゃんのが大事やから」
希「あ」
絵里「!ご、ごめんなさい...起こしちゃったかしら?」
まき「寒い......」
希「真姫ちゃんおはようさん、寒いん?」
まき「ん....寒い....」
希「じゃあ、うちの上着を貸してあげる...ぶかぶかだけど少しは暖かいと思うから」
まき「....んー.....」
絵里「なんか寝ぼけてるわね」
希「にこっち上着を脱ぐから真姫ちゃんを」
にこ「あぁ、希は大丈夫なの?」
希「真姫ちゃんのが大事やから」
204: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/17(日) 23:38:39.74 ID:Q+s/wRZP
まき「...ん?あれ?......」
希「起きた真姫ちゃん?」
まき「!!」ビクッ
希「?」
まき「お、お姉ちゃんはどこ?」
希「お姉ちゃん?」
絵里「多分、南さんのことじゃない?」
希「...ことりちゃんじゃなくてごめんね」
まき「っ.........」
希「あ、うちにおんぶされてるのは嫌だよね、今降ろしてあげるから」スッ
にこ「希....」
希「ええんよ、別に...」
希「起きた真姫ちゃん?」
まき「!!」ビクッ
希「?」
まき「お、お姉ちゃんはどこ?」
希「お姉ちゃん?」
絵里「多分、南さんのことじゃない?」
希「...ことりちゃんじゃなくてごめんね」
まき「っ.........」
希「あ、うちにおんぶされてるのは嫌だよね、今降ろしてあげるから」スッ
にこ「希....」
希「ええんよ、別に...」
205: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/17(日) 23:41:47.37 ID:Q+s/wRZP
まき「.........」キョロキョロ
絵里「ごめんなさいね、さっきのお姉ちゃん...えっと、南お姉さんはちょっと今、ここを離れててね」
にこ「代わりに私達が一緒にいるって訳なんだけど...わかったかな?真姫ちゃん?」
まき「う、うん....」
希「この部屋だけおかしいからなんかあるはずなんよね....」
まき「........」
絵里「用事が済んだらさっきいた皆もまた集まるから」
希「へっくし!!!」
にこ「もう、あんたそんな格好をしてると風邪をひくわよ」
希「あはは....」
絵里「ごめんなさいね、さっきのお姉ちゃん...えっと、南お姉さんはちょっと今、ここを離れててね」
にこ「代わりに私達が一緒にいるって訳なんだけど...わかったかな?真姫ちゃん?」
まき「う、うん....」
希「この部屋だけおかしいからなんかあるはずなんよね....」
まき「........」
絵里「用事が済んだらさっきいた皆もまた集まるから」
希「へっくし!!!」
にこ「もう、あんたそんな格好をしてると風邪をひくわよ」
希「あはは....」
206: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/17(日) 23:47:49.11 ID:Q+s/wRZP
まき「.........」スッ
絵里「あぁ、それね...まきちゃんが寒そうにしてたから希がね」
まき「...あのお姉さんが?」
絵里「そうよ、最初はちょっと驚かせちゃったみたいだけど...悪いお姉さんじゃないからあのお姉さんは」
まき「.........」ギュッ
絵里「だからあんまり怖がらないであげて?ね?」
まき「....うん」
絵里「ありがとう、優しいわねまきちゃんは」
まき「...お姉ちゃん」
にこ「ん?にこ?」
まき「....んっ....」ブンブン!
希「え?うち?」
絵里「あぁ、それね...まきちゃんが寒そうにしてたから希がね」
まき「...あのお姉さんが?」
絵里「そうよ、最初はちょっと驚かせちゃったみたいだけど...悪いお姉さんじゃないからあのお姉さんは」
まき「.........」ギュッ
絵里「だからあんまり怖がらないであげて?ね?」
まき「....うん」
絵里「ありがとう、優しいわねまきちゃんは」
まき「...お姉ちゃん」
にこ「ん?にこ?」
まき「....んっ....」ブンブン!
希「え?うち?」
207: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/17(日) 23:53:35.56 ID:Q+s/wRZP
まき「........」
希「えっと...なぁに?まきちゃん」
まき「....っ......」ギュッ
希「んー?どうしたん?」
まき「....ありがとう....」
希「へ?」
まき「っ....お洋服ありがとう!お姉ちゃん!」
希「!!!!!!」
まき「っ.......」もじもじ
にこ「あら?仲直り?よかったじゃない、希」
希「......」
にこ「希?」
希「」
にこ「!し、死んでる....」
希「えっと...なぁに?まきちゃん」
まき「....っ......」ギュッ
希「んー?どうしたん?」
まき「....ありがとう....」
希「へ?」
まき「っ....お洋服ありがとう!お姉ちゃん!」
希「!!!!!!」
まき「っ.......」もじもじ
にこ「あら?仲直り?よかったじゃない、希」
希「......」
にこ「希?」
希「」
にこ「!し、死んでる....」
208: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/17(日) 23:59:12.21 ID:Q+s/wRZP
まき「っ.......」もぞもぞ
絵里「あらあら、かくれんぼかしら?」
希「はっ!!」
にこ「お帰り」
希「うち、今、まきちゃんにお姉ちゃんって....」
にこ「よかったじゃない、少しは仲直りできたってことかしら?」
希「まきちゃん!」
まき「!」ビクッ
にこ「落ち着きなさい、いきなり大きな声を出したらびっくりするでしょうが」
希「あ、はい....ごめんなさい...」
絵里「あらあら、かくれんぼかしら?」
希「はっ!!」
にこ「お帰り」
希「うち、今、まきちゃんにお姉ちゃんって....」
にこ「よかったじゃない、少しは仲直りできたってことかしら?」
希「まきちゃん!」
まき「!」ビクッ
にこ「落ち着きなさい、いきなり大きな声を出したらびっくりするでしょうが」
希「あ、はい....ごめんなさい...」
209: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/18(月) 00:02:50.31 ID:SgZlzXkV
絵里「嬉しいのはわかったから、慰霊碑?を探しましょう」
にこ「そうね...寒いし、この部屋」
希「って言ってもどこにあるんやろ....」
絵里「机と椅子....ロッカー....」ガチャ
希「特になにもないよね」バタン!
にこ「........ん?」
絵里「どうしたの?にこ」
にこ「なんかこの絵、飾っている位置がなんか変じゃない?」
希「あー...たしかになんで腰の辺りに高さに飾ってるんやろ?中途半端やね」
にこ「しかも2枚だけってなんか変じゃない?」
絵里「言われてみれば妙ね...」
にこ「!...外してみる?」
にこ「そうね...寒いし、この部屋」
希「って言ってもどこにあるんやろ....」
絵里「机と椅子....ロッカー....」ガチャ
希「特になにもないよね」バタン!
にこ「........ん?」
絵里「どうしたの?にこ」
にこ「なんかこの絵、飾っている位置がなんか変じゃない?」
希「あー...たしかになんで腰の辺りに高さに飾ってるんやろ?中途半端やね」
にこ「しかも2枚だけってなんか変じゃない?」
絵里「言われてみれば妙ね...」
にこ「!...外してみる?」
210: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/18(月) 00:09:50.18 ID:SgZlzXkV
希「よく、ホテルとかで絵の裏にお札がってあるけど...そんなパターンとかかな?」スッ
にこ「なんもないわね」
希「あれー?そっちの絵はどう?エリチ」
絵里「絵はなんともないわ」
にこ「絵は?」
絵里「見てこれ、二人共」
希「ん?」
にこ「え?なに?これ」
にこ「なんもないわね」
希「あれー?そっちの絵はどう?エリチ」
絵里「絵はなんともないわ」
にこ「絵は?」
絵里「見てこれ、二人共」
希「ん?」
にこ「え?なに?これ」
211: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/18(月) 00:14:51.16 ID:SgZlzXkV
まき「....?....」モゾモゾ
絵里「なんでこんなところにドアノブが」
にこ「しかもご丁寧にドアノブが壁の中に埋め込まれてるし」
希「これを隠すために絵を飾っていたみたいやね」
にこ「上手くカモフラージュしてるわね、ドアも壁に合わせて作ってるみたいだし」
絵里「完全に隠し部屋ね、これは」
にこ「...どうする?行く?」
希「行くしかないよ、きっとこの中に」
絵里「...........」
希「ドアは....」ガチャ...
にこ「どうやら開くみたいね」
絵里「行きましょう」
絵里「なんでこんなところにドアノブが」
にこ「しかもご丁寧にドアノブが壁の中に埋め込まれてるし」
希「これを隠すために絵を飾っていたみたいやね」
にこ「上手くカモフラージュしてるわね、ドアも壁に合わせて作ってるみたいだし」
絵里「完全に隠し部屋ね、これは」
にこ「...どうする?行く?」
希「行くしかないよ、きっとこの中に」
絵里「...........」
希「ドアは....」ガチャ...
にこ「どうやら開くみたいね」
絵里「行きましょう」
212: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/18(月) 00:21:55.32 ID:SgZlzXkV
希「なに?この部屋は....」
にこ「空気が重いわね....」
絵里「っ.....」
希「...エリチ、真姫ちゃんをお願い」
絵里「え...あぁ...」
希「にこっち、いけそう?」
にこ「はいはい」
希「...さて、これが慰霊碑やね」
にこ「まさか、教室の中に普通にあるなんてね、どんな場所よ、ここは」
にこ「空気が重いわね....」
絵里「っ.....」
希「...エリチ、真姫ちゃんをお願い」
絵里「え...あぁ...」
希「にこっち、いけそう?」
にこ「はいはい」
希「...さて、これが慰霊碑やね」
にこ「まさか、教室の中に普通にあるなんてね、どんな場所よ、ここは」
213: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/18(月) 00:22:33.19 ID:SgZlzXkV
希「見て、にこっち」
にこ「まさか、これが原因ってこと?」
希「可能性はあると思う」
にこ「....誰かが悪戯したってこと?」
希「もしくは利用するためにこうしたか」
にこ「どうするの?」
希「とりあえずやれるだけやってみよう」
にこ「...触って呪われたりしないわよね?」
希「今だって呪われているようなもんやん」
にこ「はっ、それもそうね」
希「さぁ、ちゃっちゃっとやっちゃおうか」
にこ「まさか、これが原因ってこと?」
希「可能性はあると思う」
にこ「....誰かが悪戯したってこと?」
希「もしくは利用するためにこうしたか」
にこ「どうするの?」
希「とりあえずやれるだけやってみよう」
にこ「...触って呪われたりしないわよね?」
希「今だって呪われているようなもんやん」
にこ「はっ、それもそうね」
希「さぁ、ちゃっちゃっとやっちゃおうか」
214: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/18(月) 00:27:58.14 ID:SgZlzXkV
穂乃果「..........」
凛「すごい迫力にゃ...さっきまでの先輩とは別人みたいにゃ」
花陽「そ、そうだね...なんかちょっと怖いくらい」
海未「...穂乃果...」
穂乃果「ことりちゃん」
ことり「は、はい!」
穂乃果「海未ちゃんをお願い」
ことり「う、うん!」
穂乃果「...久々に握ったかと思ったら本物の刀なんてね....まぁ、いっか」
「........」
穂乃果「いいよ、どっかでもかかってきなよ」
凛「すごい迫力にゃ...さっきまでの先輩とは別人みたいにゃ」
花陽「そ、そうだね...なんかちょっと怖いくらい」
海未「...穂乃果...」
穂乃果「ことりちゃん」
ことり「は、はい!」
穂乃果「海未ちゃんをお願い」
ことり「う、うん!」
穂乃果「...久々に握ったかと思ったら本物の刀なんてね....まぁ、いっか」
「........」
穂乃果「いいよ、どっかでもかかってきなよ」
219: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/19(火) 00:03:06.67 ID:G1morT6x
ガキン!!
穂乃果「.......」ブン!!
ガキン!!
花陽「す、すごい....」
凛「り、凛より....動きが早い...高坂先輩って何者?」
海未「穂乃果は...実は昔、剣道をやっていたんです」
凛「そうなんですか?」
海未「えぇ、穂乃果は私よりも強いです...戦いという形であれば」
凛「え!園田先輩よりもですか!?」
海未「はい...」
花陽「...じゃあ、なんで剣道部じゃないんですか?そんなに強いのなら」
海未「......」
穂乃果「.......」ブン!!
ガキン!!
花陽「す、すごい....」
凛「り、凛より....動きが早い...高坂先輩って何者?」
海未「穂乃果は...実は昔、剣道をやっていたんです」
凛「そうなんですか?」
海未「えぇ、穂乃果は私よりも強いです...戦いという形であれば」
凛「え!園田先輩よりもですか!?」
海未「はい...」
花陽「...じゃあ、なんで剣道部じゃないんですか?そんなに強いのなら」
海未「......」
220: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/19(火) 00:06:50.09 ID:G1morT6x
海未「...穂乃果は武道としての剣道が苦手なんです」
花陽「武道としての剣道が苦手?」
海未「簡単に言ってしまえば、剣道にも色々ルールがあります、これはどのスポーツや武道にもあるものですが...しかし、穂乃果は」
花陽「?」
海未「細かいルールを覚えきれなかったり、つい興奮をしてルールを破ってしまったりしてしまうんです、もちろん得意なスポーツもあります、水泳とかが穂乃果は得意だったりします」
ことり「穂乃果ちゃんはすぐに熱くなっちゃうからね」
海未「新人戦では個人で地区優勝をする程の実力でしたが、しかしそれ以降、実力者当たることも多くなり、全力を出そうとしてそのたびにルール違反などで失格になってしまうことが多くなってしまって...」
ことり「穂乃果ちゃんは剣道部を辞めちゃったの、カッコよかったんだけどなぁ...穂乃果ちゃん」
海未「穂乃果自身も部に迷惑がかかってしまっていることを気にしていて、辞めてしまったのです」
凛「先輩にそんな過去が....」
海未「でもこの状況であれば、ルールもなにありません、穂乃果を縛るものはありません」
花陽「武道としての剣道が苦手?」
海未「簡単に言ってしまえば、剣道にも色々ルールがあります、これはどのスポーツや武道にもあるものですが...しかし、穂乃果は」
花陽「?」
海未「細かいルールを覚えきれなかったり、つい興奮をしてルールを破ってしまったりしてしまうんです、もちろん得意なスポーツもあります、水泳とかが穂乃果は得意だったりします」
ことり「穂乃果ちゃんはすぐに熱くなっちゃうからね」
海未「新人戦では個人で地区優勝をする程の実力でしたが、しかしそれ以降、実力者当たることも多くなり、全力を出そうとしてそのたびにルール違反などで失格になってしまうことが多くなってしまって...」
ことり「穂乃果ちゃんは剣道部を辞めちゃったの、カッコよかったんだけどなぁ...穂乃果ちゃん」
海未「穂乃果自身も部に迷惑がかかってしまっていることを気にしていて、辞めてしまったのです」
凛「先輩にそんな過去が....」
海未「でもこの状況であれば、ルールもなにありません、穂乃果を縛るものはありません」
221: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/19(火) 00:16:18.59 ID:G1morT6x
ガキン!
穂乃果「...ふぅ....貴方、強いね....」
「........」
海未「穂乃果!大丈夫ですか!?」
穂乃果「大丈夫だよ、海未ちゃん...海未ちゃんこそ大丈夫なの?」
海未「はい、たいしたことはありません」
穂乃果「そう...」
ことり「穂乃果ちゃん無理はしないでね!」
穂乃果「うん、わかってるよ、やっと体が慣れてきた感じだから、そろそろ本気でいくから」
凛「え、今までのは本気じゃなかったってこと!?」
穂乃果「さてと...いくよ!!!」
穂乃果「...ふぅ....貴方、強いね....」
「........」
海未「穂乃果!大丈夫ですか!?」
穂乃果「大丈夫だよ、海未ちゃん...海未ちゃんこそ大丈夫なの?」
海未「はい、たいしたことはありません」
穂乃果「そう...」
ことり「穂乃果ちゃん無理はしないでね!」
穂乃果「うん、わかってるよ、やっと体が慣れてきた感じだから、そろそろ本気でいくから」
凛「え、今までのは本気じゃなかったってこと!?」
穂乃果「さてと...いくよ!!!」
222: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/19(火) 00:24:46.01 ID:G1morT6x
ガキン!!
花陽「早い!!」
凛「というか今の動きはなに!?まるでゲームみたいな動きにゃ!」
海未「相変わらずですね、私にはできない動きですね」
穂乃果「でぇやぁ!!!」ブン!
ガン!!
凛「攻撃が当たった!?」
穂乃果「...さすがに鎧だと切ってもダメージはないか...なら...」スッ
ことり「穂乃果ちゃん?」
穂乃果「...ちょっと危ないけどこっちでいこうかな」
花陽「早い!!」
凛「というか今の動きはなに!?まるでゲームみたいな動きにゃ!」
海未「相変わらずですね、私にはできない動きですね」
穂乃果「でぇやぁ!!!」ブン!
ガン!!
凛「攻撃が当たった!?」
穂乃果「...さすがに鎧だと切ってもダメージはないか...なら...」スッ
ことり「穂乃果ちゃん?」
穂乃果「...ちょっと危ないけどこっちでいこうかな」
223: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/19(火) 00:25:26.65 ID:G1morT6x
海未「穂乃果!何をしてるんですか!」
穂乃果「何って刃を逆にして持っただけだけど」
ことり「危ないよ、穂乃果ちゃん!」
穂乃果「切れないならより強い打撃を与える...そうするしかなくない?」
海未「たしかに理にはかなってはいますが、危険です!」
穂乃果「逃げられないこの状況で...倒すしかないならこうするしかないよ」
ことり「穂乃果ちゃん...」
穂乃果「大丈夫だよ、穂乃果はやるって言ったらやるんだから」
海未「...絶対に無事に勝ってくださいよ」
穂乃果「もちろん!」
穂乃果「何って刃を逆にして持っただけだけど」
ことり「危ないよ、穂乃果ちゃん!」
穂乃果「切れないならより強い打撃を与える...そうするしかなくない?」
海未「たしかに理にはかなってはいますが、危険です!」
穂乃果「逃げられないこの状況で...倒すしかないならこうするしかないよ」
ことり「穂乃果ちゃん...」
穂乃果「大丈夫だよ、穂乃果はやるって言ったらやるんだから」
海未「...絶対に無事に勝ってくださいよ」
穂乃果「もちろん!」
224: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/19(火) 00:29:18.33 ID:G1morT6x
ガン!
穂乃果「っ...ちょっと浅かったかな」
「........」ブン!
穂乃果「おっと!」
凛「すごい、攻撃が当たってきてる...先輩や凛は当てることもできなかったのに」
花陽「これなら勝てるよ!凛ちゃん!」
海未「成程...そういうことですか」
ことり「どうしたの?海未ちゃん?」
海未「おそらくあの武者は相手の動きを見切るのが上手い、いえ...剣道の動きなどの武道を見極めるのが上手いのかもしれません」
凛「!」
花陽「でも高坂先輩も剣道の動きをしてるんですよね?」
海未「いえ、剣道であんな立ち回り方はありません」
花陽「え」
凛「そっか、先輩の動きは型にはまってないから読みづらいんだ!」
海未「そういうことです」
穂乃果「っ...ちょっと浅かったかな」
「........」ブン!
穂乃果「おっと!」
凛「すごい、攻撃が当たってきてる...先輩や凛は当てることもできなかったのに」
花陽「これなら勝てるよ!凛ちゃん!」
海未「成程...そういうことですか」
ことり「どうしたの?海未ちゃん?」
海未「おそらくあの武者は相手の動きを見切るのが上手い、いえ...剣道の動きなどの武道を見極めるのが上手いのかもしれません」
凛「!」
花陽「でも高坂先輩も剣道の動きをしてるんですよね?」
海未「いえ、剣道であんな立ち回り方はありません」
花陽「え」
凛「そっか、先輩の動きは型にはまってないから読みづらいんだ!」
海未「そういうことです」
225: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/19(火) 00:32:31.04 ID:G1morT6x
穂乃果「はぁ....はぁ....」
「.......」
穂乃果「さすがに久々すぎて体がなまっちゃってたみたいだね...」
海未「穂乃果!」
穂乃果「このまま、持久戦だと不利....なら、一気に決めないと!」ダッ!
ガキン!
ことり「海未ちゃん!穂乃果ちゃんが!」
海未「わかってます....しかし、下手に手出しもできません!逆に穂乃果の邪魔になってしまいます!」
凛「なにか手は....」
花陽「......!....」ダッ
凛「か、かよちん!?」
「.......」
穂乃果「さすがに久々すぎて体がなまっちゃってたみたいだね...」
海未「穂乃果!」
穂乃果「このまま、持久戦だと不利....なら、一気に決めないと!」ダッ!
ガキン!
ことり「海未ちゃん!穂乃果ちゃんが!」
海未「わかってます....しかし、下手に手出しもできません!逆に穂乃果の邪魔になってしまいます!」
凛「なにか手は....」
花陽「......!....」ダッ
凛「か、かよちん!?」
226: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/19(火) 00:35:46.34 ID:G1morT6x
穂乃果「このっ.....」ググッ...
「.........」グッ...
穂乃果「ぐっ.....」
海未「!!あのまま競り合ったら刃が!穂乃果!!」
ことり「穂乃果ちゃん!!」
花陽「....えい!!!」ブン!
「!」
バリン!
花陽「今です!!先輩!!!」
穂乃果「!やぁ!!!」ブン!!
「!?」
ドン!!
ガラン!....ドン!!
「.........」グッ...
穂乃果「ぐっ.....」
海未「!!あのまま競り合ったら刃が!穂乃果!!」
ことり「穂乃果ちゃん!!」
花陽「....えい!!!」ブン!
「!」
バリン!
花陽「今です!!先輩!!!」
穂乃果「!やぁ!!!」ブン!!
「!?」
ドン!!
ガラン!....ドン!!
227: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/19(火) 00:40:48.30 ID:G1morT6x
穂乃果「...兜が落ちた?...え?」
「.......」
穂乃果「.........」
「!!!!」ジタバタ!!
穂乃果「うわぁ!!!」
海未「穂乃果!!」
穂乃果「こ、これは離れた方がよさそうだね!!」
凛「なに...あれ」
花陽「頭や首がない?なのに動いてる?」
ことり「なんか、動きが気持ち悪いよぉ.....」
「.......」
穂乃果「.........」
「!!!!」ジタバタ!!
穂乃果「うわぁ!!!」
海未「穂乃果!!」
穂乃果「こ、これは離れた方がよさそうだね!!」
凛「なに...あれ」
花陽「頭や首がない?なのに動いてる?」
ことり「なんか、動きが気持ち悪いよぉ.....」
228: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/19(火) 00:41:57.01 ID:G1morT6x
穂乃果「.........」
海未「穂乃果、どうしたんですか!?早くこっちに!」
穂乃果「もしかして....」スッ
海未「穂乃果!?」
凛「先輩!何してるんですか!」
穂乃果「.........」ダッ
花陽「え、ちょっと!!」
ことり「穂乃果ちゃん!?」
凛「なんでそれをこっちに持ってくるんだにゃー!!」
海未「穂乃果、どうしたんですか!?早くこっちに!」
穂乃果「もしかして....」スッ
海未「穂乃果!?」
凛「先輩!何してるんですか!」
穂乃果「.........」ダッ
花陽「え、ちょっと!!」
ことり「穂乃果ちゃん!?」
凛「なんでそれをこっちに持ってくるんだにゃー!!」
229: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/19(火) 00:46:09.90 ID:G1morT6x
穂乃果「ただいま!」
花陽「あ...あ....」
穂乃果「ん?どうしたの?」
海未「それはこっちのセリフです!!何を持ってきているんですか!貴方は!」
穂乃果「あーこの兜?」スッ
花陽「ひぃ!!」
海未「早く戻してきなさい!!皆、怖がってるじゃないですか!」
穂乃果「えー、でもこっちにあった方がいいと思うよ」
海未「どうしてですか!?」
穂乃果「ほら、あれを見てよ」
海未「はい?」
花陽「あ...あ....」
穂乃果「ん?どうしたの?」
海未「それはこっちのセリフです!!何を持ってきているんですか!貴方は!」
穂乃果「あーこの兜?」スッ
花陽「ひぃ!!」
海未「早く戻してきなさい!!皆、怖がってるじゃないですか!」
穂乃果「えー、でもこっちにあった方がいいと思うよ」
海未「どうしてですか!?」
穂乃果「ほら、あれを見てよ」
海未「はい?」
230: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/19(火) 00:49:05.44 ID:I2gVpu4Y
「.......」フラフラ
ことり「あれ?なんかふらついてる?」
穂乃果「多分だけど、これがないと周りが見えないんだと思う」
凛「!成程...」
穂乃果「だからこれをこうして...上着で包んじゃえば」シュッ
海未「考えましたね、穂乃果」
穂乃果「見えなくなっちゃうからこれでもう追って来れない!」
ことり「穂乃果ちゃんすごい!」
穂乃果「えへへ....」
ことり「あれ?なんかふらついてる?」
穂乃果「多分だけど、これがないと周りが見えないんだと思う」
凛「!成程...」
穂乃果「だからこれをこうして...上着で包んじゃえば」シュッ
海未「考えましたね、穂乃果」
穂乃果「見えなくなっちゃうからこれでもう追って来れない!」
ことり「穂乃果ちゃんすごい!」
穂乃果「えへへ....」
231: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/19(火) 00:59:50.77 ID:I2gVpu4Y
花陽「.........」
穂乃果「えっと....花陽ちゃんでいいかな?」
花陽「は、はい!」
穂乃果「さっきはありがとね、助かったよ!」
花陽「あ、いえ...お役に立ててなによりです」
海未「穂乃果」
穂乃果「!海未ちゃん、やったよ!」
海未「全く...ひやひやしました」
穂乃果「あはは...」
海未「でも、助かりました、穂乃果...ありがとうございました」
穂乃果「えっと....花陽ちゃんでいいかな?」
花陽「は、はい!」
穂乃果「さっきはありがとね、助かったよ!」
花陽「あ、いえ...お役に立ててなによりです」
海未「穂乃果」
穂乃果「!海未ちゃん、やったよ!」
海未「全く...ひやひやしました」
穂乃果「あはは...」
海未「でも、助かりました、穂乃果...ありがとうございました」
232: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/19(火) 01:01:27.47 ID:I2gVpu4Y
「........」ジタバタ
穂乃果「さてと、希先輩達と合流しないと」
海未「そうですね、ことり」
凛「希ちゃん達も無事ならいいんだけど...」
花陽「そうだね」
ことり「まきちゃんも泣いてたりしてなければいいけど」
にこ「その必要はないわよ」
海未「!」
凛「希ちゃん!先輩達も!!無事だったんですね!!」
希「そっちも無事やったみたいやね、よかった」
穂乃果「さてと、希先輩達と合流しないと」
海未「そうですね、ことり」
凛「希ちゃん達も無事ならいいんだけど...」
花陽「そうだね」
ことり「まきちゃんも泣いてたりしてなければいいけど」
にこ「その必要はないわよ」
海未「!」
凛「希ちゃん!先輩達も!!無事だったんですね!!」
希「そっちも無事やったみたいやね、よかった」
233: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/19(火) 01:05:26.22 ID:I2gVpu4Y
にこ「なに、あれ....気持ち悪いわね」
海未「胴体と頭を分離させたら、こうなりました」
絵里「誰がやったの?園田さん?」
穂乃果「はい!私がやりました!」
にこ「へー、あんたが...やるじゃない」
穂乃果「私もやる時はやりますので!」
絵里「傍から聞いているとなんか恐ろしい会話ね」
希「成程、それでまだ動いてるってことみたいやね」
海未「胴体と頭を分離させたら、こうなりました」
絵里「誰がやったの?園田さん?」
穂乃果「はい!私がやりました!」
にこ「へー、あんたが...やるじゃない」
穂乃果「私もやる時はやりますので!」
絵里「傍から聞いているとなんか恐ろしい会話ね」
希「成程、それでまだ動いてるってことみたいやね」
234: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/19(火) 01:09:43.56 ID:I2gVpu4Y
まき「なぁに?あれ?」
希「あー、エリチ」
絵里「えい!」スッ
まき「!な、なに?」
絵里「だーれだ?」
まき「え?えっと...」
希「今のうちに....」ゴソゴソ
花陽「お札?」
「.........」ジタバタ
希「えい」スッ
「」ピタッ
希「封印完了ってところかな?」
希「あー、エリチ」
絵里「えい!」スッ
まき「!な、なに?」
絵里「だーれだ?」
まき「え?えっと...」
希「今のうちに....」ゴソゴソ
花陽「お札?」
「.........」ジタバタ
希「えい」スッ
「」ピタッ
希「封印完了ってところかな?」
244: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/20(水) 22:25:57.40 ID:JHRtVWw+
凛「止まった?」
花陽「希ちゃんそれは....」
希「慰霊碑があったところにお札がたくさんあってね、何枚か拝借してきたんよ」
にこ「どうやらここでも力が発揮できるみたいね、これは役に立つわね」
海未「見つかったんですね、慰霊碑は」
絵里「えぇ、ばっちりかはわからないけど...色々と処理はしてきたわ」
ことり「じゃあ...」
希「うん、車椅子の子はとりあえずは大丈夫やと思う」
花陽「希ちゃんそれは....」
希「慰霊碑があったところにお札がたくさんあってね、何枚か拝借してきたんよ」
にこ「どうやらここでも力が発揮できるみたいね、これは役に立つわね」
海未「見つかったんですね、慰霊碑は」
絵里「えぇ、ばっちりかはわからないけど...色々と処理はしてきたわ」
ことり「じゃあ...」
希「うん、車椅子の子はとりあえずは大丈夫やと思う」
245: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/20(水) 22:27:12.19 ID:JHRtVWw+
穂乃果「あれ?」
まき「.......」
穂乃果「真姫ちゃん?その格好は...」
絵里「あー...ちょっと寒い部屋があってね、寒そうだったら希が」
穂乃果「成程、成程」
にこ「もう寒くないだろうし、真姫ちゃんそれ脱ぐ?」
まき「いい」
にこ「大丈夫?動きづらくなかったりしない?」
まき「うん...」
にこ「なら、いいけど...」
まき「......」
まき「.......」
穂乃果「真姫ちゃん?その格好は...」
絵里「あー...ちょっと寒い部屋があってね、寒そうだったら希が」
穂乃果「成程、成程」
にこ「もう寒くないだろうし、真姫ちゃんそれ脱ぐ?」
まき「いい」
にこ「大丈夫?動きづらくなかったりしない?」
まき「うん...」
にこ「なら、いいけど...」
まき「......」
246: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/20(水) 22:31:05.51 ID:JHRtVWw+
「全く、貴方達は....とことん邪魔をしてくれるわね」
希「!」
絵里「その声は!」
「こっちの手駒をまさかここまでやってくれるとわね」
にこ「なら降参でもしたら?」
凛「そうにゃ!そうにゃ!さっさと降参するにゃ!!」
「力も戻ってきたし....まとめて貴方達を始末してあげる...」
海未「......」
「この校舎ごと取り込んであげるわ!」
穂乃果「取り込む?」
希「!」
絵里「その声は!」
「こっちの手駒をまさかここまでやってくれるとわね」
にこ「なら降参でもしたら?」
凛「そうにゃ!そうにゃ!さっさと降参するにゃ!!」
「力も戻ってきたし....まとめて貴方達を始末してあげる...」
海未「......」
「この校舎ごと取り込んであげるわ!」
穂乃果「取り込む?」
247: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/20(水) 22:34:22.51 ID:JHRtVWw+
グラ!グラ!!
絵里「な、なに!?」
ことり「じ、地震?」
花陽「!!!!」
凛「かよちん?」
花陽「皆、逃げて!!」
希「花陽ちゃん?」
花陽「早く!!!皆、走ってください!!!」
絵里「な、なに!?」
ことり「じ、地震?」
花陽「!!!!」
凛「かよちん?」
花陽「皆、逃げて!!」
希「花陽ちゃん?」
花陽「早く!!!皆、走ってください!!!」
248: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/20(水) 22:36:55.98 ID:JHRtVWw+
にこ「ど、どうしたっていうのよ!」
希「とにかく花陽ちゃんの言う事を聞こう!!まきちゃん!」スッ
まきちゃん「わっ!」
希「しっかり掴まっててね!」
絵里「でも、どこに向かえばいいのよ!」
花陽「とりあえず、元の校舎に戻りましょう!ここの旧校舎にいるのはまずいです!!」
海未「まずいってどういうことですか?」
ことり「!...海未ちゃん、後ろ!」
海未「?....な、なんですか...あれは...」
希「とにかく花陽ちゃんの言う事を聞こう!!まきちゃん!」スッ
まきちゃん「わっ!」
希「しっかり掴まっててね!」
絵里「でも、どこに向かえばいいのよ!」
花陽「とりあえず、元の校舎に戻りましょう!ここの旧校舎にいるのはまずいです!!」
海未「まずいってどういうことですか?」
ことり「!...海未ちゃん、後ろ!」
海未「?....な、なんですか...あれは...」
249: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/20(水) 22:39:05.37 ID:JHRtVWw+
穂乃果「え、奥ってあんなに真っ暗だったっけ?」
海未「あの辺りはさっきまでいた場所のはずです...あんなには暗くはなかったはずです」
花陽「周りを取り込んでいるんです!」
ことり「取り込んでる?」
海未「!まさか!!」
花陽「あの暗闇に追いつかれたら!まずいです!!」
希「成程、まとめてうちらを仕留めようとしてるってことやね」
絵里「まずいじゃないそれって!!」
にこ「急いで元の校舎に戻りましょう!」
海未「あの辺りはさっきまでいた場所のはずです...あんなには暗くはなかったはずです」
花陽「周りを取り込んでいるんです!」
ことり「取り込んでる?」
海未「!まさか!!」
花陽「あの暗闇に追いつかれたら!まずいです!!」
希「成程、まとめてうちらを仕留めようとしてるってことやね」
絵里「まずいじゃないそれって!!」
にこ「急いで元の校舎に戻りましょう!」
250: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/20(水) 22:41:55.86 ID:JHRtVWw+
ガチャ!
希「よかった!ドアは開く!」
絵里「急いで!!皆!!」
にこ「これで全員ね!鍵をかけるわよ!」カチャン
ドン!!
穂乃果「うわぁ!!」
凛「防火シャッターになにかがぶつかってきてる!?」
ドン!!
絵里「希!」
希「わかった!!」スッ
にこ「この札があって本当によかったわ」
希「...これで大丈夫かな?」
希「よかった!ドアは開く!」
絵里「急いで!!皆!!」
にこ「これで全員ね!鍵をかけるわよ!」カチャン
ドン!!
穂乃果「うわぁ!!」
凛「防火シャッターになにかがぶつかってきてる!?」
ドン!!
絵里「希!」
希「わかった!!」スッ
にこ「この札があって本当によかったわ」
希「...これで大丈夫かな?」
251: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/20(水) 22:46:21.33 ID:JHRtVWw+
花陽「........」
絵里「!見て、あれを」
凛「ん?え.....」
穂乃果「旧校舎が...」
にこ「なによ、あの黒いのは...さっきのやつってこと?」
海未「完全にあの黒いのに飲み込まれていますね」
希「完全にうちらごと真姫ちゃんを取り込もうとしてって訳やね」
バチ...バチ....
希「!」
にこ「お、お札が....火花を出してる?」
絵里「!見て、あれを」
凛「ん?え.....」
穂乃果「旧校舎が...」
にこ「なによ、あの黒いのは...さっきのやつってこと?」
海未「完全にあの黒いのに飲み込まれていますね」
希「完全にうちらごと真姫ちゃんを取り込もうとしてって訳やね」
バチ...バチ....
希「!」
にこ「お、お札が....火花を出してる?」
252: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/20(水) 22:48:44.91 ID:JHRtVWw+
絵里「これってまずいんじゃないの?」
花陽「力がどんどん強くなっている....うっ....」
凛「かよちん!?大丈夫!?」
花陽「大丈夫、でもここ、そんなには長くはもたないと思う」
ことり「そ、そんな...」
海未「どうしたら....」
穂乃果「........」
絵里「とにかくここから少しでも離れましょう」
にこ「でも、どこへ?校舎からは出られないのよ?」
まき「........」
花陽「力がどんどん強くなっている....うっ....」
凛「かよちん!?大丈夫!?」
花陽「大丈夫、でもここ、そんなには長くはもたないと思う」
ことり「そ、そんな...」
海未「どうしたら....」
穂乃果「........」
絵里「とにかくここから少しでも離れましょう」
にこ「でも、どこへ?校舎からは出られないのよ?」
まき「........」
253: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/20(水) 22:50:10.58 ID:JHRtVWw+
希「そうだ!屋上は?」
凛「屋上?」
希「ロープとかがあれば校舎から出られるかも!」
絵里「でも、万が一外に出られたとして、校舎の外が元の世界かどうかもわからないのよ」
にこ「でもここでじっとしていてもまずいんじゃないの?」
ことり「....そうですよね.....」
海未「ここは進むしかないようですね」
穂乃果「なら手分けしてロープとか武器になりそうなものを探そうよ!」
にこ「そうね、なにかあったら屋上に集合、それでいいわね」
絵里「よし、行動開始よ!」
凛「屋上?」
希「ロープとかがあれば校舎から出られるかも!」
絵里「でも、万が一外に出られたとして、校舎の外が元の世界かどうかもわからないのよ」
にこ「でもここでじっとしていてもまずいんじゃないの?」
ことり「....そうですよね.....」
海未「ここは進むしかないようですね」
穂乃果「なら手分けしてロープとか武器になりそうなものを探そうよ!」
にこ「そうね、なにかあったら屋上に集合、それでいいわね」
絵里「よし、行動開始よ!」
254: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/20(水) 22:52:27.23 ID:JHRtVWw+
凛「希ちゃん、どう?」
希「うん、開いてるね」
ガチャ
花陽「....とくにはなにもいないみたいです」
希「よかった、ここはとりあえず安全地帯ってところやね」
ビュー...
凛「うーん....周りは普通に見えるにゃー、風がちょっと強いけど」
花陽「この学校だけ?校舎だけ?違う空間になってることなのかな?」
まき「.......」
希「真姫ちゃん、寒くない?」
まき「うん、へいき」
希「うん、開いてるね」
ガチャ
花陽「....とくにはなにもいないみたいです」
希「よかった、ここはとりあえず安全地帯ってところやね」
ビュー...
凛「うーん....周りは普通に見えるにゃー、風がちょっと強いけど」
花陽「この学校だけ?校舎だけ?違う空間になってることなのかな?」
まき「.......」
希「真姫ちゃん、寒くない?」
まき「うん、へいき」
255: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/20(水) 22:54:19.46 ID:JHRtVWw+
希「...ちょっと不謹慎かもしれないけど思い出すね」
凛「思い出す?」
希「うちらが初めて怪異にあった時のこと、あの時、一緒にいたメンバーも一緒だし」
花陽「そういえば...あの時も最後は屋上で戦ったよね」
希「真姫ちゃんが変な武器を作ってね」
凛「あれはすごかったにゃ」
まき「私のこと?」
希「あー違うんよ、違う真姫ちゃんって子がいてね、その子の話なんよ」
まき「ふーん...」
凛「思い出す?」
希「うちらが初めて怪異にあった時のこと、あの時、一緒にいたメンバーも一緒だし」
花陽「そういえば...あの時も最後は屋上で戦ったよね」
希「真姫ちゃんが変な武器を作ってね」
凛「あれはすごかったにゃ」
まき「私のこと?」
希「あー違うんよ、違う真姫ちゃんって子がいてね、その子の話なんよ」
まき「ふーん...」
256: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/20(水) 22:56:04.79 ID:JHRtVWw+
花陽「そういえば...真姫ちゃんってここにずっといたんだっけ?」
まき「うん」
花陽「なんでずっとここにいたの?」
まき「わかんない、気がついたらここにいたの」
凛「そっか...真姫ちゃんはいつもここで何をしてたの?」
まき「皆を見てたよ」
凛「え?」
まき「皆とお話をしたのは今日が初めてだけど、皆のことはずっと前から見てたよ」
花陽「そうなの?」
まき「うん!今日は楽しい!一人ぼっちじゃないもん!」
まき「うん」
花陽「なんでずっとここにいたの?」
まき「わかんない、気がついたらここにいたの」
凛「そっか...真姫ちゃんはいつもここで何をしてたの?」
まき「皆を見てたよ」
凛「え?」
まき「皆とお話をしたのは今日が初めてだけど、皆のことはずっと前から見てたよ」
花陽「そうなの?」
まき「うん!今日は楽しい!一人ぼっちじゃないもん!」
257: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/20(水) 22:58:43.83 ID:JHRtVWw+
ガチャン!!
絵里「色々と集めてきたわよ!」
にこ「どう?外の様子は」
希「外は落ち着いてるよ、何かあった?」
絵里「とりあえず、武器になりそうものを」
にこ「火とかロープじゃないけど...消火栓のホースを持ってきたわ」
絵里「ロープの代わりにはなると思うわ、さすがにこね」
にこ「映画でみただけよ、映画で」
ガチャン!!
海未「お待たせしました!」
穂乃果「ロープは見つかませんでしたけど、色々と役に立ちそうなものは見つけてきました!」
絵里「色々と集めてきたわよ!」
にこ「どう?外の様子は」
希「外は落ち着いてるよ、何かあった?」
絵里「とりあえず、武器になりそうものを」
にこ「火とかロープじゃないけど...消火栓のホースを持ってきたわ」
絵里「ロープの代わりにはなると思うわ、さすがにこね」
にこ「映画でみただけよ、映画で」
ガチャン!!
海未「お待たせしました!」
穂乃果「ロープは見つかませんでしたけど、色々と役に立ちそうなものは見つけてきました!」
258: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/20(水) 23:01:14.37 ID:JHRtVWw+
絵里「希、準備はできたわよ!これでいつでも外に出られるわ」
希「うん、わかった...」
にこ「.....希?」
希「皆は先に...うちはここであいつと決着を着ける」
にこ「あんたまさか...」
希「うちはここに残る、真姫ちゃんを助けないと」
花陽「希ちゃん...なら私も!」
凛「凛も!!」
希「!二人共....」
希「うん、わかった...」
にこ「.....希?」
希「皆は先に...うちはここであいつと決着を着ける」
にこ「あんたまさか...」
希「うちはここに残る、真姫ちゃんを助けないと」
花陽「希ちゃん...なら私も!」
凛「凛も!!」
希「!二人共....」
259: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/20(水) 23:02:20.73 ID:JHRtVWw+
にこ「散々、ここまで付き合わせておいて何を言ってあんたは」
絵里「そうよ、怒るわよ?」
希「エリチ...にこっち」
海未「そうですね、でなければここまでついてきた意味がありません」
穂乃果「穂乃果も手伝うよ!」
ことり「うん、真姫ちゃんを助けないと!」
希「皆....」
まき「お姉ちゃん達...皆、仲良しだね」
希「...そうやね」
絵里「そうよ、怒るわよ?」
希「エリチ...にこっち」
海未「そうですね、でなければここまでついてきた意味がありません」
穂乃果「穂乃果も手伝うよ!」
ことり「うん、真姫ちゃんを助けないと!」
希「皆....」
まき「お姉ちゃん達...皆、仲良しだね」
希「...そうやね」
260: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/20(水) 23:06:32.10 ID:JHRtVWw+
まき「お姉ちゃん」
希「ん?うち?」
まき「お姉ちゃん手を出して」
希「うち?」
まき「うん、手を出して」
希「うん」スッ
まき「はい」ギュッ
希「えっと...真姫ちゃん...これは...」
まき「まき決めたの、お姉ちゃんに力を貸してあげる」
希「え?」
まき「♪」
パー....
希「!!」
希「ん?うち?」
まき「お姉ちゃん手を出して」
希「うち?」
まき「うん、手を出して」
希「うん」スッ
まき「はい」ギュッ
希「えっと...真姫ちゃん...これは...」
まき「まき決めたの、お姉ちゃんに力を貸してあげる」
希「え?」
まき「♪」
パー....
希「!!」
261: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/20(水) 23:07:51.50 ID:JHRtVWw+
絵里「希が光ってる?」
希「これは...真姫ちゃんにあげたネックレス...」スッ
まき「もう一人の私をお願いね」
希「真姫ちゃん?」
ドカン!!!
希「!!」
凛「ドアが吹っ飛んだ!?」
「追い詰めたわよ」
まき「........」
絵里「なによ、あれ....」
にこ「...巨大な黒い塊?」
希「これは...真姫ちゃんにあげたネックレス...」スッ
まき「もう一人の私をお願いね」
希「真姫ちゃん?」
ドカン!!!
希「!!」
凛「ドアが吹っ飛んだ!?」
「追い詰めたわよ」
まき「........」
絵里「なによ、あれ....」
にこ「...巨大な黒い塊?」
262: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/20(水) 23:11:35.16 ID:JHRtVWw+
「やっとこれで力を手に入れることができるわ」
まき「.........」
「これで終わりよ!!」ダッ
まき「やぁ!!」スッ
「!!!」ピタッ
凛「黒いのが止まった!?」
希「まさか真姫ちゃんが?」
まき「っ.....っ....」
「こざかしいことを....」プルプル
まき「今のうちにさっきのお札と石で!!これを!」
希「真姫ちゃん?」
まき「早く!!」
希「....わかった!」
まき「.........」
「これで終わりよ!!」ダッ
まき「やぁ!!」スッ
「!!!」ピタッ
凛「黒いのが止まった!?」
希「まさか真姫ちゃんが?」
まき「っ.....っ....」
「こざかしいことを....」プルプル
まき「今のうちにさっきのお札と石で!!これを!」
希「真姫ちゃん?」
まき「早く!!」
希「....わかった!」
263: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/20(水) 23:14:15.91 ID:JHRtVWw+
「このっ......」プルプル
まき「うー!........」
ビュー....
希「逆風....風が吹いてて投げられないなら近づくまで!!」ダッ
バチバチ!!!
希「きゃあああ!!!」ビリビリ
絵里「希!!!」
希「っ...なに、これ....」
凛「希ちゃん!!大丈夫!?今のはなんなの?」
花陽「多分、真姫ちゃんとあれが戦ってるからそのオーラみたいなのがあって近づけないんだと思います」
海未「ではどうすれば....」
花陽「こちらが近づかずに攻撃ができればなんとかなるかもしれません」
まき「うー!........」
ビュー....
希「逆風....風が吹いてて投げられないなら近づくまで!!」ダッ
バチバチ!!!
希「きゃあああ!!!」ビリビリ
絵里「希!!!」
希「っ...なに、これ....」
凛「希ちゃん!!大丈夫!?今のはなんなの?」
花陽「多分、真姫ちゃんとあれが戦ってるからそのオーラみたいなのがあって近づけないんだと思います」
海未「ではどうすれば....」
花陽「こちらが近づかずに攻撃ができればなんとかなるかもしれません」
264: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/20(水) 23:15:47.39 ID:JHRtVWw+
希「っく....」
にこ「大丈夫?あんた」
希「なんとかね...それよりも真姫ちゃんがなんとかしてくれてる間にどうにかしないと」
穂乃果「でも、近づかずになんてどうやって...」
希「...!それだ!!」
穂乃果「え?それ?」
希「エリチ、道具を集めて!!すぐに!!」
絵里「!わ、わかったわ!!」
希「真姫ちゃん!!もう少しだけお願い!!すぐに作るから!!」
にこ「大丈夫?あんた」
希「なんとかね...それよりも真姫ちゃんがなんとかしてくれてる間にどうにかしないと」
穂乃果「でも、近づかずになんてどうやって...」
希「...!それだ!!」
穂乃果「え?それ?」
希「エリチ、道具を集めて!!すぐに!!」
絵里「!わ、わかったわ!!」
希「真姫ちゃん!!もう少しだけお願い!!すぐに作るから!!」
265: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/20(水) 23:19:41.73 ID:JHRtVWw+
希「鉄パイプに札とパワーストーンを入れて....布はハンカチと...」ビリッ!
にこ「希!?服を破いてなにをしてんの!」
希「にこっち、スプレーを」
にこ「スプレー?って無視しないでよ!」
凛「希ちゃん!」
希「ありがとう凛ちゃん」プシュー
にこ「何をしてんの?希は」
花陽「銃を作ってるんです」
にこ「.....は?」
にこ「希!?服を破いてなにをしてんの!」
希「にこっち、スプレーを」
にこ「スプレー?って無視しないでよ!」
凛「希ちゃん!」
希「ありがとう凛ちゃん」プシュー
にこ「何をしてんの?希は」
花陽「銃を作ってるんです」
にこ「.....は?」
266: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/20(水) 23:25:08.82 ID:JHRtVWw+
希「できた....」
まき「お姉ちゃん早く!!!もうもたないよ!!」
希「わかった!」スッ
海未「あれは....」
希「あの時は真姫ちゃんがうちを助けてくれた....」カチッ
花陽「.....」
希「今度はうちが真姫ちゃんを助ける番!!」ボッ
ドン!!!!
穂乃果「うわあ!!」
ことり「す、すごい音....」
「あ”あ”ああああ”あああああ!!!!!!!」
バチバチバチ!!!!!!
海未「当たったみたいですね!!」
希「これで終わりや!!」
まき「お姉ちゃん早く!!!もうもたないよ!!」
希「わかった!」スッ
海未「あれは....」
希「あの時は真姫ちゃんがうちを助けてくれた....」カチッ
花陽「.....」
希「今度はうちが真姫ちゃんを助ける番!!」ボッ
ドン!!!!
穂乃果「うわあ!!」
ことり「す、すごい音....」
「あ”あ”ああああ”あああああ!!!!!!!」
バチバチバチ!!!!!!
海未「当たったみたいですね!!」
希「これで終わりや!!」
267: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/20(水) 23:28:28.66 ID:JHRtVWw+
「」スー....
凛「黒いのが消えていくよ!?」
にこ「やったってことかしら?」
まき「.......」スッ
希「真姫ちゃん」
まき「ありがとう...これで皆、元に戻れると思う」
希「ねぇ、真姫ちゃんは今、どっちの真姫ちゃんなの?」
まき「さぁ?どうかしらね?」
スー.....
凛「真姫ちゃんが光って浮いてる!?」
まき「...皆、本当にありがとう...これで私は...」パー!!
絵里「ぐっ...」
穂乃果「ま、眩しい!!」
凛「黒いのが消えていくよ!?」
にこ「やったってことかしら?」
まき「.......」スッ
希「真姫ちゃん」
まき「ありがとう...これで皆、元に戻れると思う」
希「ねぇ、真姫ちゃんは今、どっちの真姫ちゃんなの?」
まき「さぁ?どうかしらね?」
スー.....
凛「真姫ちゃんが光って浮いてる!?」
まき「...皆、本当にありがとう...これで私は...」パー!!
絵里「ぐっ...」
穂乃果「ま、眩しい!!」
268: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/20(水) 23:30:36.78 ID:JHRtVWw+
にこ「っ....治まった?」
花陽「あ、あれ?真姫ちゃんは?」
凛「いないにゃ」キョロキョロ
希「っ...真姫ちゃん!!」ダッ
絵里「希!!」
穂乃果「先輩!!」
海未「追いましょう!!」
花陽「あ、あれ?真姫ちゃんは?」
凛「いないにゃ」キョロキョロ
希「っ...真姫ちゃん!!」ダッ
絵里「希!!」
穂乃果「先輩!!」
海未「追いましょう!!」
269: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/20(水) 23:34:54.01 ID:JHRtVWw+
絵里「あれ?掲示板が元に戻ってる?」
にこ「ってことは...元の世界に戻ってきたってこと?」
海未「........」スッ
ガララ...
海未「窓も普通に開きます、本当に元の世界に戻ってきたようですね」
タッタッタッ
希「はぁ....はぁ...」
~♪
希「!....この音は...」
『音楽室』
希「.....」スッ
ガラララ
希「........」
「どうしたのよ、そんな顔をして」
希「っ....そんな顔にさせたのは、誰のせいだと思ってるんよ」
にこ「ってことは...元の世界に戻ってきたってこと?」
海未「........」スッ
ガララ...
海未「窓も普通に開きます、本当に元の世界に戻ってきたようですね」
タッタッタッ
希「はぁ....はぁ...」
~♪
希「!....この音は...」
『音楽室』
希「.....」スッ
ガラララ
希「........」
「どうしたのよ、そんな顔をして」
希「っ....そんな顔にさせたのは、誰のせいだと思ってるんよ」
270: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/20(水) 23:37:49.96 ID:JHRtVWw+
絵里「で?結局、その前後の記憶がなかったと」
にこ「そうみたいよ、希の話だと」
絵里「それで気がついたら学校の音楽室にいたと」
にこ「えぇ」
絵里「ふーん...あ、そういえば、屋上に出るって話、なくなったみたいよ」
にこ「それはそうでしょ、元に戻ったんだから」
絵里「他の生徒も元に戻ったし本当によかったわ」
にこ「そうね、心残りがなくこれで卒業できるわ」
絵里「...今でもあの時のことが夢のようだわ」
にこ「にこも同感よ、それは」
穂乃果「先輩ー!」
絵里「!高坂さん!それに園田さんも」
穂乃果「先輩、卒業おめでとうございます!」
にこ「そうみたいよ、希の話だと」
絵里「それで気がついたら学校の音楽室にいたと」
にこ「えぇ」
絵里「ふーん...あ、そういえば、屋上に出るって話、なくなったみたいよ」
にこ「それはそうでしょ、元に戻ったんだから」
絵里「他の生徒も元に戻ったし本当によかったわ」
にこ「そうね、心残りがなくこれで卒業できるわ」
絵里「...今でもあの時のことが夢のようだわ」
にこ「にこも同感よ、それは」
穂乃果「先輩ー!」
絵里「!高坂さん!それに園田さんも」
穂乃果「先輩、卒業おめでとうございます!」
271: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/20(水) 23:40:47.92 ID:JHRtVWw+
絵里「ありがとう、来年は妹のことをよろしくね」
穂乃果「はい!!」
絵里「...園田さんも」
海未「!は、はい」ビクッ
にこ「あんた、顔が怖いわよ」
絵里「そんなことはないわよー?にこ?」
にこ「うわっ...」
絵里「うわってなによ!」
にこ「あんたも大変そうね」
海未「あはは...そうですかね」
穂乃果「はい!!」
絵里「...園田さんも」
海未「!は、はい」ビクッ
にこ「あんた、顔が怖いわよ」
絵里「そんなことはないわよー?にこ?」
にこ「うわっ...」
絵里「うわってなによ!」
にこ「あんたも大変そうね」
海未「あはは...そうですかね」
272: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/20(水) 23:44:25.00 ID:JHRtVWw+
ことり「ごめんね?手伝ってもらっちゃって」
凛「大丈夫ですよー」
花陽「この間も差し入れいただいのでこれくらいは頑張ります!」
ことり「えへへ...ありがとう」
凛「あーあ、先輩達卒業しちゃうのかー寂しいなー」
花陽「...そうだね」
ことり「うん...あれ?そういえば真姫ちゃんは?」
凛「あー真姫ちゃんは」
花陽「多分、希ちゃんのとこだと思います」
凛「大丈夫ですよー」
花陽「この間も差し入れいただいのでこれくらいは頑張ります!」
ことり「えへへ...ありがとう」
凛「あーあ、先輩達卒業しちゃうのかー寂しいなー」
花陽「...そうだね」
ことり「うん...あれ?そういえば真姫ちゃんは?」
凛「あー真姫ちゃんは」
花陽「多分、希ちゃんのとこだと思います」
273: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/20(水) 23:45:29.13 ID:JHRtVWw+
希「.........」
真姫「ここにいたのね」
希「....真姫ちゃん?....」
真姫「卒業おめでとう...希」
希「ありがとう、真姫ちゃん」
真姫「桜が綺麗ね....」
希「ねぇ、真姫ちゃん知ってる?」
真姫「なに?」
希「桜の木の下には何が埋まってるか」
真姫「...雰囲気が台無しよ」
希「あはは、ごめんごめん」
真姫「全く....」
真姫「ここにいたのね」
希「....真姫ちゃん?....」
真姫「卒業おめでとう...希」
希「ありがとう、真姫ちゃん」
真姫「桜が綺麗ね....」
希「ねぇ、真姫ちゃん知ってる?」
真姫「なに?」
希「桜の木の下には何が埋まってるか」
真姫「...雰囲気が台無しよ」
希「あはは、ごめんごめん」
真姫「全く....」
274: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/20(水) 23:49:05.08 ID:JHRtVWw+
希「やっぱりあれから何も見えないん?」
真姫「えぇ」
希「そっか...」
真姫「希は見えない私は嫌?」
希「そんなことはないよ、もうこれで危険な目には遭わないかもしれないんやから」
真姫「そうね」
希「..........」
真姫「これからはその分、貴方を見ていくから」
希「っ.....」
真姫「....何、泣いてんのよ」
希「...っ、これは花粉だから!!花粉症だから!!」
真姫「はいはい」
真姫「えぇ」
希「そっか...」
真姫「希は見えない私は嫌?」
希「そんなことはないよ、もうこれで危険な目には遭わないかもしれないんやから」
真姫「そうね」
希「..........」
真姫「これからはその分、貴方を見ていくから」
希「っ.....」
真姫「....何、泣いてんのよ」
希「...っ、これは花粉だから!!花粉症だから!!」
真姫「はいはい」
275: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/20(水) 23:51:35.65 ID:JHRtVWw+
人間には元々五感、視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚が備わっているわ、これは古来から人や動物が外界を感知する為に備わっている感覚よ
...けどね、私にはそれ以外にもう一つ、シックスセンスがある時期があったの、ようは幽霊が見えたりする霊感みたいなものね
真姫「そして、あの日から私は....」
希「真姫ちゃん?」
真姫「!...希、びっくりさせないでよ」
希「何してるの?」
真姫「ちょっとね」
希「なに?そのノートは」
真姫「ただの日記帳よ」
希「ふーん....」
...けどね、私にはそれ以外にもう一つ、シックスセンスがある時期があったの、ようは幽霊が見えたりする霊感みたいなものね
真姫「そして、あの日から私は....」
希「真姫ちゃん?」
真姫「!...希、びっくりさせないでよ」
希「何してるの?」
真姫「ちょっとね」
希「なに?そのノートは」
真姫「ただの日記帳よ」
希「ふーん....」
276: 名無しで叶える物語(笑) 2019/03/20(水) 23:55:05.41 ID:JHRtVWw+
真姫「今日はどうする?」
希「パワースポット巡りとかどう?」
真姫「本当に好きね」
希「ええやん、行こうよー」
真姫「はいはい、わかったわ」
希「よし!レッツゴー」
真姫「...貴方とならどんな日常でも非日常でも......」
希「ん?なんか言った?」
真姫「なんでもないわ」
希「?」
真姫「行きましょう」
希「うん♪」
真姫(共に過ごしていたきたい...なんてね)
おしまい
希「パワースポット巡りとかどう?」
真姫「本当に好きね」
希「ええやん、行こうよー」
真姫「はいはい、わかったわ」
希「よし!レッツゴー」
真姫「...貴方とならどんな日常でも非日常でも......」
希「ん?なんか言った?」
真姫「なんでもないわ」
希「?」
真姫「行きましょう」
希「うん♪」
真姫(共に過ごしていたきたい...なんてね)
おしまい
引用元: ・真姫「オカルト先輩と見えていた私」
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