1: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/04/01(月) 02:49:37.601 ID:q7IoFEaU0USO.net
先輩「私、あなたのことが好きよ。」

先輩「毎日あなたのことを考えていて、ときには夜も眠れないことだってあるわ。」

先輩「学校にいるときも家にいるときも、私はずっとあなたのことを考えてる。」

先輩「あなたが今この瞬間に何をしているのか、それを想像するのが私の趣味になろうとしてるわ。気持ち悪いかもしれないけど、本当のことよ。」

先輩「最近あなたのことを考えすぎて、勉強に集中出来ないの。この前のテストでは、いつもの平均点よりも13点も落ちてしまったわ。」

先輩「でもね、そんなことはどうでもいいの。私にとってはテストの点数なんかよりも、あなたがどんなことを思って、どんなことをしているか、その方がずっと重要だもの。」

先輩「そういうわけで、私がいかにあなたを想っているか理解してくれたかしら?」

先輩「これを聞いて、あなたはどう思った?私に対して、どんな感情を持った?恐らく、恐怖や軽蔑の感情を抱いたでしょうね。」

先輩「でも、それでもいいわ。だってこれは嘘なのだから。あなたが私をどう思ったところで、私はこれを嘘にしてしまうことができる。今日だけは、ね。」

先輩「だから、あなたがどれだけ私を嫌ったところで無駄なことよ。こんな些細な嘘に対して本気になるなんて、あなたも馬鹿ね。」

先輩「……ふぅ。まあ、それなりに面白かったわ。それじゃあまた明日、ここで会いましょう。」

9: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/04/01(月) 03:03:16.582 ID:q7IoFEaU0USO.net
先輩「……こんにちは。昨日ぶりね、あのあとよく眠れたかしら?」

先輩「でしょうね。あれだけのことを言われて呑気にぐっすり眠れるほど、あなたの肝は据わってないことくらい理解してるわ。」

先輩「私は快眠だったわよ。久しぶりにあれだけ話せたから、私のなかに溜まっていたものがスッキリしたみたい。」

先輩「あなたは私を無口な人間だと思っているみたいだけど、決してそんなことはないわ。現にこれだけ話しているし、それなりに物事を考えてもいるもの。」

先輩「まあ、そんなことはどうでもいいわ。それより、いつまでそこで立っているつもり?適当なところに座ったらどう?」

先輩「…………。」

先輩「……聞きたいことがあるなら、どうぞ。なんでもというわけではないけれど。」

先輩「…………。」

先輩「……昨日のことに関しては、私はなにも話すつもりはないわ。なんでもというわけではないと言ったでしょう?」

先輩「それ以外に気になることがあるなら、聞くだけ聞いてあげる。」

引用元: 先輩(♀)「今日はエイプリルフールというで、今からキミにたくさん嘘をついていくことにするわ。」