1: 名無しで叶える物語(らっかせい) 2019/03/31(日) 15:36:58.77 ID:QK5kHeGs
※事前知識
茶番
茶番
2: 名無しで叶える物語(らっかせい) 2019/03/31(日) 15:41:52.09 ID:QK5kHeGs
生徒会室
ダイヤ「い、いけませんわ……わたくしには善子さんが」
花丸「善子ちゃんにバレなければ、マルと なことをしたこと自体なかったことになる」
花丸「だから、ね?」ギュッ
ダイヤ「そんな理屈っ!」
花丸「通せるずら」
花丸「地中に埋まった太古の世界のように」
花丸「埋めてしまえばそれは、誰も知らない未知になる」
花丸「今ここでダイヤさんがマルを抱いても、キスをしても」
花丸「この生徒会室の中にしまい込んでしまえば……大丈夫」
ダイヤ「ダメ……ダメですわそんなこと」
花丸「……なら、マルが一方的にする」チュッ
ダイヤ「!」
花丸「それなら……良いでしょ?」
ダイヤ「い、いけませんわ……わたくしには善子さんが」
花丸「善子ちゃんにバレなければ、マルと なことをしたこと自体なかったことになる」
花丸「だから、ね?」ギュッ
ダイヤ「そんな理屈っ!」
花丸「通せるずら」
花丸「地中に埋まった太古の世界のように」
花丸「埋めてしまえばそれは、誰も知らない未知になる」
花丸「今ここでダイヤさんがマルを抱いても、キスをしても」
花丸「この生徒会室の中にしまい込んでしまえば……大丈夫」
ダイヤ「ダメ……ダメですわそんなこと」
花丸「……なら、マルが一方的にする」チュッ
ダイヤ「!」
花丸「それなら……良いでしょ?」
4: 名無しで叶える物語(らっかせい) 2019/03/31(日) 15:50:05.44 ID:QK5kHeGs
花丸「ちゅっ……」
ダイヤ「んっ」
花丸「っは……んっ」
チュッ
ペロッ
ポタッ
ダイヤ「やめ……やめてください……」
花丸「本当に嫌なら、突き飛ばせばいいずら」
花丸「マルにはダイヤさんの力に勝てるほどの力はない」
花丸「そしたらきっと、後ろの机に頭をぶつけて昏倒するから……逃げられるよ?」ニコッ
ダイヤ「そんなこ……んっ」ビクッ
花丸「っふ……ふふっ、出来ない? 」
ダイヤ「あ、当たり前ですわ」
花丸「出来ないのはマルを傷つけたくないから?」
花丸「それとも」
花丸「気持ちよくしてほしいから?」
ダイヤ「そんなの――」
花丸「最近、 なことしてないって……聞いてるよ?」
ダイヤ「!」
ダイヤ「んっ」
花丸「っは……んっ」
チュッ
ペロッ
ポタッ
ダイヤ「やめ……やめてください……」
花丸「本当に嫌なら、突き飛ばせばいいずら」
花丸「マルにはダイヤさんの力に勝てるほどの力はない」
花丸「そしたらきっと、後ろの机に頭をぶつけて昏倒するから……逃げられるよ?」ニコッ
ダイヤ「そんなこ……んっ」ビクッ
花丸「っふ……ふふっ、出来ない? 」
ダイヤ「あ、当たり前ですわ」
花丸「出来ないのはマルを傷つけたくないから?」
花丸「それとも」
花丸「気持ちよくしてほしいから?」
ダイヤ「そんなの――」
花丸「最近、 なことしてないって……聞いてるよ?」
ダイヤ「!」
6: 名無しで叶える物語(らっかせい) 2019/03/31(日) 15:59:18.81 ID:QK5kHeGs
花丸「善子ちゃん、倦怠期かな?」
花丸「でも、ダイヤさんはすごくしたそう」
ダイヤ「そんなこと、ありませんわ」フィッ
花丸「……ペロッ」
ダイヤ「んっ!」ビクッ
花丸「マル、知ってるよ?」
花丸「ずっと、ずっと見てたから……」
花丸「家にはルビィちゃんがいるから、よく生徒会室に誘ってたずら」
花丸「時々、善子ちゃんの家に行きたいって、積極的だったずら」
ダイヤ「……っ」
花丸「そういう時は決まって、イメージカラーの赤色が入った下着」チュッ
ダイヤ「ぁっ……っ」
花丸「でも、断られて……切なそうに仕方がないって答えるダイヤさん」
花丸「全部、知ってるよ」
花丸「でも、ダイヤさんはすごくしたそう」
ダイヤ「そんなこと、ありませんわ」フィッ
花丸「……ペロッ」
ダイヤ「んっ!」ビクッ
花丸「マル、知ってるよ?」
花丸「ずっと、ずっと見てたから……」
花丸「家にはルビィちゃんがいるから、よく生徒会室に誘ってたずら」
花丸「時々、善子ちゃんの家に行きたいって、積極的だったずら」
ダイヤ「……っ」
花丸「そういう時は決まって、イメージカラーの赤色が入った下着」チュッ
ダイヤ「ぁっ……っ」
花丸「でも、断られて……切なそうに仕方がないって答えるダイヤさん」
花丸「全部、知ってるよ」
8: 名無しで叶える物語(らっかせい) 2019/03/31(日) 16:06:03.87 ID:QK5kHeGs
ダイヤ「どうして……」
花丸「?」
ダイヤ「どうして、そんなことを」
花丸「ふふっ」ニコッ
花丸「当たり前ずら」
花丸「だって、マルはダイヤさんが好きなんだから」
ダイヤ「っ」
花丸「だから、見てる。だから、知ってる。だから、分かる」
花丸「ダイヤさんがその一言にどんな気持ちを込めているのか」
花丸「その表情にはどれくらいの感情が込められているのか」
花丸「全部、分かってるずら」ニコッ
ダイヤ「………」
ダイヤ「花丸さん……貴女」
花丸「ふふっ」
花丸「?」
ダイヤ「どうして、そんなことを」
花丸「ふふっ」ニコッ
花丸「当たり前ずら」
花丸「だって、マルはダイヤさんが好きなんだから」
ダイヤ「っ」
花丸「だから、見てる。だから、知ってる。だから、分かる」
花丸「ダイヤさんがその一言にどんな気持ちを込めているのか」
花丸「その表情にはどれくらいの感情が込められているのか」
花丸「全部、分かってるずら」ニコッ
ダイヤ「………」
ダイヤ「花丸さん……貴女」
花丸「ふふっ」
10: 名無しで叶える物語(らっかせい) 2019/03/31(日) 16:09:37.08 ID:QK5kHeGs
花丸「マルは、拒んだりしない」
花丸「だって、好きだから」
花丸「マルは、善子ちゃんを好きなままでいてくれたってかまわない」
花丸「だって、ダイヤさんの心はそっちを求めているから」
花丸「でも」
サワサワッ
ダイヤ「んっ」ビクッ
花丸「体は、マルのことを求めてるから」
スッ
花丸「いいよ」ボソッ
ダイヤ「ひぅっ」
花丸「 だけの……関係でも」
ダイヤ「そんな、そんなの……不純ですわ」
花丸「だって、好きだから」
花丸「マルは、善子ちゃんを好きなままでいてくれたってかまわない」
花丸「だって、ダイヤさんの心はそっちを求めているから」
花丸「でも」
サワサワッ
ダイヤ「んっ」ビクッ
花丸「体は、マルのことを求めてるから」
スッ
花丸「いいよ」ボソッ
ダイヤ「ひぅっ」
花丸「 だけの……関係でも」
ダイヤ「そんな、そんなの……不純ですわ」
12: 名無しで叶える物語(らっかせい) 2019/03/31(日) 16:15:06.28 ID:QK5kHeGs
ダイヤ「人としてあるまじき行い、関係ですわ」
花丸「そうかもしれないずら」
花丸「でも、 なこと自体が不純だと思うずら」
花丸「少なくとも世界はそういう風に考えてる」
花丸「だから、 なことは子供には害悪だっていうし、それから遠ざけようとしてる」
花丸「その結果が なことへの恐怖心や、悪い好奇心を持たせてしまうずら」
花丸「善子ちゃんは前者。 が怖い、淫らになってしまうのが恐ろしい」
花丸「だから、ダイヤさんから離れていく」
ダイヤ「…………」
花丸「 なことをする時点で、不純。あるまじき行いずら」
花丸「そこに、それをするためだけの関係を持ったところで何も変わらない」ボソッ
サワサワ
チュッ
ダイヤ「っぁっ」
花丸「そして、それを誰も知らなければ……不純ですらない」
花丸「そうかもしれないずら」
花丸「でも、 なこと自体が不純だと思うずら」
花丸「少なくとも世界はそういう風に考えてる」
花丸「だから、 なことは子供には害悪だっていうし、それから遠ざけようとしてる」
花丸「その結果が なことへの恐怖心や、悪い好奇心を持たせてしまうずら」
花丸「善子ちゃんは前者。 が怖い、淫らになってしまうのが恐ろしい」
花丸「だから、ダイヤさんから離れていく」
ダイヤ「…………」
花丸「 なことをする時点で、不純。あるまじき行いずら」
花丸「そこに、それをするためだけの関係を持ったところで何も変わらない」ボソッ
サワサワ
チュッ
ダイヤ「っぁっ」
花丸「そして、それを誰も知らなければ……不純ですらない」
13: 名無しで叶える物語(らっかせい) 2019/03/31(日) 16:22:50.92 ID:QK5kHeGs
ダイヤ「………」
花丸「………」
プルルルルッ
プルルルルッ
花丸「……はぁ」サッ
ダイヤ「っ」
花丸「きっと、善子ちゃんからだよ?」
花丸「今日は一緒に帰ろうって声かけてないずら」
ガサッ
ダイヤ「……ほ、本当に善子さんからですわ」プルルルッ
花丸「受け止めてあげないくせに」
花丸「たった1日自分のところに来ないからって、不安になったのかな?」
花丸「わがまま。ずらね」ボソッ
スッ
ギュッ
ダイヤ「!」
花丸「いいよ? 出て」
花丸「妨害しない、嫌なこともしない。約束する」
花丸「でも、出たら なことはお預け」
花丸「ダイヤさんはこのまま、満たされないまま善子ちゃんと会う。そして、満たされないまま家に帰る」
花丸「マルなら……慰めてあげられるのに」
花丸「………」
プルルルルッ
プルルルルッ
花丸「……はぁ」サッ
ダイヤ「っ」
花丸「きっと、善子ちゃんからだよ?」
花丸「今日は一緒に帰ろうって声かけてないずら」
ガサッ
ダイヤ「……ほ、本当に善子さんからですわ」プルルルッ
花丸「受け止めてあげないくせに」
花丸「たった1日自分のところに来ないからって、不安になったのかな?」
花丸「わがまま。ずらね」ボソッ
スッ
ギュッ
ダイヤ「!」
花丸「いいよ? 出て」
花丸「妨害しない、嫌なこともしない。約束する」
花丸「でも、出たら なことはお預け」
花丸「ダイヤさんはこのまま、満たされないまま善子ちゃんと会う。そして、満たされないまま家に帰る」
花丸「マルなら……慰めてあげられるのに」
14: 名無しで叶える物語(らっかせい) 2019/03/31(日) 16:30:09.48 ID:QK5kHeGs
トクッ……トクトクッ
プルルルッ
ダイヤ「っ……」
ズキズキ……
プルルルルッ
ダイヤ「うぅっ」ギュッ
プルル……ッ
花丸「良いの?」
ダイヤ「分からない、分からないですわ」
ダイヤ「出るべきだった」
ダイヤ「出るべきだったのに……心臓が痛くて……」
花丸「そっか」
サワサワ
ポスッ
ダイヤ「!」
花丸「痛いの痛いの、飛んでいけ」
サワサワ……モニュッ
ダイヤ「ぁっ」ビクッ
花丸「分からないなら……判断するためのヒントをあげるずら」
花丸「大丈夫、マルが勝手にすることだからダイヤさんは何も悪くないずらよ」ニコッ
プルルルッ
ダイヤ「っ……」
ズキズキ……
プルルルルッ
ダイヤ「うぅっ」ギュッ
プルル……ッ
花丸「良いの?」
ダイヤ「分からない、分からないですわ」
ダイヤ「出るべきだった」
ダイヤ「出るべきだったのに……心臓が痛くて……」
花丸「そっか」
サワサワ
ポスッ
ダイヤ「!」
花丸「痛いの痛いの、飛んでいけ」
サワサワ……モニュッ
ダイヤ「ぁっ」ビクッ
花丸「分からないなら……判断するためのヒントをあげるずら」
花丸「大丈夫、マルが勝手にすることだからダイヤさんは何も悪くないずらよ」ニコッ
17: 名無しで叶える物語(らっかせい) 2019/03/31(日) 16:40:27.67 ID:QK5kHeGs
ペロッ
チュッ
ダイヤ「っぁ!」ビクッ
チュッ
サワサワ
ムニュ
モミモミ
ダイヤ「んっ……っ」
クリュッ
クニュッ
チュッ
ダイヤ「ぁっ……はぁ……はぁっ」
花丸「っは……んっ」コクッ
サワッ
チュクッ
ダイヤ「ひぁっ」ビクッ
花丸「濡れてる……ふふっ」
花丸「脱がすね?」
ダイヤ「だっ、ダメっ!」
ダイヤ「それ以上は……脱いでしまったら……」
花丸「脱がないと、この先には進めないずら」
花丸「ダイヤさん。脱ぐんじゃない……脱がされるずら」
花丸「大丈夫、目を閉じて」
ダイヤ「っ……」
花丸「これから、マルは善子ちゃんになる。考えて、想って。大好きな善子ちゃんがしてくれているんだってことを」ボソッ
チュッ
ダイヤ「っぁ!」ビクッ
チュッ
サワサワ
ムニュ
モミモミ
ダイヤ「んっ……っ」
クリュッ
クニュッ
チュッ
ダイヤ「ぁっ……はぁ……はぁっ」
花丸「っは……んっ」コクッ
サワッ
チュクッ
ダイヤ「ひぁっ」ビクッ
花丸「濡れてる……ふふっ」
花丸「脱がすね?」
ダイヤ「だっ、ダメっ!」
ダイヤ「それ以上は……脱いでしまったら……」
花丸「脱がないと、この先には進めないずら」
花丸「ダイヤさん。脱ぐんじゃない……脱がされるずら」
花丸「大丈夫、目を閉じて」
ダイヤ「っ……」
花丸「これから、マルは善子ちゃんになる。考えて、想って。大好きな善子ちゃんがしてくれているんだってことを」ボソッ
18: 名無しで叶える物語(らっかせい) 2019/03/31(日) 16:50:12.94 ID:QK5kHeGs
ダイヤ「っ……」
ドキドキ
ドキドキ
ドッドッドッ……
ダイヤ「っ」ギュッ
花丸「そう……それでいいのよ。ダイヤ」ボソッ
ダイヤ「!」ビクッ
花丸「私が貴女を新世界へと誘ってあげるわ」
花丸「大丈夫よ。私もいるから」
花丸「怖がらないで……受け入れて……ね? ダイヤ」
ダイヤ「よ、善子……さん」スッ
花丸「………」ギュッ
花丸「脱がすわね? 良い?」
ダイヤ「は……はい……」
スッ
ヌチュ……
ダイヤ「っ///」
ツゥ……
ポタッ
ポタッ
花丸「……凄い、凄い匂いね。ダイヤ」
ダイヤ「か、嗅がないでくださいっ」
花丸「ダメよ。今しか感じることのできないダイヤの匂いなんだから」
花丸「心配しなくても、貴女のメスとしての匂いなんかで嫌いになる女じゃないわ」
ニチュッ
ダイヤ「あぁっ」ビクンッ
ドキドキ
ドキドキ
ドッドッドッ……
ダイヤ「っ」ギュッ
花丸「そう……それでいいのよ。ダイヤ」ボソッ
ダイヤ「!」ビクッ
花丸「私が貴女を新世界へと誘ってあげるわ」
花丸「大丈夫よ。私もいるから」
花丸「怖がらないで……受け入れて……ね? ダイヤ」
ダイヤ「よ、善子……さん」スッ
花丸「………」ギュッ
花丸「脱がすわね? 良い?」
ダイヤ「は……はい……」
スッ
ヌチュ……
ダイヤ「っ///」
ツゥ……
ポタッ
ポタッ
花丸「……凄い、凄い匂いね。ダイヤ」
ダイヤ「か、嗅がないでくださいっ」
花丸「ダメよ。今しか感じることのできないダイヤの匂いなんだから」
花丸「心配しなくても、貴女のメスとしての匂いなんかで嫌いになる女じゃないわ」
ニチュッ
ダイヤ「あぁっ」ビクンッ
19: 名無しで叶える物語(らっかせい) 2019/03/31(日) 17:03:53.68 ID:QK5kHeGs
クチュッ
ニチュッ
ポタッ
ポタタッ
ダイヤ「はぁっはっ……んっ」
花丸「ダイヤ……」
チュッ
サワサワ
ダイヤ「んんっ!」ビクッ
モニュッ
クニュッ
ダイヤ「んっんんっ」
花丸「良いわよ。 て」
花丸「でも……見せて……足を開くの」
クチュッ
ダイヤ「んっぁっ……」
スッ…クプッ
花丸「綺麗ね」
ダイヤ「善子さ……」
クチュッ
クニュッ
ダイヤ「んんんっ!」ビクビクンッ
プシッ……ポタタッ
ポタッポタッ
ポタポタッ
ダイヤ「はぁっは……ぁっ……はぁ……」
ニチュッ
ポタッ
ポタタッ
ダイヤ「はぁっはっ……んっ」
花丸「ダイヤ……」
チュッ
サワサワ
ダイヤ「んんっ!」ビクッ
モニュッ
クニュッ
ダイヤ「んっんんっ」
花丸「良いわよ。 て」
花丸「でも……見せて……足を開くの」
クチュッ
ダイヤ「んっぁっ……」
スッ…クプッ
花丸「綺麗ね」
ダイヤ「善子さ……」
クチュッ
クニュッ
ダイヤ「んんんっ!」ビクビクンッ
プシッ……ポタタッ
ポタッポタッ
ポタポタッ
ダイヤ「はぁっは……ぁっ……はぁ……」
20: 名無しで叶える物語(らっかせい) 2019/03/31(日) 17:18:54.12 ID:QK5kHeGs
花丸「どう? 私の手は気持ちよかったでしょ?」
ダイヤ「は、はい……」
花丸「よかったずらね。ダイヤさん」
ダイヤ「!」ガタッ
ダイヤ「ぁ……ぁっ」キョロキョロ
ダイヤ「わ、わたくし……」
花丸「今更驚くことないずら」
スッ
クンクンッ
ペロッ
花丸「最初からマルとしてたことは分かってたはずずら」
ダイヤ「っ……」
花丸「もしかして、本気でマルを善子ちゃんの代わりにした?」
ダイヤ「やめて……」
花丸「あんな、言葉だけの善子ちゃんで」
ダイヤ「お願い……ですから」
花丸「それだけ、ダイヤさんは求めてたってことずらよ」
ダイヤ「………」フイッ
花丸「そして、マルでも代わりにできるってこと」
花丸「マルは良いよ? 善子ちゃんの代わりでも」
花丸「ただ するだけの関係でも」
花丸「……どう?」
ダイヤ「……は、花丸さんは、それで。それで満たされるのですか?」
花丸「満たされなかったら言わないずら」ニコッ
ダイヤ「は、はい……」
花丸「よかったずらね。ダイヤさん」
ダイヤ「!」ガタッ
ダイヤ「ぁ……ぁっ」キョロキョロ
ダイヤ「わ、わたくし……」
花丸「今更驚くことないずら」
スッ
クンクンッ
ペロッ
花丸「最初からマルとしてたことは分かってたはずずら」
ダイヤ「っ……」
花丸「もしかして、本気でマルを善子ちゃんの代わりにした?」
ダイヤ「やめて……」
花丸「あんな、言葉だけの善子ちゃんで」
ダイヤ「お願い……ですから」
花丸「それだけ、ダイヤさんは求めてたってことずらよ」
ダイヤ「………」フイッ
花丸「そして、マルでも代わりにできるってこと」
花丸「マルは良いよ? 善子ちゃんの代わりでも」
花丸「ただ するだけの関係でも」
花丸「……どう?」
ダイヤ「……は、花丸さんは、それで。それで満たされるのですか?」
花丸「満たされなかったら言わないずら」ニコッ
22: 名無しで叶える物語(らっかせい) 2019/03/31(日) 17:29:05.62 ID:QK5kHeGs
ダイヤ「………」
ドキドキ
ドキドキ
トットットッ…
グッ
ダイヤ「……は、花丸さん」
ダイヤ「ここで断ったら、脅迫したりは……」
花丸「しない」
花丸「マルはダイヤさんを困らせたいんじゃない」
花丸「ダイヤさんを満たしてあげたいだけずら」
花丸「ダイヤさんがマルを要らないというのなら、それでこのお話は終わり」
ダイヤ「で、では」
ダイヤ「……ゴクッ」
ダイヤ「お願い……します」
花丸「うん、わかったずら」
花丸「したくなったらメールで呼んで」
花丸「いつもの部活でのれんらくつーるじゃ、間違って送っちゃうこともあるからね」
ダイヤ「……はい」
パンッ
花丸「そうと決まったら後片付け後片付け」
花丸「バレたら困るからね」
ダイヤ「そ、そうですわね……」フラッ
花丸「ダイヤさんは休んでていいずら」
花丸「マルに任せて」
ドキドキ
ドキドキ
トットットッ…
グッ
ダイヤ「……は、花丸さん」
ダイヤ「ここで断ったら、脅迫したりは……」
花丸「しない」
花丸「マルはダイヤさんを困らせたいんじゃない」
花丸「ダイヤさんを満たしてあげたいだけずら」
花丸「ダイヤさんがマルを要らないというのなら、それでこのお話は終わり」
ダイヤ「で、では」
ダイヤ「……ゴクッ」
ダイヤ「お願い……します」
花丸「うん、わかったずら」
花丸「したくなったらメールで呼んで」
花丸「いつもの部活でのれんらくつーるじゃ、間違って送っちゃうこともあるからね」
ダイヤ「……はい」
パンッ
花丸「そうと決まったら後片付け後片付け」
花丸「バレたら困るからね」
ダイヤ「そ、そうですわね……」フラッ
花丸「ダイヤさんは休んでていいずら」
花丸「マルに任せて」
24: 名無しで叶える物語(らっかせい) 2019/03/31(日) 17:35:21.40 ID:QK5kHeGs
ダイヤの自室
―夜-
ダイヤ「あれ以降、花丸さんは普通だった」
ダイヤ「過度に近づいてくることはなく、完全に友人としての距離感」
ダイヤ「まるで、何事もなかったかのような……」
スッ
ダイヤ「善子さん……」
サワサワ
ギュッ
ダイヤ「んっ……ふっ……」
サワッ――プルルルルッ
ダイヤ「っ」ビクッ
プルルルッ
ダイヤ「なんてタイミングの悪い……ぁっ」
ダイヤ「よ、善子さん」
ピッ
ダイヤ「もっ、もしもしっ」
善子『ダイヤ……良かった……まだ起きてた』
ダイヤ「何かありましたの?」
善子『何かあったわけじゃないけど……その、今日は、来なかったから』
―夜-
ダイヤ「あれ以降、花丸さんは普通だった」
ダイヤ「過度に近づいてくることはなく、完全に友人としての距離感」
ダイヤ「まるで、何事もなかったかのような……」
スッ
ダイヤ「善子さん……」
サワサワ
ギュッ
ダイヤ「んっ……ふっ……」
サワッ――プルルルルッ
ダイヤ「っ」ビクッ
プルルルッ
ダイヤ「なんてタイミングの悪い……ぁっ」
ダイヤ「よ、善子さん」
ピッ
ダイヤ「もっ、もしもしっ」
善子『ダイヤ……良かった……まだ起きてた』
ダイヤ「何かありましたの?」
善子『何かあったわけじゃないけど……その、今日は、来なかったから』
27: 名無しで叶える物語(らっかせい) 2019/03/31(日) 17:44:06.06 ID:QK5kHeGs
ダイヤ「ぁ……」
ダイヤ「す、すみません」
ダイヤ「生徒会の仕事があったもので」
善子『あ、謝らなくていいのよ』
善子『そりゃ、ダイヤにだってそういう時はあるだろうし……』
ダイヤ「いえ、電話をしてくださっていたでしょう?」
ダイヤ「なのに……」
善子『ううん、邪魔だったわよね』
ダイヤ「そんなことありませんわ」
ダイヤ「今だって……」
ズキッ
ダイヤ「っ」
善子『ダイヤ?』
ダイヤ「す、すみません……眠くて」
ダイヤ「す、すみません」
ダイヤ「生徒会の仕事があったもので」
善子『あ、謝らなくていいのよ』
善子『そりゃ、ダイヤにだってそういう時はあるだろうし……』
ダイヤ「いえ、電話をしてくださっていたでしょう?」
ダイヤ「なのに……」
善子『ううん、邪魔だったわよね』
ダイヤ「そんなことありませんわ」
ダイヤ「今だって……」
ズキッ
ダイヤ「っ」
善子『ダイヤ?』
ダイヤ「す、すみません……眠くて」
28: 名無しで叶える物語(らっかせい) 2019/03/31(日) 17:51:08.85 ID:QK5kHeGs
善子『そ、そうよね』
善子『こんな時間に悪かったわ』
善子『明日は……一緒に帰れる?』
ダイヤ「ええ、帰れますわ」
善子『よかった』
善子『そ、それじゃお休み……ダイヤ』
ダイヤ「ええ、おやすみなさい。善子さん」
ピッ
ダイヤ「………」
ポスッ
ダイヤ「嬉しい……嬉しいなんて言えない」
ダイヤ「タイミングが悪いと、思った」
ダイヤ「邪魔をしないでと、感じてしまった」
ダイヤ「なのに、嬉しいだなんて言えるわけがない」
善子『こんな時間に悪かったわ』
善子『明日は……一緒に帰れる?』
ダイヤ「ええ、帰れますわ」
善子『よかった』
善子『そ、それじゃお休み……ダイヤ』
ダイヤ「ええ、おやすみなさい。善子さん」
ピッ
ダイヤ「………」
ポスッ
ダイヤ「嬉しい……嬉しいなんて言えない」
ダイヤ「タイミングが悪いと、思った」
ダイヤ「邪魔をしないでと、感じてしまった」
ダイヤ「なのに、嬉しいだなんて言えるわけがない」
29: 名無しで叶える物語(らっかせい) 2019/03/31(日) 18:10:46.84 ID:QK5kHeGs
ダイヤ「……善子さん」
ダイヤ「っ……」
ダイヤ「………」
ダイヤ「ダメ……ですわ」
ダイヤ「花丸さんには明日、やはりお断りしましょう」
ダイヤ「善子さんを裏切るのはいけないと」
ダイヤ「……でも」
サワサワ
ダイヤ「んっ」
サワ
モニュッ
ダイヤ「はぁ……んっ」
ダイヤ「っ……」
ダイヤ「……花丸、さん……」ギュッ
ダイヤ「っ……」
ダイヤ「………」
ダイヤ「ダメ……ですわ」
ダイヤ「花丸さんには明日、やはりお断りしましょう」
ダイヤ「善子さんを裏切るのはいけないと」
ダイヤ「……でも」
サワサワ
ダイヤ「んっ」
サワ
モニュッ
ダイヤ「はぁ……んっ」
ダイヤ「っ……」
ダイヤ「……花丸、さん……」ギュッ
34: 名無しで叶える物語(らっかせい) 2019/03/31(日) 22:00:32.32 ID:QK5kHeGs
ダイヤ「っ……んっ」
ダイヤ「花丸さんは……知ってた」
クチュ……
ダイヤ「んっ……わたしくしが善子さんに求めていること」
ニチュ
ダイヤ「んっ」
ダイヤ「わたくしの……気持ちいいところも」
ダイヤ「……」
ダイヤ「っ」フルフル
ダイヤ「ダメ、ダメよ黒澤ダイヤ」
ダイヤ「花丸さんでするなんて……ダメ」
ダイヤ「……」
ダイヤ「手を洗って……寝なくちゃ」
ダイヤ「花丸さんは……知ってた」
クチュ……
ダイヤ「んっ……わたしくしが善子さんに求めていること」
ニチュ
ダイヤ「んっ」
ダイヤ「わたくしの……気持ちいいところも」
ダイヤ「……」
ダイヤ「っ」フルフル
ダイヤ「ダメ、ダメよ黒澤ダイヤ」
ダイヤ「花丸さんでするなんて……ダメ」
ダイヤ「……」
ダイヤ「手を洗って……寝なくちゃ」
35: 名無しで叶える物語(らっかせい) 2019/03/31(日) 22:16:56.35 ID:QK5kHeGs
翌朝:浦の星女学院
ダイヤ「はぁ……」
善子「ダイヤーっ!」
ダイヤ「!」
ギュッ
善子「おはよ!」
ダイヤ「よ、善子さん……」
ダイヤ「まったくもう、急に抱き着いてきたら危ないですわよ?」
善子「ふふっ、いつものダイヤね」
ダイヤ「善子さんもいつも通りで何よりですわ」
ダイヤ「……昨日は、すみませんでした」
善子「良いのよ別に」
善子「考えてみれば、恋人だからって365日一緒にいなくちゃいけないなんて決まりもないわけだし」
善子「一回一緒に帰らなかったってくらいで……馬鹿みたいだわ」
ダイヤ「はぁ……」
善子「ダイヤーっ!」
ダイヤ「!」
ギュッ
善子「おはよ!」
ダイヤ「よ、善子さん……」
ダイヤ「まったくもう、急に抱き着いてきたら危ないですわよ?」
善子「ふふっ、いつものダイヤね」
ダイヤ「善子さんもいつも通りで何よりですわ」
ダイヤ「……昨日は、すみませんでした」
善子「良いのよ別に」
善子「考えてみれば、恋人だからって365日一緒にいなくちゃいけないなんて決まりもないわけだし」
善子「一回一緒に帰らなかったってくらいで……馬鹿みたいだわ」
36: 名無しで叶える物語(らっかせい) 2019/03/31(日) 22:29:12.45 ID:QK5kHeGs
ダイヤ「バカみたいなんてそんなことありません」
ダイヤ「むしろ、そこまで想っていてくれて嬉しいですわ」
ギュッ
善子「っ~///」グイッ
ダイヤ「っ」
善子「も、もうっ!」
善子「こんな場所で強く抱き着きすぎよ!」
ダイヤ「善子さんだって――」
善子「私は後輩だから良いのっ」
善子「ダイヤからだとなんか……いかがわしい」
ダイヤ「そんなこと」
カタンッ
花丸「あ、ダイヤさん。善子ちゃん!」タタッ
ダイヤ「ぁっ」
ルビィ「おはよ~善子ちゃん。お姉ちゃんも」
善子「おはよ」ムスッ
花丸「あははっお邪魔だったずらか?」
善子「べつにっ」
ルビィ「お姉ちゃん、今日は生徒会のお仕事あるの?」
ダイヤ「多分、大丈夫ですわ」
善子「何か用事でもあんの?」
ルビィ「ううん。それなら善子ちゃんがお姉ちゃんと帰れるかなって」ニコッ
善子「っ///」
善子「ルビィ~ッ!」
ルビィ「ぴぎっ!」
ルビィ「な、なんでぇ~っ!」タタタッ
善子「待ちなさ~い!」タタタツ
ダイヤ「むしろ、そこまで想っていてくれて嬉しいですわ」
ギュッ
善子「っ~///」グイッ
ダイヤ「っ」
善子「も、もうっ!」
善子「こんな場所で強く抱き着きすぎよ!」
ダイヤ「善子さんだって――」
善子「私は後輩だから良いのっ」
善子「ダイヤからだとなんか……いかがわしい」
ダイヤ「そんなこと」
カタンッ
花丸「あ、ダイヤさん。善子ちゃん!」タタッ
ダイヤ「ぁっ」
ルビィ「おはよ~善子ちゃん。お姉ちゃんも」
善子「おはよ」ムスッ
花丸「あははっお邪魔だったずらか?」
善子「べつにっ」
ルビィ「お姉ちゃん、今日は生徒会のお仕事あるの?」
ダイヤ「多分、大丈夫ですわ」
善子「何か用事でもあんの?」
ルビィ「ううん。それなら善子ちゃんがお姉ちゃんと帰れるかなって」ニコッ
善子「っ///」
善子「ルビィ~ッ!」
ルビィ「ぴぎっ!」
ルビィ「な、なんでぇ~っ!」タタタッ
善子「待ちなさ~い!」タタタツ
37: 名無しで叶える物語(らっかせい) 2019/03/31(日) 22:33:18.93 ID:QK5kHeGs
ダイヤ「………」チラッ
花丸「……」
ダイヤ「………」
ダイヤ「花丸さん……お昼、お時間を戴けますか?」
花丸「善子ちゃんと食べなくて平気ずらか?」
ダイヤ「……放課後は、一緒に帰る約束がありますから」
花丸「そっか」
花丸「分かったずら」ニコッ
ダイヤ「っ……」
花丸「善子ちゃんを、大事にしてあげて欲しいずら」タタタッ
ダイヤ「………」
ダイヤ「そう」
ダイヤ「貴女は何を言われるか分かっていて……その笑顔を見せるんですのね」
花丸「……」
ダイヤ「………」
ダイヤ「花丸さん……お昼、お時間を戴けますか?」
花丸「善子ちゃんと食べなくて平気ずらか?」
ダイヤ「……放課後は、一緒に帰る約束がありますから」
花丸「そっか」
花丸「分かったずら」ニコッ
ダイヤ「っ……」
花丸「善子ちゃんを、大事にしてあげて欲しいずら」タタタッ
ダイヤ「………」
ダイヤ「そう」
ダイヤ「貴女は何を言われるか分かっていて……その笑顔を見せるんですのね」
43: 名無しで叶える物語(らっかせい) 2019/04/01(月) 07:21:29.04 ID:IC2flwgU
―――――
―――
――
生徒会室
ダイヤ「………授業に集中できなかった」
ダイヤ「なんて言おうか、なんて言われるだろうか」
ダイヤ「考えて、考えて」
ダイヤ「気づけば悩みの羅列された授業ノート」
ダイヤ「でも、結局うまい言葉はみつからなかった」
ダイヤ「きっとそれは――」
コンコンッ
ダイヤ「っ」
ガチャッ
花丸「失礼します」ニコッ
ダイヤ「……」
ダイヤ(この、笑顔のせいですわ)
―――
――
生徒会室
ダイヤ「………授業に集中できなかった」
ダイヤ「なんて言おうか、なんて言われるだろうか」
ダイヤ「考えて、考えて」
ダイヤ「気づけば悩みの羅列された授業ノート」
ダイヤ「でも、結局うまい言葉はみつからなかった」
ダイヤ「きっとそれは――」
コンコンッ
ダイヤ「っ」
ガチャッ
花丸「失礼します」ニコッ
ダイヤ「……」
ダイヤ(この、笑顔のせいですわ)
45: 名無しで叶える物語(らっかせい) 2019/04/01(月) 07:26:52.72 ID:IC2flwgU
ダイヤ(何を言っても、何があっても受け入れてくれそうな底知れない笑み)
ダイヤ(なんでも言えそうで、何も言えなくなってしまう表情)
ダイヤ(急に包丁を持ち出してきそうな恐ろしささえ、ある)
花丸「善子ちゃんより優先してくれて嬉しいずら」
ダイヤ「優先だなんて……」
ダイヤ「花丸さん、あのっ」
花丸「まずはお昼、食べたいずら」
花丸「……ダイヤさんの言いたいことは分かってる」
花丸「でも、だからこそ。ね?」
ダイヤ「………」
ダイヤ「分かりました」
ダイヤ「まずはお昼にしましょう」
ダイヤ「そのあと、お話をさせてください」
花丸「ありがとう」ニコッ
ズキッ
ダイヤ「っ……」
ダイヤ「お礼なんて……」フイッ
ダイヤ(なんでも言えそうで、何も言えなくなってしまう表情)
ダイヤ(急に包丁を持ち出してきそうな恐ろしささえ、ある)
花丸「善子ちゃんより優先してくれて嬉しいずら」
ダイヤ「優先だなんて……」
ダイヤ「花丸さん、あのっ」
花丸「まずはお昼、食べたいずら」
花丸「……ダイヤさんの言いたいことは分かってる」
花丸「でも、だからこそ。ね?」
ダイヤ「………」
ダイヤ「分かりました」
ダイヤ「まずはお昼にしましょう」
ダイヤ「そのあと、お話をさせてください」
花丸「ありがとう」ニコッ
ズキッ
ダイヤ「っ……」
ダイヤ「お礼なんて……」フイッ
46: 名無しで叶える物語(らっかせい) 2019/04/01(月) 07:31:08.65 ID:IC2flwgU
花丸「あの後、善子ちゃんと電話したずらか?」
ダイヤ「ええ……」
花丸「そっか。良かった」
花丸「あのまま電話しなかったら、善子ちゃんはきっと不安になってたから」
ダイヤ「………」
花丸「善子ちゃんはあんな性格で、でも、あんまり強くはなくて」
花丸「対人関係に臆病なんだ」
ダイヤ「………」
花丸「だから、ちゃんと相手してあげて欲しいずら」
ダイヤ「それが分かっていながら、どうして?」
花丸「ダイヤさんが好きだから」
花丸「善子ちゃんが、ダイヤさんに与えて貰うばかりで」
花丸「ダイヤさんが満たされていなかったから」
ダイヤ「………」
花丸「でもっ、その必要はなかったのかな」ニコッ
ダイヤ「ええ……」
花丸「そっか。良かった」
花丸「あのまま電話しなかったら、善子ちゃんはきっと不安になってたから」
ダイヤ「………」
花丸「善子ちゃんはあんな性格で、でも、あんまり強くはなくて」
花丸「対人関係に臆病なんだ」
ダイヤ「………」
花丸「だから、ちゃんと相手してあげて欲しいずら」
ダイヤ「それが分かっていながら、どうして?」
花丸「ダイヤさんが好きだから」
花丸「善子ちゃんが、ダイヤさんに与えて貰うばかりで」
花丸「ダイヤさんが満たされていなかったから」
ダイヤ「………」
花丸「でもっ、その必要はなかったのかな」ニコッ
56: 名無しで叶える物語(らっかせい) 2019/04/01(月) 21:43:42.90 ID:IC2flwgU
ダイヤ「そんなつもりは……」
善子「どうせ、私も体が目的だったんでしょ?」
善子「だからあんな……っ」
ブンッ
ダイヤ「っ」パッ
ダイヤ「お願い、善子さんっ」
善子「……もういい、もういい!」
ダイヤ「お願いですから――」
パンッ!
ダイヤ「痛っ」
善子「うるさい!」
善子「言い訳なんて聞きたくない!」ダダダッ
ダイヤ「っ……」
ダイヤ「善子さん……すみません」
ダイヤ「ごめんなさい……ごめんなさい……」
善子「どうせ、私も体が目的だったんでしょ?」
善子「だからあんな……っ」
ブンッ
ダイヤ「っ」パッ
ダイヤ「お願い、善子さんっ」
善子「……もういい、もういい!」
ダイヤ「お願いですから――」
パンッ!
ダイヤ「痛っ」
善子「うるさい!」
善子「言い訳なんて聞きたくない!」ダダダッ
ダイヤ「っ……」
ダイヤ「善子さん……すみません」
ダイヤ「ごめんなさい……ごめんなさい……」
57: 名無しで叶える物語(らっかせい) 2019/04/01(月) 21:53:59.34 ID:IC2flwgU
――ギュッ
ダイヤ「!」
花丸「大丈夫だよ」
花丸「マルは、どんなことがあったってダイヤさんの味方」
ダイヤ「っ……ふざけないで!」ドンッ
ドサッ
花丸「……ふざけてなんて、ないずら」
花丸「マルはダイヤさんが好き」
花丸「好きだから、全部を受け止めてあげたい」ニコッ
ダイヤ「貴女のせいで……貴女のせいでッ!」ブンッ
スパンッ
花丸「っ」
ダイヤ「ぁ……」
花丸「……うん、そうずら」ニコッ
花丸「こんなことになったのはマルのせい」
花丸「全部、マルが悪い。マルのせい」
花丸「だから……ね?」スッ
花丸「何もかもをぶつけてきて」
ダイヤ「………」
花丸「マルは拒まない、マルは否定しない、マルは逃げ出さない」
花丸「全部、ぜーんぶ……受け止めてあげるずら」ギュッ
ダイヤ「!」
花丸「大丈夫だよ」
花丸「マルは、どんなことがあったってダイヤさんの味方」
ダイヤ「っ……ふざけないで!」ドンッ
ドサッ
花丸「……ふざけてなんて、ないずら」
花丸「マルはダイヤさんが好き」
花丸「好きだから、全部を受け止めてあげたい」ニコッ
ダイヤ「貴女のせいで……貴女のせいでッ!」ブンッ
スパンッ
花丸「っ」
ダイヤ「ぁ……」
花丸「……うん、そうずら」ニコッ
花丸「こんなことになったのはマルのせい」
花丸「全部、マルが悪い。マルのせい」
花丸「だから……ね?」スッ
花丸「何もかもをぶつけてきて」
ダイヤ「………」
花丸「マルは拒まない、マルは否定しない、マルは逃げ出さない」
花丸「全部、ぜーんぶ……受け止めてあげるずら」ギュッ
58: 名無しで叶える物語(らっかせい) 2019/04/01(月) 22:51:48.72 ID:IC2flwgU
ダイヤ「ダメ……ダメですわ……」
花丸「悪いことをした、お仕置き」ボソッ
ダイヤ「………」
花丸「善子ちゃんに嫌われた、仕返し」サワサワ
ダイヤ「っ」
花丸「善子ちゃんに嫌われる原因を作ったのは、マル」
花丸「だから……怒って良いずらよ」
スッ……ムニュッ
ダイヤ「は、花丸さん……」
花丸「善子ちゃんとしたかったこと、したくてもできなかったこと」
花丸「もう、出来なくなっちゃったこと……それを、マルにぶつけてくれていいずらよ」
花丸「悪いことをした、お仕置き」ボソッ
ダイヤ「………」
花丸「善子ちゃんに嫌われた、仕返し」サワサワ
ダイヤ「っ」
花丸「善子ちゃんに嫌われる原因を作ったのは、マル」
花丸「だから……怒って良いずらよ」
スッ……ムニュッ
ダイヤ「は、花丸さん……」
花丸「善子ちゃんとしたかったこと、したくてもできなかったこと」
花丸「もう、出来なくなっちゃったこと……それを、マルにぶつけてくれていいずらよ」
59: 名無しで叶える物語(らっかせい) 2019/04/01(月) 22:56:33.97 ID:IC2flwgU
ドクンッ
ドクンッ
ダイヤ「っ」
ズキンッ
ズキンッ
ギュッ……
ダイヤ「……」フルフル
ダイヤ「それでも……」
ダイヤ「それでも、わたくしはっ」
ダイヤ「わたくしは……善子さんのことを愛しているんです」
花丸「…………」
ダイヤ「これはわたくしの過ちです。貴女ではなく、黒澤ダイヤの罪」
ダイヤ「だから、もし許されないのだとしても……罪に罪を上塗りすることだけはしてはいけない」
ダイヤ「ですから……申し訳ありません」タッタッタッタッ…
ドクンッ
ダイヤ「っ」
ズキンッ
ズキンッ
ギュッ……
ダイヤ「……」フルフル
ダイヤ「それでも……」
ダイヤ「それでも、わたくしはっ」
ダイヤ「わたくしは……善子さんのことを愛しているんです」
花丸「…………」
ダイヤ「これはわたくしの過ちです。貴女ではなく、黒澤ダイヤの罪」
ダイヤ「だから、もし許されないのだとしても……罪に罪を上塗りすることだけはしてはいけない」
ダイヤ「ですから……申し訳ありません」タッタッタッタッ…
60: 名無しで叶える物語(らっかせい) 2019/04/01(月) 23:22:27.21 ID:IC2flwgU
ダイヤ「善子さん!」
善子「ダイヤ……」
ダイヤ「許してくださいなんて言えません……」
ダイヤ「信じてくださいとも言えません」
ダイヤ「ですが、これだけは言わせてください」
ダイヤ「わたくしは、津島善子を心からお慕いしています」
ダイヤ「たとえ黒澤の名を捨てることになるのだとしても愛したいと……想っております」
ダイヤ「……それだけは、わたくしの、絶対に譲れないものです」
善子「だったら……だったらなんで花丸と肉体関係なんか持ったのよ!」
ダイヤ「欲求不満だったからですわ……ええ、認めます」
ダイヤ「淫らなことをしたくてたまらなかった」
ダイヤ「お誘いするときはいつも紅い下着を履いていました」
ダイヤ「お部屋に招かれたとき、お手洗いに行くのは媚薬の一盛でもしていただく時間のため!」
ダイヤ「ですが、それはみだらな行為がしたかったからではなく、善子さんだったからです」
ダイヤ「花丸さんとの肉体関係は……その、溜まりに溜まった欲求を引き出されてしまったが故」
ダイヤ「わたくしの心の弱さが原因です」
ダイヤ「ですから……善子さん。無理ならば無理と言ってください」
ダイヤ「そうしたら、素直に諦めます……迷惑をかけたくはありませんから」
善子「ダイヤ……」
ダイヤ「許してくださいなんて言えません……」
ダイヤ「信じてくださいとも言えません」
ダイヤ「ですが、これだけは言わせてください」
ダイヤ「わたくしは、津島善子を心からお慕いしています」
ダイヤ「たとえ黒澤の名を捨てることになるのだとしても愛したいと……想っております」
ダイヤ「……それだけは、わたくしの、絶対に譲れないものです」
善子「だったら……だったらなんで花丸と肉体関係なんか持ったのよ!」
ダイヤ「欲求不満だったからですわ……ええ、認めます」
ダイヤ「淫らなことをしたくてたまらなかった」
ダイヤ「お誘いするときはいつも紅い下着を履いていました」
ダイヤ「お部屋に招かれたとき、お手洗いに行くのは媚薬の一盛でもしていただく時間のため!」
ダイヤ「ですが、それはみだらな行為がしたかったからではなく、善子さんだったからです」
ダイヤ「花丸さんとの肉体関係は……その、溜まりに溜まった欲求を引き出されてしまったが故」
ダイヤ「わたくしの心の弱さが原因です」
ダイヤ「ですから……善子さん。無理ならば無理と言ってください」
ダイヤ「そうしたら、素直に諦めます……迷惑をかけたくはありませんから」
61: 名無しで叶える物語(らっかせい) 2019/04/01(月) 23:30:26.93 ID:IC2flwgU
善子「…………」
ダイヤ「………」
善子「そ……そんなに、したいの?」
ダイヤ「はい」
善子「花丸とは、どこまでしたのよ」
ダイヤ「 一回です」
善子「バカじゃないの?」
ダイヤ「ええ……本当、大馬鹿者でしたわ」
善子「……今日、ダイヤの家に泊まっても平気?」
ダイヤ「え?」
善子「だ、だからっ! ダイヤの家に泊まっても平気かって聞いてんの!」
善子「しゅ、 ぐらい、やれるから……」
善子「………」フイッ
ダイヤ「善子さん……っ」
ダイヤ「ええ、大丈夫ですわ!」ギュッ
ダイヤ「ありがとうございます……善子さん!」
ダイヤ「………」
善子「そ……そんなに、したいの?」
ダイヤ「はい」
善子「花丸とは、どこまでしたのよ」
ダイヤ「 一回です」
善子「バカじゃないの?」
ダイヤ「ええ……本当、大馬鹿者でしたわ」
善子「……今日、ダイヤの家に泊まっても平気?」
ダイヤ「え?」
善子「だ、だからっ! ダイヤの家に泊まっても平気かって聞いてんの!」
善子「しゅ、 ぐらい、やれるから……」
善子「………」フイッ
ダイヤ「善子さん……っ」
ダイヤ「ええ、大丈夫ですわ!」ギュッ
ダイヤ「ありがとうございます……善子さん!」
62: 名無しで叶える物語(らっかせい) 2019/04/01(月) 23:38:37.85 ID:IC2flwgU
――――――
――――
――
花丸「ふぅ……疲れたずら」
ダイヤ「花丸さん、迫真の演技ありがとうございました」
ダイヤ「本当に、ドキドキしてしまいましたわ」
善子「私は?」
ダイヤ「もちろん、善子さんも!」
花丸「楽しくてつい熱が入っちゃったずら」
花丸「もう少し続けてもよかったかなぁ」
善子「胃が痛くなるから無理」
善子「ちょくちょく本気で泣きかけたんだからね!」
ダイヤ「すみません」
善子「し…… は、マジでやったわけだし」
ダイヤ「それは」
善子「私も生徒会室で たい」
ダイヤ「それはまた後程やりましょう」
ダイヤ「花丸さんとの記憶を上書きしてあげますわ。みたいなシチュエーションで」
善子「乗った!」
花丸「マルは途中参加で奪い合いしたいずら~」
善子「どっちが気持ちよくできるかってやつね?」
善子「オーケー、やってやるわ!」
――――
――
花丸「ふぅ……疲れたずら」
ダイヤ「花丸さん、迫真の演技ありがとうございました」
ダイヤ「本当に、ドキドキしてしまいましたわ」
善子「私は?」
ダイヤ「もちろん、善子さんも!」
花丸「楽しくてつい熱が入っちゃったずら」
花丸「もう少し続けてもよかったかなぁ」
善子「胃が痛くなるから無理」
善子「ちょくちょく本気で泣きかけたんだからね!」
ダイヤ「すみません」
善子「し…… は、マジでやったわけだし」
ダイヤ「それは」
善子「私も生徒会室で たい」
ダイヤ「それはまた後程やりましょう」
ダイヤ「花丸さんとの記憶を上書きしてあげますわ。みたいなシチュエーションで」
善子「乗った!」
花丸「マルは途中参加で奪い合いしたいずら~」
善子「どっちが気持ちよくできるかってやつね?」
善子「オーケー、やってやるわ!」
63: 名無しで叶える物語(らっかせい) 2019/04/01(月) 23:50:57.45 ID:IC2flwgU
花丸「それはそうと、次はマルも悪くない役が良いなぁ」
善子「三人だとどうしても取り合いになるでしょ」
ダイヤ「三姉妹とかどうでしょう? 仲良し三姉妹の淫らな一夜」
善子「……そそるわね」
花丸「う~ん……ルビィちゃんは?」
善子「ルビィが参加するわけないでしょ」
善子「今回の奴だって、ルビィが知ったらマジギレするわよ」
花丸「さすが、出禁にされた女は違うずらね」
善子「先週から着拒も追加してるわよ」
花丸「あぁ……それでここ最近口きいてないんだ」
ダイヤ「携帯電話を勝手に借りた結果ですわ……お詫びに買ってきたプリンが賞味期限当日でも手付かずでどうしようかと」
花丸「……堕とす?」
ダイヤ「え?」
花丸「ルビィちゃんもこっち側に、堕としちゃうずら」
善子「それ、超えちゃいけないライン超える気がするんだけど」
花丸「う~ん……確かに」
ダイヤ「とにもかくにも――」
<ヴィーヴィーッ
ダイヤ「あら、メール……あ゛っ」
花丸「……」チラッ
花丸「あっ」
善子「……校舎に響く大声で馬鹿なことするお姉ちゃんはもう嫌です。鞠莉お姉ちゃんのところに家出します。ルビィ」
善子「……」
善子「家出!?」
善子「三人だとどうしても取り合いになるでしょ」
ダイヤ「三姉妹とかどうでしょう? 仲良し三姉妹の淫らな一夜」
善子「……そそるわね」
花丸「う~ん……ルビィちゃんは?」
善子「ルビィが参加するわけないでしょ」
善子「今回の奴だって、ルビィが知ったらマジギレするわよ」
花丸「さすが、出禁にされた女は違うずらね」
善子「先週から着拒も追加してるわよ」
花丸「あぁ……それでここ最近口きいてないんだ」
ダイヤ「携帯電話を勝手に借りた結果ですわ……お詫びに買ってきたプリンが賞味期限当日でも手付かずでどうしようかと」
花丸「……堕とす?」
ダイヤ「え?」
花丸「ルビィちゃんもこっち側に、堕としちゃうずら」
善子「それ、超えちゃいけないライン超える気がするんだけど」
花丸「う~ん……確かに」
ダイヤ「とにもかくにも――」
<ヴィーヴィーッ
ダイヤ「あら、メール……あ゛っ」
花丸「……」チラッ
花丸「あっ」
善子「……校舎に響く大声で馬鹿なことするお姉ちゃんはもう嫌です。鞠莉お姉ちゃんのところに家出します。ルビィ」
善子「……」
善子「家出!?」
64: 名無しで叶える物語(らっかせい) 2019/04/01(月) 23:55:38.15 ID:IC2flwgU
終わり
おふざけ三姉妹が好き
おふざけ三姉妹が好き
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