1: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/04/06(土) 00:52:52.736 ID:coUSlzEP0.net
ネネ「最近、しんちゃん家、様子がおかしいのよねぇ」
ボーちゃん「しん、ちゃんがおかしいのはいつものこと」
風間「だけどあいつ、なんか」
ネネ「なんかって何よ、歯切れ悪いわね!」
風間「ごめんなんでもない」
マサオ「でも、ボクもしんちゃんの家変だと思う」
ネネ「そうよね!しんちゃんのお母さん、痩せて可愛くなったし」
マサオ「しんちゃんのお父さんは少し、かっこよくなってた」
ボーちゃん「でも、それ、いいこと」
ネネ「そう!いい事なのよ!いい感じに変わったの!」
風間「まぁ、しんのすけの家にも事情はあるんだろうし深入りすることは無いよ」
マサオ「そうだね!あ、しんちゃーん!!こっちこっちー!!」
風間(みんなは気付いてないみたいだけど、しんのすけは最近様子がおかしい)
風間(いつも白目が充血してるし、明るくしてるけど前みたいなしんのすけじゃなくて、まるで演じているみたいに見える)
風間(しんのすけに何か悪い事が起きてるのは、間違いがない。だけど、僕は何をすることも出来ない。悔しいけど、何も出来ないんだ)
しんのすけ「ほほーい!遊ぶゾ〜!!でも」
しんのすけ「今日は父ちゃんが迎えに来てるからまた今度!」
風間「あぁ、そうか」
ネネ「なら仕方ないわね」
しんのすけ「風間くん、気を落とさないでぇ〜。今度いっぱい遊んであ、げ、るから」
風間「僕はそんなこと望んでない!」
よしなが「しんちゃーん!早く来てー!」
しんのすけ「ほほーい!それじゃあねぇー!」
風間(しんのすけ、何もしてあげられなくてごめん)
ボーちゃん「しん、ちゃんがおかしいのはいつものこと」
風間「だけどあいつ、なんか」
ネネ「なんかって何よ、歯切れ悪いわね!」
風間「ごめんなんでもない」
マサオ「でも、ボクもしんちゃんの家変だと思う」
ネネ「そうよね!しんちゃんのお母さん、痩せて可愛くなったし」
マサオ「しんちゃんのお父さんは少し、かっこよくなってた」
ボーちゃん「でも、それ、いいこと」
ネネ「そう!いい事なのよ!いい感じに変わったの!」
風間「まぁ、しんのすけの家にも事情はあるんだろうし深入りすることは無いよ」
マサオ「そうだね!あ、しんちゃーん!!こっちこっちー!!」
風間(みんなは気付いてないみたいだけど、しんのすけは最近様子がおかしい)
風間(いつも白目が充血してるし、明るくしてるけど前みたいなしんのすけじゃなくて、まるで演じているみたいに見える)
風間(しんのすけに何か悪い事が起きてるのは、間違いがない。だけど、僕は何をすることも出来ない。悔しいけど、何も出来ないんだ)
しんのすけ「ほほーい!遊ぶゾ〜!!でも」
しんのすけ「今日は父ちゃんが迎えに来てるからまた今度!」
風間「あぁ、そうか」
ネネ「なら仕方ないわね」
しんのすけ「風間くん、気を落とさないでぇ〜。今度いっぱい遊んであ、げ、るから」
風間「僕はそんなこと望んでない!」
よしなが「しんちゃーん!早く来てー!」
しんのすけ「ほほーい!それじゃあねぇー!」
風間(しんのすけ、何もしてあげられなくてごめん)
4: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/04/06(土) 00:56:16.949 ID:coUSlzEP0.net
ひろし「吉永先生、いつもお世話になっております。これからは多分、私の方が来ると思うので……」
よしなが「いえいえ〜、あの、しんちゃんのお父様、もしかして筋トレ始めました」
ひろし「………?あ!はい!始めたんですよ!ジムとかには通ってないんですけど、引き締まって見えます?」
よしなが「はい!それはすごく!今度、痩せ方とか教えてくれませんか?」
ひろし「………いや、筋トレは自分で探求するのが面白いものなので、私に聞くよりも試し試しにやった方がいいと思いますよ」
よしなが「は、はい。分かりました!」
ひろし「よし、しんのすけ帰るぞ。それでは、お世話になりました。ありがとうございました」
よしなが「はい!こちらこそ、いつもありがとうございます!」
ひろし「ありがとうございました。ほら、しんのすけも」
しんのすけ「ありがとうございました!」
ひろし「よぉし、よく出来た。今日は歩いて帰ろっか」
しんのすけ「父ちゃん、仕事は?」
ひろし「今日の分の仕事はすぐ終わったから切り上げてきた。今日は母ちゃん仕事だしな」
しんのすけ「かあちゃん、最近ずっとお仕事だね」
ひろし「仕方ないよ。」
しんのすけ「でも、かあちゃん昨日までは仕事切り上げてくれたゾ」
ひろし「そうだな。でも、これからはもっと遅くなるみたいなんだ」
しんのすけ「何か、悲しいゾ」
ひろし「ごめんな、しんのすけ」
しんのすけ「良いんだゾ。とーちゃん!悪いのは極悪尻デカ……極悪かあちゃんなんだから!」
ひろし「ハハハ……本当にごめん」
しんのすけ「とーちゃん………笑ってよ!いつもみたいに」
ひろし「いつもって何だろうな……いつもって」
よしなが「いえいえ〜、あの、しんちゃんのお父様、もしかして筋トレ始めました」
ひろし「………?あ!はい!始めたんですよ!ジムとかには通ってないんですけど、引き締まって見えます?」
よしなが「はい!それはすごく!今度、痩せ方とか教えてくれませんか?」
ひろし「………いや、筋トレは自分で探求するのが面白いものなので、私に聞くよりも試し試しにやった方がいいと思いますよ」
よしなが「は、はい。分かりました!」
ひろし「よし、しんのすけ帰るぞ。それでは、お世話になりました。ありがとうございました」
よしなが「はい!こちらこそ、いつもありがとうございます!」
ひろし「ありがとうございました。ほら、しんのすけも」
しんのすけ「ありがとうございました!」
ひろし「よぉし、よく出来た。今日は歩いて帰ろっか」
しんのすけ「父ちゃん、仕事は?」
ひろし「今日の分の仕事はすぐ終わったから切り上げてきた。今日は母ちゃん仕事だしな」
しんのすけ「かあちゃん、最近ずっとお仕事だね」
ひろし「仕方ないよ。」
しんのすけ「でも、かあちゃん昨日までは仕事切り上げてくれたゾ」
ひろし「そうだな。でも、これからはもっと遅くなるみたいなんだ」
しんのすけ「何か、悲しいゾ」
ひろし「ごめんな、しんのすけ」
しんのすけ「良いんだゾ。とーちゃん!悪いのは極悪尻デカ……極悪かあちゃんなんだから!」
ひろし「ハハハ……本当にごめん」
しんのすけ「とーちゃん………笑ってよ!いつもみたいに」
ひろし「いつもって何だろうな……いつもって」
5: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/04/06(土) 00:59:37.922 ID:coUSlzEP0.net
二ヶ月前
ピッピッピッ
黄金に光る液体を囲うパソコンを操作する十人弱の研究員。そこにぶくぶくと肥えた白装束の男が現れる。
白装束の男「準備は出来てるのか?奈良尾」
奈良尾「はい、出来ております。今は暴走しないように見張りをさせているという感じですね」
白装束「なるほど、ご苦労だったな」
着物の女「でも、完璧じゃないんでしょお。尺八ちゃんったらとっても見栄っ張り」
奈良尾「尺八ちゃんと言うな!テキコ!!」
テキコ「本当のことじゃない!重要なパーツが揃ってないのに見栄ばかり張って」
奈良尾「クソが、クソがクソが!!」
テキコ「あなた、見栄張りな上に語彙力も無いのね。幹部辞めたら?」
白装束「喧嘩はそこまでだ。奈良尾、何が足りない」
奈良尾「足りないというか余剰なんです。この地球の役から一人はみ出ている。いや、厳格には三人かな?」
白装束「その三人というのは」
奈良尾「野原ひろしと野原みさえ、そして野原しんのすけです。我々の調べでは野原しんのすけは様々な問題を解決しています。」
奈良尾「バカバカしいかもしれませんが、この園児は並々ならぬポテンシャルを秘めている」
奈良尾「故に、我々の脅威になりうる存在なのです」
白装束「つまり、そいつを殺せばいいのか」
奈良尾「殺せばいいのですが、もっと効率のいい方法があります」
奈良尾「この機器の試運転。実行ではなく取り敢えずの応用と抹消を同時に行えばいいのです」
白装束「なるほど、それでは今すぐやれ」
奈良尾「はい、それでは出川珍蔵さま。ここに指を」
珍蔵「わかった。これで……ようやく私の計画が完成する!!」
珍蔵が装置に取り付けられた機会に指をあてた。液体が沸騰すると共に眩い光を放った。
珍蔵「成功か?」
奈良尾「はい、成功致しました。この地球から対象は消滅致しました」
ピッピッピッ
黄金に光る液体を囲うパソコンを操作する十人弱の研究員。そこにぶくぶくと肥えた白装束の男が現れる。
白装束の男「準備は出来てるのか?奈良尾」
奈良尾「はい、出来ております。今は暴走しないように見張りをさせているという感じですね」
白装束「なるほど、ご苦労だったな」
着物の女「でも、完璧じゃないんでしょお。尺八ちゃんったらとっても見栄っ張り」
奈良尾「尺八ちゃんと言うな!テキコ!!」
テキコ「本当のことじゃない!重要なパーツが揃ってないのに見栄ばかり張って」
奈良尾「クソが、クソがクソが!!」
テキコ「あなた、見栄張りな上に語彙力も無いのね。幹部辞めたら?」
白装束「喧嘩はそこまでだ。奈良尾、何が足りない」
奈良尾「足りないというか余剰なんです。この地球の役から一人はみ出ている。いや、厳格には三人かな?」
白装束「その三人というのは」
奈良尾「野原ひろしと野原みさえ、そして野原しんのすけです。我々の調べでは野原しんのすけは様々な問題を解決しています。」
奈良尾「バカバカしいかもしれませんが、この園児は並々ならぬポテンシャルを秘めている」
奈良尾「故に、我々の脅威になりうる存在なのです」
白装束「つまり、そいつを殺せばいいのか」
奈良尾「殺せばいいのですが、もっと効率のいい方法があります」
奈良尾「この機器の試運転。実行ではなく取り敢えずの応用と抹消を同時に行えばいいのです」
白装束「なるほど、それでは今すぐやれ」
奈良尾「はい、それでは出川珍蔵さま。ここに指を」
珍蔵「わかった。これで……ようやく私の計画が完成する!!」
珍蔵が装置に取り付けられた機会に指をあてた。液体が沸騰すると共に眩い光を放った。
珍蔵「成功か?」
奈良尾「はい、成功致しました。この地球から対象は消滅致しました」
8: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/04/06(土) 01:05:48.920 ID:coUSlzEP0.net
二ヶ月前
みさえ「こら!しんのすけ!ピーマン残さないの!」
しんのすけ「ピーマンなんて食べなくても生きてけるゾ!」
みさえ「あんたねぇ!!」コブシプルプル
ひろし「まぁまぁ、ピーマンくらいでそんなに怒るなって」
みさえ「ピーマンくらいって、あなたが甘やかしすぎるから!」
ひろし「へいへい、ごめんな」
みさえ「へいへいって!あなたねぇ!」
バチン!ブレーカーが落ちる音ともに春日部中の電気が消えた。慌て騒がしい家内だったが、次第に静かになり完全な無音になると共に電気がつく。
みさえ「こら!しんのすけ!ピーマン残さないの!」
しんのすけ「ピーマンなんて食べなくても生きてけるゾ!」
みさえ「あんたねぇ!!」コブシプルプル
ひろし「まぁまぁ、ピーマンくらいでそんなに怒るなって」
みさえ「ピーマンくらいって、あなたが甘やかしすぎるから!」
ひろし「へいへい、ごめんな」
みさえ「へいへいって!あなたねぇ!」
バチン!ブレーカーが落ちる音ともに春日部中の電気が消えた。慌て騒がしい家内だったが、次第に静かになり完全な無音になると共に電気がつく。
9: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/04/06(土) 01:07:10.785 ID:coUSlzEP0.net
しんのすけ「とーちゃん、かあちゃん?」
周りから、みさえとひろしが消えたことを知るとしんのすけは家中を駆け回る。しかし、見つけることは出来なかった。
しんのすけ「……とーちゃん、かあちゃん、どこ行ったんだゾ?」
しんのすけ「どこ行ったんだゾ!!こんな冗談、面白くないゾ!!!!」
叫んでも出てこなく。しんのすけは茶の間に戻ると皿の上に置かれたピーマンを一つ摘み上げ口に詰めた。
しんのすけ「ほら!おら、ピーマン食べたゾ!」
しんのすけは皿を持ち上げ、口に流し込む。口に満杯になったピーマンを頑張って咀嚼し飲み込んだ。
しんのすけ「ピーマン全部食べたぞ!!」
しんのすけ「もう、好き嫌いも悪いことも全部しないゾ!だから……だから」
しんのすけ「出てきてよ……みんな」
ひまわりがしんのすけの背中に乗りかかった。
ひまわり「うーうー」
しんのすけ「ひまわり、かあちゃん。どこに行ったかわかる?」
ひまわり「あーうー」首を横に振る
しんのすけ「そっか、暇もわかんないか。きっと、オラが悪い子だからオラのこと置いてったんだゾ」
しんのすけ「ごめんな。ひまわり、オラのせいでまきぞえになっちゃって」
ドスン!
しんのすけ「………!二階?」
しんのすけ「音を立てるなんておっちょこちょいだなぁ」
ひまわり「たいたいたいたい」
ひまわりを追って二階に上がっていく。
二階に行くとそこには、筋肉がつき顔が少し逞しくなったひろしと、髪の短い痩せたみさえが立っていた。
ひろし「ひま、しんのすけ!!」
みさえ「みんな、みんな!!」
しんのすけとひまわりにひろしが抱きつき、それを追うようにみさえが後ろから抱きついた。
しんのすけ「とーちゃんなの?かあちゃんなの?」
みさえ/ひろし「」コクリ
しんのすけ「とーちゃん、かあちゃん」
感極まると同時にしんのすけの心には確固とした感情が生まれていた。その感情は決して、前向きなものでは無い。
しんのすけ(とーちゃんとかあちゃんなのに、とーちゃんとかあちゃんの匂いじゃないぞ)
周りから、みさえとひろしが消えたことを知るとしんのすけは家中を駆け回る。しかし、見つけることは出来なかった。
しんのすけ「……とーちゃん、かあちゃん、どこ行ったんだゾ?」
しんのすけ「どこ行ったんだゾ!!こんな冗談、面白くないゾ!!!!」
叫んでも出てこなく。しんのすけは茶の間に戻ると皿の上に置かれたピーマンを一つ摘み上げ口に詰めた。
しんのすけ「ほら!おら、ピーマン食べたゾ!」
しんのすけは皿を持ち上げ、口に流し込む。口に満杯になったピーマンを頑張って咀嚼し飲み込んだ。
しんのすけ「ピーマン全部食べたぞ!!」
しんのすけ「もう、好き嫌いも悪いことも全部しないゾ!だから……だから」
しんのすけ「出てきてよ……みんな」
ひまわりがしんのすけの背中に乗りかかった。
ひまわり「うーうー」
しんのすけ「ひまわり、かあちゃん。どこに行ったかわかる?」
ひまわり「あーうー」首を横に振る
しんのすけ「そっか、暇もわかんないか。きっと、オラが悪い子だからオラのこと置いてったんだゾ」
しんのすけ「ごめんな。ひまわり、オラのせいでまきぞえになっちゃって」
ドスン!
しんのすけ「………!二階?」
しんのすけ「音を立てるなんておっちょこちょいだなぁ」
ひまわり「たいたいたいたい」
ひまわりを追って二階に上がっていく。
二階に行くとそこには、筋肉がつき顔が少し逞しくなったひろしと、髪の短い痩せたみさえが立っていた。
ひろし「ひま、しんのすけ!!」
みさえ「みんな、みんな!!」
しんのすけとひまわりにひろしが抱きつき、それを追うようにみさえが後ろから抱きついた。
しんのすけ「とーちゃんなの?かあちゃんなの?」
みさえ/ひろし「」コクリ
しんのすけ「とーちゃん、かあちゃん」
感極まると同時にしんのすけの心には確固とした感情が生まれていた。その感情は決して、前向きなものでは無い。
しんのすけ(とーちゃんとかあちゃんなのに、とーちゃんとかあちゃんの匂いじゃないぞ)
11: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/04/06(土) 01:07:59.311 ID:coUSlzEP0.net
タイトル『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ 野原家バース!!』
14: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/04/06(土) 01:10:53.403 ID:coUSlzEP0.net
ボストンバッグを手に持つひろしは、服越しに腹筋を撫でながら帰路を歩いている。
ひろし「今日は疲れたなぁ。まじで、なんであそこで関節キメるんだよ」
ひろしの前に金髪の男が走り寄った。
ひろし「……どうしたんですか?木村さん、今日は飲みに行けないっすよ」
木村「ひろし!お前の家が、家が!!」
木村はひろしの家の方を指さした。煙がもくもくと立っている。ひろしは察すると家に向けて走り出した。
ひろし「小火だ。小火だ。ただの小火だ。そうであってくれ、お願いだ。そうであってくれ……!!」
祈り虚しく、目の前に広がるのは轟轟と燃え盛る見慣れた家であった。
ひろし「あ……あ、、待て、冷静になれ野原ひろし。俺はなんだ、俺は全てを乗り越えてきた。だから、だからこそ、今回も」
ひろしは燃え盛る家の中に入っていこうとする。
ご近所さん「野原さん!ダメですって!危ないです!!」
ひろし「危ない?危ねぇわけねぇだろ!!俺は嫁も息子も生きてれば、どんな痛みにも耐えられんだよ!!!」
思いっきり体に力を込めご近所さんを振り払うと全速力で茶の間へと向かっていった。
目の前に広がる光景は地獄絵図。チリチリになった絨毯の上に転がるのは、燃え尽き大小三つの人の形になった炭であった。
ひろし「みさえ!!なぁ、今日は帰るの遅かったぞ。叱ってくれよ」
みさえだったもの「…………」
ひろし「ひま!たいたいたいはどうしたんだ?」
ひまわりだったもの「…………」
ひろし「しんのすけ!!いつも通りバカ言ってくれよ」
しんのすけだったもの「…………」
返事が返ってくることは無い。
ひろし「……家族が救えないで……何が……救えるってんだよ!!くそ………くそぅ」
燃え盛る火の中、ひろしはボストンバッグを起きながら三人の死体の前でおいおいと泣き出した。
ぐわん
ひろしの視界が歪み、ブラックアウトする。彼はボストンバッグを握りしめると落ちていく、もしくは浮かび上がるような感覚に襲われる視界が元に戻った。そこは見慣れたようで細部が異なる自身の家であった。
ひろし「ひま、しんのすけ!!」
目の前に立つ、二人の子供を見てひろしは思わずボストンバッグを床に落とし抱きついた。
ひろし「今日は疲れたなぁ。まじで、なんであそこで関節キメるんだよ」
ひろしの前に金髪の男が走り寄った。
ひろし「……どうしたんですか?木村さん、今日は飲みに行けないっすよ」
木村「ひろし!お前の家が、家が!!」
木村はひろしの家の方を指さした。煙がもくもくと立っている。ひろしは察すると家に向けて走り出した。
ひろし「小火だ。小火だ。ただの小火だ。そうであってくれ、お願いだ。そうであってくれ……!!」
祈り虚しく、目の前に広がるのは轟轟と燃え盛る見慣れた家であった。
ひろし「あ……あ、、待て、冷静になれ野原ひろし。俺はなんだ、俺は全てを乗り越えてきた。だから、だからこそ、今回も」
ひろしは燃え盛る家の中に入っていこうとする。
ご近所さん「野原さん!ダメですって!危ないです!!」
ひろし「危ない?危ねぇわけねぇだろ!!俺は嫁も息子も生きてれば、どんな痛みにも耐えられんだよ!!!」
思いっきり体に力を込めご近所さんを振り払うと全速力で茶の間へと向かっていった。
目の前に広がる光景は地獄絵図。チリチリになった絨毯の上に転がるのは、燃え尽き大小三つの人の形になった炭であった。
ひろし「みさえ!!なぁ、今日は帰るの遅かったぞ。叱ってくれよ」
みさえだったもの「…………」
ひろし「ひま!たいたいたいはどうしたんだ?」
ひまわりだったもの「…………」
ひろし「しんのすけ!!いつも通りバカ言ってくれよ」
しんのすけだったもの「…………」
返事が返ってくることは無い。
ひろし「……家族が救えないで……何が……救えるってんだよ!!くそ………くそぅ」
燃え盛る火の中、ひろしはボストンバッグを起きながら三人の死体の前でおいおいと泣き出した。
ぐわん
ひろしの視界が歪み、ブラックアウトする。彼はボストンバッグを握りしめると落ちていく、もしくは浮かび上がるような感覚に襲われる視界が元に戻った。そこは見慣れたようで細部が異なる自身の家であった。
ひろし「ひま、しんのすけ!!」
目の前に立つ、二人の子供を見てひろしは思わずボストンバッグを床に落とし抱きついた。
16: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/04/06(土) 01:11:59.228 ID:coUSlzEP0.net
みさえ「ただいまぁ、」
みさえはしんのすけとひろしとひまわりの写真が嵌め込まれた写真立てに向かって挨拶をする。
みさえ「今日も仕事疲れたわ……」
食べ物を冷蔵庫から写真の前に運んだ。
みさえ「美味しいね……ひま、しんのすけ、あなた」
みさえ「ははは……何やってんだろ」
みさえ「ごめんね、みんな」
みさえ「わたしのせいで」
ぐわん
視界が歪み、ブラックアウトする。落ちていく感覚と共に、浮かび上がるような感覚に襲われた。ドスン!と地面に落ちると共に視界が元に戻った。そこにあるのは見慣れない家、しかしそこには自分が愛していた家族がたっていた。
みさえ「みんな、みんな!!」
抱きつくヒロシの後ろからみさえはみんなを抱え込むようにして抱きしめた。
みさえはしんのすけとひろしとひまわりの写真が嵌め込まれた写真立てに向かって挨拶をする。
みさえ「今日も仕事疲れたわ……」
食べ物を冷蔵庫から写真の前に運んだ。
みさえ「美味しいね……ひま、しんのすけ、あなた」
みさえ「ははは……何やってんだろ」
みさえ「ごめんね、みんな」
みさえ「わたしのせいで」
ぐわん
視界が歪み、ブラックアウトする。落ちていく感覚と共に、浮かび上がるような感覚に襲われた。ドスン!と地面に落ちると共に視界が元に戻った。そこにあるのは見慣れない家、しかしそこには自分が愛していた家族がたっていた。
みさえ「みんな、みんな!!」
抱きつくヒロシの後ろからみさえはみんなを抱え込むようにして抱きしめた。
17: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/04/06(土) 01:13:41.253 ID:coUSlzEP0.net
現代
ひろし「いつもって何だろうな……いつもって」
ひろし「あぁ、すまんすまん。元いた所のことを考えちゃってな」
しんのすけ「もう、二ヶ月ですな」
ひろし「だな、しんのすけは信じてくれるのか?俺が、他の世界から来たってこと」
しんのすけ「おら、未来にも行ったし過去にも行ったから、不思議な事をいっぱい経験したから」涙が流れる
ひろし「ごめん、しんのすけ。思い出したら辛いよな」
しんのすけ「とーちゃん、大丈夫だゾ!おらにはちょっと違うけどとーちゃんも居るし、かあちゃんも居るから!」
ひろし「ははは、今日は美味しいもの食べような!!」
ひろしとしんのすけはが家の扉を開け、家の中に入っていく。
しんのすけ「ただいマカロニスパゲッティ」
ひろし「おかえりんごパイナップルー」
プルルルルルルルル
ひろし「はい!こちら野原ひろしです!」
電話を懐から取り、耳にあてた。
ひろし「はい!はい!今からですか?……はい、分かりました」
ひろしはあからさまに申し訳なさそうに眉を下げた。
ひろし「しんのすけ、本当にごめん!緊急で仕事が入っちまった」
しんのすけ「ご飯はどうすればいいんだ?」
ひろし「……本当にごめん、今日は冷凍食品をチンしてくからそれ食べててくれないか」
しんのすけ「お仕事ぉ?」
ひろし「おう、ごめんな」
しんのすけ「大丈夫だゾ!!おら、おら我慢出来る!」
ひろし「しんのすけ………ありがとう」
冷凍室から冷凍食品を取り出し、封を切ると、中に入ったものをレンジの中に入れチンをした。それを皿に移し、茶の間のテーブルに置く。
ひろし「……いってきます!すぐに帰ってくるから!」
しんのすけ「いってらーー!!よぉし!今日はお留守番だぞ!!今日も、お留守番」
ひろし「いつもって何だろうな……いつもって」
ひろし「あぁ、すまんすまん。元いた所のことを考えちゃってな」
しんのすけ「もう、二ヶ月ですな」
ひろし「だな、しんのすけは信じてくれるのか?俺が、他の世界から来たってこと」
しんのすけ「おら、未来にも行ったし過去にも行ったから、不思議な事をいっぱい経験したから」涙が流れる
ひろし「ごめん、しんのすけ。思い出したら辛いよな」
しんのすけ「とーちゃん、大丈夫だゾ!おらにはちょっと違うけどとーちゃんも居るし、かあちゃんも居るから!」
ひろし「ははは、今日は美味しいもの食べような!!」
ひろしとしんのすけはが家の扉を開け、家の中に入っていく。
しんのすけ「ただいマカロニスパゲッティ」
ひろし「おかえりんごパイナップルー」
プルルルルルルルル
ひろし「はい!こちら野原ひろしです!」
電話を懐から取り、耳にあてた。
ひろし「はい!はい!今からですか?……はい、分かりました」
ひろしはあからさまに申し訳なさそうに眉を下げた。
ひろし「しんのすけ、本当にごめん!緊急で仕事が入っちまった」
しんのすけ「ご飯はどうすればいいんだ?」
ひろし「……本当にごめん、今日は冷凍食品をチンしてくからそれ食べててくれないか」
しんのすけ「お仕事ぉ?」
ひろし「おう、ごめんな」
しんのすけ「大丈夫だゾ!!おら、おら我慢出来る!」
ひろし「しんのすけ………ありがとう」
冷凍室から冷凍食品を取り出し、封を切ると、中に入ったものをレンジの中に入れチンをした。それを皿に移し、茶の間のテーブルに置く。
ひろし「……いってきます!すぐに帰ってくるから!」
しんのすけ「いってらーー!!よぉし!今日はお留守番だぞ!!今日も、お留守番」
19: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/04/06(土) 01:15:19.369 ID:coUSlzEP0.net
しんのすけ「いってらーー!!よぉし!今日はお留守番だぞ!!今日も、お留守番」
ひまわり「うーうー」
しんのすけ「ひろしはお仕事だゾ。みさえもお仕事。今日はお兄ちゃんとお留守番だゾ!」
ひまわり「うーー?」
しんのすけ「冷凍食品もなかなか悪くないゾ!かあちゃんのご飯よりも……」
冷凍食品の横に置かれた離乳食を掬い、ひまわりの口に運ぶ。
しんのすけ「あーん、美味しいか?ひま」
しんのすけ「……………………」
しんのすけ「こんなの、寂しいぞ」
しんのすけ「みさえは専業主婦だし、ひろしは家族想い。それが野原一家なんだぞ、なのに、なのに」
しんのすけ「こんなの!!野原一家じゃないぞ!!!」
冷凍食品を口に詰め込んだ。
しんのすけ「こんなのより、かあちゃんのご飯の方が美味しいゾ!みんなで食べるご飯の方が美味しいんだゾ!」
離乳食をひまわりに食べ終わらさせた。おんぶ紐を取り出しひまわりに付け、おぶった。
しんのすけ「オラは家出するゾ!!」
紙に下手な字で「家出する!」と書くと、家の外に駆け出した。
ひまわり「うーうー」
しんのすけ「ひろしはお仕事だゾ。みさえもお仕事。今日はお兄ちゃんとお留守番だゾ!」
ひまわり「うーー?」
しんのすけ「冷凍食品もなかなか悪くないゾ!かあちゃんのご飯よりも……」
冷凍食品の横に置かれた離乳食を掬い、ひまわりの口に運ぶ。
しんのすけ「あーん、美味しいか?ひま」
しんのすけ「……………………」
しんのすけ「こんなの、寂しいぞ」
しんのすけ「みさえは専業主婦だし、ひろしは家族想い。それが野原一家なんだぞ、なのに、なのに」
しんのすけ「こんなの!!野原一家じゃないぞ!!!」
冷凍食品を口に詰め込んだ。
しんのすけ「こんなのより、かあちゃんのご飯の方が美味しいゾ!みんなで食べるご飯の方が美味しいんだゾ!」
離乳食をひまわりに食べ終わらさせた。おんぶ紐を取り出しひまわりに付け、おぶった。
しんのすけ「オラは家出するゾ!!」
紙に下手な字で「家出する!」と書くと、家の外に駆け出した。
20: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/04/06(土) 01:16:47.667 ID:coUSlzEP0.net
二時間後
みさえ「ただいまぁ。あぁ、疲れたぁ」
みさえ「しんのすけ〜、お帰りはぁ〜」
みさえ「しんのすけ〜!」
茶の間に行くとテーブルに置かれた紙を拾い上げる。
みさえ「しんのすけ?悪い冗談はよしてよ!しんのすけー!!」
みさえ「居ない……あなたは」
スマホに電話番号を打ち込んだコール音が終わると共にひろしの声が聞こえる。
みさえ「あなた!!しんのすけがしんのすけが家出したの!!!」
みさえ「ただいまぁ。あぁ、疲れたぁ」
みさえ「しんのすけ〜、お帰りはぁ〜」
みさえ「しんのすけ〜!」
茶の間に行くとテーブルに置かれた紙を拾い上げる。
みさえ「しんのすけ?悪い冗談はよしてよ!しんのすけー!!」
みさえ「居ない……あなたは」
スマホに電話番号を打ち込んだコール音が終わると共にひろしの声が聞こえる。
みさえ「あなた!!しんのすけがしんのすけが家出したの!!!」
21: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/04/06(土) 01:18:10.698 ID:coUSlzEP0.net
しんのすけ「ひま、出てきちゃったけどどうしよっか」
ひまわり「うーーうーー、」
しんのすけ「幼稚園やってるかな。風間くんの家は遠いし、、爺ちゃんの家は遠いし」
しんのすけ「おら、どうしよう」
ひまわり「たたたーい!!あー!うー!」
しんのすけ「ひま……ありがとうだゾ!おら、おらがんばる!!」
???「しんのすけくんだね?」
スラリとした体型の太眉の男がしんのすけの前に現れる。
しんのすけ「お兄さん、誰だゾ?」
???「俺は篠原のんすけ」
のんすけ「二十年後の未来から来た、時間警察さ」
しんのすけ「時間警察?時間警察なのに、普通の服だぞ?」
のんすけ「ちょっと、事情があってね。しんのすけくんに手伝って欲しいことがあるんだ」
ひまわり「うーーうーー、」
しんのすけ「幼稚園やってるかな。風間くんの家は遠いし、、爺ちゃんの家は遠いし」
しんのすけ「おら、どうしよう」
ひまわり「たたたーい!!あー!うー!」
しんのすけ「ひま……ありがとうだゾ!おら、おらがんばる!!」
???「しんのすけくんだね?」
スラリとした体型の太眉の男がしんのすけの前に現れる。
しんのすけ「お兄さん、誰だゾ?」
???「俺は篠原のんすけ」
のんすけ「二十年後の未来から来た、時間警察さ」
しんのすけ「時間警察?時間警察なのに、普通の服だぞ?」
のんすけ「ちょっと、事情があってね。しんのすけくんに手伝って欲しいことがあるんだ」
24: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/04/06(土) 01:19:45.289 ID:coUSlzEP0.net
風間宅
みさえ『風間さんのお宅にうちの息子が伺ってたりしてないでしょうか』
風間母「いえ、見てないですけど……トオルちゃーん!しんちゃん、来てないわよねー」
風間「うん、来てないよ。ママ」
みさえ『そうですか……ありがとうございます』
風間母「どうかなされたんですか?」
みさえ『それが、家出しちゃって……見つからなくて、もしかしたらって』
風間母「まぁ!それは大変、こちらの方でも探してみますね」
みさえ『ありがとうございます!本当にありがとうございます!!』
風間母「はい、大丈夫ですよ。それでは」
風間「ママ、しんのすけがどうかしたの?」
風間母「家出しちゃったみたいだから、行ってくるからお留守番しててねトオルちゃん」
風間母が外に出ていく。
風間「ボクのせいだ……ボクが見て見ぬふりをしたから……」
風間「しんのすけ、しんのすけなら!!」
風間くんも外に出ていく。
みさえ『風間さんのお宅にうちの息子が伺ってたりしてないでしょうか』
風間母「いえ、見てないですけど……トオルちゃーん!しんちゃん、来てないわよねー」
風間「うん、来てないよ。ママ」
みさえ『そうですか……ありがとうございます』
風間母「どうかなされたんですか?」
みさえ『それが、家出しちゃって……見つからなくて、もしかしたらって』
風間母「まぁ!それは大変、こちらの方でも探してみますね」
みさえ『ありがとうございます!本当にありがとうございます!!』
風間母「はい、大丈夫ですよ。それでは」
風間「ママ、しんのすけがどうかしたの?」
風間母「家出しちゃったみたいだから、行ってくるからお留守番しててねトオルちゃん」
風間母が外に出ていく。
風間「ボクのせいだ……ボクが見て見ぬふりをしたから……」
風間「しんのすけ、しんのすけなら!!」
風間くんも外に出ていく。
25: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/04/06(土) 01:21:35.964 ID:coUSlzEP0.net
しんのすけ「なんで、こんな所にきて、オラに話しかけてるの?」
のんすけ「君が世界を救うからだよしんのすけくん。だから、君のところに来た」
のんすけ「そうだね、君だけじゃあ難しいだろうし……」
風間くんがしんのすけの手を取ろうとするのんすけの腰にしがみついた。
風間「しんのすけを連れてかせるものか!!!」
のんすけ「風間くん、、」
風間「逃げろ!しんのすけ!!」
しんのすけ「でも、その人悪い人じゃ」
風間「逃げろって!!しんのすけ!!!」
しんのすけ「分かった!風間くん」
しんのすけが逃げ出し、のんすけは逃げるしんのすけを見て朗らかに笑った。
のんすけ「友達想いだね。風間くんは、よし、風間くんから話しちゃおうか。風間くんは頭いいから分かってくれるよね」
のんすけ「君が世界を救うからだよしんのすけくん。だから、君のところに来た」
のんすけ「そうだね、君だけじゃあ難しいだろうし……」
風間くんがしんのすけの手を取ろうとするのんすけの腰にしがみついた。
風間「しんのすけを連れてかせるものか!!!」
のんすけ「風間くん、、」
風間「逃げろ!しんのすけ!!」
しんのすけ「でも、その人悪い人じゃ」
風間「逃げろって!!しんのすけ!!!」
しんのすけ「分かった!風間くん」
しんのすけが逃げ出し、のんすけは逃げるしんのすけを見て朗らかに笑った。
のんすけ「友達想いだね。風間くんは、よし、風間くんから話しちゃおうか。風間くんは頭いいから分かってくれるよね」
29: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/04/06(土) 01:25:59.478 ID:coUSlzEP0.net
みさえ「しんちゃん!!」
ひろし「しんのすけ!!」
しんのすけを見つけた二人が、しんのすけの方へ駆け寄るとしんのすけは木を登った。
ひろし「ひとりぼっちにしてごめんな。もうしないから許してくれよ。しんのすけ」
みさえ「私も出来るだけ仕事を減らして、家に居るようにするから、だから、降りてきて。ね!」
しんのすけは首を振る。
しんのすけ「嫌だぞ!だって!」
しんのすけ「とーちゃんとかあちゃんは、とーちゃんとかあちゃんじゃないんだぞ!!!!!!」
ひろし「でも!俺達はしんのすけの事を本当に愛してる!」
しんのすけ「嘘だぞ!とーちゃんにはとーちゃんの世界があって!そこには本当のオラとかあちゃんとひまが居るんだぞ!」
しんのすけ「それを置いてきてまで!おらと楽しく生きていくとーちゃんなんてとーちゃんじゃないぞ!!」
しんのすけ「かあちゃんもかあちゃんだぞ!!かあちゃんもかあちゃんの世界には家族が居るはずなんだぞ!!」
しんのすけ「それに、オラのとーちゃんは足が臭くて筋肉はなくて、だらしないんだぞ!」
しんのすけ「かあちゃんは、尻デカだしケチだし!ガサツなんだぞ!!」
みさえ「そんなのよりも私たちの方が!!」
しんのすけ「そんなのじゃないぞ!!どんなにダメでも!!オラの家族なんだぞ!!」
ひろし「……わかった。」
ひろし「……しんのすけ、とーちゃん隠してたことがあるんだ。もう、家族ごっこは終わりにしよう」
みさえ「でも、あなた」
ひろし「全部、話して本当の家族になろう」
しんのすけ「とーちゃん……あ」
ひまわりをおぶり、木にぶら下がっていたしんのすけが手を離してしまい落ちていく。
ひろし「しんのすけ!!」
ひろしはそう叫ぶと共に、とてつもない速さで踏み出すとしんのすけをキャッチした。
ひろし「あぶねえ……大丈夫か?しんのすけ……」
しんのすけ「とーちゃん……」
ひろし「しんのすけ、家に帰ろうか」
ひろし「しんのすけ!!」
しんのすけを見つけた二人が、しんのすけの方へ駆け寄るとしんのすけは木を登った。
ひろし「ひとりぼっちにしてごめんな。もうしないから許してくれよ。しんのすけ」
みさえ「私も出来るだけ仕事を減らして、家に居るようにするから、だから、降りてきて。ね!」
しんのすけは首を振る。
しんのすけ「嫌だぞ!だって!」
しんのすけ「とーちゃんとかあちゃんは、とーちゃんとかあちゃんじゃないんだぞ!!!!!!」
ひろし「でも!俺達はしんのすけの事を本当に愛してる!」
しんのすけ「嘘だぞ!とーちゃんにはとーちゃんの世界があって!そこには本当のオラとかあちゃんとひまが居るんだぞ!」
しんのすけ「それを置いてきてまで!おらと楽しく生きていくとーちゃんなんてとーちゃんじゃないぞ!!」
しんのすけ「かあちゃんもかあちゃんだぞ!!かあちゃんもかあちゃんの世界には家族が居るはずなんだぞ!!」
しんのすけ「それに、オラのとーちゃんは足が臭くて筋肉はなくて、だらしないんだぞ!」
しんのすけ「かあちゃんは、尻デカだしケチだし!ガサツなんだぞ!!」
みさえ「そんなのよりも私たちの方が!!」
しんのすけ「そんなのじゃないぞ!!どんなにダメでも!!オラの家族なんだぞ!!」
ひろし「……わかった。」
ひろし「……しんのすけ、とーちゃん隠してたことがあるんだ。もう、家族ごっこは終わりにしよう」
みさえ「でも、あなた」
ひろし「全部、話して本当の家族になろう」
しんのすけ「とーちゃん……あ」
ひまわりをおぶり、木にぶら下がっていたしんのすけが手を離してしまい落ちていく。
ひろし「しんのすけ!!」
ひろしはそう叫ぶと共に、とてつもない速さで踏み出すとしんのすけをキャッチした。
ひろし「あぶねえ……大丈夫か?しんのすけ……」
しんのすけ「とーちゃん……」
ひろし「しんのすけ、家に帰ろうか」
30: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/04/06(土) 01:26:33.820 ID:coUSlzEP0.net
のんすけ「よし、よぉし、解決したようだな」
風間「でも、あの話が本当なら。しんのすけ、傷つくんじゃ」
のんすけ「大丈夫さ。俺ならわかる、しんのすけは耐えられる。強い男だ」
のんすけ「そうだ風間くん」
風間「……?」
のんすけ「さっき話した事の中で、しんのすけに話さないことがある。だから、黙っててくれるかい?」
風間「はい、分かりました」
のんすけ「やっぱり、風間くんは物分りがいいね」
風間くんが頷くのを見ると、のんすけは慣れた足取りで野原家へと向かった。
風間「でも、あの話が本当なら。しんのすけ、傷つくんじゃ」
のんすけ「大丈夫さ。俺ならわかる、しんのすけは耐えられる。強い男だ」
のんすけ「そうだ風間くん」
風間「……?」
のんすけ「さっき話した事の中で、しんのすけに話さないことがある。だから、黙っててくれるかい?」
風間「はい、分かりました」
のんすけ「やっぱり、風間くんは物分りがいいね」
風間くんが頷くのを見ると、のんすけは慣れた足取りで野原家へと向かった。
31: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/04/06(土) 01:28:58.249 ID:coUSlzEP0.net
しんのすけ「とーちゃん、かあちゃん、話して欲しいぞ」
ひろし「あぁ、」
みさえ「………」
ひろし「………」
ひろし「俺から話すよ」
ひろし「俺が居た世界はとても嫌な世界だったんだ。沢山怪獣は出るし、悪人も多い。だけど、とーちゃんはそんな世界で悪人と戦ってた。しんのすけとみさえとひまのために」
ひろし「でもな、ある日に俺が仕事から帰ったら家が燃えてて。みんなが死んだんだ。だから、この世界に来た時、俺の生きるべき世界はここだって」
ひろし「生きるべき場所じゃ無かったみたいだけどな」
しんのすけ「とーちゃん……」
みさえ「私は、みんなに愛想を尽かされたの。元の世界では女社長をしててね」
みさえ「仕事をしすぎて、みんなと関わる時間が無くて。だから、愛想つかされて逃げられちゃった。この世界に来てからやり直せるって思ったのに、私……また同じことしちゃったみたいだね」
しんのすけ「かあちゃん……!!」
しんのすけ「おら、おら、どうしたらいいかわかんないぞ」
ひろし「なぁ、しんのすけ」
ひろし「本当のとーちゃんとかあちゃんの事なんて忘れて……最低だな俺」
窓をコンコンと叩く音が鳴る。みさえがカーテンを開けるとそこにはのんすけの姿が見えた。
みさえ「ヒィッ」
ひろし「誰だ!!」
しんのすけ「のんすけ?」
のんすけ「開けてくださいよ!!」
風間「この人、怪しい人じゃないです!!だから」
ひろし「風間くん?」
風間の言葉を聞いてひろしは一先ず納得すると窓を開いた。
のんすけ「ありがとうございます。ひろしさん」
ひろし「……なんで、俺の名前を!」
のんすけ「はははは、今から話しますよ。順を追って」
ひろし「あぁ、」
みさえ「………」
ひろし「………」
ひろし「俺から話すよ」
ひろし「俺が居た世界はとても嫌な世界だったんだ。沢山怪獣は出るし、悪人も多い。だけど、とーちゃんはそんな世界で悪人と戦ってた。しんのすけとみさえとひまのために」
ひろし「でもな、ある日に俺が仕事から帰ったら家が燃えてて。みんなが死んだんだ。だから、この世界に来た時、俺の生きるべき世界はここだって」
ひろし「生きるべき場所じゃ無かったみたいだけどな」
しんのすけ「とーちゃん……」
みさえ「私は、みんなに愛想を尽かされたの。元の世界では女社長をしててね」
みさえ「仕事をしすぎて、みんなと関わる時間が無くて。だから、愛想つかされて逃げられちゃった。この世界に来てからやり直せるって思ったのに、私……また同じことしちゃったみたいだね」
しんのすけ「かあちゃん……!!」
しんのすけ「おら、おら、どうしたらいいかわかんないぞ」
ひろし「なぁ、しんのすけ」
ひろし「本当のとーちゃんとかあちゃんの事なんて忘れて……最低だな俺」
窓をコンコンと叩く音が鳴る。みさえがカーテンを開けるとそこにはのんすけの姿が見えた。
みさえ「ヒィッ」
ひろし「誰だ!!」
しんのすけ「のんすけ?」
のんすけ「開けてくださいよ!!」
風間「この人、怪しい人じゃないです!!だから」
ひろし「風間くん?」
風間の言葉を聞いてひろしは一先ず納得すると窓を開いた。
のんすけ「ありがとうございます。ひろしさん」
ひろし「……なんで、俺の名前を!」
のんすけ「はははは、今から話しますよ。順を追って」
34: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/04/06(土) 01:32:39.203 ID:coUSlzEP0.net
のんすけ「私は篠原のんすけ。20年後の未来からきた時間警察です」
のんすけ「私が本当に未来から来たかどうかなんてのは悪魔の証明。半信半疑で聞いてください。今の状況を簡潔に述べるのならば」
のんすけ「世界の危機、いや全マルチバースの危機です」
ひろし「………!部屋に入れ」
のんすけは風間くんと共に部屋に入ると、窓の鍵を閉めた。
のんすけ「貴方たちがマルチバースから来たって言うのは知っています。」
のんすけ「えぇ、時間警察ですからね。全部知っていますよ。故に全てを知ってる私から見て、この役に満たされる人間は貴方達三人しか居ないんです」
ひろし「何が起きてるんだ」
のんすけ「そうですね。先に目的だけを言わせていただきます」
のんすけ「全マルチバースが出川珍蔵により消滅させられます」
ひろし「出川珍蔵!!」
しんのすけ「 だぞう?」
みさえ「出川珍蔵って誰なの?」
のんすけ「私よりもひろしさんの方が詳しいと思われるので、説明お願いできますか?」
ひろし「あぁ、出川珍蔵は俺の世界に居た悪人だ。とても強欲で様々な物を自分のものにしようと罪を働いては金で揉み消していた、最低なクズ野郎だ」
ひろし「だが、最低なクズ野郎だったが、そんな大それたことをする様なやつじゃなかったわ。なのに、なんでそんな大それたことを!」
のんすけ「何故、発想が飛躍したのかは知りませんが、恐らく世界の掌握でしょうね。」
のんすけ「彼の掲げる理念は『マルチバースの統一』。全マルチバースをぶつけ、合成させる事により一つの世界に纏めあげる」
ひろし「なるほど、あいつの物欲が世界に向いたというわけか」
のんすけ「おそらく」
ひろし「それで、出川珍蔵は何処にいる!」
のんすけ「このバースにはいません。奈良尾尺八が作り出した擬似バース『EXS』に居ます」
みさえ「マルチバース関係は一通り履修した筈なのに……よく分からないわ………」
みさえ「その、擬似バースってのにはどうやって行くの?」
のんすけ「私が未来のガジェット云々でバース上に穴を開けるのでそこは心配なく」
ひろし「統合ってのはどうやるんだ」
のんすけ「もう、質問ばっかりですね……順を追って話せないじゃないですか」
のんすけ「全てのマルチバースには特殊な電波が帯びています。それを引き寄せる強力な磁石を起動することにより、強度の硬い第25バースにぶつけることで全てのバースが対消滅します」
のんすけ「すると第25バースも最終的には崩落し、擬似バース『EXS』にバースの残滓が集まりEXSを核とし新たなバースを作り出すんです」
のんすけ「私が本当に未来から来たかどうかなんてのは悪魔の証明。半信半疑で聞いてください。今の状況を簡潔に述べるのならば」
のんすけ「世界の危機、いや全マルチバースの危機です」
ひろし「………!部屋に入れ」
のんすけは風間くんと共に部屋に入ると、窓の鍵を閉めた。
のんすけ「貴方たちがマルチバースから来たって言うのは知っています。」
のんすけ「えぇ、時間警察ですからね。全部知っていますよ。故に全てを知ってる私から見て、この役に満たされる人間は貴方達三人しか居ないんです」
ひろし「何が起きてるんだ」
のんすけ「そうですね。先に目的だけを言わせていただきます」
のんすけ「全マルチバースが出川珍蔵により消滅させられます」
ひろし「出川珍蔵!!」
しんのすけ「 だぞう?」
みさえ「出川珍蔵って誰なの?」
のんすけ「私よりもひろしさんの方が詳しいと思われるので、説明お願いできますか?」
ひろし「あぁ、出川珍蔵は俺の世界に居た悪人だ。とても強欲で様々な物を自分のものにしようと罪を働いては金で揉み消していた、最低なクズ野郎だ」
ひろし「だが、最低なクズ野郎だったが、そんな大それたことをする様なやつじゃなかったわ。なのに、なんでそんな大それたことを!」
のんすけ「何故、発想が飛躍したのかは知りませんが、恐らく世界の掌握でしょうね。」
のんすけ「彼の掲げる理念は『マルチバースの統一』。全マルチバースをぶつけ、合成させる事により一つの世界に纏めあげる」
ひろし「なるほど、あいつの物欲が世界に向いたというわけか」
のんすけ「おそらく」
ひろし「それで、出川珍蔵は何処にいる!」
のんすけ「このバースにはいません。奈良尾尺八が作り出した擬似バース『EXS』に居ます」
みさえ「マルチバース関係は一通り履修した筈なのに……よく分からないわ………」
みさえ「その、擬似バースってのにはどうやって行くの?」
のんすけ「私が未来のガジェット云々でバース上に穴を開けるのでそこは心配なく」
ひろし「統合ってのはどうやるんだ」
のんすけ「もう、質問ばっかりですね……順を追って話せないじゃないですか」
のんすけ「全てのマルチバースには特殊な電波が帯びています。それを引き寄せる強力な磁石を起動することにより、強度の硬い第25バースにぶつけることで全てのバースが対消滅します」
のんすけ「すると第25バースも最終的には崩落し、擬似バース『EXS』にバースの残滓が集まりEXSを核とし新たなバースを作り出すんです」
35: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/04/06(土) 01:35:40.632 ID:coUSlzEP0.net
のんすけ「すると第25バースも最終的には崩落し、擬似バース『EXS』にバースの残滓が集まりEXSを核とし新たなバースを作り出すんです」
ひろし「なるほどな。にしても奈良尾もか、他には誰が」
のんすけ「あとは経希古テキコ。そして、」
パリン!!
ガラスが割れると共にわらわらと黒い服を着た男が入ってくる。その後ろには190を超える全身真っ黒な大男が立っていた。
のんすけ「そこに居る、放戸アコシですね」
のんすけ「皆さん!逃げてください!!」
のんすけが率先して逃げ出すと、それに続いて皆が逃げ出す。二階の部屋に入ると、ヒロシが戸を抑えた。
のんすけ「今すぐ、バースの穴をこじ開けます!!」
壁に手をかざすと、空間がぐにゃりと歪み暗黒の渦ができ上がる
のんすけ「早く入ってください!!」
みんなを押し入れると、穴の中からのんすけを見つめる皆に手を振った。
ひろし「お前は行かないのか!!」
のんすけ「ははは、彼らも何かしらの穴を開ける装置を持ってます。誰も残らなかったら追いつかれちゃうでしょ?だから、私が足止めしますよ」
ひろし「でも!おんな大男にお前が!!」
のんすけ「大丈夫ですって、私華奢ですけど強いんですよ。追いつきますから、先にいっててください!」
渦の中から手を伸ばすひろしを強引に押し込むと、渦を塞いだ。何も無くなった壁を見つめてニコリと微笑む。
のんすけ「よし、もう見繕う必要はなくなった」
扉を開けるとアコシを睨みつけた。
のんすけ「誰がオラと戦うんだ?」
ファイティングポーズを止めると、襲いかかる有象無象にパンチを食らわせた。
ひろし「なるほどな。にしても奈良尾もか、他には誰が」
のんすけ「あとは経希古テキコ。そして、」
パリン!!
ガラスが割れると共にわらわらと黒い服を着た男が入ってくる。その後ろには190を超える全身真っ黒な大男が立っていた。
のんすけ「そこに居る、放戸アコシですね」
のんすけ「皆さん!逃げてください!!」
のんすけが率先して逃げ出すと、それに続いて皆が逃げ出す。二階の部屋に入ると、ヒロシが戸を抑えた。
のんすけ「今すぐ、バースの穴をこじ開けます!!」
壁に手をかざすと、空間がぐにゃりと歪み暗黒の渦ができ上がる
のんすけ「早く入ってください!!」
みんなを押し入れると、穴の中からのんすけを見つめる皆に手を振った。
ひろし「お前は行かないのか!!」
のんすけ「ははは、彼らも何かしらの穴を開ける装置を持ってます。誰も残らなかったら追いつかれちゃうでしょ?だから、私が足止めしますよ」
ひろし「でも!おんな大男にお前が!!」
のんすけ「大丈夫ですって、私華奢ですけど強いんですよ。追いつきますから、先にいっててください!」
渦の中から手を伸ばすひろしを強引に押し込むと、渦を塞いだ。何も無くなった壁を見つめてニコリと微笑む。
のんすけ「よし、もう見繕う必要はなくなった」
扉を開けるとアコシを睨みつけた。
のんすけ「誰がオラと戦うんだ?」
ファイティングポーズを止めると、襲いかかる有象無象にパンチを食らわせた。
36: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/04/06(土) 01:37:31.378 ID:coUSlzEP0.net
ひろし「のんすけ!!」
ひろしの叫びと共に、暗黒空間が光を取り戻した。そこは白ベースの研究所のようなところである。
しんのすけ「おぉー、すっごい広いぞ」
風間「おい、しんのすけ。あまり見て回るなよ」
ひろし「なぁ」
ひろし「磁石を止めろったって、どうやって止めるんだよ」
風間「あの……」
風間「これ、渡せって」
風間がひろしに紙を渡した。
ひろし「なるほど、メインコンピューターをハッキングすれば」
ひろし「でも、ハッキングなんて」
みさえ「私、」
みさえが手をあげる。
みさえ「私、ハッキングは履修済だから出来るわよ」
ひろし「でかした、みさえ!!」
ひろしが部屋に入っていくと困惑する職員を、なぎ倒した。その部屋にあったパソコンを指さす。
ひろし「これでも出来るか?」
みさえ「多分、出来ると思う」
みさえはそのパソコンに向かい合うとキーボードをカタカタと打ち始めた。
ひろしの叫びと共に、暗黒空間が光を取り戻した。そこは白ベースの研究所のようなところである。
しんのすけ「おぉー、すっごい広いぞ」
風間「おい、しんのすけ。あまり見て回るなよ」
ひろし「なぁ」
ひろし「磁石を止めろったって、どうやって止めるんだよ」
風間「あの……」
風間「これ、渡せって」
風間がひろしに紙を渡した。
ひろし「なるほど、メインコンピューターをハッキングすれば」
ひろし「でも、ハッキングなんて」
みさえ「私、」
みさえが手をあげる。
みさえ「私、ハッキングは履修済だから出来るわよ」
ひろし「でかした、みさえ!!」
ひろしが部屋に入っていくと困惑する職員を、なぎ倒した。その部屋にあったパソコンを指さす。
ひろし「これでも出来るか?」
みさえ「多分、出来ると思う」
みさえはそのパソコンに向かい合うとキーボードをカタカタと打ち始めた。
37: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/04/06(土) 01:39:29.492 ID:coUSlzEP0.net
珍蔵「なにやら侵入者が入ったようだな尺八」
奈良尾「なぜ、俺の完璧かつ遂行な計画が……ようやく……フヒヒ、やっと、やっと」ブツブツ
珍蔵「尺八!!!」
奈良尾「はいい!!」
珍蔵「何やら侵入者が紛れ込んだようだぞ!誰だ」
奈良尾「このバースにはネズミ一匹紛れ込まれないんですよ。まさかぁ」
奈良尾「………」
目をぱちくりさせる。
奈良尾「野原一家と一人、よく分からない坊主が紛れ込んでいます!!何故だぁ」
珍蔵「侵入して大丈夫なのか?」
奈良尾「大丈夫じゃないです……が、大丈夫です。セキュリティが万全、だれも」
職員「メインコンピューターがハッキングされています!占拠率が50%を切りました!!」
珍蔵「奈良尾……私を失望させるなよ」
奈良尾「ひ、ヒィ!!私は完璧なんだ、なのに……なのにィ!!」
珍蔵「テキコ!テキコはいるか!!」
テキコ「はい、珍蔵様ぁ。」
テキコ「話は聞きました。やって良いんですよね」
珍蔵「あぁ、生け捕りにする必要は無い」
テキコ「はーい!!了解でーす!」
テキコがみさえ達の方に向かう。
奈良尾「なぜ、俺の完璧かつ遂行な計画が……ようやく……フヒヒ、やっと、やっと」ブツブツ
珍蔵「尺八!!!」
奈良尾「はいい!!」
珍蔵「何やら侵入者が紛れ込んだようだぞ!誰だ」
奈良尾「このバースにはネズミ一匹紛れ込まれないんですよ。まさかぁ」
奈良尾「………」
目をぱちくりさせる。
奈良尾「野原一家と一人、よく分からない坊主が紛れ込んでいます!!何故だぁ」
珍蔵「侵入して大丈夫なのか?」
奈良尾「大丈夫じゃないです……が、大丈夫です。セキュリティが万全、だれも」
職員「メインコンピューターがハッキングされています!占拠率が50%を切りました!!」
珍蔵「奈良尾……私を失望させるなよ」
奈良尾「ひ、ヒィ!!私は完璧なんだ、なのに……なのにィ!!」
珍蔵「テキコ!テキコはいるか!!」
テキコ「はい、珍蔵様ぁ。」
テキコ「話は聞きました。やって良いんですよね」
珍蔵「あぁ、生け捕りにする必要は無い」
テキコ「はーい!!了解でーす!」
テキコがみさえ達の方に向かう。
39: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/04/06(土) 01:41:51.776 ID:coUSlzEP0.net
みさえ「メインコンピューター………ハッキング………完了!!」
みさえ「ゲートを開けるわ!!」
しんのすけ「かあちゃんがとっても凄いことしてるぞ」
みさえ「へへへ、私、勉強と仕事しか取り柄ないから」
ひろし「そんなことは無い、お前はいまお母さんをやってるよ」
みさえ「そうかなぁ」
???「ケッ、汚い家族ごっこね」
ひろし「誰だ!!」
声の先には着物の女。着物と女はコツコツと足音を鳴らし歩いている。
???「ふふふ、私はテキコ。」
テキコ「経希古テキコ、わかる?」
しんのすけ「綺麗だけど、汚いお姉さんだゾ」
テキコ「あら、デリカシーのないガキね。凄いイライラしちゃう」
着物の中から二丁拳銃を取り出し、ひろしとしんのすけに向けた。トリガーに手をかけると同時に、みさえが銃の先に飛び出し、両腕に一発ずつ銃弾をくらった。
みさえ「行って!!」
しんのすけ「でも、かあちゃん。痛そうだぞ!かあちゃんのこと置いてけないぞ!!」
ひろし「そうだ、お前のことを置いていけるはずが!!」
みさえ「行ってよ!もう、ゲートは開いたし、それにね」
みさえ「最後くらい、私の言うこと聞いてよ」
ひろし「………わかった」
ひろしがしんのすけとおぶられるひま、そして風間くんを抱えると走り出した。
みさえ「ゲートを開けるわ!!」
しんのすけ「かあちゃんがとっても凄いことしてるぞ」
みさえ「へへへ、私、勉強と仕事しか取り柄ないから」
ひろし「そんなことは無い、お前はいまお母さんをやってるよ」
みさえ「そうかなぁ」
???「ケッ、汚い家族ごっこね」
ひろし「誰だ!!」
声の先には着物の女。着物と女はコツコツと足音を鳴らし歩いている。
???「ふふふ、私はテキコ。」
テキコ「経希古テキコ、わかる?」
しんのすけ「綺麗だけど、汚いお姉さんだゾ」
テキコ「あら、デリカシーのないガキね。凄いイライラしちゃう」
着物の中から二丁拳銃を取り出し、ひろしとしんのすけに向けた。トリガーに手をかけると同時に、みさえが銃の先に飛び出し、両腕に一発ずつ銃弾をくらった。
みさえ「行って!!」
しんのすけ「でも、かあちゃん。痛そうだぞ!かあちゃんのこと置いてけないぞ!!」
ひろし「そうだ、お前のことを置いていけるはずが!!」
みさえ「行ってよ!もう、ゲートは開いたし、それにね」
みさえ「最後くらい、私の言うこと聞いてよ」
ひろし「………わかった」
ひろしがしんのすけとおぶられるひま、そして風間くんを抱えると走り出した。
40: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/04/06(土) 01:43:05.558 ID:coUSlzEP0.net
テキコ「あら、面白いことするのね。面白いけど、それ興が醒めるわ」
二丁拳銃のトリガーを引いた。みさえは間一髪よけ物陰にかくれる。
テキコは物陰に隠れるみさえの方にあゆみより、銃口を向けた。
バシャン
近くにあったゴミ箱の中身を顔にかけられ、怯んだテキコの頭にゴミ箱を被せた。視界のないテキコの背後を取る。
無駄打ちするテキコの隙を見計らい、銃を奪うと、両腕の膂力を持って押し倒した。
みさえ「終わりよ!」
テキコの足めがけ二発ずつ弾丸を打ち込むと、再びパソコンに向き合った。
二丁拳銃のトリガーを引いた。みさえは間一髪よけ物陰にかくれる。
テキコは物陰に隠れるみさえの方にあゆみより、銃口を向けた。
バシャン
近くにあったゴミ箱の中身を顔にかけられ、怯んだテキコの頭にゴミ箱を被せた。視界のないテキコの背後を取る。
無駄打ちするテキコの隙を見計らい、銃を奪うと、両腕の膂力を持って押し倒した。
みさえ「終わりよ!」
テキコの足めがけ二発ずつ弾丸を打ち込むと、再びパソコンに向き合った。
42: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/04/06(土) 01:46:17.084 ID:coUSlzEP0.net
ゲートの前に来る、ひろしとしんのすけ一行。
風間「来ますよ」
前方から多数の戦闘員が現れると、真ん中が開くと共に奈良尾尺八が現れる。
奈良尾「やぁ、ひろしくん。久しぶりだね」
ひろし「奈良尾………!!」
奈良尾「親しみを込めて、尺八と呼んでくれよ。ひろしくぅん」
ひろし「誰が呼ぶか!!ふざけやがって……」
奈良尾に向けて走り出すひろしを阻むように戦闘員が行く手を阻む。
奈良尾「フヒヒヒ、面白いねぇ」
ひろし「しんのすけ……先に行け!お前が、出川珍蔵を倒すんだ!!」
しんのすけ「でも……とーちゃん」
ひろし「何怖気付いてんだ、お前は色んな物を救ってきたんだろ?だから、大丈夫だ」
しんのすけ「うん!!」
風間「ほら!しんのすけ行くぞ!!」
しんのすけ達が戦闘員の間を通り道を進んでいく。
奈良尾「追え!!こいつの相手は俺だけでいい。俺だけでこんな腑抜け、倒せる」
奈良尾「フヒヒヒ、さて、ひろしくん。互いに頑張ろうね」
スーツのベルトに括りつけられた日本刀を引き抜いた。
奈良尾「さて、僕を倒せるかな?」
刀できりかかかった。ひろしは剣を腕で受けた。骨まで達する音とともに、ひろしは後ろに飛び刀を引き剥がした。
左手に持ったボストンバッグを投げ捨て、そこまで飛ぶ。ボストンバッグを再び拾い抱えると、物陰に隠れる。
奈良尾「ひろしくん、逃げないで欲しいなぁ」
ひろしはボストンバッグからスーツとヘルメットを取り出す。包帯を腕の切り傷に巻き付けた。スーツとヘルメットを身につけると、立ち上がり、奈良尾の前に立った。
奈良尾「久しぶりだなぁ。その姿」
ひろし「俺も久しいよ。この様な姿になるのは」
風間「来ますよ」
前方から多数の戦闘員が現れると、真ん中が開くと共に奈良尾尺八が現れる。
奈良尾「やぁ、ひろしくん。久しぶりだね」
ひろし「奈良尾………!!」
奈良尾「親しみを込めて、尺八と呼んでくれよ。ひろしくぅん」
ひろし「誰が呼ぶか!!ふざけやがって……」
奈良尾に向けて走り出すひろしを阻むように戦闘員が行く手を阻む。
奈良尾「フヒヒヒ、面白いねぇ」
ひろし「しんのすけ……先に行け!お前が、出川珍蔵を倒すんだ!!」
しんのすけ「でも……とーちゃん」
ひろし「何怖気付いてんだ、お前は色んな物を救ってきたんだろ?だから、大丈夫だ」
しんのすけ「うん!!」
風間「ほら!しんのすけ行くぞ!!」
しんのすけ達が戦闘員の間を通り道を進んでいく。
奈良尾「追え!!こいつの相手は俺だけでいい。俺だけでこんな腑抜け、倒せる」
奈良尾「フヒヒヒ、さて、ひろしくん。互いに頑張ろうね」
スーツのベルトに括りつけられた日本刀を引き抜いた。
奈良尾「さて、僕を倒せるかな?」
刀できりかかかった。ひろしは剣を腕で受けた。骨まで達する音とともに、ひろしは後ろに飛び刀を引き剥がした。
左手に持ったボストンバッグを投げ捨て、そこまで飛ぶ。ボストンバッグを再び拾い抱えると、物陰に隠れる。
奈良尾「ひろしくん、逃げないで欲しいなぁ」
ひろしはボストンバッグからスーツとヘルメットを取り出す。包帯を腕の切り傷に巻き付けた。スーツとヘルメットを身につけると、立ち上がり、奈良尾の前に立った。
奈良尾「久しぶりだなぁ。その姿」
ひろし「俺も久しいよ。この様な姿になるのは」
45: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/04/06(土) 01:50:11.886 ID:coUSlzEP0.net
奈良尾「久しぶりだなぁ。その姿」
ひろし「俺も久しいよ。この様な姿になるのは」
ひろし「人生ってのは奇妙なものだ。この姿、しんのすけの世界ではどうやらフィクションの様でな」
奈良尾「あぁ、俺も観測したよ。確か名前は」
ひろし/奈良尾「「アクション仮面」」
青と緑、そして赤色のスーツに身に纏うひろしは両手を広げたファイティングポーズを取る。
刀で襲いかかるも腕の装甲がその剣戟を弾いた。無数の剣戟をひろしは何度も跳ね返す。
奈良尾「オリハルコンか、なるほど。分が悪いな。………」
奈良尾「なぁひろしくん」
剣先を下ろし、地面につけた。
ひろし「構えろよ。奈良尾」
奈良尾「俺はお前に懺悔しなければならないことがある」
奈良尾「俺はこれまでやってきたことを微塵も悪いと思ってない、しかし、一つ悪いと思うことがあるんだ」
ひろし「な、なんだ」
奈良尾「お前の家に火をつけた」
ひろし「……………ッ!!!」
ひろしに一瞬の隙が生まれる。その隙をみて奈良尾は鎧の隙間に剣を刺した。
ひろし「くっそ……野郎!!」
奈良尾「フヒヒヒ、まさか嘘をついただけでこんなにも隙が出来るとはなぁ」
グリグリと柄を持ち、ひろしの肉を抉った。
ひろし「じゃあ、お前は」
奈良尾はニッと微笑んだ。
奈良尾「やったよ。一切悪いとは思ってないけどねぇ!!」
自分を軸とし回り刀を引き抜いた。血液が辺りに散らばる。
奈良尾「お前に勝ち目はない、しかし、お前を殺したくはない。んんん、少し眠ってろ」
逆刃で振り下ろすと、ひろしは篭手で受け止める。ひろしは奈良尾の足を掴むと、立ち上がった。
奈良尾「まだ、やるのか」
ひろし「あぁ、まだやるさ。俺は世界を、しんのすけを救わなければいけない」
彼は奈良尾の方を向いたまま後ろに下がっていきファイティングポーズを取った。
奈良尾「ふん、愚かだ。生かしてやろうと思ったのに……愚かだ」
逆刃を元に戻した。ひろしに切り付ける。
ひろし「俺も久しいよ。この様な姿になるのは」
ひろし「人生ってのは奇妙なものだ。この姿、しんのすけの世界ではどうやらフィクションの様でな」
奈良尾「あぁ、俺も観測したよ。確か名前は」
ひろし/奈良尾「「アクション仮面」」
青と緑、そして赤色のスーツに身に纏うひろしは両手を広げたファイティングポーズを取る。
刀で襲いかかるも腕の装甲がその剣戟を弾いた。無数の剣戟をひろしは何度も跳ね返す。
奈良尾「オリハルコンか、なるほど。分が悪いな。………」
奈良尾「なぁひろしくん」
剣先を下ろし、地面につけた。
ひろし「構えろよ。奈良尾」
奈良尾「俺はお前に懺悔しなければならないことがある」
奈良尾「俺はこれまでやってきたことを微塵も悪いと思ってない、しかし、一つ悪いと思うことがあるんだ」
ひろし「な、なんだ」
奈良尾「お前の家に火をつけた」
ひろし「……………ッ!!!」
ひろしに一瞬の隙が生まれる。その隙をみて奈良尾は鎧の隙間に剣を刺した。
ひろし「くっそ……野郎!!」
奈良尾「フヒヒヒ、まさか嘘をついただけでこんなにも隙が出来るとはなぁ」
グリグリと柄を持ち、ひろしの肉を抉った。
ひろし「じゃあ、お前は」
奈良尾はニッと微笑んだ。
奈良尾「やったよ。一切悪いとは思ってないけどねぇ!!」
自分を軸とし回り刀を引き抜いた。血液が辺りに散らばる。
奈良尾「お前に勝ち目はない、しかし、お前を殺したくはない。んんん、少し眠ってろ」
逆刃で振り下ろすと、ひろしは篭手で受け止める。ひろしは奈良尾の足を掴むと、立ち上がった。
奈良尾「まだ、やるのか」
ひろし「あぁ、まだやるさ。俺は世界を、しんのすけを救わなければいけない」
彼は奈良尾の方を向いたまま後ろに下がっていきファイティングポーズを取った。
奈良尾「ふん、愚かだ。生かしてやろうと思ったのに……愚かだ」
逆刃を元に戻した。ひろしに切り付ける。
46: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/04/06(土) 01:50:31.794 ID:coUSlzEP0.net
ひろしはヘルメットで受けると共に、両手を頭上に掲げた。
ひろし「ぐぅぅぅぅ、うぐぁぁぁぁぁぁ!!」
力を力増すと共に、筋肉が収縮し全身の傷跡から血液が吹き出す。
奈良尾「な、何をしてるんだ!!この状況で、力む事は愚策にも程がある!!なのに、なのに、」
奈良尾「何故、俺は、心の底で怖気付いている!!」
奈良尾が後方に飛んだ。ひろしは両腕を曲げ胸の前に揃える。
奈良尾「まさか、まさかお前!!」
ひろし「アクション!!ビィィィィム!!!!」
腕から放たれた閃光を奈良尾は刀で打ち返そうとするも、刀を折ると共に奈良尾を包み込んだ。
閃光は皮を焼き、肉を焼き、骨を焼いた。黒焦げになった奈良尾をひろしは一瞥すると、息を切らしながら道を歩む。
しかし、歩みは二歩として続かずその場に倒れ込んでしまった。
ひろし「ぐぅぅぅぅ、うぐぁぁぁぁぁぁ!!」
力を力増すと共に、筋肉が収縮し全身の傷跡から血液が吹き出す。
奈良尾「な、何をしてるんだ!!この状況で、力む事は愚策にも程がある!!なのに、なのに、」
奈良尾「何故、俺は、心の底で怖気付いている!!」
奈良尾が後方に飛んだ。ひろしは両腕を曲げ胸の前に揃える。
奈良尾「まさか、まさかお前!!」
ひろし「アクション!!ビィィィィム!!!!」
腕から放たれた閃光を奈良尾は刀で打ち返そうとするも、刀を折ると共に奈良尾を包み込んだ。
閃光は皮を焼き、肉を焼き、骨を焼いた。黒焦げになった奈良尾をひろしは一瞥すると、息を切らしながら道を歩む。
しかし、歩みは二歩として続かずその場に倒れ込んでしまった。
47: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/04/06(土) 01:52:47.998 ID:coUSlzEP0.net
風間「やっと巻けたな、」
しんのすけ「オラ達、これからどうすればいいんだぞ?」
風間「らしくないな。こっちだ!」
通気口の中に入っていく。這うように通気口を歩いていくと一際暗い部屋を見つける。
しんのすけは白装束の男を指さした。
しんのすけ「あれが だぞ?」
風間「出川珍蔵な」
しんのすけ「あれ倒したらとーちゃんとかあちゃんが戻ってきてくれるかな。オトナ帝国の時みたいに」
風間「?」
風間「戻ってくるさ!倒せば」
勢い余り、風間が立ち上がろうとすると天井にぶつかり物音を立ててしまう。
珍蔵「誰だ!!」
珍蔵が辺りにあった使わない小型の玄翁を投げると風間くんとしんのすけが覗いていた通気口が外れ部屋の中に落ちてしまう。
珍蔵「お前は野原しんのすけと、有象無象」
珍蔵「奈良尾もテキコも失敗したのか。使えんヤツらだ」
珍蔵「で、お前は何をするというのだ。お前みたいな園児に何が出来るというのだ!!!」
しんのすけ「オラは、オラは!!何が出来るの?」
風間「こいつを倒せる!」
しんのすけ「そうだ!!お前を倒して!とーちゃんもかあちゃんも返してもらうんだぞ!!」
しんのすけが白装束の足に飛びついていく。白装束はしんのすけを掴みあげた。
風間「しんのすけを離せ!!」
飛びつこうとする風間もつまみ上げた。
珍蔵「ふむ、いい仲間愛だ。仲間愛だが、興味はそそられない。欲しくない」
しんのすけ「オラ達、これからどうすればいいんだぞ?」
風間「らしくないな。こっちだ!」
通気口の中に入っていく。這うように通気口を歩いていくと一際暗い部屋を見つける。
しんのすけは白装束の男を指さした。
しんのすけ「あれが だぞ?」
風間「出川珍蔵な」
しんのすけ「あれ倒したらとーちゃんとかあちゃんが戻ってきてくれるかな。オトナ帝国の時みたいに」
風間「?」
風間「戻ってくるさ!倒せば」
勢い余り、風間が立ち上がろうとすると天井にぶつかり物音を立ててしまう。
珍蔵「誰だ!!」
珍蔵が辺りにあった使わない小型の玄翁を投げると風間くんとしんのすけが覗いていた通気口が外れ部屋の中に落ちてしまう。
珍蔵「お前は野原しんのすけと、有象無象」
珍蔵「奈良尾もテキコも失敗したのか。使えんヤツらだ」
珍蔵「で、お前は何をするというのだ。お前みたいな園児に何が出来るというのだ!!!」
しんのすけ「オラは、オラは!!何が出来るの?」
風間「こいつを倒せる!」
しんのすけ「そうだ!!お前を倒して!とーちゃんもかあちゃんも返してもらうんだぞ!!」
しんのすけが白装束の足に飛びついていく。白装束はしんのすけを掴みあげた。
風間「しんのすけを離せ!!」
飛びつこうとする風間もつまみ上げた。
珍蔵「ふむ、いい仲間愛だ。仲間愛だが、興味はそそられない。欲しくない」
50: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/04/06(土) 01:57:16.645 ID:coUSlzEP0.net
珍蔵「野原しんのすけ、この子は大事な友達みたいだな。だったら、その大事な友達を奪ってやるよ」
液体の中に風間を沈めた。
珍蔵「丁度動力を断ち切られていたのだ。野原みさえのせいでな」
珍蔵「だから、丁度いい。お前の友人は、動力になるのだよ」
しんのすけ「風間くんは!!何にもならないぞ!!」
珍蔵「元来、この液体というのは人間を溶かして生命力をエネルギーに変えたもの。園児は生命力が強い故にエネルギーを沢山抽出できる。君の友達は糧となるのだ」
珍蔵「どうだ?しんのすけ、このボタンを押せばお前の友人は死ぬ。無力だろう?無力だろう?」
つまみ上げた、しんのすけを顔に近付けた。
しんのすけ「オラは、」
珍蔵「んん?」
しんのすけ「オラは諦めないぞ!!」
珍蔵の顔に唾を吐きつけた。珍蔵の目に唾が入ると共に、痛みが満ち悶絶する。放たれたしんのすけは近くに落ちた玄翁を持ち上げる。
しんのすけ「重い、重いけど!!」
しんのすけ「かすかべ防衛隊ファイヤアアアア!!!」
玄翁が水槽に打ち付けられ、水槽にヒビが入る。
珍蔵「やめろぉぉぉ!!」
しんのすけに掴みかかろうとするが、しんのすけは間一髪避け珍蔵の体が水槽にぶつかる。水槽のヒビが広がると共に、砕け散り水がその場に放たれた。
珍蔵「私の、私のけいかくをよくもぉぉぉ」
珍蔵「したらば、したらば、したらば、したらば!!!私が、私が、私がァァァァァ!!!」
珍蔵が地面に浸された水を体に被ると水槽のあった所に立った。スイッチを押すと共に電撃が走る。
珍蔵「ぐあああああああああああ」
電撃が消えると共に煙が上がる。煙が晴れると贅肉が消え去り引き締まった珍蔵が居た。筋骨隆々とした高身長の老人は、しんのすけの元に一歩一歩歩み寄る。
液体の中に風間を沈めた。
珍蔵「丁度動力を断ち切られていたのだ。野原みさえのせいでな」
珍蔵「だから、丁度いい。お前の友人は、動力になるのだよ」
しんのすけ「風間くんは!!何にもならないぞ!!」
珍蔵「元来、この液体というのは人間を溶かして生命力をエネルギーに変えたもの。園児は生命力が強い故にエネルギーを沢山抽出できる。君の友達は糧となるのだ」
珍蔵「どうだ?しんのすけ、このボタンを押せばお前の友人は死ぬ。無力だろう?無力だろう?」
つまみ上げた、しんのすけを顔に近付けた。
しんのすけ「オラは、」
珍蔵「んん?」
しんのすけ「オラは諦めないぞ!!」
珍蔵の顔に唾を吐きつけた。珍蔵の目に唾が入ると共に、痛みが満ち悶絶する。放たれたしんのすけは近くに落ちた玄翁を持ち上げる。
しんのすけ「重い、重いけど!!」
しんのすけ「かすかべ防衛隊ファイヤアアアア!!!」
玄翁が水槽に打ち付けられ、水槽にヒビが入る。
珍蔵「やめろぉぉぉ!!」
しんのすけに掴みかかろうとするが、しんのすけは間一髪避け珍蔵の体が水槽にぶつかる。水槽のヒビが広がると共に、砕け散り水がその場に放たれた。
珍蔵「私の、私のけいかくをよくもぉぉぉ」
珍蔵「したらば、したらば、したらば、したらば!!!私が、私が、私がァァァァァ!!!」
珍蔵が地面に浸された水を体に被ると水槽のあった所に立った。スイッチを押すと共に電撃が走る。
珍蔵「ぐあああああああああああ」
電撃が消えると共に煙が上がる。煙が晴れると贅肉が消え去り引き締まった珍蔵が居た。筋骨隆々とした高身長の老人は、しんのすけの元に一歩一歩歩み寄る。
51: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/04/06(土) 01:59:10.958 ID:coUSlzEP0.net
珍蔵「お前さえ屠殺すれば、何度でも好機は訪れる。お前さえ死ねば!!!」
珍蔵が拳を振り上げる。
???「そうはさせない!!」
珍蔵が声の先を見るとのんすけが立っていた。のんすけは穴を開けたまま立っている。
のんすけ「そうはさせないぞ、珍蔵!!」
珍蔵「誰だお前は!!」
のんすけ「オラは第85バース、野原しんのすけだ!!」
珍蔵が拳を振り上げる。
???「そうはさせない!!」
珍蔵が声の先を見るとのんすけが立っていた。のんすけは穴を開けたまま立っている。
のんすけ「そうはさせないぞ、珍蔵!!」
珍蔵「誰だお前は!!」
のんすけ「オラは第85バース、野原しんのすけだ!!」
52: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/04/06(土) 02:01:34.414 ID:coUSlzEP0.net
しんのすけ「のんすけじゃないの?」
85しんのすけ「あぁ、騙しててごめん。しんのすけくん。オラは時間警察でもなければ未来人でもない、平行世界警察、野原しんのすけだ」
珍蔵「ほう、平行世界警察とやらが何のようかな?」
85しんのすけ「お前を逮捕しに来た」
珍蔵「なるほど、しかしお前は弱そうだなぁ。なぁ、お前だけで何が出来るというのだァ?」
85しんのすけ「お前だけ?浅はかだな出川珍蔵。オラ達は一人じゃない」
マルチバースの穴から無数のしんのすけが現れた。
85しんのすけ「各バースしんのすけって言うのは十人十色だが、等しく」
85しんのすけ「お下品だぞ」
珍蔵は85しんのすけに掴みかかった。
85しんのすけ「全しんのすけ!!オナラを放て!!」
全しんのすけ「ラジャー!!」
85しんのすけは珍蔵を蹴り飛ばした。鼻栓を詰めると、しんのすけに二セット、風間くんに一セットを渡した。
全しんのすけが珍蔵に向けてオナラを放つ。
珍蔵「うっ、ぐぐぐあああああああああああ」
鼻が壊れるほどの臭気に珍蔵は悶絶すると共に、その場に倒れ込んでしまう。
全しんのすけは穴の中に帰っていく。
85しんのすけ「倒れたかな?」
85しんのすけは珍蔵の腕に手錠を括り付けると、適当な柱に繋げた。
85しんのすけ「あぁ、騙しててごめん。しんのすけくん。オラは時間警察でもなければ未来人でもない、平行世界警察、野原しんのすけだ」
珍蔵「ほう、平行世界警察とやらが何のようかな?」
85しんのすけ「お前を逮捕しに来た」
珍蔵「なるほど、しかしお前は弱そうだなぁ。なぁ、お前だけで何が出来るというのだァ?」
85しんのすけ「お前だけ?浅はかだな出川珍蔵。オラ達は一人じゃない」
マルチバースの穴から無数のしんのすけが現れた。
85しんのすけ「各バースしんのすけって言うのは十人十色だが、等しく」
85しんのすけ「お下品だぞ」
珍蔵は85しんのすけに掴みかかった。
85しんのすけ「全しんのすけ!!オナラを放て!!」
全しんのすけ「ラジャー!!」
85しんのすけは珍蔵を蹴り飛ばした。鼻栓を詰めると、しんのすけに二セット、風間くんに一セットを渡した。
全しんのすけが珍蔵に向けてオナラを放つ。
珍蔵「うっ、ぐぐぐあああああああああああ」
鼻が壊れるほどの臭気に珍蔵は悶絶すると共に、その場に倒れ込んでしまう。
全しんのすけは穴の中に帰っていく。
85しんのすけ「倒れたかな?」
85しんのすけは珍蔵の腕に手錠を括り付けると、適当な柱に繋げた。
53: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/04/06(土) 02:03:43.096 ID:coUSlzEP0.net
みさえ「しんのすけ……大丈夫だったのね!」
みさえが走りしんのすけに抱きついた。後ろから血塗れなひろしが現れる。
ひろし「寝起きは体がきっついなぁ」
ひろし「おぉ」
ひろし「よくやったなしんのすけ」
しんのすけ「とーちゃん、かあちゃん……」
85しんのすけ「お取り込み中、すいません。お二人は自分の世界に帰りますか?」
みさえとひろしは首肯した。
みさえ「みんなのことを探して、またよりを戻そうと思う」
ひろし「俺は、本当の家族の死を受け入れて、世界を守るよ。アクション仮面って名前でさ」
しんのすけ「とーちゃん、アクション仮面なの?」
ひろし「あぁ、俺の世界ではな。みんなには内緒だぞ?」
85しんのすけ「そうですか。しんのすけくんは、本当の家族に会いたい」
しんのすけはみさえとひろしの顔を見た。二人は穏やかな顔をしている。
しんのすけ「うん!会いたいぞ!」
85しんのすけ「そっか、じゃあ風間くんとひまちゃんとはお別れだな」
しんのすけ「なんでだぞ?とーちゃんとかあちゃんが飛ばされたんじゃないの?」
85しんのすけ「違うんだ。飛ばされたのは君さ、だからお別れだ」
しんのすけは風間くんにひまわりを預けると、風間くんに手を振った。手を振り返さない。
しんのすけ「じゃあね〜みんな!!」
ひろしとみさえは手を振った。85しんのすけの手を繋ぎ穴に入る。
風間「しんのすけ!!」
風間くんの声が聞こえるとしんのすけは穴から顔を覗かせる。
風間「あっちでも元気やれよ!しんのすけ!!」
しんのすけ「トオルちゃんもママと元気にするんだぞ!」
風間「うるさい!!」
風間「ははは!!じゃあな、しんのすけ!!」
風間くんが手を振ると共に、完全に穴の中に入った。
みさえが走りしんのすけに抱きついた。後ろから血塗れなひろしが現れる。
ひろし「寝起きは体がきっついなぁ」
ひろし「おぉ」
ひろし「よくやったなしんのすけ」
しんのすけ「とーちゃん、かあちゃん……」
85しんのすけ「お取り込み中、すいません。お二人は自分の世界に帰りますか?」
みさえとひろしは首肯した。
みさえ「みんなのことを探して、またよりを戻そうと思う」
ひろし「俺は、本当の家族の死を受け入れて、世界を守るよ。アクション仮面って名前でさ」
しんのすけ「とーちゃん、アクション仮面なの?」
ひろし「あぁ、俺の世界ではな。みんなには内緒だぞ?」
85しんのすけ「そうですか。しんのすけくんは、本当の家族に会いたい」
しんのすけはみさえとひろしの顔を見た。二人は穏やかな顔をしている。
しんのすけ「うん!会いたいぞ!」
85しんのすけ「そっか、じゃあ風間くんとひまちゃんとはお別れだな」
しんのすけ「なんでだぞ?とーちゃんとかあちゃんが飛ばされたんじゃないの?」
85しんのすけ「違うんだ。飛ばされたのは君さ、だからお別れだ」
しんのすけは風間くんにひまわりを預けると、風間くんに手を振った。手を振り返さない。
しんのすけ「じゃあね〜みんな!!」
ひろしとみさえは手を振った。85しんのすけの手を繋ぎ穴に入る。
風間「しんのすけ!!」
風間くんの声が聞こえるとしんのすけは穴から顔を覗かせる。
風間「あっちでも元気やれよ!しんのすけ!!」
しんのすけ「トオルちゃんもママと元気にするんだぞ!」
風間「うるさい!!」
風間「ははは!!じゃあな、しんのすけ!!」
風間くんが手を振ると共に、完全に穴の中に入った。
55: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/04/06(土) 02:07:03.843 ID:coUSlzEP0.net
中は完全な暗黒であるが、85しんのすけとしんのすけのことは視認できる。
しんのすけ「風間くんの世界のオラとみんなはどこに行ったんだぞ?」
85しんのすけ「他の世界に紛れ込んでたみたいだから僕が送り届けてあげたよ」
しんのすけ「どんな子だった?」
85しんのすけ「君みたいにとても優しい子だけど、君よりは大人しかったかな」
しんのすけ「大人のオラは」
85しんのすけ「のんすけでいいよ」
しんのすけ「のんすけはなんで大人なの?」
85しんのすけ「第85バースは歴史の流れが君の世界、第25バース、つまりは正史よりも少し早い世界なんだ」
しんのすけ「てことはオラもそういう風になるの?」
85しんのすけ「あぁ、多分な。オラは戦国時代にタイムスリップしたり、オトナ帝国とも戦った。同じ未来を辿ってるから君も、オラと同じような姿になるさ」
しんのすけ「オラもイケメンになるんだな!!」
85しんのすけ「イケメンか……それほどでもぉ」
85しんのすけ「さて、しんのすけくん。もうそろそろ着くよ、着いたら皆をギュッと抱きしめてあげるんだぞ」
しんのすけ「でも、あの世界ではオラが二ヶ月も居なかったんだよね」
85しんのすけ「大丈夫、オラが説得しておいたから」
しんのすけ「うん、わかった!」
暗黒の中に穴が生まれる。
85しんのすけ「さて、オラとはここでお別れだ」
しんのすけ「なんで?」
85しんのすけ「EXSに置いてきてるからね。それじゃあ、頑張るんだぞしんのすけ」
85しんのすけ「これから、辛いこともいっぱいあるだろうけど、君は強い!だから大丈夫だ!」
しんのすけ「うん!わかったぞ!!」
手を振りあうと、しんのすけは穴を通った。
しんのすけ「風間くんの世界のオラとみんなはどこに行ったんだぞ?」
85しんのすけ「他の世界に紛れ込んでたみたいだから僕が送り届けてあげたよ」
しんのすけ「どんな子だった?」
85しんのすけ「君みたいにとても優しい子だけど、君よりは大人しかったかな」
しんのすけ「大人のオラは」
85しんのすけ「のんすけでいいよ」
しんのすけ「のんすけはなんで大人なの?」
85しんのすけ「第85バースは歴史の流れが君の世界、第25バース、つまりは正史よりも少し早い世界なんだ」
しんのすけ「てことはオラもそういう風になるの?」
85しんのすけ「あぁ、多分な。オラは戦国時代にタイムスリップしたり、オトナ帝国とも戦った。同じ未来を辿ってるから君も、オラと同じような姿になるさ」
しんのすけ「オラもイケメンになるんだな!!」
85しんのすけ「イケメンか……それほどでもぉ」
85しんのすけ「さて、しんのすけくん。もうそろそろ着くよ、着いたら皆をギュッと抱きしめてあげるんだぞ」
しんのすけ「でも、あの世界ではオラが二ヶ月も居なかったんだよね」
85しんのすけ「大丈夫、オラが説得しておいたから」
しんのすけ「うん、わかった!」
暗黒の中に穴が生まれる。
85しんのすけ「さて、オラとはここでお別れだ」
しんのすけ「なんで?」
85しんのすけ「EXSに置いてきてるからね。それじゃあ、頑張るんだぞしんのすけ」
85しんのすけ「これから、辛いこともいっぱいあるだろうけど、君は強い!だから大丈夫だ!」
しんのすけ「うん!わかったぞ!!」
手を振りあうと、しんのすけは穴を通った。
56: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/04/06(土) 02:07:26.625 ID:coUSlzEP0.net
そこはいつも通りのシロの小屋の前である。
しんのすけ「ただいマンゴーアイスはイチゴ味ぃ!」
尻の大きく髪の長いみさえがいた。
みさえ「素直にただいまって………しんのすけ!!」
みさえ「あなた!しんのすけよ!」
ひろし「なにィ!!しんのすけぇ!!」
ドテドテと階段を降りると、だらしない顔立ちのひろしがしんのすけに抱きついた。みさえも続いて抱きつく。
しんのすけ「とーちゃんは臭いぞ」
しんのすけ「かあちゃん、ケツでかいぞ。でも」
しんのすけ「大好きだぞ!!」
ED
TK from 凛として時雨『P.S. RED I』
https://youtu.be/issXuOYcKOY
しんのすけ「ただいマンゴーアイスはイチゴ味ぃ!」
尻の大きく髪の長いみさえがいた。
みさえ「素直にただいまって………しんのすけ!!」
みさえ「あなた!しんのすけよ!」
ひろし「なにィ!!しんのすけぇ!!」
ドテドテと階段を降りると、だらしない顔立ちのひろしがしんのすけに抱きついた。みさえも続いて抱きつく。
しんのすけ「とーちゃんは臭いぞ」
しんのすけ「かあちゃん、ケツでかいぞ。でも」
しんのすけ「大好きだぞ!!」
ED
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https://youtu.be/issXuOYcKOY
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