1: 名無しで叶える物語◆TJSbUkA5★ 2025/04/14(月) 19:48:41 ID:???Sr
侑(へへへ……グッズとして作って売るって名目なら公的にお金を使えるし、私はタダで貰えちゃうし、懐もあったかくなるし、夜も困らないし、制作過程で皆の可愛い姿やらえっちな姿も見放題だから良いことづくめだよね……)
ランジュ「きゃあっ、いいわね! アタシも栞子やミアの抱き枕欲しいわ!」
ミア「本人が近くにいるんだし必要ないだろ……」
璃奈「……ミアさんは、私の抱き枕欲しくない?」
ミア「なんてことはないよね、やっぱり大切な仲間のグッズが手元にあるのは大事さ」
侑(ふふっ、皆乗り気だ! この調子なら過半数賛成で作れるかな?)
歩夢「同好会の皆、なら侑ちゃんも抱き枕作るんだよね?」
侑「ん?」
歩夢「だから、侑ちゃんも私たちみたいに脱ぐんだよね?」
侑「えっ」
せつ菜「それに賛成です!」
エマ「私も賛成だよ~」
果林「言い出しっぺが逃げるなんて、そんなのナシよね? 侑?」
侑「え、え、ええええええっ……!?」
ランジュ「きゃあっ、いいわね! アタシも栞子やミアの抱き枕欲しいわ!」
ミア「本人が近くにいるんだし必要ないだろ……」
璃奈「……ミアさんは、私の抱き枕欲しくない?」
ミア「なんてことはないよね、やっぱり大切な仲間のグッズが手元にあるのは大事さ」
侑(ふふっ、皆乗り気だ! この調子なら過半数賛成で作れるかな?)
歩夢「同好会の皆、なら侑ちゃんも抱き枕作るんだよね?」
侑「ん?」
歩夢「だから、侑ちゃんも私たちみたいに脱ぐんだよね?」
侑「えっ」
せつ菜「それに賛成です!」
エマ「私も賛成だよ~」
果林「言い出しっぺが逃げるなんて、そんなのナシよね? 侑?」
侑「え、え、ええええええっ……!?」
2: 名無しで叶える物語◆TJSbUkA5★ 2025/04/14(月) 19:50:10 ID:???Sr
こうして侑を含めた、同好会13人の抱き枕カバーが作られ、店頭に並んだという……そして、何故か侑の抱き枕カバーの売れ行きがすこぶる良かったため、第二弾を希望する声が侑の元に届くのだった……
なんてぇのを見たい人生でございやした
なんてぇのを見たい人生でございやした
12: 名無しで叶える物語◆eT9JRJFT★ 2025/04/14(月) 21:36:37 ID:???Sd
侑「とほほ、私までランジェリーショット撮ることになるなんて///」
ミア「でも後半NORINORIだったよな?」
侑「やめてよ~///」
⁄/*イ`^ᗜ^リ みなさん大変です!!!セクシーランジェリー抱き枕カバーが高ス連(高校スクールアイドル連盟)にNGくらいました!!!
侑「えっ!?どういうこと?」
⁄/*イ`^ᗜ^リ スクールアイドルにふさわしくない!けしからん! すぎるとのことで役員がカンカンです!!!今生徒会長が矛を収めるための性奉仕活動の真っ最中です!!!
侑「ええ~!?だって果林さんとか愛ちゃんとか普段からもっと な衣装着てるじゃん!おかしくない!?」
⁄/*イ`^ᗜ^リ ステージ衣装はあくまでもパフォーマンスが目的というタテマエが成り立ちますので理論上は と まで露出OKです!!!ですが抱き枕はそれそのものが1000% な目的のグッズですのでNGみたいです!!!!
侑「そんなあ~!じゃあこの画像データは家宝として保管しておくかあ、残念だけどほっとしたよ」
@cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ💦 …ちょっと待って。せつ菜ちゃんさっきなんて言った?
⁄/*イ`^ᗜ^リ 生徒会長が役員の怒りを鎮めるために性奉仕活動を──
@cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ💦 ううんそのちょっと前、スクールアイドルにふさわしくないから……だからダメだって言われたんだよね?
侑「???」
ミア「でも後半NORINORIだったよな?」
侑「やめてよ~///」
⁄/*イ`^ᗜ^リ みなさん大変です!!!セクシーランジェリー抱き枕カバーが高ス連(高校スクールアイドル連盟)にNGくらいました!!!
侑「えっ!?どういうこと?」
⁄/*イ`^ᗜ^リ スクールアイドルにふさわしくない!けしからん! すぎるとのことで役員がカンカンです!!!今生徒会長が矛を収めるための性奉仕活動の真っ最中です!!!
侑「ええ~!?だって果林さんとか愛ちゃんとか普段からもっと な衣装着てるじゃん!おかしくない!?」
⁄/*イ`^ᗜ^リ ステージ衣装はあくまでもパフォーマンスが目的というタテマエが成り立ちますので理論上は と まで露出OKです!!!ですが抱き枕はそれそのものが1000% な目的のグッズですのでNGみたいです!!!!
侑「そんなあ~!じゃあこの画像データは家宝として保管しておくかあ、残念だけどほっとしたよ」
@cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ💦 …ちょっと待って。せつ菜ちゃんさっきなんて言った?
⁄/*イ`^ᗜ^リ 生徒会長が役員の怒りを鎮めるために性奉仕活動を──
@cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ💦 ううんそのちょっと前、スクールアイドルにふさわしくないから……だからダメだって言われたんだよね?
侑「???」
13: 名無しで叶える物語◆TJSbUkA5★ 2025/04/14(月) 21:39:33 ID:???00
侑「うーん……こんなこと言われてもなぁ……1回出すだけでも物凄く恥ずかしかったのに、第2弾なんて流石に無理だよ……うーん……」
「あっ、高咲先輩!」
侑「ん?」
「あ、あのっ、自分音楽科1年の間根雲っス……あの、ファンなんスよ……握手してもらっていいスか」
侑「そ、そうなんだ? い、いいよ」
「あざーっす」
ガシッ
「しゃあっ 高咲先輩と握手出来たっ」
侑「……私のファンなんて、変わった子だなぁ」
「あ、あの、高咲さん!」
侑「ん? 何?」
「こないだの抱き枕カバー……その、買ったんだけど、新しいのとかを出す予定って、あるかな……?」
侑「……ないよ?」
「そ、そうなんだ、えへへ……ごめんね、変なこと聞いちゃって……」
侑「……」
「あっ、高咲先輩!」
侑「ん?」
「あ、あのっ、自分音楽科1年の間根雲っス……あの、ファンなんスよ……握手してもらっていいスか」
侑「そ、そうなんだ? い、いいよ」
「あざーっす」
ガシッ
「しゃあっ 高咲先輩と握手出来たっ」
侑「……私のファンなんて、変わった子だなぁ」
「あ、あの、高咲さん!」
侑「ん? 何?」
「こないだの抱き枕カバー……その、買ったんだけど、新しいのとかを出す予定って、あるかな……?」
侑「……ないよ?」
「そ、そうなんだ、えへへ……ごめんね、変なこと聞いちゃって……」
侑「……」
15: 名無しで叶える物語◆TJSbUkA5★ 2025/04/14(月) 21:45:03 ID:???00
侑「うーん……抱き枕カバーを出してからというもの、心なしか生徒の皆の視線がやたらと向いてるような気がする……」
「お、高咲発見!」
侑「え、えぇ? 今度は何……っていうかどちら様……?」
「おう、あたしは3年サッカー部の……いやそんなことはどうでもいいんだ。
なぁ高咲、抱き枕カバーの第2弾はいつ出るのか教えてくれよ!」
侑「い、いやそんなこと言われても……次の予定とかなくって……」
「えぇ? 勿体ねえなぁ……サッカー部は勿論のこと、ニジガク全体で高咲の抱き枕カバーが大人気なんだぜ? これに乗じないのはないだろ~?」
侑「え、えぇ……? なんで私のが人気なんだろう……?」
「お、高咲発見!」
侑「え、えぇ? 今度は何……っていうかどちら様……?」
「おう、あたしは3年サッカー部の……いやそんなことはどうでもいいんだ。
なぁ高咲、抱き枕カバーの第2弾はいつ出るのか教えてくれよ!」
侑「い、いやそんなこと言われても……次の予定とかなくって……」
「えぇ? 勿体ねえなぁ……サッカー部は勿論のこと、ニジガク全体で高咲の抱き枕カバーが大人気なんだぜ? これに乗じないのはないだろ~?」
侑「え、えぇ……? なんで私のが人気なんだろう……?」
16: 名無しで叶える物語◆TJSbUkA5★ 2025/04/14(月) 21:48:25 ID:???00
侑「……って、今日だけで5~6人くらいには抱き枕カバーの第2弾を強請られちゃって。
歩夢たちはいつもこんな風にしてたって思うと凄いよ……」
歩夢「私たちもそこまで声かけられたりしないよ?」
ランジュ「ランジュは今日3回も声かけられたわよ! 『これ落としましたよ~』って!」
ミア「それはランジュが勢いよく走るからポケットに入れてた物を落としやすいだけだろ……」
侑「うーん……どうすればいいかなぁ」
璃奈「……2つほどいい手があるよ」
侑「ホント!?」
璃奈「うん。でも、1つは侑さんは少しブーイングをされる羽目になるかもしれないし、誰か1人が巻き込まれなきゃいけない方法でもある」
侑「誰か1人が……って、どういうこと?」
歩夢たちはいつもこんな風にしてたって思うと凄いよ……」
歩夢「私たちもそこまで声かけられたりしないよ?」
ランジュ「ランジュは今日3回も声かけられたわよ! 『これ落としましたよ~』って!」
ミア「それはランジュが勢いよく走るからポケットに入れてた物を落としやすいだけだろ……」
侑「うーん……どうすればいいかなぁ」
璃奈「……2つほどいい手があるよ」
侑「ホント!?」
璃奈「うん。でも、1つは侑さんは少しブーイングをされる羽目になるかもしれないし、誰か1人が巻き込まれなきゃいけない方法でもある」
侑「誰か1人が……って、どういうこと?」
17: 名無しで叶える物語◆TJSbUkA5★ 2025/04/14(月) 21:52:00 ID:???00
璃奈「侑さんの抱き枕カバーが求められてるのは、恐らく侑さんの固有性が大きい」
侑「固有性……? 私に?」
璃奈「うん。侑さんはスクールアイドルじゃない、けれどもスクールアイドル同好会の一員であって、たまにステージにも立つ」
侑「確かにそうだね……ピアノ弾いたり、稀に楽曲参加することもあるし……」
せつ菜「……つまり、璃奈さんが言いたいのは『侑さんはスクールアイドルと一般生徒の間』である、ということですか?」
璃奈「そういうこと。スクールアイドルほど遠い存在でもなく、一般生徒ほど身近でもない。
だから侑さんの抱き枕カバー、及び侑さん自身にはどこかフランクに話しかけて、いずれ恋仲に……って考える人が多い」
侑「え、私ってそんな目で見られてたんだ……」
ミア「今更気付いたのか……」
侑「固有性……? 私に?」
璃奈「うん。侑さんはスクールアイドルじゃない、けれどもスクールアイドル同好会の一員であって、たまにステージにも立つ」
侑「確かにそうだね……ピアノ弾いたり、稀に楽曲参加することもあるし……」
せつ菜「……つまり、璃奈さんが言いたいのは『侑さんはスクールアイドルと一般生徒の間』である、ということですか?」
璃奈「そういうこと。スクールアイドルほど遠い存在でもなく、一般生徒ほど身近でもない。
だから侑さんの抱き枕カバー、及び侑さん自身にはどこかフランクに話しかけて、いずれ恋仲に……って考える人が多い」
侑「え、私ってそんな目で見られてたんだ……」
ミア「今更気付いたのか……」
18: 名無しで叶える物語◆TJSbUkA5★ 2025/04/14(月) 21:57:15 ID:???00
璃奈「ここからが話の本題。
つまり、侑さんが誰かとくっつく……恋仲になることでそのワンチャンスを失わせて、抱き枕カバーの第二弾希望を断ち切ることが出来る」
侑「けど、そんなことしたら……」
璃奈「……うん、くっついた人にも影響が及びかねない」
果林「なぁんだ、そういうこと。
なら、何の問題もないじゃない」
璃奈「?」
果林「私と侑がくっつけばいいだけでしょ? だって、私はもうすぐ卒業するし、女の子の1人や2人くらい食べちゃっても違和感のないキャラじゃない。
ね、侑?」
侑「あ、あわわ……」
せつ菜「それは違います!」
果林「あら」
せつ菜「果林さんの場合はあくまで魅了するという意味合いでしょう!
恋仲とは対等な関係が求められているのです! つ、つつつつまり私が相応しいかと!!!」
侑「せつ菜ちゃん!?」
愛「それなら愛さんだって良くない? ほら、同じ2年だし!」
ミア「ボクは同じ音楽科で、ベイビーちゃんの師匠だけど?」
ランジュ「ふふん、ランジュならそんなブーイング諸共まとめて虜にしちゃうわ!」
璃奈「発案者の私が責任を持ってやるべき、皆下がってて欲しい」
エマ「じゃあ、間を取って私が侑ちゃんとくっつくよ~」
バァン!!!!!!
つまり、侑さんが誰かとくっつく……恋仲になることでそのワンチャンスを失わせて、抱き枕カバーの第二弾希望を断ち切ることが出来る」
侑「けど、そんなことしたら……」
璃奈「……うん、くっついた人にも影響が及びかねない」
果林「なぁんだ、そういうこと。
なら、何の問題もないじゃない」
璃奈「?」
果林「私と侑がくっつけばいいだけでしょ? だって、私はもうすぐ卒業するし、女の子の1人や2人くらい食べちゃっても違和感のないキャラじゃない。
ね、侑?」
侑「あ、あわわ……」
せつ菜「それは違います!」
果林「あら」
せつ菜「果林さんの場合はあくまで魅了するという意味合いでしょう!
恋仲とは対等な関係が求められているのです! つ、つつつつまり私が相応しいかと!!!」
侑「せつ菜ちゃん!?」
愛「それなら愛さんだって良くない? ほら、同じ2年だし!」
ミア「ボクは同じ音楽科で、ベイビーちゃんの師匠だけど?」
ランジュ「ふふん、ランジュならそんなブーイング諸共まとめて虜にしちゃうわ!」
璃奈「発案者の私が責任を持ってやるべき、皆下がってて欲しい」
エマ「じゃあ、間を取って私が侑ちゃんとくっつくよ~」
バァン!!!!!!
19: 名無しで叶える物語◆TJSbUkA5★ 2025/04/14(月) 22:00:25 ID:???00
「…………」
歩夢「侑ちゃん、わかってるよね」
侑「……」
歩夢「こういうのは、幼馴染が1番だよね」
侑「……」
歩夢「ね、侑ちゃん?」
ニコニコ
歩夢「1人だけ、選んでくれるよね」
侑「ァッ、ハィ……」
歩夢「良かった。璃奈ちゃん、これで問題は解決するんだよね?」
璃奈「た、多分……」
歩夢「それじゃあ、早速侑ちゃんと私が一緒にいるところをアピールして、侑ちゃんの抱き枕カバーを欲しがる人たちの心を折ろっか」
愛「い、言い方凄いね歩夢……」
ミア「敵に回しちゃいけないね……」
歩夢「侑ちゃん、わかってるよね」
侑「……」
歩夢「こういうのは、幼馴染が1番だよね」
侑「……」
歩夢「ね、侑ちゃん?」
ニコニコ
歩夢「1人だけ、選んでくれるよね」
侑「ァッ、ハィ……」
歩夢「良かった。璃奈ちゃん、これで問題は解決するんだよね?」
璃奈「た、多分……」
歩夢「それじゃあ、早速侑ちゃんと私が一緒にいるところをアピールして、侑ちゃんの抱き枕カバーを欲しがる人たちの心を折ろっか」
愛「い、言い方凄いね歩夢……」
ミア「敵に回しちゃいけないね……」
20: 名無しで叶える物語◆TJSbUkA5★ 2025/04/14(月) 22:03:56 ID:???00
──翌日
栞子「た、大変です! 侑さんと歩夢さんのお二人がお付き合いされているような写真が校内で出回って──」
かすみ「ブーイングとか暴動が起きちゃったの!?」
栞子「い、いえ……むしろその逆です!」
かすみ「えっ」
璃奈「ま、まさか……」
「オラーッゆうぽむ抱き枕カバーを出さんかいーっ」
「ゆうぽむサイコー!」
「ゆうぽむグッズを出せー!」
「出さないのはスクールアイドル同好会の横暴だー!」
しずく「逆効果になっちゃったんだ……」
璃奈「う、裏目に出るなんて……」
侑「こ、こんなつもりじゃ……」
歩夢「ブーイングが起こらなくて良かったね、侑ちゃん」
かすみ「もっと酷い状況になってますよ!?」
栞子「た、大変です! 侑さんと歩夢さんのお二人がお付き合いされているような写真が校内で出回って──」
かすみ「ブーイングとか暴動が起きちゃったの!?」
栞子「い、いえ……むしろその逆です!」
かすみ「えっ」
璃奈「ま、まさか……」
「オラーッゆうぽむ抱き枕カバーを出さんかいーっ」
「ゆうぽむサイコー!」
「ゆうぽむグッズを出せー!」
「出さないのはスクールアイドル同好会の横暴だー!」
しずく「逆効果になっちゃったんだ……」
璃奈「う、裏目に出るなんて……」
侑「こ、こんなつもりじゃ……」
歩夢「ブーイングが起こらなくて良かったね、侑ちゃん」
かすみ「もっと酷い状況になってますよ!?」
21: 名無しで叶える物語◆TJSbUkA5★ 2025/04/14(月) 22:04:30 ID:???00
侑「うぅっ、も、もう抱き枕カバーは懲り懲りだ~!」
おしまい
おしまい
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