1: 名無しで叶える物語◆vWUgdltR★ 2025/04/21(月) 17:39:55 ID:???Sd
愛「節約?」

美里「実家暮らしだけど一人暮らししたいからね。少ない給料から貯金しないと」

愛「今確か事務職してるんだよね?」

美里「えぇ……まぁその話はいいじゃない(休日に仕事の話したく無い)」

美里「まずは自炊よ」

愛「偉いじゃんお姉ちゃん!外食ばかりだと体に悪いもんね」

美里「その弁当がこれです」カパッ

愛「え……一面米じゃん。梅干しが真ん中に押し込まれてる」

美里「朝に炊飯器の米をぶち込んでるだけだからね。楽で良いの」

愛「ぶち込むって……栄養バランス悪く無い?」

美里「マルチビタミン飲んでるから平気よ」

2: 名無しで叶える物語◆vWUgdltR★ 2025/04/21(月) 17:40:45 ID:???Sd
美里「そして水筒は二つ。水の入ってるやつとコーヒーの入っているやつ」

美里「あと小腹減った時に食べれる様に百均の飴を数個」

愛「徹底してるね……」

美里「仕事の日はこんな感じよ。次は休日……チャリに乗るわよ愛ちゃん」

愛「う、うん!」
.
.
.
ギーコーギーコー

愛「どこ行くのお姉ちゃん」

美里「ぜぇ…ぜぇ……ジムよ」

愛「(めっちゃ疲れてる…)ジム契約してたんだ!」

美里「そんなお金無いわよ。ほら、そこの公園」

愛「公園?」キキィ

美里「公園っていうのは無料のジムなのよ。懸垂も腹筋でも何でもできる!」

愛「おおー!」

美里「はぁ…はぁ。けど少し休憩してから動きましょう」

愛「もうサイクリングだけで良いんじゃない?」

3: 名無しで叶える物語◆vWUgdltR★ 2025/04/21(月) 17:41:11 ID:???Sd
10分後

愛「そろそろ始めようよお姉ちゃん!」

美里「うーん……」

愛「お姉ちゃん?」

美里「やっぱりジムトレは今日は無し。次の場所に行きましょう」

愛「お姉ちゃん……」

~デパート~

愛「休日らしくなってきたね!何か買うの?」

美里「そんな余裕ありませーん」

愛「えー!?じゃあ何で来たの?」

美里「あ、ほら。そこの空きベンチに座りましょう」トテトテ

美里「よいしょ…あー疲れた」

愛「少し休憩?」

美里「いや、スマホゲームしに来たの」

4: 名無しで叶える物語◆vWUgdltR★ 2025/04/21(月) 17:44:48 ID:???Sd
愛「わざわざデパートまで来て?」

美里「デパートはベンチもあって空調も効いてて貧乏人の憩いの場なの。CODでもしましょうよ愛ちゃん」

愛「分かったよ」ポチポチ

~1時間後~

美里「あークソ!……よしっ……」ポチポチ

愛「……」ポチポチ

美里「よっしゃあ!!勝ったわ!」ピョンピョン

愛「(可愛い……)」

美里「愛ちゃん喉乾かない?」

愛「少し。カフェでも行く?」

美里「いえ、ドラッグストアに行きましょう」

愛「ドラッグストア……」

5: 名無しで叶える物語◆m9x4AYjo★ 2025/04/21(月) 17:52:01 ID:???Sd
勉強になるな

6: 名無しで叶える物語◆vWUgdltR★ 2025/04/21(月) 17:58:38 ID:???Sd
美里「好きなジュースを奢ってあげるわよ。あ、勿論一本だけね」

愛「う、うん。じゃあフルーツオレで」

美里「私はカフェオレにしましょう。お会計お願いします」

「合計200円になりやす」

美里「ありがとう」

愛「節約じゃなかったの?」

美里「我慢のしすぎも良く無いし休日はジュース一本買う事にしてるの」

愛「じゃあさっきの場所に戻ろっか」

美里「いえ、3階にもっとカフェらしい休憩所があるからそこで飲みましょう」

愛「あいあいさー!」

7: 名無しで叶える物語◆vWUgdltR★ 2025/04/21(月) 18:00:52 ID:???Sd
愛「美味しい~」ゴクゴク

美里「今の時刻はまだ12時ね」

愛「昼ごはんでも食べる?」

美里「いえ、お昼には家に帰るの。昼食代が勿体無いからね」

美里「愛ちゃんもウチ来たら?ご馳走するわよ(母親が)」

愛「久しぶりだから行きたい!」

~美里の家~

美里「ズゾゾゾゾ」

愛「(袋ラーメンか……)ズゾゾゾゾ」

美里「ご馳走様」

愛「ご馳走様!この後どうする?」

15: 名無しで叶える物語◆vWUgdltR★ 2025/04/21(月) 20:29:21 ID:???00
美里「正直後は寝るまでネットサーフィンしたりアニメ観たりするだけなのよね」

愛「私の分を除けば1日に使うお金は100円かぁ。確かに節約だねどのくらい貯まったの?」

美里「今八万円くらいね」

愛「八万?いつから貯めてるの?」

美里「半年くらいかしら…?」

愛「その生活で何故八万しか貯まってないの!?」

美里「何故か無くなっていくのよ……何でかしらね」

愛「お姉ちゃん、そういえば壁にかけてあるスーツやけに高そうだけど」

美里「あぁ……なんかできる女って高いスーツ着てる風潮あるじゃない?働き始めた記念にバレンチノとかいうスーツ買ったのよ。ローンで」

愛「お、おいくらだったの?」

美里「確か30万で月3万ずつ返済してるわ」

16: 名無しで叶える物語◆vWUgdltR★ 2025/04/21(月) 20:30:10 ID:???00
愛「その大きなパソコンは?」

美里「これも30万よ。月一万円払いだけどね。パソコンは毎日使うから良いやつ買いたかったの」

愛「スマホもiPhoneだよね」

美里「iPhone16Pro MAXよ!どんなゲームもスイスイできる……その代わりにスマホ代だけで15000円いっちゃうけど」

愛「……手取りは?」

美里「えぇ~言いたくないわよ~」

愛「お願い!」

美里「10万円」

愛「お姉ちゃん!!!」

美里「わっ!な、何?」

愛「しばらく私と一緒に住んでお金の使い方を一緒に学ぼう!!」

美里「え~……愛ちゃん、私は大人なのよ?流石に…」

愛「私もんじゃ宮下の経費もやってるの!そこらの人より節約とか詳しいと思う!」

美里「そ、そうなの」

17: 名無しで叶える物語◆vWUgdltR★ 2025/04/21(月) 20:31:02 ID:???00
愛「多分他にもサブスクとか契約してるんじゃない?」

美里「あー……なんか漫画のポイント欲しさに初月無料のアプリを結構契約したわね」

愛「解約してないんじゃない?」

美里「え!自動解約じゃないの!?」

愛「違うよ!お願いお姉ちゃん。私と一緒に暮らそう?」

美里「うーん……家賃とかi」

愛「いらないから!!パソコンも持って来て良いし」

美里「お世話になります」

そんなこんなで美里は愛の家に住むこととなった。
美里はズルズルと愛の家にお世話になり続け、ついに愛が20歳になる時に籍を入れたようである。

終わり

引用元: 【SS】美里「今日は愛ちゃんに私の節約方法をお伝えします」