0001以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2011/07/20(水) 17:08:44.89ID:t4OY+IrUO
今日、俺は懐かしい場所へと来ていた。もう、何年も帰って来ていない故郷の

男「………ただいま」

実家では、相変わらず人の顔を覚えないバカ犬が門番をしていた

女「どうしたの?元気ないね。向こうでの生活に疲れちゃった?」

そして、実家の隣には………俺の初恋相手の家が今も変わらずあった

男「ん………この町はいつ来ても変わらないよな」

実家に荷物を置いた俺は、初恋の相手との思い出の場所へ来ていた

女「そうね。昔からなぁ~んにも変わらないね」

海の見える小高い丘へ。彼女に会い、約束を果たす為に………

0002以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2011/07/20(水) 17:10:28.49ID:t4OY+IrUO
男「五月蝿く蝉が鳴く山があって、潜ればサザエや鮑が沢山捕れる海があって………」

女「ふふっ。都会と違って、人も慌ただしくないしね。男がこっち出て、もう何年だろ?」

男「………本当、昔を思い出すよ」

女「ふふふ。まだ昔を思い出して懐かしむほど、そんなに歳は取ってないつもりだけど?」

男「………約束を……お前との約束を思い出してさ」

女「そか。私との約束………覚えててくれたんだ」

男「……まあ、思い出したってのは嘘で、ずっと覚えてはいたんだが」

女「ふふふ、そっか……なんか嬉しいな!!」

0003以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2011/07/20(水) 17:15:26.04ID:t4OY+IrUO
そう、あれはもう二十年も昔。まだ俺が何も知らないバカな小学生で………

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男「おい!早く行こうぜ!!」

男友「おー!!今日はどうする!?」

女「あ、男ちゃん待ってよ~!!!」

男「ついてくんなブス!!」

女「ブ、ブスじゃないもん!!!」

0004以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2011/07/20(水) 17:20:41.68ID:t4OY+IrUO
男「うっせえ!!家が隣同士ってだけで、ついてくんな!!男はなカッコ悪くて女なんかと遊べるか!!」

男友「そうだそうだ!!トロい女は帰れ!!」

女「ひどーーい!!!絶対着いてくんだから!!!」

男「や~だね~!!!行こうぜ!!」

男友「おう!!いつもの秘密基地か?」

男「だな!!どっちが早く着くか競争な!!よーいドン!!」

男友「あ、いきなりとかきたねえ!!絶対負けねえぞ!!」

女「ま、待って~~!!二人とも早いよ~~!!」

女「ま……待ってよ~………ぐすっ」

0006以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2011/07/20(水) 17:25:26.39ID:t4OY+IrUO
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男「あの後……大変だったな。お前が迷子になって……夜になっても見つからなくてさ」

女「ふふ。そうそう!懐かしいな~」

男「親達が必死になって探して、けど、結局見つけたのは俺でさ。まさか、あの滝の裏の秘密基地にいるとは思わなかったよ。よく分かったよな」

女「へへーん、凄いでしょ!苦労して探したんだから!って、まぁ、迷子になってたら、偶然見つけただけなんだけどね」

0007以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2011/07/20(水) 17:29:54.60ID:t4OY+IrUO
女「本当……男ちゃんが見つけてくれた時、凄く嬉しかった」

男「あの時……泣きながら秘密基地にいたお前を見つけた時さ」

女「うん」

男「まぁ、お前を守れるのは俺だけなんだって。ガキの癖に……いや、ガキだからこそ、そう思えたのかな」

女「ふふふ、そっかそっか」

男「で、思わず、これからはずっと俺が守ってやる!!とか恥ずかしい事言ったりしてな」

女「男ちゃんからの、最初のプロポーズだよねwww」

男「………」

0009以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2011/07/20(水) 17:32:32.04ID:t4OY+IrUO
女「その言葉を聞いてさ。私も男ちゃんに、ずっとって事は、私をお嫁さんにしてくれるの?とか聞いちゃってwww」

男「お前にさ、お嫁さんにしてとか言われて、よく分からずにOKの返事したらさ。お前……すごい喜んでキスしてきたっけな」

女「私のファーストキスだったんだぞ♪」

男「俺にとっての初めてのキスだったが……不思議と、嫌な気はしなかったな」

女「そっかそっか♪」

0010以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2011/07/20(水) 17:36:55.42ID:t4OY+IrUO
男「それから何年かしてさ。俺達が中一になった頃………」

女「うん」

男「ちょうどGWに入った頃だよな」

女「……中一の…GW……」

男「あの頃からだよな、お前の態度がおかしくなりだしたのは」

女「…………」

0012以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2011/07/20(水) 17:41:18.18ID:t4OY+IrUO
男「それまではさ、相も変わらず、どこへ行くにも一緒でさ」

女「そう……だったね」

男「最初のうちは友達なんかにも冷やかされたりしたけど、俺とお前が一緒にいるのが当たり前になっててさ」

女「うん。その頃には、誰も冷やかしたりしなくなってたね」

男「だからさ、あの時のお前の態度……かなり傷ついたんだぞ?」

女「………」

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0015以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2011/07/20(水) 17:49:05.78ID:t4OY+IrUO
女「男ちゃん、起きて~!!」

男「も、もうちょっと寝かせて……」

女「だぁ~め!!今日は図書館で一緒に勉強するって約束でしょ!!」

男「え~……明日でいいじゃん……」

女「ダメです~!休みが終わったらすぐに中間テストなんだよ!!」

男「テスト………」

女「テストで良い点とらないと、付き合っちゃダメってうちのお父さんに言われたの忘れたの!!??」

男「そ、そうだった!!起きる起きる!!」ガバッ

女「きゃあ!!」

0017以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2011/07/20(水) 17:53:36.87ID:t4OY+IrUO
女「ななな、何て格好で寝てるのよ!!」

男「ん?寝る時はいつもTシャツにトランクスだろ」

女「もう!!レディーの前で……とにかく、早くズボン履きなさいよ!!」

男「はいはいwwwって、女興奮し過ぎwwww鼻血出てるぞwww」

女「え?あ……本当だ……」

男「俺のパンツ姿に欲情したかwwww」

女「バ、バカ!!そんな訳あるはずないでしょ!!とにかく着替えなさい!!」

男「はいはいwwww」

0018以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2011/07/20(水) 17:55:20.53ID:t4OY+IrUO
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男「その次の日からだよな。妙にお前がよそよそしい態度をとりだしたのは」

女「………」

男「俺、悩んだんだぞ?何か怒らせる事したんじゃないかって」

女「……ごめんね?」

男「まぁ、今となってはな………」

女「…………」

0019以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2011/07/20(水) 17:59:50.32ID:t4OY+IrUO
男「でさ、GWが明けた頃、突然お前から別れ話されてさ」

女「………うん」

男「頭の中真っ白になったよ。自分の言いたい事だけ言って、家に引きこもるんだもん」

女「………ごめん」

男「それからまた付き合いだすまでの一ヶ月、必死にお前を説得してさ」

女「うん」

男「必ずお前を幸せにするからとか青臭い事まで言ったっけ」

女「ふふ。そうだね」

男「俺と付き合ってる時、お前は幸せだったか?俺はお前を幸せに出来てたか?」

女「うん!もちろん!!付き合ってる時も……そして今でも、私は男ちゃんに幸せにしてもらってるよ!!」

男「…………」

0021以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2011/07/20(水) 18:01:51.29ID:t4OY+IrUO
男「ふぅ………それにしても暑いな」

女「そりゃ夏ですから♪」

男「夏……なんだよな」

女「………うん」

男「あの日も……こんな暑い夏の日だったな……」

女「うん………」

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0026以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2011/07/20(水) 18:04:56.33ID:t4OY+IrUO
女「男ちゃん、今日はどうする?高校受験控えてるけど、たまには息抜きする?」

男「え!?珍しいな女がそんな事言うなんて!!」

女「だぁ~って、暑すぎるんだもん!!こんなんじゃ勉強できないし!!」

男「まぁ、確かに………」

女「ね、プール行こう、プール!!」

男「今から?」

女「もちろん!!はい、決定~www」

男「はあ………まったく」

0027以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2011/07/20(水) 18:09:11.24ID:t4OY+IrUO
男「おっす!風邪引いたんだって?おばさんから聞いたぞwww」

女「へへへ……うっかりねwww」

男「昨日、ずーっとプールに入ってたから身体冷やしたんだろwww」

男「しかも、帰りにアイスだジュースだと散々人に奢らせて!罰が当たったんだwww」

女「う、うっさい!うっさいうっさい!!大切な彼女が風邪引いたってのに、バカにしに来た訳!?なら帰ってよ!!シッシッ」

男「あははwwwゴメンゴメンwww」

0028以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2011/07/20(水) 18:10:16.60ID:t4OY+IrUO
男「ほら、お見舞いwww女の大好きな桃………の缶詰だけどwww」

女「うわぁ~!!ありがとう!!!」

男「食べるか?」

女「うん!!!」

男「風邪引いてるくせに、食欲だけはあるんだな………」

女「う、うっさい!!」

男「じゃ、おばさんに言って缶詰開けてもらうから待ってろ」

女「は~い♪」

0029以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2011/07/20(水) 18:14:18.10ID:t4OY+IrUO
男「ほら、おばさんに言って開けてもらったから。食え」

女「あ~ん」

男「自分で食え!!」

女「私は病人なの!!早く食べさせて!!あ~~ん」

男「まったく………ほら、あ~ん」

女「ん……おいひい♪」

男「それは何より」

女「次~!あ~ん♪」

男「はいはい………」

0030以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2011/07/20(水) 18:18:58.24ID:t4OY+IrUO
男「おーっすwww」

女「あ……お、男……ちゃん……」

男「ビックリしたぞ、急に入院するからwww」

女「うん……ごめんね?」

男「別に謝る事じゃないよwww」

女「うん………あ、今起きるね……」コホッ

男「ああ、いいよいいよ!横になってる方が楽ならそのままで!」

女「うん……ありがとう」コホッ

0031以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2011/07/20(水) 18:22:36.42ID:t4OY+IrUO
男「あれ?女、腕に青痣があるぞ?」

女「え!?」ササッ

男「ま~た何処かにぶつけたんだろwww女は昔っからトロいからなwww」

女「う、うん、そうそう!私ってドジだからwww」

男「気をつけろよ?www」

女「は~い♪」

0032以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2011/07/20(水) 18:25:49.10ID:t4OY+IrUO
男「そだ!ほい、お見舞いの桃缶www」

女「あ~桃缶!!ありがと~!!」

男「食べさせてやるから、食べるか?」

女「う~ん……さっきご飯食べたばかりでお腹空いてないからいいやwww」

男「そか。じゃ、ここに置いておくから。後で食べろよ」

女「うん♪」

0034以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2011/07/20(水) 18:28:22.41ID:t4OY+IrUO
男「それにしても暑いな。クーラー効いてないのか?病院のくせに!!」

女「ま、夏ですからwww」

男「だな。夏だから仕方ないか!夏休みが終わったら、あっという間に高校受験だな。今のうちに勉強して、少しでも周りに差をつけないとな!」

女「………うん」

男「まぁ、入院してても勉強はできるし、大丈夫か。そういや、女は何で入院したんだ?」

女「えっと……それは……あ!そうだ!!この前女友ちゃんがお見舞いに来てくれてね!!」

男「おお!」

女「旦那とは相変わらずラブ×2?とか言われてwww」

男「ちゃんとラブ×2だって言っといた?」

女「ふふふ、もちろんwww」

0036以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2011/07/20(水) 18:32:26.08ID:t4OY+IrUO
男「おーっす!今日もお見舞いに……え……?お、女……?」

女「あはっ……男ちゃんだ……」

男「な、何だよこれ?どういう事だよ!?女……やつれて……」

女「へへへ……ちょっと具合悪くなっちゃって……あのね、男ちゃん。実は私、2年前から白血病になっちゃってて……」

男「白血病??何それ……」

女「病気にね……弱い身体になっちゃうんだ……」

男「病気に…弱い身体……?」

女「この前のプールで風邪ひいちゃって……そのまま肺炎に……ゲホゲホ」

男「む、無理にしゃべらなくていいから!!」

0037以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2011/07/20(水) 18:33:47.32ID:t4OY+IrUO
女「ううん、ダメ。今言っておかないと……多分、私明日には……」

男「な、何言ってんだよ!!」

女「男ちゃん………私からの最後のお願い……」

男「何だよ最後って!!ふざけんなよ!!聞きたくねぇよ!!」

女「お願い……聞いて……ゴホッゴホッ」

男「わ、わかったから!話聞くから!!もうしゃべるなよ……」

女「ふふふ……言ってる事矛盾してるよ……」

0042以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2011/07/20(水) 18:37:42.63ID:t4OY+IrUO
女「あのね、私の事は忘れて……?」

男「何言ってんだよ……忘れる訳ないだろ!!」

女「だよね……うん、やっぱり今のは無し……私だって忘れられちゃうの嫌だもん……」

男「あのさ、そんな事より、どうしたら女が良くなるか……」

女「それは……もう無理だよ……私にはわかる……」

男「でもさ……」

女「男ちゃん……私との最後の約束……お願い、私の事……忘れないで……?」

女「もしこの先……男ちゃんに好きな人が出来てもさ……」

男「何言ってんだよ!俺が好きなのは女だけだよ!!」

女「ふふ………ありがとう……」

0043以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2011/07/20(水) 18:40:00.99ID:t4OY+IrUO
女「それと………もし、男ちゃんが……いい人見つけて……結婚する時はさ……ちゃんと私に……紹介してね……?」

男「なら!!早く元気になれよ!!そしたら自分で鏡見ればいいだろ!?」

女「ふふふ……また男ちゃんにプロポーズされちゃった……嬉しいな」

男「何度だってプロポーズするから!!元気になれよ!!また一緒に笑おうよ!!」

女「男ちゃん………愛してる………」

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0046以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2011/07/20(水) 18:44:31.62ID:t4OY+IrUO
男「お前が逝ってから十年とちょっと」

女「…………」

男「グダグダと生きて来たけどさ。俺にも、守ってやりたい彼女が出来た」

女「………そっか」

男「今度、その彼女と結婚する事になった。それで、お前との最後の約束を果たしにきた」

女「………おめでとう!!」

男「お前の代わりって訳じゃないけどさ。彼女を幸せにしてみせるよ」

女「うん!きっと男ちゃんなら幸せにできるよ!!で、その彼女ってのはどこかな?もし、変な女だったら、どんな事してでも別れさせてやるんだからwww」

彼女「男くん!!」

0047以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2011/07/20(水) 18:46:39.47ID:t4OY+IrUO
女「へ~……なかなか美人じゃない。私程じゃないけど」

彼女「お話は終わったかな?」

男「ああ。待たせてごめんな」

女「てか、何となく私に似てない??」

男「女。これが今度結婚する彼女だ」

彼女「これとは何よこれとは!!………はじめまして女さん。彼女っていいます。お話は男くんからよく聞いてます」

女「どうせろくでもない話でしょうけど……」

0048以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2011/07/20(水) 18:47:18.35ID:t4OY+IrUO
彼女「今度、私達、結婚する事になりました。今日は、そのご報告とお許しをいただきに参りました」

女「ダメ!男ちゃんは私のものなんだから!!絶対に許さない!!」

彼女「男くんと初めて会った時から男くんの心の中には女さんがいて」

女「当たり前じゃない!だって私達愛し合ってるんだもん!!」

彼女「私、そんな男くんを好きになって……けど、なかなか振り向いてくれなくて……」

女「当然よ」

彼女「何とか付き合えるようになっても、男くんの心は女さんでいっぱいで………どんなに頑張っても女さんには勝てないみたいで……」

女「当たり前ね」

0051以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2011/07/20(水) 18:51:25.34ID:t4OY+IrUO
彼女「私、気がついたんです。亡くなった方にはどんな事をしても勝てないって」

女「…………」

彼女「だから、それならいっそ、男くんだけじゃなく、男くんの中にいる女さんも愛しちゃおうって」

女「な……!?」

彼女「だから!女さんもひっくるめて、男くんをもらいます!!ふふふw」

女「ななな、何言ってるの!?」

彼女「これからも……よろしくお願いしますね!」

女「…………ふん」

0052以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2011/07/20(水) 18:52:32.95ID:t4OY+IrUO
男「さて。女との約束も果たしたし。戻るとするか」

彼女「はい!」

男「あ………」

彼女「どうしたの?」

男「ちょっと忘れた事が!先に車に戻ってて」

彼女「うん」

男「………お見舞い……じゃなくてお供えだな。もし、あの世に行ったら……また食べさせてやるからな」コトッ

男「じゃ、また来るよ」

女「…………バーカ。私が好きなのは、桃缶じゃなくて桃だっての……」

女「…………幸せになってね、男ちゃん」

0054以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2011/07/20(水) 18:53:53.36ID:t4OY+IrUO
~2年後~

オギャー オギャー

男「う、産まれたか!?」

彼女「ふふっ。元気な女の子ですって」

男「そ、そうか!!よくやった!よく頑張った!!」

彼女「名前はどうするの?パパさん♪」

男「お、俺が……パパか///そうだな~……名前は……」

女『今度は、娘として幸せにしてね、男ちゃん♪』

男「え………?」

彼女「どうしたの?」

男「………いや、何でもない。そうだな、この子の名前は……」

~おしまい