殺し屋「お前が奴の言っていた新入りとやらか。…………なるほど……ッ！」

殺し屋「……どうやら、少しは肝が据わっているらしい。……歓迎するよ。ようこそ、このクソッタレた世界へ。」

殺し屋「アタシの名は“黒薔薇”…。よろしくするつもりはないが、まあ……足だけは引っ張ってくれるなよ。」

殺し屋「……なんだ、その手は？…………握手？…………フフッ……ッハハハハ！！どうやらお前は、ここが仲良しこよしの爺さん婆さん集会場かなにかかと勘違いしてるらしい！」

殺し屋「……………お前、殺すぞ…？」

殺し屋「言ったろ……よろしくするつもりはないって…。ここに集まってる連中は、仲間なんかじゃあねぇ…………金欲しさに人を殺せるっていう、頭が壊れた奴らの掃き溜めなのさ…。」

殺し屋「ときには数人でひとつの仕事にかかることもある。が、それもあくまで金のため…。互いを信用したわけでも、信頼したわけでもない。」

殺し屋「お前もこんなところに来ちまったんだ……もう、元には戻れない……人間の社会には適合出来なかった“ゴミ”だってこと……理解しろよ…？」

殺し屋「…………チッ、喋りすぎちまった…。もうお前に話すことなんかねぇよ、とっとと失せな。」