1: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/30(金) 03:21:57.616 ID:E6PUG6j80.net
魔導師「……ええ…………聞いたの…。あなた、死にたがってるって……。」

魔導師「…………フフ……私と同じね…。おそろいよ……。…………私も……死にたいの……。」

魔導師「だから……一緒に、死んでしまいましょう…?…………大丈夫よ……きっと、痛いのは一瞬だけ……痛いのが終われば、きっと……永遠の安らぎが…。」

魔導師「フフ…………さあ……私のそばへ、来て……?一緒に……死にましょう…………大丈夫……あなただけを逝かせたりしない……ふたりで、一緒に死ぬの……フフフ…。」

魔導師「…………え……?…………死にたく、ないの……?…………死にたいっていうのは、嘘……だったの…?」

魔導師「…………そう……なのね…。…………それなら……あなたと一緒に死ぬことは、出来ないのね……残念…。」

魔導師「つまり…………あなたは、私の敵……。…………敵は……殺さなきゃ、いけないの……ごめんなさいね……。」

魔導師「……仲良くなれそうだったのに……ごめんなさい…………これも……私の仕事、だから…。」

魔導師「…………せめて…………楽に……死なせてあげるわ…。」

8: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/30(金) 03:29:29.829 ID:E6PUG6j80.net
敵女剣士(♀)「よう!相変わらず死にたがってるかー?」

魔導師「あ……剣士…。……ええ…………私は……生きていては、いけない存在だから…。」

剣士「そっかぁー。でもお前強いから、そう簡単に死なれちゃ困るんだよなー。」

魔導師「……でも…………私は……今すぐに、でも……。」

魔導師「…………そうだ……ねぇ、剣士……?一緒に、死んでくれないかしら…。」

剣士「え……な、なんでそうなるわけ?」

魔導師「……剣士は……お友だち、だから…。一緒に死ねたら、いいなあ……って…。」

剣士「い、いやいや……だってあたしまだ死にたくねーし…。……お前の死にたがりもどうにかなってくれればなー。」

剣士「……あ、そうだ!なあ剣士、こいつ知ってるか?」

魔導師「……これは…………誰かの、人相書き…?…………この模様は…………敵の……。」

剣士「そうそう!今うちらの兵士を片っ端から殺して回ってる悪いや……こほん。まあ、そんなことはどうでもよくてだな。」

剣士「こいつも死にたいって言ってたぜ!一度会いに行ってみたらどうだ?」

魔導師「ほ……ほんと……!?」

剣士「おうとも!親友が言うんだから間違いないだろっ!」

魔導師「う…うん……間違い、ない……!」

剣士「そうだろうそうだろう。……でな、今度こいつがうちの砦に兵を進めてるらしくて……」



みたいな感じのいきさつ

9: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/30(金) 03:42:02.503 ID:E6PUG6j80.net
魔導師「……あ…………○○……。こんにちは……書庫で会うなんて、珍しいわね…。」

魔導師「…………ええ…………静かなところは、落ち着くから……。……人の目に、晒されなくて……済むもの…。」

魔導師「……ああ…………でも……あなたは別よ……。……あなたは、お友だちだから…………一緒にいられたら……嬉しいわ…。」

魔導師「…………ええ……本は、嫌いじゃないわ……。……人と話すよりは……ずっとマシ…。」

魔導師「でも……ここにある本は、大抵読み終わってしまったから…………この場所にも……そろそろ…………私の居場所は、なくなってしまう……。」

魔導師「……そうなったら…………いよいよ…………私は……この世界から……。」

魔導師「…………え……?…………いいの…?」

魔導師「……うん…………行きたい……。あなたのお部屋……興味があるわ…。……あなたと、お話がしたい……。」

魔導師「…………ええ……楽しみにしているわ…。そのときには、きっと……お茶菓子も持っていくわね…………一緒に、お茶がしたいの…………どう……?」

魔導師「……うれしい…。…………きっと、上手に焼いてくるから……ふふ……。」


仲間に引き抜いて仲良しになりたい

引用元: 敵女魔導師(♀)「あなた…………死にたいそうね…。」