1: 名無しさん@おーぷん 19/09/29(日)06:27:23 ID:BXR

女騎士「なんだそのシケた顔と素っ気ない態度は」

オーク「お前ちょいちょいウチに来るけど仕事は?」

女騎士「人間軍と魔物軍が休戦してから暇だから有給とった。またクスリキメて馬鹿ヤろうぜ~www」

オーク「言葉選びには気をつけような!?」

4: 名無しさん@おーぷん 19/09/29(日)06:29:59 ID:BXR
女騎士「ノリ悪いな。私とお前の仲じゃないか」

オーク「そんな深い仲になった覚えはないんだが」

女騎士「またまたぁ、私に  3000倍の薬飲ませて好き放題やらかしたのはどこの誰でしたっけねぇ」

オーク「まぁアレはお前の国の機密を聞き出すためにやったんだが、今となっては相手を間違えたと思ってる。あの後大変だったんだぞ」

5: 名無しさん@おーぷん 19/09/29(日)06:31:00 ID:BXR
オーク「お前、あの薬飲んだあと異様にテンション上がって全裸で暴れまくったろ」

女騎士「そんな事もあったな。何もかもが懐かしい。若気の至りというやつだな」

オーク「二週間前の話だろ。あれのおかげでこっちの陣営はとんでもない被害を受けたぞ」

女騎士「自業自得ではないか。私をこんな身体にしたんだから責任は取って貰わねば」

オーク「途中からお前が勝手に暴走してたんですがねぇ」

6: 名無しさん@おーぷん 19/09/29(日)06:31:53 ID:BXR
オーク「最初は俺一人で相手をする予定だったんだが、性欲がマックスに達したお前は次々に他の仲間達を襲いはじめた。全裸でな」

女騎士「認めたくないものだな。自分自身の、若さ故の過ちと言うものを」

オーク「だからそんな昔の話じゃないからこれ」

女騎士「で、他の魔物達がどうしたって?」

オーク「さらっと流しましたねぇ」

7: 名無しさん@おーぷん 19/09/29(日)06:33:07 ID:BXR
オーク「まず、俺の手下のゴブリンだが。あいつは『ニンゲンコワイ』と言って引き篭もってしまった」

オーク「インキュバスはアレが使い物にならなくなり『体力の限界!』と言って引退を表明した」

オーク「スライムは何故か悟りを開いて『ぷるぷる、ぼくわるいスライムじゃないよ』とか言い出す始末」

オーク「ドラゴンに至っては『俺より強い奴に会いに行く』とか言ってどっか行ったし」

女騎士「最近の魔物は軟弱だな。嘆かわしい」

オーク「お前が化け物じみてるんだよ」

8: 名無しさん@おーぷん 19/09/29(日)06:33:43 ID:BXR
女騎士「でもお前は普通に現役だな。お前のは一番吸い取った筈だが依然変わりなく元気そうではないか」

オーク「まあそっち方面に関しては滅法強い種族だからな」

女騎士「つまり私とお前は素晴らしく身体の相性が良いと」

オーク「仮にそうだとしても全然嬉しくないな。お前と付き合ってたら色々疲れそうだわ」

女騎士「運命の赤い糸で結ばれているかも知れんのだぞ」

オーク「血に塗れてるだろうな、それは」

9: 名無しさん@おーぷん 19/09/29(日)06:34:31 ID:BXR
女騎士「というわけでやらないか?」

オーク「どういう訳か知らないがやらねえよ」

女騎士「男は度胸!何でも試してみるものだ」

オーク「お前は女だろ」

女騎士「女だが、騎士でもある」

オーク「お前のような騎士がいるか」

10: 名無しさん@おーぷん 19/09/29(日)06:34:57 ID:BXR
女騎士「見るがいい、これが私の騎士道だ!クロスアウッ(脱衣)!」

オーク「お前鎧の下はパンツ一枚かよ!?」

女騎士「騎士たる者、常に臨戦態勢であるべし。村では普通だぞ」

オーク「何処の村の常識なんですかねそれは……」

12: 名無しさん@おーぷん 19/09/29(日)06:36:25 ID:BXR
女騎士「とまぁ口では何やかんや言いつつもお前の    はしっかり反応しているぞ」

オーク「くっ、悔しい……だがお前が良い身体してるのは認めざるを得ないようだ」

女騎士「くっころの異名を持ち感度を自在に操る高貴なる女騎士の魅力にはさしものブタ   も抗えんという訳だ」

オーク「低俗な野蛮人の間違いじゃねえですかね。お前の口からくっころとか一度も聞いた事がねえよ」

女騎士「ところで、はい」

オーク「なんだその手は?」

女騎士「例のおクスリちょーだい」

オーク「感度自在に操れるんじゃなかったのかよ……」

15: 名無しさん@おーぷん 19/09/29(日)06:37:03 ID:BXR
オーク「まあいいや、ここまで来たら引き下がってはくれんだろうな。ほれ」

女騎士「かたじけない。ゴクリ」

オーク「あんまり俺が言えた義理じゃないが、薬に頼りすぎるのも良くない事だぞ」

女騎士「身体が、熱い……何を飲ませた!」

オーク「お前自分で飲んでたよな!?」

17: 名無しさん@おーぷん 19/09/29(日)06:37:24 ID:BXR
女騎士「お約束は大事だろう。スレタイも大体この一言から始まるのだ」

オーク「何の話だ」

女騎士「こまけぇこたぁいいんだよ。それよりいざ尋常に勝負」

オーク「ふぉぉ、相変わらずお前の口   半端ねぇ!」

18: 名無しさん@おーぷん 19/09/29(日)06:37:42 ID:BXR
女騎士「さあ、折角脱いだのだ。お前の方からも攻めてくれ」

オーク「お前の  はいつ見ても見事なものだな。ハリツヤに弾力。ドーピングしてるとは言え感度も文句無しだ」

女騎士「んくっ、私の身体を褒めてくれるのは……あっ、ん……お前くらいのものだ」

オーク「お前の国にも男はいるだろう?」

女騎士「自国にいる時は常に鎧を身に付けているのでな」

オーク「そらわからんわ」

20: 名無しさん@おーぷん 19/09/29(日)06:38:02 ID:BXR
女騎士「それに、私は……はぁはぁ、軟弱な男に……んぅっ、身体を許すつもりなど」

オーク「もうまともに言葉も話せなくなってきてるぞ。続きはこれが終わってからだな」

女騎士「んほおおおおおおおおおお(ry」

21: 名無しさん@おーぷん 19/09/29(日)06:38:23 ID:BXR
女騎士「うむ、やはり私達は最高に身体の相性が良いな。もうこのままゴールしちゃおうぜ~?www」

オーク「お前と付き合ってたら、三日で……身体の肉という肉が、削ぎ落とされるわ……!」

女騎士「私にはもうお前しかいないのだ。お前のブタ   以外私の  にはしっくりこないのだ」

オーク「せめてもうちょっと清潔感のある言葉をチョイスできませんかね!?」

22: 名無しさん@おーぷん 19/09/29(日)06:38:43 ID:BXR
オーク「そもそも、俺とお前は魔物と人間だろ。こんな関係はいつまでも続かんぞ。今は休戦中だからいいが、再び戦争になればお互い敵同士だ」

女騎士「……」

オーク「いずれ、俺達も刃を向け合う関係になるだろう。互いが望むと望まざるとに関わらずな」

女騎士「……」

オーク「俺だってお前の事は本気で嫌ってなどいない。だが、真剣に愛してしまったなら……再び敵として対峙した時に辛い思いをするだけだぞ」

女騎士「……zzz」

オーク「せめて真面目に話してる時くらい起きててくれませんかねぇ!?」

23: 名無しさん@おーぷん 19/09/29(日)06:39:03 ID:BXR
魔王「話は聞かせて貰った!安心したまえオーク君、きみに朗報を持ってきたぞ!」

オーク「うおっ、魔王様!?このような場所に足を運ばれるとは如何なさいました!?」

魔王「はっはっは、実は重要なお知らせがあるのだがお楽しみの最中だったようなのでね、邪魔をしては悪いと思い様子を伺っていた」

オーク「いつからですか?」

魔王「オーク遊びに来たぞ、またお前かのくだりからだ」

オーク「最初からやんけ!?」

24: 名無しさん@おーぷん 19/09/29(日)06:39:23 ID:BXR
オーク「して魔王様、その朗報というのは」

魔王「うむ、実は休戦中の人間との話し合いにより、本格的な和平交渉が進みつつある。これがうまく行けば、もう戦争は起こらんだろうな」

オーク「なんと!しかし、魔王様が直々にそれを報せにですか?」

魔王「うむ、その事なのだがな、ちょいと耳を拝借」

オーク「は、失礼します」

25: 名無しさん@おーぷん 19/09/29(日)06:39:43 ID:BXR
魔王「こないだあの女騎士を捕えた時の一件でえっらい騒ぎになったろう?先程側近達と協議したんだが、『あいつ野に放ったらヤバくね?』という意見が多数挙がっていてね」

オーク「あー……でしょうね……」

魔王「アレの暴走を恐れて、こちらの陣営はもう士気が下がりまくりでね。今回の休戦に関してはその辺りの事情が大きいのだよ」

オーク「うわぁ、マジすか」

魔王「で、いっそこのまま人間と和平結んで誰かにあの女の手綱握らせといた方がいいんじゃね?という結論に達した訳だ」

オーク「まさかとは思いますが」

魔王「そう、そこで白羽の矢が立ったのが君なのだよ」

26: 名無しさん@おーぷん 19/09/29(日)06:40:05 ID:BXR
オーク「魔王様直々にそのような大役を賜り大変光栄ではあるのですが、俺のような者に任せるなど快く思わない者もいるのでは?」

魔王「はっはっは、問題ない。これは満場一致で可決した事だからな。……アレとまともに  合えるのは君しかいないだろう?」

オーク「た、確かにそれはそうですが」

魔王「君にとっても悪い話ではない筈だ。先程の話を聞いた限りでは君も満更でもなさそうだしね」

オーク「う……まぁ本音としては、そうですね」

27: 名無しさん@おーぷん 19/09/29(日)06:40:25 ID:BXR
魔王「我々としてもこれは切実な願いだ。何せこれだけ大規模な和平交渉だろう、裏では本当に上手く行くのかという懸念も少なからず存在する」

オーク「無理もありませんな」

魔王「そういった声を鎮める手法として古来より特に用いられたもの。……政略結婚と言えば君には聞こえが悪いかもしれんが、ポジティブな言葉に置き換えれば君達は和平のシンボルとなるのだ」

オーク「責任も重大というわけですな」

魔王「君達なら、いや……君達だからこそ上手く行くと私は考えている。というわけで、YOU結婚しちゃいなYO☆」

オーク「真面目なノリが台無しですが!?」

28: 名無しさん@おーぷん 19/09/29(日)06:40:46 ID:BXR
女騎士「……む、いつの間にか寝てしまっていたようだ」

オーク「お、ようやく起きたか。女騎士よ、早速だが結婚しよう」

女騎士「ふぇっ!?唐突にどうした?」

オーク「実はお前が寝ている間にウチの偉いさんが来てな、人間と魔物の間で本格的な和平が進みつつあるらしい」

30: 名無しさん@おーぷん 19/09/29(日)06:41:08 ID:BXR
女騎士「ほう、それは喜ばしい事ではないか。この話しが上手く運んでくれれば」

オーク「ああ、問題なくこの関係を続けていけるわけだ」

女騎士「毎晩クスリキメて  まくりだなひゃっほう!」

オーク「そう言う所さえなかったらお前は本当に良い女なんだけどな!?」

~関~

引用元: 女騎士「オーク、遊びに来たぞ!」 オーク「またお前か……」