1: 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2019/10/01(火) 19:45:15.56 ID:djYMlFtp
にこ「は…?意味が分からないんだけど」
真姫「言葉通りよ。急にイケメンになるのやめて」
にこ「いや、そもそもイケメンってなによ…にこはプリティーでラブリーだからかわいいって言うでしょ普通」
真姫「あくまで無自覚だと言うのね…最も厄介なタイプだわ」
にこ「大体イケメンって具体的にどこがよ?そういうのは私よりあんたが似合うわ」
真姫「確かに私はクールで知的で大人びてるけどイケメンではないの」
にこ「はぁ…ますます分からないわ」
真姫「言葉通りよ。急にイケメンになるのやめて」
にこ「いや、そもそもイケメンってなによ…にこはプリティーでラブリーだからかわいいって言うでしょ普通」
真姫「あくまで無自覚だと言うのね…最も厄介なタイプだわ」
にこ「大体イケメンって具体的にどこがよ?そういうのは私よりあんたが似合うわ」
真姫「確かに私はクールで知的で大人びてるけどイケメンではないの」
にこ「はぁ…ますます分からないわ」
2: 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2019/10/01(火) 19:46:28.37 ID:djYMlFtp
にこ「今日の真姫変よ、ちょっといい」オデコピトッ
にこ「ん、熱はないみたいね…」
真姫「…そういうとこ」
にこ「え、今のがイケメン?ただ熱あるか見ただけじゃない」
真姫「もー…ほんと鈍いんだから…」
にこ「何よぉ…私をからかってるわけ?」
真姫「むしろにこちゃんがいたずらにイケメンになって困ってるのは私なんだけど」
にこ「ん、熱はないみたいね…」
真姫「…そういうとこ」
にこ「え、今のがイケメン?ただ熱あるか見ただけじゃない」
真姫「もー…ほんと鈍いんだから…」
にこ「何よぉ…私をからかってるわけ?」
真姫「むしろにこちゃんがいたずらにイケメンになって困ってるのは私なんだけど」
3: 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2019/10/01(火) 19:47:30.79 ID:djYMlFtp
にこ「どう困るってのよ」
真姫「心臓に悪いわ」
にこ「な、なによそれ!?理不尽なんだけど!」
真姫「実際動悸が起きて心拍数が明らかに上がるのよ」
にこ「…まあそれは確かに問題ね」
真姫「一生の総心拍数は一定という法則があるのよ」
真姫「この法則は人間に限らず哺乳類全般に当てはまるのよ?」
真姫「心臓に悪いわ」
にこ「な、なによそれ!?理不尽なんだけど!」
真姫「実際動悸が起きて心拍数が明らかに上がるのよ」
にこ「…まあそれは確かに問題ね」
真姫「一生の総心拍数は一定という法則があるのよ」
真姫「この法則は人間に限らず哺乳類全般に当てはまるのよ?」
4: 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2019/10/01(火) 19:48:16.76 ID:djYMlFtp
真姫「小さな動物の心拍数は多くてハツカネズミは1分間に600~700 回も脈を打つのよ」
真姫「逆に大きい動物だと心拍数は少なくてゾウは約20回と言われているわ」
真姫「ハツカネズミは1.5~2年と寿命が短くてゾウは50~70年と長寿なのに心拍数の総数は同じなの」
真姫「人間にも当てはまると仮定すると脈が速い人は寿命が短く脈の遅い人は長寿ということが予想されるわけ」
真姫「実際に多くの調査でも脈の多い人ほど脳卒中や心臓病の発生率や死亡率が高いことがわかってるわ。パパも言ってたもの」
真姫「最近のデータでは高血圧や心臓病の人でも心拍数が多いほど死に至る危険性が高まることがわかってるのよ」
真姫「つまりにこちゃんが急にイケメンになると私の寿命が脅かされるってわけ。分かる?」
真姫「逆に大きい動物だと心拍数は少なくてゾウは約20回と言われているわ」
真姫「ハツカネズミは1.5~2年と寿命が短くてゾウは50~70年と長寿なのに心拍数の総数は同じなの」
真姫「人間にも当てはまると仮定すると脈が速い人は寿命が短く脈の遅い人は長寿ということが予想されるわけ」
真姫「実際に多くの調査でも脈の多い人ほど脳卒中や心臓病の発生率や死亡率が高いことがわかってるわ。パパも言ってたもの」
真姫「最近のデータでは高血圧や心臓病の人でも心拍数が多いほど死に至る危険性が高まることがわかってるのよ」
真姫「つまりにこちゃんが急にイケメンになると私の寿命が脅かされるってわけ。分かる?」
6: 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2019/10/01(火) 19:49:18.48 ID:djYMlFtp
にこ「え、えぇ、そうね…」
真姫「その反応本当に分かってるの?」
にこ「充分すぎるほど分かったわ。だから急にイケメンになるのはやめるわ」
真姫「そう、それでいいのよ。それで…」
真姫「…」
真姫(これでいいのよね。私がにこちゃんを好きになってしまったのはイケメンだから)
真姫「その反応本当に分かってるの?」
にこ「充分すぎるほど分かったわ。だから急にイケメンになるのはやめるわ」
真姫「そう、それでいいのよ。それで…」
真姫「…」
真姫(これでいいのよね。私がにこちゃんを好きになってしまったのはイケメンだから)
7: 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2019/10/01(火) 19:50:19.51 ID:djYMlFtp
真姫(私が曲作りが上手く行かなかったとき…にこちゃんの言葉に救われた)
真姫(それからにこちゃんのさり気ない優しさや愛嬌のある言動から見せるギャップにドキドキするようになった)
真姫(でもこれはきっと叶わない恋)
真姫(せめてにこちゃんがイケメンじゃ無くなればこの気持ちを抑えられるかもしれない)
真姫(この恋は誰にも知られず消えていく…それでいいの」
真姫(それからにこちゃんのさり気ない優しさや愛嬌のある言動から見せるギャップにドキドキするようになった)
真姫(でもこれはきっと叶わない恋)
真姫(せめてにこちゃんがイケメンじゃ無くなればこの気持ちを抑えられるかもしれない)
真姫(この恋は誰にも知られず消えていく…それでいいの」
8: 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2019/10/01(火) 19:51:20.26 ID:djYMlFtp
にこ「…あのさ、一言言っていい?」
真姫「…なに?」
にこ「長いわ!!総心拍数がどうのとか興味ないわよ!とにかく回りくどすぎ!」
真姫「ちょ、一言じゃないじゃない」
にこ「まだ言い足りないわ。最後のほう声に出ちゃってるから!」
真姫「ヴェエエエエエ!?」
にこ「それと…そんな哀しそうな顔するんじゃないわよ…」
真姫「…にこちゃんに私の気持ちなんて分からない」
真姫「…なに?」
にこ「長いわ!!総心拍数がどうのとか興味ないわよ!とにかく回りくどすぎ!」
真姫「ちょ、一言じゃないじゃない」
にこ「まだ言い足りないわ。最後のほう声に出ちゃってるから!」
真姫「ヴェエエエエエ!?」
にこ「それと…そんな哀しそうな顔するんじゃないわよ…」
真姫「…にこちゃんに私の気持ちなんて分からない」
10: 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2019/10/01(火) 19:52:41.09 ID:djYMlFtp
にこ「最後に1つ。いい、1度しか言わないからよく聞きなさい」
真姫「な、なによ…」
にこ「私、矢澤にこは西木野真姫を愛してる」
真姫「…え」
にこ「素直じゃないし不器用だけどそんなところも含めて全部好きよ」
真姫「…///」
真姫「な、なによ…」
にこ「私、矢澤にこは西木野真姫を愛してる」
真姫「…え」
にこ「素直じゃないし不器用だけどそんなところも含めて全部好きよ」
真姫「…///」
11: 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2019/10/01(火) 19:54:16.27 ID:djYMlFtp
にこ「それで真姫の返事は?」
真姫「…にこちゃん、目をつむって」
にこ「ん」
真姫「…」ジー
にこ「…」
真姫「…」ジー-----
にこ「…」
真姫「…///」ジー----------------
真姫「…やっぱり無理!」
真姫「…にこちゃん、目をつむって」
にこ「ん」
真姫「…」ジー
にこ「…」
真姫「…」ジー-----
にこ「…」
真姫「…///」ジー----------------
真姫「…やっぱり無理!」
12: 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2019/10/01(火) 19:55:35.21 ID:djYMlFtp
にこ「なによもー、ヘタレねぇ」
真姫「何よ!こんな恥ずかしいこと出来るわけないじゃない!」
にこ「まったく、しょうがないわねー」チュッ
真姫「!?!?!?///」
にこ「にこのファーストキスあげちゃった。この宇宙No.1アイドルにこにーのファーストキスなんて国宝ものよ」
真姫「あわ…あわわ…///」
にこ「だから真姫、お返しに貴方の人生を私に頂戴」
真姫「…ああもう!そういうとこがイケメンなのよ!」
終わり
真姫「何よ!こんな恥ずかしいこと出来るわけないじゃない!」
にこ「まったく、しょうがないわねー」チュッ
真姫「!?!?!?///」
にこ「にこのファーストキスあげちゃった。この宇宙No.1アイドルにこにーのファーストキスなんて国宝ものよ」
真姫「あわ…あわわ…///」
にこ「だから真姫、お返しに貴方の人生を私に頂戴」
真姫「…ああもう!そういうとこがイケメンなのよ!」
終わり
15: 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2019/10/01(火) 20:01:41.13 ID:djYMlFtp
後日談
真姫「にこちゃん、おはよう」チュッ
にこ「ん…もうすこし寝させて…」
真姫「駄目よ、遅れちゃうじゃない。じゃあにこちゃんが起きるまでずっとキスする」
にこ「えー、それならずっと寝てようかなー」
真姫「じゃあ の方ね」
にこ「あーもう分かったわよ、起きるわ…ふぁ~…」
真姫「にこちゃん、私との キス、嫌…?」
にこ「嫌じゃ、ないけど…まだちょーっと早いかなって…」
にこ(まさか真姫ちゃんがキス魔になるとは思わなかったわ…)
終わり
真姫「にこちゃん、おはよう」チュッ
にこ「ん…もうすこし寝させて…」
真姫「駄目よ、遅れちゃうじゃない。じゃあにこちゃんが起きるまでずっとキスする」
にこ「えー、それならずっと寝てようかなー」
真姫「じゃあ の方ね」
にこ「あーもう分かったわよ、起きるわ…ふぁ~…」
真姫「にこちゃん、私との キス、嫌…?」
にこ「嫌じゃ、ないけど…まだちょーっと早いかなって…」
にこ(まさか真姫ちゃんがキス魔になるとは思わなかったわ…)
終わり
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