扉ガチャッ


ルビィ「あ、お姉ちゃん……」

ダイヤ「花丸さん……」

ダイヤ「まだ、手術するのを決めかねてるのですね」

花丸「………………」目をそらす

ダイヤ「…………ったく」

ダイヤ「どうやら私たちでは、あなたを説得できそうにありませんわね……」

善子「正直、お手上げだわ……」

ルビィ「一体どうしたら、花丸ちゃんが手術を受けてくれるのかなぁ……」

花丸「…………おら、もうどうでもいいずら」捨て鉢

３人「えっ！？」

花丸「どうせ手術をしたって、おらの病気は治らないずら」

花丸「みんな、おらを放っておいて欲しいずら」


？「何をそんなに弱気になってるんだにゃ！！花丸ちゃん！！」


よしルビ「…………えっ！！？？」

花丸「そ、その声は……」

花丸「まさか…………！！！！」

凛「手術をして、もう一度、凛たちと合同ライブをするんだにゃあ！！」

花丸「嘘っ……！？」両手口ふさぎ

花丸「どうして、凛ちゃんがここに！？」

ダイヤ「私がお願いして、沼津に来て頂いたのですわ！！」

ルビィ「りっ、凛ちゃんだ！！」

ルビィ「凛ちゃんが、花丸ちゃんのために沼津へ来てくれたんだ！！」大はしゃぎ

善子「μ'sの活動で忙しいだろうに……」

善子「花丸のために……済まないわね」

凛「遠慮はいいよ、善子ちゃん」

凛「困ったときは、お互い様だにゃ！」

善子「ありがとう……あと、ヨハネだから」

花丸「…………凛ちゃん」

凛「花丸ちゃん……」

凛「どうして、手術を怖がるのかなぁ」

花丸「だって……」

花丸「麻酔するとはいえ……お腹を切り裂かれるだなんて……」

凛「…………そっか」

凛「…………」


しばらく考え込んだのち……


凛「ねぇ、花丸ちゃん……」

花丸「何ずら？凛ちゃん」

凛「凛と、約束しようよ」

花丸「えっ？」

凛「来週リリースされる予定のスクスタで、凛は必ず人権キャラになってみせるにゃ」

花丸「凛ちゃんが……人権キャラに？」

凛「だから、その時は花丸ちゃんは手術を受けるんだよ」

善子「ちょっ……！！」

善子「大丈夫なの！？そんな先が見えない約束なんかして……」

凛「星空凛に、二言はないにゃ！！」

ルビィ「凛ちゃん、かっこいい！！」目キラキラ

ダイヤ「聞きましたわよね？花丸さん」

ダイヤ「わざわざ東京から出向いて、あなたと約束してくれたのですから……」

ダイヤ「凛さんが人権キャラになった暁には、ちゃんと手術をするのですよ？」

花丸「…………」

花丸「わかったずら……」

よしルビ「！！」

花丸「おら、凛ちゃんとの約束……絶対守るずら！！」

凛「花丸ちゃん！！」

花丸「だから、絶対人権キャラになってね！！凛ちゃん！！」


りんまる固い握手！！！！

ルビィ「よかったね……花丸ちゃん」涙ホロリ

善子「これを美談と言わずに何というのよ……」感動

ダイヤ「ああ……素晴らしいですわ……」

ダイヤ「スクールアイドルグループの垣根を越えた、厚い友情ですわ……」感激に打ち震える

　　　　__　
　　 '´　、｀ヽ
　　i 　人ヽﾘ)
　 ｲw(´ヮ｀ﾊ　　　それから？
　　 と) 芥)つ
　　 く/_i_i_>
　　　 し'ﾉ

〜そして９月下旬、スクスタリリース……〜


凛「さ〜〜って……」

凛「凛のURの性能は……っと」


「スクスタ　ＵＲ　リセマラランキング」でググる


凛「………………」

凛「…………え？」

凛「……………………」

凛「…………下から数えた方が早いにゃ」

凛「……………」

凛「あっ」

凛「かよちんと真姫ちゃん……人権じゃん」

凛「凛を差し置いて……ずるいよ２人とも」

凛「…………」

凛「ど」

凛「どうしよう……」

〜沼津の病院〜


花丸「い〜や〜ず〜らぁ〜〜〜〜！！！！」

花丸「絶対手術は受けないずらぁ〜〜！！！！」

善子「いい加減にしなさいよ！！ずら丸！！」


よしまるベットの布団つかみ合い！！


花丸「だって凛ちゃんは人権になれなかったんだから、マルは手術を受けなくてもいいずらぁ〜〜！！！！」


ルビィ「あわわわ……」

ルビィ「事態が、より深刻になっちゃったよぉ……」

ダイヤ「はぁ〜〜……」溜め息＆頭痛

ダイヤ「今度は、誰にお願いすればいいのでしょうか……」


〜おわり〜