1: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/10/11(金) 02:35:09.292 ID:ekAz5yLX0.net
聖クロ「この世界には様々な悩みを抱え、明日目指すべき道すら分からない哀れな人々で溢れかえっています。」
聖クロ「そんな迷える者たちを導く存在……それが私です。私は人々の救済者として生まれました。」
聖クロ「本体は狂った思想に取り憑かれ、人々を混沌の淵へと叩き込まんとしています。選民思想に囚われ、無辜の民を虐げています。」
聖クロ「私は彼女を止めなくてはなりません。そして彼女の独裁によって傷ついた人々を救い、この世界を救済者せねば。」
聖クロ「ですが私には彼女に対抗する術を持ち合わせていません。生まれたばかりの私には、なにも用意されていない。…………いいえ、ひとつだけありました。」
聖クロ「貴方です。貴方は私の剣となり盾となるべき運命を携えた人。私をこの棺から目覚めさせたのが、なによりの証拠でしょう?」
聖クロ「貴方はこの機械仕掛けの棺の謎を見事解き明かし、私をこの世に放ちました。貴方こそが私に用意された、唯一の武器。」
聖クロ「もはやこの運命からは逃れられません。さあ、私と共に世界を救う旅へと発ちましょう。」
聖クロ「……分かりますよ、不安でしょう。けれど、これは私と貴方にしか出来ぬこと。世界を救うために残された希望は、私たちのなかにこそあるのです。」
聖クロ「きっと大丈夫。貴方と私なら、どんなことでも出来ます。私が貴方に尽くし、貴方が私に尽くす。そうした慈愛の輪を少しずつ広げていくことで、救済への道は始まるのです。」
聖クロ「だから……恐れずに、私と共に参りましょう。私には、貴方が必要なのです。私には、貴方しかいないの。」
聖クロ「…………ありがとう…。貴方はやはり、心優しい人。貴方ならきっとそう言ってくれると信じていましたよ。」
聖クロ「……もはやここに長居は無用です。ひとまず近隣の村落へ…………はい?」
聖クロ「ああ、いけない……私ったら…。このままの姿では、民を驚かせてしまいますね。」
聖クロ「ありがとう。ひとまず、貴方の外套をお借りします。…………ふふふ、貴方のいい匂いがします。」
聖クロ「そんな迷える者たちを導く存在……それが私です。私は人々の救済者として生まれました。」
聖クロ「本体は狂った思想に取り憑かれ、人々を混沌の淵へと叩き込まんとしています。選民思想に囚われ、無辜の民を虐げています。」
聖クロ「私は彼女を止めなくてはなりません。そして彼女の独裁によって傷ついた人々を救い、この世界を救済者せねば。」
聖クロ「ですが私には彼女に対抗する術を持ち合わせていません。生まれたばかりの私には、なにも用意されていない。…………いいえ、ひとつだけありました。」
聖クロ「貴方です。貴方は私の剣となり盾となるべき運命を携えた人。私をこの棺から目覚めさせたのが、なによりの証拠でしょう?」
聖クロ「貴方はこの機械仕掛けの棺の謎を見事解き明かし、私をこの世に放ちました。貴方こそが私に用意された、唯一の武器。」
聖クロ「もはやこの運命からは逃れられません。さあ、私と共に世界を救う旅へと発ちましょう。」
聖クロ「……分かりますよ、不安でしょう。けれど、これは私と貴方にしか出来ぬこと。世界を救うために残された希望は、私たちのなかにこそあるのです。」
聖クロ「きっと大丈夫。貴方と私なら、どんなことでも出来ます。私が貴方に尽くし、貴方が私に尽くす。そうした慈愛の輪を少しずつ広げていくことで、救済への道は始まるのです。」
聖クロ「だから……恐れずに、私と共に参りましょう。私には、貴方が必要なのです。私には、貴方しかいないの。」
聖クロ「…………ありがとう…。貴方はやはり、心優しい人。貴方ならきっとそう言ってくれると信じていましたよ。」
聖クロ「……もはやここに長居は無用です。ひとまず近隣の村落へ…………はい?」
聖クロ「ああ、いけない……私ったら…。このままの姿では、民を驚かせてしまいますね。」
聖クロ「ありがとう。ひとまず、貴方の外套をお借りします。…………ふふふ、貴方のいい匂いがします。」
8: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/10/11(金) 02:48:36.833 ID:ekAz5yLX0.net
聖クロ「ごちそうさまでした。貴方の作る料理の味は格別ですね。ありがとう、○○。」
聖クロ「ところでこの料理は一体なんという名前の料理なのですか?……お恥ずかしい話ですが、この世に生まれたのはつい前日のことですから…。」
聖クロ「……シチュー…。…………なんだか、懐かしい響きのように思えます。これは、もしかすると本体の記憶かもしれませんね。」
聖クロ「彼女にもかつて、誰かの手料理を食べて団欒していた過去があったのでしょうか…。…………それも当然ですね。元をたどれば、彼女もまたひとりの人間に過ぎないのですから…。」
聖クロ「…………後片付けは、私がしますよ。○○は先に休んでいてください。このくらいは、私がやらなくては。」
聖クロ「そんな、いけません。○○はもう料理を作ってくれたではありませんか。私とて、○○の役に立ちたいのです。いいでしょう?」
聖クロ「…………それでは、ふたりでしましょうか。なんだか釈然としないところがありますが……これも、○○の優しさだと思えば私も嬉しい限りです。ありがとう、○○。」
聖クロ「…………どうかしましたか、○○?む、私を見て笑うとは無礼ではありませんか。……え、鼻……?……わ、泡が…。」
聖クロ「ところでこの料理は一体なんという名前の料理なのですか?……お恥ずかしい話ですが、この世に生まれたのはつい前日のことですから…。」
聖クロ「……シチュー…。…………なんだか、懐かしい響きのように思えます。これは、もしかすると本体の記憶かもしれませんね。」
聖クロ「彼女にもかつて、誰かの手料理を食べて団欒していた過去があったのでしょうか…。…………それも当然ですね。元をたどれば、彼女もまたひとりの人間に過ぎないのですから…。」
聖クロ「…………後片付けは、私がしますよ。○○は先に休んでいてください。このくらいは、私がやらなくては。」
聖クロ「そんな、いけません。○○はもう料理を作ってくれたではありませんか。私とて、○○の役に立ちたいのです。いいでしょう?」
聖クロ「…………それでは、ふたりでしましょうか。なんだか釈然としないところがありますが……これも、○○の優しさだと思えば私も嬉しい限りです。ありがとう、○○。」
聖クロ「…………どうかしましたか、○○?む、私を見て笑うとは無礼ではありませんか。……え、鼻……?……わ、泡が…。」
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