ʃ§ ( っ⁼´꒳`)っ　あにょ～

吟子「なんなん……？　ほんまに姫芽？」

ʃ§ ( っ⁼´꒳`)っ　あにょ

吟子「返事した……なんでアザラシになったん？」

ʃ§ ( っ⁼´꒳`)っ　ｺﾞﾛｺﾞﾛ

吟子「聞いてない……」

ʃ§ ( っ⁼´꒳`)っ　あにょ～　ｺﾞﾛｺﾞﾛ

吟子「……」

ʃ§ ( っ⁼´꒳`)っ　あにょ？

吟子「ちょっとだけ……」

もふ

吟子「！」

吟子「す、すごい」ｻﾜｻﾜ

ʃ§ ( っ⁼´꒳`)っ　あにょ～　ﾓﾌﾓﾌ

吟子「めっちゃふわふわ」

ʃ§ ( っ⁼´꒳`)っ　にょ　ﾓﾁﾓﾁ

吟子「そしてもちもち……」

ʃ§ ( っ⁼´꒳`)っ　すやぁ

吟子「かわいい……姫芽のくせに」

ʃ§ ( っ⁼´꒳`)っ　ｚｚｚ

吟子「寝てる……」ｺﾞｸﾘ

ʃ§ ( っ⁼´꒳`)っ　ｚｚｚ

吟子（ぎゅってしたいぎゅってしたいぎゅってしたい）

ʃ§ ( っ⁼´꒳`)っ　ｺﾞﾛｺﾞﾛ

吟子（もふもふしたいすりすりしたい吸いたい）

ʃ§ ( っ⁼´꒳`)っ　ｚｚｚ

吟子（今がチャンス！）

ガチャ

花帆「こんにちは～！」

吟子「だらぶち！」

花帆「なんで入っていきなり罵倒されたの！？」

吟子「いえ、今のは血迷った自分に対してで……」

花帆「ん～？　って何その子！　アザラシ！？」

ʃ§ ( っ⁼´꒳`)っ　めぐちゃ？

吟子「えっと、このアザラシ姫芽なんよ」

花帆「？？？」

ʃ§ ( っ⁼´꒳`)っ　あにょあにょ

吟子「だから部室に来たら姫芽がアザラシになってて」

花帆「どうしよう、吟子ちゃんが何言ってるのかわからないけど……確かにこの子、姫芽ちゃんそっくりだ」

ʃ§ ( っ⁼´꒳`)っ　あにょ？

花帆「姫芽ちゃ～ん、おいで」ﾌﾘﾌﾘ

ʃ§ ( っ⁼´꒳`)っ　ﾉｿﾉｿ

花帆「呼ばれて反応してる！」

ʃ§ ( っ⁼´꒳`)っ　ﾉｿﾉｿ

吟子「というか、進んどらん？」

ʃ§ ( っ⁼´꒳`)っ　あにょ……

花帆「自分で動けないの！？」

吟子「ああもう、床に寝転がったらあかんよ」

花帆「それ吟子ちゃんが言う？」

ʃ§ ( っ⁼´꒳`)っ　だこちて

花帆「よっと。あれ、結構軽い？」

吟子（いいなぁ……）

ʃ§ ( っ⁼´꒳`)っ　あにょ……　ｸﾞｩｰ

花帆「あれ、急に元気なくなっちゃった？」

吟子「お腹空いてるんちゃう？」

ガチャ

小鈴「こんにちは！」

綴理「かほ、ぎん、ひめ、こんにちー」

ʃ§ ( っ⁼´꒳`)っ　あにょにちー

小鈴「あれ、綴理先輩。姫芽ちゃんはいませんよ？」

綴理「あれ、なんでだろう？　ひめの音がしたような」

ʃ§ ( っ⁼´꒳`)っ

小鈴「！　花帆先輩！　この子は一体！？」

花帆「それが……姫芽ちゃんなんだよね」

小鈴「……すみません、徒町程度の頭でも理解できるようにご説明頂けると助かります」

綴理「ひめだ。やっほー」ﾓﾌﾓﾌ

ʃ§ ( っ⁼´꒳`)っ　あにょー

小鈴「な、なるほど？」

吟子「……小鈴が頭悪くて綴理先輩が頭良いわけじゃないからね」

小鈴「姫芽ちゃんにそんな力が！？」

綴理「アザラシ以外にもなれるの？」

吟子「自分の力でなったのかどうかは……」

ʃ§ ( っ⁼´꒳`)っ　ｸﾞｩｰ

花帆「そうだ！　この子お腹空いてるみたいで」

綴理「クッキー食べる？」

ʃ§ ( っ⁼´꒳`)っ　あにょ！

吟子「食べさせていいん？」

ʃ§ ( っ⁼´꒳`)っ🍪もぐもぐ

小鈴「食べてます！」

花帆「両手でクッキー食べてる可愛い～」

小鈴「抱っこしていいですか？」

ʃ§ ( っ⁼´꒳`)っ

吟子「どうせ自分で動けないからええよ」

ʃ§ ( っ⁼´꒳`)っ　あ～

小鈴「本当に姫芽ちゃんなの？」

ʃ§ ( っ⁼´꒳`)っ　？

綴理「ひめ」ﾂﾝﾂﾝ

ʃ§ ( っ⁼´꒳`)っ　うにゅ

ガチャ

梢「ご機嫌よう……？」

さやか「小鈴さん、その抱えてる生き物は一体……？」

綴理「ひめだよ」

梢「綴理、もう少しちゃんと説明してくれないかしら？」

花帆「あ、梢センパイ。この子姫芽ちゃんなんですよ」

梢「あら、そうなのね」

さやか「ちょっと待ってください」

梢「みんな何を言っているのかしら？」

さやか「人が動物になるわけないじゃないですか」

ʃ§ ( っ⁼´꒳`)っ　あにょあにょ

花帆「そ、そんな」

吟子「でも、とにかく普通のアザラシじゃないんです！」

ʃ§ ( っ⁼´꒳`)っ　あにょー　ｺﾞﾛｺﾞﾛ

梢「確かに姫芽さんの面影を多分に感じるわ」

さやか「クッキーを手で持って食べたというのも変ですね。水族館で育てられたのでしょうか？」

綴理「ひめ、お手」

ʃ§ ( っ⁼´꒳`)っ　あにょ

綴理「わたあめ」

☁　あにょ

小鈴「おー」ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ

さやか「確かに普通のアザラシじゃないような……」

ガチャ

ʃ§ ( っ⁼´꒳`)っ　！

瑠璃乃「はろはろー」

慈「あれー姫芽ちゃん来てない？」

≡≡ʃ§ ( っ⁼´꒳`)っ　あにょっ！

瑠璃乃「わっ！？　なになに！？」

吟子「飛んだ！？」

ʃ§ ( っ⁼´꒳`)っ　るりちゃ！　めぐちゃ！　ｽｲｰ　ｽｲｰ

小鈴「というより空中を泳いでる？」

慈「今私たちのこと呼んだ？」

花帆「慈センパイと瑠璃乃ちゃんに反応してる……」

梢「これは、完全に姫芽さんね」

ʃ§ ( っ⁼´꒳`)っ　るりちゃ！

瑠璃乃「えっちょっなに！？　ルリの頭の上に何乗ってんの！？」

綴理「ひめだよ」

慈「うん、なんかそんな気がするね」

瑠璃乃「めぐちゃーん……たすけて」ｳﾙｳﾙ

慈「大丈夫だよ。はい」ﾋｮｲ

ʃ§ ( っ⁼´꒳`)っ　あにょーん

瑠璃乃「びっくりしたー」

慈「よしよし」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

ʃ§ ( っ⁼´꒳`)っ　めぐるり……

花帆「すごいしゃべるね」

吟子「というか自分で移動できたの？」

綴理「アザラシは泳ぐ生き物だよ」

さやか「空中を泳ぐ生き物ではないと思いますが」

瑠璃乃「これがひめっち？」

ʃ§ ( っ⁼´꒳`)っ　るりめぐ……

慈「アザラシな姫芽ちゃんも可愛いよ」

ʃ§ ( っ⁼´꒳`≡⁼´꒳`)っ　

吟子「テンション高……」

慈「アザラシになっちゃったかー」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

ʃ§ ( っ⁼´꒳`)っ　あ～

瑠璃乃「ひめっちこんなんだけど練習どうする？」

ʃ§ ( っ⁼´꒳`)っ　あにょっ！

小鈴「姫芽ちゃんはやる気みたいです」

吟子「無理やない？」

慈「ちょっと踊ってみる？」

瑠璃乃「ひめっちできる？」

ʃ§ ( っ⁼´꒳`)っ　？

花帆「駄目そう……」

慈「ミュージックスタート！」

♪～

ʃ§ ( っ⁼´꒳`)っ ！

バタバタ

綴理「暴れてる」

さやか「曲は認識してるみたいですね」

ʃ§ ( っﾉ´꒳`)っﾉ　あにょっ！　あにょっ！

花帆「ブレード振ってる！？」

吟子「どこから出したん……？」

慈「流れ星　空へと打ち返す♪」

瑠璃乃・ʃ§ ( っ⁼´꒳`)っ「飛ばすぜ！ドゥノットウォーリー（あにょあにょ！あーにょっとあーにょー）」

慈・瑠璃乃「突破じゃい　1000％♪」

ʃ§ ( っﾉ´꒳`)っﾉ　あにょっ！　あにょっ！　あにょっ！　あにょっ！

梢「これは歌っているというより……」

さやか「観客ですね」

瑠璃乃「うーん、とりあえずこの子がひめっちなのは間違いないっぽい？」

ʃ§ ( っ⁼´꒳`)っ　ちかれた

慈「まーこのままじゃ困るよね。かわいいけど」

梢「戻す方法を考えないといけないわね」

瑠璃乃「とりあえず戻るまではルリの部屋で――」

吟子「いえ、私が預かります」

瑠璃乃「へ？」

ʃ§ ( っ⁼´꒳`)っ　あにょ？

吟子「今の姫芽はいつも以上に本能丸出しです。だから瑠璃乃先輩より私が面倒見た方が安全です」ﾋｮｲ
ʃ§ ( っ⁼´꒳`)っ　

瑠璃乃「そ、そう？」

吟子「はい、そうです」ｷﾞｭｯ
ʃ§ ( っ⁼´꒳`)っ

小鈴「吟子ちゃん……」

吟子「なに？」

ʃ§ ( っ⁼´꒳`)っ　ぎんこちゃ

吟子「！　ふふ……」ｷﾞｭｰ

慈「すっごいにやけてるよ」

花帆「吟子ちゃん、もしかして――」

ガチャ

姫芽「遅くなりました～」

吟子「」

一同「えぇーっ！？」

姫芽「な、なんですか～？」

ʃ§ ( っ⁼´꒳`)っ　あたし

ʃ§ ( っ⁼´꒳`)っ　説明中　ʃ§ ( っ⁼´꒳`)っ

姫芽「つまりアタシの制服の中から出て来たアザラシを、吟子ちゃんはアタシがアザラシになったと勘違いしたってこと？」

ʃ§ ( っ⁼´꒳`)っ　こと？

吟子「悪い！？」

姫芽「も～吟子ちゃんは馬鹿だなあ」

吟子「いや絶対そう思うって！！！」

姫芽「いやいや、アタシがアザラシになったんだとしたら靴とか下着も落ちてないとおかしいでしょ～」

花帆「確かに……！」

吟子「っ！　……だら！」

ʃ§ ( っ⁼´꒳`)っ　だら～

さやか「ですが姫芽さん、このアザラシ普通ではないんですよ」

瑠璃乃「そうそう、空中を泳いだり」

慈「あのみらぱ愛は姫芽ちゃんそのものだよね」

ʃ§ ( っ⁼´꒳`)っ　みらぱ！　みらぱ！

姫芽「確かにこの子を見てると他人とは思えないですけど～」

ʃ§ ( っ⁼´꒳`)っ　あたし

小鈴「この子も姫芽ちゃんのことをあたしと呼んでます！」

梢「で、この子をどうするかよね。とりあえず姫芽さんの無事は知れたことだけれども」

瑠璃乃「ひめっちどうする？」

姫芽「う～ん」

ʃ§ ( っ⁼´꒳`)っ　るりちゃ！　めぐちゃ！

慈「おーよしよし」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

姫芽「この子が自分だと思うと何をしでかすかわからないので～」

ʃ§ ( っ⁼´꒳`)っ　！？

さやか「何をしでかすつもりなんですか！？」

吟子「ほらやっぱり」

姫芽「アタシが預かるのが丸いかな～って感じですかね」

ʃ§ ( っ⁼´꒳`)っ　まる

吟子「……」

花帆「！　でもでも、ちょっとでも目を離したら危ないかもしれないよ？」

ʃ§ ( っ⁼´꒳`)っ　しつれいな

姫芽「確かに……」

小鈴「じゃあ徒町と吟子ちゃんも一緒に面倒見るよ！」

吟子「なっ！？」

ʃ§ ( っ⁼´꒳`)っ　こすずちゃ！　ぎんこちゃ！

姫芽「えっと、吟子ちゃんは大丈夫？」

吟子「ま、まあ姫芽一人じゃ大変だろうからええよ」ﾜｸﾜｸ

ʃ§ ( っ⁼´꒳`)っ　あにょっ


この後ʃ§ ( っ⁼´꒳`)っ が異常に吟子に懐いたせいで逆に三人は変な空気になってしまったらしい

おしまい