1: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/11/17(日) 12:04:11.060 ID:FzWb58RQ0.net
王子様「ははは、別に怒ってなんていないよ。ただ少し寂しかったからね、意地悪を言ってみたかっただけさ。」

王子様「ボクは寂しがり屋さんなんだ。一緒にいてくれないと機嫌が悪くなってしまうぞ?……なんてね。」

王子様「……ああ。ボクも今日の公務は済んだから、父上からも戻ってよいと言われた。しかし、いつになっても人前に立つのは慣れないな…。」

王子様「やはりボクはご要人の脂ぎった手よりも、剣を握っている方が性に合うようだ。もちろん、お前の手ならばいつでも歓迎だけどね。」

王子様「そうだな……食事までにはまだ時間もあるし、稽古でもしようか。○○、付き合ってくれるね?」

王子様「今日こそボクから一本取れるかな?最近はお前も腕を上げてきたからね。ふむ、そうだな…………もし出来たら今日の夕食の甘物、お前に譲ろう。」

王子様「嘘じゃないさ。このボクが好物を譲渡すると言っているんだ……少しはやる気も奮ったかい?」

王子様「さ、それじゃあ稽古場に行こうか。この時間なら空きがあるだろう。はやく着替えて…………ん?」

王子様「……はははっ、構わないと言っているじゃないか。確かにボクは女性ではあるが、いずれこの国を担う王子だ。いわばボクは男性でもある。ならば気を遣うこともあるまい?」

王子様「それに、キミの身体も見ておきたい。……ああいや、変な意味ではなくて……筋肉のつき方とか、ほら……傷がないかとか、な?」

王子様「馬鹿なことを気にしていないではやく着替え…………ん…。…………なあ○○、着ていた服をよこせ。」

王子様「……すぅーっ………すんすんっ……………ん…………なんだ、この匂い……?……すぅっ……ふすーっ………すーっ…………」

王子様「……………ひどい匂いだ…。………………。」

王子様「…………あ……ああいやっ、な、なんでもない…。はは、すまない……少し、変だったな……忘れてくれ…。」

4: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/11/17(日) 12:05:20.660 ID:FzWb58RQ0.net
みたいな王子様が将来片腕で人の首を撥ねて民に圧政を敷く暴君になると思うと興奮しない?

7: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/11/17(日) 12:08:52.667 ID:FzWb58RQ0.net
>>3
王子様「やあ!ボクは王子様!この国の跡継ぎなんだけど実は女の子なんだ!」

王子様「そんなボクは目付け役の○○のことが大好き!死がふたりを分かつまでいつまでも一緒にいるつもりさ!」

王子様「そんな○○の服からなにやら他の女性の匂いが!?爽やかなフリしてるけど心の中は嫉妬と劣等感と無力感と父上への憎悪と○○への独占欲にまみれたボクの心がざわつきはじめ……」


どうだ

9: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/11/17(日) 12:12:33.288 ID:FzWb58RQ0.net
>>6
類稀な腕力+王族に代々伝わるプリンス・パワーで握力3㌧くらいあるから
この世界ではあまり珍しいことじゃないんだ

11: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/11/17(日) 12:17:32.497 ID:FzWb58RQ0.net
>>10
紳士的なようでいて心の中では独占欲と徹底した選民思想にまみれているから王族や有力貴族以外のことは無意識に見下してしまうんだ
普段民に対してにこやかな顔で手を振っているけど心の底では「……ふぅ……汚いツラがうじゃうじゃと…。」とか冷めきっているんだ

12: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/11/17(日) 12:27:29.717 ID:FzWb58RQ0.net
王子様「…………こんなところ、か。すまないな、○○。こんな時間まで付き合わせてしまって。」

王子様「しかし○○は教え方が上手だな。使用人などではなく教師にでもなればよかったんじゃないか?まあ、もう遅いが。」

王子様「……ははは、嬉しいことを言ってくれる。ならばそんなキミからの教育を一身に受けられるボクは、きっと幸せ者なのだな。」

王子様「…………ぁ…。…………ああ、いや、なんでもないんだ。ただ…………も、もう少し詳しく知りたいところがあってね。よければ教えてくれると……す、少しのあいだでいいんだっ。」

王子様「……………………。…………そう、だな。また明日にしようか。お前ももう、疲れただろうしな。すまなかった、ゆっくり休んでくれ。」

王子様「また、明日頼む。おやすみ。」

王子様「……………。」

王子様「…………くそっ…………どうして……っ。」



「もうちょっと一緒にいたい」の一言が素直に言えない王子様がかわいいよね
そしてこのフラストレーションの3割くらいが俺への逆恨みへと割かれるんだよね

14: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/11/17(日) 12:50:27.843 ID:FzWb58RQ0.net
王子様「こうした社交界にお前まで出席することになるとはな。どれだけ外面を保ちたいのやら…………ん、なんでもない。」

王子様「お前はこういう場ははじめてだったな?立ち振る舞いに関してお前に特に言うこともないだろうが……まあ、適当に合わせてくれればいい。」

王子様「……見れば分かる通り、着飾った女性ばかりだ。あちらから声をかけてくることもある……だが、腹の底では何を考えているやら。話半分に聞いてくれ。」

王子様「本当はボクも一緒についていたいところだが……立場上、そういうわけにもいかない。方々に軽く挨拶をしてくるから、待っていてくれ。」

王子様「では、またあとで。」




淑女「もし、そこの貴方?少しよろしくて?」

淑女「先ほどから貴方のことを拝見していますけれど、どなたともお話にならないのね。せっかくの社交界だというのに。」

淑女「もしかして、こうした場は初めて?……ふふふ、今まで随分とのんびりしていらしたのねぇ。……まあいいわ。」

淑女「せっかくの機会ですし、少し私とお話してくださらない?硬い話ばかりで、少々くたびれてしまったの。」

淑女「そういえば貴方、どこの家の方なの?見たところ……」

王子様「……お話のところ、失礼。○○、戻ろうか。」

淑女「あら?あ、貴方は……」

王子様「申し訳ない、お嬢さん。私は彼に用があってね。すまないが、切り上げてもらえると助かる。」

王子様「それと…………胸元が開きすぎだ。娼婦を招待したつもりはなかったんだが。」

淑女「まあ!」

王子様「ふっ…………では。」




王子様「話半分に、と言ったはずだぞ。それもあんな、ふしだらな年増に捕まって……どういうつもりだ?」

王子様「ボクが来たからいいものの、あのままではお前は…………チッ……くそっ。」

王子様「……やはりお前をここに連れてくるべきじゃなかったんだ…。…………ボクと一緒に帰ろう。後のことは、どうにかなる。」




秒で助けにきてくれるの

15: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/11/17(日) 12:53:52.959 ID:FzWb58RQ0.net
>>13
王子様からしたら「こっちから襲うのはいいけど襲われるのは屈辱」って思ってそうだよね
軽くあしわられて組み敷かれて手首をスーパー握力で押さえつけられながら「……どういうつもりだ…?」とか真顔で凄んできそう

17: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/11/17(日) 13:13:15.300 ID:FzWb58RQ0.net
>>16
王子様「……おや?珍しい組み合わせじゃないか。ボクも仲間に入れてくれるかい?」

王子様「ずいぶんと楽しそうだったけれど、何の話をしていたのかな?…………へぇ。」

王子様「○○、お前は手先が器用だとは思っていたけれど、そんな趣味まであったのか。ははは、ボクでも知らないことがあるんだな。」

王子様「まあ、そんなことで二人が仲良くなることはとても望ましいことだ。人間、仲が良いことが一番だからね。」

王子様「それに、端から見て二人はとても楽しそうにしていた。ふふふ……お似合いじゃないか。ねえ?」

王子様「照れなくてもいいよ。ボクはただ率直な感想を述べたまでさ。…………さて、そろそろ邪魔者は退散するとしようか。」

王子様「なに、これ以上お二人のお邪魔をするわけにもいかないというだけさ。ボクは稽古場にいるから、○○、なにかあったら呼んでくれ。」

王子様「……そうだ。編み物、なにか作ってくれよ。気が向いたらでいいからさ。」




張り付いた笑顔で淡々と話してそう
頭ん中すごい回転してそう

引用元: 王子様(♀)「やあ、おかえり。今日はどこをほっつき歩いていたのかな?」