お前らゴブリン「くーるびゅーって知ってる？」

イケメン騎士「知らん！」

俺ゴブリン「俺も知らんな、なんなんだ？」

お前らゴブリン「>>10」

酒でも飲もうや

お前らゴブリン「酒でも飲もうや」

俺ゴブリン「この前サイクロプスから貰った酒があったな」

俺ゴブリン(くーるびゅーってなんだろ)

イケメン騎士「やめてくれ、私は飲酒はしない主義でね」

イケメン騎士(なんだったんだくーるびゅー)

お前らゴブリン「>>14」

じゃあケーキ食べに行くか

お前らゴブリン「じゃあケーキ食べに行くか」

俺ゴブリン「ぐへへ、スイーツなら文句無いだろう？」

イケメン騎士「ふっ、そうだな。しかしこの私の舌を満足させるスイーツがあるかな？」

俺ゴブリン「ぐへへ、何を食わせてやろうか」

お前らゴブリン「>>20」

イケメン騎士の親族や仲間の肉片をふんだんに散りばめられたストロベリーケーキ

お前らゴブリン「イケメン騎士の親族や仲間の肉片をふんだんに散りばめられたストロベリーケーキ」

俺ゴブリン「うわぁ、えげつないな」

イケメン騎士「くっ…皆…」

俺ゴブリン「まぁ、どうするかはお前次第だが」

イケメン騎士「愚問だな」ﾑｼｬﾑｼｬ

イケメン騎士「我が一族や仲間達、その亡骸を今この私が取り戻した。このような三流のスイーツにされたのは残念だけどね」

お前らゴブリン「>>26」

いや、かなり美味いぞこれ

お前らゴブリン「いや、かなり上手いぞこれ」

俺ゴブリン「結構上等だよな」

イケメン騎士「やれやれ、明日屋敷に来てください。本物のスイーツをご馳走してあげますよ」

お前らゴブリン「>>30」

約束だぞ

お前らゴブリン「約束だぞ」

イケメン騎士「騎士は約束と市民は必ず守るのさ」


俺ゴブリン「罠かもしれんぞ？本当に行くのか？」

お前らゴブリン「>>35」

行かねぇ
っていうか行きたくても行けねぇんだよ
あいつの屋敷とか大切なものは全部燃やしちまったしな

お前らゴブリン「行かねぇ
っていうか行きたくても行けねぇんだよ
あいつの屋敷とか大切なものは全部燃やしちまったしな」

俺ゴブリン「そこまでやるのか」


翌日

屋敷の焼け跡
イケメン騎士(誰も来ない…)

イケメン騎士(極上のスイーツを用意したんだが…)

おっさん騎士「焼け跡で何してるんだ？」

イケメン騎士「今日ここでスイーツを食べる約束をしているのです」

おっさん騎士「なるほどな、しかし、これでは寂しい会場だ。出来る限りの用意をしようではないか」

イケメン騎士「そうですね」

おっさん騎士「よし、早速始めるぞカイザーフェニックス」

カイザーフェニックス「ﾋﾋｰﾝ」


いつまで待ってもゴブリン達は来なかったが
イケメン騎士とおっさん騎士、愛馬カイザーフェニックスは三人仲良くスイーツを楽しんだのだった
end