かのん「こうやって疲れてるとさ～、short動画ばっか見ちゃうんだよねぇ～」

すみれ「それは…わからないわね」

かのん「え、わからないの！？私家でやっちゃうんだけど！？」

すみれ「そんな暇あったら作詞しなさいよ」

かのん「いやそうなんだけど！そうなんだけどね！疲れてるから！疲れてるからね！」

すみれ「なんでそんなに繰り返すのよ」

すみれ「マコー○ーマコーレー・カルキンカルキンか」

かのん「……？」

すみれ「あー…ホー○アローンの主人公ね」

かのん「え、そんな名前なんだ～」

すみれ「え、あ、うん…」

すみれ「やっぱお笑いには知識が必要ね…」

かのん「えー、なにそれー！ウケないの私が悪いみたいじゃん！！」

すみれ「いや悪いわよ、悪いったら悪い」

かのん「えー…私が悪いの～？」

かのん「……チョコミントよりも？」ﾆﾔｯ

すみれ「いや、それ後輩の曲でしょ…」

かのん「チョコミントよりも？」ﾆﾔﾆﾔ

すみれ「…………はぁ」

すみれ「チョコミントよりも…かのんが悪い」

かのん「えー…ストロベリーフレーバーよりも？」ﾆﾔﾆﾔ

すみれ「…ストロベリーフレーバーよりもかのんが悪い」

かのん「えー？」ﾆﾔﾆﾔ

かのん「ク
すみれ「クッキーアンドクリームよりもかのんが悪い」

かのん「おぉ……………」

かのん「…………」

すみれ「…………」

かのん「みんなー！！！！！！」

すみれ「バッ！ちょっとやめなさい！！！歌詞でみんなを巻き込むんじゃないわよ！！」

すみれ「違う！反応しないで！！こいつが勝手に言ってるだけだから！！！」

すみれ「だから反応しないでって！止まりなさいよ！！」

かのん「止められない♪」

すみれ「黙らっしゃい！！」ｽﾊﾟｺｰﾝ!

かのん「痛い……」

すみれ「はぁ…なんか…疲れた…」

かのん「すみれちゃんが焦ってる姿ってすっっっごい面白い」

すみれ「悪趣味ね」

すみれ「それよりあんた今日すごいノリに乗ってるじゃない」

かのん「でしょ？もう絶好調。片手で工○静香踊れるもん、ほら」ｸｲｯｸｲｯ

すみれ「いや工藤○香は片手で事足りるのよ」

かのん「えっへへへ」

すみれ「えへへで済ませないでよ」

すみれ「…で、なんの話してたっけ？」

かのん「……忘れちゃった」ﾃﾍﾍﾟﾛ

すみれ「全く…かのんがノリノリだからよ」

かのん「まぁね～……」

すみれ「……」

かのん「……」

かのん「昨日の月9観た？」

すみれ「観てない」

かのん「じゃあなに見てたの？」

すみれ「プ○キュア」

かのん「え？……もう1回言ってくれる？」

すみれ「だからプ○キュアよ」

かのん「夜9時に？」

すみれ「録画したやつね」

かのん「ふっ……w」

かのん「ごめんww……なんかw…面白くて…w」ｸｽｸｽ

すみれ「…………あ、妹がね！！妹と一緒観てるからね！？」

すみれ「別に私が観たい訳じゃないからね！？」

かのん「いやわかってるけどさwwwすみれちゃんが…wプリ○ュアって真っ直ぐ言ってくるからw」

すみれ「謎にツボってる…」

かのん「はーオモシロー…プ○キュア観てたんだ」

すみれ「知ってる？最近のプ○キュアはアイドルやってるのよ」

かのん「え、プ○キュアも！？えー…やるじゃん」

すみれ「なに目線？」

かのん「懐かしいなー小学生くらいまでは観てたんだけどなー」

かのん「今じゃもう見た目だけで何キュアか当てられる自信ないもん」

すみれ「確かに…私も見分けつかないわ」

かのん「…あ、妹と見分けで思い出したんだけどさ」

すみれ「なに？」

かのん「ありあってあの有名な6つ子見分けられるんだよね」

すみれ「あの6つ子？……え、すご」

すみれ「私たちそこの世代でもないのに」

かのん「私がやったら結構お粗松さんな結果だったんだよね」

すみれ「どう見分けてるの？」

かのん「なんか声が違うらしいよ」

すみれ「…あ、声帯で判断してるのね」

すみれ「見た目とかそういうのじゃなくて声なのね」

かのん「うん、声が違うって」

すみれ「へー…まぁ声優違うからね……」

すみれ「似てる人の区別かー…私タ○チの2人なら区別つくのになー」

かのん「それでもすごいよ？」

かのん「え、どうやって区別してるの？」

すみれ「死んでる方が和也で生きてる方が達也ね」

かのん「あ、へ～…なるほど…」

かのん「それだけ？」

すみれ「それだけ」

かのん「それだけ！？」

すみれ「……」ｺｸﾘ

かのん「それだけか～…」

すみれ「それだけなのよねぇ……」

かのん「ねぇすみれちゃん」

すみれ「なにかのん」

かのん「ため息の数だけ束ねたブーケって欲しいと思う？」

すみれ「さっきから私たち話コロコロ変わりすぎじゃない？」

かのん「え、そう？」

すみれ「だって少し前にした話覚えてる？」

かのん「あー…わかんない、見返さないとね」

すみれ「見れないのよLINEじゃないから」

かのん「そういうすみれちゃんは覚えてるの？」

すみれ「…………当然よ」

かのん「絶対ウソ！！ウソでしょ！！！」

すみれ「いや、ほら、あれよ。愛スクリームよ」

かのん「それしか覚えてないじゃん！記憶力大丈夫？？」

すみれ「それはこっちのセリフでもあるのよ」

かのん「私は…大丈夫だよ、ほら、ノリに乗ってるから」

すみれ「そうだったわね、この連続小ボケアイドルはノリノリだったわね」

かのん「……」

かのすみ「「連続小ボケアイドル？」」

かのん「なんですみれちゃんも言うの？」

すみれ「いやなんか自分の言葉変だなって」

かのん「自分の言葉にもツッコミ入れてるじゃん、才能あるよお笑いの」

すみれ「やめて」

かのん「あ、芸能事務所ってよしも……」

すみれ「お笑い事務所じゃないからね？」

かのん「あ、グレープカンパ……」

すみれ「だからお笑い芸人になる予定はないからね？」

すみれ「もちろんオンラインカジノもやらないわ」

かのん「ちょっと何言ってるかわからないかな」

すみれ「なんで何言ってるかわからないのよ」

すみれ「あんたやっぱりノリノリね」

かのん「やっぱり？いま超絶好調！」

かのん「片手でMC○マーだって出来ちゃうから、ほら」

かのん「You Can't Touch This♪」

すみれ「MCハ○ーのメインはどちらかと言えば足なのよ」

かのん「そうだったっけ？」

すみれ「そのフレーズ好きね、片手のやつ」

かのん「あのダンス取り入れてみない？」

すみれ「えー？…ナシね。アイドルっぽくない」

かのん「それもそっか…アイドルだもんね…」

すみれ「次のライブのセトリって考えてあるの？」

かのん「まだ考えてる…新曲作りたいんだけどね～」

かのん「……思い切ってメロコアってどう？」

すみれ「あ、いいわねそれ。たまにはカッコイイ系ってことね」

かのん「そうかな？…でもなんてったってアイドルだよ私たち」

かのん「ここは可愛くいこう！そうしよう！」

すみれ「数秒前の記憶どこ行ったのよ」

すみれ「…ま、かのんに任せるわ」

すみれ「それで、進捗は？」

かのん「あとはヒラメキ待ちだから」

すみれ「それ以外は揃ってるみたいな言い方ね」

かのん「うわーなんか傷ついちゃった～新曲出来なかったらすみれちゃんのせいだから」ﾌﾟｯｸﾘ

すみれ「はいはい、悪かったわよ」

かのん「……よし！パクろう！！」

すみれ「急に最低なこと言い出したわね」

かのん「コココンコンコンコン東西！！」

すみれ「うわ、知り合いからパクる気だわこいつ」

かのん「ふふふんふん♪ふん…………えっと…」

すみれ「そこは覚えてなさいよ」

かのん「じゃあすみれちゃんは知ってるの！？」

すみれ「………どんとこい！」

かのん「それは違うやつじゃん！」

かのん「…じゃあ、すみれちゃんはカバー曲よりもあ･な･た？」

すみれ「新曲ね。だからそれは四季達の曲だからね？」

かのん「あー、なんかアイスクリーム食べたくなっちゃった」

すみれ「…このタイミングで？あ、じゃあ練習終わったら寄ってく？」

かのん「あ、いいね！みんなも誘って！」

すみれ「そうしましょ。ま、その前に授業だけどね」

かのん「確かに～」

かのん「すみれちゃんは何が好きー？」

すみれ「え、ハイカラ抹茶あんみつ」

かのん「……よりも？」ﾆﾔｯ

すみれ「あ、な、た…///」ﾂﾝｯ

かのん「ツンだって！えーすみれちゃん可愛い～♡」

すみれ「うっさい！」

すみれ「もういいわ！」

キーンコーンカーンコーン…



かのん「あ、授業始まっちゃう」

すみれ「現文ね…えっと…」




可可「かのんとすみれが喋ると漫才みたいになるのなんなんデスか」

千砂都「女子高生の会話とは思えないよね…」


おわり