金を寄付

JK「はっ、こ、ここは？！」ｷｮﾛｷｮﾛ

(´・ω・｀)「おはよう」

JK「きゃっ だ、誰ですか？！ここはどこ？！」

(´・ω・｀)「はい、これ」ﾄﾞｻｯ

JK「え…何これ…札束？」

(´^ω^｀)

(´^ω^｀)「何って、寄付だよ」

JK「寄付…？」

(´^ω^｀)「そのお金は>>9に使ってもらいたいんだ」

秋刀魚

JK「秋刀魚…？旬は過ぎているのでは…？」

(´^ω^｀)「そんなことないよ、まだ美味しいよ」

~

JK「というわけで日本海沿岸、新潟県柏崎魚市場にやってきたのだ」

(´・ω・｀)「この時期は流石に寒いけど、じゃあ早速>>15を探そうか」

漁師

JK「あの～！すみません！」

漁師「あぁん？お嬢ちゃんどうしたんだい？！」

JK「その、秋刀魚について伺いたいんですが」

漁師「乳臭いメスガキに構ってる暇はねぇぞ！どうしてもってんなら…誠意を見せな」

JK「え…誠意って…」

漁師「…>>22に決まってんだろ」

JK「え…そ、そんな汚いこと出来ません！！」

漁師「チッ、失せな！」

JK「あの…これでどうにか…！」札束ｽｯ

漁師「………何が聞きたいんだ」

JK「今年の秋刀魚はどうですか？」

漁師「悪くは無いんだが…小ぶりなうえ不漁でな、価格が高騰している」

JK「不漁？なんででしょうか」

漁師「記事とか調べれば出てくるが、日本の水揚げ規制期間が終わる前に、中国やら韓国の規制期間終わって秋刀魚漁が活発なんだ」

漁師「日本も今年からは規制期間を撤廃したが……従来の3割資源量が減っているとも言われている」

JK「そんな…！」

(´・ω・｀)「>>28」

バナナ

漁師「だが…運がいいなお嬢ちゃん、ちょうど漁師仲間が秋刀魚を焼いているところだ。来いよ」

JK「えっ、良いんですか？！」

漁師「秋刀魚の為にはるばる北陸まで来るJKも珍しいしな、横の男は放っといて食べよう」

~

JK「これがとれたての秋刀魚ですね！」

漁師「あぁ、秋刀魚は1度全部冷凍しちまうが、この秋刀魚はとれたてピチピチ、漁師にしか食えねぇモンだ」

漁師「まずはウロコ取りだな。水揚げの時にほとんどが落ちるが、念の為しっかり確認するんだ」

JK「分かりました…！」

(´・ω・｀)「>>33」

きゅうり食べたくなってきた

漁師「次は切れ込みを入れていくぞ。人によってはワタを取る奴もいるが…サンマはそもそも食事と消化のプロセスが30分ほどで終わって排出される魚だから独特のエグみが少ない。そのままでも十分に食べられる」

JK「なるほど…！」

漁師「やりやすいのは横に一本切込みを入れるやり方だな。焼きあがってからも箸で食べやすいし、焼きの通りもいい」

(´・ω・｀)「>>39」

ワタにいる赤虫キモくて嫌い

漁師「アニサキスはヤバいからな…対処法としてはしっかり中まで焼くか、24時間以上冷凍するのが手っ取り早い。……ところで誰だこいつ？」

JK「私を拉致して秋刀魚を食べさせようとしてる人です……切り込みはこうですか？」ｽｯｽｯ

漁師「おっ、手際が良いじゃねぇか！よし、切り込みを入れたら次は味だが…塩焼きにしようと思う」

JK「塩！やった！」

漁師「塩加減は強すぎちゃいけねぇ、一匹に対して小さじ3分の1、まぁひとつまみ程度だな」

(´・ω・｀)「>>47」

僕の分もよろしく

JK「しょうがない人ですね…漁師さん、(´・ω・｀)さんの分もお願い出来ませんか？」

漁師「わーってるよ、ふたりの関係にも目をつぶっておいてやる」

JK「ありがとうございます…！ほら、頭下げなさい！」

(´・ω・｀)「>>56」

ン拒否するゥ

( #)ω;｀)「………」

漁師「塩は均一に、身の厚いところには気持ち多めだ」

JK「このゴリゴリした岩塩みたいな塩すき」ﾊﾟﾗﾊﾟﾗ

漁師「モノによるが…塩を振ってから15分以上置いておくと焼いても臭みが少なくなるぜ」

JK「しばしの待ちですね」

漁師「その間に火の準備をしよう」

漁師「ここだ」ｶﾞﾗｶﾞﾗ

JK「これは…囲炉裏？！」

漁師「そこらへんの七輪でも良かったが、せっかくだしな」ｺﾞﾄｯ

JK「それは？」

漁師「これは火熾し器だ。中に黒炭が入ってるだろ？ここに5分くらいガス火を当てる」ﾎﾞｯ

JK「みるみるうちに赤くなってきました！」

漁師「もういいかな、炭が落ちないように台十能を当てがって運ぶんだ。それで炭をこう」ﾎﾟｲﾎﾟｲ

JK「炭を縦に置くのがポイントなんですね」

(´^ω^｀)「わぁ、あったか～い！」

JK・漁師「………」

ガヤガヤ

JK「なんだかほかの人に注目されてる気がします…」

漁師「休憩所の囲炉裏借りてるからな、そりゃ人も通るさ。さて、ここでさっき塩をまぶした秋刀魚の登場だ」

JK「これでしっかり味ついてますかね！」

漁師「秋刀魚に串を通していく。口から入れて、身をW字に交差させると背骨とも絡まって落ちづらい」

JK「高いお店の身がうねったやつだ」

漁師「それで、串は炭火から少し遠ざけるんだ。遠赤外線で焼くから、対流熱の影響が出ないようにだな」

(´・ω・｀)「はえ～」

漁師「それで弱火でじっくりと焼く。もうすぐ終わりそうだけど、やっとくことある？」

(´・ω・｀)「>>79」

お前がやることはねぇよカス
米炊いといてやるから大人しくしてろ

漁師「なんだこいつ……米ならコシヒカリ炊いてっから、お前こそ大人しくしとけ」

(´・ω・｀)「はい」

JK「うちの誘拐犯がすみませんホントに…」

(´・ω・｀)「>>86」

しばくぞ

( #)ω(# )「………」

JK「もう焼き上がりましたかね？！」

漁師「…よし、大丈夫だ。炭火には灰をかけて弱めて、熱くなってる油に注意してとるんだ」

JK「匂いだけで幸せなのに、食べたらどうなっちゃうんだろう！」ﾜｸﾜｸ

漁師「横一文字に入れた切り込みに箸を滑り込ませるんだ」

JK「うわ…?そ、それじゃ」

JK・漁師「「いただきます！」」

JK「くぅっ…脂ののった秋刀魚の身に完璧な塩加減！」

漁師「醤油も大根おろしも米もあるぞ！」炊飯器ﾊﾟｶ-

JK「幸せ！！！」


(´・ω・｀)「あのー？」

JK「ん？」

(´・ω・｀)「>>102」

チュッ

(´・ω・｀)「あの？JKさん？なんで僕は縛られてるんでしょうか？？欧州ではキスは挨拶なんだよ？？？あの？」

JK「秋刀魚食べたいって言ってたよね！食べさせてあげる！」

(´・ω・｀)「食べたいとは言ったよ？言ったけどそれウロコも取ってないし塩もまぶしてないし焼いてないよね？生だよね？まだちょくちょくピチピチしてるし？さっきアニサキスの話したばっかだよね？」

(´・ω・｀)「漁師さん？？見てないで助けて？携帯片手にどこに行くんですか？？誰に電話してるんですか？ねぇ！！！
」

JK「>>119」

チュッ

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┃ 　 し─Ｊ ┃
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「………次のニュースです。女子高生を誘拐し旬の食べ物を食べさせたりわいせつ行為を強要したとして…」

???「なんやこのニュースw」

「住所不定無職、原・住民(34)が逮捕…」

彡(ﾟ)(ﾟ)「………」

彡(ﾟ)(ﾟ)



彡(^)(^)

お し り