1: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/16(月) 22:25:15.525 ID:kiuWbpIy0.net
*1
シャミ子「なぜ私は押し倒されているんでしょうか!?」
桃「シャミ子が悪いんだよ」
シャミ子「わっ、悪い!? 私何か悪いことしましたか!? 心当たりが皆目ないです!」
桃「……そうやって誘惑してるんだよね? 無知なくせして、そんな豊満な体を見せつけて…」
シャミ子「誘惑!? そんなことしてないです!」
桃「悪いまぞくを懲らしめるのも魔法少女の役目なんだよ。 だからこれは仕方ないことなんだ。 シャミ子が悪いんだから」
シャミ子「なぜ私は押し倒されているんでしょうか!?」
桃「シャミ子が悪いんだよ」
シャミ子「わっ、悪い!? 私何か悪いことしましたか!? 心当たりが皆目ないです!」
桃「……そうやって誘惑してるんだよね? 無知なくせして、そんな豊満な体を見せつけて…」
シャミ子「誘惑!? そんなことしてないです!」
桃「悪いまぞくを懲らしめるのも魔法少女の役目なんだよ。 だからこれは仕方ないことなんだ。 シャミ子が悪いんだから」
2: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/16(月) 22:26:47.480 ID:kiuWbpIy0.net
シャミ子「しっ、知りません! 私なんにも悪いことしてないです! まだ桃のこともまぞくのこともよく知らないのに… ちょっと前に桃の夢に入っただけで…」
桃「えっ」
シャミ子「あっ」
桃「…やっぱりシャミ子はいやらしまぞくだったんだね。 夢に入って私をどうするつもりだったのかな?」
シャミ子「どうもしてません! やめて! 離して!」ジタバタ
シャミ子「今日の桃超怖い! おうちに帰して!」胸ブルンブルン!!
桃「……無自覚で周りをこれだけ誘惑してるなら、それはそれで大問題だよ」
桃「他の誰かが唆されないよう、魔法少女として、私が対応しないとだよね」
シャミ子「やだ怖い! 対応ってなんですか! 私はどうなっちゃうんですかぁ!」
桃「暴れたってダメだよ。 これもこの町を守るためなんだから。 じゃあ、始めようか」
シャミ子「うひゃぁ! まっ、待って……んっ、あっ……♡」
桃「えっ」
シャミ子「あっ」
桃「…やっぱりシャミ子はいやらしまぞくだったんだね。 夢に入って私をどうするつもりだったのかな?」
シャミ子「どうもしてません! やめて! 離して!」ジタバタ
シャミ子「今日の桃超怖い! おうちに帰して!」胸ブルンブルン!!
桃「……無自覚で周りをこれだけ誘惑してるなら、それはそれで大問題だよ」
桃「他の誰かが唆されないよう、魔法少女として、私が対応しないとだよね」
シャミ子「やだ怖い! 対応ってなんですか! 私はどうなっちゃうんですかぁ!」
桃「暴れたってダメだよ。 これもこの町を守るためなんだから。 じゃあ、始めようか」
シャミ子「うひゃぁ! まっ、待って……んっ、あっ……♡」
6: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/16(月) 22:28:25.834 ID:kiuWbpIy0.net
*2
桃「シャミ子が悪いんだよ… 」ガバッ
シャミ子「わひゃあ! なんですか桃!? これも特訓ですか!?」
桃「…さっき、『眷属になれ』って言ってくれたよね?」
シャミ子「えっ? そりゃ言いましたけど…」
桃「あんな格好して『眷属になれ』とか『闇の道に堕ちるがいい』とかさ……」
桃「そういう意味として捉えていいのかな?」
桃「シャミ子が悪いんだよ… 」ガバッ
シャミ子「わひゃあ! なんですか桃!? これも特訓ですか!?」
桃「…さっき、『眷属になれ』って言ってくれたよね?」
シャミ子「えっ? そりゃ言いましたけど…」
桃「あんな格好して『眷属になれ』とか『闇の道に堕ちるがいい』とかさ……」
桃「そういう意味として捉えていいのかな?」
8: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/16(月) 22:31:24.850 ID:kiuWbpIy0.net
シャミ子「? そういう意味とは?」
桃「……無自覚だったか」
シャミ子「??」
桃「眷属ってさ、家族に近い意味なんだよね?」
桃「それってさ、つまり…プロポ……」
桃「……そんなことをあんなやらしい格好で、それも自覚もなく言ってくるなんて…シャミ子が悪いんだよ…」
桃「こうなったら眷属に、家族になるために必要なこと、させてもらうしかないよね?」サワサワ…
シャミ子「なぁ!? 眷属になるのに何するんですか!? 何する気ですか!?」
桃「仕方ないんだよ? 眷属になるためにはこうしないといけないんだから」
シャミ子「ひゃっ! どこ触ってるんですかぁ!?」
シャミ子(…け、眷属になってくれるなら…まあ…いいかも…?)
桃「……無自覚だったか」
シャミ子「??」
桃「眷属ってさ、家族に近い意味なんだよね?」
桃「それってさ、つまり…プロポ……」
桃「……そんなことをあんなやらしい格好で、それも自覚もなく言ってくるなんて…シャミ子が悪いんだよ…」
桃「こうなったら眷属に、家族になるために必要なこと、させてもらうしかないよね?」サワサワ…
シャミ子「なぁ!? 眷属になるのに何するんですか!? 何する気ですか!?」
桃「仕方ないんだよ? 眷属になるためにはこうしないといけないんだから」
シャミ子「ひゃっ! どこ触ってるんですかぁ!?」
シャミ子(…け、眷属になってくれるなら…まあ…いいかも…?)
11: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/16(月) 22:35:07.757 ID:kiuWbpIy0.net
*3
桃「……シャミ子っ」
シャミ子「ん? どうかしました? …ってわぁっ!?」
桃「……シャミ子が悪いんだよ」ギュッ
シャミ子「!? 何か悪いことしましたっけ!?」
桃「『笑顔にする』って、そこまで私のこと考えてくれてたんだね……」
シャミ子「えっ、それは……なんで桃が知って…?」
桃「本当に、すっごく嬉しかった……これまでの人生で一番ってくらい…」
シャミ子「ええっ…えっと、その…」カァァァ
桃「こんな気持ち初めてなんだ。全部シャミ子が悪いんだよ」
桃「……シャミ子っ」
シャミ子「ん? どうかしました? …ってわぁっ!?」
桃「……シャミ子が悪いんだよ」ギュッ
シャミ子「!? 何か悪いことしましたっけ!?」
桃「『笑顔にする』って、そこまで私のこと考えてくれてたんだね……」
シャミ子「えっ、それは……なんで桃が知って…?」
桃「本当に、すっごく嬉しかった……これまでの人生で一番ってくらい…」
シャミ子「ええっ…えっと、その…」カァァァ
桃「こんな気持ち初めてなんだ。全部シャミ子が悪いんだよ」
12: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/16(月) 22:37:22.872 ID:kiuWbpIy0.net
桃「私はシャミ子を守りたいし、大事にしたいし…」
桃「でも、闇堕ちしちゃうくらい…シャミ子が欲しい……もう戻れない」
桃「だからもう…自分でもよくわかんなくて……全部、シャミ子が悪いんだ…」
シャミ子「……私は、桃に笑って欲しいです。だから…桃が喜んでくれるなら…」
シャミ子「私も、同じくらい嬉しいし……何をされるかわかんないけど、何をされても良いかもって思います」
桃「……! シャミ子っ、それって…」
シャミ子「それに……その、桃なら、いやじゃないです」
桃「……やっぱり、そんなこと言うシャミ子が悪いんだよ」
桃「でも、闇堕ちしちゃうくらい…シャミ子が欲しい……もう戻れない」
桃「だからもう…自分でもよくわかんなくて……全部、シャミ子が悪いんだ…」
シャミ子「……私は、桃に笑って欲しいです。だから…桃が喜んでくれるなら…」
シャミ子「私も、同じくらい嬉しいし……何をされるかわかんないけど、何をされても良いかもって思います」
桃「……! シャミ子っ、それって…」
シャミ子「それに……その、桃なら、いやじゃないです」
桃「……やっぱり、そんなこと言うシャミ子が悪いんだよ」
15: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/16(月) 22:40:36.312 ID:kiuWbpIy0.net
*4
シャミ子「ただいまー、バイト終わりました」
桃「……」
シャミ子「ふぅ、今日はお客さん多くて疲れました…」
桃「……シャミ子っ」ガバッ
シャミ子「桃!? ちょっ、どうしたんですか!? ここ玄関!」
桃「……シャミ子が悪いんだよ。 シャミ子といるのは私の役割なのに」
シャミ子「……はい?」
桃「シャミ子、まぞくとして活動して…周りにいろんな人が増えたよね」
桃「特に最近は、休みの日なんかはバイトに行っちゃうし……動物園も邪魔が入ったし」
シャミ子「えぇ…?」
桃「だから、もう少しこう……一番最初からいた人のことも省みた方がいいと思う…」
シャミ子「ただいまー、バイト終わりました」
桃「……」
シャミ子「ふぅ、今日はお客さん多くて疲れました…」
桃「……シャミ子っ」ガバッ
シャミ子「桃!? ちょっ、どうしたんですか!? ここ玄関!」
桃「……シャミ子が悪いんだよ。 シャミ子といるのは私の役割なのに」
シャミ子「……はい?」
桃「シャミ子、まぞくとして活動して…周りにいろんな人が増えたよね」
桃「特に最近は、休みの日なんかはバイトに行っちゃうし……動物園も邪魔が入ったし」
シャミ子「えぇ…?」
桃「だから、もう少しこう……一番最初からいた人のことも省みた方がいいと思う…」
17: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/16(月) 22:45:48.393 ID:kiuWbpIy0.net
シャミ子「最初から…? 良とおかーさんのことですか? 確かに家族の時間は減っちゃってますね。 もっと大切にしよ……」
桃「違う! そうじゃなくて! だから…その……わた、私とか……」カァァァ
シャミ子「んん? なんかいつもとテンション違いません?」
桃「だ、だから! シャミ子が悪い!」
シャミ子(……もしかして、嫉妬しておられる?)
シャミ子「…桃、明日は学校もバイトも休みです」
シャミ子「なので、明日はお家で、二人でゆっくりしてましょう! 献立とおやつのリクエストも聞いちゃります!」
桃「……えっ…? …うん、そっか……まぁ」
桃「……それなら、悪くない、かも」
桃「違う! そうじゃなくて! だから…その……わた、私とか……」カァァァ
シャミ子「んん? なんかいつもとテンション違いません?」
桃「だ、だから! シャミ子が悪い!」
シャミ子(……もしかして、嫉妬しておられる?)
シャミ子「…桃、明日は学校もバイトも休みです」
シャミ子「なので、明日はお家で、二人でゆっくりしてましょう! 献立とおやつのリクエストも聞いちゃります!」
桃「……えっ…? …うん、そっか……まぁ」
桃「……それなら、悪くない、かも」
19: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/16(月) 22:50:23.241 ID:kiuWbpIy0.net
*5
桃「しゃ、シャミ子が…悪いんだよ…?」
シャミ子「桃…?」トゥンク…
桃「……ごめん、忘れて」
シャミ子「えっ」
桃「ちょっと私にはレベルが高かった…忘れて欲しい」
シャミ子「忘れられるかー! 押し倒すってその…そういうことじゃないですか! またしてもまぞくの心をもてあそぶか!」
桃「いや……ごめん、ほんとごめん」
シャミ子「しかも押し倒しておいておあずけってあんまりすぎる! ときめきを返せ!」
桃「…いやごめん、冷静になると恥ずかしい…」
シャミ子「……前に、私のことを好きになってた、って言ってたじゃないですか! 嘘だったけど」
桃「それは……嘘じゃない」
シャミ子「えっ?」
桃「あーなしなし! やっぱりなし! 明日も学校だからもう寝よう!」
桃「しゃ、シャミ子が…悪いんだよ…?」
シャミ子「桃…?」トゥンク…
桃「……ごめん、忘れて」
シャミ子「えっ」
桃「ちょっと私にはレベルが高かった…忘れて欲しい」
シャミ子「忘れられるかー! 押し倒すってその…そういうことじゃないですか! またしてもまぞくの心をもてあそぶか!」
桃「いや……ごめん、ほんとごめん」
シャミ子「しかも押し倒しておいておあずけってあんまりすぎる! ときめきを返せ!」
桃「…いやごめん、冷静になると恥ずかしい…」
シャミ子「……前に、私のことを好きになってた、って言ってたじゃないですか! 嘘だったけど」
桃「それは……嘘じゃない」
シャミ子「えっ?」
桃「あーなしなし! やっぱりなし! 明日も学校だからもう寝よう!」
21: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/16(月) 22:55:53.834 ID:kiuWbpIy0.net
シャミ子「……むぅ」
シャミ子「……隙ありっ!」ガバッ
桃「……なっ、えっ…?」 フラッ
シャミ子「…ふっふっふ、よもや私にひっくり返されるとは、油断したな魔法少女!」
桃「シャミ子、これは……?」
シャミ子「桃がヘタレるなら、私からやっちゃります!」ギュッ
桃「えっ、ちょっと…シャミ子!?」
シャミ子「……桃が悪いんですよっ!」
シャミ子「散々期待させてもてあそんで、私のこと、こんな気持ちにしたんですからっ!」ギュッ
桃「ちょっ、シャミ子!?……んっ、あっ……♡」
シャミ子「えへへ、桃かわいい…♡」
頑張れシャミ子! 話が進むほど桃さんはヘタレるから勝機が増えるぞ!
おわり
シャミ子「……隙ありっ!」ガバッ
桃「……なっ、えっ…?」 フラッ
シャミ子「…ふっふっふ、よもや私にひっくり返されるとは、油断したな魔法少女!」
桃「シャミ子、これは……?」
シャミ子「桃がヘタレるなら、私からやっちゃります!」ギュッ
桃「えっ、ちょっと…シャミ子!?」
シャミ子「……桃が悪いんですよっ!」
シャミ子「散々期待させてもてあそんで、私のこと、こんな気持ちにしたんですからっ!」ギュッ
桃「ちょっ、シャミ子!?……んっ、あっ……♡」
シャミ子「えへへ、桃かわいい…♡」
頑張れシャミ子! 話が進むほど桃さんはヘタレるから勝機が増えるぞ!
おわり
引用元: ・桃「シャミ子が悪いんだよ…?」
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