1: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/22(日) 12:38:42.201 ID:ucca7Zv2a.net
西片家

俺「ここが西片の部屋か。お邪魔しまーす」

西片「はは、ちょっと狭いかもしれないけど寛いでいってよ」

俺「おーそうさせてもらうよ。ここが西片のベッド?」バフッ

俺「ふーん、ここでいつも西片寝てんだな~」ゴロゴロ-

西片「いや、寛いでいってとはいったけどリラックスしすぎでしょ!」

俺「だってこの部屋西片の匂いがいっぱいで、自分の部屋より落ち着くんだもん」

西片「お、俺くん…///」キュンッ

西片「……オレもそっち入っていいかな?」

俺「おう、元は西片のベッドなんだから好きにしろよ」

西片「へへ、それじゃあ…」ゴロンッ

俺「……西片」ドキッ

西片「俺くん…キスしよう」

俺「おう…」

チュッ…

家の外

高木さん「……」ジロ-ッ

3: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/22(日) 12:40:01.920 ID:ucca7Zv2a.net


チュンチュン…

西片「うぅん…おはよー俺くん…」

俺「あぁ、おはよ。着替えそこに置いといたぞ。後こっちに朝ごはんな」

西片「ありがと…俺くんならいつでも素敵なお嫁さんになれるね」

俺「ば、馬鹿言うなよ!変な冗談はよせよなっ…///」カァァ

西片「冗談に聞こえた?」

俺「か、からかわないでくれよ…」

西片「俺くん…んっ」チュ-のクチ

俺「もう…西片ってやつは」

チュッ

西片「俺くんかわいい…やっぱオレがお嫁さんに貰ってもいいかな?」

俺「言ったな?責任取ってちゃんと貰ってくれなきゃ恨むからな」

家の外

高木さん「……」イライライラ

4: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/22(日) 12:43:15.919 ID:ucca7Zv2a.net
俺「じゃあな西片」

西片「もう帰るの?俺くん…」

俺「また泊まりにくるからさ」

西片「絶対だよ。またね…」

チュッ

家の外

高木さん「……」ブチィ

俺「それじゃ、西片。またな」ガチャッ

西片「うん、約束だからね。また泊まりに来てよ。じゃあね…」

俺「さてと、西片とも会えたことだし俺もそろそろ家に帰るか…」

高木さん「おらぁ!!」釘バットブンッッ

俺「!?」ドグシャァッッ!!!!!

ドサッ

高木さん「ハァハァ…ふふ、俺くんが、全部俺くんが悪いんだよ…?」ズルズル

俺「」

5: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/22(日) 12:45:23.676 ID:ucca7Zv2a.net
俺「うぅん…あれ、ここは…」

高木さん「あ、俺くん起きたんだ。よかったー。血がいっぱい出てたからこのまま死んじゃうのかと思った」ニコッ

俺「た、高木さん!そうだ、確か俺、背後から急に頭を殴られて…高木さんの仕業だったのか!?」

高木さん「私を差し置いて西片の家に泊まったりするからだよ…でも安心して。すぐに俺くんを殺しちゃうってわけじゃないから」

高木さん「俺くんには西片を賭けて私とどっちが西片のことを好きかゲームをしてもらいます」

俺「どっちが西片のことを好きかゲーム!?」

高木さん「お互い西片への愛の言葉を交互に言っていき、先に言えなくなった方の負けだよ」

6: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/22(日) 12:47:58.985 ID:ucca7Zv2a.net
俺「はっ、そんなの余裕じゃないか。三日三晩不眠不休で言えるよ。まず俺は…」

高木さん「……」ハラパンッッ

俺「!?」ビクンッ

高木さん「どうしたの?まだ1回目だよー?それとも俺くんって西片のこと好きじゃなかったの?」クスクス

俺「に、西片…すき、愛してる!」プルプル

高木さん「あはは!私の方が西片のことを愛してるし。俺くんは面白い冗談を言うなー」カチッカチッ

俺「な、なんだよそれ…?ペンチ?そんなもんで何するつもりだ…」ガクガク

高木さん「私も西片のこと愛してる。初めて会ったときから西片の優しいところに惚れちゃったんだー」ガチンッ…ミチミチミチッ

俺「あっ、あっ!歯はやめて!痛ひ!いやっ、そんにゃの酷い!」

高木さん「ほら!次は俺くんの番!はやく西片が好きだっていいなよ!?」

俺「西片しゅきぃ!!こ、こんなことで俺の西片への愛は消えひゃりしなひぞ!!」ウルウル

ブチィッ!!!!!

俺「ぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っぅ!!!!!!!!!!!」ビクゥ-ンッッ

7: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/22(日) 12:49:40.907 ID:ucca7Zv2a.net
俺「コヒュ-コヒュ-」

高木さん「ふふ、まだ2回目だって言うのに疲労困憊だね。三日三晩は寝ずに言えるんじゃなかったの?」

俺「うるせぇ!に、西片のためならこんな拷問屁でもねぇ…次はお前の番だぞ!はやく言えよ!」ポロポロ

高木さん「そっか…さすがに痛みだけじゃ西片を諦めさせることはできないねー」

俺「! それじゃあ…」

高木さん「うん、これからは痛みだけじゃなくて快楽も与えてあげるよ」上着ヌギッ

俺「ま、まさか…高木さん///!」

9: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/22(日) 12:51:16.749 ID:ucca7Zv2a.net
高木さん「うん、入ってきておじさーん」

汚じさん「やあ^ ^ 君が俺くんだね。聞いてたよりずっとかわいいなぁ。これは犯し甲斐がありそうだぞー」ニッチャニッチャ

俺「ひっ!」ゾクッ

高木さん「西片、愛してるよ。もうすぐ西片を誑かす邪魔な泥棒猫を退治してあげる」

高木さん「おじさん、約束通りこの子好きにしていいからね」

汚じさん「俺くんにはおじさんのこと以外なにも考えられない身体になってもらうからねー!」

俺「あっ、あっ、やだ…助けて!俺が好きなのは西片…」

汚じさん「違うだろーッ!!俺くんが好きなのはおじさん!さあ言ってみろーッ!!」クビシメ-ッ

俺「うぐーッ!?に、西片ぁ!」

12: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/22(日) 13:01:22.066 ID:ucca7Zv2a.net
汚じさん「お・じ・さ・んーッ!!!!」パンパンパンパン

俺「に、西…かふっ!?フーッフーゥゥ!!!」ゼェゼェ

高木さん「どうしたの俺くん!西片とおじさん、どっちが好きなの?はやく答えないと窒息して死んじゃうよ!?」

汚じさん「さあ俺くんが好きなのはーッ!?」チクビクリンッ

俺「んあっ!に、西片ぁ…!!」ヒュ-ヒュ-

汚じさん「じゃ・な・く・てーッ!?」ギュウウウウッ

俺「アッ、アッ、アッ…西…片…ぁ、助けて…」ピク…ピク…

俺「助けてーッ!西片ぁ!!」

──
────
──────

「俺くん!!無事かい!?」バッ

高木さん「!? この声は…まさか」

ゲシィッ!!!

汚じさん「ぐふっ!?な、なんだ…お前は!!」

俺「西片ぁ!来てくれたんだね!」

西片「待たせたね。俺くん」ニコッ

俺「う、うぁぁ…西片ぁ!来てくれでありがどおおお!!!」涙と鼻水で汚いガンメンスリスリ-

西片「はは、やっぱり俺くんはかわいいなぁ」ナデナデ

高木さん「西…片ぁ…!!」

13: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/22(日) 13:02:42.354 ID:ucca7Zv2a.net
高木さん「あっ…あっ…どうして西片がここに…」

西片「オレは俺くんの恋人だ!恋人のピンチに彼氏が駆けつけるのは当然だろ!!」

俺「西片ぁっ、ひっぐ、俺、信じてた…西片ならきっと来てくれるって!」ポロポロ

西片「辛かったね。怖かったよね。でも大丈夫だ、オレがその思い出を全部上書きしちゃうから…」

チュッ

俺「んんっ…///(西片…)」トロ-ン

高木さん「そ、そんなぁ…うぅっ、うあ、うあああああああん!!!!」

──────
────
──

14: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/22(日) 13:04:34.141 ID:ucca7Zv2a.net
俺「」ピクピク…

汚じさん「ふぅ…ごちそうさま(笑) 俺くん幸せそうに寝てるねぇ」

高木さん「ふふ、一体どんな夢を見てるのかな」クスッ

高木さん「それじゃあ私は行くから。ここには人も寄り付かないと思うし、俺くんと楽しんでいってね」

汚じさん「うん、なにからなにまで高木ちゃんありがとね。じゃあまた」

パンパンパンパンッ

「ぁっ、ぅ…にし…にしかたぁ…ぅぁ」

高木さん「……」

高木さん「……」シュッ…ボッ

メラメラメラメラァ…

15: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/22(日) 13:07:46.208 ID:ucca7Zv2a.net
「ンッ、この炎は何かな!?💦 熱いよ!まさか火事…!?高木ちゃん!まだいるよねー!?消化器!火を消して!消防車も呼んでよ!高木ちゃーん!?」

高木さん「さよなら俺くん…安心して、西片は私が絶対に幸せにしてあげるからね…」

ボワァァァァァァ!!!!!

「ぎゃあっ!?アツイ!まさか高木ちゃ…高木!おじさんを最初から騙して…うぐっ!?」

「アッ、アッ、ウア…誰か…助け…」

ゴォォォォオオオッ!!!!!

「うあああああああああああああ!!!!!!!!」

16: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/22(日) 13:14:04.735 ID:ucca7Zv2a.net
数日後

「住所年齢不詳の男性が少年を襲い無理心中するという事件が…」

西片「……はは、笑えるよね。恋人なのに、俺くんがピンチのときにその場にいなかったなんて…」

高木さん「大丈夫、西片はなにも悪くないよ」

西片「うっ、うっ、高木さん…ごめん…」ポロポロ

高木さん「謝らなくていいんだよ。だって、だって悪いのは全部…」

「(俺くんなんだから…)」ニコッ

西片「……?高木さん、今少し笑った…?」

高木さん「そんなわけないよ。それよりほら、1人だと俺くんを思い出して辛いでしょ。今日は一緒に帰ろ?」

西片「うん、ありがとう高木さん…オレにはもう高木さんしかいないよ」

17: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/12/22(日) 13:18:27.843 ID:ucca7Zv2a.net
家の前

高木さん「着いたよ。それじゃあ私行くね」

西片「……高木さん、実はお願いがあるんだけど…」

高木さん「どうしたの?西片…」

西片「き、今日…高木さんさえ良ければオレの家に泊まってくれないかい?だ、だめかな…///」

高木さん「西片…ううん、嬉しい。それじゃあ家の中入ろっか!」

西片「う、うん!ちょっと狭いかもしれないけど寛いでいってよ高木さん!」パァァ

家の外

全身包帯まみれの男「……ニシ、カタァ」ボソッ

おわり

引用元: 俺「今日西片の家泊まっていい?」西片「うん、いいよ!」