善子「……っろ」



ルビィ「ん？」

善子「えっっっっっ！！！！！」

ルビィ「え？！」

善子「ちょっとルビィ！！///ア、アンタなんでそんなパンツ履いてんのよっ……/////」

ルビィ「そんなにヘンかなぁ……？」

花丸「あれ？」ガララッ

ルビィ「あっ、花丸ちゃん」

花丸「善子ちゃん、ルビィちゃんのスカート捲り上げて一体何やってるずら？」

善子「た、大変なのよずら丸！今すぐこれを見なさい！」バサッ

花丸「わぁ～！ルビィちゃんのランジェリー、とってもかわいいずらぁ～♡」

善子「え？ら、らんじぇ？？」

ルビィ「えへへっ！昨日おねいちあと一緒に買い物行った時に買ってきたんだぁ♪」

花丸「その色、ルビィちゃんに良く似合ってるずら。フリルもかわいいし」

ルビィ「本当にぃ？！ありがとう花丸ちゃあ♡」

善子「ず、ずら丸……？」

花丸「ん？どうかしたずら善子ちゃん？」

善子「で、アンタはどんなパンツ履いてんのよ？」

花丸「気になるの？」

善子「ええ」

花丸「えーと、マルはねぇ……」バサッ




薄 紫 の T バ ッ ク

善子「……っろ」



ルビィ「かわいい～！花丸ちゃんのぷにぷにしたお尻が丸見えだね！」

花丸「そ、そんなに見られると照れるずらよ……アハハ」

善子「えっっっっっ！！！！！」

花丸「え？！」

善子「な、なんなのよそのパンツは？？」

花丸「これはマルがお気に入りのジュラート ピケってブランドずら」

ルビィ「へぇ～！花丸ちゃんジュラピケ好きなんだね！」

花丸「そういう善子ちゃんは？」

善子「え？！」

ルビィ「ルビィも気になるなぁ！善子ちゃあの下着！」

善子「いや……………よ、ヨハネは……あの……」

花丸「マルのイメージだと、善子ちゃんは黒で大人っぽいデザインとか履いてそうずら！」

ルビィ「確かにぃ！善子ちゃんってクールな印象あるもんねぇ！」

善子「だ、だから……その……」

花丸「もったいぶらないで早く見せるずら」

ルビィ「どんなのかなぁ～？」

善子「ちょ！？」

花丸「行くずらよ、ルビィちゃん！」

ルビィ「うん！せーのぉ……！！」バサッ






ド ラ ゴ ン ボ ー ル Ｚ

栞子「──ですから、先ほども申し上げた通り……」



栞子「スクールアイドル活動など、将来なんの役にも立ちませんよ」

せつ菜「そ、そんな……！」

栞子「良いですか？高校生活の三年間というのは、長いようで短い……とても貴重な時間なんです」

栞子「その大切な時間を使ってまで、貴方はスクールアイドルを続けるつもりなのですか？」

せつ菜「…………」

栞子「今後の人生設計に置いて、それは効率的とは言えません。残念ですが、私には理解が出来かねます」

せつ菜「効率、ですか……」

栞子「ん？」

せつ菜「栞子さん。栞子さんは高校生活の三年間は貴重な時間だって言いましたよね」

栞子「ええ。当たり前です」

栞子「この三年間は、あくまで将来に向けた準備期間であり、自分の長所や短所を理解した上で、生徒それぞれの適正に見合った──」

せつ菜「本当に、それが全てなんでしょうか……」



栞子「はい？」

せつ菜「確かに……栞子さんの言っている事は正論なのかも知れません」

栞子「……」

せつ菜「ですが、」

栞子「？」

せつ菜「だからこそ……今しか出来ない事だって、きっとあると思うんです」

せつ菜「自分が大好きなものに、無我夢中になって一生懸命打ち込める時間……」

せつ菜「その経験や思い出だって、人生を歩んでいく中で必要な事なんじゃないでしょうか」

栞子「中川さん……いえ、せつ菜さん」

栞子「やはり、私の目に狂いはありませんでした」

せつ菜「？」





栞子「貴方は生徒会長に相応しくありません」

栞子「先日お話した通り、私が生徒会長に当選した暁には……」

栞子「スクールアイドル同好会を即刻廃部にします」

せつ菜「……！」

栞子「それは最早、時間の問題だけかも知れませんが」

栞子「でも心配入りませんよ。私が責任を持って、せつ菜さんにはせつ菜さんの能力に見合った部活動を紹介するつもりですから」

せつ菜「ま、待って下さい！栞子さん！」

prrrrrrrrrr

せつ菜「すみません……こんな時にスマホが鳴ってしまいました」

栞子「せつ菜さん。校内での不用意な携帯電話の利用は校則違反のはずですが。生徒会長が聞いて呆れますね」

せつ菜「……はい、もしもし。せつ菜です」

せつ菜「どうしたんですか？善子さん」

せつ菜「…………」

せつ菜「す、すみません！何かあったんですか？ヨハネさん」

せつ菜「…………」

せつ菜「随分と鼻声のような気がしますけど、大丈夫ですか？」

せつ菜「はい……はい……………ええ………」

せつ菜「え？」

栞子「？」

せつ菜「わ、私が今どんなパンツ履いてるのか……知りたいんですか？」

栞子「はぁ？！」

せつ菜「はい……はい……………ええ………」

せつ菜「わ、わかっています。変な意味じゃない事くらい」

栞子「…………」

せつ菜「ですが、すみません」

せつ菜「今朝、どんなパンツを履いてきたのか思い出せなくて……」

せつ菜「スカートを捲る事が出来れば確認出来ると思いますけど」

せつ菜「ただ、今手にスマホを持っている状況なので自分一人で捲る事が出来ないんです」

栞子「…………」

せつ菜「そうですね。誰か、スカートを思いっきりずりおろしてくれる協力者が入れば……」チラッ

栞子「え？！」

せつ菜「栞子さん、手伝って貰えませんか？スカートを捲るの」ヒソヒソ

栞子「ス、スカートを捲る？！何故、私がせつ菜さんの……」

せつ菜「お願いします。友達が困っているんです」ヒソヒソ

栞子「し、仕方ありません……」

栞子「ここでせつ菜さんに借りを作る事は、今の私にとってプラス要素でしかありませんから」ギュッ

せつ菜「ありがとうございます！」

栞子「フンッ……」バサッ






真 っ 赤 な 透 け 透 け レ ー ス

スマホ「……っろ」

せつ菜「ん？もしもし、善子さん？」 



栞子「えっっっっっ！！！！！」鼻血ブシャァァアア！！！！！

せつ菜「え？！し、栞子さん？？」



栞子「せつ菜さん……！ど、どういうつもりですか！！その如何わしい下着はっ！！/////」 ポタポタ

せつ菜「いえっ！た、たまたまですよ！たまたま！」

せつ菜「私、普段はヒョウ柄しか履きませんし！」

栞子「えっっっっっ！！！！！」鼻血ブシャァァアア！！！！！

スマホ「えっっっっっ！！！！！」鼻血ブシャァァアア！！！！！