1: 名無しで叶える物語(中国地方) 2019/12/26(木) 23:33:56.37 ID:JJRIYqP8
図書室
花丸「……」ﾍﾟﾗｯ
梨子「……」ｶｷｶｷ
花丸「……ふう……」
花丸（良いお話だったずら～）ﾁﾗｯ
梨子「…………」ｶｷｶｷ
花丸（梨子ちゃんの顔……真剣そのもの。何描いてるのかな）ｿｰ
花丸「梨子ちゃん」ﾂﾝ
梨子「ひいいっ！？///」
花丸「……」ﾍﾟﾗｯ
梨子「……」ｶｷｶｷ
花丸「……ふう……」
花丸（良いお話だったずら～）ﾁﾗｯ
梨子「…………」ｶｷｶｷ
花丸（梨子ちゃんの顔……真剣そのもの。何描いてるのかな）ｿｰ
花丸「梨子ちゃん」ﾂﾝ
梨子「ひいいっ！？///」
3: 名無しで叶える物語(中国地方) 2019/12/26(木) 23:37:07.71 ID:JJRIYqP8
花丸「そんなに驚かなくても良いずら」
梨子「は、花丸ちゃん？どうしたの？」ｱｾｱｾ
花丸「汗掻いてるよ。ハンカチあげる」
梨子「うん。ありがとう……じゃなくて」
花丸「いやあ、あんまり真剣にお絵描きしてたから気になっちゃってね」
梨子「そうなんだ……あんまり見られると恥ずかしいよ///」ｻｯ
花丸「隠さなくても良いのに」
梨子「は、花丸ちゃん？どうしたの？」ｱｾｱｾ
花丸「汗掻いてるよ。ハンカチあげる」
梨子「うん。ありがとう……じゃなくて」
花丸「いやあ、あんまり真剣にお絵描きしてたから気になっちゃってね」
梨子「そうなんだ……あんまり見られると恥ずかしいよ///」ｻｯ
花丸「隠さなくても良いのに」
8: 名無しで叶える物語(中国地方) 2019/12/26(木) 23:43:02.76 ID:JJRIYqP8
花丸「梨子ちゃん、絵を描くのが上手いんだから」
花丸「もっと自信持っても良いと思うよ？」
梨子「そ、そうかな……私は花丸ちゃんも上手いと思うなあ」
梨子「ほら。前に描いてくれた」
花丸「そうだっけ……あ、描いた様な気がする」
梨子「あの絵、私が好きな雰囲気なんだ」
梨子「花丸ちゃんの優しい感じが出てる……って言うのかな」
花丸「いや。マルは梨子ちゃんの方が優しいと思うよ」
梨子「え？///」
花丸「例えばこの前とか……」
花丸「もっと自信持っても良いと思うよ？」
梨子「そ、そうかな……私は花丸ちゃんも上手いと思うなあ」
梨子「ほら。前に描いてくれた」
花丸「そうだっけ……あ、描いた様な気がする」
梨子「あの絵、私が好きな雰囲気なんだ」
梨子「花丸ちゃんの優しい感じが出てる……って言うのかな」
花丸「いや。マルは梨子ちゃんの方が優しいと思うよ」
梨子「え？///」
花丸「例えばこの前とか……」
14: 名無しで叶える物語(中国地方) 2019/12/27(金) 00:06:53.90 ID:oUlAZnVf
回想 部室
花丸「」ﾓｸﾞﾓｸﾞ
花丸（一人でのご飯……慣れてる筈なのに寂しいな）
花丸（いつもならルビィちゃん善子ちゃんと食べてるからか）
花丸（でも今日はルビィちゃんは曜ちゃんと衣装の話）
花丸（善子ちゃんは鞠莉ちゃんと学校を抜け出して遊びに行っちゃったから……）
花丸「……ふふ、マルはやっぱり独りなんだね」
ｶﾞﾗﾗ
梨子「あ、あの……花丸ちゃん？」
花丸「……梨子ちゃん！？」
花丸「」ﾓｸﾞﾓｸﾞ
花丸（一人でのご飯……慣れてる筈なのに寂しいな）
花丸（いつもならルビィちゃん善子ちゃんと食べてるからか）
花丸（でも今日はルビィちゃんは曜ちゃんと衣装の話）
花丸（善子ちゃんは鞠莉ちゃんと学校を抜け出して遊びに行っちゃったから……）
花丸「……ふふ、マルはやっぱり独りなんだね」
ｶﾞﾗﾗ
梨子「あ、あの……花丸ちゃん？」
花丸「……梨子ちゃん！？」
16: 名無しで叶える物語(中国地方) 2019/12/27(金) 00:16:49.15 ID:oUlAZnVf
梨子「やっぱり居たね、良かったよ」ﾆｺｯ
花丸「え、何でここに？？」
梨子「うん。千歌ちゃんが……」
千歌『曜ちゃんも居ないし、果南ちゃんとダイヤちゃんの3人でお弁当食べる！』
梨子『わ、私は一人なのかなあ……？』
千歌『ふふん。実は今日、花丸ちゃんがフリーなのだ！だから……』
千歌『梨子ちゃんがお迎えに行ってあげると喜ぶよ』ﾆｼｼ
梨子『お、お迎え……///』
千歌『じゃあまた後でねー！』ﾊﾟﾀﾊﾟﾀ
花丸「え、何でここに？？」
梨子「うん。千歌ちゃんが……」
千歌『曜ちゃんも居ないし、果南ちゃんとダイヤちゃんの3人でお弁当食べる！』
梨子『わ、私は一人なのかなあ……？』
千歌『ふふん。実は今日、花丸ちゃんがフリーなのだ！だから……』
千歌『梨子ちゃんがお迎えに行ってあげると喜ぶよ』ﾆｼｼ
梨子『お、お迎え……///』
千歌『じゃあまた後でねー！』ﾊﾟﾀﾊﾟﾀ
21: 名無しで叶える物語(中国地方) 2019/12/27(金) 00:31:36.93 ID:oUlAZnVf
花丸「ふふ、千歌ちゃんらしいね」
花丸「でもそのお陰で２人でご飯が食べられるから感謝しないと」
梨子「だね。そういえば花丸ちゃんって意外と寂しがりやさんなの？」
花丸「ん？」
梨子「私がドア開けた時、ちょっと嬉しそうだったから……///」
花丸「……えっ、そう見えた？///」
梨子「うん……///」
花丸「でもそのお陰で２人でご飯が食べられるから感謝しないと」
梨子「だね。そういえば花丸ちゃんって意外と寂しがりやさんなの？」
花丸「ん？」
梨子「私がドア開けた時、ちょっと嬉しそうだったから……///」
花丸「……えっ、そう見えた？///」
梨子「うん……///」
26: 名無しで叶える物語(中国地方) 2019/12/27(金) 00:38:43.96 ID:oUlAZnVf
花丸「まあ、人並みかな」
花丸「小さい頃から一人で留守とかしてたから少しは慣れてると思うけど」
梨子「そっか……私なら寂しくなっちゃうかな」
花丸「留守番とかした事無いの？」
梨子「あんまり無いなあ。だから花丸ちゃんは凄いなって思うよ」ﾆｺｯ
花丸「そんな事ないよ。今日なんて普段より静かなお昼だったから」
花丸「ちょっと心に穴がぽっかりしてたんだ」
梨子「そうなんだ……じゃあ、これで少しは安心する？」
花丸「え」
ｷﾞｭｯ
花丸「小さい頃から一人で留守とかしてたから少しは慣れてると思うけど」
梨子「そっか……私なら寂しくなっちゃうかな」
花丸「留守番とかした事無いの？」
梨子「あんまり無いなあ。だから花丸ちゃんは凄いなって思うよ」ﾆｺｯ
花丸「そんな事ないよ。今日なんて普段より静かなお昼だったから」
花丸「ちょっと心に穴がぽっかりしてたんだ」
梨子「そうなんだ……じゃあ、これで少しは安心する？」
花丸「え」
ｷﾞｭｯ
29: 名無しで叶える物語(中国地方) 2019/12/27(金) 00:41:28.82 ID:oUlAZnVf
花丸「り、梨子ちゃん！？///」
梨子「////」ｷﾞｭｰ
ﾊﾟｯ
花丸「あ、ありがとう////」
梨子「うん……/////」
梨子「////」ｷﾞｭｰ
ﾊﾟｯ
花丸「あ、ありがとう////」
梨子「うん……/////」
31: 名無しで叶える物語(中国地方) 2019/12/27(金) 00:51:20.90 ID:oUlAZnVf
花丸「……ふうー……」
梨子「ど、どうだったかな？」ﾄﾞｷﾄﾞｷ
花丸「うん……梨子ちゃんの優しさが温かいよ」
花丸「ありがとうね」ﾆｺｯ
梨子「…………うん///」ﾌﾟｼｭｰ
花丸「あれ、熱々な顔」
梨子「ど、どうだったかな？」ﾄﾞｷﾄﾞｷ
花丸「うん……梨子ちゃんの優しさが温かいよ」
花丸「ありがとうね」ﾆｺｯ
梨子「…………うん///」ﾌﾟｼｭｰ
花丸「あれ、熱々な顔」
32: 名無しで叶える物語(中国地方) 2019/12/27(金) 00:57:55.37 ID:oUlAZnVf
花丸「……あの時の梨子ちゃん本当に真っ赤だったよね」
梨子「そ、そうだったかな？」
花丸「でもあの優しさはマルが救われたからね……うんうん」
梨子「もう花丸ちゃん……」ｸｽｯ
梨子「よし、出来た！」
花丸「あ、絵描いてたね」
梨子「これ部室に飾ってみようかな……」
花丸「良いね。千歌ちゃん達も喜ぶよ」
梨子「え、本当に？」
花丸「だって……皆の優しい笑顔が描いてあるもん」
梨子「そ、そうだったかな？」
花丸「でもあの優しさはマルが救われたからね……うんうん」
梨子「もう花丸ちゃん……」ｸｽｯ
梨子「よし、出来た！」
花丸「あ、絵描いてたね」
梨子「これ部室に飾ってみようかな……」
花丸「良いね。千歌ちゃん達も喜ぶよ」
梨子「え、本当に？」
花丸「だって……皆の優しい笑顔が描いてあるもん」
33: 名無しで叶える物語(中国地方) 2019/12/27(金) 00:58:13.35 ID:oUlAZnVf
終わり
引用元: ・花丸「優しい梨子ちゃん」
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