マミ（奨励オプションの一日外出権・・・）

マミ（ともかく一日でも外に出ればなんとかなるわ）

マミ（そうよ、外へ出れば　　や　　。なんでもいいわ、一回やれば１０００万の借金なんてすぐ返せるだろうし）

マミ（だけど一日外出券を得るには５０万ペリカ・・・・・・）

大槻「わかるよ、マミさん」

マミ「え」

マミ（は、班長・・・）

大槻「外出券だろ、考えることは一緒だ」

大槻「わしも最初そうだった。となりゃ、こんなところで使っちゃいられない」

マミ「・・・・・・」

大槻「けど、無理はいけねえ。自分を適度に許すことが長続きのコツさ」ｽｯ

マミ「はっ・・・？」

マミ（こ、紅茶・・・！？）

大槻「わしのおごりだ。マミさんの初給料のお祝いさ、金は取らないよ」

マミ「ううっ・・・」ｶﾁｬｯ

マミ「熱っ、ホカホカに温まってるわっ・・・！」

マミ「あ、ありがてぇっ・・・」ｽﾞｽﾞｰ､ｺﾞｸｺﾞｸ

マミ「涙が出るっ・・・！」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

マミ「犯罪的だわ・・・うますぎる・・・」ｺﾞｸｺﾞｸ

マミ「染みこんできやがる・・・体に・・・」ｺﾞｸｺﾞｸ

マミ「ぐっ・・・溶けそうよ・・・」ﾊｧｯ

マミ「本当にやりかねないわ・・・紅茶一杯のために・・・強盗だって・・・」

マミ「・・・・・・」

沼川「あれっ・・・？マミさんどうしたの」

マミ「一杯・・・・・・」ﾎﾞｿｯ

沼川「一杯？一杯ってのはこのパックの紅茶一杯ってこと・・・？」

マミ「・・・・・・」ｺｸｯ

マミ（考えてみれば一ヶ月我慢した。今日は特別な日よ・・・）

沼川「で、つまみは？」

マミ「は・・・？」

沼川「せっかく飲むんだよ。何でもいいからつまもうよ」

マミ「じゃ、じゃあ、そこの柿ピー」ｽｯ

大槻「ウソをついちゃいけない」

マミ「・・・・・・っ！」ﾄﾞｷｯ

沼川「あ、班長！」

大槻「ヘタだなあ。マミさん」

マミ「はあ・・・？」

大槻「へたっぴさ、欲望の解放のさせかたがヘタ」

大槻「マミさんの本当の欲しいのはケーキ。これを冷蔵庫で冷やして温かい紅茶でやりたい、だろ？」

マミ「うっ・・・」

決壊・・・！巴ダム・・・・・・！