しずく「かすみさん、たまに子どもっぽいことするよね」


かすみ「しず子もやってみなよ」


しずく「...」ｼﾞｯ


かすみ「なにさ」


しずく「すぅーーーーーー...っっっはぁーーーーーーーー」ﾓｸﾓｸﾓｸ


かすみ「うげぇ！すご！すごい！」


しずく「へへーん」ﾆｺﾘ

かすみ「くらえ！かすみんブレス！！！すぅーーーーーーっ...」


しずく「...」ﾑｷﾞｭｯ


かすみ「むぐっ！？」


しずく「閉鎖しまーす、かすみんブレス国道543号線は封鎖でーす」


かすみ「んー！！んーーー！！」ﾊﾞﾀﾞﾊﾞﾀ


しずく「負け、認める？」


かすみ「んーんー！」ﾌﾙﾌﾙ

しずく「そっか、」ﾑｷﾞｭｷﾞｭ


かすみ「ん！！？！？」


しずく「お鼻も封鎖します」ﾆｺｯ


かすみ「...」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙﾌﾟﾙ


しずく「降参する？、かすみんの負けですって言える？」


かすみ「っっっ」ｺｸｺｸｯ


しずく「ふふっ」


かすみ「？」


しずく「だーめ♪」ﾆｺﾘ

かすみ「！！！！！っっっ」ｼﾞﾀﾊﾞﾀｼﾞﾀﾊﾞﾀ


しずく「はい、終わり。」ﾊﾟｯ


かすみ「っっっだ！っはぁ...はぁ...し、死ぬ...召されてしまいますかすみん...」ｾﾞｪﾊｧｾﾞｪﾊｧ


しずく「大丈夫？誰にやられたの？」ｻｽｻｽ


かすみ「むきーー！お前じゃい！！！」ﾌﾟﾝｽｺ


しずく「あら」


かすみ「あら、じゃないよ！！かすみんブレスが中で渋滞起こしてたよ！！！」ﾀﾞﾝﾀﾞﾝｯ


しずく「だって閉鎖したもん...ﾌﾌｯ」


かすみ「笑うな！！わーらーうーな！！！！！」ﾍﾟｼﾍﾟｼﾍﾟｼ

しずく「あはは、ごめんなさい、かすみさん苦しそうだったからつい...じゃなかった、」


かすみ「え？、なにがついなの？」


しずく「あ、ココア飲みたい」自販機


かすみ「はなし、話終わってない」


しずく「ん」ﾎﾟﾁﾎﾟﾁ


かすみ「...」


しずく「...」ﾁﾗｯﾁﾗｯ


かすみ「...」


しずく「...」


かすみ「なんですか」ｼﾞﾄｯ


しずく「あ、ココア飲みたい」


かすみ「いや聞こえてた、聞いてましたよ」

しずく「ね」


かすみ「先歩いてますよー」ﾃｸﾃｸﾃｸ


しずく「負けたよね」


かすみ「え？」


しずく「私、勝った、かすみさん、負けた、おっけー？」


かすみ「あんなの反則！ずるです！！」


しずく『かすみんブレスの仕様の裏を突いた良い作戦でしたねぇ』ﾌﾑﾌﾑ


かすみ「それだれ、誰の真似」

しずく「かすみさんも飲みたいよね、温かいココア」


かすみ「だーもぉ分かりましたよ、ほら、ピってするから選んで」


しずく「わぁー、嬉しいです」ﾆｺｯ


かすみ「悪魔め...」ﾎﾞｿｯ


ﾋﾟｯ ｺﾞﾄﾝｯ

しずく「...」ﾆｺﾆｺ


かすみ「良かったですね」


しずく「拗ねてる？」


かすみ「すねてぬい」


しずく「...え？」


かすみ「拗ねてない」


しずく「なに？なんて？」


かすみ「んもぉーうるさいうるさい！」ﾍﾟﾁﾍﾟﾁ

しずく「可愛いなぁ」ﾖｼﾖｼ


かすみ「子供扱いしないで！」


しずく「嬉しいくせに」


かすみ「...」ﾑｯ


しずく「んっ」ｺﾞｸｯｺﾞｸｯ


かすみ「。。。おいしい？」


しずく「...」ｺｸｯ


かすみ「それはよかったです。」

しずく「...」ﾁﾗｯ


かすみ「？」


しずく「はい」


かすみ「...」


しずく「どうぞ」ﾆｺｯ


かすみ「関節キス」


しずく「イヤなの？」ｳﾙｳﾙ


かすみ「うぐっ///」


しずく「...」ｳﾙｳﾙ


かすみ「く、ください...」


しずく「はい♪」

かすみ「ん」ｺﾞｸｯｺﾞｸｯ


しずく「美味しい？」


かすみ「。。。」


しずく「おいしいですか？」


かすみ「...うん」


しずく「お顔、赤いよ」


かすみ「うぬぬっ、、みーるーなー！！」


しずく「ふふっ」

かすみ「っ...はぁ」


しずく「かすみさんかすみさん」ﾂﾝﾂﾝ


かすみ「ん？」


しずく「すぅーーーー、っはぁーーーーーー」ﾓｸﾓｸﾓｸ


かすみ「すご、ほんとに...ココア飲んだからさっきより真っ白だ」


しずく「演劇部の肺活量をなめないで」


かすみ「あーなるほど」


しずく「しずくブレス」ﾑｷｯ


かすみ「なにそのポーズ」ｸｽｯ


しずく「強さを表現してみました、演劇部なので」ﾌﾝｽｯ

かすみ「参りました」


しずく「正式に勝ちました」


かすみ「もっと嬉しそうにしてよ」


しずく「...」ﾎﾞｰｯ


かすみ「ねぇ！」


しずく「あはは」


かすみ「いつか必ず勝つ」


しずく「うん、頑張ってね、応援してるよ私」


かすみ「むきー！心にもないことを！」

しずく「...」


かすみ「まったくもうまったくもう！！」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ


しずく「はい」


かすみ「...なんですか」


しずく「ほら」


かすみ「...ん」ﾆｷﾞｯ


しずく「これで許してね」


かすみ「別に、許すとか許さないとか」


しずく「かすみさんの手、あったかいね」ﾆｺｯ


かすみ「しず子こそ」

しずく「っ」ｷﾞｭｯ


かすみ「。」ﾄﾞｷﾄﾞｷ


しずく「かすみさん」


かすみ「...なに」


しずく「...」


かすみ「...」


しずく「なんだっけ」


かすみ「知らないよ！！？」

しずく「ね、」


かすみ「？」


ﾀｯﾀｯﾀｯ　ｸﾙｯ


しずく『私は！桜坂しずくのこと、だいすきだから！』


かすみ「んなっ！！///」


しずく「...」ﾆｺﾆｺ


かすみ「んんーーーもぉ！ばかばかぁ！！！」ﾎﾟｶﾎﾟｶ



しずく「ほら、熱くなってきたでしょ」


かすみ「ふんっ」ﾌﾟｲｯ

しずく「あらら」


かすみ「...」


しずく「すねてぬい？」


かすみ「拗ねてない！！！」


しずく「ふふっ」


かすみ「なんか今日のしず子、意地悪です」


しずく「そうかな」


かすみ「そうなの」


しずく「あはは、ごめんね」

かすみ「...」ﾁﾗｯ


しずく「？」


かすみ「...しず子」


しずく「なにかな？」


かすみ「耳」


しずく「みみ？」


かすみ「さっきから、耳赤いよ...私の真似してから」

しずく「...」


かすみ「...」


しずく「気のせいだよ」


かすみ「...そういうことにしといてあげる」


しずく「ばか。」ﾎﾞｿｯ


かすみ「ほら、早く帰ろ」


しずく「うん」


ﾆｷﾞｯ


ﾃｸﾃｸﾃｸ


おわり