穂乃果「えっ、ひろゆき先輩も？！」

ひろゆき「僕がアイドル出来ないってなにかデータとかあるんですか？（笑）」

にこ「いや、そんな事はないけど…」

ひろゆき「アイドルグループは９人になると輝くってヨーロッパの方では結構有名な話で（笑）」

花陽「私はてっきり希先輩が入るんじゃないかって思ってました…」

凛「凛も…」

希「いやウチはえりちのお手伝い、入るつもりはないんよ」

ひろゆき「あの、自分に嘘つくのやめてもらっていいっすか？（笑）」

希「嘘やない。ウチはアイドルになんか向いてない」

ひろゆき「それってなにか悪い事なんですか？」ﾊﾟﾁｸﾘ

希「……」

ひろゆき「アイドルに向いてないけど始めてる子は結構多いんですよね（笑）」

希「でも……」

ひろゆき「あなたの発言にすごく矛盾を感じてて、さっき言ってましたよね。やりたいからやってみる、それじゃいけないんですか？（笑）」

希「それに…ウチが入っても誰も喜ばないんやないかな」

ひろゆき「あの、スクールアイドルのファンの人たちって『自分達とそう変わらない女の子達が努力をしている』って所に憧れるんですよね（笑）

ちょっと考えればわかると思うんですけど、僕みたいな男を目当てに観にくる訳なんかじゃないと思うんですよ（笑）」

希「…」

ひろゆき「１番やりたい事ってって、恐らく自分でわかってますよね？（笑）」

希「ウチは…」

ひろゆき「自分の気持ちを素直に提示してもらっていいですか？（笑）」

希「…９人や！ウチを入れて！」

ひろゆき「（笑）」

穂乃果「希先輩！」

絵里「希！」

ひろゆき「東條さんが自分の気持ちに嘘ついてるんじゃないかって気がついた時に、不快感を覚えた自分に驚いたんだよね。

基本的に現役の女子高生ってさ、なんでも出来るんですよ

あの、要は、普通の女の子かどうか知らんけど、人生の一瞬の限りある時間を、みんなと笑ったり、汗を流したり、共有してくれる仲間が居て、成り立ってる訳じゃないですか。

だから、親友を応援するって建前で自分の気持ちを押し込めているって

その『お前何考えてんの？』っていう、その不快感を感じた事に吃驚したんだよね」

～～～～
希「ありがとう、ひろゆきちゃん」

ひろゆき「僕も自分の気持ちに従ったまでで…なんか問題あるんですか？（笑）」

希「そういうところは直さんとね！」

ひろゆき「（笑）」

おわり