2: ナナシ 2019/08/19(月) 09:49:56 ID:YE8c18as
ある日夢を見た・・・私は学校にいた
もうだいぶ前に卒業した中学校だ
果南「懐かしいな」
そんなことを言いながら校内を歩いた
これが夢だとすぐに気づいた
だって、人がいないのだもの
幼馴染の千歌や曜、ダイヤや鞠莉もいない
果南「なんか変なの」スタスタ
もうだいぶ前に卒業した中学校だ
果南「懐かしいな」
そんなことを言いながら校内を歩いた
これが夢だとすぐに気づいた
だって、人がいないのだもの
幼馴染の千歌や曜、ダイヤや鞠莉もいない
果南「なんか変なの」スタスタ
3: ナナシ 2019/08/19(月) 09:50:36 ID:YE8c18as
気が付けば私は教室の前に立っていた
私がいた3年生のクラスだ
果南「誰かいるかなん?」スッ
――――・・・‐-----
果南「ん?」
何か音がする・・・何だろう?
ドアを少し開いて中を覗き見る
するとそこには1人の少女が机の上で何かをしていた
私は耳を澄まして【その音を聞いた】
バリ、ボリ、グギ
果南「?」
聞いたことのない音だった、重く何かを砕く?音?
私がいた3年生のクラスだ
果南「誰かいるかなん?」スッ
――――・・・‐-----
果南「ん?」
何か音がする・・・何だろう?
ドアを少し開いて中を覗き見る
するとそこには1人の少女が机の上で何かをしていた
私は耳を澄まして【その音を聞いた】
バリ、ボリ、グギ
果南「?」
聞いたことのない音だった、重く何かを砕く?音?
4: ナナシ 2019/08/19(月) 09:51:13 ID:YE8c18as
ドアを人が通れるくらいまで開き中へ入る
息を殺し気配を消しその女の子の方へ近づく
果南「(何してるのかなん?)」ソロー
ちょっとした好奇心といたずら心からだった
バリ、バリ、ボリ
相変わらずこの【奇妙な音はなんだか分からなかった】
そして彼女の傍に近づいて間近で【それを見た】
絶句した
息を殺し気配を消しその女の子の方へ近づく
果南「(何してるのかなん?)」ソロー
ちょっとした好奇心といたずら心からだった
バリ、バリ、ボリ
相変わらずこの【奇妙な音はなんだか分からなかった】
そして彼女の傍に近づいて間近で【それを見た】
絶句した
5: ナナシ 2019/08/19(月) 09:51:53 ID:YE8c18as
バリ、ボリ、グチュ、ボチュ、ミチ
【少女は人間の生首を頭から食っていた】
果南「ひっ!」
思わず声を上げてしまった
ガタッ
ついでに音も
果南「うわあああああ!!!」
無我夢中だった、なりふり構ってられなかった
【少女は人間の生首を頭から食っていた】
果南「ひっ!」
思わず声を上げてしまった
ガタッ
ついでに音も
果南「うわあああああ!!!」
無我夢中だった、なりふり構ってられなかった
6: ナナシ 2019/08/19(月) 09:52:28 ID:YE8c18as
果南「(逃げなきゃ逃げなきゃ逃げなきゃ)」
ドアを蹴破り私は教室を出て全力で走った
逃げる際【あいつと目が合った】机から立ちニヤリとこちらを見ていた
果南「殺される殺される殺される」ダダダダ
今が3階・・・1階まで下りれば
昔通った学校だけあって地理は完璧だった
果南「ハァ、ハァ2階・・・もうす」
ゾクッ
悪寒が走った
ドアを蹴破り私は教室を出て全力で走った
逃げる際【あいつと目が合った】机から立ちニヤリとこちらを見ていた
果南「殺される殺される殺される」ダダダダ
今が3階・・・1階まで下りれば
昔通った学校だけあって地理は完璧だった
果南「ハァ、ハァ2階・・・もうす」
ゾクッ
悪寒が走った
7: ナナシ 2019/08/19(月) 09:54:11 ID:YE8c18as
【アイツ】が来ているそれもすぐそこに
私の全力についてこれるはずは・・・
でも間違いない・・・振り向く勇気が無いけど確かに感じる
果南「うぅ・・・ぐす」
私は泣いていた・・・泣きながら走った
1階・・・【もうすぐ出口】
下駄箱の扉から出て校門へ向かう
相変わらず後ろには【アイツ】の気配がする
私の全力についてこれるはずは・・・
でも間違いない・・・振り向く勇気が無いけど確かに感じる
果南「うぅ・・・ぐす」
私は泣いていた・・・泣きながら走った
1階・・・【もうすぐ出口】
下駄箱の扉から出て校門へ向かう
相変わらず後ろには【アイツ】の気配がする
8: ナナシ 2019/08/19(月) 09:54:48 ID:YE8c18as
果南「ああああ!!」
私は最後の力を振り絞り校門へ滑り込むように入った
果南「ハァ、ハァ、ぜぇ、ぜぇ」
助かった・・・・助かった?
果南「なん・・・で・・・はぁ・・・はぁ」
駄目だ頭が回らない取り敢えず【アイツ】は・・・
私は最後の力を振り絞り校門へ滑り込むように入った
果南「ハァ、ハァ、ぜぇ、ぜぇ」
助かった・・・・助かった?
果南「なん・・・で・・・はぁ・・・はぁ」
駄目だ頭が回らない取り敢えず【アイツ】は・・・
9: ナナシ 2019/08/19(月) 09:55:29 ID:YE8c18as
振り返ってそこで固まった・・・
【アイツ】との距離は無いに等しく今まさにその両手で私の頭を取ろうとした所で固まっていた
果南「あ・・・あぁぁ」ガクガクガク
【アイツ】は怒りに満ちた目で私を見下げながら
【今度は殺せると思ったのに】
【アイツ】との距離は無いに等しく今まさにその両手で私の頭を取ろうとした所で固まっていた
果南「あ・・・あぁぁ」ガクガクガク
【アイツ】は怒りに満ちた目で私を見下げながら
【今度は殺せると思ったのに】
10: ナナシ 2019/08/19(月) 09:56:12 ID:YE8c18as
果南「うわあああああ!!!」ガバッ
果南「はぁーはぁーはぁーんはぁ」
目が覚めた
果南「はぁ・・はぁ・・うっ!」
タタタタ
果南「うげぇー!!ゲホゲホ」
果南「はぁはぁ・・・う・・ぅぅ」ポロポロ
最悪だ、怖かった・・・本当に怖かった
しばらく動けなかった
果南「はぁーはぁーはぁーんはぁ」
目が覚めた
果南「はぁ・・はぁ・・うっ!」
タタタタ
果南「うげぇー!!ゲホゲホ」
果南「はぁはぁ・・・う・・ぅぅ」ポロポロ
最悪だ、怖かった・・・本当に怖かった
しばらく動けなかった
11: ナナシ 2019/08/19(月) 09:56:46 ID:YE8c18as
果南「(今日・・・学校サボろ)」
力なくうなだれてそんなことを考えていたら
ふとテーブルにあるノートが気になった
果南「」スッ
手に取って
ペラ
めくった
力なくうなだれてそんなことを考えていたら
ふとテーブルにあるノートが気になった
果南「」スッ
手に取って
ペラ
めくった
12: ナナシ 2019/08/19(月) 09:57:22 ID:YE8c18as
ばりばりばりばりばりばりばりばりばりばりばりばりばりばり
ばりばりばりばりばりばりばりばりばりばりばりばりばりばり
ばりばりばりばりばりばりばりばりばりばりばりばりばり・・・・・
13: ナナシ 2019/08/19(月) 09:58:13 ID:YE8c18as
果南「いやぁあああああ!!!」
【ああ・・・そうだ、全て思い出した】
【これで2回目だ。私は以前もあの夢を見たことがある】
1回目の後にこのノートに書き記したのだろう
1回目は多分難なく逃げ切れたと思う。こうして無事だったのだから
2回目はさっきの通りかなり危なかった
もし3回目が遭ったら・・・
【ああ・・・そうだ、全て思い出した】
【これで2回目だ。私は以前もあの夢を見たことがある】
1回目の後にこのノートに書き記したのだろう
1回目は多分難なく逃げ切れたと思う。こうして無事だったのだから
2回目はさっきの通りかなり危なかった
もし3回目が遭ったら・・・
14: ナナシ 2019/08/19(月) 09:59:03 ID:YE8c18as
果南「」ゴクリ
そう思い私はノートを手に取りメモを残すことにした
私の身に何かあったら千歌たちが気づいてくれるはずだ
ノートをめくりペンを握り書いていく
ばりばりばりばりばりばりばりばり・・・
~終~
そう思い私はノートを手に取りメモを残すことにした
私の身に何かあったら千歌たちが気づいてくれるはずだ
ノートをめくりペンを握り書いていく
ばりばりばりばりばりばりばりばり・・・
~終~
引用元: ・果南「ばりばり 修正版」


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