～部室～


ﾊﾞﾀﾊﾞﾀﾊﾞﾀﾊﾞﾀﾊﾞﾀﾊﾞﾀ
ﾄﾞﾝﾄﾞﾝﾄﾞﾝ
ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬ




海未「た、大変ですぅぅぅぅ！！！！」ｾﾞｰｾﾞｰ

絵里「どうしたのよ？ そんなに焦って 」


海未「……はぁ……はぁ」ｾﾞｰｾﾞｰ


ことり「大丈夫？ お水飲む？」ｽｯ


海未「……ありがとうございます」ｾﾞｰｾﾞｰ


ｺﾞｸｺﾞｸｺﾞｸｺﾞｸ

ﾌﾟﾊｧｯ


絵里「それで、何があったの？」



海未「穂乃果に好きな人ができました！！！！」

ことり「！？」ｶﾞﾀｯ


絵里「！？！？」ｶﾞﾀｯ


真姫「！？！？！？」ｶﾞﾀｯ


希「！？！？！？！？」ｶﾞﾀｯ

ことり「ちゅんちゅん！？イヤーーー！！！ 嘘だよね！？！？ 穂乃果ちゃんに、好きな人できたなんて……！ﾔﾀﾞﾔﾀﾞﾔﾀﾞﾔﾀﾞ」


絵里「あわあわあわ、お、お、お、おちつい……グフッ……ほのかにすきなひと……そんなの……あ、ありえない……」ﾊﾞﾀﾝ


真姫「………」ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙ


真姫「パパ 社会的に抹殺してほしい人がいるんだけど。 ……ええ 、そうよ。……お願いね」


真姫「名前は後で教えるから」ﾋﾟｯ


真姫「………」ﾌﾝ



希「……ふふ」


希「海未ちゃん、穂乃果ちゃんの好きな人誰なん？ 」ﾆｺｯ


希「ウチのスピリチュアルで穂乃果ちゃんの心を浄化させてあげるよ」ﾆｺﾆｺ

海未「名前はまだわかりません……」


海未「ですが、見たのです……」


海未「穂乃果が屋上で告白している練習を……」ｸﾞｽｯ


海未「すみません……ぅ……名前までは怖くて……逃げてしまいました……」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ


希「……そうなん」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ


希（ん？ ）

海未「ことりと私でずっと守ってきたんですよ！？ 穂乃果に悪い虫がつかないように……！！｣


海未「なのに……なのに……なんで……」


ことり「そうだよ～！｣

ことり「穂乃果ちゃんに変な人が近づかないように、ずっとガードしてたんだもん♪ ラブレターも、ことりが代わりに読んで“お断り”してあげたこともあるんだ♡」


ことり「きっと海未ちゃんの聞き間違いだよ～♪」ﾆｺｯ


ことり「……ねぇ？ そうだよねぇ……？ 海未ちゃん♡」ﾆｺッ

海未「………」ﾌﾙﾌﾙ


ことり「……」ﾆｺｯ


ことり（……許さない。そんなの絶対に許さない……）

真姫「あなた達落ち着きなさい」


海未「落ち着けるわけないじゃないですか！！」


海未「私は真姫と違って幼稚園の頃から一緒なのですよ！？」


ことり「ことりは胎児の時から一緒だよ～♪ ずぅーっと、穂乃果ちゃん愛してるんもん♡」


ことり「大丈夫♡ 穂乃果ちゃんに悪い虫つかないように、これまでもこれからも守ってあげる」


ことり「待っててね、穂乃果ちゃん♪ 今から洗脳を解いてあげるね♡」ﾄｺﾄｺ

真姫「待ちなさい」ｶﾞｼｯ


ことり「んもぉ～ 邪魔したらいけないよぉ？」ﾁｯ


真姫「私にいい案があるの」


真姫「洗脳よりも確実よ」


真姫「穂乃果の好きな相手を消せばいいのよ」

海未「……穂乃果の為なら仕方ありませんね」


ことり「存在すら汚らわしいもん。 害虫駆除はした方がいいよね」


真姫「ええ。 パパにはもうお願いしたから｣ﾌﾌｯ

真姫「どうにかして穂乃果が告白する前に駆除しないと」

海未「……真姫」

真姫「ん？」

海未「先程はあなたに酷いこと言ってすみませんでした」ﾍﾟｺﾘ

海未「あなたの穂乃果を想う気持ちは本物です」

海未「大事なのは年月ではありません、どれだけ穂乃果を想う気持ちなのだと分かりました」

ことり「ことりもごめんね……。 真姫ちゃん、仲間なのにマウントとっちゃって……」ﾍﾟｺﾘ


真姫「ふふっ、わかればいいのよ」

希「ちょい待ち」


海未「なんですか？ 話はもう纏まったはずですよ」


ことり「穂乃果ちゃんにつく悪い虫を駆除するの♡ 希ちゃんも異論ないよねぇ？」


希「まあまあ」

希（ ……とりあえず）ﾁﾗｯ

希「えりちはいい加減目を覚まして」ﾍﾟﾁﾍﾟﾁ

絵里「んぅ……」ﾊﾟﾁｯ


ﾊｯ

希「おはようさん」


絵里「……おはよう。……嫌な夢を見たわ……」ﾊｧ


絵里「私の穂乃果が私以外好きになるはずないもの」


絵里「疲れてるのね……」ﾔﾚﾔﾚ


───

──

希「─かくかくしかじか」


絵里「ええっ！？ 夢じゃないの！？ ……嘘よ……そんな。 そんなことあるわけ……私の穂乃果が……」


海未「私のですけど？」

ことり「ことりのだよ？」

真姫「私のものよ」


希「まあまあ、いまは穂乃果ちゃんのことやろ」

海未「……」ｺﾎﾝ


海未「その話はまた追々しましょう」


ことり「そうだね、いまはそれより……」ﾁﾗｯ


真姫「希説明しなさい。 あなたも害虫駆除には異論ないはずよ」


真姫「大丈夫。 パパに頼めば私たちの手は汚さなくていいから」


真姫「ゴキブリ駆除するのと同じよ」


希「ん～ それは困るな～」

絵里「……あっ」ﾋﾟｺﾝ


絵里「分かったわ！希は自分の手で始末したいんじゃないかしら」


海未「なるほど」


ことり「それは一理あるね」


真姫「分かったわ。 パパに頼んでトドメは私達でやりたいとお願いするわね」

みんな目のハイライト消えてそう

絵里「……あっ」ﾋﾟｺﾝ


絵里「分かったわ！希は自分の手で始末したいんじゃないかしら」


海未「なるほど」


ことり「それは一理あるね」


真姫「分かったわ。 パパに頼んでトドメは私達でやりたいとお願いするわね」

絵里「さすが希ね。 希のことだから藁人形に打ち付けるのかしら」ﾌﾌｯ



希「あはは～」


希「さすがに自分を藁人形に打ちつけるなんて、ウチでもせぇへんよ～」


希「だって……」


希「ウチ 穂乃果ちゃんと両想いやもん♡」ﾃﾚﾃﾚ

希「穂乃果ちゃんほんま可愛ええなぁ～」


希「ウチ、穂乃果ちゃんの告白ならどんな言葉でもOKしちゃうのに♡」


希「屋上で告白の練習するなんて健気やなぁ♡」


希「……よし。穂乃果ちゃん屋上で待ってるからウチ行くなぁ～」ﾄｺﾄｺ


ｸﾞｲｯ


希「……海未ちゃん。 穂乃果ちゃん待ってるんよ？ その手離してくれへんかな？」


海未「……お断りします」ｷﾞﾛﾘ

海未「約束したはずです。 抜け駆けは禁止だと……」


真姫「海未、その手を離すんじゃないわよ｣ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙ

ﾋﾟｯ

真姫「パパ、抹殺したい名前分かったわ。名前は……とう─


希「わぁーー！」


真姫「……」ﾁｯ


真姫「……また後でかけ直すわ」ﾋﾟｯ


希（助かった……）ﾎｯ


希「もぉ～真姫ちゃん怖いことせんへんでよ」

真姫「……私はただ害虫駆除をしようとしただけよ」


ことり「……真姫ちゃん。 目の前に対象物がいるんだから自分の手で処理した方がいいよ？ 代わりにことりが駆除してあげる♡」


ことり「痛い方がいい？ それとも、すぐに終わる方がいいかな？」


ことり「希ちゃんは“お友達”だから選ばせてあげる♡」ﾆｺｯ


絵里「……駆除される前に、なんで抜け駆けしたのか教えて希？ 約束したはずよ。 穂乃果には私達から手を出さないって……」


希「ふふっ……物騒やなぁ、みんな」ｸｽｸｽ

😨

こういうSSだいすき

草

ほのキチが懐かしすぎて狂う🤣

海未「……がっかりですよ、希。まずは私の弓でその脳天を撃ち抜かないといけませんね」


希「ちゃうって」


希「えりち達勘違いしてるんよ」


希「ウチは、穂乃果ちゃんに“手を出してない”って言ってるやん」ｸｽｯ


希「同盟を結んだとき、確かにウチらから手を出したり告白するのは禁止にしたけど……」


希「穂乃果ちゃんからアプローチされるのは禁止にしてないやん？ 告白するのは問題やけど……“される”のは合法や」ﾆｺｯ

海未「……っ！完全に失念してました……」ｶﾞｰﾝ

海未「た、確かに……私たちから穂乃果に手を出すのは禁止とは決めましたが……！」

海未「野生の穂乃果が先にスキンシップを仕掛けてきた場合は……セーフ！！」

真姫「はぁ！？　そんな抜け道あるわけ──」


真姫「……確かにそれは合法ね」


ことり「あ、あぁぁぁぁぁぁ……穂乃果ちゃんから告白……穂乃果ちゃんから告白……穂乃果ちゃんに告白……穂乃果ちゃんがことりに告白……♡」


絵里「希は相変わらず、ずるいわね……。 あなたのその賢さ尊敬に値するわ｣ｷﾞﾛﾘ


希「えりちの顔怖いで？ ウチはなーんもルール違反してないのに酷いなぁ～」ﾆｺﾆｺ

希「──というわけで」

希「海未ちゃん、この手離してくれへんかな？ ウチほんまになぁ～んも悪いことしてへんのよ」ﾆｺｯ


海未「……」ｽｯ


希「ありがと。やっぱり海未ちゃんは物分かりがええなぁ。ウチ、そういうとこ好きやよ」ﾆｺｯ

希（──さて）ﾁﾗｯ

希「真姫ちゃん」

希「ウチはルール違反してないから」

希「パパに頼んで害虫駆除しないようにしてな？」

希「穂乃果ちゃんに……」

希「真姫ちゃんの裏のお話たっ～～ぷりするかもしれへんよ？」ﾆｺｯ


真姫「……」ｷﾞﾘｯ

絵里「希」


希「なぁ～に？ えりち」ﾆｺｯ


絵里「退学されないように気をつけるのよ？」ﾆｺｯ


希「お～怖っ……」


希「ただの生徒会長にそんな権限無いはずやけど？」


絵里「ふふっ……」

絵里「理事長は一緒に寝てあげると何でも言う事聞いてくれるのよ」ﾆｺｯ


絵里「これも穂乃果の為だもの」


絵里「使える駒があるなら使わないともったいないじゃない」ｳｲﾝｸ

希「え～でもなぁ……」ﾁﾗｯ

希「いいの？ ことりちゃんの前でそんなこと言って」

希「お母さんが生徒とそういうことしてるって聞いたらトラウマちゃう？」


ことり「穂乃果ちゃんの為なら平気だよ♡」


ことり「希ちゃん残念だね……」


ことり「私のお母さん優しいから本当に退学されると思うよ？ 」


ことり「ことりは優しいから退学になっても“お友達”でいてあげるね♡」



希「それは困ったなぁ～」ｸｽｸｽ

ことり「絵里ちゃんお母さんによろしく言っておいてね」

ことり「ことりは今から希ちゃんの代わりに屋上に行ってくるね♡」


ことり「穂乃果ちゃんから告白～♪」


絵里「待ちなさい、ことり」

絵里「穂乃果は“私のもの”よ」

絵里「私が先に屋上に行くわ」

絵里「例え理事長の娘であっても、私が言えばあなたのことも退学にできるのよ？」ﾆｺ


ことり「えへへ♡ 絵里ちゃんは穂乃果ちゃんよりもお母さんがお似合いと思うのになぁ～」ﾆｺ




ﾊﾟﾝｯﾊﾟﾝｯ



海未「皆さん落ち着いてください」

海未「まず聞きたいことがあります」


海未「あなたは穂乃果と待ち合わせしているんですか？」


希「してへんよ～？ 」ﾆｺｯ

希「でもなぁ～ ウチと穂乃果ちゃんは運命共同体やからね」

希「場所が屋上なら告白されるとしたらウチしかいないやん♡」

希「穂乃果ちゃんうっかりやさんから、うちを呼び出すのを忘れてるだけやって」


────

───

海未「ふふふふふふふふふっ」


海未「なるほど。よぉ～く分かりました」


海未「希それはあなたの勘違いです」



希「……なんでそんな事言うん？」


希「ウチが穂乃果ちゃんと結ばれるのは運命なのに酷いこと言うなぁ～」ﾆｺｯ


海未「私は“事実”を言ったまでですよ」ﾆｺｯ


海未「穂乃果は私に見せる為に、あえて屋上で告白をしていたのですから」


海未「元々告白の練習をしていた前提が間違えていたんです」


海未「あれは練習ではなく本番だったんです」


海未「回りくどい方法で私に告白するなんて穂乃果らしいですね。 おかげで慌てたじゃありませんか」ｸｽｯ

ことり「あははっ♡ 海未ちゃんも冗談言うんだね～」

ことり「でもねぇ……海未ちゃん間違ってるよ？」

ことり「穂乃果ちゃんが海未ちゃんを選ぶわけないんだもん♡｣

海未「負け犬の遠吠えほどみっともないものはないですよ？ “幼馴染”として教えてあげますね」ﾆｺｯ


ことり「教えてくれてありがとう」ﾆｺｯ


ことり「ならことりも海未ちゃんに教えてあげるね」


ことり「勘違い女はイタイよ？ 」


ことり「穂乃果ちゃんに嫌われたくなければ直した方がいいよ」ﾆｺｯ

真姫「うるさわいね」

真姫「女のマウントほど醜いものはないわよ」


海未「真姫は黙ってください」


ことり「そうだよ」


ことり「真姫ちゃんは勝ち目ないんだからさ。 ……今まで通り後輩ポジでいてね♡」ﾆｺｯ

真姫「ふっ……」ﾆﾔﾘ


真姫「あなた達に教えてあげる」


真姫「幼馴染は“負けフラグ”なのよ？」ﾆﾔｯ

海未ことり「……っ！」


真姫「幼馴染バイアスがかかって恋愛対象には見られにくいの」


真姫「あなた達は一生穂乃果の“お友達”でいなさい」


真姫「私なら穂乃果に何一つ不自由なく暮らせる財力もある」


真姫「穂乃果に告白されるのはこの私よ！」

絵里「真姫はいい子ね。 先輩を立ててくれたのね」ﾆｺｯ


真姫「あなたは理事長と寝てなさい」


絵里「……」ｺﾎﾝ


絵里「……穂乃果にふさわしいのはこの私よ？ 私の穂乃果なの」


絵里「穂乃果に必要なのはお金じゃない。姉のような包容力……あなたには穂乃果を甘えさせることできないわ 」ｸｽｯ

希「みんな妄想が逞しいなぁ～」


希「穂乃果ちゃんに告白されるのはウチで決まってるのに♡」

​真姫「あなたただでさえ面倒臭いんだから、妄想と現実ぐらい区別して！ 穂乃果に告白されるのはこの私！ 一生お金に困らせないんだから！」

​海未「下世話です真姫！ 幼馴染のこの私こそ既に告白されたのですから！ 穂乃果はお金で動く人ではありません！」

​ことり「胎児の時から一緒なんだもん！ 穂乃果ちゃんにつく悪い虫は全部ことりが守ってあげるの！」

​絵里「穂乃果に必要なのは完璧な私よ！ 全員退学にされたくなければ、私の穂乃果をとらないで！」

ｷﾞｬｰｷﾞｬｰ
ﾜｰﾜｰ

───

──



ﾄﾞﾀﾄﾞﾀﾄﾞﾀﾄﾞﾀ
ｶﾞﾁｬ


穂乃果「やっほー！」


ﾋﾟﾀｯ


穂乃果「何だか騒がしいね？」


穂乃果「何の話してたの～？」ﾆｺﾆｺ

海未（ま、眩しい……///）


ことり（ちゅん……///）


真姫（可愛い……///）


絵里（持ち帰りたい……///）


希（この後告白……///）

穂乃果「ん～？」ﾆｺｯ


穂乃果「何の話してたの～？ 教えてよ～」ﾆｺﾆｺ


海未（ここは……）ﾁﾗｯ


真姫（一時休戦ね……）ｺｸｯ


絵里「今度のライブの話をしてたのよ？ 」ﾆｺｯ


穂乃果「！」


穂乃果「そっか～！は～い！ 私もライブの話する！」ﾆｺﾆｺ

ことり「いつも元気いっぱいの穂乃果ちゃん可愛い♡」


穂乃果「えへへ～」ﾃﾚﾃﾚ


希（ふふっ……）


希（ウチ焦らされるのも好きなんよ）


希（いつでも告白OKしちゃう準備出来てるからね♡）



────


───


─

～ 数日後 in部室～



海未「おかしい……」


海未「私と穂乃果は付き合ってるはず……。 なのに、どうしてそれらしい気配すらないのですか！？！？」


ことり「ﾔﾀﾞﾔﾀﾞﾔﾀﾞﾔﾀﾞ……!! ﾅﾝﾃﾞ……ﾅﾝﾃﾞ……ﾎﾉｶﾁｬﾝ……ﾜﾀｼｦｴﾗﾝﾃﾞﾖ……」

真姫「……いっその事監禁でもしようかしら……駆除するよりも手っ取り早いし……」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ

絵里「А не сбежать ли мне в Россию вместе с Хонокой?」

希「……」ｽｯ

希（う～ん……）

希（あんまりいいカード出ないな～？）

希（ウチの占い能力落ちてるんかな……）


ﾊﾞﾀﾊﾞﾀﾊﾞﾀﾊﾞﾀﾊﾞﾀﾊﾞﾀ
ﾄﾞﾝﾄﾞﾝﾄﾞﾝ
ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬ



凛「大変にゃーーー！ 」ｾﾞｰｾﾞｰ


ｼｨｰｰｰｰﾝ


凛「ん？」

凛「聞いてる？ 大変なんだよ？」


海未「……聞いてますよ」

真姫「早く言いなさいよ」


凛「あっ……うん」


凛（返事ぐらいしてよ）ﾁｯ



凛「屋上で穂乃果ちゃんが……穂乃果ちゃんが……！！」


凛「にこちゃんとイチャイチャしてるにゃーーーー！！」


海真こ絵希「 ！？」

ｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀ
ﾊﾞﾀﾊﾞﾀﾊﾞﾀﾊﾞﾀﾊﾞﾀﾊﾞﾀ
ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞｯ


凛「行っちゃった……」ﾌｩ

凛「ん？」

ﾄﾃﾄﾃﾄﾃﾄﾃ
ｶﾞﾁｬ


花陽「はぁ……はぁ……凛ちゃん早いよぉ～」ｾﾞｰｾﾞｰ

凛「かよちん遅いよ～」


花陽「ご、ごめんね……？ ふぅ……皆いないね」ﾆｺｯ


凛「うん！ にこちゃんのおかげだね♪」


凛「さっそくお宝探しするにゃ～」


花陽「うん！ 」

花陽「おにぎり♪ おにぎり♪」


凛「今日は海未ちゃん達の鞄にどんなお宝があるかな～」

ｶﾞｻｶﾞｻ
ｺﾞｿｯ

凛「おっ！ 穂乃果ちゃんのパンツ♪」ｽｩｩｩｩｩ


凛「にゃ～//////」ﾄﾛｰﾝ


凛「はい、次はかよちん……今回のすごいよ～////」

花陽「うん……！ 楽しみだなぁ～」ｽｩｩｩｩｩ


花陽「はぁ～/////｣ﾊﾟｸﾊﾟｸｯ

花陽「！」


花陽「はぁ～穂乃果ちゃんの香り、すごく濃いよぉ……！ この匂いと、おにぎり、最高に合うよぉ……///」 ﾊﾟｸﾊﾟｸｯ


凛「変態さんのかよちんも凛は好きだにゃ～」ｽｩｩｩｩｩ

～ 屋上 ～


ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞｯ
ﾊﾞﾀﾝ


海未「穂乃果ァ！！ 浮気は許しませんよ！！」


海未（穂乃果はどこに……！）ｷｮﾛｷｮﾛ


海未（あっ……！）

にこ「穂乃果、お手」


穂乃果「わんっ！」ﾎﾟﾝｯ


にこ「お座り」


穂乃果「わんっ！」ｽｯ


にこ「ふふっ……いい子ねぇ」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ


穂乃果「えへへ～！ 穂乃果いい子でしょ～？ご褒美ちょうだい」

にこ「しかたないわね～」


にこ「はいこれ」ｽｯ


にこ「つけてあげる」ｶﾁｬﾘ


穂乃果「首輪？」


にこ「チョーカーとも言うわね」


にこ「飼い犬には必要でしょ？」ﾆｺｯ


穂乃果「う、うん……////」

海未「……これは一体」ﾜﾅﾜﾅ


にこ「あら？ 思ったより早かったわね」ﾆｺｯ


ことり「ふーん……害虫さんみ～つ～けた～」

ことり「穂乃果ちゃん、今守るからね♡」

にこ「酷い言いようね」


にこ「ね？ 穂乃果」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ


穂乃果「？？？」ｷｮﾄﾝ

にこ「ふふっ」

にこ「飼い主の言ってること分からないダメな飼い犬ね」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

にこ「穂乃果私のこと好き？」


穂乃果「好きです//////」ｺｸﾝ


にこ「ね？」


にこ「見ての通り私は調教しただけ」


にこ「懐いちゃうのは“合法”のはずよ」ﾆｺｯ



海真こ絵希「矢澤～～～～～～～～～～～～！！」



次の日からにこちゃんは行方不明になりました


終わり！