0001以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2011/04/25(月) 20:07:43.90ID:I7WsppbE0
男「どうしたら良いと思う?」

友「てか、それ俺に言うか?」

男「友達なら相談に乗ってくれてもいいだろう」

友「いや、俺、女と付き合ってるし」

男「そんなものは知っている」

友「じゃあ何でだよ」

男「お前が女の事一番良く知ってるからだ」

友「なんかおかしくね?」

0002以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2011/04/25(月) 20:09:58.55ID:I7WsppbE0
男「じゃあこの想いはどうすればいいんだ」

友「知るかっつの」

男「毎晩女の事を想うと胸が張り裂けそうなんだ」

友「勝手に張り裂けてろよ。女は渡さんぞ」

男「何てことだ。友達だと思ってたのに」

友「いや、俺も友達だと思ってたけどさ」

男「じゃあ相談に乗ってくれるか?」

友「ちょっと意味が分かんないです」

0005以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2011/04/25(月) 20:41:48.00ID:I7WsppbE0
男「手紙とメールならどちらが効果的だろうか」

友「知らんよ」

男「お前、そんな事も知らずに良く女と付き合ってるな」

友「そういう意味じゃねえよ」

男「やはり手書きの方が想いが伝わるだろうか」

友「いや、ていうか伝えないでくれる?」

男「なんで?」

友「だから、女は俺の彼女だからだって」

男「だったら別にいいだろう?」

友「駄目だろ」

0006以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2011/04/25(月) 20:44:04.98ID:I7WsppbE0
男「友よ、今までの友情は偽りだったのか」

友「なんでお前が裏切られたみたいになってんだよ」

男「困っている友人の相談にも乗ってくれない、これのどこが友情だろうか」

友「そもそも友人の恋人をどうにかしようというのは友情なのかよ」

男「共通の趣味・趣向があってこそ、友情は深まるものだろ?」

友「そこだけは共通して欲しくないわ」

男「お前の強情すぎる所は良くないぞ。友として警告しておく」

友「うるさいわ」
0007以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2011/04/25(月) 20:47:18.73ID:I7WsppbE0
友「ていうか、告白してどうするつもりだよ。答えわかってるじゃねえか」

男「自分の想像だけで結果を決めてしまってはいけない」

友「いや、結論を出すだけの根拠があるしな」

男「たとえ99%不可能であっても、1%可能なら、俺は挑みたい」

友「1%もねえよ」

男「では、お前は俺を応援してくれないのか。何故だ?」

友「だから、女が俺の彼女だからだよ!」

男「それは知っている。俺が聞きたいのは、何故応援してくれないのかという事だ」

友「もう何言ってるかわからねえ」

0008以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2011/04/25(月) 20:50:05.84ID:I7WsppbE0
男「友人が僅かな可能性にかけて、果敢にも挑もうとしているんだぞ?」

友「挑む相手は俺の彼女ですけどね」

男「誠心誠意、心を込めた告白なら、きっと伝わると思うんだ」

友「伝わったら駄目だろ」

男「全く、お前がそこまで薄情な奴だとは思わなかった」

友「俺もお前がそこまで変な思考回路してるとは思わなかったわ」

0009以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2011/04/25(月) 20:51:49.05ID:I7WsppbE0
男「やはり告白は雰囲気勝負の夏祭りだろうか」

友「夏祭りは俺とデートなんですけど」

男「じゃあ俺も連れて行ってくれ」

友「駄目だろ」

男「こういう時、友人なら3人デートを計画し、その後気を利かせて居なくなるのがセオリーだろ」

友「なんで俺が彼女置いて居なくならなきゃならねえんだよ」

男「いい雰囲気を作るためだ」

友「だから、お前と女がいい雰囲気になっちゃ駄目だろ」

男「では俺は、3人デートの時どうすればいいんだ」

友「そもそも3人デートしねえよ」

0010以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2011/04/25(月) 20:54:43.46ID:I7WsppbE0
友「てかなんでお前、女に惚れたわけ?」

男「お前と仲良さそうにしているのを見てな」

友「なら普通、諦めようかな?とか思わないか?」

男「友人を大事にしてくれる人に悪い人は居ない」

友「いや、そうかも知れないけどさ」

男「きっと付き合ってもうまくやっていけると思うんだ」

友「うまくいっちゃ困るんだよ」

0013以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2011/04/25(月) 20:57:30.52ID:I7WsppbE0
男「そうまでして俺の恋路を邪魔したいか」

友「その言葉、そっくりそのまま返してやるよ」

男「なるほど、お前、自分だけ一人身になるのが怖いんだな?」

友「俺が一人身になる原因の方が恐ろしいわ」

男「任せろ、振られても慰めてやる。友達だからな」

友「そうなったら俺、友達やめるわ」

男「そんな壊れやすいものじゃないだろ、俺らの友情は」

友「既にだいぶ亀裂が入ってるけどな」

0014以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2011/04/25(月) 21:00:10.88ID:I7WsppbE0
男「では、お前が女に告白した時の事を教えてくれ」

友「嫌だ」

男「参考にするだけだから、全部マネしたりしない、約束する」

友「じゃあ告白する相手もマネしないでくれる?」

男「それは無理だ。俺は女の事が大好きなんだ」

友「だんだんイライラしてきたわ」

0015以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2011/04/25(月) 21:03:06.98ID:I7WsppbE0
男「しかしやはり自信が無い」

友「そのまま諦めてくれよ」

男「ここはやはり、男らしい所を見せた方がよいだろうか」

友「男らしく諦めるってのはどうだ?」

男「ではお前は男らしく諦められるのか?」

友「俺が諦める必要はないだろ」

男「たとえ女々しいと言われても、俺は女の事を諦めたりしないぞ」

友「くっ、男らしい・・・」

0016以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2011/04/25(月) 21:07:55.04ID:I7WsppbE0
友「とにかく、女は俺の彼女だから、諦めろ」

男「ではもし、告白が成功したらどうする」

友「成功しねえよ」

男「友人の友人からスタートというのは、よくある話だと思うが」

友「女にしたら恋人の友人だろ」

男「それも良くある話だろ?」

友「俺はそろそろキレてもいいと思うんだ」

0017以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2011/04/25(月) 21:10:50.24ID:I7WsppbE0
男「よく考えたら、いきなり告白はマズイかもしれない」

友「いや、告白自体駄目だろ」

男「やはりまずは2人で出かける所からだと思うんだ」

友「絶対許さないからな」

男「彼女が友人と出かけるのを許さないとは、とんだ束縛男だなお前」

友「お前ちょっとあの世見てくる気ない?」

0018以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2011/04/25(月) 21:15:26.44ID:I7WsppbE0
男「ではデートに行く場所だが、友よ、女が行きたい場所知らないか?」

友「俺に聞くなよ」

男「お前の彼女だろ。どこに行きたいかも知らないのか?」

友「知ってるけど教えねえよ」

男「ケチだな。そういう奴は女に嫌われるぞ?」

友「だから付き合ってるって言ってんだろうが!」

男「すぐ怒る奴も嫌われるぞ?」

友「うぜえええええええええええええええええええ」

0019以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2011/04/25(月) 21:18:45.68ID:I7WsppbE0
友「あー、もういいよ。行って告白して来いよ」

男「やっと応援してくれる気になったか」

友「いや、むしろ撃沈されて来い」

男「そんな事言って、本当は応援してくれてるのが友達だからな」

友「微塵も応援してねえけどな」

男「友」

友「なんだよ、さっさと行けよ」

男「俺達、一生友達でいような」

友「もうやだコイツ」

0021以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2011/04/25(月) 21:24:17.76ID:I7WsppbE0
男「では、行って来る」

友「待った!」

男「なんだ?」

友「俺も行くわ」

男「心配で付いて来てくれるのか。心強いぞ友!」

友「ある意味、心配だわ。男じゃなくて女の事がな」

男「のろけかよ、お熱いな」

友「うわーどうしよこいつーまじうざいわー」

0023以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2011/04/25(月) 21:26:22.98ID:I7WsppbE0
男「女さん」

女「あ、男君・・・それに友も?どうしたの?」

男「好きです。付き合ってください。」

友「ゴメンね、こいつちょっとおかしくなったみたいだから」

男「俺は本気だぞ」

女「・・・」

友「・・・女?」

女「ゴメン・・・」

男「・・・」

友「ほーら、駄目だったろ?用が済んだなら帰ろうな男」

女「私、今野球部の先輩と付き合ってるの」

友「・・・・え?」

女「友も、ゴメンね・・・それじゃ」



友「・・・あれ?」

0024以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2011/04/25(月) 21:28:58.46ID:I7WsppbE0
友「なあ、男」

男「なんだ、友」

友「俺達、一生友達でいような」

男「・・・もちろんだ!」


―終―

0028以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2011/04/25(月) 21:48:11.11ID:I7WsppbE0
>>27

男「友、ちょっと女装してみる気はないだろうか」

友「は?何でだよ」

男「男だけで買い物に出かけているというのも味気ないだろう?」

友「まあ、そうだな」

男「俺よりお前のほうが似合いそうだろう」

友「そんな趣味あったのかお前」

男「女装をするのは友の方だが?」

友「いや、そういう意味じゃねえよ」

0030以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2011/04/25(月) 21:53:24.23ID:I7WsppbE0
男「まずはフリフリのスカートなどどうだろう」

友「いや、女装しないし」

男「大丈夫だ、俺は笑ったりしないぞ」

友「笑われるのが心配なんじゃねえよ」

男「なあ、友」

友「なんだよ」

男「俺のセンスに問題があるなら言ってくれないか」

友「むしろ言語中枢に問題があるんじゃないか?」

0031以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2011/04/25(月) 21:58:44.90ID:I7WsppbE0
男「では、俺は一生男同士で外を歩かなければいけないのか」

友「なんでそうなるんだ」

男「永遠の友情を誓っただろう」

友「ああ、まあな」

男「ならば俺とお前は常に一つ」

友「いや、さすがにそこまではしねえよ」

男「生涯の友を見捨てるのか」

友「今ちょっとそれ考えてるかな」

男「さては他に生涯の友ができたのか!?」

友「女出来たみたいに言うなよ」


0033以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2011/04/25(月) 22:08:24.97ID:I7WsppbE0
友「そもそも俺が女装した所で何も変わらないだろ」

男「女装したことあるのか?」

友「いや、ないだろ普通」

男「あれをした事で何も変わらない、お前は本当にそう言えるのか?」

友「コレに関してはな」

男「自らの可能性を、自らで絶つなど、友として見過ごすわけにはいかない」

友「いい事言ってるつもりっぽいけど、女装の事だろうが」

0034以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2011/04/25(月) 22:12:12.37ID:I7WsppbE0
男「頼む、女装してくれ、武士に二言は無い」

友「使い方間違ってるだろ」

男「どうしても駄目か?」

友「駄目だな」

男「ならば、俺が女装するしかないか」

友「どうしてそうなる」

男「お前が女装しないなら俺がするしかないだろう」

友「いや、どうしてそうなる」

0036以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2011/04/25(月) 22:17:38.98ID:I7WsppbE0
男「では少し待っててくれ、なるべく可愛くなってくる」

友「いや、女装いらないから」

男「俺は何にでも挑戦したい、何もせず逃げ出すなんて出来ない」

友「だからいい事言ってないから」

男「やるからには、友に愛される位になりたい」

友「普通にきもいし」

男「なんだ、ツンデレという奴か友よ」

友「いや、普通にキモイ」

男「ならば期待に応えてやるしかないな」

友「普通にキモイ」

0037以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2011/04/25(月) 22:19:17.45ID:I7WsppbE0
男「どうだ友よ、可愛いだろ?」

友「うわぁ、これはひどい」

男「ふふふ、恥ずかしがり屋さんねぇ」

友「うわぁ、口調まで」

男「さあ、手をつないで出かけよう」

友「絶対ヤダ」

0038以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2011/04/25(月) 22:22:38.27ID:I7WsppbE0
女「・・・あれ?友に・・・もしかして男君?」

友「あ・・・女・・・。」

男「女ちゃん、こんな所でどうしたの?」

女「男君、なにそれ・・・」

友「ああ、ちょっと事情があってな。俺の趣味じゃないぞ」

女「ちょっと、カワイイ~!カワイくない?カワイイ~!」

男「え~!ありがとぉ~!ねえねえ、化粧品欲しいんだけどさぁ~」

女「え!いいよ!付き合ってあげる!いこいこー!」

男「あ、ちょっと~、まってよぉ~!」





友「・・・なんで?予定と違うじゃん」

0039以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2011/04/25(月) 22:23:37.04ID:I7WsppbE0
友「・・・」

友「・・・」

友「俺、一生独りでいいや」





後の俺である