0001以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/05(金) 01:47:14.78ID:8IdoFHMHO
ぴんぽーん……ぴ、ぴんぽーん

男「しつこいな……はいはい」

ガチャリ

天「どうも初めましてw恋のキューピッ」

バタン

男「よし!    して寝よう」

ガチャリ

天「ちょwwwいきなりゴアイサツですねwwwちょっとお邪魔しますよっと」

男「えー?なにこれー?」

天「いや、だかr……どこに電話を、ちょっまっ!」

男「ひぃいいいい!」

天「お、おち、落ち着いて下さい!」

男「アンタが落ち着けよ!だれkモガガ」

0007以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/05(金) 01:59:38.49ID:8IdoFHMHO
男「で、そのモテ期の設定ミスでご覧の有様な訳ね……」

天「まぁ、元々ブサ……、いや、ミスですねwww」

男「あれ?これが殺意の波動?」

天「……コホン。と言うことで今回に限り、ワタクシがアナタの恋を完全プロデュース致します!」

男「へー」

天「あ、完全に疑ってる目。ワタクシこの道の第一人者なんですがね」

男「へー」

天「ちなみにこれがウチの奥さんwww」

男「ぎょっ!……いや、コラでしょ。よく出来てマスネ」

天「いやいや、本当ですって。ちなみにバスト95www」

男「聞いてないし。しかし、奥さん相当マニアックですね。バーコードバトラー?」

天「あー、やっぱそう?そうくる?やめて!視線を上にあげないで!」

0008以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/05(金) 02:15:17.50ID:8IdoFHMHO
天「はい。でしたら、年齢=彼女いない歴=女友達いない歴=童貞(笑) で間違いないですね?」

男「最後なんで(笑)なの?ねぇなんで?」

天「規則なんで。じゃここにサインを」

男「あーもーどうでもいいや」

天「はい!いただきました!」

男「テンションがうぜー」

天「久しぶりなんでwwwサーセンwww」

男「で、具体的にどうすんの?」

天「まずターゲット決めましょうか?その歳で一からフラグ立ててたら魔法使いになっちゃいそうですしwwwいだっ!いだだだ」

男「メガンテってこうやるんだっけ?教えて!アバン先生!」

0009以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/05(金) 02:31:20.35ID:8IdoFHMHO
男「じゃあ……この娘で」

天「えーっと、……戦国女学園中等部、本能寺信子ちゃん?」

男「彼女にするならやっぱこの娘でしょ」

天「残念なお知らせがあります」

男「なんでしょうか」

天「三次元から選んで下さい」

男「えっ?」

天「立体的な、生身の、リアルの女性で法律に触れない範囲でお願いします」

男「えー」

天「しっかりしなきゃ!現実を見ろよ!」

男「あーあーあー」

天「大丈夫大丈夫!やればできる!頑張れよ!諦めるな!戻ってこいよ!ネバーギブアップ!」

0010以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/05(金) 02:48:20.77ID:8IdoFHMHO
天「おはようございます!」

男「はざーす……」

天「いい天気ですね!じゃ、張り切っていきますか!」

男「朝からうぜえ」

天「とりあえず職場の見学させてもらいますかね。女友達いないみたいだし、同僚辺りが妥当でしょう?」

男「なんなのこの人?ホント失礼」

天「そんな正直者なトコが好きって……ポッ」

男「ノロケUZEEEEEE!!」

天「んじゃ、会社まで送りますよ、どぞー」

男「は?なにこの高級車」

天「だから言ったじゃないですか。ワタクシ、超スペシャリストなんですって!」

男「マジかよ……、色々有り得んなぁ」

天「あ、ベビーシート邪魔でしたね。まだ産まれてないんですけどねwww」

男「死にTEEEEEEE!!」

0011以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/05(金) 03:19:28.32ID:8IdoFHMHO
天「はい、お疲れ様でしたー。カンパーイ」

男「はぁ、今日も疲れた……」

天「……ぷはーっ!ささ、遠慮なさらずに。今日はオゴリますよ!」

男「そりゃどうも」

天「しかし、見事なまでにダメダメでしたねwwwいつもあんな感じなんでしょうか?」

男「いや、マジで凹むから勘弁して……」

天「で、とりあえずターゲット決めたんですが」

男「ちょ!おいぃっ!勝手に決めんなよ!」

天「いや、まぁ、ぶっちゃけ彼女できてラブラブニャンニャンできればいいでしょ?」

男「アンタらのミスでモテ期がなかったんですが」

天「んで、とりあえず一番仲よさ気な娘に仕込んでおきました」

男「は?えっ?誰と仲が良いって?」

天「あの若い女主任さんですな。才色兼備でスタイル抜群!性格も悪くなさそうで男女共に人気者。文句ないでしょ?」

男「マジかよ……オレ、あの人苦手なんだよなぁ。いっつも怒られるし。オレんが年上なんだけど……」

天「大丈夫大丈夫。ワタシがついてますから。あ、生おかわり。それと砂ずり二人前ね」

0012sage
2009/06/05(金) 03:32:06.85ID:8IdoFHMHO
男「はぁ、もう既に胃が痛い……で、どうなんの?」

天「もぐもぐ、ふぁい?……あ、とりあえず印を付けたんですよ。」

男「印?」

天「ほら、キューピッドって矢を当てて恋仲にするでしょ?あれって結構外れたり、他の人に当たったりで大変なんですよwww」

男「おいおい、笑い事じゃないだろ」

天「で、外さない為の印を付ければいいんじゃないの?ってことで最近からやるようになって」

男「適当すぎる」

天「後はコイツでスドンッとヤればイチコロですよ」

男「ちょ!なにそれ!鞄からスナイパーライフルがズルズル出てきてるし!サイズ合ってねぇじゃねーか!」

天「天使なんでミラクルパゥワで朝飯前ですよwww」

男「訳わからんし、なんかイラッとした」

0013以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/05(金) 03:55:51.04ID:8IdoFHMHO
男「あのー、主任。ちょっといいですか?外の資材売場の配列なんですが」

女「なんでしょうか?」

男「えーっと、とりあえず売場まで……」

女「……手短にお願いしますね」

男(うぅ……なんだってこんなことに。逃げ出したい!)

天『外から狙撃するんで上手いことおびき出して下さい。ホイホイ付いて来たところを決めますんで』

男(スコープとか凄かったからなぁ。あのマンションから狙撃すんのかな?)
女「あの……何をキョロキョロしてるんですか?」

男「あ、いえ、すいまsあああああっ!」

女「な、なにっ!?」

男「いえ、何でも……」

男(近すぎるだろ!スコープとか意味ないし!丸見えだし!しかもあのサングラスなんだよ!うわあああああ)

0014以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/05(金) 03:59:47.24ID:8IdoFHMHO
女「用事がないならもういいですか?忙しいんですけど」
男「そ、そうですよね。すいませんでした……」

天「ファイィィヤアアああああ!」

プシュッ!

男「サイレンサーの意味ねえええ!」
女「な!キャッ!」

男「だ、大丈夫ですか!」

天『グッ!!』
男(なんだそのやり遂げた顔は!)

女「ビックリした……、首筋辺りにビリっときて……静電気かしら?」

男「そ、そうですか。てか、気付いてない?」
女「?」

男「や、それより……、だ、大丈夫ですかっ!(キリッ」
女「は?えぇ」

男「えーっと、な、何か変化は?(キリッ」
女「さっきから何なんですか?からかってるんですか?」

男「め、滅相もございません!お忙しいところ申し訳ありませんでしたー!」

女「何なのよ一体……」

0015以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/05(金) 04:19:46.79ID:8IdoFHMHO
天「どーでしたか?ワタクシのスナイプぶりは?13番の人も真っ青でしょ?」

男「どーもこーもあるか!オレが真っ青になったわ!」

天「や、でもバッチリ命中しましたし、いい感じになったんじゃないですか?」

男「なんもないわ!つか結局怒られたし、今日は散々だ!」

天「あるぇ~?超ラブラブ愛してる状態になるはずなんですけど……」

男「全然普通!変化なし!」

天「ウ~ン、おかしいなぁ」

男「おかしいのはアンタだろ!オレ的には超頑張ったんだ!うわあああん!」

天「お、落ち着いて。いい歳こいて泣かないでくださいよwww」

男「もう帰ってくれよ!」

天「はぁ、一応調べて見ますね。でもなぁ、確かに当たったしなぁ」

男「もういい……、こうなったら徹夜で積みゲーやる!やっぱり二次元しかない!みんなゴメンよおおお!」

0016以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/05(金) 04:40:46.21ID:8IdoFHMHO
チュンチュンチュン
男「……無常だ」

チュンチュンチュンwwwwww
男「だぁあああ!うるせー!」

通行人「……」

男「あ、すいません……」

池「おーい!朝から何してんだぁ?」
男「……発声練習」


池「おじゃまー!しっかし相変わらずキタネー部屋だなwww」

男「うるせー、いいんだよ!どうせお前くらいしか来ないんだから」

池「ですよねー」

男「で、朝っぱらから何の用?」

池「いやぁ、飲み屋の姉ちゃんが帰らしてくんなくてさぁ」

男「あ、そ。しね。氏ねじゃなくて死ね」

池「そんなこと言うなよー、男ちゃーん、ひーどーいー」

男「キモい。やめろ」

0018以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/05(金) 05:09:40.80ID:8IdoFHMHO
池「それはそうと、今日は休み?」
男「そうだけど」

池「ごうこん!い か な い か ?」
男「い か な い」

池「えーっ?」

男「どうせアレだろ?引き立て役。……刺身のツマ、ガリ、パセリ、ラッキョウ」

池「おいぃ、今日はいつになくネガティブだな。大丈夫大丈夫。普通に2対2の飲みだから」

男「……どうでもいい。三次女に興味ないし」

池「ぐ……、そういやぁお前髪伸びたなぁ。カットしてやろうか?」

男「お?いつもスマンのぉ」

池「その代わり飲み会付き合えよ。昔から指名してくれる娘で断れなくて」

男「……」

池「今回だけ!頼む!」

男「……しっかりカリスマカットしてくれよ」

池「オッケー!男ちゃん、チュキチュキ!」
男「いや、ホントにキモイの。やめて!」

0019以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/05(金) 05:30:16.73ID:8IdoFHMHO
客子「あ、イケメンさーん。こっちこっち」

池「ごめんねー。ちょっと遅れちゃって」

客子「ダーイジョウブー。……えーっと、お友達の方ですかぁ?」

男「あ、ども。男です」

客子「あははは、なんかオカシーwww客子でーす、ヨロシク!」

池「いやぁコイツ人見知り激しくてさぁ。あれ?もう一人来てるんじゃないの?」

客子「お化粧直しですのよ」

池「なる。んじゃオレらもドリンク頼もうか。何にするよ?」

男「えっ?あー、んー……ジントニックで」

池「ですよねー。すいませーん!……ジントニック2つ」

男「ちょ!え?いっつも生からだろ!?」

池「いいじゃんかよぅ。たまにはお揃いにしたくなるの」

客子「あははは、キモーイ!」

男(ダ、ダメだ……スイーツすぎる!誰かタッケテー)

0022以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/05(金) 06:10:53.75ID:8IdoFHMHO
客子「じゃあ、まだ独立とか考えてないんですねー」

池「そーそー、オレなんかまだまだだよ」

客子「ワタシは全然イケてると思いますけどね」

池「あざーす!あれ?グラス空いてるぞ?すいませーん」

男(なんだ?このポルナレフAA的状況は!)

池「女さんも同じのでいい?」

女「あ、はい。お願いします」

男(なんで主任さんいるの?ねぇなんで?)

客子「女と男さんが同じ職場の同僚とはねぇ。世の中狭いですねー」

池「いやぁ、ホントにね。こんな素敵な上司と仕事がしたい!女さん、今日は無礼講でいいよね?」

女「えっ?……そうですね」

池「だってさ?」
男(いや、目がそう言ってないよ!こええええ!)

女「お酒の席ですからね」

男「だ、だよn」
女「限度ってものもありますけどね」
男「ですよねー」

0024以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/05(金) 06:33:21.98ID:8IdoFHMHO
男「このままトイレで一晩……有り得ん」

天「そうですとも!今が好機でしょうが!」

男「うわああああ!ってどこから出てくんだよ!」

天「心配で後つけちゃいました。テヘッ」

男「テヘッ、じゃねぇ!いきなり上から現れてビックリしたわ!」

天「け、結構シンドイです。足がつりそう」

男「……汚い日の出だなぁ」

天「ひ、酷いっ!とりあえずそっち行っていいですか?」

男「いや、とりあえず出よう、だろ!なんでこんなオッサンと個室で同席しなきゃならんのだ」

天「そう言う意見もアリですね。……よっと」

男「アリっつーか、それしかねーよ」

0025以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/05(金) 06:45:02.34ID:8IdoFHMHO
男「で、なんなの?手短にヨロ」

天「あ、例の狙撃、シアハートアタックですが」

男「それ今名付けただろ。堂々とパクるな!」

天「イエス!で、アレの効果なんですが、技術局に問い合わせたところ『食らったらどんな人間もイチコロ』だそうです」

男「全然そんな気配ぞか。、本当に。これっぽっちも」

天「んー、おそらく『ツンデレ』と言うヤツでは?」

男「明らかに『ツン』しかないぞ。かなりの殺傷力を持った、な」

天「『デレ』をストック中だとしたら……、うはwww凄いことになりそう」

男「ストックとかアリなのかよ……、じゃあさ、放出方法は?」

天「さぁ?そんなの聞いたことないし」

男「ホント使えねーな。あの鉄壁の守りは崩せるのか?ムリゲーすぎる」

天「チート的なことしてもツマンナイでしょ」

男「アンタは自分の存在がチートだともっと意識しろ」

0027以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/05(金) 07:28:18.81ID:8IdoFHMHO
池「じゃあまた、機会があったらっつーことで!」

客子「絶対ですよー。またお店行きますね」

池「うーい。女ちゃんもいつか来てね」

女「はい。機会があれば」


池「と、半分お通夜の合コンが終わった訳だが」

男「はぁ、明日仕事行きたくねーなぁ」

池「そんな悪い娘には見えなかったけどなぁ」

男「お前は知らないからそんなこと」

池「でもかなりキレイな娘だったなぁ。うなじが色っぽかったわぁ」

男「あぁ、そう言えばいつもと髪型違ったしな」

池「……張り合いがねぇな。よっしゃ!もう一件行くぞ!」

男「は?なんでそーなるの?」

池「だまらっしゃい!お前に三次元の素晴らしさを教えてやる!」

男「勘弁してくれ、もうクタクタなんだよ……」

0028以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/05(金) 07:38:21.26ID:8IdoFHMHO
男「あぁーだるー」

女「おはようごさいます」

男「ひょっ!おは、おはようごさいます!……昨晩はすいませんでした」

女「……以外でした」

男「へ?」

女「男さんが、あんなチャラチャラした人とお付き合いがある、ってことです」

男「や、あの、ですね」

女「なんですか?」

男「ア、アイツはあんな見た目ですが、根は真面目で、仕事に一生懸命で……見た目と言動がちょっと軽いだけなんです」

女「あ……」

男「いや、本当に、悪いヤツじゃないんで。それだけです」

女「待って!何か誤解されてるようなので訂正します。池さんを悪く言ったつもりじゃないんです。その、何と言うか……」

男「そ、そうなんですか?すいません、はやとちりしちゃって。す、すいませんでした!」

女「あ、ちょっと!」

男「あー、朝から心臓に悪いわ……しっかし、アイツは相変わらずモテるなぁ」

0032以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/05(金) 08:29:49.84ID:8IdoFHMHO
男「はぁ……うおっ!」
天「天使は淋しくなると死んじゃうんです……」

男「人ん家のドアの前で体育座りとかマジやめて。心臓麻痺でこっちが死ぬ」

天「最近どうすか?」
男「は?特に何も。あ、キューピッド関係?」

天「当たり前d」
男「古い!なーんもなし。強いて言うならターゲットのターゲットが決まったくらい?」

天「えっ?よくわかんない」
男「仕草にイラッときた。要するに女さんが池に興味を持ったようです」

天「えー」
男「オレが言いてえよ!」

天「納得いかないなぁ。そんなこと有り得ないのに」

男「実際有り得てるし。もういい?メシ食って二次元便に乗りたいんだけど」

天「……本当にそれでいいんですか?」

男「いや、どうしようも」
天「本 当 に ?」

男「顔近ぇ。加齢臭が……うぇっ」

天「なみだくんこんにちわあああん!」

0035以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/05(金) 08:46:34.56ID:8IdoFHMHO
男「ふあーあーあー……むにゃ」

学「……マジウケるしwww」

男(あの視線の先は……、まぁオレだわな。もう慣れたから今更だなぁ。……むしろ若いオナゴの視線ハァハァ)

トントンッ

男「んあ?ぎょっ!」

女「起きて、ますよね?しかし、ちょっと驚きすぎじゃないですか?」

男「う?えっ?な、なんで?」

女「車を修理に出したのでしばらくバス通勤です」

男「そ、そうなんですか……はっ!す、座りますか?」

女「いえ、私よりも他のキャッ!」

男「どっどどど」

女「すみません。……バランスを崩してコケそうになっただけです」

男「やっぱりかわりまし」
女「お断りします」

男「ですよねー」

0042以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/05(金) 09:21:15.27ID:8IdoFHMHO
男「らっしゃーせーらっしゃーせー」
池「やる気のなさ全開だなwww」

男「お?らっしゃいネギ坊主!仕事サボリか?」
池「んなわけない。店の待合席のテーブルとソファーを新調しようってことになってな」

男「ほうほう、それでそれで?」
池「一応写メ撮ってきた。こんな感じの、てかお前が接客すんの?」

男「まぁこっちこいよ!ゆっくりしていってね!」


男「これかぁ。天板と棚板がガラス造りでオサレ感はいいんだかなぁ……」

池「なんかあんのか?」
男「足が脆い。つかこのメーカーの全部ボロい」

池「ぶっちゃけすぎだwww怒られても知らねーぞ」

男「いーんだって。それより、こっちのカタログの」
池「あ」

男「これこれ、一応要望に応えつつ造りも問題なし。儲けが殆どないけどな」
池「……ども」

男「おい、聞いて」
女「随分と仕事熱心ですねぇ」

男「はいぃ!粉骨砕身頑張ってる次第でありますです!」

0045以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/05(金) 09:34:05.81ID:8IdoFHMHO
池「へー、コレいいスねー」

女「値段もお手頃だと思いますよ。3Pソファーで一番人気の商品ですね」

男「……」

女「何かありますか?」

男「いえ、その、部門外なので……」

女「何か言いたそうですが!」

男「う、そ、そうですね。敢えて言うならリクライニングがちょっと……」

池「ちょっと?」

男「うん、まぁ、ちょっと良くないな。ステーの取り付けが適当だからよくクレーム、が、出たりなん、かしちゃ、ったりして」

池「……歯切れ悪いな。ちなみにオススメは?」

男「えーっと……(チラッ」

女「ジーッ」

男「(うへぁ)あ、あくまで個人的な意見だが、コレ、かな」

池「んじゃそれで」

男「おいいい!即決すんな!」

0049以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/05(金) 09:45:31.20ID:8IdoFHMHO
男「んじゃコレ書いて」

池「店の住所か。えーっと……」

女「男さんはなんでこちらの商品をオススメしたのかしら?」

男「えーっと、ですね。昔、処分品を暇つぶ、じゃなくて勉強がてら分解しまして、まぁスツールのギミックとか安い割には、しっかりしてるなぁ、と」

女「そう……」

池「あい、一丁あがり!配達時間指定してないから任すよ。お前来る?」

男「ねーよwww配達は運送会社が持ってく」

池「なる。しかし、お前ゲーム以外も結構知ってるんだなぁ。惚れ直した」

男「ちょ!」

女「その、当人同士がいいなら性別は……しょうがないですね」

池「ですよねー」

男「ちがががが」

0050以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/05(金) 09:56:33.82ID:8IdoFHMHO
池「どうですか?」

女「何がですか?」

池「いやぁ、以外な掘り出し物だと思いますぜ。お嬢さん」

女「何のことかサッパリわかりませんが」

池「はー、んじゃ勝手に曲解しときますね。まぁ外見はちょっと好みが分かれますね。いや、ちょっとどころじゃないか?」

女「フフフ……」
池「ん?」

女「いや、お互いがそう思ってる友達ってのも、そうはいないんじゃないでしょうか?」

池「えっ?ははぁ、まーた余計なことを」

女「池さんなら引く手数多でしょうね」
池「そりゃこっちの台詞!全く、もっと遊んでもいいんじゃないの?」

女「性格ですから」
池「もったいねー」


男「はいはい、コレが最新のカタログ、と。お邪魔しました」

池「何言ってんだよ。はい、ありがとさん。じゃーな」

男「おう!じゃなくて」
男・女「ありがとうございました。またのご来店、心よりお待ちしております」

0056以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/05(金) 10:27:06.18ID:8IdoFHMHO
天「おひさ」

男「全然だ。ホント全然だ」

天「昨日は中々イイカンジだったようですねwww」
男「は?」

天「いや、例の彼と。……ポッ」

男「いや、ホント大したプロデューサーだ」

天「と、冗談は置いといて。効いてる効いてる。バリバリ脈アリですよ!」

男「どこをどう解釈すればそうなるんだよ……」

天「間違いなかです。そろそろコチラからもアクションかけましょう!」

男「だから無理だっつーの。あ、バス来る!」

天「能動的にいきましょう!後、お誘いがあれば必ず受けること!女性に恥かかせたらダメですよ!」

男「あー!はいはい!……頑張れオレの両足いぃぃぃ!」

0058以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/05(金) 10:33:50.83ID:8IdoFHMHO
男「……」

女「……」

男「……あの」

女「はい」

男「眠かったら寝てもいいですよ。後2時間くらいかかりますし」

女「いえ、仕事中ですから」

男「そうですか……あ、ラジオ聞きます?」

女「結構です」

男(あああ、やりづれえぇぇ。なんでオレご指名な訳?運転なんて誰でもできるじゃん)

女「この移動商品ですけど、色を間違えて発注されてますね」

男「はぁ」

女「発注者は男さんのようですけど」

男「責任は果たすためにありますから最後までキッチリ運びますよ!」

0059以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/05(金) 10:49:10.84ID:8IdoFHMHO
老「お?どしたんな?こがーなとこまで」

男「あ、老さん。お久しぶりです。まだ引退してないんですね」

老「ほーなんよ。ワシも辞めたいんじゃけど、資材の扱いできるもんがおらんけーのお」

男「辺境の地ですからねぇ。姥捨山?」

老「お前は相変わらず顔も口も悪いのー。その調子じゃまだ嫁さんもろーとらんのじゃろ?」

男「メクソハナクソ」

老「さっき一緒におったお姉ちゃんはどうなんや?えらいベッピンさんじゃけーもう予約済みなんかのー」

男「あー、どうなんだろ?」

老「ま、お前とじゃ釣り合わんの」

男「余計なお世話すぎる」

老「まーアレよ。オマエは通好みのナリに性格じゃと思っとけや。じゃないと救いがないわいのぉwww」

男「なんでこんなとこまで来てジジイの小言聞かなきゃいけない訳?」

老「お前には敬うって文字がないんか!」

男「あー、お説教さんきゅーべりまっちょ」

0060以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/05(金) 10:59:14.77ID:8IdoFHMHO
男「……」

女「……コクコク」

男「……」

女「……ガクン!ひゃっ!」

男「おっ!?」

女「ね、寝てまひぇんお!」

男「さ、さいですか……あの、ココんとこがですね?」

女「……う?あ!お、御見苦しいものを(ゴシゴシ」

男「い、いえ。……あの仮眠くらいならいいんじゃないでしょうか?ボクは運転好きなんで気になりませんよ?」

女「し、仕事中ですから!」

男「はぁ……(もう三回目なんだけどな……しかし、ちょっと萌えてしまった。絶対「お!」って言ったよな?」

女「何かおかしな事でも(ギラリ」

男「い、いえ!何もないであり、予定は滞りないであります?」

女「ですよね」

0064以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/05(金) 11:13:19.45ID:8IdoFHMHO
天「はーい。呼ばれて飛び出てうんたらかんたらー!」

男「お呼びでない。失礼してください」

天「いやいや、一週間ぶりくらいじゃないですか。ちょっと私用で……むふ」

男「ホントいらないから。喋ったら……ズドン!だぜ?」

天「マイ!スウィィト!ベイ」

男「ズドン!ズドン!ズドン!オラオラオラ……」

天「ちょ!たっ!ぶべらはべらっ!」

男「ハァハァ……」

天「うぐぅ……気は、済んだかね?」

男「……ちょっとだけ」

0067以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/05(金) 11:25:10.29ID:8IdoFHMHO
天「と、本題に入りましょう」

男「何、人の鞄漁ってんの?ドロぶげぁっ!」

天「ヤるときゃヤりますよ?……これは、映画のチケットですね」

男「お客さんから貰ったんだよ。そんなの見ねえし。池にやろうかと」

天「……萌空?スイーツ()笑ってヤツですかね?」

男「ズレてるズレてる。そうだよ。かなり有り得んヤツだ。まだ  ゲんがマシ」

天「女さんを誘」
男「あの人の性格でコレは本当にない!オレの趣味だと思われるのもイヤだ!つまりゴミ。おーけー?」

天「ヤーヤー。うーん、でも勿体ない様な気が……」

男「じゃあそれやるからなんか用意してくれ」

天「コレを?ウチの奥さんと?ないでしょwww」

男「じゃあ人にススメてんじゃねーよ!」

0082以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/05(金) 16:29:02.29ID:8IdoFHMHO
男「はぁ、やっと帰れる……」

バ「お疲れ様でしたー。あれ?……なんか落としましたよー」

男「あ、お疲れ様でえぇぇぇ!」

バ「男さん、こーゆー映画見るんですね。……意外www」

男「そ、それはお客さんに貰って……、とにかく黙って渡すんだ。き、今日みたことは、た、他言むむよよ」

バ「キャーッ!」

女「どうしたのっ!?」

バ「お、男さんが……」

男「えっ?いや、違っうぼあっ!」

女「ふぅ」

バ「女さん、容赦ないですね……」

女「昔、格闘技をちょっとね……、一応手加減し、あれ?」

バ「ピクリともしませんが……」

女「えっ?ちょ!男さーん!」

バ「お先に失礼しまーす……」

0083以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/05(金) 16:35:45.82ID:8IdoFHMHO
男「うぅ……納豆に砂糖はやめ……はうあっ!」

女「あ……良かった……」

男「あ、あれ?なんで事務所で寝てるんだ……ん?んー」

女「……えーっと、お、お疲れのようですね」

男「あ、す、すいません……居眠りしちゃったみたいで。ご、ご苦労様、です」

女「施錠しなきゃいけませんし、そろそろ帰りましょうか」

男「はい……うわっ、9時過ぎてるし」

女「あ、あれ?男さんってそう言う映画好きなんですか?」

男「は?うおっ!な、ななんでズルッと出て来て、や、違うんス。これはお客さんいただいたモノで、ボクの趣味じゃ……」

女「へー」

男「いやいや、本当に。し、処分しようかと……正直困ってる次第で」

女「じゃあ……、うん。も、勿体ないですしせっかくなんで」

男「???」

0084以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/05(金) 16:48:12.77ID:8IdoFHMHO
池『イヤだ』

男「そこを何とか頼むよ、マジで」

池『ヤだ』

男「正直二人キリとか耐えられんス。ツヌ」

池『ヤ~だ~』

男「残り二人前はオレが自腹、メシもオゴリます。いえ、是非オゴらさせてください!」

池『やだやだやだ!』

男「いや、マジで。一対一とかホント無理。考えただけで昼飯が……っうぇ」

池『はあああああ、サシでガツンと行ってこいよ!ホント、ヘタレだな!』

男「フヒヒwwwサーセンwwwwwww」

池『……呆れて物も言えん。まぁ予定が決まったら連絡くれ』

男「マ、マジすか!ありあーす!流石だな、イケメン」

0085以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/05(金) 16:49:23.26ID:8IdoFHMHO
天「いえすっいえすっいえぇぇぇす!」

男「あーうざー」

天「この一歩は人類にとっては小さな一歩だがアナタに」

男「はいはい、わーったっつーの!」

天「しかし、よくそんな神展開になりましたね」

男「だなぁ。イマイチ記憶にないんだが」

天「スイーツ(笑)」

男「ホントなんなの?オレの胃に穴を空けるのがアンタの仕事な訳?」

天「つい嬉しくて……、んじゃ具体的なチョメチョメプランを」

男「おい。早過ぎだろ。大体たまたま、偶然に出来事が重なっただけだ」

天「神様的なワタクシが関わってることに偶然なんてありません!全ては必然」

男「ふーん」

天「ちょ!どこ見てんですか!これは、その、悲しき宿命。哀愁の原野……」

男「バーコードの宿命、か。仕事クビになってもキューピッドの求人はやめとくよ」

0086以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/05(金) 17:07:14.91ID:8IdoFHMHO
池「うへ、あちー」

客子「うあ、ホントだ凄い熱気」

男(あいたたた、寝違えたかな?)

池「しかし、あの映画を見て、どう思う?」

客子(友)「スゴク……、強引です」

女「かなり無理がありましたね……」

男「(ヤベ、殆ど見てなかった)えーっと、嫌な、事件だったね……」

池「なんだそりゃ。しかし、なかなか予定が合わなくてスッカリ夏になっちゃったねぇ」

友「ですねー。これからどうします?」

池「夕飯には早過ぎるし、どうするよ?」

男「は?オレに振るなよ。お任せします」

女「あの……、それじゃあ行ってみたいとこがあるんですが……」

池「お?どこどこ?オジサン張り切っちゃうよ?」

女「ちょっと一人じゃ行きづらくて、その、あんまり面白くないかも知れませんが」

友「えっ?ひょっとして、いや、まさか」

0087以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/05(金) 17:23:06.57ID:8IdoFHMHO
池「し、渋い……『日本侍展』か」

友「その発想は……、いや、有り得ないでしょ」

男「いやー、天下五名刀ってホントにあるんですねぇ。色々眼福でした」

女「あー良かったぁ。男さん、意外に詳しくてビックリしました」

男「そ、そんなディープじゃないですよ(ゲームで見ただけだし」

池「ふーん……あ!最初はグー!ジャンケンポン!」

三人「は?……あ」

池「おほ、一発で別れた。んじゃこっからはタイマンデートで」

男「ちょ!むむむ無理ムリ」

池「だって二人だけ盛り上がってツマンネーもん」

友「確かに……、ワタシ達そんなジジババ趣味ないしぃ」

女「友ぉ……(ピキピキ」
友「こわ!さー池さん!逃げましょー」

女「あ、ちょっと待ちなさい!」

男「えっ?いや!マジで待って!」

0089以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/05(金) 17:54:38.67ID:8IdoFHMHO
男「あ、っと……(ど、どうしよう。……よし。急に腹が痛くなったので」

女「はぁ、困りましたね」

男「でっですよね、困りますよね。それ、じゃあわあ!」
天「カバディカバディ……」

男「な、なにをやってるだー!」

天「逃がさない。絶対にだ!」

女「えーっと、お、お知り合いですか?」
男「あ、え、し、親戚のオジサンです」

天「おおおとこくんじゃないかこんなところであうなんてぐうz」

男「何が望みなんだ?」
天「か、肩がが、意外に握力あるね」

男「オジサン、早く病院に帰りましょう」

天「ちょっとちょっと!いや、実はさ、奥さんと食事の約束してたんだけど」

男「嘘ですよね?また夢見てるんですよね?奥さん、モニターの中に引きこもってるんですよね?」

天「近っ!近い顔近い……ポッ」

女「?」

0097以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/05(金) 20:07:38.83ID:8IdoFHMHO
池「うへ、あちー」

客子「うあ、ホントだ凄い熱気」

男(あいたたた、寝違えたかな?)

池「しかし、あの映画を見て、どう思う?」

客子(友)「スゴク……、強引です」

女「かなり無理がありましたね……」

男「(ヤベ、殆ど見てなかった)えーっと、嫌な、事件だったね……」

池「なんだそりゃ。しかし、なかなか予定が合わなくてスッカリ夏になっちゃったねぇ」

友「ですねー。これからどうします?」

池「夕飯には早過ぎるし、どうするよ?」

男「は?オレに振るなよ。お任せします」

女「あの……、それじゃあ行ってみたいとこがあるんですが……」

池「お?どこどこ?オジサン張り切っちゃうよ?」

女「ちょっと一人じゃ行きづらくて、その、あんまり面白くないかも知れませんが」

友「えっ?ひょっとして、いや、まさか」

0098以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/05(金) 20:08:53.89ID:8IdoFHMHO
池「し、渋い……『日本侍展』か」

友「その発想は……、いや、有り得ないでしょ」

男「いやー、天下五名刀ってホントにあるんですねぇ。色々眼福でした」

女「あー良かったぁ。男さん、意外に詳しくてビックリしました」

男「そ、そんなディープじゃないですよ(ゲームで見ただけだし」

池「ふーん……あ!最初はグー!ジャンケンポン!」

三人「は?……あ」

池「おほ、一発で別れた。んじゃこっからはタイマンデートで」

男「ちょ!むむむ無理ムリ」

池「だって二人だけ盛り上がってツマンネーもん」

友「確かに……、ワタシ達そんなジジババ趣味ないしぃ」

女「友ぉ……(ピキピキ」
友「こわ!さー池さん!逃げましょー」

女「あ、ちょっと待ちなさい!」

男「えっ?いや!マジで待って!」

0101以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/05(金) 20:16:09.06ID:8IdoFHMHO
ついでに続きあげる。

男「あ、っと……(ど、どうしよう。……よし。急に腹が痛くなったので」
女「はぁ、困りましたね」

男「でっですよね、困りますよね。それ、じゃあわあ!」

天「カバディカバディ……」
男「な、なにをやってるだー!」

天「逃がさない。絶対にだ!」

女「えーっと、お、お知り合いですか?」
男「あ、え、し、親戚のオジサンです」

天「おおおとこくんじゃないかこんなところであうなんてぐうz」

男「何が望みなんだ?」
天「か、肩がが、意外に握力あるね」

男「オジサン、早く病院に帰りましょう」

天「ちょっとちょっと!いや、実はさ、奥さんと食事の約束してたんだけど」

男「嘘ですよね?また夢見てるんですよね?奥さん、モニターの中に引きこもってるんですよね?」

天「近っ!近い顔近い……ポッ」

女「?」

0102以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/05(金) 20:16:51.64ID:8IdoFHMHO
男「ひえー……」

女「あの、すいません。連れが予約をとってたんですが来れなくなりまして」

店「いらっしゃいませ。テエェンリックキュピッド郎様ですね?お電話いただいております。こちらへどうぞ」

男「どんな名前だよ……」

女「わ……、凄い……」

男「……なんだこのVIP待遇は」

女「一般席は利用したことあるんですけど、ココは初めてですね……」

男「オッサン、財布大丈夫なのかよ……つかオレが大丈夫じゃない」

女「あの、さっきからブツブツ……」

男「いや、その……、正直マナーとかわかりません。すいません……」

女「フフ……、二人しかいないから気にしないで下さい」

男「あ、そスか……(て、ふたりきりああああ」

0103以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/05(金) 20:17:33.46ID:8IdoFHMHO
店「ラストのデザートになります」

女「ん~!おいしー」

男「はぁ……」

女「ジーッ」

男「ど、どうしたんスか?あ、うまいっス」

女「ホント、ぜーんぜん楽しくなさそうですねー」

男「そっそんなことは、まったり堪能してるですよ」

女「ホントかなー?いっつもいぃっつもよそよそしいし!ツマンネーおんなだと思ってるんでしょー」

男「???」

女「あーもう。色々損したー、あーあ」

男「か、絡み酒!?このワインそんなにキツいのか?」

女「ぷへぇ、酔って、ないれす!ふぃ。どーせわたすはツマンネーすよー」

男「あーはいはい。とりあえず出ましょう」

0104以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/05(金) 20:18:42.91ID:8IdoFHMHO
女「うーあー」

男「お願いしますから!しっかりしてください!」
女「なんなのよもーほっといてよー」

男「とりあえずお茶買ってきますからジッとしててください!」
女「うー……ウヘウヘヘ」


男「どれがいいかわからんからいっぱい買ってしまった……」

A「おねーさん、大丈夫?」
B「こりゃ介抱が必要でしょ、ウンウン」

女「んーあー?うるさいなあ」

男「げっ!……ちょ!ちょ、ちょっといいかな?オレのツ、ツレなんだけど」

A「は?えぇっ?ウソでしょ?」
B「冗談は顔だけ、いやもっとかなwww」

女「う?あーおかえりー。ん~(ギュー」

男「は?」
A「はぁ?」
B「はああ?」

三人「有り得ん!」

0123以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/05(金) 23:19:48.35ID:8IdoFHMHO
女「……おはようございます」

男「お、おはようございます」

女「ジロリ」
男「……ほ、本日はおひがらもよく」

女「男さん」
男「はい!」

女「昨日は、その、お世話になりまし、た?」

男「えっ?はぁ、どう致しまして」

女「や、やっぱり何かあったんですね!」

男「な、なっ何もないです!」

女「私の勘違いだと良いんですが……タクシー代とお茶代」

男「ほ……、よ、良かった」

女「記憶にない領収書とお釣り、飲みかけのお茶と大量の新品」

男(うっかりタクシーに乗せちゃったんだよなぁ。歩いてる最中に気付いたんだ……)

女「そ、その!醜態を晒してしまい、も、申し訳ありませんでしたー!」

男「わっ!……速っ。一応酒癖の悪い自覚はあるのか……」

0124以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/05(金) 23:28:57.85ID:8IdoFHMHO
天「ニヤニヤ」

男「キモいよ。何だよ。何か言えよ!」

天「いやぁ無粋かな、と。昨夜は……、ねぇ(グッ」

男「そのジェスチャーはやめい。そんな上手く行く訳ないだろ」

天「まーそこら辺は追い追い。しかし……、内弁慶ですねぇ」

男「う、うるせー。本当にオンナは苦手なんだ!」

天「……そう簡単にトラウマは治りませんか」

男「何で知ってんだよ……」

天「一応スペシャリスト、ですから」

男「そか」

天「ですから心配ご無用!バッチリキッチリ上手く行きますってば」

男「……」

天「それじゃ、また」

男「ん」

0134以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/06(土) 00:50:34.34ID:RvbXNnoDO
男(あー7月も終わりか……)

女「ちょっといいですか?」

男「はい、何でしょうか?」

女「この商品なんですが、何か問題でも?」

男「あー、これはですね。……で、一応クレーム状況の記録とってますから、事務所のパソコンで見てみますか?」

女「お願いします」

男(あれから特に何もなく、相変わらずだなぁ。オッサンは旅行行っちまったし……、まぁ妙な期待はすんなってことだよなぁ。これを機にシッカリ現実を見て、逃避しようそうしよう)

0136以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/06(土) 00:59:21.11ID:RvbXNnoDO
男「……そんな訳で材質にも問題があるんですけど」

ガチャリ

女「失礼します」

男(バイトの面接中か)

女「この型番のデータお願いできますか?」

男「わかりました。プリントアウトしますね。……えーっと、いらない紙は~」

?「あ」

男「ん?えっ?あああああ!?」

店長「な、何事!?」

男「いや、その、め、姪、さん、で?」

姪「うわースゴイ!大正解!流石お兄ちゃん!」

店・女「お、お兄ちゃん!?」

0138以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/06(土) 01:23:50.05ID:RvbXNnoDO
男「ったく、即採用でオレに押し付けるとか。どんだけー」

姪「まーまーいいじゃない。三年振りの再開!感動を分かち合おうじゃないの!」

男「はいはい。はぁ兄貴も義姉さんも適当すぎるぞ。年頃の娘を……」

姪「へっへっへっ、ピチピチの女子高生ですぜ、ダンナ」

男「いくら大学の下見で夏休みの間だけって言ってもウチはダメだからな!」

姪「えー?けちくせー。いーじゃんいーじゃん」

男「ウチはダメ!もうキャパシティーいっぱいなんだよ。あ、そうだ。池のところ行けよ」

姪「池さんかぁ、悪い人じゃないんだけどなぁ」

男「それがいいそうしよう。早速電話を……」

姪「こらー!無視すんなー!」

0139以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/06(土) 01:42:41.26ID:RvbXNnoDO
女「随分と楽しそうですねぇ」

男「げぇっ!主任!と、とりあえず売場はマズイ。バックヤードに入ろう」

姪「はーい」

女「私も展示品の用意があるので(キッ」

男(これは……、あぁまた怒られるのか)


姪「先程はどうも。義兄がお世話になってます」

女「あ、ど、どうも。……ちょっと混乱してるんですが具体的にどう言うご関係で?」

男「コイツはアニキの再婚相手の連れ子でして……」

姪「そうなんです。そう言う立場をいいことに昔はアレやコレや……よよよ」

女「ジトー」

男「ちょ!ある訳が!ある訳が!おーまーえーなー!」

姪「いたっ!いたたたた!」

0143以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/06(土) 02:28:30.35ID:RvbXNnoDO
男「と、言うことで」

池「りょーかい。しかし姪ちゃん、また一段と可愛くなったねー」

姪「それ程でもありますよー。池さんは相変わらずで……」

池「これは一種の病気だな、うん。お前の存在がこの娘の美的感覚を破壊したのだ」

男「待て。アニキ夫婦を考えろ。遺伝だ。設計ミスなんだよ」

姪「まー失礼しちゃう!そんなことない!」

男「男を見る目だけが歪んでる、ってのも訳わからん」

池「んじゃ三人でメシ行く?」

男「まだ残業あるんだわ。誰かさんのせいでなー」

姪「何?その熱い眼差しは?……はふん」

男「ダメだコイツ。何とかしないと」

姪「まーあんまりお邪魔しちゃ悪いし。今日は池さんで我慢しとく」

池「やれやれだぜ。しかし、慣れてないからダメージが……」

男「にちじょーちゃめしごと。んじゃヨロシク」

0144sage
2009/06/06(土) 02:37:20.36ID:RvbXNnoDO
男「ああオワタオワタ。ん?なんじゃこりゃ?……ふーん。花火大会ねぇ。無縁すぐる」

ガチャリ

女「失礼します、あら?お疲れ様です」

男「お疲れ様です」

女「……あの娘、夏休みの短期アルバイトらしいですね?」

男「そ、そうらしいです。大学見学のついでにココらに滞在するようで(ぐああああ、気まずい!」

女「……職場で『お兄ちゃん』は控え様にお願いします」

男「と、当然です!よーっく言っておきますから!」

女「……花火大会」

男「へっ?」

女「それ、行かれるんですか?」

男「ま、まさかぁ。一人で行く勇気ないですよ」

女「……そ、それでしたら!」

0149以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/06(土) 04:10:34.34ID:RvbXNnoDO
男「ぼへー」

姪「む、難しい……、ココがこーで、コレは」

男(なんでOKしたんだオレは!……ベリーハードモード、いやエキスパート?つか、アレ?そもそもなんで誘われたんだっけ?)

姪「もしもーし、聞いてるー?」

男「はっ!あ、ああ。ってなんじゃこりゃ!ちゃんと説明書見てんのか!」

姪「見てるけどムズイんだよー。ちゃんと手取り足取り、なんなら他のも……ポッ」

男「バカもん。あー、これ外せるかなぁ」

姪「ごめんなさーい。許して?」

男「うひょっ!くすぐったい!『の』の字を書くな!」

姪「よいではないか、よいではないか」

男「やめっ、ギャーッ!」

姪「大袈裟だなぁwwwキャーッ!」

女「お二人さん、少しお時間宜しいかしら?(ゴゴゴ……」

0150以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/06(土) 04:13:36.81ID:RvbXNnoDO
天「ぐどぅいぶにんぐ!」

男「おー久しぶ、黒っ!焼きすぎだろ!」

天「しげる並でしょ?」

男「しげ……ってない、よ?」

天「目と目を合わせましょう。ね?上過ぎ」

男「なんか……、初めていいタイミングで現れたな」

天「ん?なんぞ?」


天「なるほど。それは驚くべき変化、と言うべきか。当然と言うべきか」

男「ようやくキューピッド効果が出て来たようだな」

天「んー、いや、そう言う訳でもないんですがね」

男「は?何言ってんの?やっとこさ、だろ」

天「ま、いいでしょう。で、相変わらずヘタレなのでタイマンは無理、と」

男「一言多いわ!いっつも思うけど、本当に応援する気あるのかよ……」

0153以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/06(土) 05:39:35.78ID:RvbXNnoDO
姪「男さーん!」

女「姪さん。走り回らないように」
姪「すいません。それよりコレ!さあ行こう!やれ行こう!」

男「花、火……大会、だとっ!」
姪「どーせ夜はゲームばっかしてんでしょ?たまには外出しよーよー」

男「いや、それが、だな」
女「コホンッ!男さんは私と先約がありますので」

姪「えっ?ウゾ!……本当?」
男「……みたいです」

姪「ふーん……、でも普通の人がおに、男さんを好きになるってアリエナイんですけど」

男「ちょいと失礼ですぜ、お嬢さん」

女「なっ!す、好きとかそんなの関係」
姪「あ!じゃあみんなで行きましょう!ね?」

女「は?」

男「そ、それがいい!そっちんが楽しいだろうし」

姪「わーい!やたー!」

女「ギロリ!!」

男「ぴぃっ!」

0164以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/06(土) 09:47:25.33ID:RvbXNnoDO
池「これは予想外」

男「普通、この手のイベントフラグが折れるとか有り得ないんですけど」

姪「いきなり降ってきたねー。あーあ、せっかき浴衣着付けてキレイにしてもらったのにいぃぃ」

女「ハァハァ、ふぅ……すいません。遅れてしまって」

池「ばんわんこ。さっき着いたばっかだからオケオケ」
男「こりゃ駅から動けんなぁ」

姪「人が多くて蒸れるー」
女「……残念です」

池「(ジロジロ)しっかし、ホントいい女だなぁ。普段からそんくらいキメててもいいんじゃない?」

女「美容師と違って目立つ仕事じゃないですから」

姪「(ペタペタ)ま、まだ発育途中だし!負けたとか思ってないんだから!」

女「?」

男「(パタパタ)あぢー……」

女「ジロリ」

0165以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/06(土) 09:48:26.98ID:RvbXNnoDO
池「お前もなんか感想はないんかい!蒸し風呂に舞い降りた二人の天使!さぁ!」

男「へぁ?う、あーよくお似合いだ、と思います」

女「……どうも」

池「かぁーっ!なんだそりゃ!もっとこう、ねーのかよ!」

男「無茶言うな!オレはお前と違って口が回らねーんだよ!キレイですねって形容詞くらいしか思い付かんわ!」

女「本当ですか!」

男「わっ!……はい。大変オキレイでございます」

女「……ありがとう、ございます」

池「あれ?オレん時と明かに反応違わなくね?」

姪「ちょっと待った!ワタシはワタシは?」

男「えっ?いや、うん。充分カワイイぞ……(ジーッ」

姪「エヘヘヘ……う?」

男「まぁ、元気出せよ」

姪「ドコ見てっ!?結局オトコは    かよー!うわーん!」

0190以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/06(土) 18:24:11.25ID:RvbXNnoDO
池「もう無理だな。今日は帰ろうか」

姪「えー」

男「えー、じゃない。それ貸衣装だろう?汚すのイクナイ!」

姪「ぶー」

池「降り過ぎ!んじゃ姪ちゃんはオレと店に戻ろうか」

姪「しょうがないなー。つ、次は負けないんだから!後、抜け駆け禁止!」

女「えっ?き、気をつけてね」

男「なーに言ってんだよ。全く!」

0191以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/06(土) 18:25:12.37ID:RvbXNnoDO
男「……」

女「……」

男「そ、それじゃあ我々も帰りますか!」

女(きゅっ)

男「へっ?シャツに何か?」

女「……お」

男「お?」

女「お腹、空いてませんか?」

0192以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/06(土) 18:26:48.97ID:RvbXNnoDO
男「うーむ、人多いですねぇ」
女「そうですね。同じ様な人達もいるようですし」
男「確かに。浴衣姿の人もチラホラ……」

女「あの!」
男「はいぃ!」

女「今は、その、仕事中じゃない、訳ですから、敬語はやめて下さい」

男「は?い、意味がわからないんですけど」
女「なしで!」

男「はい!わかり、わかった……」

女「はい、お願いします」

男「えっと、な、なんで、かな?」

女「私の研修時代、覚えてますか?」

男「あー、うん。覚えてる。……オレが担当だったし」

女「そうです。一応先輩な訳で、一応尊敬してますし、一応」

男「なんかトゲがあるなぁwww」

女「む?当然です。今まで邪険にしてた罰です。……フフフ」

男(……しかし、全然雰囲気違うなぁ。スゲーキレイだし、色っぽいし、……    デカイし。あれ?なにこれ?相手普通の女の子だぜ?何考えてんだ、まったく……)

0193以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/06(土) 18:28:56.82ID:RvbXNnoDO
女「あの、……やっぱり怒ってますか?」

男「えっ?いやいや。つか邪険にした覚えなんてないんだけど……」

女「なっ!いつもギクシャク避けてるじゃないですか!……最近は慣れましたけど、最初の頃は凄いショックでした」

男「あ、う、ごめん」

女「いえ、私も何か粗相があって気を悪くされたのかと……怖くて聞けませんでした」

男「そっか……その、女さんは」

女「はい」

男「真面目だし、仕事はできるし、人気者だし……オレみたいな色々残念なヤツと仲良くしてると、ねぇ?」

バンッ!

女「それってどう意味ですか!」

0194以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/06(土) 18:30:05.49ID:RvbXNnoDO
女「……お騒がせしました」

男「し、心臓止まるかと思った……」

女「さっきの、誰かに言われたんですか?」

男「職場で?いや、そうじゃないんだ。つまり……」

女「つまり?」

男「ちょっと長くなるけどいいかな?」

女「はい」

男(あれ?オレは一体何を言ってるんだ?自分語り?昔の事なんて何もおもしろくないのに……なんか今日は変だなぁ)

0213以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/06(土) 22:15:35.84ID:RvbXNnoDO
男「昔は、いや昔からオレは生意気なガキでね、根暗でブサイクで、まぁいいとこない訳よwww」

男「いつも一人だったんだけど、それもそんなに苦痛じゃなかったんだ。今考えると病んだ子供だと思う」

女「……」

男「でね、ある時、小学校なんだけど、クラスで問題が起こってね。それが帰りのHRで話題になって」

女「何が……?」

男「うん、えっと、花瓶を割ったの誰だ?って。なんか知らないけど明かにオレが疑われたんだ。あ、当然オレはやってないよ」

女「えぇ」

男「みんな机に突っ伏してね、自己申告しろって。こん時ばかりは人の心が読めた気がする。もう、雰囲気が、ねwww」

男「そんでもう開き直ってさ、早く帰りたいし。元々友達らしい友達もいないし、これ以上孤立もクソもないだろ、オレでいいや。みたいな……」

女「そんな、そんなのって……」

0214以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/06(土) 22:16:31.47ID:RvbXNnoDO
男「しかし、これがなかなか軽率な行動で。うちの方は小・中学校がほぼエスカレーター。高校も近くにそれなりのとこがあってね」

女「まさか……」

男「うん、多分想像通り。そう言う話や噂も一緒にシフトしちゃって……外見や性格も問題ありだし、そう言うのも手伝って、もうねwww」

女「……」

男「なんとなく言いたいことはわかるよ。でもさ、何かを変えようとする気合いも根性も勇気もオレにはなかったんだ」

男「そんなオレにも一筋の光明はあったんだ」

女「え……」

男「池だよ。アイツだけはずっと変わらなかったなぁ。……うん、結構迷惑かけたんじゃないかな?」

女「そんなことが……」

0216以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/06(土) 22:20:41.38ID:RvbXNnoDO
男「まぁ流石に三十路前だし、あんまり気にしてないけど。つい、ネガティブになっちゃうのは、ちょっとしたトラウマかな?www」

女「私は」

男「ん?」

女「私は、その、全てをわかった風な偉そうな事は言えませんが……」

男「や、キミは充分立派だよ、本当に」

女「そんなことない!」

男「お、落ち着いて。頼むからさぁ」

女「す、すいません。……でも、そんなこと話てくれただけでも……」

男「ぜ、全然面白くないよね……ごめん」

女「だから……コホン!そ、その、ですね……」

男「あ、ごめん。電話だ。池?……もしもし」

女「……はぁ」

男「は?えっ?訳わからん。救急車って……そんなに酷いのか!」

女「えっ?ど、どうしたんですか!」

男「姪が……、とにかくすぐ行かなきゃ!」

0220以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/06(土) 22:51:03.28ID:RvbXNnoDO
姪「……」
池「……よく降るねぇ」
女「……そうですね」

ガチャ バタン

男「駄目だ。繋がらん。……まったくあの夫婦は何やってんだ」

池「まーまー落ち着けよ。コーヒーでも飲むか?」
男「いらん」

姪「……怒ってらっしゃる?」
男「当たり前だバカヤロウ!寿命が縮んだわ!」

姪「ついついハシャいじゃって。なはは」

池「オレがついてながら面目ねぇ」

男「片足骨折で済んだからまだいいようなものの……一歩間違えれば大惨事だ!」

姪「擦り傷も痛い。キズモノになっちゃった。クスン」

男「自業自得だ!はぁぁぁ……」

池「まーまー、……オレ一服してくるわ」

女「じゃあ、私も喉渇いたので……」

男「明日も仕事だろ?オレは一応泊まるからさ、二人は帰ってもいいよ」

0221以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/06(土) 22:52:24.80ID:RvbXNnoDO
池「そんなツレないこと言うなよー。もちっとだけ、な?」

女「私もお邪魔でなければ」

姪「たすかるー。二人きりだと襲われちゃうかもだし。ねぇ?お兄ちゃん?……今日は危険日だから。色んな意味で」

男「はぁ、もうね。疲れた。突っ込む気にもなれん」

池「オトコは狼……」

女「ま、まさか。流石に倫理的にも問題が……」

男「なにこれ?スンゲー集中砲火なんですけど」

池「カワイソウだからこの辺にしとくか」

女「本当に何か飲み物はいいですか?」

男「うん。ありがとう」

姪「ねくたーのピーチ飲みたーい」

男「だまらっしゃい!」

0235以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/07(日) 01:11:50.82ID:hIzZhV4HO
池「ぷひー、あー怖かった」

女「男さんがあんなに、本気で怒ってるの、初めて見ました……」

池「惚れた?」

女「……どう曲解したらそう言う返しになるんでしょうか?」

池「あるぇー?おかしいなぁwww」

女「むぅ。……池さんは男さんとは古いお付き合いだそうで」

池「そうだねぇ。腐れ縁、じゃないか……なになに?必要な情報は全部ゲロっちゃいますぜ?」

女「苦境を救ってくれた友人だそうで」

池「まーたアイツは……ん?昔の話、聞いたの?」

女「えぇ。半ば強引に……、古傷に触れる様な余計なことをしてしまいました」

池「でも、アイツが勝手に喋ったんじゃないの?」

女「そんな!……私のせいだと思います」

0236以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/07(日) 01:13:00.90ID:hIzZhV4HO
池「いや、なんとなく想像ができるよ。……小学校の時の話かなぁ」

女「酷い話だと思います。みんなで追い詰めて……」

池「やっぱ話してないか。アレね、犯人オレ」

女「……えっ?えぇっ!」

池「まぁ、アイツも話したみたいだし。オレもゲロっちゃうか」

女「ど、どういうことですか!……酷い」

池「まーまー、ちょっと落ち着いて。とりあえず聞いてもらえないかな?」

女「……」

0237以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/07(日) 01:15:05.28ID:hIzZhV4HO
池「ある時教室で野球ごっこみたいなのしててね、うっかり花瓶を割ったんだ。そん時はガキだったからさ、ビビりまくってた。」

池「んで情けないコトにその場にいたヤツらに黙っててくれって頼んだんだ」

池「ただ、男だけは無言で教室を出ていった。『アイツ、先生にチクる気だ!ヒデェヤツ!』って勝手に決めつけて。ヒデェのはオレだってのwww」
女「……」

池「それから後は気が気じゃなかったね。当然HRでその話題があがって、心臓はバクバク。あーオレ終わりだ。スゲー怒られて、みんなからハブられて……」

池「でもね、何故かアイツが犯人に名乗り出たんだ。本当に訳がわからなかった。なんでコイツこんなことしてんの?って」

女「……」

池「そん時にさ、ホント、情けないコトに安心したんだよ、オレ。でも、それと同時に一気に血の気が引いた。オレ何やってんだって」

池「アイツは凄いよ。全然表情を変えずに立ち上がって『ごめんなさい』って。何がだよ」

0239以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/07(日) 01:17:33.78ID:hIzZhV4HO
池「HRが終わって、みんなの視線を避ける様に出ていくアイツを追いかけた。『なんなんだよ!違うだろ!』って。そしたらアイツ『池くんはボクと違って人気者だから。ボクでいいんだよ』って」

女「……そんな」

池「アリエナイよねぇ。それ聞いて、何故か泣いた。もう色んな感情がゴッチャになって、パニック起こしたんだろうね。で、またアイツが言う訳よ。『大丈夫だよ、絶対誰にも言わないから』今考えると明かに小学生とは思えないガキだよなぁwww」

女「……」

池「その後、担任とこ行って、事情説明して、みんなに謝って」

池「でも、アイツの待遇は変わらなかった。むしろオレは正直者の勇者になっちまうし。もうね……」

池「とりあえず椅子ぶん投げて窓ガラス割った」

女「なんてことを……」

0240以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/07(日) 01:18:49.83ID:hIzZhV4HO
池「みんなスゲー呆気にとられてたなぁ。担任にはゲンコツ食らって、親呼ばれて。まぁ晴れて念願の悪者になれたからよかったけど。……はぁ、しょうもないねwww」

女「……その、男さんの傷は癒せるんでしょうか……」

池「わかんない。けど、そう言う気持ちがあるなら、アイツを信じて……裏切らないでやって欲しい。何かの力になってやって欲しい」

女「……はい。男さんがもっと前向きになるまでは、必ず」

池「惚れた?」

女「違います……な、『直した』です」

池「えっ?うそっ!えーっと、つまり……うはwww」

女「うぅ……」

0243以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/07(日) 01:21:10.29ID:hIzZhV4HO
男「何小躍りしてんだ、お前は」

女「わっ!いっ、いいいつからそこに!?」

男「えっ?今だけど。……あ!ごめん、お邪魔でした、ね」

池「おう。邪魔すぎる」
女「ちょ!」

池「このオレ様が、またしても華麗にフられた訳だからな」

女「えっ?」

池「姪ちゃんといい……、おかしいなぁ。調子狂うわぁ」
男「それで頭も狂った訳か」

池「なにがダメなの?なにが?」
女「えーっと、生理的に」

池「……凄まじいダメージなんですが」

男「ざまぁwwwwwwwまぁもう帰れ。既に午前2時」

女「そうですね。……それじゃ防犯用に池さん借りていきます」

男「どーぞどーぞ。お気を付けて」

池「ブザー扱いかよ……」

0270以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/07(日) 03:56:36.35ID:hIzZhV4HO
池「はいはいほー!」

姪「あ、池さん。いらっしゃーい!」

男「なんだその挨拶は。つか、ノックぐらいしろ」

池「いや、ギシアン的状況を期待してたんだが」

姪「池さんわかってるぅ!もっと煽って!」

男「はいはい」

池「うわ!冷たいわぁ。姪ちゃん明日退院!の報を受けて、仕事に穴あけてきたのにー!」

男「オレは定時であがる為に必死こいたってのに……」

姪「えっ?ホント?うれしー!……くぅ、抱き着けないぃぃ!」

男「ふははは、大人しくしてるんだな」

池「えー、ワタクシにはネギライのお言葉はないのでしょうか?ぽつねん」

0271以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/07(日) 03:57:35.56ID:hIzZhV4HO
女「結局殆どアルバイトできなかったわね」

姪「ですねー。もう一ヶ月も入院生活で退屈でしたよ。……でもお兄ちゃんがしょっちゅう来てくれたし別にいいかなー」

男「ついでだ。ついで」

池「もっと来てた人」

姪「わたしゃーシアワセ者だねぇ」

男「まったくだ。これを機にもちっとオシトヤカにだな」

姪「あーあーあーオジンくさー」

男「ほほぅ、ピキピキきたぜ?」

女「まあまあ。私は今のままで姪ちゃんは魅力的でいいと思うわ」

姪「ですよねー。……しかし、なんだか余裕ですねぇ?」

女「敵に塩送るってヤツかしら?」

男「なにこのくうき、こわい」

池「オレだってなぁ!いつもはなぁ!うわああああん!」

0274以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/07(日) 04:10:21.48ID:hIzZhV4HO
男「うおお!こ、これは!」

池「特殊なルートで手に入れた。てな訳でヨロシク」

男「むむむ、しかし……」

池「なにがむむむ、だ!こんだけ集めるの苦労したぜー」

男「うほwww限定版まであるwww」

女「部屋の隅で何やってるのかしら」

姪「どうせ   ぃゲームだよ。お見舞い品じゃないのかよー」

女「まったく……」

池「んじゃ用事あるから行くわ。野球大会ヨロシクー」

男「あ!ちょ!……(チラリ)ウヘヘ」

女「随分と楽しそうですね?」

男「あ、いや、とある学術の貴重な資料を……うぅ、さ、早速帰って解析しなくてわっ!失礼します!」

姪「幻滅したでしょ?」

女「健全な男性、と言うことで」

姪「ちぃ!」

0276以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/07(日) 05:03:40.07ID:hIzZhV4HO
ピピピ……ガッ!

男「……うん。お腹が、ニュルっと、しておる」

ガラリ

天「モーニン?」

男「うわぁ!ベ、ベランダ?不法侵入すんな!」

天「かっとばせーキュ・ピ・ロー!」

男「あぶ!部屋ん中でバット振り回すな!」

天「いやあ、絶好の野球日和!張り切っていきまっしょい!」

男「なんで知ってんだよ……あー憂鬱だ」

天「大丈夫大丈夫。何より参加者は焼肉食べ放題ですよ!」

男「どーでもいーよー。アンタ見てるだけで胸やけしてくるし」

天「久しぶりだってのにこれだよ!」

0277以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/07(日) 05:04:41.44ID:hIzZhV4HO
天「そおい!」 カキーン!

池「お前んとこのオジサンすげーな!またツーベースだ」

男「……有り得ん」

姪「お兄ちゃーん!頑張ってー!」

池「姪ちゃんもわざわざ遠くから来てくれたんだし、いいとこ見せろよ!……いや、むしろ」

友「あ、男さんの番だよ!がんばー!」

女「……」

男「はぁ……、本日無安打なんですがね」

池「ウジウジすんな!オレまで回せよ!」

男「無理に決まってんじゃねーかよ……」


審「プレイッ!」

男(また適当に振って、早く肉食って帰ろう……)

池「バカッ!ボーッとすんな!」

男「へっ?」

0286以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/07(日) 08:41:18.02ID:hIzZhV4HO
サァァァ……

男「……ん。むぅ」

女「あ……、葉っぱが」

男「んー?ブェックシッ!あれ?ここは?いたっ!アダダ」

女「急に動かない方が……」

男「あぁそうだ……確かデッドボールで……脇腹が痛い」

女「私は救急車を呼んだ方がいいと言ったんですが……」

男「だ、大丈夫ですよ。このくらいいい!」

女「もう!あの、お茶飲みますか?」

男「……いただきます」

男(本当に優しい娘だなぁ。いや、前から知ってたけどさ……最近ますますキレイに……あーダメダメ!こう言う娘はもっと普通の人がお似合いなんだよ!……オレはどう考えても無理だろ……)

0287以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/07(日) 08:44:50.22ID:hIzZhV4HO
女「ん?どうかしましたか?」

男「えっ?あ、えーっと、野球、どうなりましたか?」

女「まだやってますよ。ほら、最後の試合かな?」

男「ふーん、あ、オッサンだ。……おー。げ!ホームラン!?」

女「あの人凄いですねぇ。……こう言ったら失礼だとは思うんですが、人は見かけによらない、と言うか」

男「そ、そうで」

ピッ!

女「今はプライベート、ですので。ね?」

男(ぐ……なんだその仕草は……反則だろ……)

女「あ、あの。差し出がましいとは思ったのですが……」

男「な、なに?わ!じ、重箱!?」

女「みなさんで、と思ったのですが焼肉をするとは」

男「せ、せっかくなんでいただこうかなぁ。ちょうど腹も減ってるし」

女「はい!せっかくなんでいただいちゃって下さい!」

0288以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/07(日) 08:47:02.82ID:hIzZhV4HO
男「むぐむぐ……」

女「ど、どうですか?」

男「おいしい。うん、本当にウマイよ」

女「はぁー、よかったぁ。普段料理とかしな、ぁ!」

男「そ、そうなの?その割には……うん、これもうまい」

女「あ、それは結構自信作です。それから……」

男「……きっと……はっ!」

女「えっ?きっと?」

男「いや、……うん。きっといいお嫁さんになれるよ」

女「そっ、そそそんなお世辞は、いっいりません!」

男「さ、さいですか」

女「……なれます、かね?」

男「……うん。大丈夫!なれるよ!」

女「……ありがとうございます」

0289以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/07(日) 08:50:01.80ID:hIzZhV4HO
男「……」

女「……」

姪「目と目が合うぅーしゅーんかーん」

男「おわぁ!」

姪「や・き・に・く!始まったんですけどー」

男「えっ?あ、そ、そうか。じゃあ一応行こうかな」

姪「一応じゃないでしょー。もう!アヤシイ感じになっちゃってさー」

男「なっ、なななな何言ってンの?あーにくにく!」

姪「あ!逃げた!……くそぅ、ぎりぎり間に合ったって感じ?」

女「……でも、色々。ふふふ」

姪「キーッ!なにその余裕!もう時間がない!強引に行くしかっ!お兄ちゃーん!」

女「させないわよ!」

0300以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/07(日) 11:41:43.43ID:hIzZhV4HO
男「……おい」
天「……ぶふっwwwこれいいなぁ(メモメモ」

男「まだ帰んないの?」
天「もうちょっとだけ……ウハハwww」

男「なに読んでんだよ」
天「ハミ通。町内会さいこー」

男「もういいよ。それやるよ」
天「えっ?……うひwww」
男「あのさー」
天「コイツ天才wwwwwww」
男「やっぱさーズルするのよくないよなぁ」
天「んー?」

男「だからさ、あのチートみたいな手段で好きにさせるのとか」
天「あぁアレね」

男「真面目に聞けやああああイライラするうぅぅ!」

天「あー面白かった。いやぁ、申し訳ないんですけどね」

男「なんだよ」

天「チート失敗」

男「は?」

0301以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/07(日) 11:42:40.30ID:hIzZhV4HO
天「正確には失敗とか以前の問題なんですよ。ほら、前に言いかけてたじゃないですか。えーっと……>>150の時にチラッと」

男「なんだその番号は。なんか効果がどーのこーのって話か?」

天「要するに、私が現れようが、現れまいが、既に決まっていた訳で」

男「全然訳わかんねー」

天「本当に察しが悪いなぁ。だから既に好意を向けてきてる相手に、キューピッド効果も何もあったもんじゃないってことですよ」

男「へっ?ええぇぇ!!」

天「元々即効性のあるものじゃないんで、ウチらが気付くまでに時間がかかったんですが」

男「そ、そんな、まさか……」

天「まぁ信じる信じないはお任せします。事実ですけどね。あ、ハミ通もらっていきますよ。アデュー」

男「嘘だろ……うん。そ、そうに決まってる……」

0344以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/07(日) 21:31:33.93ID:hIzZhV4HO
池「まったく……どうせ  ゲーしながら寝てたんだろ?季節の変わり目なんだから、しっかり体調管理しろ」

男「面目ねぇ……ズズッ、はぁ……」

池「部屋も汚すぎだ。んじゃ、とりあえず買い物行ってくっから。欲しいもんあるか?」

男「あー?うー、まかす」

池「へいへい」


……ピンポーン

男「……んぁ?寝て、た?」

ピンポーン

男「勝手に入れよー、あっつ!耳鳴りが……」

男「いちいちピンポン押すなよ、嫌がらせか?」

女「す、すいません」

男「ったく。頭いてぇんだからよ、お?おおお?」

女「風邪をひいたと聞いて」

0345以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/07(日) 21:32:54.79ID:hIzZhV4HO
池「へー、そいつは無礼千万!いかんなぁ」

男「……」

女「いえ、事前連絡しなかったのも悪いですし、……ちょっと早いですけど冬に向けたフロアレイアウトです」

男「すいません……」

女「店長からも様子見してくれ、と頼まれましたから。……しばらくは無理そうですね」

池「情けなス。しかし、掃きだめに鶴、とは正にこのこと」

女「そんな……でも、ちょっとは掃除した方が……」

男「み、見ないでぇ」

池「自業自得だ。お!いーこと思い付いた!」

男「悪い予感しかしないんだが……」

池「むっふっふっ、覚悟はいいかぁ?」

0351以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/07(日) 22:12:30.80ID:hIzZhV4HO
男「……」

池「なかなか官能的な臀部ですな。お客さん、お目が高い!」

男「おい。掃除するんならさっさとしろ。後、勝手に捨てるな、壊すな、汚すな」

池「全部ゴミにしか見えねー。……しかし、いい娘だなぁ」
男「……そうだな」

池「お前にゃ勿体ねえよ。ホント」
男「んなこたわかってる。一々確認すんな」

池「む。いや、しかしなぁ」

女「できました。お口に合うかわかりませんが、熱いので気をつけて下さい」

男「あ、どうも。……フーッフーッ、ゴホゴホ」

女「あ!……ちょっとかしてください。……フーッフーッ」

男「あ……」

女「はい。どうぞ」
男「う……モグモグ、うまい」

女「よかったぁ。……フーッフーッ」

池「はっ!思わず見とれてしまったあああうわあああちくしょおあああ」

0354以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/07(日) 22:18:54.80ID:hIzZhV4HO
女「それじゃあ、お大事に」

池「よーっく言っておくから。気をつけてね」

男「……ありがとう」

女「いえいえ。……フフフ、それでは」


池「ホント、いい娘だな」

男「ああ」

池「いいお嫁さんになるぜ」

男「ああ」

池「……何がダメなんだ?」

男「わかってんだろ。聞くな」

池「絶対にか?」

男「絶対にだ!」

池「無理強いはしねえ。オレはお前の意思が大事だから。……ただよく考えろ。オレは帰る」

男「……ああ、わかってる。気をつけてな」

0368以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/07(日) 23:08:26.21ID:hIzZhV4HO
男「どらっしゃい!」

バ「わ!スゴイ!男さんって結構力あるんですね!」

男「あー、コツがあるんだよ。持ち方の」

バ「へー。あ、そういえば」
男「ん?」

バ「……女主任さんとお付き合いしてるんですか?」
男「ぶっ!バッ、バカなこと言っちゃイカンヨ!」

バ「えーっ?スゴイいい感じに見えるんですけどー?内緒にしますから!」

男「内緒もなにも、そういう関係じゃないから、マジで!」

バ「こ、こわいっス。ホントかなぁ、つまんないの」

男「へぇへぇ、ご期待に応えられず悪うござんした」

バ「男さんって、……見た目は、普通?でも、イイヒトだし、ちょっと面白いし。そーいうのあるかなーって」

男「……イイヒト、か」

バ「あ、いい意味で」

男「しかし、ぶっちゃけるねぇ。ま、参考になったよ。ありがとう」

バ「?」

0369以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/07(日) 23:09:37.50ID:hIzZhV4HO
女「すいません、遅くまで……」

男「いや、最終確認を怠ったオレのミスもありますし」

女「……」

男「えーっと、どこまで送ればいいんですか?」

女「あ、運動公園の近くのコンビニで」

男「了解です」

女「……あの」

男「あー気にしないで下さい。このまま社用車で直帰許可もらいましたし。朝がラクになるしwww」

女「いえ、そうじゃなくて、……何か食べに行きませんか?」

男「えっ?あー……」

女「奢ります!いえ、オゴらさせて下さい!」

男「わ!はぁ、わかりました」

0383以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/07(日) 23:45:54.71ID:hIzZhV4HO
男「オレのことは気にしないで。どーぞどーぞ」

女「えっ……でも、その、失礼があったら……一杯だけ」

男「まーまー、いやぁ、お酒好きなんだねぇ」

女「う……お酒好きな女は嫌いですか?」

男(うはwwwこれはwwwなんでこんなにいつもと態度、仕種、表情が違うんだよ……)

男「そ、そんなことない」

女「ホントですかぁ?」

男「いや、本当に。マジで。ほら、池も酒好きだし。全然気にしない」

女「なんで、池さんの名前が挙がるのかわかりませんが……フフッよかった」

男(ぐっはwww落ち着けオレ。クールクールクール……)

女「なにニヤニヤしてんですか……」

男「えっ?マジで?(モミモミグニグニ」

女「変な顔www……あ、すいません。ウフッ!アハハハwww」

男(カワイイなぁ。ホント、勘違いしちまうよ……イカンなぁ)

0403以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/08(月) 00:51:27.27ID:+zydFDW+O
女「らーかーらー、聞いてますー?」
男(はぁ、相変わらず強烈な絡み酒だなぁ。なんだかんだで飲みまくってるよ……)

女「ジーッ」
男「うわっ!近っ!」

女「にへー。もー最近また避けてるしぃ」
男「さけてない。さけてない」

女「……野球ん時はいいカンジだったのにぃ。むぅぅ」

男「えっ?なに?」
女「なんでもない!おかぁーりっ!」
男(はぁ……でも悪い気はしないなぁ。ん?)

客「……ありえないっしょwww」客「マジカワイクね?」客「……カレシ?ないないwww」

男「……」
女「うぃ?どーしたんですかー?」

男「そろそろ、時間も遅いですし」
女「あしたはやすみーwwwいーでしょー」

男「わかったから。ね?」

女「やーだぁ、せっかく」
男「帰りましょう!」

女「えっ……あぅ……はい」

0406以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/08(月) 00:58:14.78ID:+zydFDW+O
女「……すみませんでした」

男「いえいえ、酒の席でのことだし。気にしないで下さい」

女「でも、その」

男「もう外も寒いですから。風邪引いたら大変ですし。ね?」

女「……そう、ですね。……ありがとうございました」

男「はい。お疲れ様でした」


ガチャ バタン ドサッ
男「ふぅ……、疲れた。寝よう」


男(……パチッ。3時か……ゲームでもするか)


チュンチュンチュン……
男(よし、100%クリアー……無常だ。……いや、いつも通りじゃないか?そうだ。またいつも通りに戻ったんだ。うん。悪いことじゃないじゃないか)

0409以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/08(月) 01:11:19.34ID:+zydFDW+O
池「ばんわっは!」

男「頼む!せめてノックはしよう。な?」

池「つい勢い余って。晩飯食った?……またカップ麺かよ」

男「うるせー。ほっとけ」

池「……友ちゃんから聞いたんだけどさー」

男「んー?」

池「女ちゃんと何かあった?」

男「……別に。なんもない」

池「なんか泣いてたみたいよ」

男「えっ?……そうか」

池「それだけ?」

男「は?何が?つかなんでオレにそんなこと言う訳?おかしくない?」

池「おかしくねーよ。お前だってわかってんだろ?もっと大事にしろよー。せっかくのお宝だぜ?」

男「知らん。オレには関係ない。……お宝が欲しいんなら、お前がいただけだいいだろ……」

池「!」

0410以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/08(月) 01:12:16.31ID:+zydFDW+O
池「このばかやろう。ばきっ」

男「ぐわっなにをする」

池「……」

男「……」

池「……お前にはさ、本当に幸せになってもらいたいんだ。その為だったら、オレは何でもするぜ?」

男「……そうか。すまん」

池「もっとワガママでいーじゃねーか!……なんつったらいいか、ワカンネ。でも、不細工だけどブサイクじゃねぇよ。オレよりはいいオトコだ」

男「お前も大したヤツだよ。ありがとな」

池「今日は帰る。でもよー、お前の、自分のことだけ考えてもいいんじゃねぇの?もっと欲張れ。……まぁいいや。またな」

男「おう。またな」


男「あ、ラーメン……マズ」

0429以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/08(月) 02:19:50.33ID:+zydFDW+O
男「……何してんの?」

天「いやぁ今夜は冷えますねー。寒いんでその場足踏み。デュークを意識しつつ」

男「最近色々あって疲れてんだけど。……とりあえず入れよ。話もあるし」


天「うーさむさむ。コーヒーいれますね」

男「バッチリ把握してやがる」

天「どーぞ。……ズズッ、はぁ。で話ってのは?」

男「あの契約さぁ、破棄できない?」

天「できますけど……意味ないですよ?前にも言った通り」

男「ケジメを。まぁ、キッチリしないとな。アンタも仕事な訳だし」

天「……そうですか。んじゃこの書類に、太枠のところを一通り記入して下さい」

男「……」

0430以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/08(月) 02:29:59.76ID:+zydFDW+O
天「人のトラウマが、そう簡単に癒えるとは思えないし、他人に理解させるのは難しいでしょう」

男「……」

天「ましてやアナタはコンプレックスの塊だ。それをわかってる人達はアナタに無理強いはしないでしょう」

男「……」

天「ただ、自分を信じてくれてる人に対して不義理はいけない。本当にケジメをつけるのなら、ちゃんと話をするべきでしょ?違いますか?」

男「……書いた。ホント、ズバズバと言ってくれるな」

天「えっへん。まずは自分を信じましょう。アナタは大変ブサイクだが、素晴らしい人だ。きっと幸せになれる」

男「おい。なんか混じってたが……見た目ならお互い様だろ」

天「えぇ、そうです。しかし、そんなことを通り越して見る人もいるんですね。アナタはその点、非常に恵まれてると思いますが?」

男「……」

天「しかし、結局は自分が決めることです。私はアナタに対する強制介入権を失います。こんな終わり方は初めてですよ」

男「あ、そう。記念すべき第一号だな」

天「て、ことで私のお別れ会も兼ねて飲みましょう!酒買ってきます」

男「あっ!おい!……ま、いいか」

0446以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/08(月) 05:20:54.29ID:+zydFDW+O
店長「おーい、ちょっといいか?」

男「ん?はーい」

店長「これ、エライ発注多いけど、大丈夫なのか?」

男「あれ?ホントだ。オカシイなぁ」

店長「おいおい、シッカリしてくれよ。女も休んでて忙しいのはわかるが……そういや、今日で三日か。お前、念の為に様子見てこい」

男「えっ?何でボクなんですか?」

店長「お前な、前に見舞いしてもらったんじゃないのか?お返しだ。頼んだぞ」

男「えっ?ちょ!」

男(まぁ、ちょうどいいか……)

0447以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/08(月) 05:21:39.84ID:+zydFDW+O
男(うわ、高そうなマンションだな。うちのボロアパートとは雲泥の差だ……)

ピンポーン
男(緊張して脇汗かいてきた……しかし、綺麗なロビーだなぁ)

女「……はい」

男「あ、どうも。男ですけど……お加減いかがでしょうか?」

女「……それなり、です。とりあえず開けますね」

男「いえ、その、長居するつもりはないので、ココで結構です」

女「そうですか……電話でも言ったんですが、あまり優れないのでしばらく休みます」

男「わかりました。……あの」

男「す、凄い、その、勘違いだとは思うんですが」

女「……なんでしょうか」

男(ヤバイ、落ち着け!あ、足が、声が震える……ガンバレ、オレ!)

0448以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/08(月) 05:22:31.84ID:+zydFDW+O
男「あの、えっと、ボ、ボクにきっ、期待?するのは……やめてもらえないでしょう、か?」

女「……」

男「ボクは、その、見た目もよくないし、仕事も……それなりだし、性格も曲がってるし、それから……」

男(だ、駄目だ……何言えばいいのか、あんだけ考えておいたのに!)

男「まぁキリがない訳ですよ。……女さんは、その、キ、キレイで、仕事もできるし、性格もいいし、えっと、それから」

女「……ない」

男「えーっと、えっ?」

女「そんなの関係ないじゃない!前にも言ったでしょ!なんでわからないの!」

男「えっ?えっ?」

女「それにね、私はアナタが思ってる様な立派な人間じゃないの!今日だってズル休みなんだから!」

男「えっ?えぇぇ!!」

女「勝手に美化しないでよ!なんで?なんでわかってもらえないのぉ、もうやだぁ……」

0449以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/08(月) 05:23:22.72ID:+zydFDW+O
男(なんだこれは?なにがどうなってるんだ?オレは一体何してるんだ?お、おち、落ち着け!)

男「あ、あの、その、ごっごごごめんなさい!ごめんなさい!」

女「……」

男「ちょっと、色々混乱して、も、もう訳が……と、とりあえず金輪際、もう邪魔はしません!そ、その、すいませんでした!」

男(訳わからん、何がどうなって、何で怒られて、……ど、動悸が……なんだっけ?なにがなんだっけ?)

……ウィーン

男「ん?えっ?なんで?あれ?泣い」

女「うっうぅ……バカァッ!!」

パアァァン!

男「いっ!!」

女「外見や見た目で、判断する人は、大勢いるわ!だってしょうがないじゃないっ!わかんないんだもん!何考えてるかなんて!」

女「でもっ、私はアナタを見てるの!アナタ自信をっ!なんでわかってもらえないの!?私、こんなんでも頑張ってるの!」

女「アナタにわかってもらおうと!私を見てもらおうと!頑張ってるの!ちゃんと私を見てよぉ……うっうぅ……うわああああん!!」

0450以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/08(月) 05:24:16.32ID:+zydFDW+O
――そう言って彼女はオレに抱き着いてきた。
オレは、視線を一点に定めたまま、ただ、呆然と立ち尽くしていた。
マンションの住人らしき人々が、怪訝そうに視線を向けてくる。

ただひたすら、呆然と立ち尽くす。わんわんと泣き続ける彼女。時折入口から夜の冷たい風が入り込んでくる。
次第に叩かれた頬の熱、がゆっくり引いていき、現実感がジワジワ現れる。
それと同時に、頭の中でコダマを繰り返す彼女の言葉が、じっとりと心に染み込んでいく。

相変わらず視線は一点に定めたまま。ダラリと立ち尽くし、そして、泣いた。無言で。

涙が次々溢れ出す。
人が通り過ぎるが、それを拭うことなく、ダラダラたれ流す。
ただ、ただ、涙を流していた。
彼女は泣き止まない。
時折吹く夜の風は冷たかった。でも、暖かかった。

0454以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/08(月) 06:16:47.67ID:+zydFDW+O
女「……ふぅ」

男「落ち着いた?」

女「はあ、その、大変お見苦しいところを……」

男「いわ、こちらこそ」

女「あー、でも、スッキリした。……コーヒー、おかわりいれますね」

男「ヨロシク」


女「えーっと、何の話でしたっけ?」

男「何だったっけ?」

女「本 当 に わ か っ て な い ん で す か ?」

男「ちょ!な、なんか怖いんだけど」

女「まったく。……もうね、あんなの見られたから、その、い、言いますけど」

男「?」

女「す、好き、です……」

男「……えっ?えぇ!?ああああ!確かそんなカンジの話だったような!?」

女「……このオトコだけは(ピキピキ」

0455以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/08(月) 06:17:54.79ID:+zydFDW+O
女「で、どうなんですか?」

男「ぼけーっ」

女「ちょっと!」

男「はっ!あれ?」

女「どうなのっ!」

男「いや、その、ありがとう、ございます。……でも」

女「ちょっと待った。その先はわかってます」

男「へっ?」

女「私だって、こんな泣き落としみたいな方法、納得いってませんし」

男「ご、ごめん」

女「まぁ、これから……ちゃんと、すっ、好きになってもらえるよう頑張ります」

男「そ、そう。オレも、が、がんばります!」

女「……今はその言葉だけで。うん、満足!」

0555以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/09(火) 11:48:34.63ID:ql85Ri11O
天「ちーっす」

男「おい。なんでいるんだ。契約破棄しただろ」

天「今日はプライベートです。どうせ暇してるだろうと思って。まだ読み終わってない漫画もあるし」

男「ウチは漫画喫茶じゃねぇぞ!」

天「まーまー。私も一方的な破棄されたんで、それを職務怠慢だと指摘されて謹慎中……暇なんですよ。全く失礼な話だと思いませんか?」

男「いや、全然当たってるよ。むしろなんでクビにならんのか不思議でしょうがない」


天「ほっほー、そんなことが」

男「ニヤニヤすんな。キモい」

天「照れない照れない。いやぁ、よかった。私も頑張った甲斐がありましたよ!」

男「なんかしたっけ?……ひたすら鬱陶しいだけだったような」

天「そうか。うんうん。めでたく交際までこぎつけて何よりです」

男「ホント、人の話聞こうよ。……いや、そのことなんだが」

0556以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/09(火) 11:49:27.18ID:ql85Ri11O
池「はぁ?意味わかんない?」

女「ですから、正確には、その、お付き合いしてる訳じゃ……」

池「ぬわんじゃそりゃ。」

女「で、かれこれ一週間経つ訳です……ハァ」

池「それでわざわざ相談に来た、と。ったく、あのオトコだきゃあ」

女「私が一方的に押し切ったのもあるんですが……」

池「それにしてもなぁ。女ちゃんは勇気出して告白した訳だし」

女「いや、本当に、凄くみっともなくて……それで不安になってしまって……私、どうすればいいんでしょうか?こう言う時、普通、男性はどう思ってるんでしょうか?」

池「んー、あんまりそう言う状況ってないよねぇ。それにアイツは、ちょっと変わってるし」

女「ですよね……付き合いの古い池さんなら、こう言う時どうすべきかわかるんじゃないかと……」

0557以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/09(火) 11:50:15.85ID:ql85Ri11O
女「私……やっぱり鬱陶しい、面倒臭い女でしょうか?」

池「それは絶対ない。完全にオレの主観だけど絶対だ」

女「そうですか……でも」

池「悩める乙女、か。女ちゃんはさーアイツのどこがいい訳?」

女「えっ?……や、優しいところとか……一生懸命なところとか……そ、それから」

池「あーもういいや。耳、真っ赤ですぜ」

女「えっ?あ、やだ……もう……(パタパタ」

池「くぅー、そんなにアイツがいいのかよー。あーやる気なくなってきたー」

女「そ、そんなこと言わずに!……お、お願いします」

池「ま、いいけどさー。そんなに好きなのかー。ラブなのかー。愛しちゃってんのかー」

女「ちょ!ちょっと!私は真剣に悩んでるんですっ!」

池「その割には顔がニヤけてるけど」

女「うー……」

0562以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/09(火) 13:15:35.85ID:ql85Ri11O
女「……照明なんですが、もうちょっと柔らかめの色がいいですね」

男「そうですね……」

女「後、雑貨なんですけど少し売場面積とりすぎだど思うので……」

男(あれから特にアクションもなく……彼女もいつも通りだし……うーん、イマイチ現実感がないなぁ)

女「あの、聞いてます?」

男「あ、すいません。ボーッとしてました……」

女「……もう年末に向けて準備しないといけないんで、しっかりして下さいね」

男「はぁ、すいません」

女「……今日はもう終わりにしましょうか。アルバイトの人も帰さないといけないし。」

男「そうですね……あのっ!」

0563以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/09(火) 13:16:32.89ID:ql85Ri11O
男「今日は飲まれないんですか?」

女「結構です。酒癖が非常に悪いので」

男(う……なんか怒ってる。晩飯誘わない方がよかったかなぁ。……つか、ちゃんとしないから怒ってるのかもな……)

女「……今日はなんでお誘いになったんですか?」

男「……いや、その」

女「ジーッ」

男「うっ……な、なんでもないです。……ゴクゴク、はぁ……一杯どうですか?」

女「結構です。あと敬語」

男「あ、ご、ごめん」

女「でも、男さんらしくていいかも……フフッ」

男(やっと笑ってくれた……やっぱりカワイイなぁ。うん。ハッキリしなくちゃな)

0564以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/09(火) 13:18:27.40ID:ql85Ri11O
男(言わなきゃいけないんだけど……だ、だめた。喉が渇いて、さっきから飲んでばっかだ……)

女「さっきから、仕事の話ばかりですね」
男「そういやそうだ。……面白くなくてごめん」

女「そんな。私のせいだと思いますし。最近、ちょっと忙しいし、イライラしちゃって……すみません」

男「……いや」
女「頭は固いし、人に自分の考えを押し付けるし、……嫌われても、しょうがないですよね」

男「そんなことはないよ。オレは好きだし」

女「えっ?」
男「ん?あれ?ああああ!い、今、オレ、なんか言った?」

女「言った!やたっ!本当に!?」
男「う、あ……」

女「はっ!と、取り乱してしまいました……」

男「うん、好き、だと思う。よく、わかんないんだ。でも」

女「ニヤニヤ」
男「う……まぁ、その、お互いをよく知るために、ですね。……お、お付き合いして、いただけませんか?」

女「はい!しっかり私を知ってもらいますから、覚悟しといて下さいねっ!」

男「り、了解」

0565以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/09(火) 13:19:21.39ID:ql85Ri11O
友『もしもしー?』

女「ふっふっふっ、重要なお知らせがあります」

友『ん?こんな時間になによー?』

女「交際の申し込みを受けました!いえー!」

友『えっ?……もしかして……男さん、ですか』

女「もしかしなくても、男さんです。うははー!」

友『なんだそのテンションは……しっかし、物好きねー』

女「どう思われても構わないわ!あーダメだ。ニヤニヤが収まらない。くぅー!」

友『ノロケかよ……明日も仕事なんですけど』

女「ダメよ!そう簡単には寝かさないから。この感動をしっかり伝えないと!うふ、あは、あははは、痛っ!」

友『どったの?』

女「転がってたらテーブルに頭ぶつけた……」

友『何やってんだか……まぁ付き合ってあげましょうかねぇ』

0604以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/09(火) 22:45:58.88ID:ql85Ri11O
女「ありがとうございました。……ハァ」

女(忙しいなぁ……ゆっくりしたいけど、この時期はしょうがないか……)

女(……そう言えばちゃんとしたデートもできてない。あー一日中いたいなぁ。いや、あの人のことだからそれは無理か……もっと積極的にならないかしら?これじゃ私だけ)

池「よーそろー。お疲れさーん。男いるー?」

女「あぁ、池さん。こんにちは。男さんは休みですよ」

池「そーなのかー。そいや、聞いたよ。オメデトウゴザイマス」

女「どうも。……ハァ」

池「さっきからなんか上の空みたいだねぇ。……昼メシ食った?」

女「まだですけど……お見通し、の様ですね」

池「HAHAHA。女性の機微に関しては伊達じゃないぜ!」

女「うーん、気をつけてるつもりなんだけどなぁ」

0605以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/09(火) 22:48:03.58ID:ql85Ri11O
池「あーもーお腹いっぱいっスわー」

女「あ……ついつい」

池「耳がカユイィィィ!やっぱ聞くんじゃなかった」

女「ウヘヘヘ」

池「くあー!憎い!アイツが憎い!ってかこんなキャラだった訳!?」

女「自分でも驚いてますけど……顔の筋肉が……ニヘラ(モミモミ」

池「……どうせアイツ、今頃  ゲーしてるよ?」

女「いいんです!今の内にしっかり予習してもらわないと!」

池「ゲームなんてアテにならんがな……しかし二人っきりで一日デートかぁ。ちょっとハードル高いなぁ」

女「……ですよね。私が連れ回すってのはできるでしょうけど……できれば誘ってもらいたいな、と」

池「あんまりオレが手を出すのもねぇ……て沈みすぎ」

女「……ハァ」

0609以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/09(火) 23:04:22.08ID:ql85Ri11O
男「と、言うことで何か考えてくれ」

池「……似た者同士、いや、以心伝心?」

男「は?なに言ってんの?」

池「コッチの話。んー、お前がどうしたいかってのが重要だと思うんだけど」

男「まぁ失礼がない様に、楽しんでいただきたい」

池「だーかーらー、具体的にだよ!コレか?コレか?」

男「そのジェスチャーをやめい!話が飛びすぎだ!……いや、まぁ、なんつーか」

池「ぶっちゃけろ。な?な?」

男「……手を、繋いで、歩きたい、デス」

池「は?そんだけ?」

男「ばっか!超難しいっつーのよ。いや、  ゲーとかだと、こう、ちょっとアクシデントがあってだな」

池「……もういい。帰る」

0611以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/09(火) 23:19:14.79ID:ql85Ri11O
ピピピピ……ガッ!

女「……よしっ!」



女(あーこの服だと地味だし、この服だと派手だし……他には…………なに下着姿で鏡見ながらポーズってんだろ……)

女「……ハァ。大丈夫かなぁ。……うん!大丈夫だよね!しっかりしろ!私!」

女「って、えぇぇぇっ!もうこんな時間!?は、早くしないとっ!」



男(あー早く来過ぎたなぁ。……くぅ、胃にキリキリ来る。……だ、大丈夫だ!ちゃんと予習したじゃないか!……虎だ……虎になるんだ)

女「……なんの踊りですか?」

男「虎の舞、ああああ!い、いつの間に!?」

女「い、今です。今。……まだ待ち合わせ前、ですよね……」

男「えっ?あ、あぁそうね。ちょっと早起きしちゃって」

女「そうですか……ンフッ、そう言うことにしときましょう。今日はどこに連れてってもらえるんでしょうか?」

0616以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/09(火) 23:54:09.22ID:ql85Ri11O
女「いやー、色々あるもんなんですねー。勉強になりました」

男「そ、そう……それはなにより(やべぇ、全然見てなかった。いつ手を握るべきか、そればっかだったからなぁ)」

女「『伝説の武器防具展』かぁ。外国の鎧とかも格好いいですねー。逸話とか、詳しく書いてあったし。次は勉強してから見たいなぁ」

男「……そうね」

女「あ、ごめんなさい。変なオンナですよね、ホント」

男「いやいや全然アリ!本当は前に見た様なのだと、よかったんだろうけどね……」

女「……あの」

男「ん?」

女「次はゲームセンターに行きたいです。……ダメですか?」

男「えっ?いや、いいけど……じゃ行く?」

女「はいっ!お願いします」

0617以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/09(火) 23:55:04.78ID:ql85Ri11O
女(ちょっと強引だったかなぁ。ま、いっか。相手の得意なところに行った方がいいだろうし……)

男「意外だなぁ。ゲームとか全然興味ないと思ったんだけど」

女「えっ?あ、ま、前に友と行って面白いゲームがあったから(そんなの知らないけど」

男「ふーん。どんなヤツ?」

女「げ。え、えーっと、なんかテッポーで、撃つ、ヤツ?みたいな」

男「あーそうなんだ。まぁガンシューティングはいっぱいあるから、ソレもあるんじゃないかな?」

女「そ、そうですか……よかった、です」

女(危ない危ない、適当でもなんとかなるものね…………手、繋ぎたいなぁ。うーん、はしたない娘だと思われるかなぁ)

女(むぅ、大体オクテすぎるのよ!……ゲームじゃ無茶苦茶やってるくせに……あ、なんかムカついてきた)

男「何か視線を感じるんデスガ。な、なにか?」

女「べ つ に」

0635以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/10(水) 00:42:16.80ID:nTWH/fM5O
男「平日なのに結構人多いなぁ」
女「そうですねぇ」

男「うーん、どれのことかなぁ」
女「……」

男「久しぶりに来たからよくわから……ああ!」

女「ど、どうしたんですか?」

男「い、いや、なんでも……ここはマズイ。早く」

天「おんやぁ?これまた奇遇ですねぇ」

女「あれ?確か……お久しぶりです」

天「その節はどもども。……デートでゲーセン……」

女「いや、私が」

男「あっ!アホタール佐藤がいる!」

天「えっ?マジ?どこ?」

女「な、なにが、キャッ!」

男「メシ!メシ食おう!全力で!」

天「あ。嘘!?……待てーい男ー!ターイホするー!」

0638以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/10(水) 00:43:25.45ID:nTWH/fM5O
男「ハァハァ……ここまで来れば……なんでいるんだよ、本当にもう」

女「……ふぅ。あの、手首……ちょっと痛いんですけど」

男「うわ!ご、ごめん。必死になりすぎた……」

女「……別にいいですけど……(グイッ」

男「うぇっ!?な、なに?」

女「次からは、こうやってちゃんと繋いで、引っ張って下いね(パッ」

男「はぁ……以後気をつけます。んじゃ、まぁお昼にする?」

女「……」

男「な、なに?やっぱ怒ってる?」

女「……走らされたので自力で動けません」

男「……あっ!ぐ……、じ、じゃあ引っ張って行くしかない、かな?」

女「そーですねー。ま、お任せします」

男「し、失礼します!」

キュッ

女「そーそー。優しく、ね?」

0646以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/10(水) 01:49:00.71ID:nTWH/fM5O
池「ダメだ!ムリ!コレ以上はムリ!素材が悪すぎる!」

男「お前、最近なんか毒が多いよな……」

池「うるせー。……一応見苦しくない。普通。うん、普通にはなった」

男「やっと普通かよ!ま、いいけど。そろそろ時間じゃないの?」

池「だなぁ。一応ウチで貸し切りにしてるから、いつ行ってもいいんだけどな。うしっ!じゃあ行きますか!」


姪「おっひさー!どう?コレ、どう?」

男「おう。ん、まぁいいんじゃないの?」

池「イイ!非常にイイ!ディモールト ベネ!」

姪「なんだよーそっけないなぁ。せっかく池さんのお店でスタイリングしてもらったのにぃぃぃ!」

池「ですよねー。ん?あ、オレ?オレのことはいいんスよ……ハハ」

0647以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/10(水) 01:49:50.29ID:nTWH/fM5O
女「や、やっぱりダメ!コレは恥ずかすぎる!」

友「今更何言ってんの。全然イケてるって。ノリノリだったくせにぃ」

女「さっきは上手いコト……ちょっと待って!」


男「あーわかったわかった。カワイイから。な?」

池「お、来た来た。うはっwwwちょ!見ろよ」

男「なんだよ」

女「……こ、こんばんわ」

友「どもー。遅れて参上でーす」

店長「なかなか手こずったわぁ。やれやれよ」

池「ご苦労様です。すいません。無理言って」

店長「ま、いーわ。久しぶりにヤりがいあったし」

池「いやーマジで二人ともキレイだねぇ。おい、お前もなんか言えよ」

男「あ……その、キレイ、です」

女「あ、ありがとう、ございます」

友「なに?この空気。見えない壁が……」

0648以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/10(水) 01:51:07.74ID:nTWH/fM5O
姪「なによそのドレスはっ!私も着たいっ!」

店長「アナタは無理ね。サイズ的に」

友「ムフフ……オトコども!コレに平伏せーい!」

女「ちょっと何キャッ!」

友「背中が……がら空き、だぜ?」

池「うほっ!GJ!超GJ!パックリ様じゃああああ!」

店長「    が大きくてさぁ、詰め込むのに苦労したわ」

女「てっ店長さんっ!み、みんなの視線が……」

池「ですよね!ですよね!大……特盛りアザース!」

姪「ま、まだ、まだ終わらんよ……挽回できる、はず」

女「もう!……あれ?男、さん?」

池「……固まっとる。イキナリ生はキツイか」

店長「とにかく、みなさん、お疲れ様です。さぁ今夜は飲みましょう!メリー?」

全「メリークリスマース!」

0660以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/10(水) 02:32:50.32ID:nTWH/fM5O
男「こんな時間に誰だよ……」

ぴんぽーん……ぴ、ぴんぽーん

男「しつこいな……はいはい」

ガチャリ

天「今年も残すところ後わずか!いかがお過」

バタン

男「よし!ソバ食って寝よう」

ガチャリ

天「ちょwwwどっかで見た展開wwwデジャヴュwww」

男「本当だよ!……つかアンタ家族はいいのかよ」

天「前見せたでしょ?奥さんの実家外国だし。三が日も忙しいし」

男「で、なんでオレんとこなのか」

天「まーまー。彼女さんも実家に帰ってんでしょ?調べはついてるんですぜ?だんなぁ」

男「いや、本当にこえぇよ。こんなストーカー嫌すぎる」

0662以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/10(水) 02:33:40.30ID:nTWH/fM5O
天使「ぜろー!明けましたー!おめでとー!」

男「……うぜぇ」

天「んじゃ、モノポリーでもしますか!」

男「年明け早々オッサンと二人でモノポリーとかどんだけ終わってんスかね?」

天「じゃドカポンにしますか?あ。後一応、熱血行進曲も」

男「やらんから。何が出てきてもやらないから。ったく」

天「贅沢だなぁ。あ、ミカンいただきます」

男「勝手にどうぞ。……ま、去年は……世話になったな」

天「えっ?……ははーん。やっぱりツンデレwwwキモいなぁwww」

男「ちょっと調子に乗りすぎじゃないっスか?センパーイ?」

天「あっはっはっ。まー今年もよろしくってことで」

男「もう知らんっ!」

0665以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/10(水) 03:14:27.26ID:nTWH/fM5O
男「こんな時間に誰だよ……」

ぴんぽーん……ぴんぽーん

男「しつこいな……はいはい」

ガチャリ

女「おはようございます」

バタン

男「徹夜でゲームしすぎて幻覚が見える。寝よう」

ガチャリ

女「ちょっと!酷くないですかっ!」

男「はあああ!?本物っ!?」

女「全くもう!……明けまして、おめでとうございます」

男「あ、あぁ、おめでとうございます」

女「……一応気合い、いれて来たんですけど?」

男「……うん。非常に似合ってると思います」

0666以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/10(水) 03:15:34.16ID:nTWH/fM5O
女「掃除くらいしましょうね」

男「……面目ねぇス」

女「まぁ、帰ったら掃除しましょう」

男「いや、マジでいいよ。その、晴れ着も汚れるし……」

女「なんですか?」

男「本当にキレイだなぁ。年明け早々眼福」

女「ンーフフフ、よかったぁ。急いで帰ってきたかいがありますよ」

男「ゆっくりしてくればよかったのに」

女「むぅ。ま、いいか。えいっ!」

男「ちょ!な、なに?どーしたの?」

女「もうね、口で言ってもわからないでしょ?この左腕はいただきました」

男「な、なななな?」

女「ウフッ、ウハハハ。だ、ダメだwww……ヌフフフ」

男「……はぁ。あ。こ、今年も、よろしくお願いします」

女「はーい。お願いされました。さぁ張り切っていきましょうか!」

0676以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/10(水) 04:53:04.31ID:nTWH/fM5O
男「と、言うことでご指南頂けないでしょうか、先生」

池「はー?勝手にすればいいんじゃないスか?ボクなんて足元にも及ばんスよ」

男「いや、マジでさぁ。どんくらいのもんなの?実際」

池「あーあ。まぁ人それぞれだと思うぞ。つか、いい年こいてそんなん聞くなよ」

男「すまん!だが、必死だ!」

池「妙なとこで漢らしいな、お前は……」


男「あのー」

女「ん?なんですか?」

男「こ、今晩どうですか?いい店見つけたんで(クイッ」

女「あっ、いいですよ。明日は休みだし。一旦帰ってからでも大丈夫ですか?」

男「だ、大丈夫大丈夫。じゃ、現地集合で」

女「はいっ」

0677以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/10(水) 05:07:36.78ID:nTWH/fM5O
女「はい、あーん。……ンフッフフフッ」

男「い、一応座敷だけで、さすがに」

女「なーによー。不服なわけぇ?」

男「滅相もない!」

女「よろしい!……あーお酒に誘われるの久ぶりー、デヘヘヘ」

男「お嬢様、その、少し飲みすぎでは……」

女「んなコトらいっ!……最近じちょーしてるからいーでしょー。ねー?」

男「いや、本当飲み過ぎじゃない?」

女「んー。んー?うー(パタッ」

男「あれ?ちょっと?いや、寝ないでー!起きないから大変なんだよ!おーい!」

0678以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/10(水) 05:10:56.45ID:nTWH/fM5O
男「あーもう、こりゃダメだ……」
女「んー、ンフフ、はぁ……」

男「ちょっと、マジで起きて(ユサユサ」
女「んー……スー、スー」

男「……女さーん」
男(なんか微妙に計画が狂ったが……こ、これはイケるのでは!?……でも、やっぱりズルいよなぁ)
女「……スー……スー」

男(ヤバ。今までじっくり見る機会なんてなかったから、気付かなかったけど……可愛いなぁ。)
男「頬っぺたくらいなら……」

チュッ

女「(バッ)……にやー」

男「えっ?ちょ!これは、その」

女「なんだよー。ほっぺかよー。!この根性なしー。」

男「えぇっ?あ、す、すいま」

グイッ!

女「んー」

男「!!??」

女「ぷはーっ!ウヒッ!アハハハ(パタッ」

0680以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/10(水) 05:29:32.38ID:nTWH/fM5O
男「そろそろ帰るか……」
女「あ、男さん(キョロキョロ)今晩ご飯作りに行こうかと思うんですが」

男「あ、あぁ、どうしようかな……」
女「何か予定ありますか?……何をソワソワ」

男「すいません!……その、覚えてないかも知れないけど、先日、寝込みを襲おうと」

女「……」

男「本当に申し訳ない!」
女「……覚えてます」

男「いや、どうかして、た?」

女「だから、覚えてますって!二度も言わせないで下さい!もうっ!」

男「えっ?ってことはつまり」
女「一々口でいわなきゃわかんないんですかねぇぇ?」

男「いいいえ、ゴメン!」
女「本当にもうっ!デリカシーがないんだから!」

男「……つ、次はっ!あ!ごめ」

女「ゆって」

男「えっ?あ、次は、ちゃんと……頑張ります!」

女「よろしい」

0687以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/10(水) 07:10:50.93ID:nTWH/fM5O
男「毎年恒例の『倍っ返しだー!』イベント、前編ですね」

店長「だなぁ。ウチのお嬢さん方は贅沢だから結構な出費になるな。コイツを見てくれ、どう思う?」

男「すごく……多い、です……あれ?なんかコレだけ包みが豪華」

店長「今見たモノは忘れろ」

男「えっ?なん」

店長「いいから忘れろ。お前達のことは大目に見てんだ。な?」

男「う、やっぱりバレてました?」

店長「当たり前だ!……オレだって嫁にバレると……わかったか?」

男「り、了解です。さーて、新商品にチェックでもするかなぁ」

店長「おう。よろしく!頼むぞ!」

0688以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/10(水) 07:11:49.76ID:nTWH/fM5O
バ「お疲れ様でしたー。あ、そだ。ハイ」

男「あぁ、ありがとう。お疲れ様」

バ「ウシシシ。もう貰いましたか?女さんからの至高の一品」

男「ん?貰ったけど……普通のヤツだったよ?みんなと同じ」

バ「えーっ?おかしいなぁ。あんなに熱心に作り方聞いてきたのに」

男「マジで?うーん、包みは他と一緒だったんだけどなぁ」

バ「そっか……。まぁ更に本命があったりして。例えば……私を」

女「そんな訳ないでしょ!」

バ「げぇっ!いつの間にっ!お、お先でーす!」

女「あ、コラ!」

男(少し期待してしまった……)

0691以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/10(水) 07:12:36.31ID:nTWH/fM5O
男「普通の、だよね?」

女「はい……普通の店売り、です……」

男「いや、別に手作りとかじゃなくても全然」

女「う……」

男「マジで。こう言うのは気持ちが大切、でしょ?」

女「……本当は手作りの予定だったんですけど、どうしても納得のいくものが……うわーん!」

男「ちょ!そんな大袈裟な」

女「大袈裟じゃない!色々考えてたのにぃぃぃ」

男「そうそう。そう言う気持ちだけで充分だよ」

女「本当に?」

男「本当に」

女「……なら、いい。後、き、今日は、家に行ってもいいですか?」

男「えっ?いいけど……まさかっ!さっき言ってた」

女「ジトーッ」

男「ですよね!んな訳ないっつーの!」

0705以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/10(水) 09:57:52.06ID:nTWH/fM5O
池「そいや、前から気になってたんだけど」

男「なんだよ」

池「女ちゃんていつからコイツのこと好きな訳?」

女「えっ?んー、気づいたら、ですかね」

池「なんじゃそりゃ。きっかけとかあるでしょーが」

女「ありますけど……」

男「な、なんで睨まれてんの?」

女「ハァ、多分『えっ?そんなこと?』とか言うに決まってるんです……」

池「てめぇ、いい度胸だ。表へ出ろ」

男「いや、まだ聞いてないし言ってないし」

池「構わん。表へ出ろ」

女「男さんにとっては大したコトじゃないんでしょうけど……私にとっては大切なコトです」

池「ほー、よし!表へ出ろ」

男「待て。回想中……」

0706以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/10(水) 09:58:56.03ID:nTWH/fM5O
男「すんません。わからんス。自分、表出ます」

女「ハァ、やっぱり……でもソレが男さんにとって当たり前のことならそれでもいいです。フフフ」

池「えーっ。ネタバレなしかよー。おせーておせーて」

女「ダメです。本人に自覚がないし……思い出してくれないかなぁ?」

男「な、なんだよ。二人して睨むなよ……ボク、悪いオタクじゃないよ?」

池「ま、いいか。コイツはコイツな訳だし」
女「そうですよ。大体、この人のいいとこは池さんが一番わかってるでしょ?」

池「あんまり言うと調子ノるよ?コイツ」
女「そうですね。フフフ」

男「……お二人さん。いいカンジですね」

池「えっ?なに?妬いてんの?お前」

女「嘘っ!?」

男「ち、ちがわいっ!」

女「ホントにぃ?正直に言いなさいよぅ、えいえい」

池「なに喜んでんスか?」

女「だってー。普段そんなの全然ないから……キャーッ」

0707以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/10(水) 10:22:10.03ID:nTWH/fM5O
池「んじゃ、帰るわ。後は二人でしっぽりどうぞ」
男「ねーよ。片付けならオレがやるから送ってもらえば?」

女「やっと邪魔者がいなくなるのに……」
池「あれ?やっぱりいらない子なの?……結構ショックなんですけど」

男「全くすぐ凹むな。妙なとこで脆いよかな、お前は。ねぇ?……あら?

女「……ノーコメント」
池「女ちゃんのイジワル!うわあああん!」

男「じ、冗談です、よね?」
女「半分。……私はいつだって嫉妬してるんですー。……ハァ」

男「あ、ありがとう、ございます」

女「もう!誰にでも優しいし、甘いし、……不安に、なります……」

男「ごめんね……」

女「ま、性格なんだからしょうがないですね。今日はいいこと聞いたし。ムフフ」
男「う、軽率だった」

女「いーの。私は嬉しいんだから……ん」

男「えっ?マ、マジで?」

女「オンナに恥をかかせない」

男「し、承知しました」

0746以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/10(水) 22:51:23.73ID:nTWH/fM5O
女(どうして……こうなったの……)

子供「バーカバーカ!   ー!」
ドタバタ……

男「あ、こっちこっち」

女「ごめんなさい。お待たせして」

男「いや、マッサージやってもらってたから……温泉、行きたかったねぇ」

女「仕方ないですね。休みが合わないし……」

男「しかし、なかなかカオスな健康ランドだねぇ。大広間でぐらいしか飲食できないし……」

女(あーもう!ホントはすっごい行きたかったのにぃ!も、もしかしたら、ねぇ?……ウフフフ)

男「お、怒ってる?」

女「あ、いえ。全然!とりあえず一杯いただきましょうか」


女「人が多いーゆっくりできないー」

男「やっぱり行きたかったのね……」

女「ハァ……色々考えてたのに……もーっ!ゴクゴク」

男「ほどほどに、ね?マジで」

0748以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/10(水) 23:06:29.83ID:nTWH/fM5O
女「あーそーだ。アレやろうアレ」
男「な、なに?」

女「てけててん!みーみーかーきーぼー」

男「えっ?ココで?……ま、いいか。はい、貸して」
女「はあ?わたしがほじほじするの!はい!ねっころがれー」

男「……膝枕……お、お願いします!」

女「うむ。くるしゅーない。ちこーよれ。うははは」


女「きもちー?」

男「んー。耳かき上手いねぇ。大分スッキリした感じ」

女「うんうん。はい、おしまい。……むふふふ」

男「じゃ次は……なんで頭抑えてんの?」

女「じっくり見てんの。……うふふ、うわはー!恥ずかしー!」

男「なんなんだよ……もう起きるから勘弁して」

女「だめ!……おにーさん。こんないいオンナにほじほじされるなんて、なかなかありませんぜー」

男「……そうだなぁ。て、子供が集まりだしたから、そろそろ起きさせて」

女「んじゃつぎおねがーい。ごろんたーあははは」

0750以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/10(水) 23:17:46.57ID:nTWH/fM5O
女「うひゃっ!くすぐったい!……ぷふっうひひ」

男「危ないからじっとして!はぁ……」

男(飲んだら幼児化するのは勘弁して欲しいな……しかし、見た目とのギャップがこれまた……イカンイカン!……あれ?そう言えば)

男「……すっぴん?あ、しまった」

女「減点ひゃくっ!今はー塗ってないよー。いやん、あんまりみないでぇん」

男「あんまり変わらないような……普段が薄いのかな?」

女「ほれなおした?」

男「は、はいです」

女「うむうむ。……くふっ、くすぐったひ……」

男「あーもー……あれ?あの人店長に似て……本人だ」

女「んー?どったのー?」

男「いや、なんでも」

男(見られてしまった……だがしかし!今のお連れさんは絶対奥さんじゃないはず……暗黙の交渉成立だな……)

0752以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/10(水) 23:34:08.75ID:nTWH/fM5O
女「ハァ……」

友「さっきからなにハァハァ言ってんの?欲求不満?」

女「違うわよ!……ハァ」

友「……ノロケなんか聞きたくないけどさー、話してみ?」

女「ノロケってアンタ……あのさー最近マズイことに気づいちゃって……」

友「あによ?」

女「男さんって未だに、女性恐怖症と言うかワタシ恐怖症と言うか」

友「あー、なんかすぐビクビクしたり、ドモったりするよねー」

女「そうなのよ。でね、その姿を見てたら……」

友「なになに?」

女「もっとビクビクしたとこを見たくなったり、イジメたくなっ……な、なによ?」

友「どう考えてもSです。本当に」

女「真剣に悩んでるんですけど……私、ヘンタイ、なのかな……」

友「お似合いだと思います。くあーっ!なんだよ!そんなことかよ!シアワセモンはウチから出てけー!」

女「ひ、酷いわっ!私は自身が尽くすオンナだと思ってたのにぃぃ!」

0777以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/11(木) 00:40:01.09ID:Ze9XkQuKO
姪『お蔭様で』

男「いやいや、オレは何もしてないし」

姪『そんなことない!あぁ、もう少しでお兄ちゃんとキャンパスライフ……』

男「社会人だから。無理だから。ま、入学式はなんとか都合つけるよ」

姪『ホント!?じゃあ、ご褒美とかも当然……』

男「自分で言うな。……一応用意はしてある」

姪『ヤタッ!……ん?なんか気が利きすぎの様な……勿論一人で用意したんだよね?』

男「うっ!あー、えーっと……連名です」

姪『あのオンナねっ!おかしいと思ったよ!……もしや、今も近くにいるんじゃ……』

男「も、もう遅いから切るぞ!じゃあな!」

姪『あ!まだ話しは』

男「……ハァ」

女「どうやら感づかれた様ですね……受け取ってもらえるかな?」

男「大丈夫大丈夫。強引に押し付けるから」

0781以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/11(木) 01:08:06.27ID:Ze9XkQuKO
男(あー、やっぱり落ち着かないなぁ……な、なにかないのか?気を紛らすモノは……ん?)

女「お待たせしましたー……あ!そ、それは!」

男「あ、なんかマズイものだった?ごめん」

女「……いえ、見てもいいですよ。むしろ見て下さい」

男「?……えっ?これって……」

女「ウチの父が……もう、ことあるごとにお見合い写真を送ってくるんですよ」

男「超イケメンじゃないですか」

女「『虫よけ』がしっかり機能しないからこんなことになるんじゃないか、と」

男「?」

女「なにポカーンとしてるんですか!……お正月にヘタレて逃げたツケです」

男「えっ?あー、そう言うこと。……でも」

女「本当に怒りますよ?今考えたことを口に出したら……」

男(ヤバイ!ヤバすぎる!死んでも言えん!フ、フォローしないと!)

0783以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/11(木) 01:21:13.41ID:Ze9XkQuKO
男「あ、愛するが故に見守る愛もある(キリッ」

女「……それは誰の言葉ですか?」
男「……漫画から拝借致しました」

女「もうっ!こう、ないんですか?『お前はオレのものだ!(キリッ』とか『誰にも渡さない!(キリッ』とか!」

男「あ、そんな簡単なのでいいのね」

女「男さんの本当の、心からの言葉ならなんでもいいんです!わかった!?」

男「わかった!了解!ちょ!近い近い」

女「仲直りするチャンスだと思いますけど?」

男「なんで目を……じゃあ、失礼して」

ぐうぅ

女「……」
男「……サーセン」

女「……プッ!アハハハハッ!……ハァ、今日は勘弁してあげましょう」

男「昼、ロクに食わなかったから……美味そう匂いもしてるし……」

女「それじゃ、とりあえず食べましょうか」

男「賛成。いただきます!」

0794以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/11(木) 05:47:24.42ID:Ze9XkQuKO
女(あー、いい天気ー!すっかり暖かくなってきたなぁ)

女(お花見かぁ……ホントは二人きりがいいんだけどなぁ。……お酒の勢いで……ムフフ。……あれ?)

女(……やっぱり男さんだ。なんで……ハハーン、外に出る用事のついでにサボってるのね。……そーっと近づいて、驚かせてやる!くふふ)


美「おまたせ。男ちゃんゴメンね」

男「遅いよ。ったく。次はどこ?」

美「服、とかかなぁ。……ブラも買いたいしぃ、興味ある?」

男「全然。これっぽっちも。マジで時間ないっつーの!」

美「はーい。……あ、これカワイー!」

男「コラ。さっさと歩く!毎度のコトながら買物に時間かけすぎ」

美「あぁん。そんなに乱暴にしないでぇ」

男「人多いから離れるなよ」

美「わかりましたー」

女(お、男さんがあんなに強引に……知り合いかな?その割には凄い親しげなんだけど……ど、どういうこと?)

0795以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/11(木) 05:48:10.82ID:Ze9XkQuKO
池「えっ?いや、いないと思うけど」

女「全然心当たりないですか?」

池「アイツの女性の知り合いって、ほぼ女ちゃんと共通すると思うけど……」

女「……凄い美人だったんですけど」

池「職場の同僚、とかは?」

女「いえ、全然知らない人で……そもそも職場の同僚でもあんな態度とらないと思うし……」

池「と、なると」

女「ど、どうしよう……まさか……」

池「いやぁ、アイツにそんな甲斐性ないでしょ」

女「そう、だといいんですけど」

池「オレがアイツに聞いてあげようか?」

女「……いえ、自分で聞きます」

0796以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/11(木) 05:48:59.88ID:Ze9XkQuKO
男「あれ?あがらないの?」

女「はい、今日は……(男さんに限ってそんなことあるはずが……」

男「そう……で、どうしたの?突然やって来て。何かあった?」

女「……あの、私、今日休日だったじゃないですか?それで、今度のお花見の為に買物に出掛けたんです」

男「うん」

女「そうしたら、その、……男さんが、女性と、凄い美人と歩いてるの見ちゃって……」

男「えっ?マジで?」

女「あの、その……だ、誰なんでしょう、か?」

男「……」

女「ど、どうして何も」

男「ゴメン」

女「えっ?」

男「見られちゃったか……」

女「な、なん、で?」

男「本当にゴメン」

0797以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/11(木) 05:49:48.77ID:Ze9XkQuKO
女「……わ、私が」

男「?」

女「私がっ!あ、あんまりしつこいから、き、嫌われ、ちゃった、のかな?」

男「あれ?泣いて」

女「っふうぅ……で、でも、すっごく仲良さそう、だったし、わ、私はっ、男さんが、それでいいならっうっぐっ……」

男「いやいや」

女「いっ、今までごめんっなさい。……ごめんなさいっ!」

ダッ!ダダダ……

男「えっ?ちょ!」


女「ふえっ、うぅっ!うわああああん!」

男「待っ、あいたっ!足、はやすぎ!」

0798以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/11(木) 05:50:37.24ID:Ze9XkQuKO
友「それで走って逃げてきた訳だ」

女「……うん。最悪」

友「だよねー。アンタというものがありながら」

女「いや、私が。……自分でもわかってたし。一人よがりで浮かれてたの」

友「そりゃあまぁ、アンタとしては、念願叶って!て訳だし」

女「そう言うのが重荷だったのかも。あの人、優しいから。……私が泣き付いたから、OKしたんだと思う」

友「うーん、あの人が浮気、二股、ねぇ。そんな器用には見えないし……ぶっちゃけ、あんまイケてないし」

女「でも、凄く仲良さそうだった……私に対する態度とは、全然違ったし……気兼ねなしって言うか」

友「むー。でもさ、アンタ、それでいいの?」

女「……だって」

友「だってじゃない!ちゃんと話してみ?」

女「うん……わかった……ありがと」

友「相談、グチはいつでも受付中よん」

0799以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/11(木) 05:51:33.25ID:Ze9XkQuKO
女(ハァ……何やってんだろ、私)

女(ちゃんと話、しないと……できるかなぁ。やだなぁ)

女(なんで、こんなことになっちゃったんだろ?)

女(自分勝手で、我が儘で、エラそうで)

女(ベタベタ甘えて、嫌なことから逃げて、すぐ泣いて……全然いいとこないじゃない)

女(もう、どうしたらいいか、わかんない……ヤバイ。また泣きそう……もう、消えてしまいたい……)

女(……あ、マンション。シャワー浴びて寝よう……疲れた……)

男「あっ!やっと帰ってきた。ドコ行ってたんだよ!電話繋がらないし……スゲー心配したよっ!」

女「えっ?な、なんで?」

男「だ、大丈夫?顔色悪いよ?」

0800以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/11(木) 05:52:20.20ID:Ze9XkQuKO
女「えっ?嘘……」

男「だから、何か勘違いしてるみたいだったから、いつもの仕返しにちょっと意地悪を……」

女「あの人が……姪ちゃんの、お母さん?」

男「そーなんだよ。どう言う仕掛けか、わからんけど歳とっても外見に変化がない」

男「姪の大学見学に行った帰りに、メシ奢るからって買物付き合え、と。サボりついでだしいいかって。」

女「……はあぁぁ、よかったぁ」

男「いきなり電話で迷子になった!とか言われて、まぁそんな感じ」

女「うん……ふぇっふええええん」

男「なっ!ちょ!お、怒るんじゃないの?」

女「ううん……よかったぁ、よかったよぉ、ふええぇぇ」

男「いや、何が!?と、とりあえず中に!誰かに見られたら、妙なコトになりかねん!」

女「うっぐ、ひぐ、うえぇぇ」

0801以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/11(木) 05:53:10.59ID:Ze9XkQuKO
女「……ふぅ」

男「落ち着いた?」

女「はあ、その、大変お見苦しいところを……」

男「いやいや……あれ?デジャヴュ?」

女「でも、本当によかったぁ……」

男「お、怒って、ない?」

女「それどころじゃなかったし……ハァ」

男「うーん、スゴイ罪悪感」

女「いえ、自分にま思い当たる節があるし。自業自得です」

男「そんなのないない」

女「これからは心を入れ替えます」

男「あのね、オレはそのまんまのキミが、好きな訳。良いとこ、悪いとこ、全部」

0802以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/11(木) 05:54:16.71ID:Ze9XkQuKO
男「キミが前言ってくれたコトみたいだけどさ、まぁ、キミの本質っつーか、心を見極めるっつーか、げふっ!なんで、抱きつ」

女「……これからも、好きでいていいですか?」

男「……うん。つかオレの台詞だと思うんだけど。悪いのはこっちだし」

女「ジーッ」

男「その上目遣いは反則だろ……」

男「コホン!……これからも、ずっと好きでいていいですか?」

女「……はい」

男「あぁ、それから、んー!?」

女「っん、ん、っはぁ!……それから?」

男「……また、今度にする」

女「えーっ、なになに?」

男「もう、いいや……」

女「だって……我慢できなかったんだもん……」

0803以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2009/06/11(木) 05:55:03.73ID:Ze9XkQuKO
男「ハァ……ま、これから時間はたーっぷりあるんだし、じっくり聞きだして下さい」

女「そうですねぇ。……私の取り調べはキツイですよ」

男「う……マジで?……やっぱ逃げようかな……」

女「逃げても追いかけます、絶対に」

男「こんなの追いかけて貰えるのは光栄だけど……」

女「その前にしっかり首輪をかけとかないと」

男「ちょ!うは、くすぐったい」

女「外しますか?」

男「ど、どうしよう……」

女「男さんは……腰紐?になるかな?」

男「こ、この体制は……」

女「……ねぇ?ダメ?」

男「だから、その上目遣っんんっ!?」