1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/02/20(月) 03:41:16.045 ID:BjrBpbGN0.net
空想少女「楽しいお話がいい?そうだよね。寝る前は素敵なお話を聞きたいもんね」
空想少女「そうだなぁ...えっ?...やっぱり残酷なお話が聞きたいの?」
空想少女「しょうがないなぁ...眠れなくなっても知らないよ?」
空想少女「じゃあ、短いのを一つだけ」
空想少女「『私の存在について』」
空想少女「そうだなぁ...えっ?...やっぱり残酷なお話が聞きたいの?」
空想少女「しょうがないなぁ...眠れなくなっても知らないよ?」
空想少女「じゃあ、短いのを一つだけ」
空想少女「『私の存在について』」
16: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/02/20(月) 05:54:24.159 ID:s9D2ZLXk0.net
空想少女「むかぁしむかし、ある所に空想が大好きな女の子がいました」
空想少女「……ふふっ、先読みしないの」
空想少女「うん、その通り。その女の子は私。小さな頃から空想ばかりしていたの」
空想少女「今も小さい? いいえ、どこから見ても立派なレディよ?」
空想少女「そうだね、話の続き。小さい頃から空想ばかり続けて、続けて……ある時ふと思ったんだ」
空想少女「どうして私は空想が好きなんだろ?ってね」
空想少女「……ふふっ、先読みしないの」
空想少女「うん、その通り。その女の子は私。小さな頃から空想ばかりしていたの」
空想少女「今も小さい? いいえ、どこから見ても立派なレディよ?」
空想少女「そうだね、話の続き。小さい頃から空想ばかり続けて、続けて……ある時ふと思ったんだ」
空想少女「どうして私は空想が好きなんだろ?ってね」
17: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/02/20(月) 05:59:03.127 ID:s9D2ZLXk0.net
空想少女「その日から、私の趣味は空想から想像に変わったわ」
空想少女「何のために人は無いものを想うんだろう? 喜びを得たいから? 苦しみから逃れるため?」
空想少女「いくら考えても分からなかった。だからいっぱい勉強した」
空想少女「たくさん勉強して、頭が良くなれば、分からないことも分かるようになるって思ったから、必死に勉強したわ」
空想少女「読んでない本があれば読み、知らない言葉があれば調べ、別の国の言葉があれば覚え……そうして、どれくらい経ったかな?」
空想少女「何のために人は無いものを想うんだろう? 喜びを得たいから? 苦しみから逃れるため?」
空想少女「いくら考えても分からなかった。だからいっぱい勉強した」
空想少女「たくさん勉強して、頭が良くなれば、分からないことも分かるようになるって思ったから、必死に勉強したわ」
空想少女「読んでない本があれば読み、知らない言葉があれば調べ、別の国の言葉があれば覚え……そうして、どれくらい経ったかな?」
18: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/02/20(月) 06:07:42.834 ID:s9D2ZLXk0.net
空想少女「『我思う、故に我在り』、聞いたことあるよね。そ、哲学のお話」
空想少女「今ここにいる私は誰かの想像の中の人物かも知れない。本当に私はここにいるの?」
空想少女「でも、そうやって疑う想いが、私がここにいる証明。そんなお話」
空想少女「……」
空想少女「私は、私がここにいるとは思わないんだ」
空想少女「今ここにいる私は誰かの想像の中の人物かも知れない。本当に私はここにいるの?」
空想少女「でも、そうやって疑う想いが、私がここにいる証明。そんなお話」
空想少女「……」
空想少女「私は、私がここにいるとは思わないんだ」
20: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/02/20(月) 06:14:54.252 ID:s9D2ZLXk0.net
空想少女「ここにいるとは思わない。別のどこかにいるとも思えない」
空想少女「私が私でなくちゃいけない理由も考えられないし、いてもいなくても」
空想少女「うん、いてもいなくても……どうでもいい、とも思わない。思えない?」
空想少女「靄がかかってる、壁がある、鍵が、蓋が、崖が、距離が……そういうのでもなくて」
空想少女「そらごと、からっぽ。そんな感じ」
空想少女「空想する私を誰かが生み出して。私は空想が大好きな女の子で」
空想少女「それだけを……与えられた、っていうのは違うね。持ってた。それだけがあるの」
空想少女「私が私でなくちゃいけない理由も考えられないし、いてもいなくても」
空想少女「うん、いてもいなくても……どうでもいい、とも思わない。思えない?」
空想少女「靄がかかってる、壁がある、鍵が、蓋が、崖が、距離が……そういうのでもなくて」
空想少女「そらごと、からっぽ。そんな感じ」
空想少女「空想する私を誰かが生み出して。私は空想が大好きな女の子で」
空想少女「それだけを……与えられた、っていうのは違うね。持ってた。それだけがあるの」
22: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/02/20(月) 06:23:21.252 ID:s9D2ZLXk0.net
空想少女「体はない。声もない。心も、魂だって、考える力もない」
空想少女「在るのは空想が大好きな女の子、『空想少女』」
空想少女「からっぽの私を誰かが被っている? いいえ」
空想少女「私は誰かの生み出したツギハギ? いいえ」
空想少女「空想少女は存在しない? いいえ」
空想少女「私は、ここにいる? ……さあ?」
空想少女「在るのは空想が大好きな女の子、『空想少女』」
空想少女「からっぽの私を誰かが被っている? いいえ」
空想少女「私は誰かの生み出したツギハギ? いいえ」
空想少女「空想少女は存在しない? いいえ」
空想少女「私は、ここにいる? ……さあ?」
23: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/02/20(月) 06:26:40.111 ID:s9D2ZLXk0.net
空想少女「なんてことを考えてたら、いつの間にか朝になってて、寝る時間がなくなっちゃってたの。ね! 怖いでしょ?」
空想少女「もっとお話が聞きたい? でもほら、そろそろ起きないと」
空想少女「……うーん、そう言われてもねぇ。また夜になったらね」
空想少女「また会えるかって? なんだか変なことを聞くんだね」
空想少女「もっとお話が聞きたい? でもほら、そろそろ起きないと」
空想少女「……うーん、そう言われてもねぇ。また夜になったらね」
空想少女「また会えるかって? なんだか変なことを聞くんだね」
25: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/02/20(月) 06:32:43.318 ID:s9D2ZLXk0.net
空想少女「会えるよ」
空想少女「あなたが私を空想してくれたなら」
空想少女「見える? 聞こえる? 触れられる? ちゃんとあなたの『空想少女』はここに在るよ」
空想少女「目を凝らしてもダメ。呼んでも答えないよ。抱きしめたってすり抜けちゃうんだから」
空想少女「……空想して」
空想少女「じゃあね」
空想少女「また、同じ空を想えたら」
終わり
空想少女「あなたが私を空想してくれたなら」
空想少女「見える? 聞こえる? 触れられる? ちゃんとあなたの『空想少女』はここに在るよ」
空想少女「目を凝らしてもダメ。呼んでも答えないよ。抱きしめたってすり抜けちゃうんだから」
空想少女「……空想して」
空想少女「じゃあね」
空想少女「また、同じ空を想えたら」
終わり


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