1: 名無しで叶える物語 2023/01/01(日) 14:23:53.37 ID:LF+ZbJ1/.net
~…部室…~

侑「は~い、吸ってぇ~」

せつ菜「はい……っ。うぐぐ……」スゥ~

侑「はいそのままだよ~。そのまま空気を  に取り込み続けて~」

せつ菜「あっ……ぐぅっ……!」

せつ菜「せ、切ないですっ!侑さん!  がどんどん切なくなっていきますっ!」

侑「頑張れせつ菜ちゃん!ここが大事なんだ!」

せつ菜「あ、あああああああああああああ!」スゥ~

侑「よしっ!目一杯屁を取り込んだら……それを一気に排出するんだ!」

 
2: 名無しで叶える物語 2023/01/01(日) 14:26:13.96 ID:LF+ZbJ1/.net
せつ菜「はいっ!優木せつ菜、放屁(で)ます!」

ブブッビビッピチチチチチチチチチ…チチ……チチチチチ……

侑「……」

せつ菜「ど、どうでしたか……?」ドキドキ

侑「おめでとう、せつ菜ちゃん。君もこれでオナラー(Onaler)だよ。放屁審判第一級の私が保証するよ!」

せつ菜「……!本当ですか!やりました!やりまし、た……うぅ……」グスグス

侑「……ここまで長かったもんね。よく頑張ったよせつ菜ちゃん」ポン

せつ菜「ありがとうございます……っ!」ペカー

4: 名無しで叶える物語 2023/01/01(日) 14:29:27.11 ID:LF+ZbJ1/.net
せつ菜「その、できれば、久々に侑さんの放屁も聞きたいんですが……」

侑「うん!今日は出血大サービスならぬ出屁血大サービスだよ!とくとご覧あれ!」

せつ菜「わぁ~」キラキラ

侑「よおし、まずは  ぐり返し!」ゴロン

せつ菜「早い!ベスト  ぐり返しになるまでゼロコンマ四秒です!」

侑「【小刻みな吸入(ポンピング・インヘイル)】!」

せつ菜「すごい!一気に吸い込むのではなく、小刻みに吸い込むことで  に気づかれずに空気を吸っています!」

侑「【夜空万華鏡】!」

せつ菜「あぁ!これはなんやらかんやらがうんたらかんたら云々!!」

……
…………

6: 名無しで叶える物語 2023/01/01(日) 14:31:43.51 ID:LF+ZbJ1/.net
せつ菜「はぁ……やっぱり侑さんの放屁六感(オナラーセンス)には勝てません」

侑「まあまあ。まだせつ菜ちゃんはオナラ道を歩み始めたばかりだから。それに、空気を取り込む容量はせつ菜ちゃんの方が多いんだよ?」

せつ菜「え、そうなんですか?」

侑「うん。まぁ、  の中で質のいい屁に変換する放屁クレンジングの能力がまだまだだから分からないかもしれないけど」

せつ菜「なるほど……。才能があると言われるのはいい気分です!」ペカー

ガララッ

璃奈「ここにいた」

侑「あ、璃奈ちゃん。どうしたの?」

璃奈「精神年齢が幼稚園生並みの二人にお勧めのスイッチを持ってきた」

9: 名無しで叶える物語 2023/01/01(日) 14:34:43.54 ID:LF+ZbJ1/.net
せつ菜「幼稚園並みって……オナラーの道は深いんですよ?」

侑「まあまあ。えぇと……。今日は三つスイッチがあるんだね」

璃奈「うん。一つずつ説明させて欲しい」

璃奈「一つ目は『強制的に相手に屁をさせるスイッチ』」

璃奈「二つ目は『屁を溜めさせるスイッチ』」

璃奈「三つめは『屁の音色を変えるスイッチ』」

せつ菜「うおおおおおおおおお!聞くだけでワクワクするスイッチです!」

侑「やっぱり天使天才天王寺だね!」

璃奈「試しに使ってみるよ」ポチッ

せつ菜「わわっ」ブピッ

璃奈「少し下痢気味の屁だね」

11: 名無しで叶える物語 2023/01/01(日) 14:37:53.68 ID:LF+ZbJ1/.net
せつ菜「すごいです!すごいです!」キラキラ

璃奈「二つ目のスイッチを連打すると……」ポチポチポチ

せつ菜「あっあ、ああああああああ!お腹が膨らんでいきます!」プクー

璃奈「そして屁をさせるスイッチを押すことで……」ポチッ

璃奈「そして三つ目のスイッチを……侑さん」

侑「これで音色を変えられる、と」ポチ

せつ菜「うわあああああああああああ!」

ブルルッッッブブブブブッババッッ…チチチ……(ネオスカ風の屁)

侑「お~すごいねこれ。演奏家ならぬ屁奏家になれるんだ」

せつ菜「す、すごいです……!人は楽器になれるんですね!」

璃奈「どう?気に入ったかな」

16: 名無しで叶える物語 2023/01/01(日) 14:40:52.50 ID:LF+ZbJ1/.net
侑「すごいよ璃奈ちゃん!画期的な発明だよ!」

せつ菜「侑さん侑さん!皆さんにもオナラをさせましょう!」

侑「いいね!絶対にオナラをしちゃいけないシチュエーションでさせようよ!」

璃奈「その言葉を待ってた」

璃奈「ここに幽体離脱することでリアルタイムにみんなの様子を確認できる装置がある。これで実行しよう」

せつ菜「うおおおおおおおおおおお!!これは楽しくなってきましたよおおおおおおおおおおおお!!」

侑「早速やろう!早速!」

璃奈「うん」

璃奈「これも……地球のため」ボソッ

せつ菜「何か言いましたか?」

璃奈「うぅん。なんでもない。璃奈ちゃんボード『キリッ』」

19: 名無しで叶える物語 2023/01/01(日) 14:43:29.64 ID:LF+ZbJ1/.net
璃奈「とりあえず。まずは愛さんからいこうか」

侑「よしきたっ!それじゃあこの装置を起動させればいいんだね?」ブゥン…

せつ菜「お~!魂だけが抜けて愛さんのところへ移動していきます!」

~…もんじゃ宮下…~

愛「はい、一丁上がり!」

常連「おぉ!相変わらず美味しそうだねぇ」

愛「どんどん食べてね!」

侑『もんじゃ焼き中みたいだね』

せつ菜『店内は盛況みたいですし、オナラをするシチュエーションとして不適格ですかね?』

璃奈『タイミングが悪かったかな。出直す?』

侑『……いや、店内がうるさくとも、甲高く長い音なら奏でられるはずだよ!』

21: 名無しで叶える物語 2023/01/01(日) 14:46:27.83 ID:LF+ZbJ1/.net
侑『私が音色担当するから、せつ菜ちゃんは屁を出す担当。璃奈ちゃんは屁を  に溜める担当ね!』

せつ菜・璃奈『はい!/うん!』

璃奈『とりあえず五回くらい溜める』ポチポチ

愛「あ゛あ゛!?」

常連「あ、愛ちゃん?大丈夫かい……?」

せつ菜『ちょっとこのまま様子を見てみたいです!』

侑『お~、デビルせつ菜ちゃんじゃん~』

愛「だ、だいじょう──」プルプル

せつ菜『ここです!』ポチッ

愛「──」ブブブブブブゥゥゥウウウウウ!!!!

常連「だいじょう、ブブブブブブゥゥゥウウウウウ……?」

23: 名無しで叶える物語 2023/01/01(日) 14:49:11.11 ID:LF+ZbJ1/.net
侑『……ッ……は、はは……w』プルプル

せつ菜『ゆ、侑さん……wす、スイッチ……お、押し…w』プププ

璃奈『せつ菜さん、口から屁、漏れw…くっ……くくく……w』

せつ菜『屁じゃ、ないっ、すよw……あはっ、あはははははははははは!!!!!!!!』

常連「だ、大丈夫だよ。立ち仕事って辛いもんね。おじさん全然気にしてないから」

愛「常連さん……うぅ、恥ずかしい……」

侑『し、仕切り直そう……っ!』

璃奈「うん……!えいっ!」ポチポチポチ

せつ菜「放屁(だ)しますよぉ!」ポチッ

侑「奏でます!」ポチチチッ

愛「あ゛っ゛待゛っ゛──」

バァァアアアピイイィィィィイイイポオォオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!

24: 名無しで叶える物語 2023/01/01(日) 14:50:45.49 ID:LF+ZbJ1/.net
せつ菜『来ました!サイコーハートです!』

璃奈『これは……もはや芸術だね……』

侑『うぅむ。我ながら、自分の音楽技術に惚れ惚れするよ』

常連「……」

常連「かぎや~たまや~(?)」

侑『?』

せつ菜『?』

璃奈『?』

25: 名無しで叶える物語 2023/01/01(日) 14:53:44.57 ID:LF+ZbJ1/.net
~…部室…~

侑「いやぁ~。オナラってやっぱりサイコーだよね!」

せつ菜「ですね!次は誰にしましょうか!」

璃奈「次はミアちゃんにしよう」

侑「いいね~。ステイツの屁ってどんな感じなんだろう」

せつ菜「ワクワクが止まりません!」

~…ミアの部屋…~

ミア「う~……」

ミア「Shit!今の環境じゃ凡百な曲しか出来上がらない!」ガタンッ

ミア「だからと言ってヘグルイ共の巣窟にいたら鼻が曲がるし……」ブツブツ

26: 名無しで叶える物語 2023/01/01(日) 14:56:25.38 ID:LF+ZbJ1/.net
侑『どうも作曲で悩んでるっぽいね』

せつ菜「そうですね。周囲に人もいませんし、絶対にしちゃいけないシチュエーションではないですよね」

璃奈『どうする?』

侑『う~ん。作曲に悩んでるなら手を貸してあげたいけどなぁ……』

せつ菜『あ、そうです!オナラの音色でミアさんを救ってあげられませんか?』

侑「あ!その手があったか!さすがせつ菜ちゃん!」

璃奈「じゃあ  に溜めるよ」ポチチチチ

ミア「う……」

ミア「な、なんだこの腹のグルグル感……」

せつ菜『……もうちょっとここ、見ててもいいですか?』

璃奈『せつ菜さんってガス溜めこみフェチだったんだ』

侑『ちょっとマニアックだね』

せつ菜『新たな扉を開けるのは悪い気分ではありませんね!』ペカー

27: 名無しで叶える物語 2023/01/01(日) 14:59:56.26 ID:LF+ZbJ1/.net
ミア「お゛っ゛……」

ポオオオオオオオオオオオオオオオオ????????

侑「えっ……w自然に……?w」

せつ菜「わ、私、押してませ、んw……くくっ」プルプル

璃奈『き、汽車が…つう、通過……w』

侑『ふ、ふふっ……し、しかも…ッw、ぎ、疑問形……?w』

せつ菜『ぶはっ……あははははははははは!!!!ポオオオオ???』

璃奈『ポオオオオオオオ????wwwwwww』

侑『す、ステイツの屁って…汽車……ッw』

ミア「な、なんだ今のファルツ(オナラ)……」

ミア「ただの屁じゃない……。なんだか惹きつけられる魅力があったような……」

ミア「もう一度……もう一度すれば、きっと掴める気がする!」

ミア「ぐっ……うっ……。Shit!無理やり屁なんて出やしない!」

28: 名無しで叶える物語 2023/01/01(日) 15:02:40.56 ID:LF+ZbJ1/.net
侑『ミアちゃんがなんだかもう一度したがってるけど……』

璃奈『うん。やらせてあげよう』

せつ菜『そうですね!よく分かりませんがミアさんにしか分からない世界があるんでしょう!』

ミア「うっうっうっうぅうううう!!」

璃奈『えいっ』ポチチチチチ

せつ菜『放屁(はっ)射します!』ポチッ

侑「行くよミアちゃん!私とのユニゾンだよ!」ポチッ

ミア「あ、ああああああああ゛」

ミア「く、くる!ビッグバンくるぞ……!」

ミア「うおおおおおおあああああああああああ」

ポオオオオオオオオオピイイイイイイイイイイイイイイ!?!?!?!?!?

29: 名無しで叶える物語 2023/01/01(日) 15:04:46.28 ID:LF+ZbJ1/.net
侑『!?』

せつ菜『!?』

璃奈『!?』

ミア「はぁ、はぁ……」

ミア「こ、これだぁ!これが最高の作曲方法だ!」

ミア「ファルツ……日本語では屁、だったね……!」

ミア「Hey!Music!Start!」プ…(残り屁)

侑『…Hey、てw』

せつ菜『愛さんじゃないんですから……w』

璃奈『み、ミアちゃん?w』

侑『てか…wオナラで!?って……w』

璃奈『オナラで感情w出てもうてる……w』

せつ菜『さ、さすがステイツwですw』

30: 名無しで叶える物語 2023/01/01(日) 15:07:05.32 ID:LF+ZbJ1/.net
~…ブッ室…~

侑「あ~、面白かったっ!」

せつ菜「たまりませんね!」

璃奈「次は誰にする?データ収集は次で十分なんだけど」

せつ菜「あ、データ収集が目的だったんですか」

璃奈「うん。まぁ、娯楽も主な目的の一つだけど」

侑「ステイツが来たし、最後は中国四千年のオナラで締めようか」

せつ菜「中国四千年のオナラですか!それはヤバいですね!」ペカー

璃奈「最後……」

璃奈「いや……ここからが本番……」ブルルッ

侑「璃奈ちゃん?顔が青いけど大丈夫?」

璃奈「だ、大丈夫。ランジュさんのところへ行こう」

せつ菜「レッツラゴーですよぉ!!」

31: 名無しで叶える物語 2023/01/01(日) 15:09:17.22 ID:LF+ZbJ1/.net
~…屋外ライブ会場…~

侑『えぇと……?あれ、どこにランジュちゃんいるんだろう?』

せつ菜『ライブ会場の近くですけど、見当たりませんね』

璃奈『座標はここで合っているはず。みんなに打ち込んだマイクロチップが居場所を教えてくれる』

侑『そうなんだ。迷っても安心だね』

せつ菜『あ、ステージを見てください!』

ババンッ!!

ランジュ「你好!鐘嵐珠よ!」ダッ

侑『あ~、ゲリラライブだったんだ』

せつ菜『こういう演出好きそうですよね』

32: 名無しで叶える物語 2023/01/01(日) 15:12:27.65 ID:LF+ZbJ1/.net
客「えっ!あれってランジュちゃんじゃん!私知ってる!」

客2「私も私も!」

せつ菜『この盛況具合では、生半可なオナラでは太刀打ちできませんよ!』

侑『うん!素直な璃奈ちゃん見せちゃって!』

璃奈『任せて!』ポチチチチチチチチチチチチチ×∞

ランジュ「か゛……ッ!?」

客「フーセンドラゴンランジュちゃん!?」

客2「中国ってドラゴン好きだからなぁ」

侑『お腹がパンパンだ!』

せつ菜『……も、もうちょっと見ていいですか?』

璃奈『フェチズムには素直たれ。古事記にもそう書かれてる』

ランジュ「お゛……」

ランジュ「ら、ランジュの……ゲリラ、ライブに……」

ランジュ「謝謝よ……みん、な……」

33: 名無しで叶える物語 2023/01/01(日) 15:14:54.87 ID:LF+ZbJ1/.net
侑『すごい……!あんなにお腹がパンパンなのにスクールアイドルの矜持を捨ててない!気高いよランジュちゃん!』

せつ菜『私……泣きそうです……。でも、興奮します……』グスグス

璃奈『全スクールアイドルに見て欲しい。録画もしてるから動画サイトに上げて全世界に共有しよう』

せつ菜『う、うぅ……ありがとうございました!ランジュさん!』

せつ菜『あなたからはスクールアイドルとしての矜持!そしてガス溜めこみフェチのてっぺんを見ました!では、アディオス!!』ポチッ

ランジュ「は゜」
 

34: 名無しで叶える物語 2023/01/01(日) 15:17:09.83 ID:LF+ZbJ1/.net
ランジュ「ゲ……」

ランジュ「下痢、ラ……!」ガクッ

侑『……ッ!げ、ゲリラ、ライブ……w』

せつ菜『だ、大成功です……w』

璃奈『これが本当のw下痢ラライブw』

せつ菜『愛さん来ちゃいますよw』

侑『た、たまや~wかぎや~w』

璃奈『や、やめよう……w』

~…部室…~

侑「いや~。面白かった。これでデータ収集は終わりなんだよね?」

せつ菜「またやりたいですね。次は演劇中のしずくさんとかバイト中の彼方さんとかに仕掛けたいところです」

璃奈「うん。これで実験は終了。でも、本番はここから」

侑「本番?」

璃奈「実は今、地球は滅亡の危機に瀕しているの」

璃奈「つまり人類は滅亡する!」ババン

侑・せつ菜「な、なんだってー!」

35: 名無しで叶える物語 2023/01/01(日) 15:19:11.33 ID:LF+ZbJ1/.net
侑「……詳しく教えて貰ってもいいかな」

璃奈「うん。少し長くなるけど許して欲しい」

璃奈「エマさんは大食漢で健啖家なことは知ってるよね」

せつ菜「そうですね。いつもボ~ノって言いながら美味しそうに食べているイメージです」

璃奈「そう。エマさんは『なんでも美味しく』食べてしまうんだ」

侑「別に悪いことじゃないような」

璃奈「それは私たちが普段口にするような食べ物だけじゃない。核廃棄物や産業廃棄物でもなんでも美味しく食べちゃう」

せつ菜「えぇ!?そんなこと可能なんですか!?」

璃奈「スイスだから」

侑「そっか……スイスだもんね……」

36: 名無しで叶える物語 2023/01/01(日) 15:22:11.41 ID:LF+ZbJ1/.net
璃奈「日本政府だけじゃない。アメリカ、中国全ての先進国全て、自国では手に余るゴミをエマさんの胃袋に廃棄してるの」

璃奈「エマさんは善い人だから、それをずっと受け入れてたの。でも……エマさんの体内ではとんでもないことが起こってた」

侑・せつ菜「……」ゴクッ

璃奈「エマさんの中で廃棄物同士が干渉し合い、励起し、結果的により有害な気体に変化を遂げてしまった」

璃奈「エマさんがもし一度でもオナラをすれば、その有害な気体は日本を滅ぼし、数刻もすれば全世界に広がる」

璃奈「結果……全世界は滅亡する」

侑「そんなことが……」

せつ菜「あんまりです!エマさんにゴミを押し付けるだなんて……。どうにかできないんですか!?」

璃奈「うん。そのためにこの三つのスイッチを開発したの」

璃奈「まずエマさんの体内にガスを発生させる」

璃奈「そしてそれを一気に放出する。今まで蓄積された気体はその勢いのまま成層圏を突破して、宇宙へと広がる。最後にオナラの音色を調節することでなんかいい感じになる」

璃奈「ドラえもんのバイバインと同じような感じ」

せつ菜「そ、そうですか……助かる見込みがあるのならよかったです」ホッ

37: 名無しで叶える物語 2023/01/01(日) 15:24:21.45 ID:LF+ZbJ1/.net
侑「それで……今エマさんはどこにいるの?」

璃奈「えぇと……」ピコピコ

璃奈「……いた。ここは……トイレ?」

璃奈「……!?」

璃奈「う、嘘……」ブルブル

侑「どうしたの!?」

璃奈「エマさんの中にある有害な気体が……もっと進化(屁ボリューション)してる……。私のスイッチじゃ、この進化(屁ボリューション)には耐えられない……」

璃奈「エマさんのマイナスイオンが進化(屁ボリューション)を促しちゃったんだ。目算が誤ってた……」ガクッ

せつ菜「え、え……。つまり、どういうことですか?」

璃奈「つまり……」

璃奈「つまり人類は滅亡する!」ババーン

侑・せつ菜「な、なんだってー!」

せつ菜「まずいですよ!枕がデカすぎます!」

璃奈「八方塞がり……。もうエマさんがオナラをするまで時間がない……」

38: 名無しで叶える物語 2023/01/01(日) 15:26:19.20 ID:LF+ZbJ1/.net
璃奈「せめて安らかに死を迎えられるよう、安楽死できる錠剤を……」フラッ

侑「……二人とも、まだ、まだ終わってないよ!」

せつ菜「侑さん……」

璃奈「無理だよ……。エマさんは生まれてから今までオナラをしたことがない。もう我慢できる閾値は超えてる。これ以上は……無理だよ」

侑「大丈夫。私とせつ菜ちゃん、そして璃奈ちゃんがいればきっとどうにかなる」

璃奈「侑さん……。でもどうやって……」

侑「話している暇はないよ!今すぐ校庭に向かうよ!」

璃奈「う、うん……!」

せつ菜「よく分かりませんが分かりました!」ダッ

39: 名無しで叶える物語 2023/01/01(日) 15:29:02.13 ID:LF+ZbJ1/.net
~…校庭…~

侑「よ、よし。なんとか間に合った……!」

せつ菜「ここで一体なにを──」

ブバアアアアアアアアアアアアン!!!!!!

璃奈「……っ!初期屁動が来た!虹ヶ咲校舎の屋根が全部吹き飛んだ……!」

侑「エマさんは……あそこのトイレにいるんだね」

璃奈「う、うん」

侑「璃奈ちゃん。オナラを溜められるだけ溜めて。ランジュちゃんの時でギリギリは分かったでしょ?」

璃奈「……分かった。もう何も言わない。侑さんに従うよ」

侑「ありがとう!私が合図したら屁を出して!」

璃奈「分かった!」

侑「せつ菜ちゃん。  ぐり返しだよ」ゴロン

せつ菜「え、はい……?」ゴロン

40: 名無しで叶える物語 2023/01/01(日) 15:31:03.14 ID:LF+ZbJ1/.net
璃奈「……!来た!本丸が来る!」

ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

侑「今だよせつ菜ちゃん!エマさんの放屁を吸い込むんだ!」

せつ菜「……!」

せつ菜「なるほど、そういうことですか」ニヤリ

せつ菜「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」

スゥゥゥゥゥゥウウウウウウウウウウウウウ!!!!

璃奈「!!」

璃奈「すごい……エマさんの放屁を一切漏らさず  に吸い込んでいく……!」

璃奈「でもこれじゃあ、器がせつ菜さんに変わっただけ……」

侑「せつ菜ちゃん。大好きだよ!」

せつ菜「んむっ」

侑「んっ、ちゅ…れろ……んむ……」

璃奈「え、なんで今キス……?」

せつ菜「ん、れぇ…ちゅるる……ちゅ…んっ……」

璃奈「ハッ!そうか!せつ菜さんが吸い込んだ屁を侑さんに渡してるんだ!」

璃奈「せつ菜さんが吸い込み、侑さんが放屁クレンジングをする!」

侑「ん、れろ…んむるちゅばっ……」

41: 名無しで叶える物語 2023/01/01(日) 15:32:58.10 ID:LF+ZbJ1/.net
ブボボボボボボボボボボボボボボボ!!!!!!!!!!!!!!

璃奈「侑さんから莫大な量のオナラが……」バッ

璃奈「すごい!全然臭くない!放屁クレンジングが成功してるんだ!」

璃奈「でも……それじゃあだめ!」

璃奈「有害なオナラを吸い込んで無害なオナラにするだけじゃだめ……」

璃奈「もう二度とこんなことが起こらないように、世界の平和を告げなきゃいけないんだ!」

璃奈「ラブアンドピース!誰かに誰かの責任を押し付けるんじゃない!誰かのために誰かの助けになるよう、みんながみんなを助け合う!」

璃奈「そんな未来のために!」

璃奈「侑さんのオナラ……借りるよ……っ!」

42: 名無しで叶える物語 2023/01/01(日) 15:34:31.96 ID:LF+ZbJ1/.net
侑「んれろ…ちゅるばっ……んむれろ……っ!」

ブルルルルルルババッバババババベベババババババババ!?!?!?!?

璃奈「届け、届け……!私には侑さんほどの作曲センスはない!」ポチチチチ

璃奈「けど、この平和への願いは本物だから!」ポチチチチ

璃奈「お願い!届いて!みんなに!私たち三人の……うぅん、エマさんもみんなも含めた……!」ポチチチチ

璃奈「虹のオナラよ!全世界に届いて!」ポチチチチ

パラララララララララ~~~~~~~~~~♪

 そして、エマが排出し、せつ菜が吸い込み、侑がクレンジングし、璃奈によって奏でられた虹の音色は、全世界へと発信された。
 世界に届けられた虹の音色は、全ての人に眠る平和への気持ちに作用した──

43: 名無しで叶える物語 2023/01/01(日) 15:36:11.59 ID:LF+ZbJ1/.net
~…エピローグ…~

璃奈(あれから、世界は変わったような気もするし、変わっていないような気もする)

璃奈(エマさんへの廃棄物処理依頼は無くなった)

璃奈(エマさんは産業廃棄物の味を惜しんでいたけど、その辺は舌の改造手術をしてどうにかした)

璃奈(まぁ……たぶん。一見して世界は変わっていないように見えて、実は変わっているんだと思う)

璃奈(少しだけ人に優しくなれれば、その分世界は平和になる)

璃奈(そんなささやかなこと。それだけでいいんだ)

璃奈(そう。確かにそこにはあるんだ。人が他の人へ優しくしようとする気持ちは)

璃奈(あまり見えないけど、でも確かに存在する。それはまるで──)

侑「あ、せつ菜ちゃんすかしっ屁した?」

せつ菜「あはは。バレましたか。さすが侑さんですね」

侑「まだまだステルス技術が甘いよ!」

せつ菜「もっと精進します!」

璃奈「ふふっ……」

~屁幕~

引用元: 侑「強制的に屁をさせるスイッチ?」璃奈「うん」