1: 名無しで叶える物語◆Srwi4499★ 2026/05/02(土) 19:16:56 ID:???00


~可可ハウス~


かのん「⋯⋯」

千砂都「⋯⋯」

可可「⋯⋯グー⋯⋯」zzz…

かのん「ねぇねぇちぃちゃ~ん」

千砂都「なぁに~?かのんちゃ~ん」

かのん「ちぃちゃんアイス好き~?」

千砂都「好きだよ~」

かのん「だよねー」

千砂都「うん」

かのん「アイス嫌いな女子高生なんていないんじゃないかな~?」

千砂都「さぁね~。探せばもしかしたらいるんじゃない?」

かのん「いやぁ~いないって~」

千砂都「そっかぁ」

可可「⋯⋯⋯スピー⋯」zzzz…

2: 名無しで叶える物語◆Srwi4499★ 2026/05/02(土) 19:17:35 ID:???00
かのん「⋯⋯」

千砂都「⋯⋯」

可可「⋯スー⋯⋯クー」zzz…

かのん「ねぇねぇちぃちゃ~ん」

千砂都「なに?」

かのん「ちぃちゃんわたしのこと好き~?」

千砂都「好きだよ」

かのん「やっぱり~?」

千砂都「うん」

かのん「わたしのこと嫌いな女子高生なんていないんじゃないかな~?」

千砂都「それは探せばいるんじゃない?」

かのん「いやいやいないって~」

千砂都「そっか~」

可可「⋯ンムム⋯⋯⋯グー⋯」zzzzz…

3: 名無しで叶える物語◆Srwi4499★ 2026/05/02(土) 19:18:09 ID:???00
かのん「⋯⋯」

千砂都「⋯⋯」

可可「⋯⋯スピャー⋯⋯スヤァ⋯」zzz…

かのん「ねえねえちぃちゃ~ん」

千砂都「あん?」

かのん「あん?てw」

千砂都「ごめんごめん。なに?」

かのん「わたしアイス食べたいんだよね~」

千砂都「食べたらいいんじゃないの?冷蔵庫見てくれば?」

かのん「そんな⋯。人の家の冷蔵庫漁るなんて」

千砂都「なに言ってんの。いつもやってるじゃん」

千砂都「いまさら可可ちゃんが気にすると思えないし、かのんちゃんはもっと気にしないでしょ」

4: 名無しで叶える物語◆Srwi4499★ 2026/05/02(土) 19:18:40 ID:???00
かのん「その通りだけどだいぶ言い方ひどくない?」

千砂都「その通りなら問題ないよね」

かのん「まあ実を言うとさっき見てきたんだ」

千砂都「そっか。じゃあ私の分もお願いね」

かのん「⋯」

可可「⋯⋯スヤァ⋯⋯スピー⋯⋯」zzzz…

千砂都「アイス取ってこないの?」

かのん「さらに実を言うとね?」

千砂都「うん」

かのん「見てきたけどあんまり食べたいやつが無かったんだ」

5: 名無しで叶える物語◆Srwi4499★ 2026/05/02(土) 19:19:16 ID:???00
千砂都「へー。じゃあ私のだけでいいから持ってきてよ」

かのん「だからちぃちゃん。ちょっとコンビニまでひとっ走り行ってきてほしいんだけど」

千砂都「あぁーん?」

かのん「ちょっとコンビニ行ってアイス買って来てよ」

千砂都「今かのんちゃんのこと嫌いな女子高生が一人増えたよ」

かのん「マジか」

千砂都「人をパシリに使おうだなんて、かのんちゃんも偉くなったねえ」

かのん「ちぃちゃんもわたしをパシリにしようとしてたよね。数秒前に」

千砂都「私のはパシリじゃなくてお願いだから」

6: 名無しで叶える物語◆Srwi4499★ 2026/05/02(土) 19:19:46 ID:???00
かのん「じゃあわたしのだってお願いだよww」

千砂都「やだ」

かのん「そこをなんとか」

千砂都「やだ」

かのん「お願い」

千砂都「やだ」

かのん「わたしのこと好きだって言ったじゃん」

千砂都「今は嫌い」

かのん「そんなこと言わずに」

千砂都「やだ」

かのん「ダメ?」

千砂都「駄目」

かのん「どうしてもダメ??」

千砂都「もうちょっと可愛く言ってみて」

かのん「だめぇ?♡」

千砂都「駄目」

かのん「じゃ言わせないでよw」

7: 名無しで叶える物語◆Srwi4499★ 2026/05/02(土) 19:20:22 ID:???00
千砂都「はぁ~。ねぇかのんちゃん」

かのん「なに?」

千砂都「私が今何してるかわかる?」

千砂都「ていうか今の状況わかってる?」

かのん「今?えーっとねー」

かのん「可可ちゃん家にお泊まり中。それで夕ご飯食べてからお喋りしてたら可可ちゃんが寝ちゃったんだよね」

かのん「そしてちぃちゃんもコタツに首まで浸かってゴロゴロしてる」

千砂都「そうだね」

千砂都「ついでに付け加えるとね。今日の夜はすっごく寒くなるんだって。雪降るかもだって」

かのん「そうなんだ」

千砂都「そんな中コンビニ行けって?」

かのん「⋯んふふふww」

千砂都「あとね、一つ間違ってるよ」

かのん「ん?」

8: 名無しで叶える物語◆Srwi4499★ 2026/05/02(土) 19:20:56 ID:???00
千砂都「私はね。ただゴロゴロしてるんじゃなくて、コタツで丸くなってるんだよ」

かのん「ん?」

千砂都「わかるよね?」

かのん「わかんない」

千砂都「わかるよね?コタツってね、人間が『丸くなれる』唯一無二のものなんだよ?」

かのん「わかんないなぁ」

千砂都「もはや神器と言っても過言ではない」

かのん「だいぶ過言だと思うよ」

千砂都「私の幸せな時間を邪魔しないでほしいな」

かのん「日常のささやかなコトに幸せを感じられるのは、ちぃちゃんの良いとこだと思うな」

千砂都「怒るよ?」

かのん「褒めたのにw!?」

9: 名無しで叶える物語◆Srwi4499★ 2026/05/02(土) 19:21:33 ID:???00
千砂都「ささやかなんかじゃないよ!私は今!幸せの絶頂なの!」

千砂都「もしかしたら今が人生の最高到達点かもしれない!」

千砂都「わかるよね?」

かのん「だからわかんないってw」

かのん「それに丸くなれるものだって、探せばきっとたくさんあるよ!」

千砂都「たとえば?」

かのん「たとえば~⋯例えば⋯」

かのん「あっ、ほら。そもそもしゃがんで膝抱えれば丸くなってるって言うじゃん!ほらあった~」

千砂都「ただの落ち込んでる人だよね、それ」

かのん「そーゆーこと言うww?」

10: 名無しで叶える物語◆Srwi4499★ 2026/05/02(土) 19:22:02 ID:???00
千砂都「次」

かのん「えぇ~⋯?え~~~~っとぉ~⋯⋯」

かのん「あっ!」

かのん「昔ヤンチャしてた人が歳とって落ち着くこと丸くなるって言うよね!」

千砂都「それ例えだよね?実際の丸じゃないよね?」

かのん「だったらコタツで丸くなるのも例えだよww」

千砂都「異議は認められませーん」

千砂都「明日までの宿題にしま~す。考えておいてくださーい」

千砂都「出来なかったらかのんちゃんの頭を丸めるから」

かのん「話題の軽さに対して罰が重い!!」

かのん「えぇ~?えぇ~と、え~~~あ~~」

千砂都「頑張ってね~」ゴロリン

11: 名無しで叶える物語◆Srwi4499★ 2026/05/02(土) 19:23:05 ID:???00

かのん「まる~⋯まる、丸い⋯⋯丸の」

千砂都「~♪フフフ~ン♪」ゴロゴロ


かのん「まるまるまるまる⋯」

千砂都「~♪あいすくりーむ♪すくりー♪すくりー♪」


かのん「まる、ま~る書いて⋯⋯⋯」

かのん「⋯⋯⋯」

かのん「⋯⋯⋯ハッ!?」

かのん「⋯ねぇねぇちぃちゃん」

千砂都「なに~?」

かのん「ちぃちゃんさ」

千砂都「うん」

かのん「もしかしてわたしのこと丸め込んだの?」

12: 名無しで叶える物語◆Srwi4499★ 2026/05/02(土) 19:23:42 ID:???00
千砂都「あれ?気づいちゃった?」

千砂都「おかしいなあ。かのんちゃんなら気づかないと思ったのに」

かのん「ちぃちゃんひどいっ!」

千砂都「だってめんどくさかったんだもんっ」

かのん「もんっ。じゃないよ!可愛く言っても許さないからね!」

かのん「フンだっ!もうちぃちゃんには頼まないもんっ!」

千砂都「もん!じゃないよ」

千砂都「じゃどうするの?」

かのん「いいもん!可可ちゃんに頼むからっ!」

千砂都「自分で行こうとは思わないんだ?」

13: 名無しで叶える物語◆Srwi4499★ 2026/05/02(土) 19:24:49 ID:???00

かのん「可可ちゃ~ん、起きて~」

可可「⋯⋯グー⋯」zzz

千砂都「止めといたほうがいいんじゃなぁい~?かのんちゃんのこと嫌いな女子高生がもう一人増えるよ~?」

かのん「可可ちゃ~~んっ」ユサユサ

千砂都「聞いちゃいない」

可可「⋯ン⋯⋯ウ~⋯スピー⋯」

かのん「く~く~ちゃぁ~~ん」ペチペチペチ

可可「⋯ンン⋯あう⋯んん~~?⋯」

かのちぃ「「お?」」

可可「スヤァ⋯」

かのちぃ「「あ~⋯」」

14: 名無しで叶える物語◆Srwi4499★ 2026/05/02(土) 19:25:33 ID:???00
かのん「ふーむ。なかなか強情だね」

かのん「こうなったら、えいっ!」ギュム

可可「⋯フゴッ⋯」

千砂都「鼻つまむのは禁じ手じゃない?」

可可「⋯ッ⋯!⋯グゴゴ⋯⋯」モゾモゾ


可可「っ⋯!⋯⋯⋯ッ」プルプル


可可「⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯」


可可「啊"啊"ーーーー!!」

可可「简直要窒息了!到底发生了什么事!!」

15: 名無しで叶える物語◆Srwi4499★ 2026/05/02(土) 19:26:04 ID:???00
可可「⋯ハァ⋯ハァ⋯⋯ハァ」

可可「⋯⋯」キョロキョロ


かのん「どうしたの?可可ちゃん。変な夢でも見た?」

千砂都「ホントぶっ飛んでるね、かのんちゃん」

可可「⋯⋯かのん」

かのん「ん?」

可可「⋯寝てるククになにかしまシタ?」

かのん「ううん。なにも?なんかうなされてたけど」

可可「⋯そうデスか」

16: 名無しで叶える物語◆Srwi4499★ 2026/05/02(土) 19:26:43 ID:???00
可可「ちさと」

千砂都「ん~?」

可可「かのん可可になにかしてマシタか?」

かのん「こらっww!」

千砂都「鼻と口押さえてトドメ刺そうとしてたよ」

かのん「ちぃちゃんw!?」

可可「かのんッ⋯!」ギロッ

かのん「待って待って!?違う違う!!」

かのん「鼻だけだからっ!口まで押さえてないよ!?」

可可「なるほど。かのんがバカで助かりマシタ」

かのん「え?⋯⋯あっ⋯」

千砂都「あーあ。かのんちゃんあーあー」

17: 名無しで叶える物語◆Srwi4499★ 2026/05/02(土) 19:27:18 ID:???00
かのん「待って!待って!ダメ今の無し!」

可可「待ちマセン。これはオシオキデスね」

可可「ジェノサイドバックドロップとデストロイチョークスリーパー、どちらがいいデスか?」

かのん「なにその物騒な技!?」

可可「千砂都直伝デス。選んでいいデスよ」

かのん「どっちも嫌だよ!?」

可可「では可可が決めマス」シュンッ


かのん「え、消え─」

可可「後ろデスよ」キュッ

かのん「ア°ピッ」

18: 名無しで叶える物語◆Srwi4499★ 2026/05/02(土) 19:27:53 ID:???00
千砂都「おお。キレイに絞まったね」

可可「功夫が足りマセンよ。かのん」ギギギ

かのん「⋯っ!⋯く°⋯ぐ°ぐ⋯ヂャ°ん゙⋯⋯!!⋯!」ジタバタ

可可「なんデスか?」

かのん「ッ⋯じ°ぬ°っ⋯!ぎ°ぶ⋯!!」タップタップ

千砂都「可可ちゃん。マジで落ちちゃうからそこまでにしよっか」

可可「ふむ。まあイイでしょう」パッ


かのん「⋯⋯⋯っあああ゙あ゙~~~っッッッ」


かのん「スーーーっ!はーーーーっ⋯!」


かのん「ゲホッ!ゲホ!!オェ゙っ!あ゙あ゙ーーーー⋯!!」

千砂都「よかった、大丈夫そうだね」

19: 名無しで叶える物語◆Srwi4499★ 2026/05/02(土) 19:28:51 ID:???00
かのん「どこが!?死ぬって!ヤバいって!!」

可可「かのんの自業自得なので謝りマセンよ」

かのん「いや、まあそれは、うん」

可可「で。何故ククの眠りを妨げたのデスか。愚かな用なら許しマセンよ」

かのん「封印されてたみたいな言い方」

可可「は?」

千砂都「かのんちゃんがアイス食べたいんだって」

可可「それなら冷蔵庫のを好きに食べればいいではないデスか」

かのん「いや~⋯それがね⋯?その~」

千砂都「食べたいのが無いから可可ちゃんをコンビニまでパシらせるんだって」

可可「は?」

かのん「ち、ちぃちゃんw?」

20: 名無しで叶える物語◆Srwi4499★ 2026/05/02(土) 19:29:27 ID:???00
可可「ほぉ~?かのん、もう一回オシオキいっておきマスか?」

かのん「いやいや待って待って!言い方が悪いって言い方が!」

可可「ギガントストマッククラッシュとマキシマムレバーブロウ、どちらがいいデスか?」

かのん「だからなんなのw!?その物騒な技!」

可可「これまた千砂都直伝デス」

かのん「ちぃちゃん変なの教えないでよww」

千砂都「ただの護身術だよ?」

かのん「肝臓狙いは間違いなく攻めのスタイルなんだってww!!」

かのん「ストマックもレバーもダメ!暴力反対!」

かのん「話し合お?ね?ラブ&ピース叫ぼう!ね?」

21: 名無しで叶える物語◆Srwi4499★ 2026/05/02(土) 19:30:21 ID:???00
可可「なんなのデスか。今日のかのんは一段とめんどくさいデスね」

かのん「わたしはアイスが食べたい。可可ちゃんだってアイス食べたいよね?」

可可「ククは冷蔵庫のレディボーデンでいいデス」

かのん「ちぃちゃんもアイス食べたいでしょ!?」

千砂都「レディボーデンがあるなら私は満足かな。丸いし」

かのん「ちぃちゃんスーパーカップでも満足するじゃん」

千砂都「まあね」

可可「では話はまとまりマシタね。かのん、アイス取って来てクダサイ」

千砂都「わたしまっちゃ~」

可可「くくいちご~」

クゥちぃ「「よろしく~」」

かのん「ちょ、ちょちょっと待って!まだまとまってないよ!人の意見を蔑ろにするのは良くないんだよ?」

千砂都「それどの口で言ってるの」

22: 名無しで叶える物語◆Srwi4499★ 2026/05/02(土) 19:31:17 ID:???00
可可「もー。では一体どうしたいのデスか?」

かのん「いややっぱりこういう時はさ、こういう時はさ?間をとるのが一番だと思うんだよ」

かのん「だから、みんなでコンビニ行こ?ね?ほら!そうと決まったら早く準備準備!」

クゥちぃ「「⋯⋯」」スーン

かのん「あの~⋯」

千砂都「コンビニ行きたいのはかのんちゃんだけなんだから、かのんちゃんが一人で行けばいいんじゃないかな?」

かのん「え」

可可「デスね。そして間をとると言うのなら、かのんが可可たちの分も買ってくるべきデス」

かのん「え」

千砂都「それだ。可可ちゃん賢い!偉い!可愛い!」

可可「えへへ」

23: 名無しで叶える物語◆Srwi4499★ 2026/05/02(土) 19:32:00 ID:???00
千砂都「じゃあ話はまとまったね。かのんちゃん。いってらっしゃ~い」

可可「くくファミチキとモンエナぁ~」

千砂都「わたしからあげクンとシュークリーム~」

クゥちぃ「「よろしく~」」

かのん「ちょwちょっとwちょっと待ってってばもうっww!だからまとまってないって!そして暗にハシゴしろって言ってる?!」

千砂都「このくだりさっきやったよ~?かのんちゃんいい加減しつこいんだけど」

かのん「あれ?!わたしが悪いの?」

可可「まぁ。誰が悪いかと聞かれたら」

千砂都「答えてあげるが世の情け」

かのん「ちぃちゃん黙れ」

可可「ンフフフw」

24: 名無しで叶える物語◆Srwi4499★ 2026/05/02(土) 19:32:55 ID:???00
千砂都「で。結局どうしたいの、かのんちゃん」

かのん「やっぱりみんなでコンビニ行こうよ。ね?いいでしょ?お願いっ!お願いします!」

千砂都「え~~」

可可「どうします?ちさと」

千砂都「うーん⋯」

千砂都「かのんちゃんが奢ってくれるならいっしょに行ってもいいよ」

かのん「え」

可可「あ、ソレいいデスね。それなら可可も行きマス」

かのん「え」

千砂都「どうするかのんちゃん」

25: 名無しで叶える物語◆Srwi4499★ 2026/05/02(土) 19:33:39 ID:???00
かのん「え~~⋯」

かのん「⋯⋯⋯⋯」

かのん「⋯⋯わかったよ!でもひと─」

千砂都「こんなワガママに付き合わせるんだから一人一個なんて言わないよね」

かのん「」

千砂都「ね」

かのん「~~~~~っ!」

かのん「あぁもうっ!!好きなだけ買え!こんちくしょーっ!」

クゥちぃ「「いぇ~~いっ」」

かのん「じゃあさっさと準備して!行くよっ!ヤロー共!」

クゥちぃ「「あいさー」」

26: 名無しで叶える物語◆Srwi4499★ 2026/05/02(土) 19:34:47 ID:???00


───────



かのん「外さっっっむ!なにこれ!」

千砂都「だから私言ったじゃん⋯。うぅ⋯さっむ⋯」

可可「あ゙あ゙ァア"あぁ"さ"む"い゙デス~⋯凍えマスゥ~⋯」ガタガタ

かのん「よ、よしっ。二人とも!手ぇ繋ご!ちょっとは温かくなるハズ!」

千砂都「いや⋯今はそういうのいい⋯⋯」

かのん「えw?」

可可「こんなテンション低い千砂都も珍しいデスよw」

千砂都「う~あ~⋯。コタツで丸くなってたかったなぁ~」

かのん「どうしたのちぃちゃんwいつもの元気さは?!」

千砂都「そんなの、この寒さに一瞬でへし折られたよ⋯」

27: 名無しで叶える物語◆Srwi4499★ 2026/05/02(土) 19:35:20 ID:???00
可可「だいぶ重症デスねw」

千砂都「あぁ⋯私はもう駄目だ⋯。私のことはいいから⋯二人で先に進んで⋯、あとはお願い⋯⋯」

可可「なんか死亡フラグ?建て始めマシタよ」

千砂都「私のことは、置いていって⋯!絶対に振り返らないでね⋯っ」

かのん「それで一人で帰ってコタツ入ってるの?」

千砂都「とーぜん」

クーカー「「wwww」」

可可「ダメデスよちさとww覚悟を決めてクダサイ!」

千砂都「ああ~コタツぅ~~⋯」

かのん「ちぃちゃんwwもうっ!10分くらいで着くんだから頑張って!」

千砂都「うぅ~~⋯」

28: 名無しで叶える物語◆Srwi4499★ 2026/05/02(土) 19:35:58 ID:???00
可可「というか千砂都。昔は冬でもドエライ薄着で練習してマセンでした?」

千砂都「ド  い?」

かのん「ど え ら いw!」

千砂都「昔は昔だよ⋯。もう忘れちゃったよそんなこと⋯。どうしてもっていうなら昔の私に言ってよ」

可可「もはや何を言っているかワカリマセンよw!」

かのん「いい加減にしてちぃちゃんww!」

かのん「チャキチャキ歩くっ!歩いてれば着くから!」

かのん「ほら、なんかお話ししよ?寒さも紛れるでしょ」

可可「おお。珍しくかのんから頼れるオーラが出てマスよ」

かのん「珍しくは余計だよ。いつも頼れるよわたしは」

千砂都「それはない」

かのん「ちぃちゃんが言うのww!?せっかく励ましてるのに!!」

29: 名無しで叶える物語◆Srwi4499★ 2026/05/02(土) 19:36:35 ID:???00
千砂都「⋯そういえばさっきの服が云々で思ったんだけど。かのんちゃんさ」

かのん「え、なに」

千砂都「いくらこんなしょうもない外出とはいえ、部屋着のスウェットそのままで出てくるのはどうなの?」

かのん「あれ。いきなりわたしをディスるターンに入るの?」

千砂都「ふと気になって」

かのん「いや大丈夫でしょ。上にコートも着てる訳だし。ほとんどわかんないよ」

千砂都「スウェットで外に出るのはおかしくない?」

かのん「おかしくないよ。だいたいちぃちゃんだってジャージじゃん。似たようなもんじゃん」

千砂都「いやジャージはいいでしょ」

かのん「なんの基準で!?」

30: 名無しで叶える物語◆Srwi4499★ 2026/05/02(土) 19:37:20 ID:???00
千砂都「ジャージはもともと運動するものなんだし。運動はもともと外ですることが多い訳だし。つまりおかしくない」

千砂都「スウェットはそうじゃない。つまりおかしい」

かのん「おかしくないって!スウェットで外出する人だってきっとたくさんいるよ!」

千砂都「それにジャージとスウェットだとさ、なんて言うの?服としての格?ステージ?ランク?がさ、ジャージのほうがずっと上だよね」

かのん「はぁあぁ~~~??」

かのん「ちぃちゃんは今、全国5000万のスウェッターを敵に回したよ。覚悟はいいんだよね」

千砂都「ほぉ~~ん?上等だよ。ジャージストの力見せてあげる。まとめてかかって来い」

31: 名無しで叶える物語◆Srwi4499★ 2026/05/02(土) 19:38:02 ID:???00

かのん「おぉ~~??」


千砂都「あぁ~ん?」


可可「⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯ふっ⋯」

可可「フフフフ⋯⋯⋯」


かのちぃ「「ん?」」


可可「アッハハハ⋯!」


可可「フゥアアァーーッハッハッハッハッハーッ!!!」


かのん「え、なになに?いきなりどしたの?なんで大爆笑?」

可可「ふっふっふっふっ⋯」

32: 名無しで叶える物語◆Srwi4499★ 2026/05/02(土) 19:38:55 ID:???00
可可「ナゼ笑ったか?そんなの、オモシロイからに決まっているではありマセンか!」

可可「黙って聞いていましたが、あまりにも低レベルな争いについ笑いが抑えきれなくなったのデスよ!」

かのん「大魔王みたいな笑い方する必要あった?」

千砂都「なんかの影響受けたのかも。可可ちゃん割と形から入りたがるからね」

可可「フハハハハハーッ!ジャージ?スウェット?笑止⋯!可可に言わせればどちらも下の下デスよ!下の下!!」

かのん「笑止って実際に言ってる人初めて見たよ」

可可「いいデスか二人とも!ククたちはスクールアイドルなのデスよ!スックウゥーrrrrrル!アイドぉrrrル!デス!!」

千砂都「なぜ巻き舌」

33: 名無しで叶える物語◆Srwi4499★ 2026/05/02(土) 19:39:49 ID:???00
可可「つまり!見られる立場ということデス!いつ見られても恥ずかしくないようにしておく必要があるのデス!!」

可可「それをなんデスか!ジャージだのスウェットだの!」

可可「チャンチャラ可笑しいデスよ!ヘソでチャラが沸きマスっ!!」

かのん「チャラが沸くってなにw?」

可可「見るがいいデスっ!!!ククの姿を!」

可可「元スクールアイドルのカリスマモデルが立ち上げた有名ブランド『AAA』!!その冬の新作のカワイ~~イルームウェアデスよ!このまま遊びに出掛けても恥ずかしくないシロモノデス!」

可可「スクールアイドルたる者、こういうのを着るべきナノデスよ!」

可可「ジャージもスウェットも等しく底辺デスよ底辺!」

可可「二人とも!わかりマシタか!!」

34: 名無しで叶える物語◆Srwi4499★ 2026/05/02(土) 19:40:31 ID:???00

かのん「⋯⋯ねー聞いた?ちぃちゃん。なんか面白いこと言ってるねー」ヒソヒソ

千砂都「ねー。ちょ~っと前までクッタクタのヨレッヨレのトレーナー着てた人がねー」コソコソ

可可「⋯w」

かのん「ねー。たまたま偶然奇跡的なタイミングで新しいの卸したてだっただけなのにねー」

可可「ンフ…w」

千砂都「ねー。しかもさっき起きた時、そのかわい~い部屋着でヨダレ拭いてたからねー」

可可「ンフフフフww黙るのデスよw!底辺どもっ!!」

可可「黙ってククを崇め奉るのデスww!」

かのん「ははぁー。可可大明神さま~」

千砂都「おぉ~全能なる主よ。可可よ~。我が罪を赦したまえ~。アーメン」

可可「むふん」ドヤ

35: 名無しで叶える物語◆Srwi4499★ 2026/05/02(土) 19:41:10 ID:???00
千砂都「で。それもヨレヨレになるまで着るの?」

可可「うるさいっwwww!」

36: 名無しで叶える物語◆Srwi4499★ 2026/05/02(土) 19:41:38 ID:???00


──────




可可「そういえばかのん」

かのん「ん?」

可可「こんなしょうもない外出をしてまで食べたいアイスってなんなんデスか?」

千砂都「あ、そういえばそうだね。こんなワガママ言ってまで」

かのん「なんだか言葉にトゲがあるなぁ」

かのん「あれだよ。アイスまんじゅうが無性に食べたかったんだよ」

千砂都「あ~」

可可「なるほど」

37: 名無しで叶える物語◆Srwi4499★ 2026/05/02(土) 19:42:41 ID:???00
可可「アレ?でもあれってコンビニであまり見かけたことない気がするのデスが」

かのん「え、そうだっけ?」

千砂都「ん~そう言われれば?コンビニで見た記憶ってあんま無いかも」

可可「スーパーでなら見かけマスけど」

かのん「えぇ~~⋯そんなぁ」

かのん「⋯」

かのん「⋯⋯」

かのん「帰ろっか」



千砂都「可可ちゃん。前言ってたヤツやってみよっか。ダブルラリアット」

可可「イイデスね!」

38: 名無しで叶える物語◆Srwi4499★ 2026/05/02(土) 19:43:17 ID:???00
かのん「え?え?ダブルラリアットってザンギのアレ?クルクル回るヤツ?」

千砂都「あ、そっちじゃなくて。クロス・ボンバーって言ったらわかるかな?」

可可「ナルトにも似たようなの出てきマシタよね!」

かのん「!?」

千砂都「さ、かのんちゃん。覚悟はいいよね?」ウデグルグル

可可「年貢のオサメドキデスよ」

かのん「じょ、冗談!じょうだんだから!やだなぁもう!」

かのん「それ食らったらポーン!て首飛んでくヤツじゃん!!物騒過ぎる!」

千砂都「この状況でその冗談は結構本気でイラッとしたよ」

可可「まったくデス」

かのん「ごめんなさい」

39: 名無しで叶える物語◆Srwi4499★ 2026/05/02(土) 19:44:07 ID:???00
千砂都「もし売ってなくてもこれ以上は付き合わないからね」

かのん「はい」

かのん「そういえば売ってないで思い出したんだけどさ」

千砂都「急に話変えるね」

可可「なんデス?」

かのん「最近    アイスって見かけなくない?」

千砂都「あ~~⋯⋯ん~~?」

可可「⋯?」

かのん「見た覚えある?」

千砂都「んー⋯たしかにないかも」

かのん「だよね?まだ売ってるのかな?」

千砂都「どーなんだろ。食べたのも昔だし」

40: 名無しで叶える物語◆Srwi4499★ 2026/05/02(土) 19:44:47 ID:???00
可可「あの」

かのん「ん?」

可可「なんですか?その    アイスって」

かのん「あれ。可可ちゃん知らない?」

可可「はい」

千砂都「えーとね、一言でいえば    の形したアイスなんだけど」

かのん「なんだっけ。たしかゴム風船?みたいな入れ物にバニラアイスが入っててね。先端のとこをハサミで切って吸うんだよ」

千砂都「あ、そうそう。そんな感じだよ。見た目と吸って食べるのが    みたいだから    アイス」

可可「はぇ~~⋯。そんなステキなものがあったんデスねぇ⋯」キラキラ

かのん「多分可可ちゃんが想像してるよりは    感は薄いと思うよ」

41: 名無しで叶える物語◆Srwi4499★ 2026/05/02(土) 19:45:35 ID:???00
かのん「にしても。そっかぁ~、可可ちゃん    アイス食べたことないのかぁ~」ニヤ

かのん「ねえちぃちゃん。これは⋯ねぇ?」コソッ

千砂都「ん?あ~⋯。まぁそうだね。せっかくだからね」

かのん「やっとくしかないよね。    アイスの洗礼」

千砂都「通過儀礼みたいなものだからね。仕方ないね」

かのん「⋯」ニヤッ

千砂都「⋯」ニヤッ


可可「アノ⋯。二人で何を言っているのデス?」

千砂都「んーん。なんでもないよっ。    アイス売ってそうなトコ相談してただけ」

かのん「あ、そーそー。せっかくの機会だし可可ちゃんの    アイス童貞を卒業させてあげようかなって」

千砂都「ぶっw変な言葉作らないでよww」

可可「そこだけ聞くと意味不明過ぎマスねw」

42: 名無しで叶える物語◆Srwi4499★ 2026/05/02(土) 19:46:01 ID:???00
かのん「てなわけで、探して買っておくから今度三人で食べようね!」

可可「わーい!楽しみにしておきマス!」

千砂都「あ、可可ちゃん。せっかくだしその時まで    アイスのこと調べないようにしてね。見てのお楽しみってことで」

可可「む。たしかにそうデスね。そうシマス!」


かのん「ちぃちゃんわっるw」コソッ

千砂都「それこそせっかくだし」ヒソヒソ


可可「どうかしまシタか?」

かのちぃ「「なんでもなーい」」

43: 名無しで叶える物語◆Srwi4499★ 2026/05/02(土) 19:46:33 ID:???00


───────





かのん「あ、コンビニ見えてきたよ!」

可可「ようやくデスね」

千砂都「さっさと入ろ⋯。さっむい」

かのん「ちぃちゃんまたローになってるw」



<ラッシャイマセー


可可「あ~。あったかいデス⋯」

千砂都「コンビニさいこー」

かのん「ねー」

44: 名無しで叶える物語◆Srwi4499★ 2026/05/02(土) 19:47:04 ID:???00
可可「ではかのん。約束忘れてマセンよね」

かのん「覚えてるから大丈夫だって、もうっ。好きなもの持ってきてカゴに入れて」

千砂都「ひゃっほー」

可可「太っ腹デス」

かのん「常識の範囲でね。そんなにお金持ってないんだから」

千砂都「大丈夫大丈夫。アイス見てこよっと」

可可「わかってマスわかってマス。やはり甘いものはマストデスね」

かのん「生返事がひどい」

かのん「まぁいいや。わたしも見て回ろ」

かのん「とりあえずあったかい飲み物でも」

45: 名無しで叶える物語◆Srwi4499★ 2026/05/02(土) 19:47:29 ID:???00
千砂都「かのんちゃんかのんちゃん」

かのん「ん?なに?」

千砂都「ほら見て。ここアイスまんじゅう置いてるよ」

かのん「!?ホントだ!やったぁ!」

かのん「寒い中来た甲斐があったよ!」

千砂都「寒い中付き合った甲斐があったよ」

かのん「えへへ」

かのん「ちぃちゃんは何にする?」

千砂都「雪見だいふく」

かのん「あwやっぱり?」

千砂都「もち」

46: 名無しで叶える物語◆Srwi4499★ 2026/05/02(土) 19:48:08 ID:???00
可可「かのん。コレもお願いシマス」ドサドサドサ!!

かのん「え、なんかめっちゃ持って来てない?」

可可「頼みマシタ!」

かのん「こんなに何持って来たの?」

かのん「えーと?ミックスベリーにバターに、ハチミツ、ホイップクリーム⋯ホットケーキミックス⋯⋯」

かのん「わたしにホットケーキ作れって言ってる?」

可可「明日の朝ごはんに」

かのん「ダメダメ。そもそもこんなに買えないよ」

可可「そこをナントカ!」

可可「喫茶店の看板娘が作る美味しい美味しいホットケーキが食べたいのデス!」

かのん「⋯」

かのん「え?そ~お?///」テレリ

千砂都「チョロっ」

47: 名無しで叶える物語◆Srwi4499★ 2026/05/02(土) 19:48:37 ID:???00
可可「ハイ!絶品ホットケーキをお願いシマス!」

かのん「え~~///そんなに言われたらなぁ~しょうがないなぁ~」テレテレ

かのん「⋯⋯とは、ならないからね?」

かのん「流石にそんなにチョロくない!」

可可「そんなっ!?」

かのん「そもそもこんなに買うお金無いって言ったでしょ。戻してきなさい」

可可「ハーイ⋯」

かのん「それにパンケーキが食べたいなら、お母さんにお願いすれば少しなら材料貰えるんだから」

かのん「わざわざ買う必要ないんだよ」

可可「そう言えばソウデシタ」

かのん「わかったらさっさとそれ返して、買うもん持って来て」

可可「うぃっす」

48: 名無しで叶える物語◆Srwi4499★ 2026/05/02(土) 19:49:21 ID:???00


<アリャリャッシター


かのん「お待たせ。さ、帰ろっか」

千砂都「あ~あ、また寒い中歩くのかぁー」

可可「んふふ。千砂都また言ってマス」




──────


ビュオオオオオオオオオオーーー!!!!


かのん「ね、ねね、ねぇ」ブルブル

可可「なななななんデスか」ガタガタガタガタ

かのん「な、なんか、ややヤバいくらい風強くなってない?」ブルブルブルブル

可可「やややっぱりヤバいデスよね、コレ」プルプルプル

千砂都「ふふ、ふた、二人とも、だ、ダッシュで帰るよ」ブルブルブルブル

可可「デ、デスね。それがイイデス」

49: 名無しで叶える物語◆Srwi4499★ 2026/05/02(土) 19:49:53 ID:???00
かのん「よよ、よしっ。行くよ⋯?」

かのん「よーいどん!」

千砂都「」ダッ!!!

可可「」ダッ!!

かのん「」ダダッ!


かのクゥちぃ「「「わあぁあぁぁぁーーーー!!!!」」」ズダダダダッ!!!


かのん「ああぁあぁっ!!走ったら余計寒い!」

可可「ヤバいデス!!雪も降ってきマシタよ!」

かのん「マジで?!あああ!もう10分いや5分待って!」

千砂都「寒い!寒い!!耳痛い!!!助けて!!」

かのん「ちぃちゃん頑張って!」

50: 名無しで叶える物語◆Srwi4499★ 2026/05/02(土) 19:50:22 ID:???00


~再び可可ハウス~


ガチャ!ガチャガチャ
バタン!!

かのん「つ、着いた⋯」ハァ…ハァ…

可可「ヒドイ目に遭いまシタ⋯」ハァハァ…

かのん「ハァ⋯もう、だれ⋯?こんな時間にコンビニ行こうなんて言ったのは⋯」

可可「かのん⋯。いい加減にしないと、⋯引っぱたきマスよ⋯ハァ⋯はぁ」

かのん「あれ⋯、ちぃちゃんは?」

可可「あれ?後ろにいたハズデスけど⋯」

かのん「え、もしかしてどこかで置いてきちゃった?」

可可「いやマサカそんな⋯千砂都デスよ?あの体力オバケデスよ?」


<私ならこっちだよー


クーカー「「!?」」

51: 名無しで叶える物語◆Srwi4499★ 2026/05/02(土) 19:50:53 ID:???00
千砂都「あぁ~~。コタツさいこー」ゴロゴロ~

かのん「え!?ちぃちゃんいつの間に?!」

可可「可可たちの後ろにいマシタよね!?なんでもうコタツに入ってるのデスか?」

かのん「もしかしてちぃちゃん瞬間移動とか出来る?」

千砂都「細かいこと気にしちゃダメだよ~」グデー

千砂都「二人もこたつ入ったら?寒かったでしょ?」

可可「⋯それもそうデスね」

かのん「いや⋯うーん⋯。まあいっか、こたつこたつ」


かのん「あ゙ぁ~⋯」グデー

可可「うぁ~⋯」ダラー

クーカー「「コタツさいこ~⋯」」

千砂都「ねー」

52: 名無しで叶える物語◆Srwi4499★ 2026/05/02(土) 19:51:24 ID:???00
可可「かの~ん⋯」

かのん「ん~⋯?」

可可「買ってきたヤツどこいきマシタ~?」

かのん「え⋯?あ~ごめん。持ったまんまだったよ」

かのん「アイスちょっと溶けたかも」

千砂都「まぁい~じゃん。ちょっとくらい」

可可「デスね~」

かのん「コタツの上置いとくからあとは自分でよろしくね~」ドサッ

千砂都「ぅーい」

53: 名無しで叶える物語◆Srwi4499★ 2026/05/02(土) 19:51:57 ID:???00
かのん「わたしはさっそくアイス食べよ」ガサゴソ

かのん「あー」パクッ

かのん「そうそう~これ!これが食べたかったんだよ~」

可可「ご満悦デスね」

かのん「中のあんこがね、微妙にモチっとしてるのがいいんだよね。他には無い味わいだよね」

かのん「あー⋯」ドロッ

ボトッ…

かのん「あ」

可可「あ」

千砂都「あーあ」

落ちたアイスだったもの「スマン」

54: 名無しで叶える物語◆Srwi4499★ 2026/05/02(土) 19:52:31 ID:???00
かのん「あ、あ⋯あ」

千砂都「どんまい」

可可「お悔やみ申し上げマス」

かのん「まだひとくちしか食べてないのにぃぃ⋯」

かのん「あ、あのさ⋯ちぃちゃん⋯?」

千砂都「やだ」

かのん「もっかいコンビニに──そんなぁ?!」

可可「⋯かのん」

かのん「可可ちゃん⋯」

可可「布巾持ってきて拭いておいてクダサイね」

かのん「二人ともヒドイっ!!」

千砂都「もっかい外出るとかマジあり得ない」

可可「まだ無事な部分食べてはどうデス?」


かのん「⋯」

かのん「こん"な"のあ゙ん"まり"な"ん"じゃない゙!?!!?」ビエーーーン!!!!

55: 名無しで叶える物語◆Srwi4499★ 2026/05/02(土) 19:52:53 ID:???00

このあと、わたしがガチ泣きしているとちぃちゃんが雪見だいふくを一個、可可ちゃんがチョコモナカジャンボを半分くれました。
突然の優しさにさらに泣きながらも『ありがとう』とお礼を言うと『気にしないで。もとはかのんちゃんのお金だから』と、言われて一瞬涙が止まりました。
でも、どっちもとても美味しかったです。
やっぱり友達っていいな。

56: 名無しで叶える物語◆Srwi4499★ 2026/05/02(土) 19:53:49 ID:???00
おしまいです
時期がズレまくりましたが冬のお話でした

引用元: 【SS】かのん「ちぃちゃ~ん♡何が好き~?」