1: 名無しで叶える物語 2017/12/21(木) 20:05:43.40 ID:Hjvliwtl.net
善子「…」

曜「あ、あの善子ちゃん…ズボンを貸していただけないでしょうか?」ビチャ

善子「なんで曜さんが漏らしてるのよ」

曜「善子ちゃんの悦ぶ姿をみたら高まって我慢するのも忘れちゃったと言うか…」ピチャ

善子「」

6: 名無しで叶える物語 2017/12/21(木) 20:19:13.64 ID:INYp+Yh6.net
善子「嫌よ。どう考えても染みがつきそうだし」

曜「善子ちゃんのせいなのに?」

善子「何でよ。曜さんがくすぐらなければよかったんじゃないの」

曜「だって善子ちゃんがくすぐってほしそうに腋見せてくるから……」

善子「えぇ!? これはそういう衣装なだけでしょ! というか作ったの曜さんじゃない!!」

曜「じゃあいいよ。どうしても貸してくれないなら履かないで帰る」

善子「ちょ、ちょっと待ちなさい。いくら何でもそれは……」

曜「パンツ貸してくれるの!?」

善子「下着の方なら貸さない」

曜「履かないで帰るか……」

善子「体操着のズボン貸すから、大人しくこれ履いて帰りなさい」

曜「最初からそう言ってよ」

善子「えぇ……」

14: 名無しで叶える物語 2017/12/21(木) 20:30:45.62 ID:INYp+Yh6.net
曜「ありがと。警察のお世話にはならないで済みそう」

善子「私も同じバスで帰るんだもの、隣に履いてない人がいたら嫌よ」

曜「しかも匂うしね」クンクン

善子「そういえば学校ってシャワー室なかった?」

曜「ないよ。去年から壊れて使えない」

善子「じゃあ理科準備室は? 薬品がかかったとき用にあるはずだけど」

曜「そんなに私とシャワー浴びたいの?」

善子「私は浴びないわよ! そんな匂いされてバスに乗りたくないだけ」

曜「やっぱり臭い?」

善子「まあね」

曜「臭いんだ……」グスッ

善子「わー! 臭くない! いい匂いよ!!」

曜「ほんと!!?」パァアア

善子「いい匂いは言いすぎたわ」

曜「でもそんなに嫌な臭いじゃないってことだよね??」

善子「うーん、どちらかと言うと嫌だけど……曜さんだし我慢できなくはないかな」

曜「善子ちゃん愛してる」ギュー

善子「おしっこ臭いからくっつかないで!!」

曜「あっ……」グスッ

善子「むしろ面倒臭いわね」

16: 名無しで叶える物語 2017/12/21(木) 20:35:51.56 ID:INYp+Yh6.net
曜「とりあえずトイレで拭いてこようと思う」

善子「最初からそうしなさいよ」

曜「ここはどうしようかな、善子ちゃん拭いといてくれる?」

善子「絶対嫌」

曜「じゃあ私が床拭くから善子ちゃんは私を拭いてくれる?」

善子「床拭いておくわね」

曜「善子ちゃん優しい!」

善子「はぁ……どうしてこんなことに」フキフキ

曜「私が漏らしたおしっこを善子ちゃんが片付けてる……」ゾクゾク

善子「早くトイレ行ってきなさいよ」フキフキ

曜「ここでもう一度漏らしたら善子ちゃん喜んでくれるかな」

善子「縁切るわね」

曜「……」シュン

善子「早く行きなさい」

曜「はい」トボトボ

17: 名無しで叶える物語 2017/12/21(木) 20:42:00.59 ID:INYp+Yh6.net
善子「くんくん……。まあ、このくらいなら明日になれば消えているでしょう」

善子「それにしても曜さん遅いわね……」

ガラガラ

曜「あー、さっぱりした」

善子「シャワー浴びたの?」

曜「うん。やっぱり臭いかなと思って」

善子「そう……」

曜「あれ、もしかして浴びないほうがよかった?」

善子「いや、浴びてくれてほっとしてるのよ」

曜「人を聞き分けのない駄々っ子みたいに言わないでよ」

善子「だいぶ聞き分け悪かったわよ」

曜「おしっこは最初いい匂いでも時間が経つと菌が繁殖して臭くなるからねぇ」

善子「まだその話!? って言うか私のズボンは!?」

曜「あー、シャワー浴びたから返す」スッ

善子「あっそ」

善子「……」

曜「どうしたの?」

善子「湿ってるわよこれ」

曜「うん、拭かないで履いたから仕方ないね」

善子「こんなの返さないでよ! ちゃんと洗って返して!」

曜「嗅いで楽しみたいかなーって思ったの」

善子「思わないわよ!!」

19: 名無しで叶える物語 2017/12/21(木) 20:50:54.74 ID:INYp+Yh6.net
曜「じゃあまだ履いておくね」スルスル

善子「シャワー浴びたのにそれ履くんだ……」

曜「善子ちゃんの匂いと混ざって……うん、なかなか」クンクン

善子「ひぃ」

曜「帰ろっか」

善子「そ、そうね……」

 バス

曜「すー……」

善子(何よ気持ちよさそうな顔しちゃって)

善子(けど……)

善子(暖房のせいかほのかに曜さんの……アレの匂いが)クンクン

善子「って! 何やってるのよ私は」

善子(やっぱりズボン履かないほうがよかったんじゃ)

善子(制服のスカート履いてれば見えないだろうし……)

曜「ん……何か臭くない?」

善子「あ、起きた」

曜「善子ちゃん、もしかして漏らした?」

善子「曜さんでしょ!! 私のズボンだから少しは私の匂いも混ざってるかもしれないけどほとんど曜さんだから!!!」

曜「じょ、冗談だから大きな声で言わないで……」カァアア

善子「あ……」カァアア

20: 名無しで叶える物語 2017/12/21(木) 20:57:19.67 ID:INYp+Yh6.net
曜「ごめんね、善子ちゃんのズボン汚しちゃって」

善子「え? いいわよ洗って返してくれれば」

曜「でも気分的に嫌でしょ?」

善子「まあ……嫌じゃないと言ったら嘘になるわね」

曜「本当にごめん」

善子「いいってば。生理現象なんだし」

曜「うん……。善子ちゃんの腋をくすぐりたくなっちゃうのは仕方ないよね」

善子「意味が分からん」

曜「今度私のズボンで漏らしていいよ」

善子「嫌よ。この歳になってお漏らしだなんて恥ずかしい」

曜「またまたー、善子ちゃんってば大人ぶっちゃって」

善子「……」

曜「えっ、もしかして私も?」

善子「当たり前でしょ!?」

曜「そりゃ毎日漏らしてたら心配だけど、みんなもたまにはあるのかと思った」

善子「ないわよ」

曜「千歌ちゃんはあるって言ってたけどな」

善子「嘘ね」

曜「果南ちゃんも海の中ではそのまましちゃうって言ってた」

善子「えぇ……」

24: 名無しで叶える物語 2017/12/21(木) 21:05:05.40 ID:INYp+Yh6.net
曜「善子ちゃんってほとんど漏らさないの?」

善子「ほとんどというか全く漏らさないわよ」

曜「誰にも言わないよ」

善子「本当に漏らしてないから……」

曜「最後に漏らしたのはいつ?」

善子「え? 小学校の四年生くらいかしら……って何言わせるのよ!」

曜「ってことはもう五年も漏らしてないんだね。すごいなぁ」パチパチ

善子「拍手されるようなことじゃないけど……」

曜「今度いっしょに漏らしてみようよ」

善子「嫌よ! 変な遊びに誘わないで!!」

曜「『お漏らしは遊びじゃない!』」

善子「今度函館行ったら殺されるわよ」

曜「怖くて漏らしちゃいそう」

善子「まあ、実際あんまり我慢すると体に悪いから気をつけたほうがいいわよ」

曜「それは分かってるんだけど、何かに夢中になっちゃうとついトイレに行くのを忘れちゃうんだよねー」アハハ

善子「それは私もあるわね。ゲームしてるときとか……」

曜「善子ちゃんは引きこもりだから部屋に尿瓶があるんでしょ?」

善子「ないわよ」

曜「ペットボトル? あれうまく入らなくない?」

善子「知らないわよ! やったことないもの」

曜「じゃあペットボトルにする練習をしなくちゃね」

善子「どうしてそうなるのかしら……」

27: 名無しで叶える物語 2017/12/21(木) 21:13:48.88 ID:INYp+Yh6.net
曜「ほら、だって災害のときとかトイレがないこともあるじゃん?」

善子「そのときはそのときね。どこか端っこでするしかないでしょ」

曜「外でするの!?」

善子「トイレないのよね?」

曜「部屋の中でペットボトルにすればいいのに……」

善子「何で私が変な人みたいになってるのよ!」

曜「いくら何でも外ではやらないかなぁ。うっかり誰かに見られでもしたら人生終わりだよ?」

善子「曜さん、さっき私に見られたわよね」

曜「あ」

善子「バカなこと言ってないで、帰ったらすぐズボン洗ってよね? 時間経つと落ちないんだから」

曜「実体験?」

善子「んなわけないでしょ」ポチー

 次 止まります

曜「もう着いたんだ」

善子「そうね。こうして話しているとあっと言う間……」

曜「……」ニヤニヤ

善子「その気持ち悪い笑い方やめて」

キキッ プシュー 

善子「じゃあね、また明日」

曜「うん、また明日」

プシュー ブロロ……

善子「で」

曜「あれ? 善子ちゃんと話してたら一緒に降りちゃった」アハハ

善子「次のバス、二時間後よ。寒いけど頑張って」

曜「そんなぁ……」

28: 名無しで叶える物語 2017/12/21(木) 21:21:59.36 ID:INYp+Yh6.net
 善子の家

善子「ただいまー……」

曜「お邪魔しまーす」

善子ママ「あら、お帰り……って曜ちゃんいらっしゃい」

曜「早速ですが洗濯機を貸していただけないでしょうか?」

善子ママ「え? いいけど……」

曜「実は善子ちゃんの体操着におしっ」

善子「余計なことは言わんでいい!!」バシッ

善子ママ「こら善子! 曜ちゃんに何てことするの!」

曜「そうだよ! 頭がおかしくなったら責任取ってよね!」

善子「元からよね」

曜「ある程度は」

善子ママ「洗濯機は洗面所にあるわよ。って、曜ちゃんなら知ってるか」

曜「はい!」

 洗面所

 ウィーン ザブッ バシャッ

曜「……」

善子「終わるまで待ってるつもり?」

曜「洗濯機って見てると吸い込まれそうになるよね……」

 ウィーン グルグル

善子「見てると落ち着くわよね」

曜「トイレ行きたくなってきた」ブルッ

善子「早く行って! 絶対に漏らさないでよ!?」

曜「振りかな?」

善子「出禁になるわよ」

曜「それは困る」スタッ

29: 名無しで叶える物語 2017/12/21(木) 21:28:30.77 ID:INYp+Yh6.net
 ジャー

曜「すっきり」

善子「さっき学校で盛大にやらかしたのによくまた出るわね」

曜「あはは、緊張してるのかな?」

善子「何によ」

曜「それは……って聞かないでよ恥ずかしい」

善子「……」ハァ

曜「それはそうと、善子ちゃんはトイレ行かないの? 学校出るときも行ってなかったよね」

善子「私はトイレの頻度少なめだから」

曜「一日に一桁だったりする?」

善子「えっ、二桁なの?」

曜「え? うん」

善子「そう言われるともう少し水分補給した方がいい気がしてきたわ……」

曜「そうだよ。冬こそ水分補給が大切なんだから」

善子「じゃあ何か飲み物用意してくるわ。曜さんも何か要る?」

曜「緑茶かウーロン茶がいいよ。コーヒーはよく出るけど臭くなるからなぁ」

善子「何の話よ」

曜「ううん、何でもない! とにかくお茶系でお願い」

善子「?? まぁいいけど……」

31: 名無しで叶える物語 2017/12/21(木) 21:38:28.77 ID:INYp+Yh6.net
 善子の部屋

善子「はい、お待たせ」

曜「大丈夫?」

善子「何がよ」

曜「こんな派手な下着つけて」ヒョイ

善子「うわぁあ!? ママったらどうしてこんなところに置いてるのよ!!」バッ

曜「お母さんのだったの!?」

善子「いや、私のなんだけど……。どうしてママのが私の部屋にあるのよ」

曜「そういう趣味かと思って」

善子「」ヒキ

曜「あっ、私も自分のお母さんのは嫌だよ!? でも善子ちゃんのお母さんって美人だし……」

善子「」ヒキッ

曜「何で離れるの?」

善子「ごめんなさい、思ってたより曜さんって……」

曜「あっ、もちろん善子ちゃんのことがいちばんだからね! お母さんにヤキモチ妬くなんて善子ちゃんも可愛いところあるね」ニヤニヤ

善子「……」

曜「元から可愛いだろ! って突っ込んでよ」

善子「何かごめんなさい。私が悪かったわ」

曜「えへへ」

善子「……」

曜「そうだ、飲み物何にしてくれたの?」

善子「黒豆茶よ」

32: 名無しで叶える物語 2017/12/21(木) 21:46:21.74 ID:INYp+Yh6.net
曜「」

善子「あれ、もしかして嫌いだった?」

曜「黒豆茶ってノンカフェインだよね」

善子「ええ、確かそのはずだけど……」

曜「利尿作用ないね」

善子「えっ」

曜「まあ、でもその分たくさん飲めばいいか! たくさんお代わりしてね」

善子「そういう意味だったのね……」

曜「ん? 今日はおしっこの訓練をするんだよね?」

善子「しないわよ!!」

曜「さっきバスで約束したじゃん」

善子「してない!」

曜「災害のとき困るから今のうちに練習しておこうって話になったじゃん」

善子「曜さんが一人でそうなってただけでしょうが」

曜「分かったよ、まずは私がやって見せるから」

善子「見せなくていいわよ」

曜「初めてだとどうやっていいか分からないもんね。任せて」

善子「……」

曜「そうだ、善子ちゃんのお母さんにペットボトル貰ってこようっと」スタッ

善子「やめて! 絶対余計なこと言うつもりでしょ!?」

曜「じゃあ持ってきてよ」

善子「わ、分かったわよ……」スタッ

33: 名無しで叶える物語 2017/12/21(木) 21:50:39.76 ID:INYp+Yh6.net
 リビング

善子「ママー」

善子ママ「何?」

善子「空のペットボトルある?」

善子ママ「あるわよ。工作でもするの? 楽しそうね」フフッ

善子「ま、まあそんなところ……」

善子ママ「お菓子、後で持っていくわね」

善子「持ってこなくていい!」

善子ママ「あら、どうして? 曜ちゃんたぶんお腹空いてるわよ」

善子「わ、私が取りに来るから」

善子ママ「ええ。テーブルの上に置いておくわね」

善子「……」

善子ママ「はい、ペットボトル。500mLと2Lがあるけどどっちがいいかしら」

善子「何でちょうど二本ずつあるのよ……」

 善子の部屋

ガチャッ

善子「お待たせ」

曜「おかえり! ペットボトルあった?」

善子「小さいのと大きいの二本ずつ」

曜「お、大きい方も練習するの……?」

善子「2Lのことよ! ってどうして曜さんが引いてるのよ!!」

曜「だって私、今日もうしちゃったから出そうにないし……」

善子「聞いてない」

曜「善子ちゃんは?」

善子「言わない!!」

曜「水分補給しないと便秘になるよ」

善子「余計なお世話よ!」

善子「はぁ、はぁ……」

曜「お疲れ様」

善子「ま、まぁね……」

34: 名無しで叶える物語 2017/12/21(木) 21:56:06.84 ID:INYp+Yh6.net
曜「さてと、うん、そんなに出そうにないから500mLでいいね」スッ

善子「えっ、も、もうやるの?」

曜「うん」

善子「さっきトイレに行ったばかりじゃない」

曜「善子ちゃんがペットボトル取りに行ってる間に黒豆茶全部飲んじゃった」エヘヘ

善子「あっ、本当だ! あれだけあったのに……」

曜「それじゃよく見ててね」スルッ

善子「ちょっと待って! 何もここでやらなくても……」

曜「どこでやるの?」

善子「と、トイレとか」

曜「それペットボトルにする必要ある?」

善子「ないわね」

曜「じゃあ改めて」スルッ

善子「待って! 何か敷かないと溢れたら……」

曜「あはは、いくら私でもそんなに出ないよ」

善子「いや、そうじゃなくてペットボトルにちゃんと入るか分からないでしょ」

曜「んー、たぶん大丈夫!」

善子「たぶんって」

曜「じゃあ何敷くの? 早くしてよ」イライラ

善子「えぇ……」

38: 名無しで叶える物語 2017/12/21(木) 22:02:34.39 ID:INYp+Yh6.net
善子「とりあえずこれでいいかしら」ファサッ

曜「レジャーシート? 大丈夫?」

善子「何が?」

曜「汚れちゃうかもよ」

善子「部屋の床よりましよ!!」

曜「冗談だよ。シートならシャワーで洗えばいいし」

善子「そういう問題なのかしら……」

曜「それじゃ三度目の正直で」スルッ

善子「……」

曜「まずはパンツを脱いでしゃがみます」

善子「え、ええ」

曜「もしタイツを履いているときは少なくとも膝下まで下ろすこと」

善子「そうなの?」

曜「うん。洋式トイレみたいに太腿までしか脱がないとたいていかかる」

善子「そうなんだ……」

曜「って花丸ちゃんが言ってたよ」

善子「何してんのよずら丸!!」

曜「あはは。それで次はペットボトルのフタを取って股に当てます」スッ

善子「ええ」

曜「あ、見えなければ下から覗いてもいいよ?」

善子「いいわよ! ここからでも見えるから」

曜「あとは気持ちを落ち着かせて……」

善子「……」ドキドキ

曜「……………………」

善子「……………………」ドキドキドキドキ

曜「ごめん、出ないや」

善子「ずこー!」

曜「だってそんなに真剣に見られたら緊張しちゃうよ」

39: 名無しで叶える物語 2017/12/21(木) 22:03:32.68 ID:INYp+Yh6.net
ちょっとご飯行ってきます
30分くらいしたら戻ります

45: 名無しで叶える物語 2017/12/21(木) 22:35:33.62 ID:INYp+Yh6.net
善子「じゃあ見ないでおくわね」

曜「見てよ!」

善子「あのね、私べつに見たいわけじゃないのよ?」

曜「見たくないの?」

善子「逆にどうして見たいのよ……」

曜「私は善子ちゃんの見たいけどな」

善子「はぁ」

曜「……」

善子「出ないなら無理に出そうとしなくても」

曜「マッサージして」

善子「は???」

曜「あっ、そういう意味じゃなくて」

善子「どういう意味よ! 今の、私に……そういうことしろってことでしょ!?」

曜「肩揉んで」

善子「あ、うん」

曜「ありがとね」

善子「……」モミモミ

曜「あー気持ちいい」

善子「……」トントン

曜「そこそこ! 効くわぁ……」

善子「出そう?」

曜「もう少しかな」

善子「そう……」モミモミ

曜「けど善子ちゃん」

善子「何よ」トントン

曜「中々シュールな絵面だね」

善子「今更ね」モミモミ

47: 名無しで叶える物語 2017/12/21(木) 22:45:20.02 ID:INYp+Yh6.net
曜「下半身裸でペットボトル持ってる美少女と肩をマッサージする女の子」

善子「自分で言うな」トントン

曜「あ、間違えた。善子ちゃんが美少女の方ね」

善子「ものすごくどうでもいい」モミモミ

曜「……」ブルッ

善子「ん?」

曜「ありがと、もういいよ」

善子「やっと出るのね」

曜「うん。見ててね」

善子「……」ゴクリ

曜「……」ショワァ……

善子「……」

曜「あぁ……」チョロロ……

善子「上手ね」

曜「昨日も練習したからね」チョロロ……

善子「そう……」

曜「あ、こぼさないコツはできるだけ息をそーっとすること」チョロロ……

善子「なるほどね」

曜「あとはペットボトルと一つになること」チョロロ……

善子「う、うん……?」

曜「それとペットボトルの残量? に常に気を配ること」ブワッ

善子「言ってる側から溢れてるわよ!!」

曜「うわぁ!! 大変だ、止めないと!」チョロロ……

善子「止めて! 早く!!」

49: 名無しで叶える物語 2017/12/21(木) 22:54:09.65 ID:INYp+Yh6.net
曜「そんなこと言ったって無理だよ!!」チョロロ

善子「ティッシュ! とりあえずこれで……」バサッバサッ

曜「あぁ……止めなきゃなのに! 止まんないよ……」チョロロ

善子「貸しなさい!」バッ

曜「あっ♡」ビクッ

善子「ティッシュで押さえれば……」

曜「よ、善子ちゃん大胆……」

善子「終わった?」ジワァ

善子「うぅ……手についた」

曜「うん、終わり!」

善子「ずいぶん長かったじゃない……」

曜「たくさん飲んだからね」エヘン

善子「床まで溢れなくて本当によかったわ」ホッ

曜「レジャーシートは私が洗ってくるよ」

善子「いいわよ、曜さんはティッシュで自分のを拭いて」

曜「あ、うん。ありがと」フキフキ

善子「それにしても……最後に溢れるまでは一滴も溢さなかったわね」

曜「うん。最初はバシャバシャ溢れるから慣れないとねー」

善子「やっぱりね」

曜「あんまり出なそうなときにやるのがおすすめかな」

善子「ふぅん」

曜「ところで善子ちゃん、今どのくらい出そう?」

善子「知らないわよ」

曜「余裕を持って2Lにしとこうか」

善子「そんなに出ないと思うけど」

曜「私もそう思ったよ? で、こうじゃん」

善子「確かに」

曜「じゃあ2Lで行ってみよう」

善子「いや、やらないわよ」

51: 名無しで叶える物語 2017/12/21(木) 23:02:10.66 ID:INYp+Yh6.net
曜「は?」

善子「やらないに決まってるでしょ?」

曜「いやいや、意味分かんないし。ここまできてやらないなんて何しに来たの?」

善子「むしろ曜さんが何しに来たの?」

曜「私は善子ちゃんに災害時のおトイレ方法を教えに」

善子「私そんなの頼んでない」

曜「この期に及んで往生際が悪いね」

善子「とにかく私はやらないから。見るだけで十分勉強になったわ」

曜「じゃあ授業料払って」

善子「お金取るの!? 聞いてないわよ!」

曜「料金は善子ちゃんのおしっこ500mLだよ」

善子「はぁ……?」

曜「はい、脱いで! 私も見ててあげるから」

善子「い、嫌よ……」

曜「ほーら、早くぅ♡」スリスリ

善子「やめてってば! そんなこと言われたって……」

曜「あ、もしかして善子ちゃん」

善子「……そうよ、今日はあの日なの」カァアア

曜「さぁ、脱いで脱いで!」

善子「何で余計に嬉しそうなのよ!」

曜「実はそうなんじゃないかなーと思って誘ってみたであります」ゞ

善子「うわ」ヒキ

曜「善子ちゃんの周期くらい知ってるよ」

善子「もしかしたら気づいてないかもしれないけど、かなり気持ち悪いこと言ってるわよ」

曜「恥ずかしがることないって。生理現象なんだからさ」アハハ

善子「そうだけど……」

曜「お願い!」

善子「……」

曜「一回だけでいいから見せて! この通り!」

54: 名無しで叶える物語 2017/12/21(木) 23:14:33.20 ID:INYp+Yh6.net
善子「何か目的変わってない?」

曜「私は最初からそのつもりだったよ」

善子「……」

曜「私のだけ見ておいて申し訳ないなとか思わないの?」

善子「思わないわね」

曜「分かった。無理にとは言わないよ」

善子「ほっ……」

曜「それじゃあ善子ちゃんのママにやっ」

善子「おい」ガシッ

曜「はい?」

善子「やるわよ。それでいいんでしょ」

曜「待ってました!」

善子「それでどうしたらいいの? やり方なんて分からないわよ」

曜「大丈夫大丈夫。さっき私がやった通りにすればいいよ」

善子「ちゃんとアドバイスしてよね」

曜「うん!」

善子「……」スルッ

曜「あ、善子ちゃん紫色の下着だったんだ」

善子「悪い?」

曜「ううん、とっても似合ってるよ」エヘヘ

善子「それで、ペットボトルをここに当てて……」スッ

曜「うんうん。いい感じだよ」

善子「あとは気持ちを落ち着かせて……」スゥー

善子「……」ハァー

曜「……」ドキドキ

善子「んぅ……」ジョボボ

55: 名無しで叶える物語 2017/12/21(木) 23:21:33.62 ID:INYp+Yh6.net
曜「あっ」

善子「だめ、待って! 全然入ってな……」ジョボボ

曜「落ち着いて! ペットボトルをちゃんと合わせて!」

善子「分かってる! やってるわよ!!」ジョボボ

曜「あぁ……もったいない」

善子「バカなこと言ってないでティッシュ取って!!」ジョボボ

曜「この量じゃティッシュは無理!」バッ

善子「えっ!? えっ!!?」ジョボボ

曜「んぐっ」

善子「何してるのよ!!? 離して!!」

曜「ごくっ……ごくっ」

善子「やだ、ほんとにもうやめてってば!!」

曜「まだ出そう……?」ゴクゴク

善子「もうちょっと……」

曜「ごくっ」

善子「あぁ……」

曜「……」

善子「お、終わり……」

曜「ちゅうぅ……っ」

善子「バカ! 吸わないで!!」

曜「ちゅぅぅうぅ」

善子「あ♡♡♡」ビクッビクッ

曜「……ごちそうさま」ペロッ

善子「……」

曜「なかなか飲みごたえのある味だった……」フゥ

善子「……」グスッ

曜「500mL以上出たね。2Lにして正解だよ」

善子「うわぁぁん……」ポロポロ

57: 名無しで叶える物語 2017/12/21(木) 23:23:58.22 ID:INYp+Yh6.net
曜「えっ」

善子「こんなの……嫌だよ……」ポロポロ

曜「よ、善子ちゃん? どうして泣いてるの?」

善子「もう嫌……帰って」

曜「とりあえず拭こうか? ねっ??」

善子「帰ってよ!!!」バシッ!

曜「痛っ!! わ、分かったから……」

善子「早く出ていって! もう来ないで!!」グイグイ

ドンッ バタンッ!!

曜「……」

曜「善子ちゃん」

「さよなら」

曜「最初だから仕方ないよ。私も最初は溢しまくったしさ……」

「……」

曜「分かった、今日は帰るよ」スタッ

善子ママ「どうかしたの? 下の人の迷惑になるからあまり騒ぎすぎないでね」

曜「あ……」

善子ママ「ケンカでもしたの?」

曜「……」

善子ママ「ごめんね。あの子が変なこと言ったんでしょう」

曜「いえ……」

善子ママ「ちょっと善子……」

曜「待ってください」ガシッ

善子ママ「えっ?」

曜「今は……一人にしてあげてください」

善子ママ「え、えぇ……」

曜「すみません」

善子ママ「……」

61: 名無しで叶える物語 2017/12/21(木) 23:36:22.32 ID:INYp+Yh6.net
 リビング

善子ママ「ごめんなさいね。善子ったら曜さんが来てくれて本当に嬉しそうだったのよ」

曜「……」

善子ママ「善子も悪気があったわけじゃないと思うの。また遊んであげてね」

曜「……」

善子ママ「……」

曜「善子ちゃんに嫌われたかもしれません」

善子ママ「えっ?」

曜「私、善子ちゃんの気持ちも考えないで……」グスッ

善子ママ「そんなことないわよ、気にしないで」

曜「私……! 何もしてあげられなくて……っ!!」ブワァ

善子ママ「えっ? えっ?? 何があったの?」

曜「うわぁぁん……!!」ポロポロ

善子ママ「えっと……」ナデナデ

曜「ごめんなさい……! 酷いことしてごめんなさい……!!」

善子ママ「……」ギュ

曜「ううっ……ぐすん」

善子ママ「ありがとうね」

曜「……何でですか」グスッ

善子ママ「あの子の友達でいてくれてありがとう」

曜「え……?」

善子ママ「あの子は曜ちゃんのこと大好きだから。家でもしょっちゅう曜ちゃんの話ばかりしてるの」

曜「……」

善子ママ「だからこれからも友達でいてあげて」

65: 名無しで叶える物語 2017/12/21(木) 23:43:54.31 ID:INYp+Yh6.net
曜「いいのかな……」

善子ママ「何言ってるの、当たり前でしょ?」

善子ママ「それに、私も曜ちゃんがもう来なくなっちゃったら寂しいもの」

曜「ママぁ……」ギュッ

善子ママ「あら、私は曜ちゃんのママじゃ……」

曜「ありがとう」ギュー

善子ママ「……ふふっ」ポンポン

曜「善子ちゃんのところ行ってきます」

善子ママ「うん」

曜「私も善子ちゃんのこと大好きだから……」

善子ママ「ええ。きっと待ってるわよ。あの子、こういうとき素直になれないんだから」

善子「」

曜「あ」

善子ママ「あら、出てきたのね。珍しい」

善子「何やってるのよ」

曜「善子ちゃぁん!」

善子「近寄らないで」バシッ!

曜「ひいっ!?」

善子ママ「ちょっと善子! 謝りなさい!!」

曜「善子ちゃんごめん!! 私、善子ちゃんの気持ちが分かってなかった!」

善子「まだ帰ってなかったのね」

67: 名無しで叶える物語 2017/12/21(木) 23:57:05.43 ID:INYp+Yh6.net
善子ママ「善子! いい加減にしなさい!! 曜ちゃんはあなたのこと心配して……」

曜「いいんです。私が悪いんですから
……」

善子「そうよ、こいつが悪いのよ」

曜「ごめんねぇ」グスッ

善子ママ「……」

善子「ママでもいいって聞いたとき本当に引いたわ。さすがに冗談だと思ったけど」

善子ママ「??」

善子「まさか本当だったなんて」

曜「これは誤解だよ!」

善子「私そこの角から見てたんだから! あんたがママと……抱き合ってたの!!」

善子「しかも『ママ』って呼んでた……!」

善子ママ「それは……」

善子「あんたもよ! 本当は私なんかよりこいつみたいな子がよかったんでしょう!!?」

善子ママ「……っ!!」

善子「どうせそうだと思ってたわ! こいつが来たときだけ妙に優しいし! 『曜ちゃん』って呼ぶとき幸せそうだし!!」

善子「二人とも大っ嫌いよ!!!」ダッ

善子ママ「待ちなさい!」

曜「善子ちゃん!!」ガシッ

善子「離して!!」グイッ

曜「……っ!!」チュー

善子「もごっ!!?」

曜「…………!!」チュゥゥ

善子ママ「あら……」

善子「…………!!」バシッ!バシッ!!

68: 名無しで叶える物語 2017/12/21(木) 23:58:37.18 ID:INYp+Yh6.net
曜「っはぁ! げほっ、ごほっ!」ヒリヒリ

善子「何すんのよ!!」

曜「私のことはいいよ。どんなに悪く言っても」

曜「でも善子ちゃんのママをそんな風に言わないで!!」

善子ママ「曜ちゃん?」

曜「善子ちゃんのママは善子ちゃんのことすっごい考えてくれてるんだよ!!」

曜「善子ちゃんは気づいてないかもしれないけど! 私なんかよりずーーーっと善子ちゃんのこと大好きなんだから!!!」

曜「それなのにっ……! どうして『大っ嫌い』だなんて言うの!!?」

曜「私は大好きなのに!! 善子ちゃんもママのことも!!」

善子「……え?」

曜「でも今日は……! 善子ちゃんにおしっこの仕方を教えに来てて……っ!!」

善子ママ「ん? 聞き間違いかしら……」

曜「私、それなのに善子ちゃんのおしっこしてるところ見たくて!!」

善子「ちょっと何言って……!!」ガシッ

曜「善子ちゃんがペットボトルにできないの分かっててやらせたの!!!」

善子ママ「善子、曜ちゃんが何言ってるのか分かる?」

善子「ごめん、全然分かんないわ」

曜「だから私のことは嫌いになってもいいよ!! でも!!!」

曜「ママのことまで嫌いにならないでよ!!」

善子ママ「……」

善子「……」

曜「……あれ?」

善子ママ「ペットボトルって……」

曜「はい。おしっこするために貰いました」

善子ママ「えっ、それじゃあ二人で……」

曜「ペットボトルにおしっこする練習してました」

善子ママ「嘘でしょ?」

73: 名無しで叶える物語 2017/12/22(金) 00:16:32.75 ID:pqf9HXvk.net
善子「……」

曜「本当です」

善子ママ「……本当?」

善子「本当よ」

善子ママ「何てことなの……」

曜「びっくりさせてごめんなさい。でも私たち、そういうのが好きなんです」

善子「私は違うからね」

曜「善子ちゃんのおしっこ、とっても美味しかった……」

善子ママ「そ、そう……」

善子「ごめんなさいママ」

曜「ごめんなさい」

善子ママ「ううん、私はいいのよ? あなたたち二人が仲直りできたならそれで……」

善子「大嫌いなんて言ってごめんなさい」

善子ママ「気にしてないわ」

曜「私は気にしたよ」

善子「やっぱり嫌い」

曜「そんなぁ」

善子「……ふふっ」

曜「あはは」

善子ママ「??」

善子「ママ、実はね」

善子「私、曜さんのことが好きだったの」

善子「だから本当に嫌いになんてならないから……安心していいわ」

74: 名無しで叶える物語 2017/12/22(金) 00:16:58.12 ID:pqf9HXvk.net
善子ママ「ええ、知ってたわよ」

曜「私も知ってた」

善子「何でっ!!?」

善子ママ「何でって、善子ったらいつも曜ちゃんのことばかり話すんだもの」

曜「えへへ」

善子「だぁあ!! 余計なこと言わないでっ!!」

曜「私も善子ちゃんのこと好きだからね?」

善子「そ、それはさっき聞いたわよ……」カァアア

善子ママ「うふふ。仲直りできて本当によかったわ」

曜「じゃあもう一回やってみようか?」

善子「は?」

曜「おしっこ。今度はちゃんと教えるから」

善子ママ「えっと……」

善子「ママ、無視していいわよ」

曜「そうだ、もしよかったら善子ちゃんのママも一緒に……」

善子ママ「えぇと……ごめんなさい」

曜「」

善子ママ「私はそういうのは……ちょっと無理かな、なんて……」

善子「それが普通だから謝らないで」

善子ママ「でも、二人がどうしてもって言うなら……一回くらいやってみてもいいかななんて」

曜「本当ですかっ!!?」

善子「えっ」

善子ママ「だって二人がどんなことしてるのか、気になるじゃない?」

75: 名無しで叶える物語 2017/12/22(金) 00:17:52.68 ID:pqf9HXvk.net
善子「……マジ?」

善子ママ「実はさっきのも全部聞こえてたんだけどね」

曜「えっ」

善子「嘘でしょ!!?」

善子ママ「本当よ。お菓子を持っていったら取り込み中みたいでドアの前で待ってたんだけど……」

曜「全部聞いてたんですか」

善子ママ「ええ、まあ……」

曜「じゃあ最初から説明しなくても大丈夫ですね! よかった!!」

善子「何が『よかった!』よ!! 全然よくないわ!!」

曜「ちょうどペットボトルも二本残ってるしね!」

善子「バカ、さっきのこと忘れたの? 500mLじゃ入り切らなかったじゃない」

曜「平気平気! 私が飲むから」アハハ

善子ママ「やっぱりそんなことまでしてたのね……」カァアア

善子「してない! ううん、してたけど!! やっぱりって何!?」

善子ママ「そんなの分かるに決まってるじゃない。私だって大人なんだもの」

曜「……」ニヤニヤ

善子「何笑ってんのよ!」

曜「今度は飲み比べてみたいなぁ……なんて」

善子「」パーン

曜「」ヒリヒリ

善子ママ「ふふ♡」


このあとめちゃくちゃおしっこした

終わり

99: 名無しで叶える物語 2017/12/22(金) 22:36:50.78 ID:pqf9HXvk.net
曜「さて、たっぷりお茶も飲んだことだし始めましょう」

善子ママ「え、ええ」

善子「ねぇママ、本当にやるの?」

善子ママ「二人がどんな風にしてたのか気になるもの」

曜「ところでママはペットボトルにした経験ってありますか?」

善子「ないに決まってるでしょ。それと、曜さんのママじゃないから」

善子ママ「善子、もしかしてヤキモチ?」

善子「違うわよ。曜さんがママって言うと曜さんのママのことかと思っちゃう」

曜「元はと言えば私のお母さんがしてたんだけどね」

善子「ペットボトルに!?」

曜「うん。お母さん上手だから今度見てみる?」

善子ママ「いいのかしら……」

善子「いやいや、よくないから」

曜「小さいペットボトルでも二本に分けてできるんだよ」

善子ママ「途中で止められるってこと?」

曜「はい。私も何度かチャレンジしてみたんですけど、我慢してたときは途中で止める余裕なんてなくて」

善子「我慢する前に早めにしろってことね」

曜「その通り! トイレに行けるまで我慢するんじゃなくて、したいと思ったらその場でペットボトルにしちゃうのがいいよ」

善子「トイレまで我慢しなさいよ」

善子ママ「もしかして、それでペットボトルなの?」

善子「え?」

善子ママ「フタができるから持ち運べて便利よね」

曜「そうなんです。もしカバンに入れておいても漏れることはほとんどないし、匂いもしないから安心して持ち運べるの」

善子「カバンに入れとくの? 何か嫌ね……」

曜「たまにキャップがちゃんと締まってなくて漏れてることもあるから気をつけてね」

善子ママ「それは大変かも……」

100: 名無しで叶える物語 2017/12/22(金) 22:37:21.83 ID:pqf9HXvk.net
曜「というわけで、さっそくやってみましょうか」

善子ママ「がんばる」

善子「頑張らなくていいわよ」

曜「それじゃあ……」

曜「そうだ、善子ちゃんが教えてあげなよ」

善子「何で私が!?」

曜「勉強と同じで、人に教えると自分の中で知識が整理されるからより理解が深まるよ」

善子ママ「聞いた? 善子ももっと勉強しなきゃだめよ」

善子「ママこそ聞いてた? 今の、勉強の話じゃないわよ」

曜「さっきと同じくペットボトルは2Lでやりましょう」

善子ママ「うーん……」

曜「どうかしましたか?」

善子ママ「500mLでも十分な気がするわ」

善子「ちょっとママ? 曜さんでさえそう思って500mLにしたら溢れたのよ」

善子ママ「たぶん400mLくらいしか出ないと思うの」

曜「分かりました。それなら500mLでやりましょう」

善子「ちょっと! ここをおしっこまみれにしたいの!?」

曜「実は量が少ないときは500mLの方がコントロールしやすいんだよ」

善子「いらないわよそんな情報!」

善子ママ「もし溢れたら大変だから、何か下に敷いた方が良さそうね」

善子「あ、それならさっき使ったレジャーシートがあるから持ってくるわ」スタッ

曜「ありがとう。何だかんだで善子ちゃんもノリノリだね」

善子「えっ、そ、そんなことないけど」タッ

101: 名無しで叶える物語 2017/12/22(金) 22:37:51.09 ID:pqf9HXvk.net
曜「……」

善子ママ「ふふっ」

曜「どうかしたんですか?」

善子ママ「あの子のあんなに嬉しそうな顔、久しぶりに見た気がするわ」

曜「私もです」

善子ママ「きっと普段は我慢しているのね」

曜「トイレに一桁しか行かないって言ってましたし」

善子ママ「あ、そっちの話じゃなくて」

曜「あはは、冗談ですよ」

善子ママ「……」

曜「善子ちゃんの笑顔が見たくて色んなことしましたけど……」

曜「やっぱり私だけじゃ無理でした」

善子ママ「そうなの? 曜ちゃんの話してるときすごく嬉しそうなのに」

曜「何かきっかけがないと……善子ちゃんは本当に笑ってはくれないんです」

善子ママ「……」

曜「そのきっかけが、今回はおしっこの練習だったんですよね」

善子ママ「嫌なきっかけね……」

曜「ところで、善子ちゃんっておねしょとかします?」

善子ママ「えっ」

曜「寝ている時じゃなくて起きているときでもいいんですけど」

善子ママ「なぜそのことを」

曜「えっ?」

善子ママ「曜ちゃんがどこで知ったのかは分からないけど、善子にそれ言ったら大変よ」

102: 名無しで叶える物語 2017/12/22(金) 22:39:15.32 ID:pqf9HXvk.net
曜「わ、分かりました」

善子ママ「……くれぐれも、気をつけてね」

曜「……」ゴクリ

善子ママ「あ、戻って来たわ」

善子「お待たせ。ちょっともう汚れてるけど、後で洗えばいいわよね」ファサッ

曜「ん……」クンクン

善子ママ「……」

善子「何よ二人して!」

曜「善子ちゃんのおしっこの匂いがね、フワァーっと来たの」

善子ママ「……」

善子「いいからさっさと始めるわよ!」

曜「じゃあ、誰から行きますか?」

善子「えっ、ママがやるんじゃないの?」

曜「いきなりいけます?」

善子ママ「う、うーん……。どうかしら」

曜「まずは善子ちゃんがお手本見せてあげた方が……」

善子「出るわけないでしょ!? って出てもやらない!!」

曜「じゃあ私が」

善子ママ「さっきしたのにもう出るの?」

曜「善子ちゃんのをたくさん飲んだので」エヘヘ

善子「やめてよ恥ずかしい。さっきキスしたときだって……」

曜「?」

善子「な、何でもないっ!!」カァアア

曜「……」

善子ママ「自分のは飲みたくないわね」

善子「飲んでないわよ」

103: 名無しで叶える物語 2017/12/22(金) 22:39:42.91 ID:pqf9HXvk.net
曜「……」

善子ママ「出そう?」

曜「くすぐらないと出せないかも」

善子「えっ」

曜「善子ちゃん、くすぐらせて」

善子「嫌よ」

善子ママ「くすぐるって?」

善子「あー、曜さんは学校で私の腋をくすぐってきたのよ」

善子ママ「へぇ……。学校でも仲良しなのね」

善子「それで、あまりに興奮しすぎて……」

曜「漏らしちゃったんです」エヘヘ

善子ママ「あら……」

曜「でも、善子ちゃんが手伝ってくれたおかげで無事に帰って来られました」

善子「もう二度とごめんよ」

善子ママ「曜ちゃんはその……漏らしちゃうことあるの?」

曜「あっ、毎日じゃないですよ!? たまーに、間に合わないときがあって……」

善子「週にどれくらいって言ってたっけ」

曜「三日くらいかな」

善子ママ「そ、そうなの……」

善子「それでよく毎日学校行けてるわね」

曜「実は学校で漏らすのってすっごく気持ちいいんだよね」

善子ママ「」

善子「聞きたくなかったわね」

104: 名無しで叶える物語 2017/12/22(金) 22:41:15.63 ID:pqf9HXvk.net
曜「善子ちゃんも今度やってみなよ。一度やると病みつきになるっていうかさ……」

善子ママ「気持ちは分からなくもないわね」

善子「分からないで」

曜「まあ、私のことはいいんだよ。とりあえずくすぐらせて」

善子「だから嫌だってば」

曜「それじゃおしっこできないよ。それでいいの?」

善子「しなくていいから」

善子ママ「……」

善子「ママはどうするの? するなら早くしてよ」

善子ママ「じゃ、じゃあ私をくすぐっていいわよ」

善子「えっ」

曜「いいんですか?」

善子ママ「ええ。くすぐられるだけなら構わないわ」

善子「後悔しても知らないわよ」

善子ママ「そんなにすごいの……?」

善子「すごいわ」

曜「えへへ。千歌ちゃんにも褒められるんだ」

善子ママ「ある意味おしっこより緊張するわね……」

善子「う、うーん……?」

曜「それじゃあ失礼して」スッ

善子ママ「えっ? ちょっと待って。服脱がないとだめなの?」

曜「くすぐりにくいので」

善子ママ「えっと、私が脱ぐのではなくて?」

曜「はい」ヌギヌギ

105: 名無しで叶える物語 2017/12/22(金) 22:41:48.29 ID:pqf9HXvk.net
善子ママ「……」

善子「ね、想像以上でしょ」

曜「もちろん、善子ちゃんのママにも脱いでもらいますよ」

善子ママ「ど、どこまで……?」

曜「あ、大丈夫です。上着というか、厚い服だけ脱いでもらえれば十分です」ヌギヌギ

善子ママ「ほっ……」

曜「脱げました」

善子「見れば分かるわよ」

曜「恥ずかしいから見ないでよ」

善子「むしろ少しは恥ずかしそうにしてほしいわね」

曜「あ、そういうのが好き? 何なら善子ちゃんが脱がせてくれてもいいんだよ」

善子ママ「善子……」

善子「何よその目は」

曜「それではママもちょっとだけ脱いでください」

善子ママ「ええ。上着と……ブラウスはそのままで?」

曜「はい! むしろ着てたほうがえっ……ごほん、いいですねすごく!!」

善子「何か今とんでもないことを言いかけなかった?」

善子ママ「はい、脱げたわよ」

曜「それじゃあ最初は脇腹から……」コチョコチョ

善子ママ「……」

曜「おっ、なかなか強いですね」コチョコチョ

善子ママ「……?」

曜「えっ」コチョコチョ

善子ママ「もうちょっと思い切りやってもいいのよ?」

曜「善子ちゃん、いい?」

善子「どうして私に聞くの」

曜「本気出しちゃうよ? どうなっても知らないよ??」

善子「知らないわよ。ママがくすぐり耐性あるのは昔からだし」

曜「ふーん。それじゃ遠慮はいらないよねっ!!!」

106: 名無しで叶える物語 2017/12/22(金) 22:42:54.22 ID:pqf9HXvk.net
書き溜め終わり
またゆっくり書いていきます

107: 名無しで叶える物語 2017/12/22(金) 23:04:41.84 ID:pqf9HXvk.net
三十分後

善子ママ「曜ちゃん大丈夫?」

曜「うん……」グスッ

善子ママ「ごめんね、もっとくすぐったがってあげればよかったかな」

曜「善子ちゃんですら堕天させられないのにママなんて無理だったんだよ……」

善子「……」

善子ママ「ごめんなさい」

曜「いいんです……私の力不足ですから」

善子ママ「代わりに私が曜ちゃんをこちょこちょしてあげるから」

曜「え……?」

善子「ママのこちょこちょはすごいわよ」

善子ママ「善子に本気でやったときは三日くらい腰が抜けてたわね」

善子「うっ……思い出したくないわね」

曜「本当ですか?」

善子ママ「ええ。それじゃ覚悟はいい?」

曜「はい!」

善子ママ「……」コチョ

曜「あふぅ♡♡」ビクッ

善子「出たわよママの必殺技が」

善子ママ「曜ちゃんってこんな声も出せるのね」コチョコチョ

曜「んんっ♡♡♡」

善子ママ「まだこんなものじゃないわよ」コチョコチョ

108: 名無しで叶える物語 2017/12/22(金) 23:05:41.45 ID:pqf9HXvk.net
曜「だめれす……♡ もうやめへくらはい……♡♡」ビクン

善子ママ「あら?」

曜「あ……♡♡」ショワァァ……

善子「えっ」

善子ママ「善子、ペットボトル」

善子「はい」サッ

善子ママ「ほら、もう出していいわよ」

曜「はい……♡♡」ジョボボ

曜「あぁ……二人に見られながら……」ジョボボ

曜「私おしっこしちゃってるよぅ……♡♡♡」ジョボボ

善子「……」ドキドキ

曜「……」チョロロ……

善子ママ「さすがに500mLは出なかったわね」

曜「さっき出したばっかりなんです」

善子ママ「でも曜ちゃんすごく気持ちよさそうな顔してたわ」

曜「だってママが上手すぎるから……」

善子「」

善子ママ「あら善子、どうしたの?」

善子「いや……何でそんな手慣れてるのかなと思って……」

曜「もしかしてママも普段から?」

善子ママ「ふふ……それは秘密ね」

善子「それでちょうど空のペットボトルがあったのね……」

曜「お願いがあります」

110: 名無しで叶える物語 2017/12/22(金) 23:15:48.32 ID:pqf9HXvk.net
善子ママ「何? 悪いけどこの先はダメよ。善子の前だもの」

善子「おい」

曜「私にくすぐりを教えてくれませんか?」

善子ママ「……」

曜「こんな風にくすぐりで相手を失禁させられたらどんなに幸せだろう」

善子「曜さんの幸せの基準どうなってるのよ」

善子ママ「残念だけど、教えられることは何もないわよ。こればっかりは人生経験がないとね」

曜「いったいどんな経験を積んだらなれるんですか」

善子ママ「それは私の口からは言えないわね」

曜「善子ちゃん何か知ってる?」

善子「知るわけないでしょ。それより早く拭いた方がいいわよ」

曜「あ、うん」フキフキ

善子ママ「さてと、このペットボトルはどうする?」

曜「えーと、トイレで捨ててきます」

善子ママ「もったいない」

善子「えっ」

善子ママ「あ、何でもないわよ」

曜「もしかして、飲むの好きなんですか!?」

善子ママ「ええ。と言っても自分のは飲まないけど」

曜「善子ちゃんの?」

善子「まさか。私はそもそもトイレでしかしないから」

曜「うぅ……気になるけど教えてくれないんでしょうね」

善子ママ「ええ。残念だけど」

曜「……」

111: 名無しで叶える物語 2017/12/22(金) 23:41:28.24 ID:pqf9HXvk.net
善子ママ「でも……そうね、曜ちゃんにはいいもの見せてもらったし教えてあげなくもないわよ」

善子「待って。私は聞きたくない」

曜「私も……気になるけど聞きたくないです」

善子ママ「あらそう」

曜「それにしても、突然漏らしちゃったのにほとんど溢さないなんてすごいです」

善子ママ「あぁ、さっきの? 考えるより先に体が動いちゃうのよ」

曜「善子ちゃんも判断早かったね」

善子「そりゃもう二回目だしね……」

曜「自分でするのも上手なんですか?」

善子ママ「上手というか、溢したことはないわね」

曜「え、我慢してたときでもですか?」

善子ママ「もちろんよ。この歳で溢してたら恥ずかしいじゃない」

善子「……もう突っ込むのも面倒になってきたわ」

曜「見たいです」

善子「私は見たくない。何で実の親がおしっこするところなんて見なきゃならないのよ」

善子ママ「そうね……。善子には少し刺激が強すぎるかもしれないわ」

曜「えっ」ドキドキ

善子ママ「曜ちゃんなら見ても大丈夫かもね。もう二年生だもの」

善子「は? ママからしたらどっちも子どもじゃない!」

善子ママ「曜ちゃん、見せるのはいいんだけど、一つだけ約束してくれる?」

曜「はい。何でもどうぞ」

善子ママ「善子の友だちやめないでね」

112: 名無しで叶える物語 2017/12/22(金) 23:43:19.24 ID:pqf9HXvk.net
善子「え」

曜「やめない!!」

善子ママ「いい返事。それじゃいくわよ」スルリ

曜「えっ、ソファーに座ったままするんですか」

善子ママ「え? たまたまソファーに座ってただけよ。立ってたら立ったままするし寝てたら寝たままするだけのこと」

曜「す、すごい……」

善子「……のかしら?」

善子ママ「こうして平静を装って」スッ

曜「いよいよだね」

善子「……」

善子ママ「……」ショワァ……

曜「すごい! 手元見てないのにぴったり入ってる!」

善子「えっ何その技」

善子ママ「もう少しかしら」ショワァ……

曜「このままだと溢れるんじゃ……?」

善子「あっ、もう少しで溢れるわよ! 止めないと!!」

善子ママ「……………………」チョロロ

曜「すり切りで止めた……!?」

善子「えぇ……」

善子ママ「……」フキフキ

善子ママ「はい、終わり」

曜「もしかして500mLぴったり出しました?」

善子ママ「ええ。あともう少し出せるけど、出したら溢れちゃうもの」

曜「手元も見ないでどうやって分かるんですか? ペットボトルの重さ?」

善子ママ「重さ、入るときの音……。それから匂いかしらね」

善子「……」

113: 名無しで叶える物語 2017/12/22(金) 23:44:13.22 ID:pqf9HXvk.net
曜「そう言われてみると、おしっこって最初と最後で匂いが違いますね」

善子ママ「ええ。最初はまろやかで後半はさっぱりした匂いがするの」

善子ママ「といっても僅かな違いだけどね」

曜「分かります」

善子「分からないで」

善子ママ「あまり意識しすぎてもダメ。周りから見たら様子が変だと思われちゃう」

曜「難しいです……」

善子ママ「毎日やっていれば自然とコツが掴めてくるわよ」

善子ママ「でもそうね、強いて言うなら上手な人のを見て研究することかしら」

曜「私も研究させてください!」

善子ママ「いいけど……。曜ちゃんにはもっと相応しい人がいるんじゃない?」

曜「善子ちゃん?」

善子「へっ?」

善子ママ「ううん、善子なんか見ても勉強にならないでしょう。もっと上手な人が近くにいるわよ」

曜「うーん、誰だろう……?」

善子ママ「身近な人に聞いてみることね」

曜「分かりました。とりあえず千歌ちゃんか梨子ちゃんあたりに聞いてみよう」

善子「あんたのママよ」

善子ママ「善子っ!?」

曜「善子ちゃん、今何て?」

曜「曜さんのママ。私のママにおしっこのイロハを教えた人」

115: 名無しで叶える物語 2017/12/23(土) 00:20:34.58 ID:9bpQERWB.net
曜「え……」

善子ママ「知っていたの?」

善子「とにかく、周りの人に変なこと聞くんじゃないわよ」

曜「う、うん……」

善子「私じゃなかったら絶対に嫌いになってると思うわ」

曜「善子ちゃん……」

善子ママ「ね、ねぇどうして? 私、絶対バレないように気をつけていたのに」

善子「あのねぇ、私は娘なのよ? 親の隠し事くらいすぐ分かるわよ」

曜「私、全然気づかなかった……」

善子ママ「これは私たちだけの秘密ね、って約束したんだもの」

曜「嘘……私のお母さんと善子ちゃんの……」

曜「……」

善子「大丈夫? 顔色悪いけど」

曜「ちょっと気分悪いかも……」

善子ママ「無理もないわ。こんな形で知ることになるとは思わなかったでしょうから」

善子「ママはもう少し申し訳なさそうにしてもいいと思う」

善子ママ「これでも申し訳なく思ってるわよ? でも、曜ちゃんのお母さんとそういう関係だったなんて、もう何を言っても弁解しようがないじゃない」

曜「善子ちゃんごめんね」

善子「どうしたのよ急に」

曜「自分のお母さんの性癖を知るのがこんなに気持ち悪いとは……」

善子「ええそうよ。分かってくれて嬉しいわ」

善子ママ「……」

曜「ごめんなさい。今日はもう帰ります」

善子ママ「お母さんのところへ?」

曜「うっ……どうしようかな」

善子「ママ! もうやめなさいよ」

曜「今日は……そうだ、誰かの家に泊めてもらうよ」

善子ママ「ウチに泊まっていってもいいのよ」

善子「何言ってるのよ。嫌に決まってるでしょ」

116: 名無しで叶える物語 2017/12/23(土) 00:21:34.32 ID:9bpQERWB.net
曜「……」

善子「曜さん、何かごめんなさい。私も悪気があったわけじゃないの」

善子「ただ、周りの人に曜さんが変なことを聞いて嫌われるのは……」

善子「私も悲しいから」

曜「善子ちゃん」ダキッ

善子「ちょっ……まあいいか」

善子ママ「いずれ話すつもりだったのよ」

善子「えっ?」

善子ママ「隠れてするなんて、何だか悪いことをしているみたいじゃない?」

善子「どちらにしても悪いことじゃないの?」

善子ママ「実はお母さん、善子が生まれるまではおねしょが治らなかったの」

曜「そうなんですかっ!?」

善子「うわっ!? 急に元気になったわね」

善子ママ「ちょうど曜ちゃんが善子と同じ保育園で、ママ友って言うのかしら?」

善子ママ「色々子育ての悩みを聞いてもらったりしていたの」

善子ママ「ある日、一緒にお泊まり会をしようって話になったんだけどね」

善子ママ「私は正直、やりたくなかった」

善子ママ「だって、私がこの歳でおねしょしてるなんて知られたら……」

善子ママ「もう人生終わりよ」

善子「ちょっと待って。この話長くなりそう?」

善子ママ「え? そうね、少し長くなるかも」

善子「じゃあ一旦離れましょうか」グイッ

曜「あ……」

善子「続けていいわよ」

善子ママ「私はおむつをして万全の体制で臨んだわ。でも……」

善子ママ「緊張のせいか、いつもより飲み物ばかり飲んでしまって」

善子ママ「寝ているときにトイレに行きたくなってしまったの」

117: 名無しで叶える物語 2017/12/23(土) 00:22:42.92 ID:9bpQERWB.net
善子「それで漏らしたのね……」

善子ママ「いいえ。私は大人だからちゃんと我慢できたわ」

善子ママ「そのうち私がモゾモゾしていたせいで曜ちゃんのお母さんを起こしてしまったの」

善子ママ「『もしかしてトイレに行きたいの?』って……」

善子「いい友だちじゃない」

善子ママ「そこまではね」

善子ママ「でも曜ちゃんのお母さんは、私をトイレに行かせてくれなかったわ」

曜「え?」

善子ママ「『ここでして?』って上目遣いで頼まれたら断れないわよ……」

善子「いや、断りなさいよ」

善子ママ「私は朝まで耐えるつもりだったわ。でもあの人が私にこう言ったの」

善子ママ「『気持ちよくしてあげよっか♡♡』」

善子「……」ドキドキ

曜「……」

善子ママ「あとはもう、言わなくてもわかるわね? そういうことよ」

善子「あ、うん……」

曜「聞きたいです」

善子ママ「え、曜ちゃんさっき嫌がってなかった?」

曜「善子ちゃんがこうしてお母さんと向き合ったのに、私だけ見たくない聞きたくないじゃダメかなって思って……」

善子「曜さんのそういうところ嫌いじゃない」

曜「ありがと」

善子ママ「言わなくても想像つくでしょ? あなたたちももういい歳なんだから」

曜「だめですか?」

善子ママ「……娘と友人の娘を前にして友人との情事を話すほど恥ずかしいことはないわ」

善子「こっちの台詞よ」

曜「まあ、話したくないのを無理やり聞くつもりはないですけど」

善子ママ「とにかく、そのときのあの人のテクニックが忘れられなくてね……」

善子ママ「それから特訓してもらったってわけ」

曜「なるほど」

118: 名無しで叶える物語 2017/12/23(土) 00:44:38.94 ID:9bpQERWB.net
善子ママ「曜ちゃんのお母さんに勝てないからって曜ちゃん相手に本気出すなんて、私も大人げないことをしたわね」

曜「善子ちゃん、聞いた?」

善子「何を?」

曜「私たち二人でなら善子ちゃんのママに勝てるかも」

善子「そうね……ってええ!?」

曜「私も負けて終わるのは悔しいし、善子ちゃんも一度くらい誰かを失禁させてみたいでしょ?」

善子「それは……してみたくないわけじゃないわよ? でも自分の親ではやりたくないわね」

曜「よし、決まりだね!」

善子「いやいやいや。何も決まってないから」

曜「そういうことなので、大人しくしてください」

善子ママ「え……本気?」

曜「はい」

善子ママ「……」

善子「私はやらないわよ」

善子ママ「これも娘たちの成長のため、か……」ハァ

善子ママ「わかったわ。私が教えてあげるから、ちゃんとついてくるのよ」

曜「はい!」

善子ママ「善子、返事は?」

善子「えぇ……」

善子ママ「いい? 相手を失禁させることよりも、相手に気持ちよくなってもらうことを考えるのよ」

善子ママ「もちろん、ここで言う気持ちよくなるというのはあなたたちが想像しているみたいな女同士の関係だけではなくて」

善子ママ「もっと広い意味での気持ちいい状態を指すの。例えば、さっき曜ちゃんが言ったくすぐりもその一つね」

曜「あっ……」

善子ママ「実はくすぐりはあの人……曜ちゃんのお母さんの得意技なんだけど、まあそれは置いておくとして」

善子ママ「とりあえず今回はくすぐりでやってみます」

曜「よろしくお願いします」

119: 名無しで叶える物語 2017/12/23(土) 00:45:07.21 ID:9bpQERWB.net
善子ママ「まずは相手の緊張を解すことから始めましょう」

善子「上手くくすぐれば緊張なんて解れるんじゃない?」

善子ママ「いいえ。それが素人の陥りやすい落とし穴ね」

曜「思いっきり陥ってました」

善子ママ「緊張の解し方は人それぞれだから一概には言えないけれど……まあ、耳元で愛を囁くとかが定番よね」

曜「『善子ちゃん……好きだよ♡』」ボソッ

善子「ああん♡♡」

曜「こんな感じですか」

善子「いきなり何するのよ!!」

善子ママ「ええ、そんな感じ。あとは今みたいに相手に隙を与えると一気に冷めてしまいかねないので注意ね」

曜「なるほど。テンポよく進まないとですね」

善子ママ「慣れてくるとどうしてもパターン化してしまいがちだけれど、それだと相手もだんだん飽きてくるからそこはうまく考えるの」

曜「耳たぶ噛んでみたりとか?」ハムッ

善子「ひゃん♡♡」ビクン

善子「っていちいちやらなくていいから!」

善子ママ「あの人もよく耳たぶ噛むのよね……さすが親子だわ」

曜「えへへ」

善子ママ「あとは……相手の様子を見ながら少しずつ攻めていくことかしら?」

善子「うわ、いきなり説明がざっくりしたわね」

善子ママ「だって私も曜ちゃんのお母さんとしかしたことないからわからないのよ……」

曜「うーん、あまり気が進まないけど後でお母さんに聞いてみるか……」

善子「やめなさい」

善子ママ「いちばん大切なのは相手を思う気持ちだからね。少しくらい下手でも、逆にそれが燃える……なんて人もいるし」

曜「それも私のお母さんですか?」

善子ママ「ええ」

善子「……」

善子ママ「あとは実際にやってみることね」

曜「よーし、やるぞー!」

善子「やるの……?」

120: 名無しで叶える物語 2017/12/23(土) 01:30:02.73 ID:9bpQERWB.net
善子ママ「私が練習相手じゃ嫌かもしれないけど、流れを掴んでくれればそれでいいわ」

曜「何言ってるんですか? 善子ちゃんのママならむしろ大歓迎なんですけど」

善子「それ、私の前で言う?」

善子ママ「……いいわね。今のはだいぶ効いたわよ」

曜「だって善子ちゃんのママ、善子ちゃんとはまた違った可愛さがあるって言うか……」

曜「大人なのに子どもっぽいところもあって、そこがまたいいんだよね」エヘヘ

善子ママ「……」カァアア

善子「……」カァアア

曜「あとはとてもいい匂いがします」クンクン

善子ママ「えっ……ううん、シャンプーの匂いよ」

曜「たぶん、同じボトラーの匂いでしょうか」

善子「えっ」

善子ママ「……」カァアア

曜「この人、きっとおしっこまでいい匂いなんだろうなぁ……って」

曜「もし飲んだらすごく幸せな気持ちになれそうって思ったんです」

善子「……」

曜「だから、その……」

曜「私と」

善子ママ「はい、時間切れです」

曜「えぇ!?」

善子ママ「こんなの全然ダメ。やり直し」

曜「そんなぁ……」シュン

善子ママ「いや、危なかったわ……。相手は娘の友だちなのよ? それを忘れちゃダメ……」

善子「声に出てるわよ」

曜「っ!」ギュッ

善子ママ「こ、今度は抱きつく作戦ね。いいじゃない」

121: 名無しで叶える物語 2017/12/23(土) 01:30:52.77 ID:9bpQERWB.net
曜「ママぁ……」

善子ママ「」

善子「ママ? 大丈夫?」

曜「大好き……♡」ギュー

善子ママ「落ち着いて。そう、これは練習、練習なんだからね?」

善子「ね、ねぇ本当に」

曜「ママは私のこと好き……?」

善子ママ「大好きよ」

善子ママ「あっ」

善子「……」

曜「ちゅーしてくれる?」

善子ママ「だ、だめ! 練習だけどそういうのは……」

曜「私のこと嫌いなんだ……」グスッ

善子ママ「んっ」チュー

善子「」

曜「……♡」チュゥゥ

善子ママ「…………」チュゥゥ

善子「何この状況」

曜「ぷはっ。嬉しいです」

善子ママ「これも練習よ。勘違いしないでね」

曜「練習じゃなかったらいいんですか?」

善子ママ「な、何を言っているの? 練習じゃないって、そんなの……」

曜「私、ママのこと本当に好きなのに……」

善子「もうやめましょ。ねぇ」

善子ママ「私だって曜ちゃんのこと好きよ? でもこれ以上はダメ」

曜「どうして?」

善子ママ「善子が見てるわ」

123: 名無しで叶える物語 2017/12/23(土) 01:42:26.07 ID:0p8EXX2z.net
善子「そういう問題じゃないわよね」

曜「善子ちゃんも我慢しないでいいんだよ」

善子「いや、誰が実の親なんかに……」

曜「ならどうしてそんなに顔赤くしてるの?」

善子「これはその、恥ずかしいんだから仕方ないでしょうが」

曜「恥ずかしがることなんてないよ? 本当はママに甘えたいくせに……♡」

善子ママ「善子……」ギュッ

善子「えっ、えっ!?」

曜「ごめんなさい、練習は終わりです」スッ

善子ママ「ちょっと曜ちゃん? これ以上はダメだって何度も……」

曜「私、善子ちゃんと同じくらいママのことも好きです」スルスル

善子ママ「脱がさないで……」カァアア

善子「脱がすの上手いわね……」

曜「ふふ……善子ちゃんとお揃いの下着なんて」

善子「そうなのよ。恥ずかしいからやめてっていつも言ってるのに」

善子ママ「セットだと安く買えるのよ……」

曜「でも中身は高級品ですね」サワッ

善子「ちょっと! それどういう意味よ」

善子ママ「あ……♡」

曜「お母さんってことは……」チュゥゥ

善子ママ「やっ……吸っちゃ嫌っ♡♡」ビクッ

曜「……」チュゥゥ……

善子ママ「やめて、何か出ちゃう……♡」ブルッ

ピュッ

曜「ふふ」ペロッ

善子「嘘でしょ……!?」

曜「本当だよ。確かめてみれば?」チュパ

124: 名無しで叶える物語 2017/12/23(土) 01:43:16.69 ID:0p8EXX2z.net
善子「い、嫌よ……」

善子ママ「んんぅ♡♡」

曜「ほら、もう一つ空いてる」

善子「じゃ、じゃあ少しだけ……」チュパ

善子ママ「善子っ!!?」ビクン

善子「何よ全然出てこないじゃない……」チュゥゥ

善子ママ「あぁ……♡♡」ブルッ

ピュッピュッ

曜「あはは。さっきより出たね」

善子「……これがミルクの味」

曜「実の娘に吸われるのがそんなによかったんですか?」

善子ママ「い、言わないでぇ……」

善子「……」チュパ

曜「ん……? あれ、もしかして」

善子「……」チュゥゥ

曜「漏らしちゃいました?」

善子ママ「そ、そんなはずっ」

曜「でも下着濡れてますよ」

善子ママ「それはおしっこじゃなくて……っ」

曜「おしっこじゃないなら何だろうなぁ。匂い嗅いでみよう」クンクン

善子ママ「やめてっ! 本当にそこはダメなの!」

曜「……いい匂いがします」クチュ

善子ママ「ああ♡♡♡」ビクンッ

曜「これって……」クチュクチュ

125: 名無しで叶える物語 2017/12/23(土) 01:43:40.13 ID:0p8EXX2z.net
善子ママ「♡♡♡」ショワァ

曜「あ」

善子「え」

善子ママ「やだ、見ないでぇ……」ショワァ……

曜「ちゅるっ」

曜「ごくごく」

善子ママ「あぁ……♡♡」チョロロ……

善子「……」

曜「ごく……」ペロッ

善子ママ「……」

善子「……」

曜「善子ちゃんのより意外と爽やかでした」

善子「何でよ!」

善子ママ「善子は全然水飲まないから……っ、たぶん濃くなって……」ハァハァ

善子「そういうこと聞いてるんじゃないわよ!!」

曜「あ、善子ちゃんも飲みたかった? ごめん、全部飲んじゃった」

善子ママ「あと少しなら出せると思う……」

善子「いらない!」

曜「あ、そういえばペットボトル丸々一本分あったね」

善子ママ「……」

善子「……ママ、大丈夫?」

曜「これってわざと出したわけじゃないですよね?」

善子ママ「わざとに決まっているじゃない。これは練習なんだから」

曜「漏らしたんですよね?」

善子ママ「ち、違うわよ」

曜「これは漏らしたときの味です」

126: 名無しで叶える物語 2017/12/23(土) 01:54:45.97 ID:0p8EXX2z.net
善子ママ「……そうよ、漏らしたわ」

善子「そこで納得しちゃうのね……」

善子ママ「私の負けよ」

曜「ってことは……」

善子ママ「あなたたちの勝ち」

曜「やったよ善子ちゃん!」ハイタッチ

善子「……」ハイタッチ

善子ママ「私もまだまだだってことがよく分かったわ」

善子「もしかして、甘えられると弱いの?」

善子ママ「そ、そんなことないわよ??」

曜「ママぁ」ダキッ

善子ママ「だからやめてったら……」カァアア

善子「娘として恥ずかしくなってきたわね」ハァ

曜「善子ちゃんも    吸ってたよね?」

善子「あ、あれは本当に出るのか気になっただけで……」

善子ママ「まさか私も出るとは思わなかったわ」

曜「私のお母さんとのときは出ないんですか?」

善子ママ「善子がまだ小さい頃のときは出たわよ。でも大きくなってからは……」

善子「小さい娘がいるのに親は何やってんのよ」

曜「ってことは、もしかしてお母さんにも勝っちゃった?」

善子ママ「……かもしれないわね」

曜「えっへへー! 帰ったら自慢してやろーっと!」

善子「えっ」

曜「嘘だよ。バレたらママが可哀想でしょ? たぶんもうお母さんとできなくなっちゃうかも」

善子ママ「それは……」

曜「このことは三人の秘密! いい?」

128: 名無しで叶える物語 2017/12/23(土) 02:12:19.28 ID:9nr/mUpT.net
善子「言えるわけないでしょ……」

善子ママ「……」

曜「さてと、片付けでもしますか」

善子「そうね」

善子ママ「……」

曜「大丈夫ですか?」

善子ママ「えっ? う、うん……」

曜「また練習させてください」

善子「えっ、まだやるの?」

曜「今日はやらないよ」

善子ママ「ごめんなさい。やっぱりこういうのはよくないと思うの。だから練習は今ので終わり」

曜「ってことは……?」

善子ママ「も、もちろんその先もダメ。曜ちゃんは私なんかより善子を見てあげて」

善子「私!?」

善子ママ「そうよ。善子だって曜ちゃんを独り占めしたいでしょう?」

善子「……」

曜「そうなの?」

善子「あんまりいい気はしないわよ。自分だけじゃなくて他の人ともこういうことしてるのって……」

善子「しかもそれが親だなんて余計にね」

曜「……」ニヤニヤ

善子「気持ち悪い」

曜「いやー、善子ちゃんも私にヤキモチ妬いてくれてるんだと思うとね」ニヤニヤ

善子「……放っといてよ」

曜「心配しなくても善子ちゃんのことも好きだから大丈夫だよー?」ギュー

善子「やめて! 早く片付けるわよ!」

曜「もう、照れちゃってー」アハハ

善子ママ「……」

善子ママ「私も夕飯の支度をしなくちゃ」スタッ

129: 名無しで叶える物語 2017/12/23(土) 02:23:26.06 ID:9nr/mUpT.net
 二時間後

曜「はー、いいお湯でした」

善子ママ「善子は?」

曜「今入ってるみたいです」

善子ママ「……」

曜「私の残り湯飲んでないといいんですけどね……」

善子ママ「さすがにそれは……やりかねないわね」

曜「さすがに飲み干してたら引くなぁ」

善子ママ「……」

曜「気を遣ってくれてありがとうございます」

善子ママ「え?」

曜「今日は色々助けてもらいました」

善子ママ「そ、そうかしら」

曜「善子ちゃんと喧嘩したときもそうだし、体を張って教えてもらったこともたくさんあって……」

善子ママ「……」

曜「ママのおしっこも飲めたので満足です」

善子ママ「もうしないわよ。やっぱりおかしいもの」

曜「どうしてですか?」

善子ママ「そんなの……善子が可哀想よ」

曜「……」

善子ママ「もちろん、娘の友だちに手を出すこと自体ダメなんだから」

曜「私はママのこと本当のママみたいに思ってますけど」

善子ママ「それお母さんが聞いたら泣くわよ」

曜「お母さんはお母さんで大切に思ってます」

善子ママ「……」

曜「善子ちゃんが嫌がるようならやめます」

善子ママ「私は?」

曜「嫌でしたか?」

善子ママ「そうじゃないけど」

130: 名無しで叶える物語 2017/12/23(土) 02:26:26.34 ID:9nr/mUpT.net
曜「え、もしかして……善子ちゃんに妬いてたり??」

善子ママ「違うわ。そういうことではなくて、曜ちゃんのためによくないってことよ」

曜「私にとって良いか悪いかは私が考えます」

曜「だから、もし嫌じゃなければなんですけど……」

曜「私にもっと色んなこと教えてください」ギュッ

善子ママ「曜ちゃん、あなたって……」

善子ママ「本当に最低よ」フフッ

曜「よく言われます」エヘヘ


善子ママルート終わり

151: 名無しで叶える物語 2017/12/24(日) 12:39:21.15 ID:SuByO5HL.net
 お風呂

ジャー バシャバシャ

善子(今日は酷い目にあったわね)

ザバー

善子(曜さんがおしっこ大好きなんて知りたくなかったかも……)

チャプン

善子(でも曜さんのおしっこするときの顔……)

善子(……)ドキドキ

善子(あー、思い出したら恥ずかしくなってきたわ)

善子(……)

善子(このお湯……曜さんの匂いがする)ペロッ

善子(温かくて優しい匂い……)

善子(私、曜さんの匂いに全身浸かってるのよね)ドキドキ

善子(……)

善子(ちょっとだけ)チュルッ

善子(……ん?)

善子(……)チュルッ

善子(もしかして曜さん、お湯の中で……)

善子(……)ズズッ

善子(意外とこれは)

善子(……)ゴクゴク

152: 名無しで叶える物語 2017/12/24(日) 12:41:04.82 ID:SuByO5HL.net
「善子ちゃーん?」

善子「げほっ、ごほっ! な、何よ!」

「ううん、起きてるならいいんだ。遅いから寝てるのかと思ったの」

善子「……」

「まさか残り湯飲んでないよね?」

善子「飲まないわよ!!」

「飲んでもいいよ」

善子「曜さんこそ私がお風呂に入ってる間、ママと変なことしないでよね!」

「……」

善子「ちょ、ちょっと返事は?」

ガチャ

曜「ごめん善子ちゃん。実はさ……」

善子「きゃああ!!? 何よ!」

曜「お風呂の中でちょっとしちゃったんだよね」

善子「えっ?」

曜「気持ちよくてうとうとしちゃってさ……」

曜「先に言おうかと思ったんだけど、それだと善子ちゃんが入りにくくなるかなと思って言わなかったの」

善子「まあ、うっすら匂いで分かったわよ」

曜「知ってて入ってるんだね」

善子「別にいいでしょ?」

曜「うん」

善子「ママには言っておきなさいよ」

曜「もう言ったよ」

善子「何て?」

曜「入るのが楽しみね、って言ってた」

善子「うわ……」

153: 名無しで叶える物語 2017/12/24(日) 12:41:35.78 ID:SuByO5HL.net
曜「嘘だよ。善子もときどきやるから気にしなくていいわ、って言ってた」

善子「やらない! 変なこと言わないでよママ!」

曜「……」

善子「何? 言う事言ったならそこ閉めなさいよ」

曜「そうだね……」

ガチャッ

善子「え」

曜「開けたままだと寒いもんね」

善子「ちょっちょっ、どうしてそこで中に入るの」

曜「もう少し善子ちゃんといたいなって思ったんだけど……だめ?」

善子「だめじゃないけど」

曜「えへへ、ありがと」

善子「下着、濡れても知らないわよ」

曜「あ、そうだね。今脱ぐ」スルッ

善子「脱がなくていい!!」

曜「最初から善子ちゃんと入りたいって言えばよかったよ」

善子「え? ああ、そうね……」

曜「ママの前ではちょっと恥ずかしいかなって思って言わなかったんだ」

善子「あんなことしておいて恥ずかしいも何もないでしょ」

曜「わ、私にとってはお風呂って特別な場所だから……」

善子「……そうなの」

曜「うん……」

154: 名無しで叶える物語 2017/12/24(日) 12:42:43.44 ID:SuByO5HL.net
善子「……」

曜「理由聞かないの?」

善子「勝手に話せば? 聞いてあげるわよ」

曜「ほら、お風呂って基本裸で入るじゃん? しかも気持ちいいからつい気持ちが緩んじゃうでしょ」

善子「まあ、リラックスできる場所ではあるわね」

曜「そうなると、やっぱり頭のなかで色々考えちゃって……」

善子「……分かるわ。くだらない悩みとか、色々ね」

曜「『私、善子ちゃんに嫌われてないかな……』とか」

善子「自覚はあったのね」

曜「えっ、嫌いなの?」

善子「正直、ちょっと苦手だったところはあるわ」

善子「曜さんって何するにもこっちの都合なんてお構いなしなんだから」

善子「今日だっていきなりウチに来て、好き勝手やって、いつの間にかママと仲良くなってたりして」

善子「ここは私の家なのよ? なのにまるで曜さんの家みたいだった……」

曜「ごめん……図々しかったかな」

善子「あんな風にママに抱きついて、ママも自分の子どもみたいに優しい顔してて……」

善子「自分の家なのに、他人の家を見てるみたいな感覚だったわ」

曜「ヤキモチ?」

善子「違う! ううん、そうなのかもしれないけど……ちょっと違う」

曜「じゃあ何」

善子「ほら、その……私って一人っ子だし? ちょっと羨ましいっていうか……」

曜「ああ、そういうこと」

善子「そうよ! もう、こんなこと話すつもりなかったのに……」

155: 名無しで叶える物語 2017/12/24(日) 12:43:06.69 ID:SuByO5HL.net
曜「あはは、それがお風呂の怖いところだね」

善子「今のは忘れて。寝言だと思ってくれていいから」

曜「……」ニヤニヤ

善子「だからその顔やめなさいって言ってるでしょう……」

曜「善子お姉ちゃん」

善子「!?」ガタッ

曜「私みたいなのが妹でも嫌じゃない?」

善子「え……普通曜さんがお姉さんなんじゃないの」

曜「あ、そうだったの? てっきり妹が欲しいのかと……」

善子「どっちでもいいわよ、そんなの」

曜「よくないよ」

善子「……」

曜「それとも、双子がよかった?」

善子「あ……それも悪くない、かも」

曜「腹違いの双子だね」

善子「いや、それ双子って言わないし……」

曜「結婚もできるよ?」

善子「できない!! そもそも女同士でしょうが!」ザバッ

曜「冗談なのに」アハハ

善子「曜さんが言うと冗談に聞こえないのよ……」

156: 名無しで叶える物語 2017/12/24(日) 12:43:40.99 ID:SuByO5HL.net
曜「……」

善子「……」

曜「お姉ちゃんと妹、どっちがいい?」

善子「まだその話してたの?」

曜「まあ、私からすれば善子ちゃんは妹みたいな感じだけど」

善子「そ、そうなんだ……」

曜「……」

善子「もういいでしょ。出ていって」チャプン

曜「え? どうしたの急に」

善子「いいから出ていってよ」

曜「何で? 私が妹の方がよかった?」

善子「そういうことじゃないの!」

曜「双子? 双子がよかったの?」

善子「うるさいわね! 恥ずかしいから出ていけって言ってんの!」グイッ

曜「うわぁちょっと押さないでっ」ツルッ

ドシーン!

善子「あ……ごめんなさい」

曜「」

善子「でも曜さんが悪いんだからね。私は謝らないわよ」

曜「」チーン

善子「……」

善子「早く出ていって」

曜「」

善子「え」

157: 名無しで叶える物語 2017/12/24(日) 12:44:08.65 ID:SuByO5HL.net
ザバッ

善子「大丈夫? ねぇ、曜さん」ユサユサ

曜「」

善子「ど、どうしよう……」

善子「ママー! ちょっと来て!!」

「何ー? 今ご飯作ってるから手が離せないんだけどー!」

善子「曜さんが……」

善子「曜さんが死んじゃったの!!」

曜「勝手に殺さないで!」

善子「おわぁっ!!?」ガタッ

曜「まずは呼吸を確かめようよ! それか脈!」

善子「びっくりしたじゃない! 死んだフリなんてやめてよ!」

曜「隙をついてちゅーする予定だったのに……」

善子「バカ! 本当に死んじゃったのかと思ったわよ!!」

曜「あはは、善子ちゃんを置いて死ぬわけないでしょ」

善子「……っ!」

パーン

曜「え……?」ヒリヒリ

158: 名無しで叶える物語 2017/12/24(日) 12:44:53.32 ID:SuByO5HL.net
善子「冗談じゃないわ」

善子「次やったら本気で殺すわよ」

曜「うん……ごめんなさい」

善子「すごい音したから不安になったじゃない……」

曜「けっこう痛かったよ」ヒリヒリ

善子「本当にもう……」グスッ

曜「え? 何で泣くの?」

善子「知らないわよ! 泣いてない!!」

曜「泣いてる」

善子「曜さんなんて嫌いよ……」

曜「そうだね」ギュッ

善子「大嫌いよ」

曜「私は好きだよ」

善子「私は嫌い!!」

曜「……」

善子「……ごめんなさい」

曜「ううん」

善子「どこにも行かないでよね」フキフキ

曜「行かないよ」

善子「……」

曜「ちゅーしてもいい?」

善子「黙ってしなさいよバカ……」

159: 名無しで叶える物語 2017/12/24(日) 12:45:16.73 ID:SuByO5HL.net
曜「……」チュッ

善子「……」

曜「大好きだよ」

善子「ん……」

曜「可愛い」ナデナデ

善子「恥ずかしいからやめて……」

曜「可愛いよ?」

善子「んっ」チュッ

曜「……」

善子「……」チュゥゥ

曜「…………」

善子「…………」チュゥゥ……

曜「……」コチョコチョ

善子「なっ!?」ビクッ

曜「えへへ」コチョコチョ

善子「や、やめっ……」

曜「やめないよ」コチョコチョ

善子「あっ……そこはっ」ビクッ

曜「んー?」コチョコチョ……

善子「あっ♡♡」ビクンッ

ショワァ……

曜「あれ?」

160: 名無しで叶える物語 2017/12/24(日) 12:45:41.82 ID:SuByO5HL.net
善子「だから言ったのに……っ」ブルッ

ジョボボ

曜「もしかして……ここ弱い?」コチョ

善子「んっ♡」ビクンッ

ジョボボ

曜「えへへ、善子ちゃんの弱いところ見つけちゃった」

善子「そんなところ……誰でも弱いに決まってるわよ」

チョロロ……

曜「やっとお漏らししてくれたね」

善子「……だからお風呂って嫌いなの」

161: 名無しで叶える物語 2017/12/24(日) 12:46:16.29 ID:SuByO5HL.net
……

 リビング

曜「あー、気持ちよかったぁ」ホカホカ

善子「バカっ! ママが聞いたら誤解するでしょうが!」

善子ママ「あら、ご飯できてるわよ」

曜「わぁ……ハンバーグだ!」

善子ママ「曜ちゃん、昔から大好きだったでしょ?」

曜「はい! ママのことも大好きです!」ギュー

善子ママ「うふふ」

善子「……」

善子ママ「こほんっ」

曜「?」

善子ママ「善子が泣きそうな顔してるわよ」

曜「ごめん」

善子「してないわよ」

曜「怒った?」

善子「怒ってない。曜さんってこういう人だったなって思っただけ」

曜「やっぱりヤキモチじゃん」

善子「さっきあれだけ私に言っといてママにも言うんだ……」

曜「あはは、善子ちゃんに言ったのは特別だよ?」

善子ママ「曜ちゃんが二回もお風呂に入ったのはそういうことだったのね」

曜「善子ちゃんに殺されかけました」

善子「あれは……謝ったでしょ」

曜「ううん、善子ちゃんが可愛すぎて死ぬかと思ったもん」

善子「そういうことママの前で言う……?」カァアア

善子ママ「やだ、何だか思い出しちゃうわね」

162: 名無しで叶える物語 2017/12/24(日) 12:46:44.45 ID:SuByO5HL.net
善子「何をよ」

善子ママ「曜ちゃんのママとのこと……」

善子「やめてよ気持ち悪い」

善子ママ「曜ちゃんって本当にママとそっくりね」

曜「あまり似てるとは言われないんですけどね」

善子ママ「それは本当の曜ちゃんを知らないからよ」フフッ

善子「……」

善子ママ「あらごめんなさい」

曜「善子ちゃんのヤキモチ顔可愛いなぁ」ニヤニヤ

善子ママ「そうでしょ? こんな顔見られるのも曜ちゃんのおかげね」

善子「もうやだ二人して! ママは早く入ってきなさいよ!」

曜「一緒に食べないんですか?」

善子ママ「あまり遅くに入ると下の人に迷惑だから先に入っちゃうわ」

曜「そ、そうですか……」

善子「心配しなくてもママはお風呂早いから大丈夫よ」

曜「ううん、お風呂で騒ぎすぎて迷惑かけちゃったかなって思って……」

善子ママ「後でお菓子でも持って行くわ。心配しないで」

曜「いえ、私が謝ってきます」

善子「いいわよ。曜さんが来ても『誰?』ってなるだけでしょ」

曜「だから挨拶も兼ねて行くんだよ」

曜「『はじめまして、善子の妻です』って……」

善子ママ「私が行くからやめてね」

曜「えっ」

163: 名無しで叶える物語 2017/12/24(日) 12:47:31.22 ID:SuByO5HL.net
善子「ママ、家ではこんなだけど外では真面目な教師だから」

曜「ああ、そう言われると確かに」

善子ママ「な、何?」

曜「これは後でたくさん授業してもらわないと」ウンウン

善子「どんな授業よ! 気持ち悪いわね!」

善子ママ「うふふ、考えておくわね」

善子「ママも早く入って! ご飯冷めても知らないわよ!」

善子ママ「はいはい」

164: 名無しで叶える物語 2017/12/24(日) 12:48:01.89 ID:SuByO5HL.net
……

曜「ハンバーグ美味しい……♡」ウットリ

善子「すごく幸せそうに食べるわね」

曜「うん♡」

善子「そんなに好きなの?」

曜「世界で一番好き♡」ハムッ

善子「私とどっちが好き?」

曜「えっ」カシャン

善子「い、言ってみただけよ! 急に真顔にならないで!」

曜「悩むなぁ……」

善子「そこは嘘でも私って答えなさいよ……」

曜「善子ちゃんのハンバーグ!」

善子「えっ」

曜「あ、善子ちゃんの作ったハンバーグね? 決して善子ちゃんで作ったハンバーグじゃないから」

善子「それは言われなくても分かってるわ」

曜「今度作ってよ」

善子「私、ラーメンくらいしか作れないわよ」

曜「ラーメン作れるの? 何日もかかるのにすごいね」

善子「いや、お湯沸かして入れるだけだから……」

曜「あはは、知ってる。善子ちゃんインスタントラーメン顔してるもん」

善子「は?」

曜「あ、今のはちょっと例えがよくなかったかな」

善子「あのねぇ、どこに『インスタントラーメン顔』なんて言われて喜ぶ人がいるわけ?」

曜「でもママが作る食事以外はインスタントラーメンなんでしょ?」

善子「ラーメン以外にも焼きそばとか食べるし」

曜「だめだよ、たまに食べるのはいいけどそんな生活してたら体に悪いよ」

善子「放っといて」

165: 名無しで叶える物語 2017/12/24(日) 12:49:04.07 ID:SuByO5HL.net
曜「今はいいかもしれないけど、将来骨粗鬆症になってからじゃ遅いんだからね」

善子「じゃあ曜さんが作りなさいよ」

曜「うん」

善子「え?」

曜「善子ちゃんの食事でしょ? 任せて」

善子「いや、そこは『何で私が作らなきゃいけないの!』とか突っ込みなさいよ」

曜「どうせ一人分作るのも二人分作るのも同じだからさ」

善子「そっか……曜さんのママも仕事で遅いんだったっけ」

曜「そうそう。自然と家事スキルが身につくわけだよなぁ」

善子「いいんだか悪いんだか微妙ね」

曜「でもほら、そのおかげでこうして善子ちゃんにプロポーズしてもらえたわけですし」

善子「何の話?」

曜「さっきの『じゃあ曜さんが作りなさいよ』だよ?」

善子「あれは『栄養バランスを考えた食事を提供しなさいよ』って意味だから」

曜「……」

善子「何を期待してたのよ」

曜「『あなたの味噌汁を毎日飲みたいです』みたいな意味かと」

善子「似てるけど違う!」

曜「じゃあ私に善子ちゃんの食事を作らせて?」

善子「何よそれ。プロポーズ?」

曜「身の回りのお世話をさせて? もちろんトイレのお世話も含めて」

善子「介護! それ介護だから!」

曜「あはは」

善子「もう……」パクッ

曜「結婚するには16歳にならないとだしね」

善子「そういう問題じゃ……。もういいわよ、それで」モグモグ

166: 名無しで叶える物語 2017/12/24(日) 12:51:08.80 ID:SuByO5HL.net
曜「照れてる?」

善子「早く食べなさい」パクッ

曜「はーい……」パクッ

善子「……」モグモグ

曜「本当は善子ちゃんだからね?」

善子「何が」

曜「『ハンバーグと私、どっちが好きなのよ!』ってやつ」

善子「ああ、分かってるわよ」モグモグ

曜「世界で一番好きな食べ物」

善子「私は食べ物じゃない」パクッ

曜「善子ちゃんの世界で一番好きな食べ物は?」

善子「曜さん」モグモグ

曜「」カシャン

善子「だからその反応理不尽だってば!」

曜「私は食べ物じゃないよ……」グスン

善子「面倒くさ……」パクッ

曜「でも善子ちゃんにならハンバーグにされても許しちゃうかな」

善子「怖いこと言わないで」

曜「善子ちゃんに食べられたいな」

善子「気持ち悪い」

曜「た、べ、て??」

善子「恥ずかしくないの?」モグモグ

曜「ちょっとね……」カァアア

167: 名無しで叶える物語 2017/12/24(日) 12:52:36.98 ID:SuByO5HL.net
善子ママ「ふぅ……さっぱりしたわ」

曜「あ、おかえりなさい」

善子ママ「ただいま」

善子「夫婦じゃないんだから」

曜「善子、いい子にしてたか?」

善子「誰よあんた」

曜「パパだよー」

善子ママ「……」パクッ

曜「ただいまのキスはしますか?」

善子ママ「い、いえ」

善子「ママが引いてるからやめて」

曜「うん」シュン

善子ママ「さ、さて私も食べようかしら」

曜「とっても美味しいからぜひ!」

善子ママ「え、ええ。作ったの私なんだけど……」

曜「特にハンバーグがおすすめです!」

善子ママ「そ、そうなの。じゃあ頂こうかしら……」

曜「はい、あーん♡」スッ

善子「やめなさいって!」ガシッ

曜「何? あ、善子ちゃんにもしてあげればよかったね」

善子ママ「あーん」パクッ

善子「ママもいい歳して恥ずかしくないの?」

善子ママ「もぐもぐ……。うーん、美味しい!」

曜「じゃあもう一口♡」スッ

善子「っ!」パクッ

曜「おっと、予想外の獲物が釣れたぞ」

善子「獲物って言うな」モグモグ

168: 名無しで叶える物語 2017/12/24(日) 12:53:53.70 ID:SuByO5HL.net
善子ママ「美味しいでしょ?」

善子「まあまあってところね」モグモグ

善子ママ「好きな人からあーんしてもらうと余計にね」

善子「うぐっ……」

曜「じゃ、じゃあさっきのは私があーんしたから……?」ドキドキ

善子ママ「うふふ」

曜「だめです、善子ちゃんの前で……」カァアア

善子「」プルプル

曜「あ、善子ちゃん喉に詰まらせたな」

善子(いいから助けなさいよ……!)プルプル

曜「世話のやける妹だこと」ポンポン

善子「ごくっ……! はぁ、はぁ」

善子ママ「今のは曜ちゃんが悪かったわね」

曜「えっ、何でですか?」

善子ママ「女の子にあーんするのに一口分が大きすぎるのよ」

曜「あ……」

善子ママ「正しくはこのくらいに小さく切って」スッスッ

善子ママ「あーん」スッ

曜「はむっ」パクッ

善子ママ「このくらいの方が食べやすいでしょ?」

曜「はい……。でもちょっと物足りないかも」モグモグ

善子ママ「そこがポイントなのよ」

曜「え?」

善子ママ「もう一口食べたいと思わなかった?」

曜「思いました」

善子ママ「まあ、これも一つのテクニックかしらね」

曜「……」パァアア

善子「すごい尊敬の眼差しね」

169: 名無しで叶える物語 2017/12/24(日) 12:54:49.21 ID:SuByO5HL.net
曜「また一つ賢くなってしまった……」

善子ママ「曜ちゃんももう大人なんだから、自分のことばかり考えてちゃダメよ?」

曜「はい……気をつけます」

善子「何いいこと言ったみたいな顔してるのよ」

善子ママ「え? さっき『後でたくさん授業してもらわないと』って言うから」

善子「変なところよく覚えてたわね」

曜「ママって学校でどんな授業してるんですか?」

善子ママ「普通の教師よ。少なくともこんなことは教えてないわね」

善子「曜さんは見たことないから知らないでしょうけど、ママは先生モードのときはすごく厳しいのよ」

曜「ひぃ……」

善子ママ「そんなことないわよ? 正しくあるべきものを正すのが教師の仕事だもの」

善子「だから家の中くらいなのよ。こんなに……変わってるのは」

善子ママ「ひどい」

曜「私、先生モードのママにも授業してほしいです」ドキドキ

善子「いや、だから本当にただの真面目な教師なんだって。曜さんが期待してるようなのは一ミリもないわよ」

曜「鞭とか使いますか?」ワクワク

善子「えっ」

善子ママ「曜ちゃんってけっこう変態よね」

善子「今更ね」

曜「……」ムスッ

善子ママ「教育に暴力……言葉も含めて、そういうのは使わない主義なの」

善子「いい先生みたいなこと言って、みんな騙されてるのよ」

曜「私も学校でママみたいな先生に教わりたかったなぁ」

善子ママ「……」

曜「あ、変な意味じゃなくてですよ!?」

善子「いや、分かってるから……」

170: 名無しで叶える物語 2017/12/24(日) 12:57:40.58 ID:SuByO5HL.net
善子ママ「ときどき、本当にこれが正しいのか分からなくなることもあるわ」

善子ママ「結局は私の理想を生徒に押し付けてるだけなのかも……って」

曜「……」

善子ママ「裏で『ババア』なんて呼ばれてるのも知ってるし」

善子ママ「いい先生なんかじゃないわよ、私」

善子「そんな……ババアなんて酷い」

曜「そうですよ! ママはまだ全然若いもん!」

善子ママ「そういう意味じゃないわよ」

善子ママ「たぶん……」

善子「……」

善子ママ「えっ?」

善子「同意を求めないで」

善子ママ「何だか自信がなくなってきたわ……」

曜「私は善子ちゃんのお姉ちゃんって聞いても驚かない自信があります」

善子ママ「本当? ううん、嘘でも嬉しいわ」

善子「いくら何でも無理があるわよ」

曜「何なら善子ちゃんの妹って言われても……」

善子ママ「……」

善子「今のは言わない方がよかったわね」

曜「私もそう思う」

善子ママ「さ、暗い話はやめにして食べましょ」

曜「私は真ん中かなぁ」

善子「ん?」

曜「ほら、私が善子ちゃんのお姉ちゃんなら真ん中でしょ?」

善子「まあ、年齢的にはね」

善子ママ「何の話?」

曜「お姉ちゃぁん」ダキッ

善子「やめなさい」グイッ

171: 名無しで叶える物語 2017/12/24(日) 12:58:48.84 ID:SuByO5HL.net
善子ママ「??」

善子「ママも気にしないで。曜さんが私のお姉ちゃんだったら、って話よ」

善子ママ「曜ちゃんが私の妹……」

曜「はい」

善子ママ「どちらかと言うと娘って感じかしらね。ごめんなさい」

曜「がーん」

善子「『妹になる?』なんて言い出さなくてよかったわ」

善子ママ「娘にならなってもいいわよ?」

曜「ええっ、私の!?」

善子「どう考えても無理だから」

曜「あはは、うん。でもそうなると私は善子ちゃんの本当のお姉ちゃんになっちゃうね」

善子ママ「そうねぇ」

曜「それは嫌かなぁ」

善子「そう……」

曜「善子ちゃんとは恋人でいたいもん」

善子ママ「あら」

善子「わ、私も曜さんみたいなお姉ちゃんなんかお断りよ……」カァアア

善子ママ「そうね、曜ちゃんが善子のお姉ちゃんだったら、この子コンプレックスで潰れちゃうかも」フフッ

善子「あんたそれでも親か!」

善子ママ「それに曜ちゃんとこうして……授業することもできなくなっちゃうし」

曜「え?」

善子ママ「実の娘にあんなことできないわよ」

善子「いやいやいや、やってるわ。さっき私にやったわよね」

曜「善子ちゃん、本当はね……」

曜「……」

善子「な、何よ。本当は実の親子じゃなかったなんて言い出さないでよ」

172: 名無しで叶える物語 2017/12/24(日) 13:00:52.12 ID:SuByO5HL.net
曜「言おうと思ったけどさすがに酷いかなと思って言わなかったのに」

善子「言おうと思ったのね」

善子ママ「安心して。こんなにそっくりで本当の親子じゃないわけないじゃない」

善子「疑ってないからむしろママが安心してね」

曜「ふふ。何だかんだで仲がいいんですね」

善子ママ「曜ちゃんがいるときだけよ。この子がこんなに素直になるのは」

善子「何でよ! まるで私がいつもは可愛くないみたいじゃない」

曜「いつも可愛いよ」

善子「あっ、そうじゃなくて! 可愛げがないってことよ!」

曜「可愛いよ?」

善子「だから……! もういいっ!」

善子ママ「……」クスクス

曜「本当に可愛いね」

善子「ごちそうさま! 後片付けは私がやるから、食べ終わったら流しに持ってきてよ」スタッ

善子ママ「ありがとう。珍しいこともあるのね」

曜「いつもはお手伝いしないんですか」

善子ママ「しないわよ。帰ってくるなり『ママお腹すいたー』って部屋に行っちゃうんだから」

善子ママ「そのくせご飯ができて呼びに行ってもなかなか来ないし」

善子ママ「すっかり冷めた頃に来て『冷たっ』って文句言うんだから」

曜「酷いなぁ」

善子ママ「それでも残さず食べてくれるんだから、作らないわけにはいかないじゃない?」

曜「こんなに美味しい料理なのに、出来たてで食べないなんてもったいないですね」

善子ママ「ありがとう。善子は美味しいって言ってくれないから……」

曜「さっきも最後のご飯粒まで食べてたから、本当は大好きなんですよ」

善子ママ「だといいんだけど」

曜「だからインスタントラーメンばかり食べるのかなぁ」

174: 名無しで叶える物語 2017/12/24(日) 13:42:32.39 ID:xaLjMcfA.net
善子ママ「え?」

曜「ママの料理が食べたいからですよ」

善子ママ「?」

曜「コンビニのお弁当なんて食べてたら、それで満足してるみたいじゃないですか」

善子ママ「そうかしら?」

曜「栄養バランスの悪い食事ばかりしていたらママもちゃんとした食事を食べさせてあげたいって思うでしょ?」

善子ママ「ええ、まあ……」

曜「これは勝てそうにないな」ハァ

善子ママ「何のこと?」

曜「善子ちゃんは私よりもずっとママのことが大好きってことです」

善子ママ「そうかしらね……」

曜「だってママも私より善子ちゃんの方が好きですよね?」

善子ママ「比べられないわよ。好きの種類が違うもの」

曜「」ガタッ

善子ママ「曜ちゃん今すごい勘違いをしたわね」

曜「え、ええ。ママが私のこと……そういう意味で好きなのかと」

善子ママ「……」フフッ

曜「あ、もちろん分かってます。私は娘の友だちですもんね……」

善子ママ「もしそういう意味だって言ったら?」

曜「えっ」

善子ママ「『もし』よ」

曜「二股かけるのはさすがに善子ちゃんに申し訳ないので……ごめんなさい」

善子ママ「それを聞いて安心したわ」

曜「え?」

善子ママ「もし私とも付き合う、なんて言い出したらどうやって別れさせようかと思った」

曜「あ、あぶねー……」(当たり前じゃないですかやだー)

善子ママ「本音出てるわよ」

曜「だってママのことも好きなんだもん……」

善子ママ「そう言ってくれるのは嬉しいけど、善子の前では善子だけを見てあげて」

曜「うぅ……」

175: 名無しで叶える物語 2017/12/24(日) 13:43:21.55 ID:xaLjMcfA.net
善子ママ「あの子、見た目以上にヤキモチ妬いてると思うし、不安に思ってるわよ」

善子ママ「曜ちゃんはもしかしたら私じゃなくてもいいんじゃないか……ってね」

曜「そんなことを……?」

善子ママ「曜ちゃんってちょっぴりデリカシーに欠けるわよね」

曜「私が誰にでもこんなことするって思ったら大間違いです!」バンッ

曜「善子ちゃん!」ダッ

「うわっ、何よ! 洗い物してるんだから抱きつかないでってば!」

善子ママ「ふふ」

「私は善子ちゃんだけだからね」

「は? 意味分かんないんだけど……」

「ママのことも好きだけど、善子ちゃんの好きは特別なんだからね」

「あ、あっそ……。そんなこと言いに来たの?」

「大好きだから言いたかったの」

「ふぅん……」

「善子ちゃんの口からも聞かせて?」

「後でね」

「今じゃなきゃ嫌」

「……」

「言ってよ」

「わ、分かったわよ。私は曜さんが好き。終わり」

「えぇー?」

「大好き! はい終わり!!」

「ちゃんと私を見て言ってよ」

「あっ、バカ! 洗剤まみれに……」

「んっ……」

「あ……♡」

善子ママ「羨ましいわ」

善子ママ「本当にね……」


お風呂&ご飯編終わり

181: 名無しで叶える物語 2017/12/25(月) 00:57:04.83 ID:zm/RM08t.net
セルフ保守
散々伏線?を貼りまくったおねしょ編を書いている途中なのですが
ちょっと今は書ききれそうにないので寝ます
仕事から帰ってきたらまた投稿します
一応これで書きたいシチュは書ききる予定
もう少しお待ちください

186: 名無しで叶える物語 2017/12/25(月) 19:12:30.67 ID:zm/RM08t.net
 善子の部屋

善子「電気消すわよ」

曜「うん」

善子「……」カチッ

フッ

曜「何だか悪いなぁ」

善子「何がよ」

曜「ママに気を遣わせちゃったかも」

善子「ママはいつも一人で寝てるから大丈夫よ」

曜「やっぱり三人で寝ない?」

善子「……」

曜「それとも私と二人がいい?」

善子「どっちでもいいわよ」

曜「二人がいいって言ってよ」

善子「曜さんはどっちがいいのよ」

曜「二人」

善子「そう……じゃあいいんじゃない」

曜「でもママとも一緒に寝たい」

善子「わがままね」

曜「体が二つあればいいのにな」

善子「……」

曜「善子ちゃんはそう思うときない?」

善子「あるわよ。私が寝ている間に学校行ってくれないかなとか」

曜「学校行くの嫌?」

善子「今は嫌じゃない」

曜「そっか、よかった」

善子「曜さんとも会えるし……」

曜「えへへ。私も善子ちゃんと会えるから好きだよ」

187: 名無しで叶える物語 2017/12/25(月) 19:13:58.05 ID:zm/RM08t.net
善子「家が近いのに学校でしか会わないなんて変な話ね」

曜「おっと、それは私と同棲したいってことかな?」

善子「……」

曜「私もしたいけど、お母さんが一人になっちゃうからなぁ」

善子「お母さん想いなところもあるのね」

曜「あ、お母さんも一緒に住めばいいんじゃないかな?」

善子「何それ」

曜「ママとも毎日会えるでしょ?」

善子「……」

曜「でも何か複雑……」

善子「二兎を追う者は一兎をも得ずって言うわよ」

曜「そうだね。私には善子ちゃんがいればそれで十分……かな?」

善子「言い切ってよ。いちいち不安にさせるんだから」

曜「だってヤキモチ妬くときの善子ちゃんすっごく可愛いんだもん」

善子「だからってやめてよ……」

曜「もし善子ちゃんが寝てる間に私がママとしてたらどう?」

善子「どうもしない」

曜「えー……」

善子「だって曜さんはそんなことしないでしょ?」

曜「分かんないよー?」

善子「ママはしないわよ。あれでも私のこと考えてくれてるし……」

曜「うん。私が妬いちゃうくらい善子ちゃんのこと大好きだもん」

善子「親子だもの」

曜「私はそんな風に愛してもらえてるのかな……」

善子「そう言えば、曜さんって曜さんのママとそこまで仲良くないわよね」

曜「まあね。ママは仕事で忙しいから、私はママのお荷物になりたくないし」

曜「ママには私のことなんて気にしないで仕事してほしいんだ」

188: 名無しで叶える物語 2017/12/25(月) 19:14:52.19 ID:zm/RM08t.net
善子「バカみたい」

曜「ひどい」

善子「どうして私のママにはあんなに甘えられるのに、自分のママには強がるわけ?」

曜「……」

善子「よく分からないわ」

曜「善子ちゃんの言う通りだよ」

曜「本当は私だってお母さんに抱き締めて貰いたいよ」

曜「大好きって言ってほしい……」

曜「おしっこは飲みたくないけど」

善子「聞いてないし今言うことじゃないわね」

曜「善子ちゃんと同じで、甘え方が分からないだけかな」

善子「私とって……」

曜「変だよね? 小さい頃はたくさん甘えてたのに」

善子「まあ、そうよね。でもみんなそんなものだと思うわよ」

善子「小学生くらいまでは親にべったり甘えてても、中学生になると急に大人ぶってみたりして」

善子「私にもそんな時期があったわ……」

曜「今日まで大人ぶってたじゃん」

善子「うるさいわね。そういう曜さんはどうなのよ」

曜「私は……中学生まではべったりだったかな」

曜「お風呂も一緒に入ってたし」

善子「そう……」

曜「でも、だんだんお母さんの仕事も忙しくなって、家に帰ってくる時間も遅くなって……」

曜「仕事で大変なのに家でも大変な思いをさせちゃいけないって、いろいろ自分でするようにしたの」

曜「クラスの子からも何でも自分でやるなんてすごいねーって褒められたりして」

曜「こうして何でもできる曜ちゃんができあがりました」エヘヘ

善子「自分で言うな」

曜「はい、私の話は終わり」

善子「……」

189: 名無しで叶える物語 2017/12/25(月) 19:15:31.70 ID:zm/RM08t.net
曜「こんなこと話したの善子ちゃんが初めてだよ」

善子「家事なんてやめちゃえば?」

曜「な、何で?」

善子「ママに全部やらせたら?」

曜「無理だよ。お母さんは仕事で忙しいんだから」

善子「娘を寂しがらせてまでやることなの? 仕事ってそんなに大切?」

曜「……」

善子「でも仕方ないわよね。ママが働いてくれるから生活できてるんだもの」

曜「そうだよ、私にできることはやらなきゃ」

善子「だから今日は甘えん坊なのね」

曜「え?」

善子「今日は家事してないから」

曜「あ……」

善子「曜さんがいつもどれだけ背伸びしてたのか私には想像つかないけど……」

善子「たまには誰かに甘えたっていいと思うわ」

曜「……」グスッ

善子「私でよければ、いつでも……」

曜「善子ちゃん……」ギュ

善子「……」ナデナデ

曜「手のかかる妹でごめんね?」

善子「あ、私お姉ちゃんだったんだ」

曜「……」

善子「……」

曜「すぅ……」

善子(こうしていると本当に妹ができたみたい……)

善子(私よりも年上で、頑張り屋さんの妹……)

曜「むにゃ……」モゾ

善子(私より大きいのがムカつくけど)フニ

善子(たまにはこういうのもいいか……)

善子「……」スヤァ

190: 名無しで叶える物語 2017/12/25(月) 19:16:37.07 ID:zm/RM08t.net
……

曜(寒い……)ブルブル

曜(ここどこ……?)

曜(海の中……)

曜(……)クンクン

曜(善子ちゃんの匂い……)

曜(善子ちゃん! どこ!?)

曜(私を置いてかないで……)

曜(一人にしないでよ……)

曜「善子ちゃん!」バッ

曜「……」ハァハァ

曜「ゆ、夢か……」

善子「むにゃ……」

曜(可愛い寝顔……)

曜(……)ドキドキ

曜(…………)ドキドキ

曜(……………………)

チュッ

善子「んぅ……」ゴロンッ

曜「あ、布団かけないと風邪引いちゃうよ」ファサッ

曜「……」

曜「冷たい……」

曜「もしかして」クンクン

曜「はぁああ……善子ちゃんの匂いだ……♡」

曜(おねしょ? これっておねしょだよね!?)

曜(……)ゾクゾク

曜(善子ちゃんのおねしょ……)

曜(……)ペロッ

191: 名無しで叶える物語 2017/12/25(月) 19:17:24.62 ID:zm/RM08t.net
曜(うん、まだそんなに時間経ってないね)

曜(……)サワッ

善子「あ……」

曜(うわ、下着までびっしょりだ……)ドキドキ

曜(ちょっとだけ……)

曜(ごめんね?)スルッ

曜(……)スゥー

曜(いい匂い……♡♡)

曜(直接味わいたいけど……)

曜(舐めたら起きちゃうかな)

曜(……)

曜(ごめん)ペロッ

曜(……!)チュゥゥ

曜「やばい……頭がおかしくなりそう」ドキドキ

曜(……)チュゥゥ

善子「んぅ……? 曜さん……?」

曜「ひぃっ! な、何もしてないよ」

善子「だからもう食べられないって……」ムニャ

曜(寝言か……)

曜(もう少しだけ味わってもいいよね……)ペロッ

ジワァ

曜(!!?)ビクッ

曜(善子ちゃん、これ……)チュゥゥ

ジワァ……

曜(出てる? 今出てる……?)

曜(……)ドキドキ

曜(わ……何か私までしたくなってきちゃった)

曜(これだけ濡れてたらしてもバレないかな……?)スルッ

曜(……)ドキドキ

192: 名無しで叶える物語 2017/12/25(月) 19:18:20.34 ID:zm/RM08t.net
曜(ごめん!)ブルッ

ジョボボ

曜(ああ……♡♡)ビクッ

ジョボボ

曜(善子ちゃんごめん……)

曜(善子ちゃんにかけちゃってるよ……♡)

ジョボボ

曜(私のおしっこで善子ちゃんを汚しちゃってる……)ゾクゾク

善子「んん……」モゾ

曜(起きないで……)

ジョボボ

曜(もう少しで終わるから……)

チョロロ……

善子「曜さぁん……」

曜「!?」

ピュッ

曜「はぁ、はぁ……♡」

善子「……」ビッショリ

曜「ごめんなさい」

善子「すぅ……」

曜「ま、まぁ善子ちゃんも私のパジャマ汚したんだし? お互い様だよね」

善子「曜さんの……美味しい……」ムニャ

曜(私のおしっこ? おしっこが美味しいってこと!?)ドキドキ

善子「曜さんのハンバーグ……」

曜「ん?」

善子「……」モグモグ

曜「えーと、今のはどっちの意味だろう」

善子「……」

曜「私が作ったハンバーグだよね? 私でじゃないよね?」

193: 名無しで叶える物語 2017/12/25(月) 19:18:51.57 ID:zm/RM08t.net
善子「すや……」

曜「……」ブルッ

曜(寒気がしてきた……体拭いてこよっと)スタッ

善子「曜さんどこ……?」

曜(すぐ戻るからね)

善子「あ……私が……」

善子「食べたんだっけ……」ムニャ

曜「ひぃい!!?」

ガチャッ バタンッ!

194: 名無しで叶える物語 2017/12/25(月) 19:20:02.04 ID:zm/RM08t.net
_

195: 名無しで叶える物語 2017/12/25(月) 19:20:14.29 ID:zm/RM08t.net
 洗面所

曜「怖いよ……! 善子ちゃんどんな夢見てるの……?」ビクビク

曜「……」ブルッ

曜「ビビりすぎて漏らすかと思った……」

曜「……」ハァ

曜(えーと、タオルは……)

曜(あった。でもこれ拭いちゃっていいのかな?)

曜(おしっこの匂いがついたら怒られるかな……)

曜「……」

曜(まあ、洗濯機に入れとけば分からないでしょ)フキフキ

曜(……)フキフキ

曜(…………)フキフキ

曜「はぁ……」

曜「いい匂い……」

曜(持って帰ろっかな)

ガタッ

曜「ん?」

シーン

曜「誰かいるの?」

シーン

曜「あの……」ガチャ……

「こんなところにいたの」

曜「きゃあああ!!!?」ガッターン!

善子ママ「大きな声出さないで! 近所迷惑でしょ!」

曜「な、何だママかぁ……」ドキドキ

善子ママ「どうしたのよこんな遅くに」

曜「えっと……」

196: 名無しで叶える物語 2017/12/25(月) 19:21:20.95 ID:zm/RM08t.net
……

 リビング

善子ママ「はい、ココアよ。温まるから飲んで」コトッ

曜「ありがとうございます」

善子ママ「善子が漏らしたのね」

曜「はい……」

善子ママ「あの子が曜ちゃんと一緒に寝るって言ったとき、おむつするように言ったんだけど」

曜「普通の下着でした」

善子ママ「見たの?」

曜「あ、いえ」

善子ママ「何色だった?」

曜「黒です」

善子ママ「見たのね」

曜「……」

善子ママ「嘘つくの下手すぎるわよ」

曜「誤解しないでくださいね」

善子ママ「ん?」

曜「私、善子ちゃんにそういうことはしてません」

善子ママ「そういう……ああ、子どもができちゃうようなことね」

曜「ただおしっこの匂いを確かめたかっただけなんです」

善子ママ「それで脱がせたと」

曜「はい。下心なんてありません、純粋におしっこのためです」

善子ママ「それは下心って言わないかしら……」

曜「味見もしましたけど」

善子ママ「下心ね」

曜「……そうかもしれません」

善子ママ「あまりうるさく言うつもりはないけど、取り返しのつかないことだけはしないでね」

197: 名無しで叶える物語 2017/12/25(月) 19:22:19.14 ID:zm/RM08t.net
曜「……」コクッ

善子ママ「あなたたちはまだ子どもなんだから、赤ちゃんなんて育てられないのよ」

曜「分かってますよ」

善子ママ「……ならいいけど」

曜「善子ちゃんが悲しむようなことはしたくないです。もちろんママに迷惑をかけるようなことも」

善子ママ「そう」

曜「でも……」

善子ママ「何?」

曜「ものすごく今更なんですけど、私なんかでいいんでしょうか……?」

善子ママ「善子が選んだ人なんだもの、仕方ないじゃない」

曜「……やっぱり反対ですか」

善子ママ「もちろん曜ちゃんのことは私も大好きよ。だからいい子なのも知ってる」

善子ママ「でも善子には……辛い思いをさせたくないの」

曜「そうですよね……」

善子ママ「本当の自分を隠して生きなきゃいけないなんて、こんなに辛いことはないわ」

曜「……」

善子ママ「女の子同士ってのはそういうことなのよ。曜ちゃんも分かっているとは思うけど」

曜「善子ちゃんには……普通に男の人と家庭を作って欲しいですか?」

善子ママ「……」

曜「今は女子校で周りに女の子しかいないけど、大学や会社に行けば男の人との出会いもあるはずです」

曜「私がいることで、善子ちゃんが辛い思いをするかもしれない……」

曜「それだけが嫌なんです」

善子ママ「……」

曜「だからもし私が本当に善子ちゃんのことを思うなら……こんな気持ち伝えるべきじゃなかったのかも」

善子ママ「曜ちゃんが言い出さなくても、善子から言い出したと思うわよ」

曜「そうでしょうか……」

善子ママ「あの子には曜ちゃんしか見えてない……。それは周りに女の子しかいないからかもしれない」

善子ママ「それでも善子が曜ちゃんのことを好きなのは変わらないでしょ?」

曜「……」

198: 名無しで叶える物語 2017/12/25(月) 19:23:08.34 ID:zm/RM08t.net
善子ママ「曜ちゃんだって同じじゃないかしら?」

善子ママ「曜ちゃんくらい可愛かったらきっと彼氏だって見つかると思う……。それでも善子を好きになってくれたのだから」

善子ママ「その気持ちに嘘がないのなら、何も間違ったことなんてしてないんじゃない?」

曜「私は……善子ちゃんのことが好きです」

善子ママ「なら難しく考えることは何もないわ」

曜「……ママは強いですね」

善子ママ「強くなかったら教師なんて保守的な職業は務まらないわよ」

善子ママ「私が同性愛者だなんてバレたら、きっと保護者たちは私をクビにするでしょうね」

善子ママ「自分の娘もそういう目で見られてるのでは、なんて思うでしょうから」

曜「見てないんですか?」

善子ママ「見てないわよ! 曜ちゃんは私を何だと思ってるの」

曜「だって、私のお母さんと付き合ってるのに私にも大好きなんて言うじゃないですか」

善子ママ「曜ちゃんにだけは言われたくないわね」ムスッ

善子ママ「少しは善子の気持ちがわかった?」

曜「はい……」

善子ママ「それと……これは誤解しないで聞いてもらいたいのだけど」

善子ママ「私だって誰でもいいわけじゃないのよ?」

善子ママ「曜ちゃんだからこんな話もするし、私がおしっこ大好きなことも話したの」

善子ママ「このことを知っているのは世界で三人だけよ」

善子ママ「曜ちゃんと、曜ちゃんのお母さん、あとは善子だけなんだからね」

善子ママ「娘でも恋人でもない曜ちゃんにこんなこと教えるなんて……」

善子ママ「私も何を考えてたんだか」フフッ

曜「愛人ですか?」

善子ママ「違うわよ」

曜「じゃあ……やっぱり娘?」

善子ママ「曜ちゃんは曜ちゃんよ」

曜「そんなこと言われたら本気で……浮気しちゃいそうです」

199: 名無しで叶える物語 2017/12/25(月) 19:24:22.09 ID:zm/RM08t.net
善子ママ「あら。今のははぐらかしたつもりなんだけど」

曜「……」

「ママぁ……」

善子ママ「ごめんね善子、起こしちゃったかしら?」

善子「おねしょしちゃった……」グスッ

善子ママ「だからおむつしなさいって言ったでしょ」

善子「ごめんなさい……」

善子ママ「朝になったら片付けるから、それまでは我慢して寝なさい」

善子「はぁい……」

曜(……)

善子ママ「はぁ……」

曜「か、可愛い……♡」

善子ママ「ああ、善子は寝ぼけるといつもあんな感じよ」

曜「……」ドキドキ

善子ママ「曜ちゃんはどうする? おしっこまみれの布団で寝るのが嫌なら私の布団で寝てもいいのよ」

曜「いえ、善子ちゃんのところに戻ります」

善子ママ「そう……ありがとう」

曜「お礼なんてやめてください。むしろこっちがありがとうって感じです」

200: 名無しで叶える物語 2017/12/25(月) 19:25:27.46 ID:zm/RM08t.net
善子ママ「あ、今のは善子のこと気にかけてくれたわけじゃないのね……」

曜「もちろん善子ちゃんのことですよ。ついでにおしっこの匂いに埋もれて眠りたいってのもあります」

善子ママ「……」

曜「匂いに埋もれて眠りたい方が先です」

善子ママ「素直でよろしい」

曜「それじゃ、部屋に戻ります。付き合わせちゃってごめんなさい」スタッ

善子ママ「ううん。私もちょうど眠れなかったし……」

曜「もしかして私が来てるからドキドキしちゃいました?」

善子ママ「違うわよ」

曜「……」シュン

善子ママ「まあ、曜ちゃんのせいではあるけどね」

曜「はい」

善子ママ「おやすみ」

曜「おやすみなさい」

スタスタ

善子ママ(曜ちゃんのせいよ……)

201: 名無しで叶える物語 2017/12/25(月) 19:26:43.13 ID:zm/RM08t.net
……

 朝

「曜さん」ユサユサ

曜「ん……?」パチッ

善子「大変よ」

曜「何が?」

善子「私……おねしょしちゃったみたいなの」

曜「あ……」ビッショリ

善子「ごめんなさい」

曜「ううん、いいよそんなの」

善子「曜さんのパジャマまでビショビショに濡らしちゃって」

曜「気にしないでよ。むしろ善子ちゃんの匂いで幸せなくらいなんだから」

善子「……」

曜「今のは本当だよ?」

善子「まあ、そうでしょうね……」

曜(あれ……? あの後私がここでしたのにほとんど善子ちゃんの匂いしかしないな)クンクン

善子「嗅がないでよ」

曜「なるほどね」

善子「何がなるほどなの」

曜「善子ちゃん、二回漏らしたね」

善子「げっ……」

曜「やっぱり」

善子「どうして……? 匂いは二回目ので上書きされたはず……」

曜「途中で起きたから分かるんだよ」

善子「あっ……。もしかして私のせいで起こしちゃった?」

曜「うん、善子ちゃんの匂いでね」

善子「……」シュン

曜「あ、だから私は嬉しかったんだって。善子ちゃんの匂いを全身で感じられたんだもん」

202: 名無しで叶える物語 2017/12/25(月) 19:27:11.05 ID:zm/RM08t.net
善子「ありがと、気を遣ってくれて」

曜「本当だってば。私がそんな気を遣えるように見える?」

善子「見えない」

曜「でしょ? だから本当なんだよ」

善子「……ありがと」ギュ

曜「うん……。何か悲しくなるね」エヘヘ

善子「お願いがあるんだけど、いい?」

曜「うん、何でも言ってよ」

善子「何でも?」

曜「何でもだよ」

善子「じゃあまずは片付けを手伝ってほしいの」

曜「うん。シーツは洗濯するとして、布団はどうする? ベランダに干せばいい?」

善子「ええ。消臭スプレーがあるからそれを吹いてからね」

曜「了解」ゞ

善子「ママにはバレないようにこっそりお願いね」

曜「え?」

善子「実は……寝る前にママにおむつするように言われたのよ」

曜「うん」

善子「でもそんなの恥ずかしいからしなかったわ」

曜「みたいだね」

善子「ママの言う通りおむつしておけばよかったわね」

曜「え? それじゃ私が困るよ」

善子「何で困るのよ! そんなに私の匂いを浴びたかったわけ?」

曜「もちろん!」

善子「えぇ……」

曜(私の匂いも上書きしてもらったし……)

善子「まあ、曜さんが変態なのはさておき」

曜「ごめん」

203: 名無しで叶える物語 2017/12/25(月) 19:28:02.56 ID:zm/RM08t.net
書き溜め尽きたのでまた少しずつ書きます

206: 名無しで叶える物語 2017/12/25(月) 19:37:51.46 ID:zm/RM08t.net
善子「とりあえず、ママがまだ起きてないか見てきてくれないかしら」

曜「あー、うん。分かった」

善子「こっそりよ! 見てくるだけだからね?」

曜「挨拶は?」

善子「しなくていいわよ」

曜「じゃあ見てきます」スタッ

ガチャ バタン

善子「ふぅ……」

善子(ママが起きてたらこの布団は干せない)

善子(今日の夜になったら臭そうね……)

善子(ん? そうだわ、いいことを思いついた)

善子(……)ニヤニヤ

 リビング

曜「……」スタスタ

曜「誰もいないね」

曜「ママはまだ寝てるのかなぁ」

スタスタ

 ママの部屋

曜「失礼します……」ガチャ

善子ママ「……」スー

曜(うわ、寝相悪っ)

善子ママ「……」

曜(しかも見えちゃってるし)

曜(……)ドキドキ

曜(もしかして……)ピラッ

曜(おお……)ドキドキ

曜(ううん、ダメダメ。確認するだけだもんね)

曜(……)

曜(理性が吹き飛ぶ前に早く戻ろう)

キィ

207: 名無しで叶える物語 2017/12/25(月) 19:44:20.93 ID:zm/RM08t.net
 善子の部屋

ガチャ

曜「ママ寝てたよ」

善子「そう? よかった、じゃあ悪いんだけど布団運ぶの手伝ってもらっていい?」

曜「うん!」グイッ

フワァ

曜「あ……♡」ビクッ

善子「何よ今の声は」

曜「ううん、少し時間が経ったせいか匂いが濃くなってるね」クンクン

善子「いいから早く運んでよ。静かにね」

曜「はーい」

 ベランダ

善子「これでよし。助かったわ、ありがと」

曜「あとは消臭スプレーだっけ」

善子「ええ、少し多めにかけといてくれる?」

曜「うん」シュッシュッ

善子「今日は寒いわね」

曜「そうだね」シュッシュッ

善子「ねぇ、そういえば急に泊まっちゃって大丈夫だったの?」

曜「え、何で?」シュッシュッ

善子「曜さん、ママに連絡した?」

曜「してないよ」シュッシュッ

善子「しなさいよ! 心配してるわよ絶対!」

曜「してないよ。たぶんね」シュッシュッ

善子「いや……そこまで薄情なの?」

曜「お母さん泊まりだったからさ」シュッシュッ

善子「そうなの? でも連絡はした方がいいんじゃないかしら……」

208: 名無しで叶える物語 2017/12/25(月) 19:55:47.05 ID:zm/RM08t.net
曜「じゃあメールしとく」スッ

善子「あっ、いや」

曜「ん?」

善子「今からならしない方がいいと思うわ」

曜「どっちなの」

善子「逆に心配するっていうか……その、変な意味で」

曜「ああ、私が善子ちゃんと不純なお付き合いをしてるんじゃないかってことね」

善子「ええ。今でも十分不純なんだけど」

曜「お母さんも薄々気づいてそうだけどねー」

善子「そうなの?」

曜「ほら、ママとお母さん仲いいでしょ? だからある程度伝わってるんじゃないかな」

善子「その『ママとお母さん』って言い方やめて。どっちか分かんなくなる」

曜「お母さんが私のお母さんで、ママが私のママだよ」

善子「説明になってない! って言うか私のママよ!」

曜「善子ちゃんのママは私のママだよ」

善子「どこのガキ大将よ……」

曜「じゃあ私のお母さんはそのまま『お母さん』、善子ちゃんのママのことは『お義母さん』って呼ぶ?」

善子「ごめんなさい、聞き分けられなかったわ」

曜「じゃあ何て呼べばいいの」

善子「普通に『善子ちゃんのママ』って言えばいいんじゃない」

曜「えっ」

善子「何よ、嫌なの?」

曜「ううん。善子ちゃん今、自分のことちゃん付けで呼んだから……」

善子「曜さんにこう呼んでって例を出しただけ! ナルシストみたいに言わないでよ」

曜「決めた。今日一日、自分のことは名前プラスちゃんで呼ぼう」

善子「勝手に決めないで」

209: 名無しで叶える物語 2017/12/25(月) 20:06:08.59 ID:zm/RM08t.net
曜「曜ちゃんはいいと思いますぅ」

善子「うわ、気持ち悪い」

曜「じゃあ、私とじゃんけんして負けたら自分のこと『善子ちゃん』って呼んでよ」

善子「何でよ」

曜「あっ、『曜ちゃんと』じゃんけんして負けたらね」

善子「わざわざ言い直さなくていいから……」

曜「最初はグー!」

善子「ちょっと待っ……」

曜「じゃんけんぽん!!」チョキ

善子「てよ!!」グー

曜「あいこでしょ!」パー

善子「あいこじゃないし!」チョキ

曜「あいこ!」チョキ

善子「ずるいわよ!」グー

曜「負けたぁ!!」

善子「あ、三番勝負だったのね」パー

曜「もうだめだ。今年の運は使い果たしちゃってたみたい」

善子「もう年末だものね」

曜「いったい何に使ったんだろうなぁ」

善子「知らないわよ」

曜「むしろ善子ちゃんが使い果たしてなかったことに驚きだよ」

善子「まあ、私は普段あんまりいいことないから……」

曜「私というものを手に入れておきながら! まだ運残ってるの!?」

善子「それを言ったら曜さんもでしょ?」

曜「あ……うん」キョトン

善子「急に素に戻らないで」

曜「もう死んでも後悔しないくらいの幸せだね」

善子「やめてよ縁起でもない」

曜「ハンバーグにされても文句言わないよ」

210: 名無しで叶える物語 2017/12/25(月) 20:20:01.45 ID:zm/RM08t.net
善子「??」

曜「今のは忘れて」

「あら、二人とも早いじゃない」

善子「ママっ!?」

曜「おはヨーソロー!」ゞ

善子ママ「あ……」

善子「あ、こ、これは! 違うから!!」

曜「おはヨーソロー……」ゞ

善子ママ「隠さなくてもいいのに」

曜「おは……」

善子「うるさい! しつこいわよ!」

曜「……」グスッ

善子ママ「おはヨーソロー」ゞ

曜「っ!!」パァアア

善子「漏らしたの曜さんだから」

善子ママ「えっ?」

曜「ママがヨーソローしてくれた……嬉しい……」ウットリ

善子「曜さんったら寝る前にトイレ行かなかったんだもの、もしかしたら漏らすんじゃないかと思ったわ」

善子ママ「曜ちゃん?」

曜「はい!」キラキラ

善子ママ「……」

曜「え、ごめんなさい。聞いてませんでした」

善子ママ「曜ちゃんまでおねしょするなんてね……」

曜「してないです」

善子「言い訳するつもり? 見苦しいわよ」

曜「し、しししてないもん」

善子ママ「まあどっちでもいいわ。シーツは洗ったの?」

善子「あっ、今洗おうと思ってたところ! いいわよ、漏らしたのは曜さんだけど私が洗っておいてあげるから!」ダッ

曜「うん……」

211: 名無しで叶える物語 2017/12/25(月) 20:26:53.41 ID:zm/RM08t.net
善子ママ「したのね」

曜「はい」

善子ママ「恥ずかしいのは分かるけど、どうして嘘なんてつくのよ」

曜「ごめんなさい……」

善子ママ「別に怒ってるわけじゃないのよ? でも嘘をつかれるのはちょっと悲しいわ」

曜「本当は善子ちゃんにしました」

善子ママ「え?」

曜「おねしょじゃないんです」

曜「私が善子ちゃんにおしっこしました」

善子ママ「」

曜「善子ちゃんの匂いで我慢できなくて……」

曜「かけたくて仕方なかったんです」

善子ママ「すごいわね」

曜「そうですかね」エヘヘ

善子ママ「褒めてないわよ」

曜「あぅ……」

善子ママ「曜ちゃんがそこまでの変態だとは思わなかったわ」

曜「嫌いになりましたか」

善子ママ「ならない」

曜「本当!?」

善子ママ「ならないわよ。でも善子には本当のこと言ってあげて」

曜「……言わないとダメですか?」

善子ママ「言えないようなことをあの子にしたの?」

曜「してません」

善子ママ「じゃあ言えるわね」

曜「……」

善子ママ「言えるわね?」

曜「あの、おしっこを人にかけるのは、言えないようなことじゃないんでしょうか」

212: 名無しで叶える物語 2017/12/25(月) 20:45:02.88 ID:zm/RM08t.net
善子ママ「それは曜ちゃん次第ね」

曜「……」

善子ママ「自分でこれはやっちゃダメだなってことくらい分かるわよね?」

曜「……」

善子ママ「寝ている人におしっこをかけるのは、いいこと? それとも悪いこと?」

曜「悪いことです」

善子ママ「分かってるじゃない。自分がされて嫌なことは人にしちゃダメよ」

曜「いえ、私はされたいです」

善子ママ「そういうことを言ってるんじゃないの」

曜「ごめんなさい」

善子ママ「善子はされたいと思うかしら?」

曜「思ってほしい……けど、思ってないと思います」

善子ママ「ええ、たぶんね」

曜「思わせたいです」

善子ママ「聞いてないわ」

曜「でも、このまま黙ってるのはやっぱり卑怯ですよね。きちんと話します」

善子ママ「ええ。そうしてあげて」

曜「善子ちゃん、許してくれるでしょうか……」

善子ママ「さあ?」

曜「私のこと嫌いになりますか?」

善子ママ「本人に聞けば分かることよ」

曜「……」グスッ

善子ママ「……」

善子ママ「ごめんね」ギュ

曜「え……?」

善子ママ「ちょっと言いすぎだわ」

曜「……」

善子ママ「こんなだから生徒に嫌われるのよね……」

曜「そんなことありません」

善子ママ「いいわよ、曜ちゃんだって少し嫌いになったでしょ」

213: 名無しで叶える物語 2017/12/25(月) 20:45:51.93 ID:zm/RM08t.net
ご飯タイム

215: 名無しで叶える物語 2017/12/25(月) 22:26:43.92 ID:zm/RM08t.net
曜「先生モードのママを見れて嬉しかったです」

善子ママ「先生モードって……。いつも生徒におしっこの仕方について説教してるわけじゃないのよ?」

曜「そうなんですか?」

善子ママ「当たり前でしょう!?」

曜「私は先生モードのママも好きです」

善子ママ「そうやって誤魔化すのやめて。本当に怒るわよ?」

曜「もっと見たいって言ったら怒りますか?」

善子ママ「私は見せたくない。家では見せないって決めてるの」

曜「善子ちゃんにも」

善子ママ「あの子にこそ見せたくないのよ」

曜「えへへ」ニヤニヤ

善子ママ「うっ……何その顔は」

曜「善子ちゃんも知らないママを私が知ってるんだと思うと……」ニヤニヤ

善子ママ「言い方! 善子が聞いたら誤解するわよ」

曜「善子ちゃんに言えないようなことを私にしたんですよね?」ギュ

善子ママ「……っ! だからそんな言い方しないで」

曜「もっとしてもいいんですよ?」

ガラッ!

善子「あー! また二人でコソコソ抱き合ってる!」

善子ママ「こ、これはね! 違うのよ!」パッ

善子「なーにが違うのよ! どう見てもイチャイチャしてたじゃない!」

曜「善子ちゃん遅かったね」

善子「なっ……別にいいでしょ!? 曜さんには関係ない!!」

曜「何怒ってるの」

善子「怒ってないし」

曜「怒ってる」

善子「そりゃ怒るわよ! 本当に曜さんのだったなんて!!」

216: 名無しで叶える物語 2017/12/25(月) 22:28:33.67 ID:zm/RM08t.net
曜「えっ……もしかして聞いてた?」

善子「よーく嗅いだら曜さんの匂いがしたの! どうもおかしいなと思ってたのよね」

曜「したよ。私も我慢できなくて……」

善子「だからって私にかけないで!」

善子ママ「よく気づいたわね」

曜「な、何言ってるのかな? よく分かんないや」アハハ

善子「ふーん、認めないつもり?」

善子ママ「往生際が悪いわね」

曜「証拠は? 私が善子ちゃんにかけたって証拠!」

善子「服の背中が濡れてないのに襟が濡れてた」

善子「そもそも自分のおねしょで襟は濡れないでしょ?」

曜「……」

善子ママ「ほらね、だから言ったじゃない」

曜「言われてませんけど」

善子ママ「善子はこういうの許さないわよ」

曜「そ、そうなの?」

善子「当たり前でしょ。どこに寝てる間におしっこかけられて許すバカがいるのよ!」

曜「私は許すよ」

善子「許さなくていいから」

曜「むしろかけてほしいくらいだよ」

曜「あ、でも起こしてくれたらもっと嬉しいな」

善子「私だって起こしてほしかったわよ!!」

曜「えっ」

善子「曜さんだけ楽しむなんてずるい!」

曜「善子ちゃんかけられたかったの?」

善子「なっ……そ、そんなこと言ってないでしょ!?」

217: 名無しで叶える物語 2017/12/25(月) 22:29:01.03 ID:zm/RM08t.net
曜「今度かけてあげるね」

善子「……勝手にしなさい」プイッ

善子ママ「でもよく気づいたわね。あれだけ服が濡れていたら分からないんじゃない?」

善子「私のだけじゃこんなにいい匂いするわけないもの……」

曜「え?」

善子「何でもない! とにかく寝てる間に許可なくおしっこをかけるのは禁止!!」

善子ママ「事前に申請すればいいのね……」

善子「黙ってかけられるより百倍ましよ」

曜「分かったよ。次からそうする」

善子ママ「何だかあなた達が遠く感じるわ……」

曜「それと、あんまり外でおしっこおしっこ連呼するのはよくないと思うよ?」

善子「あっ……周りの家に聞こえたかも」

善子ママ「やめてよ善子、私どんな顔してご近所さんに会えばいいの」

曜「気をつけた方がいいよ」アハハ

善子「自分の家じゃないからって……」

善子ママ「知り合いの赤ちゃんを預かってたことにしましょう」

善子「え?」

善子ママ「ええ、それがいいわ。おねしょした布団が干してあっても不自然じゃないし」

曜「ばぶぅ」

善子「やめなさい」

218: 名無しで叶える物語 2017/12/25(月) 22:55:29.39 ID:zm/RM08t.net
 リビング

曜「朝ごはんは曜ちゃん特製肉じゃがです」

善子「朝から肉じゃが……」

曜「カツカレーがよかった?」

善子「肉じゃがでいいわよ」

善子ママ「いただきます」

曜「召し上がれ♡」

善子ママ「はむっ……」モグモグ

善子ママ「うん! とっても美味しいわ」

曜「えへへ」

善子「曜さんは料理上手よね」パクッ

曜「ママほどじゃないけどねー」

善子ママ「これだけ上手だと曜ちゃんのお母さんが料理したくなくなるのも分かるわ」

善子「え?」

曜「お母さんがそんなことを?」

善子ママ「あ……今のは独り言だから」

善子「曜さんのママ、料理下手なの?」

曜「どうかな? あんまり美味しくはないけど……」

善子ママ「……」

善子「ママ、食べたことある?」

善子ママ「えっ? な、ないわよ」

曜「でもお母さんが作ってくれたらそれだけで嬉しいよ」

善子ママ「それ、今度お母さんに言ってあげたら?」 

曜「恥ずかしいから嫌です」

善子「恥ずかしさの基準おかしいわよ」

曜「だって自分のお母さんだよ? 恥ずかしいに決まってるよ……」

善子ママ「曜ちゃんが娘だったら家事なんてする気なくすかもね」

善子「遠回しに私の悪口言ってない?」

219: 名無しで叶える物語 2017/12/25(月) 22:56:21.17 ID:zm/RM08t.net
善子ママ「あら、そう聞こえた? ならもう少しお手伝いしてくれてもいいのよ」

善子「……考えとくわ」

善子ママ「曜ちゃんがいないときもお願いね」

善子「べ、別に曜さんがいたからやったわけじゃないわよ」

曜「私が毎日いたら善子ちゃんは毎日ママのお手伝いしたりするのかな」

善子ママ「じゃあ明日も泊まっていく?」

善子「毎日は嫌よ」

曜「嫌なの?」

善子「寝不足で死んじゃうわ」

善子ママ「……えっ?」

曜「誤解です」

善子「誤解も何もないわよ。現に寝不足だし……」

善子ママ「曜ちゃん」

曜「な、何でしょうか……」

善子ママ「後でちょっといいかしら? 二人きりでお話したいことがあるんだけど」

曜「遠慮しときます」

善子ママ「善子にも見せない私、見たいんでしょ?」

善子「は? 曜さんママにそんなこと言ったの?」

曜「いや、言ってな……ううん、言ったけど。言ったけど違う」

善子ママ「ふふ」ニコニコ

曜「ひぇ……」ビクビク

善子「ビビりすぎでしょ」

曜「善子ちゃん、私のハンバーグ食べてくれる?」

善子「え? いいけど」

曜「ありがと……」


おねしょ編 終わり

238: 名無しで叶える物語 2017/12/27(水) 00:38:58.84 ID:0y0OO0N7.net
善子ママ「それはそうと、今日あなた達デートするんですってね」

善子「なっ」

曜「えへへー、実はそうなんです」

善子「デートなの?」

曜「デートだよ」

善子「お買い物じゃなかった?」

曜「ショッピングもデートなの!」

善子「……」

曜「あ、もちろんショッピング以外にも色々する予定だよ」

善子「色々って?」

曜「それはもちろん色々なことだよ。まだ秘密」

善子ママ「……」ジッ

曜「分かってますって。変なことはしません」

善子ママ「今でも十分してると思うけど……」

善子「大丈夫よママ。曜さんはいざとなるとヘタレて何もできなくなっちゃうんだから」

善子ママ「そうなの? 意外かも」

曜「だって恥ずかしいんだもん」

善子ママ「というか『いざとなると』ってことはいざとなったことがあるのね?」

善子「な、ないわよ! いざとなりそうだとヘタレそうってこと!」

曜「意味分かんないよ」

239: 名無しで叶える物語 2017/12/27(水) 00:39:16.73 ID:0y0OO0N7.net
善子ママ「まあいいわ。曜ちゃんのこと信じてるからね」

曜「はい! 善子ちゃんは命に代えても守ります!」ゞ

善子「変なフラグ立てないで!」

善子ママ「遅くなるときは必ず連絡するのよ」

善子「遅くなる前に帰ってきなさいよ、じゃなくて?」

善子ママ「できればそうしてほしいけど」

曜「努力はします」

善子「ええ」

善子ママ「気をつけて行ってらっしゃい」ノシ

曜「はーい!」ノシ

善子「行ってきます」

ガチャ バタン

善子ママ「……」

善子ママ(信じてるからね)

240: 名無しで叶える物語 2017/12/27(水) 00:41:32.05 ID:0y0OO0N7.net
 バスの中

曜「うふふ」ニヤニヤ

善子「何?」

曜「善子ちゃんとデートかぁ」ニヤニヤ

善子「お買い物するだけよ。私だって暇じゃないんだから」

曜「映画は? カラオケは?」

善子「……まあ、考えといてあげるわよ」

曜「よしっ!」グッ

善子「行くとは言ってないわよ」

曜「行こうよー」

善子「行ってもいいけど条件があるわ」

曜「何でも聞くよ」

善子「軽々しく『何でも』なんて言うのやめなさいよ」

曜「それがお願い?」

善子「違う! 今のは曜さんを思って言っただけ」

曜「善子ちゃん以外には言わないよ」

善子「いや、他の人にも言ってるの聞いたわ」

曜「そうだっけ」

善子「何でも安請け合いするの、曜さんの悪いところよ」

曜「うん……気をつけます」

善子「絶対に私の側にいること。いいわね?」

曜「えっ」

善子「何よ、嫌なの?」

曜「善子ちゃんって方向音痴?」

善子「うっ……そうよ! 悪い!?」

善子「って言うか少しはドキドキしてくれても……」ボソボソ

曜「あ! そういうこと!? ずっと一緒にいてってこと?」

善子「だからそう言ってるじゃない!!」

曜「てっきり善子ちゃんが迷子になっちゃうからかと思ったよ」アハハ

善子「それもあるけど……」

241: 名無しで叶える物語 2017/12/27(水) 00:41:53.37 ID:0y0OO0N7.net
曜「もし迷子になっちゃったら電話してくれれば迎えに行くよ」

善子「ずっと手を繋いでいればいいんじゃないの」

曜「……」

善子「とか言ってよ。気が利かないわね」

曜「ちょっと聞いてもいい?」

善子「何よ」

曜「何で今日の善子ちゃんそんなに積極的なの? 本当に善子ちゃん?」

善子「いいでしょデートなんだから!」

曜「善子ちゃんの着ぐるみを着た別人かも……」

善子「ここまでよくできた着ぐるみある?」

曜「自分で言う?」

善子「だから着ぐるみじゃないって」

曜「信じられないから確かめさせて」スッ

善子「待って、それはナシ」

曜「ええー? ますます怪しいな」

善子「ここバスの中よ」

曜「誰も見てないよ」

善子「もし見られたらどうするの」

曜「大丈夫だよ」

善子「……」

曜「……」チュッ

善子「……♡」ドキドキ

曜「……」チュゥゥ

善子「……♡♡」ドキドキ

曜「……」レロッ

善子「!!? げほっ!!」

曜「あれ?」

善子「いきなり舌入れてこないで!」

曜「入れたくなったんだもん」

善子「入れたくなったんだもん、じゃないわよ!」

242: 名無しで叶える物語 2017/12/27(水) 00:43:05.20 ID:0y0OO0N7.net
曜「ごめん」

善子「ここバスの中なのよ? 忘れてない?」

曜「バスの中じゃなかったらいいの?」

善子「……せめて誰もいないところでしなさいよ」

曜「じゃあ楽しみにしてる」

善子「と、とにかく本物の私だって分かったでしょ? って言うか絶対分かっててやったわよね」

曜「善子ちゃんお化粧してる?」

善子「は、はぁ? いきなり何よ」

曜「いつもより可愛いなって」

善子「いつもと同じよ……」

曜「ごめん、いつも可愛いなって」

善子「口紅だけ。いいでしょ、たまにはお洒落しても」

曜「今度メイクしてあげよっか」

善子「そんなに変?」

曜「ううん、そうじゃないよ。善子ちゃん元が可愛いからメイクし甲斐がありそう」

善子「……」

曜「私がメイクなんて柄じゃないかな?」

善子「そ、そんなことないんじゃない? あんまりイメージはないけど……」

曜「まあ、私も梨子ちゃんに教わったんだけどね」

善子「梨子さんに? 梨子さんもメイクするってイメージじゃないわね……」

曜「梨子さんは鞠莉さんに教わったって言ってた」

善子「鞠莉さんなら、まあ分からなくもないかしら」

曜「そして鞠莉さんは善子ちゃんに……」

善子「私教えてないわよ」

曜「インスピレーションを受けたって言ってたよ」

善子「何のインスピレーションよ」

曜「ずばり、堕天使だね」

善子「えっ」

曜「堕天使メイク! ライブでやったらすっごく映えると思うよ!」

善子「それを普段のデートでするの?」

243: 名無しで叶える物語 2017/12/27(水) 00:43:36.78 ID:0y0OO0N7.net
曜「え? うん。ダメかな?」

善子「どう考えても変よ」

曜「善子ちゃんだって堕天使のコスプレしてるじゃん」

善子「今はしてないでしょ!? それに、あれは私じゃなくてヨハネだから!」

曜「私とのときはしないんだね」

善子「今日は私とのデートでしょ?」

曜「うん」

善子「ヨハネともデートしたいなんて言わないでよ」

曜「!!?」ガタッ

善子「な、何なの」

曜「それはそれでアリかも……」ゴクリ

善子「ナシよ!」

曜「善子ちゃん、みんなといるときは『善子ちゃん』って呼ぶと怒るのにね」

善子「い、いいでしょ? 今は二人なんだから……」

曜「ギランッ」ゞ

善子「ポーズが違う! こうよ!」スタッ

ヨハネ「ヨハネ、降臨」ギランッ

曜「善子ちゃん、ここバスの中」

善子「あんたがやらせたんでしょ!!」

曜「いつかヨハネちゃんともしてみたいなぁ……」

善子「それ浮気したいって言ってるみたいなものよね」

曜「私はどんな格好していけばいいんだろ?」

善子「さあ? いつもと同じでいいんじゃない?」

曜「ダメダメ! 堕天使とデートするからには私もそれなりの格好しなきゃ」

善子「あっそ」

曜「善子ちゃんご機嫌斜めだね」

善子「別に。気のせいよ」

曜「善子ちゃんといるのに他の子の話してるときみたいな顔してる」

善子「分かってるなら他の子の話しないでよね」

244: 名無しで叶える物語 2017/12/27(水) 00:44:07.63 ID:0y0OO0N7.net
曜「どっちも善子ちゃんなのに?」

善子「……」

曜「ごめん、いじわるだね」

善子「曜さんには分からないわよ」

曜「え?」

善子「私がどんな思いでヨハネという悪魔を召喚しているのかなんて」

曜「うーん……」

善子「分からなくてもいいけどね」

曜「ヨーソロー降臨っ!」ゞ

善子「……は?」

曜「ごめん、分からなかった」

善子「とにかく今は私だけ見てくれればそれでいいの」

曜「うん」

善子「面倒くさいって思った?」

曜「うん」

善子「嘘でも『そんなことないよ』って言ってほしかったわ」

曜「面倒くさいね」

善子「うっ」

曜「面倒くさい善子ちゃんが好きなんだよ」

善子「何よそれ」カァアア

曜「一緒に居ると楽しいから」

善子「私も」

曜「えへへ」

善子「……」ドキドキ

曜「舌入れていい?」

善子「ダメ」

曜「ケチ」

善子「そういうのは誰もいないところでね」

245: 名無しで叶える物語 2017/12/27(水) 00:44:30.16 ID:0y0OO0N7.net
曜「あーあ、みんな早く降りないかなー」

善子「ちょっ、やめなさいよ! 他の人に聞こえるわよ!」

曜「終点まで行っちゃおうか?」

善子「え?」

曜「このまま善子ちゃんと乗っていたいな」

善子「……」

曜「あ、でも終点ってどこだろう?」

善子「さあね。いつものバスじゃないから分からないわ」

曜「じゃあ行けるところまで……」

善子「ショッピングはどうするのよ」

曜「また今度でいいよ」

善子「……」

曜「ダメ?」

善子「バス代、そんなに持ってない」

曜「どこまで乗っても五百円だよ」

善子「そうなの?」

曜「乗らなきゃ損だよね」

善子「……そうかも」

246: 名無しで叶える物語 2017/12/27(水) 00:45:07.25 ID:0y0OO0N7.net
……

善子「はっ……」ビクッ

ブロロ……

善子「うっかり寝ちゃったわ」

曜「すぅ……」

善子「曜さん、起きて」ユサユサ

曜「せっかく気持ちよく寝てたのにぃ」

善子「ここどこ?」

曜「え?」

善子「何かすごい山の中走ってない?」

曜「うーん……」

善子「そうだ、スマホで地図を見てみればいいのよ」スッ

善子「え……」

曜「どうしたの?」

善子「圏外よ」

曜「えっ、静岡出ちゃったの?」

善子「違うわよ! 電波が来てないってこと!」

曜「いったいどこの無人島だろう」

善子「いや、山とかだと電波来ないところもあるから……」

曜「そうだ、運転手さんに聞いてみよう」

善子「そうね」

曜「あの、すみません」

運転手「……」

曜「今どの辺り走ってるか分かりますか?」

運転手「……」

曜「あのー! 無視ですかー!?」

善子「やめなさいよ。運転に集中してるのよきっと」

曜「……」

善子「いいわ、次で降りましょ」ポチー

247: 名無しで叶える物語 2017/12/27(水) 00:45:37.09 ID:0y0OO0N7.net
 次 止まります

曜「終点まで行くんじゃなかったの?」

善子「ここで降りて戻った方がいいわよ。終点が山奥だったらどうするの」

曜「終点まで行けば折り返しになるんじゃないかな?」

善子「……」

曜「こんなところで降りたら帰りのバスいつ来るか分からないよ」

善子「た、確かに……」

曜「やっぱり終点まで行こう」

善子「ええ、でもボタン押しちゃった」

曜「すみません! ボタン間違えて押しちゃいましたー!!」

ブロロ……

曜「聞こえたよね?」

善子「あれだけ大声で言えばね」

キキッ プシュー

曜「……」

善子「……」

曜「誰も乗る人いないよ」

善子「私たち以外乗ってる人もいないわよ」

曜「あれ? さっきまで半分くらい席埋まってなかった?」

善子「私たちが寝てる間に降りたんでしょ」

曜「そっかー、これでやっと二人きりだね」

善子「……」

曜「ん?」

善子「バス、いつになったら発車するのかしら」

曜「えーと……」

曜「運転手さーん!」

シーン

曜「あれ?」

曜「運転手さんいないよ」

善子「えっ」

248: 名無しで叶える物語 2017/12/27(水) 00:46:07.57 ID:0y0OO0N7.net
曜「もしかしてトイレかな?」

善子「お客さんがいるのに黙って行く?」

曜「漏れそうだったのかも」

善子「だとしても一言断ってから行きなさいよ」

曜「……」ブルッ

善子「どうしたの」

曜「私もトイレ行きたくなってきた……」

善子「えっ」

曜「まだ運転手さん戻って来ないよね? 私も行ってこようかな」

善子「ちょっ、もし戻ってきたらどうするのよ!」

曜「待っててもらうように言ってよ」

善子「ダメって言われたら?」

曜「私たちは待たせるのに?」

善子「確かにそうだけど! その分ダイヤから遅れてるから急がなきゃいけないかもしれないじゃない」

曜「今ダイヤさんの話してないよ」

善子「私もしてないわ」

曜「ひぃい!!?」

善子「違うわよ! 発言したのは私! 定刻から遅れてるってことよ!!」

曜「あ、そっちか……」

善子「紛らわしい名前よね、全く」

曜「よしここで降りよう」

善子「降りるの?」

曜「善子ちゃんの話はしてないよ」

善子「分かるわよ」

曜「ひぃい!!?」

善子「人の名前で遊ばないで!」

曜「ごめんごめん。ふざけてないと漏れそうなんだもん」

249: 名無しで叶える物語 2017/12/27(水) 00:46:37.43 ID:0y0OO0N7.net
善子「分かったわよ、降りて行ってきなさい。運転手さんが戻ってきたら待っててもらえるように頼んでみるわ」

曜「ありがと!」

善子「もしどうしても無理って言われたら私は降りて待ってるからね」

曜「うん!」

善子「早く行きなさい。漏らす前に」

曜「善子ちゃん……」プルプル

善子「えっ」

曜「ペットボトルある?」

善子「あるけど、まだほとんど中身残ってるわよ」

曜「今すぐ全部飲んで」

善子「無理よ! って、まさかここでするつもり!?」

曜「だってもう限界……」

善子「もし溢したら!? 弁償しなきゃならなくなるわ!」

曜「じゃあ善子ちゃん飲んでよ」

善子「嫌よ!!」

曜「どうしてそんないじわる言うの!? 私もう本当に……」

善子「あーもう! あとちょっとだけ我慢しなさい!!」グイッ

曜「わっ、どこ行くの!?」

善子「トイレ! 言っとくけど私の背中で漏らしたら引っ叩くから!」

曜「ありがとう!」

善子「待って! 今のはどっちの意味!?」

曜「えっ、トイレまで連れてってくれるんでしょ?」

善子「そ、そうよ! 他に意味はないわね!」ダッ

タッタッ

曜「善子ちゃぁん……」グスッ

善子「もう少し待って!」タッタッ

曜「もうここでしようよ……」

善子「バカなこと言わないで! こんなところ、誰か来たら見られちゃうでしょ!」

曜「でももう私……」

善子「分かったわよ! あの倉庫の裏でしましょ!」

250: 名無しで叶える物語 2017/12/27(水) 00:47:07.50 ID:0y0OO0N7.net
曜「善子ちゃん……ごめん……」ブルッ

善子「えっ、降ろす! 降ろすから待っ……」

ショワァ……

曜「ごめん! 本当にごめんなさい!」

ジョボボ

善子「……」

曜「でももう限界で……! これでも我慢したんだよ!?」

ジョボボ

善子「……」

曜「だからバスの中でしちゃえばよかったんだよ……」グスッ

ジョボボ

善子「……」

曜「……」

チョロロ……

曜「ごめん」

善子「……」

曜「降ろしてくれる?」

善子「……」ストンッ

曜「あの……本当にごめんね?」

善子「ううっ」

曜「私のこと引っ叩いていいからさ、許してくれる?」

善子「うわぁぁん……!」

曜「な、泣かないでよ。私が悪かったってば!」

善子「もう嫌ぁ……! せっかくのデートだったのにぃ」ポロポロ

曜「だからごめんって」

善子「せっかくお洒落したのにっ……! こんなの……」ポロポロ

曜「……」

善子「曜さんのバカ! 絶対背中でしないでって言ったじゃん!!」

曜「私だってわざとしたわけじゃないよ!」

善子「もういい! 帰る!!」ダッ

251: 名無しで叶える物語 2017/12/27(水) 00:47:50.08 ID:0y0OO0N7.net
曜「待ってよ! あとバスはそっちじゃない!!」ダッ

曜「足速っ……!」

……

曜「はぁっ、善子ちゃん! 待って! 一旦落ち着こう!?」タッタッ

善子「ついてこないで!」タッタッ

曜「足元も悪いしっ……走ると危ないって!!」タッタッ

善子「きゃっ!!?」ズルッ

曜「ほら! だから言ったじゃん!!」ダッ

善子「あっ……」ズルズル

曜「手!!」グイッ

善子「離して!」

曜「離さないっ!!」ズルッ

善子「曜さんも落ちちゃう!」

曜「死んでも離さないっ!!!」ボキッ

善子「あっ……」ズルッ

曜「枝がっ!」ズルッ

善子「きゃああ!!?」ズルズル 

曜「わあああ!!」ズルズル

…………

……

252: 名無しで叶える物語 2017/12/27(水) 00:48:29.58 ID:0y0OO0N7.net
……

…………

善子「……ん」ムクッ

善子「いたた……」

善子「何とか助かった……のかしら」

善子「……」

善子「曜さん」

曜「」

善子「ほっ……。何とか無事みたいね」

曜「」

善子「助けてくれてありがと。一応お礼は言っておくわ」

曜「」

善子「……曜さん?」

善子「ふふ、もうその手には乗らないわよ? 曜さんって死んだふり下手なんだから」

曜「」

善子「ほら、心臓もちゃんと動いてるし息もしてる……」

曜「」

善子「もういいから、早く起きて」ユサユサ

曜「」

善子「本当にもういいって!!」パーン

曜「」ヒリヒリ

善子「……」

曜「」

善子「えっ」

善子「もしかして、これってやばいんじゃ……?」

253: 名無しで叶える物語 2017/12/27(水) 00:48:59.14 ID:0y0OO0N7.net
……

善子(あれからどのくらい経ったのかしら……)

善子(落ちたときにスマホを失くしちゃったから時間すら分からないし)

善子(曜さんは起きないままだし)チラッ

曜「」

善子(どんなに揺すっても叩いても反応はなし)

善子(さすがにふざけてるとも思えない……)

善子(誰か助けに来るのを待つしかないのかしら……)

善子(そもそもここどこなの……?)

善子(何で私こんなところにいるんだっけ……)

善子(……)

善子(悪い夢なら覚めてよ……)

善子(……)

善子「引っ叩いてごめんなさい」スッ

曜「」

善子「かなり赤くなっちゃったわね」ナデナデ

善子「本気でフルスイングかましちゃったもの」

善子「私のせいよね……」

善子「私が走り出さなければこんなことには」

善子「あと方向音痴じゃなければね」

善子「……」

善子(ママ、心配してるかしら……)

善子(……)

善子「寒くなってきたわ」ブルッ

善子「上着羽織りましょう」ファサッ

善子「あ……」クンクン

善子「そっか、腰に巻いてたから……」

善子「……」グスッ

善子「いい加減に起きてよ……」

254: 名無しで叶える物語 2017/12/27(水) 00:49:53.13 ID:0y0OO0N7.net
曜「……」ピクッ

善子「!?」ガタッ

曜「よ……しこ……ちゃ…………」

善子「曜さん! 大丈夫!?」

曜「そこに……いるの……?」

善子「ここよ! 目の前にいるじゃない!」

曜「どこ……?」

善子「ここ!!」ガシッ

曜「真っ暗で見えないよ……」

善子「え……?」

曜「ねぇ、いたら返事して……」

善子「ここにいるわよ!!」

曜「私……死んだのかな」

善子「生きてる! 喋ってるじゃない!!」

曜「あはは……バチがあたったのかな」

曜「ごめんなさいママ……」

曜「約束守れなくて……」グスッ

善子「……っ!!」チュッ

曜「……善子ちゃん?」

善子「そうよ! 分かる!?」

曜「今の……善子ちゃんかな」

善子「私よ!」チュゥゥ

曜「……」ギュ

善子「あ……」

曜「見えないけどここにいるんだね」

曜「声も聞こえないけど……たぶんここに」

255: 名無しで叶える物語 2017/12/27(水) 00:50:17.86 ID:0y0OO0N7.net
善子「いるわよ」チュッ

曜「……」

善子「……」レロッ

曜「……」

善子「……」

曜「……善子ちゃん。聞こえてる?」

善子「何?」

曜「私におしっこかけてくれないかな」

善子「……は??」

曜「そこにいるんだよね? 匂いで分かるよ……」

曜「だからもっと嗅がせてほしいの」

善子「だ、だからっておしっこなんて……」

曜「善子ちゃぁん……」

善子「分かったわよ。こうなったのは私のせいでもあるんだし」スルッ

曜「えへへ」

善子「聞こえてるんじゃない」

曜「善子ちゃん、きっとかけてくれるよね……」

善子「……」

曜「まだかな……」

善子「もうっ」

ショワァ……

曜「……」

ジョボボ

曜「この匂い……」

ジョボボ

曜「善子ちゃんだ」

善子「ええ。曜さんの大好きな……」

ジョボボ

曜「そこにいるんだよね」

256: 名無しで叶える物語 2017/12/27(水) 00:51:07.92 ID:0y0OO0N7.net
善子「いるわよ。ずっと一緒に」

チョロロ……

曜「はぁ……いい匂いだった」

善子「どうも」

曜「音が聞こえないのが残念だけど……」

曜「あと善子ちゃんの恥ずかしがってる姿が見えないのも残念だけど」

善子「……」

曜「大好きだよ」

善子「私もよ」

曜「ありがとう」

善子「えっ?」

曜「私、善子ちゃんに会えてよかったよ」

善子「ねぇ、今の聞こえたの?」

曜「ううん、何となくそんな気がしたの」

善子「聞こえたのね!? ねぇ!!」

曜「……」

ガクッ

善子「え……」

曜「」

善子「嫌よそんなの」

善子「起きてよ。私の声聞こえたんでしょ?」ユサユサ

曜「」

善子「嫌あああああ!!!!」

……

…………

……………………

257: 名無しで叶える物語 2017/12/27(水) 00:51:37.40 ID:0y0OO0N7.net
……………………

…………

……

 次は終点 沼津駅に止まります

「善子ちゃん、まだ?」

善子(あれ……?)

「もう着いちゃうよ」

善子「曜さんっ!?」

曜「うわっ!!? 動いちゃダメ!!」ガシッ

ジョボボ

善子「えっ、えっ!!?」

ジョボボ

曜「ペットボトル、持ってきておいてよかった」

チョロロ……

善子「よ、曜さん何やって……」

曜「善子ちゃんが寝ながらモゾモゾし始めたからおねしょかなって思ったの」

善子「え……それじゃ今の、全部夢……?」

曜「ん?」

善子「私のこと見えてる?」

曜「何言ってるの善子ちゃん」アハハ

曜「さてと、フタをしっかり締めて……」キュッ

曜「後で飲もうっと」ゴソゴソ

善子「私の声聞こえてる?」

曜「んー?」

善子「……っ!!」チュッ

曜「おっと、善子ちゃん大胆だね……」

善子「……」レロッ

曜「……っ!?」ビクッ

善子「……」チュゥゥ

258: 名無しで叶える物語 2017/12/27(水) 00:52:22.44 ID:0y0OO0N7.net
曜「と、とりあえず拭かない?」

善子「そんなの後でいいわよ」

曜「そうかな……」

善子「もう少し、このままでいたいわ」ギュ

曜「終点だよ?」

善子「関係ないわ」

曜「運転手さん来ちゃうよ?」

「あの……お客さん?」

曜「はい、すぐ降りますので」

曜「善子ちゃんも早く」

善子「……」ギュー

「次のお客さんが乗るので降りてください」

曜「はい!」

曜「仕方ないなぁ」グイッ

曜「服につけたら怒るからね?」

善子(曜さんの背中……)

善子(温かい)フフッ

曜「何笑ってんの」

善子「何でもないわよ」

曜「……」

善子「ほっぺたどうしたの? 真っ赤よ」

曜「えっ? ほんとだ」

善子「思い切り手形ついてるわね」

曜「こ、こわ……」ガタガタ


バス編 終わり

275: 名無しで叶える物語 2017/12/30(土) 11:56:25.29 ID:8tm0zV6j.net
 沼津駅 トイレ

曜「大丈夫?」

「ええ。服は無事みたい」

曜「そっか。うん、よかったよ」

「助かったわ。でもよく間に合ったわね」

曜「寝言で分かったよ」

「えっ」

曜「夢の中でおしっこしてるみたいだったから」

「私、そんな寝言を……?」

曜「あ、でも口は塞いどいたから他の人には聞かれてないと思うよ」

「そう……。何から何まで悪いわね」

曜「ママにペットボトルでのやり方習っておいてよかったよ。バスの中で溢したら大惨事になるところだった」

「うまくいかなかったらどうしたのよ」

曜「もちろん直飲みだね」

「それ、他の人に見られたら大変よ」

曜「そうだね。まるで私が変態みたいになっちゃうもん」

「変態みたいじゃなくて変態そのものよ」

曜「まあ、でもバスや電車の中って意外と他の人のこと気にしないからね」

「それはみんなが同じことをしているからでしょ? おしっこを飲んでいる人がいたら気づくわよ」

曜「そうかも」

「やっぱりおむつしてくればよかったかしら」

曜「そういえばどうしてしてこなかったの?」

「……」

曜「うん、トイレトレーニング中なんだね」

「違うわよ」

曜「私はとっくに卒業したけど、善子ちゃんはできるかなぁ」

「おねしょはするんでしょ?」

曜「たまにね」

「それ、トレーニングできてないってことよね」

曜「私はわざと漏らしてるからいいんだよ」

276: 名無しで叶える物語 2017/12/30(土) 12:02:19.51 ID:8tm0zV6j.net
「何のために?」

曜「それはもちろん、快感のためかな」

「うわ……」

曜「あっ、どうぞ。空いてます」

「えっ、他に人いたの!?」

曜「さっきからいるよー」

「全部聞かれてたんじゃ……?」

曜「どうかな? みんな気まずそうな顔して出ていったけど」

「聞かれてるじゃない!!」

曜「大丈夫だよ。私はともかく善子ちゃんは個室の中で見られてないんだし」

「曜さんは見られてもいいの?」

曜「別に見られて困るようなことしてないからね」

「……そ、そうなんだ」

曜「でも善子ちゃんが恥ずかしいって言うなら私も隠れるよ」

「そうね、そうしてもらえると助かるわ」

曜「開けるね」ガチャ

善子「えっ」

曜「わぁ……」

善子「バカっ! どうやって開けたのよ! 鍵は!?」

曜「してなかったよ」

善子「早く閉めて!」

曜「うん」バタンッ

善子「鍵!」ガチャン

曜「……」

善子「誰もいなくてよかった……」ホッ

曜「私を個室に連れ込んでどうするつもり?」

善子「あ、トイレの外で待っていてもらえばよかったわね」

曜「私は嫌だよ」

善子「何でよ」

277: 名無しで叶える物語 2017/12/30(土) 12:03:54.00 ID:8tm0zV6j.net
曜「こんな間近で善子ちゃんのお尻を見られるなんて……」ドキドキ

善子「見なくていい!」

曜「そういえばまだ拭き終わってなかったの?」

善子「下着が濡れたから履き替えようと思って」

曜「代わりの下着持ってきてたの? 漏らす前提じゃん」

善子「万が一のことがあるかもしれないでしょ!」

曜「おむつしてくればよかったのに」

善子「……」

曜「私が替えてあげるよ」

善子「そうじゃないわよ! おむつってアウターに響くから嫌なの」

曜「あぁ、そういうこと」

善子「そうよ。今日みたいなタイトなワンピースだと目立つでしょ?」

曜「確かに目立つね。私も経験あるから分かるよ」

善子「あるのね……」

曜「ワンピースなんて似合わないかな?」

善子「そんなこと言ってないわよ」

曜「善子ちゃんはすっごく似合ってるよ?」

善子「ありがと」

曜「でもさ、長いワンピースだと下着替えるの大変じゃない?」

善子「そうなのよ。裾が床に着いちゃいそうだし……」

曜「一旦脱げば?」

善子「嫌よ!」

曜「何で」

善子「曜さんが変な目で見てくるから!」

曜「み、見てないよ」

善子「いいから裾持ってて」

曜「うん……」スッ

善子「もう少し捲くって」

278: 名無しで叶える物語 2017/12/30(土) 12:04:55.86 ID:8tm0zV6j.net
曜「いいの?」

善子「もう少し」

曜「……」クイッ

善子「そのまま持っててよね」スルッ

曜「……」ドキドキ

善子「……手、震えてるけど大丈夫?」

曜「何かすごくいけないことしてる気がする……」ドキドキ

善子「えっ」

曜「善子ちゃんのワンピース捲くって下着見てるんだよ?」

善子「き、着替えなんだから仕方ないでしょ!? 嫌なら目を瞑ってなさい」

曜「……」ジー

善子「見過ぎだから」

曜「はっ……。ごめん見惚れちゃってた」

善子「そこの、新しい下着取ってくれる?」

曜「うん」ヒョイ

曜「可愛い下着だね」

善子「はいありがとう。それじゃこっちは袋に入れて縛って」スッ

曜「善子ちゃんのおしっこパンツ……」

善子「あ、手が汚れちゃうから袋持っててくれればいいわよ」

曜「ううん、持たせて」パッ

善子「あっ! 裾ちゃんと持っててよね!」

曜「まだ温かい……」

善子「聞いてる?」

曜「すぅ……はぁ……」

善子「うわ……」

曜「ごめん、我慢できなくなっちゃった」モゾモゾ

善子「えっ、まさかおしっこ? ちょっと待って一旦退くから」

曜「善子ちゃんの匂い嗅ぎたい」

善子「嫌よ。って言うか今嗅いだじゃない」

279: 名無しで叶える物語 2017/12/30(土) 12:05:54.39 ID:8tm0zV6j.net
曜「直接嗅ぎたいの」

善子「そんなこと言われても出ないわよ」

曜「だから直接だってば」グイッ

善子「きゃっ!?」

曜「ごめんね? でも本当にもう我慢できなくて……」グッ

善子「ば、バカっ! 怒るわよ!?」

曜「あぁ……♡」クンクン

善子「そんなところ嗅いじゃダメ……っ」

曜「ちょっとだけ舐めさせて」ペロッ

善子「ひゃあん♡♡」ビクッ

曜「……っ」チュゥゥ

善子「どこ吸ってるのよ! やめてってば!!」

曜「出して。今すぐここで出してよ」

善子「無理よ……そんなにすぐ出るわけないじゃない」

曜「お願い。ちょっとだけでいいから」

善子「ちょっとも出ないわよ」

曜「私のも出すから」

善子「いらない」

曜「じゃあ私が先に出す」

善子「退くからしていいわよ」

曜「……」グイッ

善子「えっ、ちょっ」

曜「……」スルッ

善子「な、何……?」

曜「顔にかけちゃうよ」

善子「曜さんの……あそこが目の前に……」ドキドキ

曜「かけちゃうからね?」

善子「ダメっ! 絶対にダメ!!」

曜「善子ちゃんが出してくれないなら私が出すしかないじゃん」

善子「出してもいいけどダメ! 服が汚れちゃう!」

280: 名無しで叶える物語 2017/12/30(土) 12:06:55.45 ID:8tm0zV6j.net
曜「じゃあ飲んでよ」

善子「い、嫌よ……」

曜「服、汚れてもいいの?」

善子「よくない……」

曜「出すよ」

善子「ちょっと待っ……」チュッ

曜「んん……」ジワッ

善子「……」チュゥゥ

曜「あ……」

善子「……」ゴクッ

曜「すごく気持ちいい……」

善子「……」ゴクッゴクッ

曜「善子ちゃんが私のおしっこ飲んでるんだよ……?」

曜「私なんかの汚いおしっこを……」

善子「……」ゴクリ

曜「ふぅ……」

善子「……」フキフキ

曜「すごく……よかったよ」

善子「そう」

曜「どうだった?」

善子「思ったよりは嫌じゃない……かも」

曜「えへへ」

善子「また飲んであげてもいいわ」

曜「キスしていい?」

善子「私の口の中、曜さんのおしっこまみれだけど」

曜「大丈夫だよ」チュッ

善子「……」ドキドキ

曜「んぅ……♡」

善子「っ……」

281: 名無しで叶える物語 2017/12/30(土) 12:07:54.70 ID:8tm0zV6j.net
曜「ありがと」パッ

善子「もうお終い?」

曜「本当に我慢できなくなっちゃいそうだからやめとく」

善子「いいって言ったら?」

曜「え?」

善子「我慢しなくてもいいって言ったらどうする?」

曜「え……それって」

善子「いいわよ」ドキドキ

曜「……」

善子「曜さんの好きにして」

曜「ママに怒られちゃうよ?」

善子「黙ってれば分からないでしょ」

曜「……」

善子「早く」

曜「ごめん」

善子「……」

曜「着替えたら次行こう」

善子「は???」

曜「ほら、下着履かせてあげる」

善子「ちょ、ちょっと待ちなさいよ」

曜「ん?」

善子「今、私何て言ったか聞こえた?」

曜「『ちょ、ちょっと待ちなさいよ』」

善子「その前」

曜「『は???』」

善子「その前よ!! 曜さんの好きにしていいわよって言ったの!!」

曜「うん」

善子「何でもしていいのよ? あ、服を汚すのは嫌だけど」

曜「でもおしっこ出ないんでしょ?」

善子「出ないけど! おしっこ以外にしたいことあるんじゃない?」

282: 名無しで叶える物語 2017/12/30(土) 12:09:11.97 ID:8tm0zV6j.net
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283: 名無しで叶える物語 2017/12/30(土) 12:09:46.52 ID:8tm0zV6j.net
曜「うーん、例えば?」

善子「そ、それを私の口から言わせるの?」

善子「……   なことに決まってるじゃない」ボソッ

曜「ごめん聞こえなかった」

善子「   なことよ!! したいんでしょ!? だからしていいって言ってんの!」

曜「しないよ」

善子「してよ!!」

曜「してほしいの?」

善子「いやっ、そ、そういうわけじゃないけど」

曜「じゃあ着替えて行こう」

善子「え……」

曜「善子ちゃんに酷いことはしないって決めたから」

善子「だからしていいって……」

曜「ママとも約束したし」

善子「お互い黙ってれば分からないでしょ?」

曜「そうかもしれないけど……」

曜「私、善子ちゃんといられなくなったら嫌だもん」

善子「私だって嫌よ。だけどママに決められるのはもっと嫌」

曜「……」

善子「いつまでも子どもじゃないの。ママに言われたからって好きな人と好きなことできないなんて、そんなのおかしいわよね?」

曜「でも……」

善子「あっそう。ふーん? よく分かったわ」

曜「ありがとう」

善子「曜さん本当は私のことなんて好きじゃないんでしょ」

曜「す、好きだよ? 何言ってるの善子ちゃん」

善子「曜さんが好きなのは私じゃなくてママなのよね。だからママの顔色ばかり伺ってるんじゃない?」

曜「……」

善子「ママに頼まれたからこうして付き合ってくれてるだけなのよ」

善子「ママのこと大好きって何度も言ってたものね」

曜「善子ちゃんのことも大好きだよ!」

284: 名無しで叶える物語 2017/12/30(土) 12:11:23.34 ID:8tm0zV6j.net
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285: 名無しで叶える物語 2017/12/30(土) 12:11:51.78 ID:8tm0zV6j.net
善子「私のこと『も』? ママのついでなの??」

曜「あっ、その……それは言葉の綾といいますか」

善子「帰りましょ。もう疲れちゃった」

曜「待ってよ。まだバスに乗っただけで何も……」

善子「あぁ、そうだったわね。買い物をしに来たんだった。じゃあさっさと済ませて帰るわよ」ガチャ

曜「……」グイッ

善子「何よ」

曜「そんな風に言われるの、すごく傷つくよ」

善子「あらそう? じゃあどう言えばよかったのかしら」

曜「私が善子ちゃんのこと好きじゃないって? そんなわけないじゃん」

曜「好きじゃない子にこんなことしないよ……」

善子「でもママの次なんでしょ?」

曜「善子ちゃんが一番だよ」

善子「じゃあどうしてよ」

善子「どうして私といるのにママの名前が出てくるわけ!!?」

曜「それは……善子ちゃんとはきちんとお付き合いしたいって思ってるからで」

善子「どうやって信じればいいの? キスはしてくれるしおしっこも飲んでくれる」

善子「でもその先は? どうしてできないの?」

善子「嫌だからじゃないの? 私のことが! ママに嫌われることが!!」

曜「……」

善子「本当に私のことが好きなら証明してよ」

善子「私だけが好きなんだってここで見せてよ」

曜「分かったよ」

曜「どうすれば信じてくれる?」

善子「ママに『大嫌い』って言って」

286: 名無しで叶える物語 2017/12/30(土) 12:12:51.60 ID:8tm0zV6j.net
曜「えっ?」

善子「今すぐ電話して、ママに大嫌いって言って!!」

曜「できるわけないでしょそんなこと」

善子「言えないなら私、曜さんのこと信じられない」

善子「ママじゃなくて私が好きなんだって分かるまでは、私……」

曜「善子ちゃん……」スッ

善子「やめて!」バシッ!

曜「いたっ!? な、何するの」ヒリヒリ

善子「今更遅いのよ」

曜「さっきしてもいいって……」

善子「だったらさっきしなさいよ!! 何でしなかったの?」

曜「……」

善子「いいから早く電話しなさい。じゃないと私、曜さんのこと嫌いになるわよ」

曜「そ、そんな……」

善子「早くして。できないなら今すぐ帰るから」

曜「……」

善子「早く。あと10秒以内にして」

曜「……」

善子「9……8……7……」

曜「……」

善子「6……5……4……」

曜「……」

善子「3……」

曜「するよ」スッ

善子「ちゃんと言うのよ。『ママのことなんて大嫌い』ってね」

曜「……」スッスッ

287: 名無しで叶える物語 2017/12/30(土) 12:14:07.76 ID:8tm0zV6j.net
プルル……

善子「……」

曜「出ないみたいだよ」

善子「出るまで待ちなさい」

プルル……

曜「……」

『もしもし? 曜ちゃん?』

曜「はい……」

『どう? デートは。うまく行ってる?』

曜「……」

『曜ちゃんのこと信じてるからね』

曜「……」

『もしもし? 曜ちゃん聞こえてる?』

善子「早く言いなさいよ」

曜「……」

『曜ちゃん? 善子はいるの?』

曜「私」

『何?』

曜「ママのことが嫌いです」

『……え?』

曜「ごめんなさい……でも私、ママのことが」

曜「……」

『曜ちゃん? 大丈夫??』

曜「ママのこと大嫌いなんです」

『な、何言ってるの? ねぇ曜ちゃん変よ??』

曜「……」

善子「よく言ったわ」

曜「うん……」

善子「もう電話は切っていいから」

『もしもし? 曜ちゃ……』

288: 名無しで叶える物語 2017/12/30(土) 12:15:24.41 ID:8tm0zV6j.net
ピッ

曜「……」

善子「よく言えたじゃない」ギュッ

曜「うん……言えたよ」グスッ

善子「頑張ったわね」ナデナデ

曜「だって……善子ちゃんのこと好きだから……」ポロポロ

善子「何よ、泣くほど好きだったの?」

曜「大好きに決まってるじゃん……」

曜「うぅぅ……! あああぁあぁぁああぁ!!!」

善子「わっ、大きな声出さないで! びっくりするじゃない」

曜「これでいいんだよね!? 私、善子ちゃんのこと好きなんだよね!!?」

善子「ええ、もちろんよ。だから落ち着いて……」

曜「善子ちゃんのこと……大好きなんだよね??」

善子「分かったから……」ナデナデ

曜「大好きなのに……やっと信じてもらえたのに……」

曜「どうしてこんなに嬉しくないの……?」

善子「嬉しいでしょ?」

曜「嬉しくないよ……」

善子「私に大好きって言ってもらえて嬉しいわよね?」

曜「……」

善子「大好きよ」ギュッ

曜「ううっ……」

善子「キス、してもいいわよ」

曜「……」

善子「しないの? じゃあ私から……」スッ

バシッ

曜「……」

善子「何するのよ」

曜「ごめん」

289: 名無しで叶える物語 2017/12/30(土) 12:15:57.65 ID:8tm0zV6j.net
善子「私のこと好きなんでしょう? ならキスくらいさせなさいよ」スッ

チュッ

曜「……」

善子「ふふ」

善子「続き……する?」

曜「帰らなきゃ」

善子「えっ」

曜「今日はもう帰らないと」

善子「は?? 意味が分からないんだけど」

曜「……」ガチャ

善子「待ちなさいよ」グイッ

曜「触らないで」パッ

善子「……っ!」

曜「さよなら」ダッ

タッタッ

善子「……何なのよ」

善子「やっぱり私じゃ不満なんじゃないの」

善子「……」

善子(曜さんが好きなのは私じゃない)

善子(私のおしっこと……私のママ)

善子(私は……)

善子「……」グスッ

善子「それでも好きなの……」ポロポロ

290: 名無しで叶える物語 2017/12/30(土) 12:16:32.43 ID:8tm0zV6j.net
_

291: 名無しで叶える物語 2017/12/30(土) 12:17:42.01 ID:8tm0zV6j.net
プルル

『もしもし、曜ちゃん? どうしたの』

曜「ごめんなさい!!」

『何かあった?』

曜「私……ママのこと嫌いなんて言ってごめんなさい!」

『急に嫌われたからびっくりしちゃったわよ』

曜「本当は大好きです……」

『そう……』

『善子は?』

曜「……」

『きっとあの子が言わせたのね』

曜「違います」

『庇わなくてもいいわよ。嫉妬深い善子のことだもの、無理なわがままを言ったのでしょう』

曜「……」

『あの子のこと、嫌いになった?』

曜「……分かりません」

『善子もバカねぇ。こんなことして本当に嫌われたらどうするのよ』

曜「善子ちゃんのことは大好きです。でも……」

曜「今の善子ちゃんは……嫌いです」

『……』

曜「善子ちゃん、どうしてあんなこと言ったのかな……」

『善子に嫌いって言ったの?』

曜「いえ……」

『きちんと言ってあげて』

曜「そんな酷いこと言えません」

『本当にあの子のことが好きなら、思ったことを伝えてあげて』

曜「はい……」

『応援してるからね』

292: 名無しで叶える物語 2017/12/30(土) 12:19:02.00 ID:8tm0zV6j.net
曜「……」

善子「……」

曜「あっ」

善子「最低」

曜「善子ちゃん、あのね」

善子「やっぱりママと電話してたのね」

曜「こ、これは違うんだよ。さっきママに嘘ついちゃったから謝らなきゃって……」

善子「ちょっとでも期待した私がバカだったわ」

曜「わ、私……」

善子「さよなら」

曜「善子ちゃんなんて嫌いだよ!!!」

善子「……え?」

曜「善子ちゃんはいつもいじわるだけど、こんなにいじわるな善子ちゃんは嫌い!」

善子「……」

曜「善子ちゃんはいつもわがままだけど、こんなにわがままな……」

善子「何よ、ママに私の悪口でも言ってたの?」

曜「ごめんね」

曜「私も善子ちゃんの立場だったら、たぶん嫉妬しちゃうよね」

曜「自分よりお母さんのことが大切なんだって……言われてるみたいで」

善子「……」

曜「私、善子ちゃんとそういうことする勇気がなかっただけなんだよ」

曜「やったことないから上手くできるか分かんないし」

曜「善子ちゃんに酷いことして嫌われたくないし……」

曜「だから今日はやめとこうって、そう思ったの」

293: 名無しで叶える物語 2017/12/30(土) 12:21:49.46 ID:8tm0zV6j.net
曜「でも……」

曜「私、やっぱり善子ちゃんのことが好き」

曜「本当は善子ちゃんと色んなことしたい」

曜「大好きって言葉じゃなくて伝えたいよ」

曜「私の全部を善子ちゃんにあげたい……」

曜「だから、善子ちゃんの全部を私にください」

善子「……」

曜「お願いします」ペコッ

善子「……」

ザワザワ

曜「こんな私じゃダメかな……?」

善子「何もこんなところで言わなくてもいいじゃない」

曜「だって、今言わなかったらこの先ずっと言えなそうなんだもん」

善子「だからって……みんな見てるわよ」

曜「気にしないよ」

善子「少しはしてよね」

曜「うん」

善子「それで……返事だけど」

曜「……」

善子「こちらこそ、お願いします」ペコッ

パチパチ

パチパチパチパチ

ザワザワ

曜「えへへ、みんなありがとう」

善子「恥ずかしいから早く行きましょ」グイッ

曜「うんっ!」

294: 名無しで叶える物語 2017/12/30(土) 12:22:59.32 ID:8tm0zV6j.net
_

295: 名無しで叶える物語 2017/12/30(土) 12:24:35.29 ID:8tm0zV6j.net
曜「それで、どこ行くの?」スタスタ

善子「決まってるでしょ、お買い物よ」スタスタ

曜「トイレは?」

善子「行かない」

曜「え、だって善子ちゃんそういうことしたいんじゃ……?」

善子「デートには順番ってものがあるのよ」

曜「……」

善子「何よ、そんなに今すぐしたかったの?」

曜「いや……善子ちゃんの方がしたそうだったって言うか……」

善子「あれは忘れて」

曜「こんな風に冷たくあしらってても私以上に私の体が欲しかったなんて……」ドキドキ

善子「そんなこと言ってないでしょう!?」

曜「私の体が欲しいんじゃないの?」

善子「……欲しいわよ」

曜「やっぱり! 善子ちゃんは私より私の体が……」

善子「じゃあ曜さんは私より私のおしっこが好きじゃないのね?」

曜「」

善子「ごめんなさい、いじわるしちゃったわ」

曜「ごめんなさい」

善子「そこで謝らないでよ。本当に私よりおしっこが好きなのかと思うじゃない」

曜「……」

善子「えっ」

曜「あはは、嘘だよ! 本当は善子ちゃんの方が好き!」ダキッ

善子「歩きにくいから抱きつかないでよ!」

曜「もしこの先善子ちゃんのおしっこが飲めないとしても、善子ちゃんのこと嫌いにならないからね」

善子「言ったわね。もうおしっこは飲ませないし見せないから」

曜「私と   できなくても私のこと嫌いにならない?」

善子「な、ならないわよ」

曜「本当かなぁ」

善子「今だってこんなに好きだもの」

296: 名無しで叶える物語 2017/12/30(土) 12:25:15.60 ID:8tm0zV6j.net
曜「それは今日できるって分かってるからでしょ?」

善子「違うわよ!」

曜「じゃあしなくてもいい?」

善子「そ、それは……」

曜「ふふ」ニヤニヤ

善子「曜さんこそ本当に私とおしっこできなくても嫌いにならないでしょうね!?」

曜「ならないよ」

善子「本当に?」

曜「本当だよ。私は善子ちゃんのおしっこも好きだけど、善子ちゃんの方がずーーーっと好きだもん」

善子「……」カァアア

曜「でも残念だなぁ。善子ちゃんのおしっこが二度と飲めないなんて」ハァ

善子「……」

曜「あ、さっきのペットボトル」ガサゴソ

曜「えへへ。これがこの世でただ一つの善子ちゃんのおしっこ」サッ

善子「まだ持ってたの? トイレで捨ててきなさいよ」

曜「間違えた、これママのだ」ガサゴソ

善子「何で持ってきてるのよ!!」

曜「善子ちゃんのはこっち」サッ

善子「両方とも捨ててきて」

曜「な、何で?」

善子「何でもよ!!」

297: 名無しで叶える物語 2017/12/30(土) 12:25:44.32 ID:8tm0zV6j.net
曜「嫌だって言ったら?」

善子「曜さんのこと、嫌いになるかも」

曜「わ、分かったよ。捨ててくるよ……」グスッ

善子「そんなの飲まなくても、新しいの飲ませてあげるわよ」

曜「え」

善子「あ、今のはナシ。忘れて」

曜「言ったね!? 新しいの飲ませてくれるって!!」

善子「……」

曜「善子ちゃんのおしっこ!! 出来たてしぼりたての新鮮おしっこ!!!」

善子「分かったから大きな声で言わないで!!」バシッ!

曜「あいたっ!」

善子「もう……」

曜「……本当に捨てないとダメ?」

善子「ダメ!! 特にママのは絶対捨てて!!」

曜「はぁい……」

善子「私も一緒に行くから」

曜「一人で行けるよ」

善子「曜さんのことだもの、『一口くらい飲んでからでもいいよね……』とか言って飲むに決まってるんだから!」

曜「なぜバレたし」

善子「はぁ……」

298: 名無しで叶える物語 2017/12/30(土) 12:26:43.38 ID:8tm0zV6j.net
 トイレ

曜「……」

善子「さ、他の人が来る前に早く済ませちゃいましょ」

曜「……」キュッキュッ

曜「……」パカッ

曜「……」

善子「どうしたのよ」

曜「本当にダメ?」

善子「しつこいわね! 貸して、私がやる!」バッ

曜「あっ待って!」グッ

善子「貸しなさいってば!!」グイッ

曜「待ってよ! 匂いだけ!!」グイッ

善子「あっ」ツルッ

曜「あっ」パッ

バッシャーン

曜「……」グスッ

善子「床中おしっこまみれに……」

曜「もったいない……」

善子「服は無事?」

曜「うん……」

善子「床、片付けないとね」

曜「すぅぅ……!!」

善子「聞いてる?」

曜「はぁぁ……!!」

善子「タイルの床だからバケツで水汲んで流しましょ」

曜「いい匂い……♡♡」

善子「バカなこと言ってないで早く。他の人が来たら大変だわ」

曜「そうだね。えーと、掃除道具は……」ガサゴソ

299: 名無しで叶える物語 2017/12/30(土) 12:27:27.01 ID:8tm0zV6j.net
善子「バケツで水まいて、デッキブラシで擦りましょ」

曜「あっ、いいもの発見」

善子「掃除中の看板……?」

曜「これを入り口に置いておけば誰も入ってこないよ」

善子「そうね、それが安全だわ」

曜「二人きりだからって変なことしちゃダメだよ?」

善子「分かってるわよ!!」

曜「しないの?」

善子「……」

曜「嘘。デートには順番があるもんね」

善子「ど、どうしてもって言うならここでしても……」カァアア

「善子ちゃん、これどこに置いたらいいかな?」

善子「って聞きなさいよ!!」

曜「えっ? 何か言った?」

善子「適当に入り口から見える位置に置けば大丈夫よ」

曜「うん。ありがとう」

善子「……」

「この辺かなぁ。やっぱりこっちの方が……」

善子「はぁ……。まさかデートでトイレ掃除をすることになるなんてね」ゴシゴシ

300: 名無しで叶える物語 2017/12/30(土) 12:28:10.27 ID:8tm0zV6j.net
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